JP5994742B2 - ホイールハウス構造 - Google Patents

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本発明は、ホイールハウス構造に関する。
車両では、走行風の前輪への当たりを抑制するために、前輪の車両前方側に整流装置が設けられたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1に記載された車両用整流装置は、ホイールハウスの前端部から車両下方側へ突出されている。これにより、前輪の車両前方側において車体の車両下側を通過する空気流が車両用整流装置によって車両下方側へ導かれる。
特開2006−69396号公報 特開2007−62681号公報 特開2004−345562号公報
しかしながら、上記車両用整流装置では、車両用整流装置に当たった空気流が仮にホイールハウス内へ流入すると、ホイールハウス内へ流入された空気流がホイールハウスから車両幅方向外側へ吹き出して、車体の側方において空気乱れが発生する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できるホイールハウス構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のホイールハウス構造は、ホイールハウス内に配置され、前輪の上部を車両上方側から覆うアーチ部を有するフェンダライナと、前記アーチ部から車両下方側へ突出され、前記アーチ部の周方向に沿って延びると共に、側面視で前記前輪の中心よりも車両後方側に且つ正面視で前記前輪の車両幅方向中央よりも車両幅方向外側に全部又は一部が配置されたフィンと、を備え、前記フィンの外周面は、前記フィンの前端部及び後端部において前記アーチ部の内周面に収束されている
請求項1に記載のホイールハウス構造では、ホイールハウス内に配置された前輪の上部が、フェンダライナのアーチ部によって車両上方側から覆われている。ところで、ホイールハウス内では、ホイールハウスの前端部に流れ込んだ空気流(以下、第1空気流と称する)が、前輪の外周部に沿って車両上方側へ駆け上がるように流れる。そして、前輪の外周部に沿って駆け上がった第1空気流が、前輪の略車両前後方向中央の位置において、ホイールハウスから車両幅方向外側へ吹き出す傾向にある。
また、ホイールハウス内では、前輪の車両前後方向中央よりも若干車両後方側の位置において、略車両前方側へ流れる逆流(以下、第2空気流と称する)がホイールハウスから車両幅方向外側へ吹き出す傾向にある。すなわち、第2空気流が第1空気流の車両後方側でホイールハウスから車両幅方向外側へ吹き出す傾向にある。このため、ホイールハウス内から車両幅方向外側へ吹き出される第2空気流によって、第1空気流におけるホイールハウスからの吹き出しが大きくなる。これにより、車体の側方において空気乱れが発生する可能性がある。
ここで、アーチ部からフィンが車両下方側へ突出されており、フィンはアーチ部の周方向に延びている。また、側面視で前輪の中心よりも車両後方側で且つ正面視で前輪の車両幅方向中央よりも車両幅方向外側に、フィンの全部又は一部が配置されている。すなわち、ホイールハウス内を流れる第2空気流の近傍にフィンを配置できる。
これにより、第2空気流がフィンに当たることで、第2空気流が渦流となってホイールハウス内を流れる。つまり、フィンの車両幅方向内側部に第2空気流が当たると、フィンに対して車両幅方向内側における空間の圧力が高くなり、フィンに対して車両幅方向外側における空間の圧力が低くなる。このため、フィンに対して車両幅方向内側を流れる第2空気流は、フィンの外周面に沿ってフィンの車両幅方向外側へ回り込むように流れつつ、フィンの長手方向に沿って車両前方側へ流れる。これにより、第2空気流が渦流となる。
そして、第2空気流が渦流となることで、第2空気流の一部が熱エネルギに変換されて、第2空気流の流れが弱くなる。これにより、第2空気流におけるホイールハウスから車両幅方向外側への吹き出しが抑制される。
また、第2空気流におけるホイールハウスから車両幅方向外側への吹き出しが抑制されると、第1空気流におけるホイールハウスから車両幅方向外側への大きな吹き出しが抑制される。このため、ホイールハウスから吹き出される第1空気流が、車体に沿って車両後方側へ流れる。これにより、第1空気流がホイールハウスから吹き出すことによる空気乱れの発生が抑制される。以上により、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
請求項2に記載のホイールハウス構造は、請求項1に記載のホイールハウス構造において、前記フィンは、側面視で前記前輪の中心よりも車両後方側に且つ正面視で前記前輪の車両幅方向中央よりも車両幅方向外側に全体が配置されている。
請求項に記載のホイールハウス構造は、請求項1又は2に記載のホイールハウス構造において、平面視で前記フィンが車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜されている。
請求項に記載のホイールハウス構造では、平面視でフィンが車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜されているため、第1空気流及び第2空気流のホイールハウスからの吹き出しを一層抑制できる。
つまり、第1空気流は、圧力の高いホイールハウス内から圧力の低いホイールハウス外(車体の側方)へ吹き出すため、正面視で時計回りの渦成分を有している。一方、フィンが平面視で車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜されているため、第2空気流は、正面視で時計回りの渦流となり易くなる。このため、正面視で同じ方向の渦成分を有し且つ大きさの異なる第1空気流と第2空気流とが当たるため、第1空気流及び第2空気流が互いに打消し合うように作用する。これにより、第1空気流及び第2空気流のホイールハウスからの吹き出しを一層抑制できる。
請求項に記載のホイールハウス構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載のホイールハウス構造において、前記フィンの幅寸法が前記アーチ部からの突出方向側へ向かうに従い小さく設定されている。
請求項に記載のホイールハウス構造では、フィンの幅寸法がアーチ部からの突出方向側へ向かうに従い小さく設定されているため、フィンの車両幅方向内側を流れる第2空気流におけるフィンの車両幅方向外側への回り込みを良好にできる。これにより、第2空気流において渦流を効率よく発生させることができる。
請求項に記載のホイールハウス構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のホイールハウス構造において、前記フィンが車両幅方向に複数並んで配置されている。
請求項に記載のホイールハウス構造では、フィンが車両幅方向に複数並んで配置されているため、例えば、車両幅方向において第2空気流が発生する領域に対して有効に対応できる。
請求項6に記載のホイールハウス構造は、請求項5に記載のホイールハウス構造において、複数の前記フィンのうち、車両幅方向外側に位置する前記フィンは、車両幅方向内側に位置する前記フィンよりも車両下方側に配置されている。
請求項に記載のホイールハウス構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のホイールハウス構造において、前記フィンが前記アーチ部と一体に形成されている。
請求項に記載のホイールハウス構造では、フィンがアーチ部と一体に形成されているため、部品点数の増加を抑制しつつ、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
請求項1に記載のホイールハウス構造によれば、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
請求項に記載のホイールハウス構造によれば、第1空気流及び第2空気流のホイールハウスからの吹き出しを一層抑制できる。
請求項に記載のホイールハウス構造によれば、第2空気流において渦流を効率よく発生させることができる。
請求項に記載のホイールハウス構造によれば、車両幅方向において第2空気流が発生する領域に対して有効に対応できる。
請求項に記載のホイールハウス構造によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
本実施の形態に係るホイールハウス構造が適用された車両のホイールハウスを示す模式的な平面図である。 図1に示されるホイールハウスを車両幅方向内側から見た模式的な側面図である。 図1に示されるホイールハウスを車両前方側から見た模式的な断面図(図1の3−3線断面図)である。 図3に示されるフィンに当たった第2空気流の流れを説明するための車両前方側から見た拡大した断面図である。 (A)〜(C)は、車両前方側から見たフィンの形状におけるバリエーションを示す断面図である。 (A)及び(B)は、車両左側から見たフィンの形状におけるバリエーションを示す断面図である。 図3に示されるフィンの他の形状を示す斜視図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係るホイールハウス構造Sについて説明する。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方(車両幅方向一側)を矢印RHで示し、車両上方を矢印UPで示す。また、ホイールハウス構造Sでは、車両幅方向において左右対称に構成されているため、車両右方におけるホイールハウス構造Sについて説明して、車両左方におけるホイールハウス構造Sについての説明は省略する。
図1〜図3に示されるように、ホイールハウス構造Sは、車両10の前部のホイールハウス12に適用されている。ホイールハウス12内には、例えば樹脂材により構成されたフェンダライナ14が設けられている。フェンダライナ14はアーチ部16を有しており、アーチ部16は側面視で車両下側へ開放された略半円筒状に形成されている。そして、アーチ部16の径方向内側には、「前輪」としてのフロントタイヤ18が配置されており、フロントタイヤ18の転舵を許容するようにアーチ部16がフロントタイヤ18を車両上側から覆っている。これにより、アーチ部16とフロントタイヤ18との間には空間が形成されている。
また、図3に示されるように、アーチ部16の車両幅方向外側の部分は、車両前方から見た断面視で、車両幅外側へ向かうに従い車両下方側へ傾斜されている。そして、アーチ部16の車両幅方向外側の縁部が、車両10の意匠面を構成するフェンダパネル20に結合されており、アーチ部16の車両幅方向内側の縁部はエプロンアッパメンバ(図示省略)に結合されている。
図1〜図3に示されるように、アーチ部16には、車両幅方向外側の部分において、一対のフィン30が一体に形成されている。このフィン30は、アーチ部16から車両下方側へ突出されて、アーチ部16の周方向(平面視で略車両前後方向)に延びると共に、車両幅方向に並んで配置されている。そして、フィン30の長手方向(車両前後方向)の寸法Lが、フィン30の幅寸法Wよりも大きく設定されている(図1参照)。
さらに、正面視でフィン30の外形は略三角形状を成しており、これにより、フィン30の幅寸法Wがフィン30の突出方向側へ向かうに従い小さくなるように設定されている。また、フィン30の前端部32は、側面視で車両前方側へ向かうに従いアーチ部16に接近する方向へ直線状に傾斜されると共に、平面視で幅寸法Wが車両前方側へ向かうに従い小さくなるように形成されている。さらに、フィン30の後端部34は、側面視で車両後方側へ向かうに従いアーチ部16に接近する方向へ曲線状に傾斜されると共に、平面視で幅寸法Wが車両後方側へ向かうに従い小さくなるように形成されている。すなわち、フィン30の前端部32及び後端部34では、フィン30の長手方向から見た断面形状がフィン30の長手方向外側へ向かうに従い小さくなるように構成されており、フィン30の外周面が、フィン30の前端及び後端においてアーチ部16の内周面に収束されている。
また、正面視でフロントタイヤ18の車両幅方向中央を通過し且つ車両上下方向に延びる基準線C1よりも車両幅方向外側にフィン30が配置されている(図3参照)。さらに、側面視でフロントタイヤ18の中心を通過し且つ車両上下方向に延びる基準線C2よりも車両後方側にフィン30が配置されている(図2参照)。そして、図1に示されるように、フィン30は、平面視で(詳しくは、アーチ部16の径方向外側から見て)車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜されている。なお、本実施の形態では、車両前後方向に延びる基準線C3とフィン30との成す角度θが10°に設定されている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたホイールハウス構造Sが適用された車両10では、フロントタイヤ18の上部が、フェンダライナ14のアーチ部16によって車両上側から覆われている。
ところで、ホイールハウス12内では、ホイールハウス12の前端部に流れ込んだ空気流(以下、第1空気流F1と称する)が、フロントタイヤ18の外周部に沿って車両上方側へ駆け上がるように流れる(図1及び図2にて点線で示される矢印F1参照)。そして、フロントタイヤ18の外周部に沿って駆け上がった第1空気流F1は、フロントタイヤ18の略車両前後方向中央の位置において、ホイールハウス12から車両幅方向外側へ吹き出す傾向にある。
また、ホイールハウス12内では、フロントタイヤ18の車両前後方向中央(基準線C2)よりも若干車両後方側の位置において、略車両前方側へ流れる逆流(以下、第2空気流F2と称する)がホイールハウス12から車両幅方向外側へ吹き出す傾向にある(図1及び図2にて点線で示される矢印F2参照)。具体的には、ホイールハウス12から車両幅方向外側へ吹き出す第1空気流F1に引き込まれる空気流がホイールハウス12内に生じる。さらに、当該空気流に、車両のエンジンルームからホイールハウス12内へ吹き出される圧力の高い空気流れや、フロントタイヤ18が回転することで生じる回転流れが加わることで、上述の第2空気流F2が発生する。
そして、ホイールハウス12内から車両幅方向外側へ吹き出す第2空気流F2によって、第1空気流F1におけるホイールハウス12から車両幅方向外側への吹き出しが大きくなる(図1にて点線で示される矢印F1参照)。これにより、車体の側方において空気乱れが発生する可能性がある。
ここで、アーチ部16には、フィン30が一体に形成されており、フィン30は、アーチ部16から車両下方側へ突出されると共に、アーチ部16の周方向に延びている。また、側面視でフロントタイヤ18の中心(基準線C2)よりも車両後方側で且つ正面視でフロントタイヤ18の車両幅方向中央(基準線C1)よりも車両幅方向外側に、フィン30が配置されている。すなわち、ホイールハウス12内における第2空気流F2の近傍にフィン30を配置できる。
これにより、第2空気流F2がフィン30に当たることで、第2空気流F2が渦流となってホイールハウス12内を流れる(図1及び図2にて実線で示される矢印F2を参照)。つまり、図4に示されるように、フィン30の車両幅方向内側面に第2空気流F2が当たると、フィン30に対して車両幅方向内側の空間A1(図4の2点鎖線で示される領域)の圧力が高くなり、フィン30に対して車両幅方向外側の空間A2(図4の2点鎖線で示される領域)の圧力が低くなる。これにより、フィン30に対して車両幅方向内側を流れる第2空気流F2が、フィンの外周面に沿ってフィン30の車両幅方向外側へ回り込むように流れつつ(図4の矢印F2参照)、フィン30の長手方向に沿って車両前方側へ流れる。これにより、第2空気流F2が渦流となる(図1及び図2にて実線で示される矢印F2を参照)。
そして、第2空気流F2が渦流となることで、第2空気流F2の一部が熱エネルギに変換されて、第2空気流F2の流れが弱くなる。これにより、第2空気流F2におけるホイールハウス12から車両幅方向外側への吹き出しが抑制される。
さらに、第2空気流F2におけるホイールハウス12から車両幅方向外側への吹き出しが抑制されると、第1空気流F1におけるホイールハウス12から車両幅方向外側への大きな吹き出しが抑制される。このため、ホイールハウス12から吹き出される第1空気流F1は、車体に沿って車両後方側へ流れる(図1にて実線で示される矢印F1を参照)。これにより、ホイールハウス12から第1空気流F1が吹き出すことによる車体の側方の空気乱れが抑制される。その結果、車両10のcd値(空気抵抗係数)を低減することができ、ひいては車両10の操縦安定性も向上できる。以上により、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
また、圧力の高いホイールハウス12内から圧力の低いホイールハウス12外(車体の側方)へ第1空気流F1が吹き出すため、第1空気流F1は、正面視で時計回りの渦成分を有している。一方、フィン30が、平面視で車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜されているため、第2空気流F2は、正面視で時計回りの渦流となり易くなる。すなわち、第1空気流F1と第2空気流F2とは、正面視で同じ方向の渦成分となる。このため、正面視で同じ方向の渦成分を有し且つ大きさの異なる第1空気流F1と第2空気流F2とが当たるため、第1空気流F1及び第2空気流F2が互いに打消し合うように作用する。これにより、第1空気流F1及び第2空気流F2のホイールハウス12から車両幅方向外側への吹き出しを一層抑制できる。
さらに、フィン30の幅寸法Wが、フィン30の突出方向側へ向かうに従い小さくなるように設定されている。このため、フィン30の車両幅方向内側を流れる第2空気流F2におけるフィン30の車両幅方向外側への回り込みを良好にできる。これにより、第2空気流F2において渦流を効率よく発生させることができる。
また、一対のフィン30は車両幅方向に並んで配置されている。これにより、例えば、車両幅方向において第2空気流F2が発生する領域に対して有効に対応できる。
さらに、フィン30がアーチ部16と一体に形成されている。このため、部品点数の増加を抑制しつつ、車体の側方における空気乱れの発生を抑制できる。
なお、本実施の形態では、正面視でのフィン30の外形形状が略三角形状に形成されているが、フィン30の外形形状はこれに限らない。例えば、図5(A)に示されるように、正面視でのフィン30の外形形状を台形状に形成してもよいし、図5(B)に示されるように、正面視でのフィン30の外形形状を略半円形状に形成してもよい。また、図5(C)に示されるように、正面視でのフィン30の外形形状を台形状に形成すると共に、フィン30の幅寸法Wを小さく設定してもよい。
また、本実施の形態では、側面視でフィン30の前端部32が曲線状に傾斜されており、フィン30の後端部が曲線状に傾斜されているが、側面視でのフィン30の形状はこれに限らない。例えば、図6(A)に示されるように、側面視でフィン30の前端部32及び後端部34を曲線状に傾斜させてもよい。また、図6(B)に示されるように、側面視でフィン30の前端部32及び後端部34を直線状に傾斜させてもよい。
さらに、フィン30の長手方向の長さは、各種車両に対応して任意に設定できる。例えば、フィン30の長手方向の長さを比較的長く設定して、正面視でフィン30の一部(例えばフィン30の前端部32)を基準線C1に対して車両幅方向内側に配置するように構成してもよい。さらに、この場合には、図7に示されるように、フィン30の先端部を側面視で凹凸状に形成してもよい。この場合には、車両下方から見て、フィン30の先端部における凸状に形成された部分の回りに、比較的小さい渦流が第2空気流F2とは別に発生する。そして、この渦流によって第2空気流F2の車両前方側への流れ強さを調整できる。これにより、フィン30の先端部における凹凸形状を適宜変更することで、各種車両に対応して第2空気流F2の流れ強さを調整できる。
また、本実施の形態では、フィン30がアーチ部16の周方向に1箇所形成されているが、各種車両におけるハイルハウス12内の空気流の特性に対応してフィン30をアーチ部16の周方向に複数箇所形成してもよい。
さらに、本実施の形態では、一対のフィン30が車両幅方向に並んで配置されている。これに代えて、フィン30を1箇所形成してもよいし、フィン30を車両幅方向に3箇所以上形成してもよい。
また、本実施の形態では、平面視でフィン30が車用後方側へ向かうに従い車両幅方向外側に傾斜されており、基準線C3とフィン30との成す角度が10°に設定されているが、基準線C3とフィン30との成す角度は任意に設定することができる。例えば、基準線C3とフィン30との成す角度を45°以下に設定してもよい。また、フィン30を車両前後方向に沿うよう(基準線C3とフィン30との成す角度を0°)に配置してもよい。
また、本実施の形態では、フィン30がアーチ部16に一体に形成されているが、フィン30とアーチ部16とを別体で構成して、例えばスナップフィット構造等によってフィン30をアーチ部16に固定してもよい。
12 ホイールハウス
14 フェンダライナ
16 アーチ部
18 フロントタイヤ(前輪)
30 フィン
S ホイールハウス構造
W 幅寸法

Claims (7)

  1. ホイールハウス内に配置され、前輪の上部を車両上方側から覆うアーチ部を有するフェンダライナと、
    前記アーチ部から車両下方側へ突出され、前記アーチ部の周方向に沿って延びると共に、側面視で前記前輪の中心よりも車両後方側に且つ正面視で前記前輪の車両幅方向中央よりも車両幅方向外側に全部又は一部が配置されたフィンと、
    を備え
    前記フィンの外周面は、前記フィンの前端部及び後端部において前記アーチ部の内周面に収束されているホイールハウス構造。
  2. 前記フィンは、側面視で前記前輪の中心よりも車両後方側に且つ正面視で前記前輪の車両幅方向中央よりも車両幅方向外側に全体が配置されている請求項1に記載のホイールハウス構造。
  3. 平面視で前記フィンが車両後方側へ向かうに従い車両幅方向外側へ傾斜された請求項1又は2に記載のホイールハウス構造。
  4. 前記フィンの幅寸法が前記アーチ部からの突出方向側へ向かうに従い小さく設定された請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のホイールハウス構造。
  5. 前記フィンが車両幅方向に複数並んで配置された請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホイールハウス構造。
  6. 複数の前記フィンのうち、車両幅方向外側に位置する前記フィンは、車両幅方向内側に位置する前記フィンよりも車両下方側に配置されている請求項5に記載のホイールハウス構造。
  7. 前記フィンが前記アーチ部と一体に形成された請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のホイールハウス構造。
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