JP2606479Y2 - 車両用ステッププレ−ト - Google Patents

車両用ステッププレ−ト

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JP2606479Y2
JP2606479Y2 JP1993065911U JP6591193U JP2606479Y2 JP 2606479 Y2 JP2606479 Y2 JP 2606479Y2 JP 1993065911 U JP1993065911 U JP 1993065911U JP 6591193 U JP6591193 U JP 6591193U JP 2606479 Y2 JP2606479 Y2 JP 2606479Y2
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誠一 斉藤
秀樹 長倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャブオ−バ型などの
車両においてフロントタイヤの前方に位置する、乗員の
乗降のための車両用ステッププレ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の自動車には乗員が車室内に
乗降するためのステッププレ−トが取り付けられてい
る。このステッププレ−トの上に土砂や雪等が滞積した
場合には、乗降する際に足が滑るおそれがある。従って
ステッププレ−トは、その上に土砂、雪等が溜まらない
ようにプレ−ト面に複数個の穴を開け、またはステップ
プレ−トを構成する複数個の隣接する板に間隔を設けた
構造のものが一般に用いられている。
【0003】
【従来の技術】ところで、図4に示すようなキャブオー
バー型車両においては、ステッププレートはフロントタ
イヤの前方に取り付けられ、また、運転席左側のドアの
下方には、左折の時の傷害物等の視認のための透明な窓
部分Aが設けてある。
【0004】しかしながら、キャブオ−バ−型車両に設
けられた車両用ステッププレ−トはフロントタイヤより
前方に位置しているため、プレ−ト面に穴や間隔を設け
た場合は、タイヤが水溜まりを通過した時や雨中走行時
には、タイヤによって跳ね上げられた土砂等がステップ
プレ−ト面の穴または間隔を通過してしまう。その結
果、跳ね上げられた土砂等が運転席左側ドア下部の窓部
分A、またはフェンダ−上部Bを汚すことになる。
【0005】こうした問題に対処するため、図6にある
ように複数個の傾斜片を八の字型にし、さらに隣接する
傾斜片の中心部にも路面に対して垂直になるように複数
個の板を配設し、跳ね上げられた土砂等が通過するのを
なるべく防ぐようにしたものがある。また、図7にある
ように複数個の傾斜片Kを並べて配置し、傾斜片の上縁
が下縁の真上か、または多少重複する位置となるように
設定して同様な効果を狙ったもの(実開昭57−124
452)も提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したような従来例
では、形状が複雑で製作コストが高くなったり(図6の
もの)、剛性が小さく乗降時に変形しやすい(図7のも
の)という欠点があったうえ、そのいずれもがステップ
プレ−ト面の穴の面積、または隣設する傾斜片の間隔を
小さくして、路面からの跳ね上がりの土砂等の通過を少
なくするということに着目してなされており、その反
面、ステッププレ−トの上面に溜まった土砂、雪等は落
ちにくくなっている。
【0007】この考案は、単純な形状でありながら、剛
性が大きく、しかも土砂、雪等の落下が円滑になされる
ようにステッププレ−トを構成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの考案は、フロントタイヤ(5)の前方に位置する車
両用ステッププレート(1)であって、車両前後方向に並
列させた複数個の傾斜片(3)を有しており、 各々の傾
(3)は,車両前方側が下方となるよう傾斜した板状部
(4)とその上方に連なる水平の板状部分(5)とから成
り、傾斜した板状部分(4)は水平の板状部分より長く、
さらに複数個の傾斜片(3)は、傾斜した板状部分(4)の
前端部と前方に位置する傾斜片(3)の水平の板状部分
(5)の後端部との間に、水平方向で間隔(b)が存在する
よう位置されているとともに、傾斜した板状部分(4)と
水平の板状部分(5)が、フロントタイヤ(5)による泥は
ね方向(C)に対してステッププレート(1)上面における
隣り合う傾斜片(3)の間隔(a)を覆うように配置されて
いることを特徴とする。
【0009】
【作用】フロントタイヤから跳ね上げられた土砂等は、
ステッププレートの傾斜片の、主に傾斜した板状部分に
当たって跳ね返され、上方に通過することは殆どない。
このため、ドア下部およびフェンダー上部を汚すことが
なくなり、外観上の美観を損なわずにすむうえ、運転席
左側ドア下部に設けられている窓も汚すことがなくな
る。また隣り合う傾斜片の水平の板状部分の後端部と後
方に位置する傾斜した板状部分の前端部との間に水平方
向で間隔(b)があり、ステップ上面にも隣り合う傾斜
片の間に間隔(a)あるのでステッププレート上に滞積
した土砂、雪等が落下し易い。
【0010】
【実施例】この考案の車両用ステッププレ−トの実施例
を図1ないし図3に示す。図1はステッププレ−トの図
2におけるI−I断面図、図2はステッププレ−トの斜
視図、図3はステッププレ−トとフロントタイヤとの位
置関係等を表す図である。
【0011】車両用ステッププレ−ト1のステップ枠2
内には、複数個の傾斜片3が車両の前後方向に並列して
配置されている。各傾斜片3は、車両の前方側が下方と
なるよう傾斜した板状部分4と、その上方に連なる水平
の板状部分5とから成り、屈曲した断面形状を有してい
る。また、断面形状では傾斜した板状部分4が比較的長
く、水平の板状部分5は比較的短い。
【0012】
【実施例】これらの傾斜片3は、隣り合う傾斜片の前端
部と後端部、即ち、傾斜した板状部分4の前端と前方に
位置する傾斜片の水平の板状部分の後端部との間に、
水平方向に間隔bを持たせて配置してある。また、
の間隔bの存在により、ステッププレート1の上面にお
ける傾斜片3の間隔aも比較的広く設定されている。し
たがって、ステッププレートの上面に溜まった雪や土砂
は、この間隔から下方に落下し、上面の滞積を実質的に
防止することが可能となる。
【0013】ステッププレ−ト1は、図3に示すように
フロントタイヤ6の前方に取り付けられる。車両が水溜
まり7に進入した瞬間には、泥水は図3のCの方向にも
多く跳ね上がる。跳ね上げられた泥水は、ステッププレ
−ト1の傾斜片3の傾斜した板状部分4に主に衝突して
跳ね返され、一部は水平の板状部分5に衝突する。傾斜
した板状部分4は、泥水が跳ね上がる方向Cから見た場
合、間隔aを覆うように配置されているので、泥水やそ
れに混入した土砂等が間隔aを通過することは殆どな
く、土砂がフェンダ等に付着して美観を損ねることや、
ドア下部の透明窓部分に付着して視界を妨げることを防
止できる。
【0014】
【0015】さらに、各傾斜片3は、傾斜した板状部分
4と水平の板状部分5とから形成されているので、単純
な形状で容易に製作可能なものでありながら、図7に示
す傾斜した板のみを並列されたステップと比べると剛性
が大きい。そのため、各傾斜片の肉厚を薄くし、ステッ
ププレ−ト全体を軽量化することができる。
【0016】なお、本考案のステッププレ−トは、通常
のステッププレ−トと同様にアルミダイキャストによっ
て製造されるのが好ましいが、各傾斜片3をプレスによ
り成形し、その両端を別に製作しておいたステップ枠に
溶接してステッププレ−トとすることも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上のとおりであるから、本考案のステ
ッププレートは、路面からの土砂等の跳ね上がりを防止
しながらも、ステップの上面に土砂、雪等が溜まらない
という優れた効果を持つものである。また、簡単な構造
であって容易、安価に製造でき、さらに、剛性は比較的
大きく量化を図ることが可能である。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用ステッププレートの図2におけ
るI−I縦断面図。
【図2】図1の斜視図。
【図3】走行時における本考案の車両用ステッププレー
トへの泥水の跳ね上がり状態を示す模式図
【図4】 本考案の車両用ステッププレートをトラックに
取り付けた状態を示す模式図
【図5】従来の車両用ステッププレートの平面図。
【図6】図5におけるII−II縦断面図。
【図7】従来の車両用ステッププレートの他の実施例の
斜視図。
【符号の説明】
ステッププレート A 窓部分 枠 B フェンダー上部 傾斜片 C 水滴跳ね上がり方向 傾斜片水平部 D フロントタイヤ方向 水平の板状部分 フロントタイヤ 水溜まり 泥水

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントタイヤ(5)の前方に位置する車両
    用ステッププレート(1)であって、車両前後方向に並列
    させた複数個の傾斜片(3)を有しており、各々の傾斜片
    (3)は,車両前方側が下方となるよう傾斜した板状部分
    (4)とその上方に連なる水平の板状部分(5)とから成
    り、傾斜した板状部分(4)は水平の板状部分(5)より長
    く、さらに複数個の傾斜片(3)は、傾斜した板状部分
    (4)の前端部と前方に位置する傾斜片(3)の水平の板状
    部分(5)の後端部との間に、水平方向で間隔(b)が存在
    するよう位置されているとともに、傾斜した板状部分
    (4)と水平の板状部分(5)が、フロントタイヤ(5)によ
    る泥はね方向(C)に対してステッププレート(1)上面に
    おける隣り合う傾斜片(3)の間隔(a)を覆うように配置
    されていることを特徴とする車両用ステッププレート。
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