JP2002120769A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空力性能を大幅に向上する。 【解決手段】 車体10では、車体下面の地上高が車体
前方から車体後方へ向かって階段状に高くなっている。
また、車体10のルーフ22の後部には車体後側下方に
向かって傾斜した切り落とし部24が形成されており、
リヤフロア20の後部には、車体後側上方に向かって傾
斜した切り上げ部26が形成されている。更に、車体1
0におけるキャビンサイド30の後部には、車幅内側後
方に向かって傾斜した絞り部32が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体構造に係り、特
に、空気抵抗を小さくした自動車等の車体構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体構造においては、
その一例が特開平11−321711号に示されてい
る。
【0003】図8に示される如く、この車体構造では、
自動車車体100の下面に配設されたリヤアンダーカバ
ー102が、フロントアンダーカバー104とリヤアン
ダーカバー106とで構成されており、センタフロアパ
ン108の下面108A側を覆う部位には、アンダーカ
バーが配置されていない。また、フロントアンダーカバ
ー104とリヤアンダーカバー106とは、車体中間部
の下面、即ち、センタフロアパン108の下面108A
に対して所定高さH1 、H2 (H1 =H2 )以上車体下
方に配置されている。従って、フロントアンダーカバー
104の下方に沿って流れる空気流(図8の矢印W)
は、センタフロアパン108の下面108Aの下方を抵
抗無く後方へ流れ、リヤアンダーカバー106に再付着
し、リヤアンダーカバー106の下方に沿って車体後方
へ流れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体構造においては、フロントアンダーカバー104とリ
ヤアンダーカバー106が、センタフロアパン108の
下面108Aに対して所定高さH1 、H2 (H1
2 )以上車体下方に配置されているため、車体床下へ
空気が流入し難くなっている。この結果、車体後方にお
いて、車体下面となる床下からの空気流と、車体上面と
なるルーフ部からの空気流と、車体側面となるキャビン
サイドからの空気流と、が合流した場合に、車体床下か
らの空気流が、ルーフ部からの空気流及びキャビンサイ
ドからの空気流に比べ、流速が遅く且つ空気の供給量も
少なくなる。このため、合流する空気流のバランスが悪
く、車体後方に渦が発生し易いので、空力性能を大幅に
向上できない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、空力性能を大
幅に向上できる車体構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
おける車体構造は、車体下面の地上高が車体前方から車
体後方へ向かって階段状に若しくは傾斜面状に高くなっ
ていることを特徴とする。
【0007】従って、車体下面に沿って流れる空気の流
量を充分に確保できると共に、車体下面を構成するフロ
ア一般面等に多少の凹凸が存在しても、空気流の減速が
され難くなるため、車体後方において、車体下面からの
空気流と、車体上面からの空気流と、車体側面からの空
気流と、が合流した場合に、車体下面からの空気流が、
車体上面からの空気流及び車体側面からの空気流に比
べ、流速が遅くなったり空気の供給量が少なくなること
がない。この結果、車体後方に渦が発生し難く、空力性
能を大幅に向上できる。また、車体の地上高を上げ積極
的に空気流を車体下面に入れるため、車体下面の空気の
流速が早くなる。この結果、車体下方空間の圧力が負圧
となり、車体が下方へ引っ張られ、ダウンフォースを得
ることができるので、操縦安定性や高速直進性が向上す
る。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体構造において、前記車体下面の後部に形成され車
体後側上方に向かって傾斜した切り上げ部を有すること
を特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
床下からの空気流が、車体下面の後部に形成された切り
上げ部に沿って車体後側上方に向かって流れるため、車
体床下からの空気流を、車体上面からの空気流及び車体
側面からの空気流に迅速に合流させることができるの
で、空力性能を更に向上できる。
【0010】請求項3記載の本発明は、車体上面の後部
に形成され車体後側下方に向かって傾斜した切り落とし
部と、車体下面の後部に形成され車体後側上方に向かっ
て傾斜した切り上げ部と、車体側面の後部に形成され車
幅内側後方に向かって傾斜した絞り部と、を有すること
を特徴とする。
【0011】従って、車体後方において、車体床下から
の空気流と、車体上面からの空気流と、車体側面からの
空気流と、が合流する場合に、それぞれが、切り落とし
部、切り上げ部、絞り部に沿って流れ、迅速に合流す
る。この結果、車体後方に渦が発生し難く、空力性能を
大幅に向上できる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項3に記載
の車体構造において、車体下面の地上高が車体前方から
車体後方へ向かって階段状に若しくは傾斜面状に高くな
っていることを特徴とする。
【0013】従って、請求項3に記載の内容に加えて、
車体下面に沿って流れる空気の流量を充分に確保できる
と共に、車体下面を構成するフロア一般面等に多少の凹
凸が存在しても、空気流の減速がされ難くなるため、車
体後方において、車体下面からの空気流と、車体上面か
らの空気流と、車体側面からの空気流と、が合流した場
合に、車体下面からの空気流が、車体上面からの空気流
及び車体側面からの空気流に比べ、流速が遅くなったり
空気の供給量が少なくなることがない。この結果、車体
後方に渦が発生し難く、空力性能を更に向上できる。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項3、4の
何れかに記載の車体構造において、2ボックス車体で
の、前記切り落とし部の切り落とし角度をα、前記切り
上げ部の切り上げ角度をβ、前記絞り部の絞り角度をγ
とすると、α、β、γの間に、(α−20°)2+(β
−15°)2+(γ−17°)2<100の関係があるこ
とを特徴とする。
【0015】従って、請求項3、4の何れかに記載の内
容に加えて、2ボックス車体において、切り落とし部の
切り落とし角度αと、切り上げ部の切り上げ角度β、絞
り部の絞り角度γを式(α−20°)2+(β−15
°)2+(γ−17°)2<100を満足する値に設定す
ることで、空力性能を確実に向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における車体構造の一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。
【0017】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を示す。
【0018】図1に示される如く、本実施形態の自動車
車体10は2ボックス車体となっている。フロントバン
パー12における前端下部12Aの後方にはエンジンア
ンダーカバー14が配設されており、フロントバンパー
12の端下部12Aの側断面形状は、エンジンアンダー
カバー14へ滑らかに繋ぐ曲線状に形成されている。ま
た、エンジンアンダーカバー14は、車体10のエンジ
ンルーム10Aの下方に略水平に配設されており、エン
ジンアンダーカバー14の後方は、フロア16の一般面
(下面)16Aとなっている。なお、エンジンアンダー
カバー14の路面17からの高さ、即ち地上高H1に比
べフロア16の一般面16Aの地上高H2が高く設定さ
れている(H1<H2)。
【0019】フロア16の一般面16Aの後方は、燃料
タンク18の下面18Aとなっている。なお、フロア1
6の一般面16Aの地上高H2と燃料タンク18の下面
18Aの地上高H3とは略等しい(H2≒H3)か、ま
たは、フロア16の一般面16Aの地上高H2より燃料
タンク18の下面18Aの地上高H3が高く(H2<H
3)設定されている。
【0020】燃料タンク18の下面18Aの後方は、リ
ヤフロア20の下面20Aとなっている。なお、燃料タ
ンク18の下面18Aの地上高H3に比べリヤフロア2
0の下面20Aの地上高H4が高く設定されている(H
3<H4)。
【0021】従って、本実施形態の車体10では、車体
下面の地上高が車体前方から車体後方へ向かって階段状
に高くなっている。
【0022】また、車体10の上面となるルーフ22の
後部には車体後側下方に向かって切り落とし角度αで傾
斜した切り落とし部24が形成されており、車体10の
下面となるリヤフロア20の後部には、車体後側上方に
向かって切り上げ角度βで傾斜した切り上げ部26が形
成されている。
【0023】図2に示される如く、車体10における車
体側面となるキャビンサイド30の後部には、車幅内側
後方に向かって絞り角γで傾斜した絞り部32が形成さ
れたいる。なお、絞り部32は少なくとも車体10のベ
ルトライン部に沿って形成されている。
【0024】なお、ルーフ22における切り落とし部2
4の切り落とし角度αは以下のように定義する。
【0025】図4(A)に示される如く、側断面形状に
おいて、切り落とし部24の曲率が一定もしくは直線に
近い場合には、切り落とし部24の後端点P1の曲率R
は無視して、切り落とし部24と水平線Sとの鋏角αと
定義する。
【0026】図4(B)に示される如く、側断面形状に
おいて、切り落とし部24の曲率が途中から変化する場
合で後端側の曲率RがR≧200mmの場合には、後端側
の曲率Rが始まる点P2での接線S1と水平線Sとの鋏
角αと定義する。
【0027】図4(C)に示される如く、側断面形状に
おいて、切り落とし部24の曲率が途中から変化する場
合で後端側の曲率RがR<200mmの場合には、後端側
の曲率Rの中点P3での接線S2と水平線Sとの鋏角α
と定義する。
【0028】また、切り上げ角度β、絞り角度γも同様
に定義する。
【0029】次に本実施例の作用を説明する。
【0030】本実施形態の車体10では、図1に示され
る如く、車体下面の地上高H1、H2、H3、H4、が
車体前方から車体後方へ向かって階段状に高くなってい
る。従って、車体下面に沿って流れる空気(図1の矢印
W)の流量を充分に確保できると共に、車体下面を構成
するフロア16の一般面16A、燃料タンク18の下面
18A及びリヤフロア20の下面20A等に多少の凹凸
が存在しても、空気流の減速がされ難くなるため、図3
に示される如く、車体10の後方において、車体床下か
らの空気流W1と、車体のルーフ22からの空気流W2
と、キャビンサイド30からの空気流W3と、が合流し
た場合に、車体床下からの空気流W1が、ルーフ22か
らの空気流W2及びキャビンサイド30からの空気流W
3に比べ、流速が遅くなったり空気の供給量が少なくな
ることがない。この結果、合流する空気流のバランスが
良く、車体後方に渦W4が発生し難くいため、空力性能
を大幅に向上できる。
【0031】また、本実施形態では、車体10の地上高
を上げ積極的に空気流を車体下面に入れるため、車体下
面の空気の流速が早くなる。この結果、車体下方空間の
圧力が負圧となり、車体10が下方へ引っ張られ、ダウ
ンフォースを得ることができるので、操縦安定性や高速
直進性が向上する。
【0032】また、本実施形態では、車体10の後部
に、切り落とし部24、切り上げ部26、絞り部32を
設けたため、車体の背面面積が小さくなり、車体重量を
軽くできる。
【0033】また、本実施形態では、床下からの空気流
W1が、リヤフロア20の後部に形成した切り上げ部2
6に沿って車体後側上方に向かって流れるため、車体床
下からの空気流W1を、ルーフ22からの空気流W2及
びキャビンサイド30からの空気流W3に迅速に合流さ
せることができるので、空力性能を更に向上できる。
【0034】また、本実施形態では、車体10の後方に
おいて、車体床下からの空気流W1と、ルーフ22から
の空気流W2と、キャビンサイド30からの空気流W3
と、が合流する場合に、それぞれが、切り落とし部2
4、切り上げ部26、絞り部32に沿って迅速に合流す
る。この結果、車体後方に渦W4が更に発生し難く、空
力性能を大幅に向上できる。
【0035】なお、図5に示される如く、試験用車体
(図1に示す2ボックス車体)のエンジンアンダーカバ
ー14の地上高H1を140mm、150mm、175mmに
設定し、それぞれにおいて、フロア16の一般面16A
の地上高H2を150mm〜300mmに変化させた際の空
力性能(CD)を測定すると、その結果から、エンジン
アンダーカバー14の地上高H1は高いほど低CD化が
可能であり、フロア16の一般面16Aの地上高H2は
エンジンアンダーカバー14の地上高H1によりそれぞ
れ適値があり、H1=175mm、H2=200mmの時C
Dが最も低くなることがわかる。
【0036】また、図6に示される如く、試験用車体
(図1に示す2ボックス車体において、絞り部32の絞
り角度γ=15°に固定)のルーフ22における切り落
とし部24の切り落とし角度αを10°、20°、22
°に設定し、それぞれにおいて、リヤフロア20の下面
20Aにおける切り上げ部26の切り上げ角度βを5°
〜16°に変化させた際の空力性能(CD)を測定する
と、その結果から以下のことがわかる。即ち、従来の切
り落とし角度α=10°前後まででは、切り上げ角度β
=5°〜10°がCD低減の限界となっており、それ以
上、切り上げ角度βを大きくしてもCDは向上しない。
これに対して、切り落とし角度α=20°とすると、切
り上げ角度β=15°において最も低CD値となり、C
Dが向上する。また、切り落とし角度α=22°とする
と、切り上げ角度β=15°において最も低CD値とな
り、CDが更に向上する。
【0037】また、図7に示される如く、試験用車体
(図1に示す2ボックス車体において、切り落とし角度
α=20°に固定)のリヤフロア20の下面20Aにお
ける切り上げ部26の切り上げ角度βを12°、15°
に設定し、それぞれにおいて、キャビンサイド30の後
部における絞り部32の絞り角度γを13°〜19°に
変化させた際の空力性能(CD)を測定すると、その結
果から、切り上げ角度β=15°のときに比べ、切り上
げ角度β=15°のとき、絞り角度γ=17°とすると
低CD値となり、CDが向上することがわかる。
【0038】以上より、切り落とし角度α=20°、切
り上げ角度β=15°、絞り角度γ=17°で最も低い
CD値が得られると考えられる。
【0039】このため、本実施形態では、α、β、γの
間に、(α−20°)2+(β−15°)2+(γ−17
°)2<100の関係があれば、空力性能を確実に向上
できると考えられる。
【0040】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態の車体10では、車体下面の
地上高が車体前方から車体後方へ向かって階段状に高く
なっている構成としたが、これに代えて、エンジンアン
ダーカバー14、フロア16の一般面16A、燃料タン
ク18の下面18A、リヤフロア20の下面20Aをそ
れぞれ車体後側上方へ傾斜させ、車体下面の地上高が車
体前方から車体後方へ向かって傾斜面状に高くなる構成
としても良い。また、本発明は2ボックス以外の車体に
も適用可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の本発明における車体構造
は、車体下面の地上高が車体前方から車体後方へ向かっ
て階段状に若しくは傾斜面状に高くなっているため、空
力性能を大幅に向上できるという優れた効果を有する。
また、操縦安定性や高速直進性が向上するという優れた
効果を有する。
【0042】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体構造において、車体下面の後部に形成され車体後
側上方に向かって傾斜した切り上げ部を有するため、請
求項1に記載の効果に加えて、空力性能を更に向上でき
るという優れた効果を有する。
【0043】請求項3記載の本発明は、車体上面の後部
に形成され車体後側下方に向かって傾斜した切り落とし
部と、車体下面の後部に形成され車体後側上方に向かっ
て傾斜した切り上げ部と、車体側面の後部に形成され車
幅内側後方に向かって傾斜した絞り部と、を有するた
め、空力性能を大幅に向上できるという優れた効果を有
する。
【0044】請求項4記載の本発明は、請求項3に記載
の車体構造において、車体下面の地上高が車体前方から
車体後方へ向かって階段状に若しくは傾斜面状に高くな
っているため、請求項3に記載の効果に加えて、空力性
能を更に向上できるという優れた効果を有する。
【0045】請求項5記載の本発明は、請求項3、4の
何れかに記載の車体構造において、2ボックス車体で
の、切り落とし部の切り落とし角度をα、切り上げ部の
切り上げ角度をβ、絞り部の絞り角度をγ、とすると、
α、β、γの間に、(α−20°)2+(β−15°)2
+(γ−17°)2<100の関係があるため、請求項
3、4の何れかに記載の効果に加えて、空力性能を確実
に向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体構造を示す概略
側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体構造を示す概略
平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体構造を示す車体
斜め後方から見た斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明の一実施形態に係る車
体構造のルーフにおける切落とし部を示す拡大側断面図
である。
【図5】試験用車体におけるエンジンアンダーカバーの
地上高H1とフロア一般面の地上高H2と空力性能(C
D)との関係を示すグラフである。
【図6】試験用車体におけるルーフの切り落とし角度α
とリヤフロアの切り上げ角度βと空力性能(CD)との
関係を示すグラフである。
【図7】試験用車体におけるリヤフロアの切り上げ角度
βとキャビンサイドの絞り角度γと空力性能(CD)と
の関係を示すグラフである。
【図8】従来の車体構造を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 車体 12 フロントバンパー 14 エンジンアンダーカバー 16 フロア 16A フロアの 一般面 18 燃料タンク 18A 燃料タンクの下面 20 リヤフロア 20A リヤフロアの下面 22 ルーフ 24 切り落とし部 26 切り上げ部部 30 キャビンサイド(車体側面) 32 絞り部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下面の地上高が車体前方から車体後
    方へ向かって階段状に若しくは傾斜面状に高くなってい
    ることを特徴とする車体構造。
  2. 【請求項2】 前記車体下面の後部に形成され車体後側
    上方に向かって傾斜した切り上げ部を有することを特徴
    とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 【請求項3】 車体上面の後部に形成され車体後側下方
    に向かって傾斜した切り落とし部と、車体下面の後部に
    形成され車体後側上方に向かって傾斜した切り上げ部
    と、車体側面の後部に形成され車幅内側後方に向かって
    傾斜した絞り部と、を有することを特徴とする車体構
    造。
  4. 【請求項4】 車体下面の地上高が車体前方から車体後
    方へ向かって階段状に若しくは傾斜面状に高くなってい
    ることを特徴とする請求項3に記載の車体構造。
  5. 【請求項5】 前記切り落とし部の切り落とし角度を
    α、前記切り上げ部の切り上げ角度をβ、前記絞り部の
    絞り角度をγ、とすると、α、β、γの間に、(α−2
    0°)2+(β−15°)2+(γ−17°)2<100
    の関係があることを特徴とする請求項3、4の何れかに
    記載の車体構造。
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