JP6485474B2 - 車両用整流構造 - Google Patents

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Description

この発明は、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置されたような車両用整流構造に関する。
一般に、前輪(いわゆるフロントタイヤ)周りは空気抵抗を発生させる要因となることが知られている。詳しくは、車両前方からの走行風がホイールハウス内に入った後に、ホイールハウスから車両側面に流出すると、車両側面流が乱されて、空気抗力係数(いわゆるCd値)に悪影響を及ぼすので、ホイールハウス内に入る走行風を如何に減少させるかが、Cd値改善の観点で重要となる。
上述のCd値を改善することを目的として、従来、特許文献1に開示された車両用整流構造が既に発明されている。
すなわち、上記特許文献1に開示されたものは、車両用整流構造において、前輪と対向する位置に車両下方へ向けて突出するスパッツを設けると共に、該スパッツよりも車幅方向内側において車両上方へ膨出する膨出部を形成したものであって、車両走行時に上記膨出部を流れる走行風をブレーキ装置に導いて、当該走行風でブレーキ装置を冷却するものである。
この特許文献1に開示された従来構造においては、上記膨出部を流れる走行風を積極的にホイールハウス内に取入れるものであるから、ブレーキ装置冷却後の走行風がホイールハウスから車両側面に流出した時、この流出風により車両側面流が乱されて、Cd値が悪化するため、改善の余地があった。
特許第3543711号公報
そこで、この発明は、前輪に直撃する走行風を抑制することで、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにし、空気抗力係数(Cd値)の向上を図ることができる車両用整流構造の提供を目的とする。
この発明による車両用整流構造は、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、上記空気通路は上記排出口側が先細り形状に形成されたものである。
上記構成によれば、上記空気通路の排出口から下向きに流れる気流(走行風)を発生することで、上記縦壁部の前側下面に沿って車両後方に流れる走行風(つまり床下風)をさらに下方に押下げることができ、これにより、走行風が前輪に当たる地面からの高さ位置をより低くし、また、走行風が前輪に当ったときに、ホイールハウス内に巻込まれる量をより少なくすることで、前輪外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪周りのCd値向上を図ることができる。
要するに、前輪に直撃する走行風を抑制することで、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにし、Cd値の向上を図ることができる。
しかも、上記空気通路は上記排出口側が先細り形状に形成されたものであり、このように、上述の排出口側先細り構造により、排出口から排出される気流の風速を上げて、上記縦壁部の前側下面に沿って流れる走行風を効果的に下方へ押下げることができる。
この発明による車両用整流構造は、また、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、上記排出口の前部に位置する縦壁部下端に対し、該排出口後部に位置する後壁下端がより下方に延設されたものである。
上記構成によれば、上記空気通路の排出口から下向きに流れる気流(走行風)を発生することで、上記縦壁部の前側下面に沿って車両後方に流れる走行風(つまり床下風)をさらに下方に押下げることができ、これにより、走行風が前輪に当たる地面からの高さ位置をより低くし、また、走行風が前輪に当ったときに、ホイールハウス内に巻込まれる量をより少なくすることで、前輪外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪周りのCd値向上を図ることができる。
要するに、前輪に直撃する走行風を抑制することで、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにし、Cd値の向上を図ることができる。
しかも、上記排出口の前部に位置する縦壁部下端に対し、該排出口後部に位置する後壁下端がより下方に延設されたものであるから、後壁下端が下方に延設された部位で、空気通路の排出口から気流が排出される方向の傾斜角度をより一層大きくすることができ、これにより、縦壁部の前側下面に沿って流れる走行風をより一層下方に押下げることができる。
この発明による車両用整流構造は、さらに、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、上記空気通路は、上記デフレクタよりも車両前方に位置する補機の冷却風通路に設定されたものである。
上記構成によれば、上記空気通路の排出口から下向きに流れる気流(走行風)を発生することで、上記縦壁部の前側下面に沿って車両後方に流れる走行風(つまり床下風)をさらに下方に押下げることができ、これにより、走行風が前輪に当たる地面からの高さ位置をより低くし、また、走行風が前輪に当ったときに、ホイールハウス内に巻込まれる量をより少なくすることで、前輪外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪周りのCd値向上を図ることができる。
要するに、前輪に直撃する走行風を抑制することで、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにし、Cd値の向上を図ることができる。
しかも、上記空気通路は、上記デフレクタよりも車両前方に位置する補機の冷却風通路に設定されたものであり、このように、上述の空気通路を補機の冷却風通路に設定したので、補機に対する冷却風量の増加を図りつつ、上記冷却風を上記空気通路の排出口から排出することで、Cd値の向上を図りつつ、冷却性能を高めることができる。
因に、上記補機を放熱器に設定した場合には、放熱器を通過する風量が増加し、車体の放熱量が大となり、この分、出力の向上を図ることができる。また、車体放熱量が増加することで、放熱器の小型化も可能になる。つまり、Cd値の向上を図りつつ、放熱器に対する冷却風の風量増加を確保することができる。
この発明による車両用整流構造は、さらにまた、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、フロントバンパフェースに走行風導入部が設けられ、上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、上記走行風導入部の後方に形成され、該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から車両後方かつ下方に流す空気通路と、該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定されたものである。
この発明の一実施態様においては、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記空気通路の中心線とが成す角度よりも傾斜角が小さく設定されたものである。
上記構成によれば、上記空気通路を流れる気流に指向性をもたせると共に、当該気流の流れる方向が、上記縦壁部の前側下面に沿って流れる走行風の方向に対して傾斜角度が大きいので、縦壁部の前側下面に沿って流れる走行風を確実に下方へ押下げることができる。
この発明によれば、前輪に直撃する走行風を抑制し、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにして、空気抗力係数(Cd値)の向上を図ることができる効果がある。
本発明の車両用整流構造を備えた車両前部の斜視図 図1の要部の断面図 図2のA−A線矢視断面図 デフレクタをスプラッシュシールドに支持させた状態で示す斜視図 デフレクタを斜め下方から見上げた状態で示す斜視図 (a)は図4のB−B線に沿う要部の断面図、(b)は車両用整流構造の他の実施例を示す断面図 (a)は図5のX−X線矢視断面図、(b)は図5のY−Y線矢視断面図
前輪に直撃する走行風を抑制し、ホイールハウス内に走行風が可及的に入り込まないようにして、空気抗力係数(Cd値)の向上を図るという目的を、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、上記空気通路は上記排出口側が先細り形状に形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用整流構造を示し、図1は当該整流構造を備えた車両前部の斜視図、図2は図1の要部の断面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4はデフレクタをスプラッシュシールドに支持させた状態で示す斜視図、図5はデフレクタを車両の斜め下方から見上げた状態で示す斜視図、図6の(a)は図4のB−B線に沿う要部の断面図、図6の(b)は車両用整流構造の他の実施例を示す断面図である。また、図7の(a)は図5のX−X線矢視断面図、図7の(b)は図5のY−Y線矢視断面図である。
図1において、エンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネット10と、エンジンルームの左右両側方を覆うフロントフェンダパネル11(但し、図面では車両右側のフロントフェンダパネル11のみを示す)と、エンジンルームの前方を覆うフロントバンパフェース12とを設けている。
上述のフロントバンパフェース12の車幅方向中央上部にはフロントグリル13を設け、フロントバンパフェース12の車幅方向中央下部には、車幅方向に長い走行風導入部14を設けると共に、この走行風導入部14の車幅方向左右両サイドにも走行風導入部15(但し、図面では車両右側の走行風導入部15のみを示す)を設けている。
図1に示すように、該走行風導入部15の後方で、かつ、後述するデフレクタ30の空気通路54(図2参照)よりも車両前方には補機としての放熱器16(詳しくは、サイドラジエータ)を設けている。
図1〜図3に示すように、前輪17(いわゆるフロントタイヤ)の上側過半部を離間して覆うホイールハウス部18を設けている。
このホイールハウス部18は、ホイールハウスインナとホイールハウスアウタとを備えており、これらホイールハウスインナとホイールハウスアウタとで形成されたホイールアーチ部の前輪17対向面側には、図2、図3、図4に示すように、スプラッシュシールド(splash sealed、いわゆる泥除け部材)19が設けられている。
なお、図1において20は車両前部のコーナ部に設けられた左右一対のヘッドランプユニットである。
図1に示すように、車両正面視で下方に凸状のデフレクタ30(導風部材)が前輪17前方の車両底部に配置されている。図面では、車両右側の前輪17前方におけるデフレクタ30のみを示すが、車両左側の前輪17前方においても、車両右側のデフレクタ30と左右略対称構造のデフレクタ(図示せず)が配置されている。
また、上述のデフレクタ30が車両下面から下方へ突出する突出量は、この実施例では、デフレクタ30の最下端部が地面から前輪17直径の20〜25%の位置まで突出するように設定されているが、この数値に限定されるものではない。
図3に示すように、左右のデフレクタ30,30間における車両底部には、当該車両底部を流れる走行風(つまり床下風)を整流するためのアンダカバー60(詳しくは、センタアンダカバー)が設けられている。
図3、図4、図5に示すように、上述のデフレクタ30は、車幅方向の内側に位置する第1導風部31と、車幅方向の外側に位置する第2導風部32と、上記第1導風部31と第2導風部32とを車両上下方向につなぐと共に車両前後方向に延びる連結部としての側壁36とを、合成樹脂や繊維強化プラスチックなどの材料により一体形成したものであって、このデフレクタ30を車両底部に組付けた時、図3に示すように、上述の第1導風部31は車幅方向で上記前輪17と重複しない位置(オフセット位置)にあり、上述の第2導風部32は、車幅方向で上記前輪17と重複する位置(オーバーラップ位置)にある。
図2、図4、図5に示すように、上述の第1導風部31は、車両前後方向に延び、かつ、後ろ下がりに傾斜する緩斜面33を有している。この実施例では、該緩斜面33の仮想水平線に対する傾斜角度を約10度に設定しているが、この数値に限定されるものではない。
図4、図5に示すように、上述の第2導風部32は、車両前方からの走行風(つまり床下風)を後方に案内する案内面として車両前後方向に延びる略水平な平坦面34と、この平坦面34の後部から後ろ斜め下方に延びると共に、車幅方向にも延びる縦壁部35と、を有している。この縦壁部35の車幅方向に延びる長さは、平坦面34後部の車幅方向の長さに略相当する。
そして、上述の平坦面34は上記緩斜面33よりも地上高が高くなるように配置されている。つまり、上述の平坦面34は緩斜面33に対して上方に凹むように形成されている。
これにより、車幅方向で前輪17に重複しない位置を通る走行風、つまり第1導風部31を通る走行風は、制御することなく、車両前方からそのまま車両後方に流す一方で、車幅方向で前輪17と重複する位置を通る走行風、つまり、第2導風部32を通る走行風のみを前輪17に当らないように、一旦縦壁部35に当てた後に、この縦壁部35にて走行風の流れを下方、かつ、車幅方向外側に変更(平坦面34および縦壁部35の車幅方向内側には、後述する側壁36が存在するので、車幅方向内側への走行風の流れは抑制され、走行風は車幅方向外側へ変向される)することにより、前輪17直撃後の走行風がホイールハウス部18内に巻込まれることを抑制して、前輪17周りのCd値向上を図るよう構成したものである。
図4、図5に示すように、第1導風部31における緩斜面33の車幅方向外部と、第2導風部32における平坦面34の車幅方向内部と、は上下方向に延びる側壁36で一体連結されている。
また、図4、図5に示すように、上述の第1導風部31と第2導風部32とは隣接して配置されると共に、これら第1導風部31と第2導風部32との境界部37、換言すれば、上記側壁36の下端部は、図3に示すように、前輪17の車幅方向の最も内側に対して、さらに車幅方向の内側に位置するように形成されている。
このように、上述の境界部37を、前輪17の車幅方向最内側よりもさらに車幅方向内側に位置させることで、第2導風部32を通る走行風がホイールハウス部18内へ巻込まれることを防止するよう構成したものである。
ここで、上述の境界部37は、前輪17の車幅方向最内側よりも5〜40mm車幅方向内側に位置することが好ましい。
すなわち、境界部37が前輪17の車幅方向最内側から車幅方向内方へ離間する距離が5mm未満の場合には、斜め前方から流入してくる走行風が前輪17に当たり、ホイールハウス部18内に走行風が入ることで、Cd値が悪化する一方、上記離間距離が40mmを超過する場合には、ホイールハウス部18に本来入らない走行風までも上記第2導風部32の平坦面34、縦壁部35により下向きに制御することになり、縦壁部35下端で剥離が生じることで、Cd値が悪化する。このため、上述の範囲内が好ましいものである。
図4、図5に示すように、上述の緩斜面33の前部と、上述の平坦面34の前部乃至車幅方向外端部とには、上下方向寸法が比較的小さい立上り片38を介してフランジ部39が一体連結されている。
また、図3、図5に示すように、上述の緩斜面33の車幅方向内端部には、上下方向寸法が比較的小さい立上り片40を介してフランジ部41が一体連結されている。
ここで、上述の立上り片38およびフランジ部39は、平面視で略円弧形状に形成される一方、上述の立上り片40およびフランジ部41は平面視で車両前後方向に延びる略直線形状に形成されている(図4、図5参照)。
図4、図5に示すように、上述の立上り片38とフランジ部39とは、断面L字状(詳しくは、横向きL字状)になるように連結されており、同様に、上述の立上り片40とフランジ部41とも、断面L字状(詳しくは、横向きL字状)になるように連結されており、これにより、デフレクタ30の剛性確保を図るよう構成している。
さらに、図4、図5に示すように、上述の各フランジ部39,41には、車両底部に対する複数の取付け部42,43,44,45,46(図面では取付け部として取付け孔を示す)が形成されており、デフレクタ30は、これら各取付け部42〜46に挿入されるボルトまたはクリップ等の取付け部材(図示せず)を用いて車両底部に取付け固定される。
一方、図4に示すように、デフレクタ30の後端部、詳しくは、第1導風部31および第2導風部32の後端部には、スプラッシュシールド19の前部下端における湾曲形状に沿うように、上下方向に延びる支持片47が一体形成されており、該支持片47には複数の取付け部48…が形成され、該取付け部48に挿入されるクリップ等の取付け部材(図示せず)を用いて、当該支持片47をスプラッシュシールド19の前部下端前面に取付けることで、デフレクタ30を上述のスプラッシュシールド19に支持すべく構成している。
図2に示すように、車両上下方向において上述の緩斜面33の車両後方への延長線(EXT)上に対し、ロアアームなどのケスペンションアームやスタビライゲ等の前輪懸架部品やステアリングロッド等の前輪操舵部品が重複しないように構成している。
上述の第1導風部31を通る走行風は、緩斜面33にて緩やかに下方に傾斜して車両後方に流れるが、この場合、前輪17(特に、そのナックル部)に連結されたサスペンションアーム等の前輪懸架部品やステアリングロッド等の前輪操舵部品に走行風が当たらないように上述の緩斜面33の傾斜角度を設定することで、乱流発生を抑制すべく構成したものである。
ところで、図5、図7に示すように、上述の第1導風部31と連結部としての側壁36との境界部37は、断面が略円弧形状に湾曲する湾曲部50に形成されている。つまり、第2導風部32の平坦面34は第1導風部31の緩斜面33に対して前端以外の部分は地上高が高く構成されているので、上記平坦面34と緩斜面33との間には、側壁36の高さに略相当する上下方向の段差が形成される。そこで、これら両者34,33間の境界部37を、略円弧形状に湾曲する湾曲部50にて連設したものである。
これにより、車幅方向の内側前方から斜め外方に向けて流れてくる走行風や車幅方向内側から車幅方向外側に向けて流れる走行風(つまり横風)が、第1導風部31から第2導風部32へと流れるとき、第1導風部31と第2導風部32との段差間に存在する湾曲部50に沿うように流れ、走行風が湾曲部50で剥離することなく第2導風部32に流れて、その後、第2導風部32後部の縦壁部35に当たるよう制御されることで、走行風がホイールハウス部18内に侵入することを抑制して、前輪17周りのCd値向上を図るよう構成したものである。
ここで、上述の湾曲部50はその断面曲げ半径が5mmから40mmの範囲内で形成されている。
すなわち、上記湾曲部50の断面曲げ半径が5mm未満の場合には、断面曲げ半径が小さいことに起因して走行風が剥離される一方で、湾曲部50の断面曲げ半径が40mmを超過する場合には、断面曲げ半径が過大なことに起因して、デフレクタ30それ自体が大型化して、該デフレクタ30を車両底部に組付けた時の地上高が低くなるため、上記範囲内に設定するものである。
このように、上記湾曲部50の断面曲げ半径を5〜40mmの範囲内に設定することで、車幅方向内側前方乃至横方向から斜め外方または車幅方向外側に向けて流れる走行風を確実に制御して、第1導風部31から第2導風部32へ走行風が流れる時、その剥離をより一層確実に防止すべく構成したものである。
また、上述の湾曲部50は第1導風部31の車幅方向外側の前端部から後端部にかけて車両前後方向に連続して形成されており、これにより、第1導風部31と第2導風部32との間に存在する段差の前後方向全てに上記湾曲部50が連続して形成されることになり、車幅方向内側前方乃至横方向からの走行風の流れを確実に制御し、該走行風(第1導風部31から第2導風部32へ向けて流れる床下風)の剥離をより一層防止するよう構成したものである。
さらに、上述の湾曲部50の断面曲げ半径はデフレクタ30前部の断面曲げ半径(つまり、図5に示す湾曲部50の前部50aの断面曲げ半径)に対して、デフレクタ30後部の断面曲げ半径(つまり、図5に示す湾曲部50の後部50bの断面曲げ半径)が大きく形成されており、これにより、第1導風部31と第2導風部32との間の段差が車両後方に行く程大きくなっても、容易にデフレクタ30を形成し得る構造となっている。
ところで、図5、図6の(a)に示すように、上述の縦壁部35とその後部に位置する後壁51および側壁52,53とにより走行風を上方から下方に流す空気通路54を形成している。上述の後壁51は図6の(a)に示すように、支持片47と上下方向に一直線状に並ぶように形成されており、また、左右一対の側壁52,53のうち車幅方向内側の側壁52(空気通路54形成用の側壁)は上記側壁36(段差形成用の側壁)を兼用してもよく、側面36とは別に形成してもよい。
図5、図6の(a)に示すように、上述の空気通路54の下端には、走行風を下方に排出する排出口55が形成されている。また、上述の空気通路54は排出口55側、つまり、下側が先細り形状になるよう形成されている。
しかも、図6の(a)に示すように、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面HORと上記水平面HORに交わる縦壁部35の少なくとも下端部を含む縦壁部35の下面とが成す角度θ1(いわゆる俯角θ1)は、上記仮想の水平面と、排出口55から走行風が排出される排出方向の角度θ2よりも傾斜角度が小さくなるよう形成されている。つまり、θ1<θ2の関係式が成立するように設定されたものである。
ここで、上述の俯角θ1とは、車両前後方向に延びる仮想水平線HORに対して、縦壁部35下端を基点とした当該縦壁部35の前側下面35aの傾斜角度を意味するものである。
詳しくは、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面HORと上記水平面HORに交わる縦壁部35の少なくとも下端部を含む縦壁部下面35aとが成す角度θ1は、上記仮想の水平面HORと空気通路54の略上下方向に延びる中心線CLとが成す角度θ2よりも傾斜角が小さく設定されたものである。
上述のように、θ1<θ2に設定することで、次のような作用を奏する。
すなわち、第1導風部31を通る走行風は、制御することなく、車両前方からそのまま後方に流す一方で、第2導風部32を通る走行風は、まず、図6の(a)に示すように略水平な平坦面34に沿って後方に流し(走行風e1参照)、その後、縦壁部35の前側下面35aに当て、当該縦壁部35の前側下面35aに沿うように走行風e2(変向風)の流れを下方に変向する。
一方、空気通路54を上方から下方に向けて流れた後に、排出口55から下向きに流れる気流(走行風e4)を上記走行風e2に当てることで、車両後方に流れる走行風e2をさらに下方に押下げて走行風e3(更変向風)とすることで、走行風e3が前輪17に当たる地面からの高さ位置をより低くし、また、走行風e3が前輪17に当たったときに、ホイールハウス部18内に巻込まれる量をより少なくすることで、前輪17外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪17周りのCd値向上を図る。
上述の空気通路54は排出口55側が先細り形状となるように構成されているので、排出口55から排出される気流(走行風e4)の風速を上げて、上記縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2を効果的に下方へ押下げることができるものである。
この実施例では、図2、図3に示すように、上述の空気通路54は、デフレクタ30の当該空気通路54よりも車両前方に位置する補機としての放熱器16の冷却風通路に設定されているので、以下、この点について説明する。
上述のデフレクタ30の空気通路54上部の気流入口に対して車両前方側に放熱器16(詳しくは、ケイドラジエータ)を配置し、図1で示した走行風導入部15と空気通路54の気流入口との間を、ダクト56で連通連結すると共に、該ダクト56は放熱器16を内包している。つまり、該ダクト56の内部に上記放熱器16を配設している。
上述の走行風導入部15からダクト56内に取込まれた走行風は、放熱器16を空冷した後に、ダクト56後部から空気通路54に至り、この空気通路54を上方からかほうに向けて流下した後に、排出口55から下向きに流れる気流(走行風e4)として流出し、車両後方に流れる上記走行風e2(床下風)をさらに下方に押下げるものである(図2、図6の(a)参照)。
このように、上記空気通路54を、補機である放熱器16の冷却風通路に設定することで、放熱器16に対する冷却風量の増加を図りつつ、冷却風(走行風e4参照)を上述の空気通路54の排出口55から排出することで、Cd値の向上を図るものであり、冷却性能向上とCd値向上との両立を図るよう構成したものである。
図6の(b)は車両用整流構造の他の実施例を示す断面図で、図6の(b)において、図6の(a)と同一の部分には同一符号を付している。
この実施例では、デフレクタ30の排出口55の前部に位置する縦壁部35の下端35bに対して、当該排出口55の後部に位置して略垂直方向に延びる後壁51の下端をより下方に延設させて、延設部57を形成したものである。
このように、後壁51の下端を下方に延設して、上記延設部57を形成すると、空気通路54を上方から下方に向けて流下する気流(走行風e4)が、排出口55から排出されると、その排出される方向の傾斜角度がさらに大きくなり(走行風e5参照)、これにより、縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2を、より一層下方へ押下げることができ、走行風e3が前輪17に当たる地面からの高さ位置をさらに低くし、かつ、走行風e3が前輪17に当たったときに、ホイールハウス部18内に巻込まれる量をさらに少なくすることで、前輪外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪17周りのCd値向上を図るよう構成したものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の車両用整流構造は、前輪17前方の車両底部にデフレクタ30が配置された車両用整流構造であって、上記デフレクタ30は、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部35と、該縦壁部35とその後部に位置する後壁51および側壁52,53とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路54と、該空気通路54の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口55と、を備え、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面HORと上記水平面HORに交わる縦壁部35の少なくとも下端部を含む縦壁部下面35aとが成す角度θ1(俯角)は、上記仮想の水平面HORと上記排出口55から走行風が排出される排出方向とが成す角度θ2よりも傾斜角度が小さく設定されたものである(図2、図6参照)。
なお、上述の俯角θ1とは、車両前後方向に延びる仮想水平線HORに対して、縦壁部35下端を基点とした当該縦壁部35の前側下面35aの傾斜角度を意味する。
この構成によれば、上記空気通路54の排出口55から下向きに流れる気流(走行風e4)を発生することで、上記縦壁部35の前側下面35aに沿って車両後方に流れる走行風e2(つまり床下風)をさらに下方に押下げることができ、これにより、走行風e3が前輪17に当たる地面からの高さ位置をより低くし、また、走行風e3が前輪17に当たったときに、ホイールハウス部18内に巻込まれる量をより少なくすることで、前輪外側面後方に流れ出る走行風を効果的に抑制して、前輪17周りのCd値向上を図ることができる。
要するに、前輪17に直撃する走行風を抑制することで、ホイールハウス部18内に走行風が可及的に入り込まないようにし、Cd値の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面HORと上記水平面HORに交わる縦壁部35の少なくとも下端部を含む縦壁部下面35aとが成す角度θ1は、上記仮想の水平面HORと上記空気通路54の中心線CLとが成す角度θ2よりも傾斜角が小さく設定されたものである(図6参照)。
この構成によれば、上記空気通路54を流れる気流e4に指向性をもたせると共に、当該気流e4の流れる方向が、上記縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2の方向に対して傾斜角度θ2が大きいので、縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2を確実に下方へ押下げることができる。
この発明の一実施形態においては、上記空気通路54は上記排出口55側が先細り形状に形成されたものである(図6参照)。
この構成によれば、上述の排出口55側の先細り構造により、排出口55から排出される気流の風速を上げて、上記縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2を効果的に下方へ押下げることができる。
この発明の一実施形態においては、上記排出口55の前部に位置する縦壁部35下端に対し、該排出口55後部に位置する後壁51下端がより下方に延設(延設部57参照)されたものである(図6の(b)参照)。
この構成によれば、後壁51下端が下方に延設され部位(延設部57)で、空気通路54の排出口55から気流が排出される方向の傾斜角度θ2をより一層大きくすることができ、これにより、縦壁部35の前側下面35aに沿って流れる走行風e2をより一層下方へ押下げることができる。
この発明の一実施形態においては、上記空気通路54は、上記デフレクタ30よりも車両前方(詳しくは、デフレクタ30の空気通路54よりも車両前方)に位置する補機(放熱器16参照)の冷却風通路に設定されたものである(図2、図3参照)。
この構成によれば、上述の空気通路54を補機(放熱器16参照)の冷却風通路に設定したので、補機(放熱器16)に対する冷却風量の増加を図りつつ、上記冷却風を上記空気通路54の排出口55から排出することで、Cd値の向上を図りつつ、冷却性能を高めることができる。
因に、上記補機を放熱器16に設定した場合には、放熱器16を通過する風量が増加し、車体の放熱量が大となり、この分、出力の向上を図ることができる。また、車体放熱量が増加することで、放熱器16の小型化も可能となる。つまり、Cd値の向上を図りつつ、放熱器16に対する冷却風の風量増加を確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の補機は、実施例の放熱器16に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造について有用である。
12…フロントバンパフェース
15…走行風導入部
16…放熱器(補機)
17…前輪
30…デフレクタ
35…縦壁部
51…後壁
52,53…側壁
54…空気通路
55…排出口

Claims (5)

  1. 前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、
    上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、
    該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、
    該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、
    車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され
    上記空気通路は上記排出口側が先細り形状に形成された
    車両用整流構造。
  2. 前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、
    上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、
    該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、
    該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、
    車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、
    上記排出口の前部に位置する縦壁部下端に対し、該排出口後部に位置する後壁下端がより下方に延設された
    車両用整流構造。
  3. 前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、
    上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、
    該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から下方に流す空気通路と、
    該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、
    車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定され、
    上記空気通路は、上記デフレクタよりも車両前方に位置する補機の冷却風通路に設定された
    車両用整流構造。
  4. 前輪前方の車両底部にデフレクタが配置された車両用整流構造であって、
    フロントバンパフェースに走行風導入部が設けられ、
    上記デフレクタは、車両後方かつ下方に傾斜する縦壁部と、
    上記走行風導入部の後方に形成され、
    該縦壁部とその後部に位置する後壁および側壁とにより形成されて走行風を上方から車両後方かつ下方に流す空気通路と、
    該空気通路の下端に位置して走行風を下方に排出する排出口と、を備え、
    車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と上記排出口から走行風が排出される排出方向とが成す角度よりも傾斜角度が小さく設定された
    車両用整流構造。
  5. 車両側面視で車両前後方向に延びる仮想の水平面と上記水平面に交わる縦壁部の少なくとも下端部を含む縦壁部下面とが成す角度は、上記仮想の水平面と、上記空気通路の中心線とが成す角度よりも傾斜角が小さく設定された
    請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用整流構造。
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