JP3055409B2 - 揚力低減装置 - Google Patents

揚力低減装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車体の下面に設
けられる揚力低減装置、特に、地上高の低い車両に適し
た前輪揚力低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行時には、車両の前方対向面に
気流が押圧力を加え、同時に車両表面近傍の気流が車両
に対し揚力を生じさせるように流れる。このため車速の
増加に応じて車両に空気抵抗力と揚力とが加わり、この
内、空気抵抗力は車両の駆動力を押さえるように働き、
揚力は車両の駆動力や制動力の低下を生じさせる。そこ
で、車両の形状を設定する上で、空気抵抗力や揚力を低
減させるような形状を選択することが行なわれており、
特に、揚力低減のため各種の床下空力デバイス、例え
ば、図8(a)、(b)に示すようなエアダム1やアン
ダーカバー2が使用されている。
【0003】ここで、エアダム1は車幅方向(紙面垂直
方向)に長く形成され、車体下面より突出す部分のう
ち、前方対向壁を凸形状と成し、その凸状のダムに走行
時に気流が当たり剥離することで、車両前部の揚力低減
力(ダウンフォース)を得ている。一方、アンダーカバ
ー2は車体下方に膨出する壁面により気流の流速を早
め、車両下方を負圧化し、前輪揚力低減効果を得てい
る。ところで、近年、車両は空気抵抗低減化(低C
D化)がより図られるようになり、車両の床下フラット
化、地上高の低減化が促進されている。
【0004】このため、車両の下面より突出するエアダ
ム1やアンダーカバー2の突出量がアプローチアングル
αに対する規制を受けやすく、結果として、前輪揚力低
減(CLF低減)効果が十分得られないという問題があ
る。更に、エアダム1は形状抵抗が大きく、空気抵抗低
減化(低CD化)を図りずらいという問題もある。一
方、実公平1−15577号公報にはフロント車体の下
部を覆う板材に下方に突出するV字突起を形成し、この
V字突起の下流側に斜め後方に向けて渦流を生成させ、
これにより前輪揚力低減(CLF低減)効果が得られるよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公平1−1
5577号公報のV字突起はV字の頂点部分より左右に
分岐して延びる左右突起部が挾む挟角が50°程度と成
っており、車幅方向中央部にのみ配され、車幅方向の全
域には配備されず、結果としてV字突起下流に生成され
る渦流の量が少なく、揚力低減(CL低減)効果が十分
得られないという問題がある。これは現状の車両では、
車体前側下部に設けられる基板がその車両前後方向幅が
車幅方向幅に対して小さいものが多く、このため、左右
突起部が挾む挟角が50°程度の場合、車幅方向中央部
にしかV字突起を配備できないということに起因してい
ると推測される。
【0006】更に、V字突起を過度に前方位置に寄せよ
うとすると、V字突起の突出端がアプローチアングルα
による規制線に干渉し、V字突起の突出量が規制を受
け、この点で前方に寄せにくいという問題もある。この
結果、実公平1−15577号公報のV字突起では前輪
揚力低減(CLF低減)効果が十分得られないという問題
がある。更に、アプローチアングルαの規制が無い場合
にV字突起の突出量を過度に大きく設定すると、このV
字突起の形状抵抗が大きくなり、空気抵抗低減化(低C
D化)を図りずらくなるという問題もある。本発明の目
的は、空気抵抗低減化を図れると共に揚力低減効果が十
分得られる揚力低減装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車体前側下部の基板と、上記
基板の下向き面より下方に突出形成されると共に車両中
心線上にV字の頂点部分を位置させたV型突起及び上記
車両中心線上で上記V字の頂点部分より前方位置に左右
突起部の延長線の交点を位置させたハ型突起とを備え、
上記V型突起及び上記ハ型突起の少なくとも一方の前向
き面がその下端側ほど車両後方に偏るように傾斜して形
成され、且つ、上記ハ型突起の左右端末部の延長線に対
し車両内側領域に車輪が位置し、上記V型突起及び上記
ハ型突起の少なくとも一方の挟角が120°乃至160
°に設定されたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の揚力低
減装置において、上記車輪が前輪であることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、車両中心線上にV字の頂点
部分を位置させたV型突起と車両中心線上でV字の頂点
部分より前方位置に左右突起部の延長線の交点を位置さ
せたハ型突起とを基板の下向き面に対して下方に突出形
成し、しかも、V型突起及びハ型突起の少なくとも一方
の挟角が120°乃至160°に設定される。このた
め、車幅方向に十分な幅でV型突起を装備することが出
来、渦流の発生域を比較的大きく確保出来る。特に、V
型突起及びハ型突起の少なくとも一方の前向き面がその
下端側ほど車両後方に偏るように傾斜して形成され、且
つ、ハ型突起の左右端末部の延長線に対し車両内側領域
に車輪が位置するように設定されるので、V型突起及び
ハ型突起の前向き傾斜面が気流を後方にガイドし易くな
り、ハ型突起の左右端末部より車側方側に流動する気流
が車輪に巻き込まれる量を低減できる。
【0010】請求項2の発明は、V型突起の左右端末部
より車側方側に流動する気流が前車輪に巻き込まれる量
を低減できる。
【0011】
【実施例】図1、図2に示す車両10の図示しないエン
ジンルームの前側下部を覆う板金製の基板であるアンダ
ーカバー11上に装備される。アンダーカバー11は概
略皿状を呈し、主部を成す平板12と、平板12より下
方に突出形成されるV型突起13及びその前方位置に並
行に配設されるハ型突起14と、周縁部の複数個所より
延出するブラケット121とを備え、これらが一体的に
形成されている。
【0012】図3に示すように、平板12は平坦な下向
き面aを形成し、その下向き面aの進行方向前側に湾曲
周縁122を形成し、進行方向後側にほぼ直状の後周縁
123を形成される。ブラケット121はアンダーカバ
ー11の固定手段を成し、湾曲周縁122及び後周縁1
23よりそれぞれ延出し、その延出端が図示しない車体
基部に当接し、同部が図示しないねじにより車体に締め
付け固定される。ここでのアンダーカバー11の下向き
面aはその形状が車幅方向の幅に対して車両前後方向の
幅が大幅に小さく、車体の最前部に位置するというもの
である(図3参照)。このような下向き面aに対し車両
前面視において、車幅方向に連続的に突起部であるV型
突起13及びハ型突起14が配設される。
【0013】車両底面視において、V型突起13は車両
中心線Lc上に位置するV字の頂点部分131と、同頂
点部分131より斜め後方に直状に延びる一対の左右突
起部132を備え、全体は下向き面aの中央に配備され
ている。一方、ハ型突起14は車両中心線Lc上でV字
の頂点部分131より所定量前方位置に左右突起部14
1の延長線Lvの交点Pを位置させるように設けられ、
全体はV型突起13の前方の車側端側に設けられる。こ
こで、車両の前面視において、V型突起13の幅2×L
1に対して、左右突起部141の尖端間距離2×L2が
小さく設定される。
【0014】このため、車両前面視において車幅方向に
連続的に突起部であるV型突起13及びハ型突起14を
配設できる。さらに、ここではV型突起13及びハ型突
起14を組み合わせているため、挾角θを比較的広範囲
にわたって選択設定できる。なお、ここでは、平面視に
おいて、V型突起13及びその左右突起部132に並行
なハ型突起14の各挟角θが140°に設定される。な
お、この挟角θはV型突起13及びハ型突起14の形成
によって生じる前輪揚力低減(CLF低減)効果及び空気
抵抗低減化(低CD化)を考慮し、最適な値が設定され
るものであり、ここでは120°乃至160°に設定さ
れることが望ましい。これにより、揚力低減力(ダウン
フォース)を比較的大きく確保できると共に、空気抵抗
低減化(低CD化)を図ることができる。
【0015】図4、図5に示すように、V型突起13及
びハ型突起14は共にその横断面が三角状を呈し、その
底面部分が下向き面aに一体的に接合され、その前向き
面13a、14aがその下端側ほど車両後方側(車両前
方向Fと逆の方向)に偏るように傾斜して形成され、後
向き面13b,14bは下向き面aに対し垂直面として
形成される。このため、前向き面13a、14aは下向
き面aに沿って流れてくる気流fを前向き面13a、1
4aに達した際に、V型突起13及びハ型突起14を乗
り越え易く出来、V型突起13及びハ型突起14の受け
る空気抵抗を低減でき、低CD化を図り易い。
【0016】また、このハ型突起14と左右の前輪18
との関係は、図3に示すように、左右突起部132の延
長線Lvの左右端末部に対し、車両内側領域に左右の前
輪18が位置するよう設定される。これにより下向き面
aに沿って流れてくる気流fの内、左右突起部141の
左右端末部より車側端側に流動する気流f2が前輪18
に巻き込まれる量を低減でき、この点で空気抵抗を低減
でき、低CD化を図り易い。このような構成を採る揚力
低減装置は、車両の走行時において、前方から後方に流
れる気流fを受ける。
【0017】図1、図3に示すように、この気流fはア
ンダーカバー11の下向き面aに沿って流れ、下方に突
出するハ型突起14の左右突起部141の上下及び左右
に傾斜した前向き面14aに達すると比較的スムーズに
突起下端縁を乗り越え、垂直な後向き面14b側に流れ
込み、その際渦流sを生成する。この渦流sは直進方向
Fに対して左右側端側に傾斜する方向(3次元方向)に
向けて生成される。
【0018】一方、左右突起部141の尖端間より流れ
込んだ気流fはV型突起の前向き面13aとハ型突起の
後向き面14bの間を通過し、車側端側に向かう外向流
f1となる。ここでハ型突起14の尖端を乗り越え、左
右側端側に傾斜する方向に向けて生成される渦流sは、
外向流f1によって更に左右側端側及び前側に偏倚させ
られる。即ち、渦流sは左右突起部141にほぼ沿った
方向に向けて流れ、その渦流sの主要部は左右前輪18
の内側に達する。同時に、V型突起13の左右突起部1
32の前向き面13aに達する気流fの一部は比較的ス
ムーズに突起下端縁を乗り越え、垂直な後向き面13b
側に流れ込み、その際渦流sを生成する。この渦流sも
直進方向Fに対して左右側端側に傾斜する方向(3次元
方向)に向けて生成される。
【0019】この結果、V型突起13及びハ型突起14
の左右側端側及び比較的前側に広がる渦流s生成域で
は、渦流sの負圧が強く働き、アンダーカバー11を介
して車両前部を下方に引き寄せる力、即ち、前輪揚力低
減力(CLF低減力)であるダウンフォースFが車両の比
較的前部に働き、車両の駆動力や制動力の低下を確実に
防止できる。しかも、ここでの渦流sは直進方向Fに対
して左右側端側に傾斜する方向(3次元方向)に向けて
生成されるので、比較的、空気抵抗低減化(低CD化)
をも図り易いという利点がある。特に、ここでのアンダ
ーカバー11は車体下部の最前部に位置するため、ダウ
ンフォースFが前輪側に効果的に働く。
【0020】しかも、ここではV型突起13及びハ型突
起14の前向き面13a,14aの働きで、比較的スム
ーズに気流fが突起下端縁を乗り越え、渦流sを車両の
両側端方向に向けて生成する。この点でも直進方向Fに
対してほぼ直行する段部を成すエアダム(図8(a)参
照)と比較し、空気抵抗低減化(低CD化)を図り易
い。更に、ハ型突起14を越えずに、左右突起部141
の左右端末部より車側方側に流動する気流f1を前輪1
8の外側に流すので、前輪18に巻き込まれる気流量を
低減でき、この点で低CD化を図れる。また、ハ型突起
の左右突起部141の後方に生成された渦流sが左右前
輪18の内側に達することにより、ブレーキディスク1
81回りの熱流を渦流sの負圧が引き出し、冷却特性を
改善出来る。
【0021】ここで、本発明の揚力低減装置の特性を本
発明者の行なった風胴実験データによる特性線図(図6
参照)等と共に説明する。なお、ここで試験された揚力
低減装置は、通常の小型乗用車に装着されるもので、そ
の実寸法は次ぎのように設定されていた。即ち、V型突
起13及びハ型突起14は、基板としてのアンダーカバ
ー11の下向き面aからの突出量(h)が3cm、中心
線Lcと左右突起部141の左右端末部の間隔(H)が
70cm、左右突起部141の前後距離(T)が27.
5cm、挟角θが140°であった。
【0022】このような揚力低減装置の車体前後方向に
おける各位値の圧力係数CPを図6に示した。ここで○
印は現行のフラットのアンダーカバーの場合を示し、□
印がV型突起+ハ型突起付きアンダーカバーの場合を示
す。このV型突起+ハ型突起付きアンダーカバーの場
合、V型突起13とハ型突起14が重なる(側面視にお
いて)直下位置p1で、局所的に大きな負圧化が生じて
いることが明らかである。なお、図7には、アプローチ
アングルα一定のもとで、床下空力デバイスが全く無い
場合を基準点Dとし、各床下空力デバイスの空気抵抗変
化量ΔCDと前輪揚力変化量ΔCLFを比較して示した。
【0023】ここで、図8(a)のエアダム1の装備さ
れた場合の特性を△印で、図8(b)のアンダーカバー
2の装備された場合の特性を●印で、上述の実公平1−
15577号公報のV字突起を備えた場合の特性(本発
明者により確認されたデータ値による)を■印で、本発
明の揚力低減装置(V型+ハ型突起)を装備した場合の
特性を○印でそれぞれ示した。図7の各床下空力デバイ
スの空気抵抗変化量ΔCDと前輪揚力変化量ΔCLFの各
特性より明らかなように、エアダム(△印)やアンダー
カバー(●印)では前輪揚力変化量ΔCLFのマイナス増
加がほとんど得られず、実公平1−15577号公報の
V字突起(■印)では前輪揚力変化量ΔCLFのマイナス
増加が得られるが、空気抵抗変化量ΔCDがプラス側に
増加してしまっている。
【0024】これらに対し、本発明の揚力低減装置(○
印)では、空気抵抗変化量ΔCDのプラス側への増加を
防止でき、前輪揚力変化量ΔCLFのマイナス増加を確保
出来、これにより前輪揚力を低減させるダウンフォース
Fが得られ、車両の駆動力や制動力の低下を防止できる
ことが明らかである。上述のところにおいて、図1の揚
力低減装置は、前輪に対設されるアンダーカバー11に
装備された前輪用の揚力低減装置であったが、これに代
えて、図示しない後輪に対設される車体後側下部の基板
を用い、後輪用の揚力低減装置を図1の装置と同様に構
成することができ、この場合も同様の作用効果が得られ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、車両
中心線上に沿ってV型突起とハ型突起とを基板の下向き
面に突出形成し、V型突起及びハ型突起の少なくとも一
方の挟角が120°乃至160°に設定されるので、車
両前後方向の取付けスペースが車幅方向に比べて比較的
小さくても、V型突起とハ型突起とが車幅方向に十分な
幅で連続して装備可能であり、渦流の発生域を車幅方向
に比較的大きく確保出来るので、空気抵抗低減化を図れ
ると共に揚力低減効果が十分得られる。特に、V型突起
及びハ型突起の前向き傾斜面が気流を後方にガイドし易
く、しかも、ハ型突起の左右端末部より車側方側に流動
する気流が車輪に巻き込まれる量を低減できるので、空
気抵抗低減化を十分に図れる。
【0026】請求項2の発明は、特に、V型突起とハ型
突起とを組み合わせ、全体を比較的車体前方に配備でき
るので、これらを乗り越え生成される渦流をより左右側
端側及び前側に偏倚させることができ、空気抵抗を比較
的低く抑えられると共に、比較的車体前部に比較的大き
な揚力低減方向のダウンフォースを確保できることと成
り、このダウンフォースが前輪の空気抵抗低減化、前輪
揚力低減化を図れ、車両の高速化による車両前部の浮き
上がりを抑え、走行安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚力低減装置の斜視図であり、図2の
Z方向視に当たる図である。
【図2】図1の揚力低減装置を装備した車両の側面図で
ある。
【図3】図1の揚力低減装置の底面図である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】図3のB−B線拡大断面図である。
【図6】図1の揚力低減装置の車体前後方向位置におけ
る各圧力係数の特性線図である。
【図7】図1の揚力低減装置とその他の従来装置との空
力特性の比較を説明する特性図である。
【図8】従来装置の側面図であり、(a)はエアダム
を、(b)はアンダーカバーを示す。 10 車両 11 アンダーカバー 12 平板 13 V型突起 131 頂点部分 132 左右突起部 13a 前向き面 13b 後向き面 14 ハ型突起 141 左右突起部 14a 前向き面 14b 後向き面 18 前輪 a 下向き面 f 気流 f1 外向流 f2 気流 s 渦流 Lc 車両中心線 ΔCD 空気抵抗変化量 ΔCLF 前輪揚力変化量 ΔCLR 後輪揚力変化量 θ 挟角 Q 左右突起部の延長線の交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浮田 哲嗣 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 福田 均 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−52675(JP,U) 実開 昭60−189475(JP,U) 実開 平1−145678(JP,U) 実開 昭61−190781(JP,U) 実開 平1−62176(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 35/02 B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前側下部の基板と、上記基板の下向き
    面より下方に突出形成されると共に車両中心線上にV字
    の頂点部分を位置させたV型突起及び上記車両中心線上
    で上記V字の頂点部分より前方位置に左右突起部の延長
    線の交点を位置させたハ型突起とを備え、上記V型突起
    及び上記ハ型突起の少なくとも一方の前向き面がその下
    端側ほど車両後方に偏るように傾斜して形成され、且
    つ、上記ハ型突起の左右端末部の延長線に対し車両内側
    領域に車輪が位置し、上記V型突起及び上記ハ型突起の
    少なくとも一方の挟角が120°乃至160°に設定さ
    れたことを特徴とする揚力低減装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の揚力低減装置において、上
    記車輪が前輪であることを特徴とする揚力低減装置。
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