JPH0680033A - プロペラシャフト保護装置 - Google Patents

プロペラシャフト保護装置

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Publication number
JPH0680033A
JPH0680033A JP26081292A JP26081292A JPH0680033A JP H0680033 A JPH0680033 A JP H0680033A JP 26081292 A JP26081292 A JP 26081292A JP 26081292 A JP26081292 A JP 26081292A JP H0680033 A JPH0680033 A JP H0680033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
guard
guard body
space
rigidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26081292A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Terada
憲男 寺田
Toshiyuki Sakai
稔之 酒井
Takayuki Akimoto
孝之 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP26081292A priority Critical patent/JPH0680033A/ja
Publication of JPH0680033A publication Critical patent/JPH0680033A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガード本体の取付けに際しては、その上部の
開口寸法をボディ側のボルト孔などの位置に合わせて調
整でき、しかも車両の走行中にプロペラシャフトが振れ
回りを起こした場合は前記ガード本体が変形してもプロ
ペラシャフトをプロテクタで常に受止め、もってボディ
に対する衝撃を阻止してその変形や損傷を回避する。 【構成】 略U字状に形成されたガード本体10は、そ
の開口された上部12が車両のボディ30下面に取付け
可能で、かつその底部14の剛性が他の箇所の剛性より
も小さく設定されているとともに、このガード本体10
の内部空間が、その内側部に形成されたプロテクタ20
により互いに連通部22を共有する前記上部12側の空
間24とプロペラシャフトが挿通される前記底部14側
の空間26とに分けられ、しかもこれの連通部22の寸
法Lが前記プロペラシャフトの外径より小さく設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行中にプロペ
ラシャフトがそのジョイント部で外れるといった万一の
事態が生じた場合でも、このプロペラシャフトの端部が
路面側に脱落するのを防ぐために用いられるプロペラシ
ャフト保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の保護装置としては、例えば実開
昭50−32724号公報で開示された構成のものがあ
る。この装置では、プロペラシャフトをおおうように略
U字状に形成されたガードの開口上部が車両のボディ下
面に取付けられ、しかもこのガードには緩衝材が内張り
されている。したがって車両の走行中にプロペラシャフ
トがジョイント部で外れて振れ回りを起こした場合、そ
の衝撃の一部が前記ガードの緩衝材で吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記プロペラ
シャフトが現実に振れ回りを起こすと、前記ガードはと
もかく車両のボディに対してもプロペラシャフトが当た
り、その衝撃によってボディが変形したり損傷したりす
るおそれがある。この対策として前記ガードの両側部間
にプロテクタを掛け渡し、振れ回りするプロペラシャフ
トをこのプロテクタで受止めてボディ側に衝撃が加わる
のを阻止する構成が考えられる。しかしこのようにガー
ドの両側部をプロテクタで互いに結合してしまうと、こ
のガードの開口上部を車両のボディ下面に取付ける際
に、この開口部分の寸法をボディ側のボルト孔などの位
置に合わせて調整することがほとんど不可能となり、ガ
ードを取付けるための作業性が悪くなる。本発明の技術
的課題は、車両のボディにガード本体を取付けるとき
は、その上部の開口寸法をボディ側のボルト孔などの位
置に合わせて簡単に調整可能で、しかも車両の走行中に
プロペラシャフトが振れ回りを起こした場合は前記ガー
ド本体が変形してもプロペラシャフトをプロテクタで常
に受止め、もってボディに対する衝撃を阻止してその変
形や損傷を回避することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のプロペラシャフト保護装置はつぎのように
構成されている。すなわち略U字状に形成されたガード
本体は、その開口された上部が車両のボディ下面に取付
け可能で、かつその底部の剛性が他の箇所の剛性よりも
小さく設定されているとともに、このガード本体の内部
空間が、その内側部に形成されたプロテクタにより互い
に連通部を共有する前記上部側の空間とプロペラシャフ
トが挿通される前記底部側の空間とに分けられ、しかも
これの連通部の寸法が前記プロペラシャフトの外径より
小さく設定されている。
【0005】
【作用】この構成によれば、前記ガード本体はその底部
の剛性が他の箇所の剛性より小さく、かつ前記プロテク
タは前記連通部を有していることから、ガード本体にお
ける前記上部の開口寸法を容易に調整できる。したがっ
てこのガード本体を車両のボディ下面に取付ける際は、
ボディ側のボルト孔などの位置に合わせて前記開口寸法
を調整可能である。そして前記連通部はプロペラシャフ
トの外径より小さい寸法に設定されているため、車両の
走行中にプロペラシャフトがそのジョイント部で外れて
振れ回りを起こした場合、このプロペラシャフトは前記
プロテクタで受止められることとなり、ボディに対する
衝撃が防止される。また振れ回っているプロペラシャフ
トは前記ガード本体に当たることとなるが、このガード
本体はその底部の剛性が小さいため、前記連通部の寸法
をさらに小さくするV字状に変形する。このことはガー
ド本体が大きく変形したとしてもプロペラシャフトは前
記プロテクタで必ず受止められ、ボディは常にプロペラ
シャフトから保護されることになる。また前記ガード本
体及びプロペラシャフトの組付けにあたり、このガード
本体の底部側の空間にプロペラシャフトを挿通させれ
ば、ガード本体はプロペラシャフトに対して仮付け状態
に保持される。したがってプロペラシャフトに複数個の
ガード本体を同時に仮付けすることが可能となり、プロ
ペラシャフトを組付けた後に各ガード本体をそれぞれボ
ディの所定位置に取付ければよく、その作業性が向上す
る。
【0006】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1にプロペラシャフト保護装置が示されてい
る。この保護装置はガード本体10とプロテクタ20と
を主体として構成されている。まずガード本体10は図
1(B)で明らかなように、その上部12が開口された
略U字状に形成されている。この上部12の両端部に
は、ボルト挿通孔16aを有する取付け片16がそれぞ
れ曲げ形成されている。これらの取付け片16はガード
本体10に対し、図1(A)示す角度α、図1(B)で
示す角度β及び図1(C)で示す角度γをもって形成さ
れている。つまり各取付け片16は、後で説明するよう
に車両におけるボディ30の下面にガード本体10を取
付けるためのものであり、前記の角度α,β,γはガー
ド本体10の取付け作業を容易にするうえで重要な意義
をもっている。
【0007】同じく前記ガード本体10における底部1
4の中央には上下に貫通した孔18が形成されている。
この孔18により、ガード本体10はその底部14の剛
性が他の箇所の剛性よりも小さくなっている。したがっ
てこの孔18の径を変えることにより、底部14の剛性
を調整できる。しかも前記孔18はガード本体10の全
長のほぼ中間位置にあけられているので、この孔18が
ガード本体10をU字状に形成するときの曲げセンター
の目安となる。なお前記底部14の剛性を小さく設定す
るための手段としては、前記孔18に代えて底部14の
肉厚を他の部分より薄くしてもよい。またガード本体1
0の製作コストを無視すれば、底部14のみを剛性の小
さい素材で形成することも可能である。
【0008】前記プロテクタ20は、ガード本体10の
両内側部からそれぞれ内方へ突出させた状態で、溶接な
どによりガード本体10に固定されている。これらのプ
ロテクタ20によりガード本体10の内部空間は前記上
部12側の空間24と底部14側の空間26とに分けら
れている。ただし各プロテクタ20の先端部は互いに離
れており、これによって前記の両空間24,26が共有
する連通部22が構成されている。そしてこの連通部2
2の図1(B)に示す寸法Lはつぎに説明するプロペラ
シャフトの外径よりも小さく設定されている。また前記
プロテクタ20をガード本体10における一方の内側部
にのみ設けた構成とすることもできる。この場合、他方
の内側部とプロテクタ20の先端部との間に前記連通部
22が構成されることとなる。
【0009】図2にプロペラシャフト保護装置の使用状
態が示されている。この図面で明らかなように前記ガー
ド本体10の各取付け片16は、車両のボディ(クロス
メンバ)30に対しボルト34によりそれぞれ取付けら
れている。この状態でのガード本体10は、各取付け片
16の前述した曲げ角度γにより図2(A)(B)で示
すように車両のリヤ側(あるいはフロント側)へ傾いて
取付けられている。このガード本体10の傾き、ならび
に各取付け片16の前記曲げ角度α,βにより前記ボル
ト34をボディ30に締付ける工具の軸線がガード本体
10から離れた位置となり、その作業が容易となる。な
お図2において、ガード本体10の底部14と前記プロ
テクタ20との間の空間26にはプロペラシャフト40
が挿通され、プロテクタ20とボディ30との間の空間
24は図示されていない配管や配線のスペースとして利
用される。
【0010】前記構成の保護装置を取付けるには、まず
組付け前のプロペラシャフト40を前記ガード本体10
の空間26に挿通させてから、このプロペラシャフト4
0を車両側に組付ける。このとき、プロペラシャフト4
0は前記両プロテクタ20の間の連通部22を通過でき
ないため、ガード本体10はプロペラシャフト40に仮
付けされた状態に保持される。このことはプロペラシャ
フト40に複数個のガード本体10を同時に仮付けする
ことも可能である。つぎにガード本体10における前記
上部12の開口寸法を調整して前記の各取付け片16の
ボルト挿通孔16aをボディ30のボルト孔(図示しな
い)に合わせる。その後、すでに述べたように各取付け
片16をボルト34によってボディ30に取付ける。ま
たこのようにガード本体10が車両のボディ30に直接
取付けられることは、従来使用されていたガード取付け
用のブラケットなどが不要となり、部品点数及び作業工
数が削減される。
【0011】さて車両の走行中にプロペラシャフト40
のジョイント部(図示しない)が万一外れると、このプ
ロペラシャフト40は振れ回りを起こす。しかしプロペ
ラシャフト40はガード本体10の底部14と前記プロ
テクタ20との間の空間26の範囲内で振れ回るだけで
あり、他方の空間24に位置する配管や配線及び前記ボ
ディ30に対する衝撃は前記プロテクタで阻止される。
また振れ回っているプロペラシャフト40の衝撃を受け
るガード本体10は、剛性の小さい底部14が大きく変
形して全体としてV字状となり、前記連通部22の寸法
Lをさらに小さくすることとなる。したがってボディ3
0は前記プロテクタ20により常にプロペラシャフト4
0の衝撃から保護される。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、ガード本体
を車両のボディ下面に取付ける際は、このガード本体の
上部の開口寸法をボディ側のボルト孔などの位置に合わ
せて調整できるにもかかわらず、車両の走行中にプロペ
ラシャフトがそのジョイント部で外れて振れ回りを起こ
した場合は、その衝撃を受けてガード本体が変形したと
してもプロペラシャフトをプロテクタで常に受止めるこ
とができ、もってボディの変形や損傷を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロペラシャフト保護装置の平面、正面及び側
面を表した図面である。
【図2】プロペラシャフト保護装置の使用状態を表した
図面である。
【符号の説明】
10 ガード本体 12 上部 14 底部 20 プロテクタ 22 連通部 24 空間 26 空間 30 ボディ 40 プロペラシャフト L 連通部の寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字状に形成されたガード本体は、そ
    の開口された上部が車両のボディ下面に取付け可能で、
    かつその底部の剛性が他の箇所の剛性よりも小さく設定
    されているとともに、このガード本体の内部空間が、そ
    の内側部に形成されたプロテクタにより互いに連通部を
    共有する前記上部側の空間とプロペラシャフトが挿通さ
    れる前記底部側の空間とに分けられ、しかもこれの連通
    部の寸法が前記プロペラシャフトの外径より小さく設定
    されていることを特徴とするプロペラシャフト保護装
    置。
JP26081292A 1992-09-03 1992-09-03 プロペラシャフト保護装置 Pending JPH0680033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26081292A JPH0680033A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 プロペラシャフト保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26081292A JPH0680033A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 プロペラシャフト保護装置

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Publication Number Publication Date
JPH0680033A true JPH0680033A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17353102

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26081292A Pending JPH0680033A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 プロペラシャフト保護装置

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JP (1) JPH0680033A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104590015A (zh) * 2013-10-31 2015-05-06 北汽福田汽车股份有限公司 用于车辆的传动轴的防护装置
JP2016182904A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 ダイハツ工業株式会社 プロペラシャフト脱落防止ブラケット
JP2018065472A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 トヨタ自動車株式会社 プロペラシャフトガード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104590015A (zh) * 2013-10-31 2015-05-06 北汽福田汽车股份有限公司 用于车辆的传动轴的防护装置
JP2016182904A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 ダイハツ工業株式会社 プロペラシャフト脱落防止ブラケット
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