JP2000033886A - 箱形自動車等の空気抵抗低減装置 - Google Patents

箱形自動車等の空気抵抗低減装置

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JP2000033886A
JP2000033886A JP10204039A JP20403998A JP2000033886A JP 2000033886 A JP2000033886 A JP 2000033886A JP 10204039 A JP10204039 A JP 10204039A JP 20403998 A JP20403998 A JP 20403998A JP 2000033886 A JP2000033886 A JP 2000033886A
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truck
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浩伸 ▲黒▼川
Hironobu Kurokawa
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バン型乗用車、バン型トラック、バス等の少
なくとも後部が箱形をした自動車や列車の上面に取り付
けて、走行中の空気の流れを整えて空気抵抗の低減を図
り、ひいては燃費の向上に資する装置を提供すること。 【解決手段】 所定形状の立翼2a,2bからなり、箱形
自動車または列車の上面左右端部近傍に装着することに
より、走行中の車体1上面を通過する気流を渦巻状に整
流させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バン型乗用車、バ
ン型トラック、バス等の少なくとも後部が箱形をした自
動車や列車の上面に取り付けて、走行中の空気の流れを
整えて空気抵抗の低減を図り、ひいては燃費の向上に資
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型ないし普通乗用自動車の車体後部上
面においては、リアスポイラと総称される略水平板状を
した空気整流装置が取り付けられている例がよく見られ
る。とくにスポーツ車やレーシング車では、リアスポイ
ラが装着されているものが大半である。こうしたリアス
ポイラは、自動車のデザイン性の向上を図るのもさるこ
とながら、高速走行中の自動車の車体後部においていわ
ゆるダウンフォースを発生させ、後輪の接地性を高めて
走行の安定化を図ることを主目的としている。
【0003】しかしながら、トラック、バス等の大型の
自動車においては、車体後部上面に略水平板状のリアス
ポイラが装着されている例は見当たらない。その理由と
しては、大型の自動車では車体重量が大きいために普通
乗用車ほどにダウンフォースを意識する必要がなかった
こと、たとえ装着してもダウンフォースを得るにはリア
スポイラが巨大化してしまうこと、また、大型自動車で
は高さ制限の問題があること、さらに、トラックでは略
水平板状のリアスポイラの存在が後部荷室コンテナのウ
イング状ドア開閉の障害になったり、布製で幌屋根状の
荷室に対しては略水平板状のリアスポイラの装着が困難
であったこと等が考えられる。
【0004】他方、実開昭59-179182号ではトラックの
荷室コンテナ前面における上縁と左右側縁に装着する門
型状の空気抵抗減少装置が提案されており、また、実開
昭61-175087号ではトラックの荷室コンテナの後部扉左
右両端部に装着する開閉自在の気流案内板が提案されて
いる。これらはいずれもダウンフォースの発生を目的と
したものではなく、箱形のコンテナを備えたトラックの
走行中にコンテナ前面または後面で生ずる空気の乱れを
整えて、空気抵抗を低減し、燃費の向上を図ることを目
的とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る空気抵抗
低減装置は、走行中に生ずる空気の乱流を整えて、空気
抵抗の低減により燃費の向上を図らんとする点において
前記考案と共通の技術的思想に基づくものではあるが、
本発明ではとくに走行中の箱形自動車等の車体上面を通
過する気流に着目し、この気流の乱れを簡易な装置を用
いて整えることにより目的を達成せんとする点におい
て、前記考案とは完全に一線を画するものである。
【0006】すなわち、普通乗用車等に比べて前面投影
面積が格段に大きく、後部の地上高が高いミニバンやワ
ンボックス形自動車、トラック、バス等の箱形自動車や
列車にあっては、とくに高速走行中、車体上面ないし側
面と車体直後とでは空気の圧力に大きな差が生じるた
め、車体上面を前方から後方へ急速に流れていく空気が
車体直後でほぼ垂直に落下した後、車体後部を巻き込む
ように縦方向の大きな乱流渦をつくることになる。こう
して車体直後に発生した空気の乱流渦は箱形自動車等に
負荷を与え、高速走行の妨げとなるので、本発明者は、
前記空気の乱流渦を整流することによって、空気抵抗の
低減、ひいては燃費の向上を図ることを検討したのであ
る。
【0007】また、前記実開昭59-179182号で提案され
た空気抵抗低減装置や、荷室コンテナ前面との高低差を
考慮してキャビン天板上に装着される導風板によって
も、車体前部上面における十分な整流が図れない場合が
あった。したがって、車体上面後部のみならず、車体上
面全般における空気抵抗の低減を図ることが必要であっ
たのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】検討の結果創作したの
が、所定形状の立翼からなり、箱形自動車または列車の
上面左右端部近傍に装着することにより、走行中の車体
上面を通過する気流を渦巻状に整流させることを特徴と
する箱形自動車等の空気抵抗低減装置である。
【0009】また、左右先端部を上方へ折り返した略T
形状の立翼からなり、箱形自動車または列車の上面に装
着することにより、走行中の車体上面を通過する気流を
渦巻状に整流させることを特徴とする箱形自動車等の空
気抵抗低減装置である。
【0010】すなわち、前記第1の発明に係る装置で
は、主に箱形自動車等の後部上面左右端部近傍に所定形
状の立翼を装着しておき、とくに高速走行中において車
体上面を前方から後方へ通過する気流を前記立翼で受け
て、気流の圧力差を利用しながら立翼の存在により後方
向に渦巻状の気流を発生させることによって、車体直後
に生ずる乱流に方向性を与えて整流を図るのである。
【0011】また、前記第2の発明に係る装置では、該
装置を装着する箱形自動車等の横幅が広くて第1の発明
に係る装置のみでは十分な整流効果が得られない場合
や、とくに車体前部上面の乱流を抑制したい場合に、箱
形自動車等の上面中央部に装着して後方向に渦巻状の気
流を発生させることによって、乱流に方向性を与えて整
流を図るのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る空気抵抗低減装置について詳細に説明する。図1は
第1の発明に係る空気抵抗低減装置の一例を車体後部に
箱形の荷室コンテナを備えたトラックに装着した状態を
示す斜視図である。この図に示される装置では、荷室コ
ンテナ1後部上面左右各端部において、後方に傾斜した
略台形状の立翼2a,2bをコンテナ1側壁と連続面を形
成するように装着している。
【0013】さらにこの例の立翼2では、左右に対向配
置された各立翼2a,2bの上下方向ほぼ中間位置におい
て、各々内側向きに水平な横翼3a,3bが形成されてい
る。本発明者の実験によれば、図2に示されるように、
トラックの走行中に車体上面を前方から後方へと通過し
ていく気流Aが車体後方へ下降しようとする際に、左右
各立翼2a,2bの外側を通過してきた側方流の一部Bが
立翼2a,2bの前側傾斜面を乗り越えて車体上面に入り
込み、この入り込んできた側方流Bを、前記車体上面を
通過する気流Aが巻き込むため、立翼2a,2bより後方
で渦巻状の気流Cが発生し、結果的に前記気流Aが整流
されることが判明している。なお、発生する渦巻状の気
流Cの回転方向は横翼3a,3bの突出方向により異なっ
ており、図2の場合、車体前方より観察すると、左側の
立翼2aでは時計回りに、右側の立翼2bでは反時計回り
に流れる。
【0014】このとき、図2に示されるように、立翼2
a,2bの基部の長さxが立翼2a,2bの高さyよりも大き
く仰角αが小さい場合には、車体上面を前方から後方へ
と通過してきた気流Aにより巻き込まれる側方流Bの量
が多くなるので、低速走行からでも渦巻状の気流Cが発
生することが認められる。しかしながら、このように前
後に長い形状をした立翼2a,2bでは、高速走行になる
と走行速度に比例して渦巻状の気流Cも高速化するの
で、渦巻状の気流Cの直径が小さくなってしまい、十分
な整流効果が得られなくなってしまう。
【0015】これに対して、図3に示されるように、仰
角αを大きくして立翼2a,2bの基部の長さxと立翼2
a,2bの高さyとを等しくした場合には、側方流Bを巻
き込む立翼2a,2bの傾斜面zが短くなり、側方流bの
巻き込み量が減少するので、図2の場合より高速度でな
ければ立翼2a,2bの後方における渦巻状の気流Cが発
生しないことがわかった。
【0016】また、同一形状の立翼2a,2bにあって
は、横翼3a,3bを立翼2a,2bの上端に設けた場合と横
翼3a,3bを立翼2a,2bの上下方向ほぼ中間位置に設け
た場合とを比較すると、後者の方が低速で渦巻状の気流
が発生する。さらに、横翼3a,3bの長さのみを変化さ
せた場合では、横翼3a,3bを長くした場合の方が渦巻
状の気流の径が大きくなるのである。
【0017】これらの実験結果より、仰角が小さくて立
翼が低いものほど走行速度が遅くても渦巻状の気流が発
生し、仰角が大きくて立翼が高いものほど渦巻状の気流
の発生に高速走行を要すると考えられる。したがって、
第1の発明に係る空気抵抗低減装置の立翼2a,2bの形
状や大きさ、横翼3a,3bの長さ等は、装置を装着する
箱形自動車等の前面投影面積をはじめとする車体の大き
さや常用速度を考慮して最も適切なものを選択すればよ
いといえる。なお、箱形自動車等への装置の装着は、溶
接等の恒久的手段によるほか、より望ましくはボルトや
ビス等を用いて着脱自在に行われる。
【0018】図4は、第1の発明に係る空気抵抗低減装
置を列車4の連結部5前後に装着した例を示す部分斜視
図である。この例では、立翼2a,2bの先端部分に水平
な横翼3a,3bを備えた逆L字形の装置と立翼2a,2bの
みからなる装置を連結部5を挟んで対向配置している。
列車4において最もよく乱流が発生するのは連結部分5
であるので、折り返し運転による進行方向の逆転をも考
慮して、連結部5を挟んで装着することにより、乱流の
抑制・整流による燃費の向上が期待できる。なお、装着
する装置は、この例に限らず同一形状のものを用いても
構わない。
【0019】図5は、第1の発明に係る空気抵抗低減装
置を列車4のパンタグラフ基部6に装着した例を示す部
分斜視図である。パンタグラフ7を備えた列車4では、
パンタグラフ7やその基部6の部分においても乱流が発
生し易いので、パンタグラフ基部6に装置を装着するこ
とにより、乱流の抑制・整流による燃費の向上が期待で
きる。
【0020】第1の発明に係る空気抵抗低減装置は、前
記の例に限定されるものではなく、箱形自動車等の走行
中において車体後方に渦巻状の気流を発生させ得るもの
であれば、いかなる形状をも採用しうる。例えば、図6
に示されるように車体1側縁より内側寄りに立翼2a,2
bを対向配置して、水平な横翼3a,3bを外側向きに形成
したり、水平な横翼3a,3bとして前方もしくは後方に
偏向させたものを採用したり(図7、図8)、立翼2a,
2bと横翼3a,3bをV字形状(図9)、逆L字形状(図
10)、三角形状(図11)、Y字形状(図12)、逆Y字形
状(図13)、折り込み形状(図14)のように種々組み合
わせた形状としてもよいし、立翼2a,2bの途中に水平
に設ける横翼3a,3bを円盤状や三角形状等に形成して
車体前方に偏位させて取り付けたり(図15、図16)、車
体後方に偏位させて取り付けたりしてもよい(図17、図
18)。また、図19や図20に示されるように立翼2a,2b
や横翼3a,3bを段状に形成したり、図21に示されるよ
うに立翼2a,2bに開口部を設けたり、図22に示される
ように横翼3a,3bより下側の立翼2a,2bを切り欠いた
形状とする等してもよい。さらに立翼2a,2bの前方縁
部の形状を変形させたり(図23〜図25)、横翼3a,3b
を変形させたりすることも考えられる(図26、図27)。
【0021】また、横翼を用いることなく立翼のみで空
気抵抗低減装置を形成してもよい。具体的には、立翼2
a,2bを車体後部から突出させたり(図28)、一部を打
ち抜いたり(図29)、波状に成形したり(図30)、網状
としたり(図31)、表面にディンプルを形成したり(図
32)、半円形状(図33)、多角形状(図34)、フィン状
(図35)、略くの字形状(図36)としたり、図37や図38
に示されるように上端を曲げるなどした形状が挙げられ
る。あるいは、立翼2a,2bの前端のみを車体中央側に
内向させたり(図39)、逆に立翼2a,2bの後端のみを
車体中央側に内向させたり(図40)、複数の立翼2a〜
2dを用いたり(図41)、立翼2a,2bを鋸状に形成して
もよい(図42)。
【0022】さらにまた、立翼は板状のものに限定され
るものではなく、半球ドーム状(図43)、真円又は楕円
の円柱状(図44)、三角柱状(図45)、半円柱状(図4
6)をはじめ、方形の枠体(図47)、半円形の枠体(図4
8)、方形の枠体を片足で支持させたもの(図49)、あ
るいは衝立状(図50、図51)としてもよいし、パイプ材
を組んで立翼2a,2bと横翼3a,3bを形成したり(図5
2)、アンテナ状(図53)、パイプ材との組合せ(図5
4)、X字状(図55)などと変形してもよい。
【0023】図56および図57は、前記図39または図40に
示した立翼2a,2b間に板状の横翼3を形成した例の平
面図である。このように立翼2a,2bの前端のみを車体
中央側に内向させたり、逆に立翼2a,2bの後端のみを
車体中央側に内向させたりした場合には、あたかも従来
のリアスポイラのごとき略平板状の横翼3を形成してお
いても、走行中に車体上面を前方から後方へと通過して
いく気流が装置の後方で渦巻状の気流となり、結果的に
後方気流が整流されるのである。これに対して、略平板
状の横翼を設けても、図63に示されるように、従来のリ
アスポイラに見られるごとく立翼を進行方向と並行に設
けた場合には、ダウンフォースを生じることはあって
も、渦巻状の気流を発生することはなく、整流効果は得
られない。
【0024】図58は、第2の発明に係る空気抵抗低減装
置の一例を図1のトラックの後部上面中央に装着した状
態を示す部分拡大斜視図である。この図に示されるよう
に、第2の発明に係る空気抵抗低減装置20は、支持柱8
の上端部において左右方向に延設された水平翼9を備え
ており、水平翼9の左右先端部10a,10bが上方へ折り返
された略T形状に形成されている。
【0025】この第2の発明に係る空気抵抗低減装置20
において渦巻状の気流を発生させるメカニズムは、前記
第1の発明に係る空気抵抗低減装置で説明したメカニズ
ムと概ね同じである。すなわち、第2の発明に係る装置
20における上方へ折り返された水平翼9の左右先端部10
a,10bが、前記第1の発明に係る装置の立翼2a,2bに相
当するのであり、走行中のトラック等の車体上面を車体
前方から車体後方へと通過する気流が水平翼9の左右先
端部10a,10bを通過する際に、各左右先端部10a,10bの外
側を通過してきた側方流の一部を巻き込んで、水平翼9
の左右先端部10a,10bより後方で渦巻状の気流が発生す
るのである。
【0026】横幅の狭い、小型の箱形自動車等にあって
は、図1に示されるように、第1の発明に係る空気抵抗
低減装置を装着するだけでも十分な整流効果が得られる
のであるが、横幅の広い大型のトラック等においては、
前方から後方へ車体中央部分を通過する気流を整流する
ことができない。この場合、第2の発明に係る空気抵抗
低減装置を、例えば図1に示される第1の発明に係る空
気抵抗低減装置と併用することによって、車体中央部分
を通過する気流もが整流されて燃費の向上が図られるの
である。
【0027】なお、荷室コンテナのドアが左右方向にウ
イング状に開閉するトラックでは、前記図56に示される
ように空気抵抗低減装置を装着するとドア開閉時の妨げ
になる。この場合は、図59に示されるように、第1の発
明に係る空気抵抗低減装置を車体中央を境にして車体左
右に2基ずつ、各々が対向するように配置・装着すれば
よい。この際、図60に示されるように、車体左右に2基
ずつ、計4基を分配配置した装置の横翼3aと3d、横翼
3bと3dの各先端が接触するようにしてもよい。また、
図61に示されるように、4基の装置の横翼3a〜3dがす
べて車体中央を向くように装置を配置してもよい。な
お、いずれの場合も装着する第1の発明に係る空気抵抗
低減装置は4基に限定されるものではなく、より多くの
装置を装着することとしてもよい。
【0028】図62は、図58で示した第2の発明に係る空
気抵抗低減装置をトラックの荷室コンテナ前部中央に装
着した状態を示す斜視図である。従来より、荷室コンテ
ナ1とキャビン11との高低差を考慮して、キャビン天板
上に導風板12を装着する例が見られるのであるが、導風
板12の形状等によっては、車体前部上面における十分な
整流が図れない場合があった。この図に示されるよう
に、第2の発明に係る空気抵抗低減装置を車体前部上面
に装着すれば、導風板12による整流効果をより高めるこ
とが可能となる。なお、この場合、第1の発明に係る空
気抵抗低減装置を荷室コンテナ1の前部左右端部近傍に
装着して併用してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る空気抵抗低減装置によれ
ば、とくに高速走行中に箱形自動車の車体上面を前方か
ら後方へと通過していく気流を車体前方ないし後方で渦
巻状に整流させることによって、自動車の進行に負荷を
及ぼす乱気流の発生を抑制して、燃費の向上を図ること
が可能となる。
【0030】また、後部上面で発生する乱流が整流され
るため、雨天時の走行中に車体後部で発生する霧状の水
飛沫が減少し、後続車の視界が確保されて走行安全性が
高まる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気抵抗低減装置の一例をトラッ
クに装着した状態を示す斜視図である。
【図2】立翼の基部の長さを立翼の高さよりも大きくし
た場合の気流の流れを示したトラック後部の部分斜視図
である。
【図3】立翼の基部の長さを立翼の高さと等しくした場
合の気流の流れを示したトラック後部の部分斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る空気抵抗低減装置を列車の連結部
前後に装着した例を示す部分斜視図である。
【図5】本発明に係る空気抵抗低減装置を列車のパンタ
グラフ基部に装着した例を示す部分斜視図である。
【図6】車体側縁より内側寄りに立翼を対向配置して、
水平な横翼を外側向きに形成した装置の一例をトラック
後部に取り付けた状態を示す部分平面図である。
【図7】横翼として前方に偏向させたものを採用した装
置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分平面図
である。
【図8】横翼として後方に偏向させたものを採用した装
置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分平面図
である。
【図9】立翼と横翼をV字形状に形成した装置の一例を
トラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図10】立翼と横翼を逆L字形状に形成した装置の一
例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図であ
る。
【図11】立翼と横翼を三角形状に形成した装置の一例
をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図12】立翼と横翼をY字形状に形成した装置の一例
をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図13】立翼と横翼を逆Y字形状に形成した装置の一
例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図であ
る。
【図14】立翼を内側に折り込んで傾斜横翼とした装置
の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図で
ある。
【図15】横翼を円盤状に形成して車体前方に偏位させ
た装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分平
面図である。
【図16】横翼を三角形状に形成して車体前方に偏位さ
せた装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分
平面図である。
【図17】横翼を円盤状に形成して車体後方に偏位させ
た装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分平
面図である。
【図18】横翼を三角形状に形成して車体後方に偏位さ
せた装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分
平面図である。
【図19】階段状に形成した立翼の下段に横翼を設けた
装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視
図である。
【図20】階段状に形成した立翼に対して2段に横翼を
設けた装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部
分斜視図である。
【図21】立翼における横翼より上部を開口部として形
成した装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部
分斜視図である。
【図22】横翼より下側の立翼2a,2bを切り欠いた形
状とした装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の
部分斜視図である。
【図23】立翼の前方縁部の形状を略くの字形に変形さ
せた装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分
斜視図である。
【図24】立翼の前方縁部の形状を曲線状に変形させた
装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視
図である。
【図25】立翼の前方縁部の形状を鈎状に変形させた装
置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図
である。
【図26】横翼を曲面状に変形させた装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図27】後方に向けて延設し上端を上方に折り曲げる
ように横翼を変形させた装置の一例をトラック後部に取
り付けた状態の部分斜視図である。
【図28】車体後部から突出した立翼を採用した装置の
一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図であ
る。
【図29】一部を打ち抜いた立翼を採用した装置の一例
をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図30】波状に成形した立翼を採用した装置の一例を
トラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図31】立翼を網状とした装置の一例をトラック後部
に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図32】立翼の表面にディンプルを形成した装置の一
例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図であ
る。
【図33】立翼を半円形状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図34】立翼を多角形状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図35】立翼をフィン状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図36】左右の立翼が対向するように、立翼を略くの
字形状に形成した装置の一例をトラック後部に取り付け
た状態の部分斜視図である。
【図37】立翼の上端のみを内側にカールさせた装置の
一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図であ
る。
【図38】立翼を曲面形状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図39】立翼の前端のみを車体中央側に内向させた装
置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図
である。
【図40】立翼の後端のみを車体中央側に内向させた装
置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図
である。
【図41】複数の立翼を用いた装置の一例をトラック後
部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図42】立翼を鋸状に形成した装置の一例をトラック
後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図43】立翼を半球ドーム状に形成した装置の一例を
トラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図44】立翼を円柱状に形成した装置の一例をトラッ
ク後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図45】立翼を三角柱状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図46】立翼を半円柱状に形成した装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図47】方形枠体状の立翼を用いた装置の一例をトラ
ック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図48】半円形枠体状の立翼を用いた装置の一例をト
ラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図49】片足で支持させた方形枠体状の立翼を用いた
装置の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視
図である。
【図50】立翼を衝立状とした装置の一例をトラック後
部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図51】立翼を衝立状とした装置の他の例をトラック
後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図52】パイプ材を組んで立翼と横翼を形成した装置
の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図で
ある。
【図53】立翼をアンテナ状に形成した装置の一例をト
ラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図54】立翼内側にパイプ状の横翼を取り付けた装置
の一例をトラック後部に取り付けた状態の部分斜視図で
ある。
【図55】X字状に組んだ立翼を用いた装置の一例をト
ラック後部に取り付けた状態の部分斜視図である。
【図56】前端のみを車体中央側に内向させた立翼に略
平板状の横翼を設けた装置の一例をトラック後部に取り
付けた状態の部分平面図である。
【図57】後端のみを車体中央側に内向させた立翼に略
平板状の横翼を設けた装置の一例をトラック後部に取り
付けた状態の部分平面図である。
【図58】第2の発明に係る空気抵抗低減装置の一例を
図1のトラックの後部上面中央に装着した状態を示す部
分拡大斜視図である。
【図59】ウイング状の荷室ドアを有するトラックに第
1の発明に係る空気抵抗低減装置を装着した状態を示す
部分拡大背面図である。
【図60】図59において対向する横翼の先端同士を接
触させた例の部分拡大平面図である。
【図61】4基の装置の横翼がすべて車体中央を向くよ
うに配置した例の部分拡大平面図である。
【図62】第2の発明に係る空気抵抗低減装置の一例を
トラックの荷室コンテナ前部中央に装着した状態を示す
部分斜視図である。
【図63】進行方向に並行配置した立翼に略平板状の横
翼を設けたリアスポイラをトラックの荷室コンテナ後部
に装着した状態を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 荷室コンテナ 2 立翼 3 横翼 4 列車 5 列車の連結部 6 列車のパンタグラフ基部 7 パンタグラフ 8 支持柱 9 水平翼 10 水平翼先端部 11 トラックのキャビン 12 導風板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の立翼からなり、箱形自動車ま
    たは列車の上面左右端部近傍に装着することにより、走
    行中の車体上面を通過する気流を渦巻状に整流させるこ
    とを特徴とする箱形自動車等の空気抵抗低減装置。
  2. 【請求項2】 左右先端部を上方へ折り返した略T形状
    の立翼からなり、箱形自動車または列車の上面に装着す
    ることにより、走行中の車体上面を通過する気流を渦巻
    状に整流させることを特徴とする箱形自動車等の空気抵
    抗低減装置。
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