JPH07228279A - 自動二輪車のラジエターカバー - Google Patents
自動二輪車のラジエターカバーInfo
- Publication number
- JPH07228279A JPH07228279A JP6020788A JP2078894A JPH07228279A JP H07228279 A JPH07228279 A JP H07228279A JP 6020788 A JP6020788 A JP 6020788A JP 2078894 A JP2078894 A JP 2078894A JP H07228279 A JPH07228279 A JP H07228279A
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- JP
- Japan
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- radiator
- body frame
- motorcycle
- radiator cover
- cover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両重量を増やさずかつ部品点数も増やすこ
となく自動二輪車が転倒した場合でもそのときの衝撃力
を直接的にラジエターに与えないようにすることができ
るとともにラジエターカバーを付けると否とに拘わらず
冷却効率が低下することのない自動二輪車のラジエター
カバーを提供すること。 【構成】 自動二輪車用ラジエター27の少なくとも車
両側部側を覆うラジエターカバー1であって、ラジエタ
ーカバー1のうちラジエター27が固定される車体フレ
ーム4に対応する一部1’を当該車体フレーム側に突出
形成してラジエターカバー1を車体フレーム4に取り付
けるための脚部30とし、脚部30の長さ寸法l1をラ
ジエター27の車体フレーム4から側方への突出量l2
よりも大きく設定した。
となく自動二輪車が転倒した場合でもそのときの衝撃力
を直接的にラジエターに与えないようにすることができ
るとともにラジエターカバーを付けると否とに拘わらず
冷却効率が低下することのない自動二輪車のラジエター
カバーを提供すること。 【構成】 自動二輪車用ラジエター27の少なくとも車
両側部側を覆うラジエターカバー1であって、ラジエタ
ーカバー1のうちラジエター27が固定される車体フレ
ーム4に対応する一部1’を当該車体フレーム側に突出
形成してラジエターカバー1を車体フレーム4に取り付
けるための脚部30とし、脚部30の長さ寸法l1をラ
ジエター27の車体フレーム4から側方への突出量l2
よりも大きく設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジエターカバーに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のラジエターには冷却効率を
高めるためラジエターの側部を車両側方へ突出させて有
効面積を広げたものがある。このように車両側方へ突出
するほどの大きさのラジエターを採用した自動二輪車に
あっては、転倒したときに当該ラジエターの側部が地面
等に当たって損傷することがある。そこで、自動二輪車
の転倒時にラジエターを保護するためのラジエターカバ
ーが提供されている。
高めるためラジエターの側部を車両側方へ突出させて有
効面積を広げたものがある。このように車両側方へ突出
するほどの大きさのラジエターを採用した自動二輪車に
あっては、転倒したときに当該ラジエターの側部が地面
等に当たって損傷することがある。そこで、自動二輪車
の転倒時にラジエターを保護するためのラジエターカバ
ーが提供されている。
【0003】ところで近年にあっては、ラジエターカバ
ーは、上記ラジエターの保護という役割以外にそのデザ
イン価値が認められ、ラジエターカバーの外表面には様
々な模様や色彩が施されるようになった。このため、ラ
ジエターカバーは単にラジエターを保護するだけの大き
さ(面積)を有すればよいというものではなく、上記デ
ザイン上の重要性という認識に立って従来のものに比し
て大型化してきた。
ーは、上記ラジエターの保護という役割以外にそのデザ
イン価値が認められ、ラジエターカバーの外表面には様
々な模様や色彩が施されるようになった。このため、ラ
ジエターカバーは単にラジエターを保護するだけの大き
さ(面積)を有すればよいというものではなく、上記デ
ザイン上の重要性という認識に立って従来のものに比し
て大型化してきた。
【0004】また、ラジエターカバーの車体への取り付
けは、車体フレームに取り付けられるラジエターの外側
にラジエターカバーを当接させて直付けするというもの
であったため、自動二輪車が転倒等してラジエターカバ
ーが地面等から衝撃を受けると、たとえラジエターカバ
ーがされていてもラジエターに直接的に大きな衝撃が掛
かった。
けは、車体フレームに取り付けられるラジエターの外側
にラジエターカバーを当接させて直付けするというもの
であったため、自動二輪車が転倒等してラジエターカバ
ーが地面等から衝撃を受けると、たとえラジエターカバ
ーがされていてもラジエターに直接的に大きな衝撃が掛
かった。
【0005】さらに、上述のようにラジエターカバーが
大型化しているため、自動二輪車が転倒した場合に地面
等とぶつかる範囲も広い。このためそのときの衝撃がラ
ジエターに伝わって、ラジエターに変形や破損を生じさ
せる虞れがあった。
大型化しているため、自動二輪車が転倒した場合に地面
等とぶつかる範囲も広い。このためそのときの衝撃がラ
ジエターに伝わって、ラジエターに変形や破損を生じさ
せる虞れがあった。
【0006】そこで、ラジエターに直接的に衝撃力を与
えないようにするための手段として、図5に示すように
したものが提案されている。図5は、車両前方から自動
二輪車を見た場合の一部切欠き図である。
えないようにするための手段として、図5に示すように
したものが提案されている。図5は、車両前方から自動
二輪車を見た場合の一部切欠き図である。
【0007】図中符号aが示すものは、車体フレーム、
同じく符号b、cおよびdが示すものは、それぞれラジ
エター、ラジエターbの手前側にあり車体フレームaに
螺着されてラジエターbよりも側方へ突出されているチ
ャネル状のステー、およびステーcに適宜の固着手段で
取り付けられてラジエターbの外側を覆うラジエターカ
バーである。
同じく符号b、cおよびdが示すものは、それぞれラジ
エター、ラジエターbの手前側にあり車体フレームaに
螺着されてラジエターbよりも側方へ突出されているチ
ャネル状のステー、およびステーcに適宜の固着手段で
取り付けられてラジエターbの外側を覆うラジエターカ
バーである。
【0008】この場合にあっては、ラジエターカバーd
がラジエターbよりも側方へ突出しているステーcに取
り付けられているので、ラジエターaとラジエターカバ
ーdとの間には、隙間eができる。このため、たとえ自
動二輪車が側方へ転倒してラジエターカバーdが衝撃を
受けても、そのときの衝撃が直接伝わるのはステーcを
介した車体フレームaだけである。したがって、ラジエ
ターbにへの衝撃は、緩和されるかあるいは伝達されな
いようになる。
がラジエターbよりも側方へ突出しているステーcに取
り付けられているので、ラジエターaとラジエターカバ
ーdとの間には、隙間eができる。このため、たとえ自
動二輪車が側方へ転倒してラジエターカバーdが衝撃を
受けても、そのときの衝撃が直接伝わるのはステーcを
介した車体フレームaだけである。したがって、ラジエ
ターbにへの衝撃は、緩和されるかあるいは伝達されな
いようになる。
【0009】ところが、この場合にあっては、ステーc
を介在させる分だけ車両重量が増えるという問題があ
る。また、部品点数も増えるのでそれだけ組付工程が増
えるという問題もある。さらに、ラジエターカバーdを
付けるとステーcによってラジエターaの表面が遮られ
るので、それだけ冷却効率が低下した。
を介在させる分だけ車両重量が増えるという問題があ
る。また、部品点数も増えるのでそれだけ組付工程が増
えるという問題もある。さらに、ラジエターカバーdを
付けるとステーcによってラジエターaの表面が遮られ
るので、それだけ冷却効率が低下した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、車両重量を増やさずかつ部品点数も増や
すことなく自動二輪車が転倒した場合でもそのときの衝
撃力を直接的にラジエターに与えないようにすることが
できるとともにラジエターカバーを付けると否とに拘わ
らず冷却効率が低下することのない自動二輪車のラジエ
ターカバーを提供することにある。
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、車両重量を増やさずかつ部品点数も増や
すことなく自動二輪車が転倒した場合でもそのときの衝
撃力を直接的にラジエターに与えないようにすることが
できるとともにラジエターカバーを付けると否とに拘わ
らず冷却効率が低下することのない自動二輪車のラジエ
ターカバーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明自動二輪車のラジ
エターカバーは、以上のような課題を解決するものであ
って、次のようなものである。すなわち、請求項1記載
の本発明自動二輪車のラジエターカバーは、自動二輪車
用ラジエターの少なくとも車両側部側を覆うものであっ
て、このラジエターカバーのうち前記ラジエターが固定
される車体フレームの一部に対応する部分を当該車体フ
レーム側に突出形成して前記ラジエターカバーを前記車
体フレームに取り付けるための脚部とし、この脚部の長
さをラジエターの前記車体フレームから側方への突出量
よりも大きく設定した。
エターカバーは、以上のような課題を解決するものであ
って、次のようなものである。すなわち、請求項1記載
の本発明自動二輪車のラジエターカバーは、自動二輪車
用ラジエターの少なくとも車両側部側を覆うものであっ
て、このラジエターカバーのうち前記ラジエターが固定
される車体フレームの一部に対応する部分を当該車体フ
レーム側に突出形成して前記ラジエターカバーを前記車
体フレームに取り付けるための脚部とし、この脚部の長
さをラジエターの前記車体フレームから側方への突出量
よりも大きく設定した。
【0012】また請求項2記載の本発明自動二輪車のラ
ジエターカバーは、前記脚部をラジエターの上下端部に
配設された水タンクに対応させて設けたことを特徴とす
る。
ジエターカバーは、前記脚部をラジエターの上下端部に
配設された水タンクに対応させて設けたことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】したがって、請求項1記載の本発明自動二輪車
のラジエターカバーによれば、脚部の長さをラジエター
の前記車体フレームから側方への突出量よりも大きく設
定したので、当該大きな分だけラジエターとラジエター
カバーとの間に透き間ができるようになる。このため、
たとえ自動二輪車が側方へ転倒してラジエターカバーが
衝撃を受けても、そのときの衝撃が直接伝わるのは脚部
を介した車体フレームだけである。
のラジエターカバーによれば、脚部の長さをラジエター
の前記車体フレームから側方への突出量よりも大きく設
定したので、当該大きな分だけラジエターとラジエター
カバーとの間に透き間ができるようになる。このため、
たとえ自動二輪車が側方へ転倒してラジエターカバーが
衝撃を受けても、そのときの衝撃が直接伝わるのは脚部
を介した車体フレームだけである。
【0014】また、請求項2記載の本発明自動二輪車の
ラジエターカバーによれば、脚部はラジエターの上下端
部に配設された水タンクに対応させて設けられたので、
冷却フィンが配設されているラジエター主面が脚部によ
って遮られないので、ラジエター1に向かう冷却風の通
りが妨げられない。
ラジエターカバーによれば、脚部はラジエターの上下端
部に配設された水タンクに対応させて設けられたので、
冷却フィンが配設されているラジエター主面が脚部によ
って遮られないので、ラジエター1に向かう冷却風の通
りが妨げられない。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る自動二
輪車のラジエターカバー1を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は自動二輪車にラジエターカバーを
取り付けた状態を示す全体側面図、図2は図1の要部拡
大図、図3は図2の矢印II方向から見た図、図4は図3
のIV−IV線断面図である。
輪車のラジエターカバー1を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は自動二輪車にラジエターカバーを
取り付けた状態を示す全体側面図、図2は図1の要部拡
大図、図3は図2の矢印II方向から見た図、図4は図3
のIV−IV線断面図である。
【0016】図1に示すように、自動二輪車2は、荒れ
地等の不整地を走行するオフロードタイプのものであっ
て、全体として前後に延びる車体フレーム4を骨格とす
る。車体フレーム4は、パイプ材等からなり、エンジン
やキャブレター6等を包囲する主フレーム8と、主フレ
ーム8の後方に延びてシート10やリアフェンダ12を
搭載する図示しないシートレールフレームと、このシー
トレールフレームと主フレーム8の後部となる後述する
リヤアームブラケットとの間に介在されて前記シートレ
ールフレームを支えるリアフレーム14とからなる。
地等の不整地を走行するオフロードタイプのものであっ
て、全体として前後に延びる車体フレーム4を骨格とす
る。車体フレーム4は、パイプ材等からなり、エンジン
やキャブレター6等を包囲する主フレーム8と、主フレ
ーム8の後方に延びてシート10やリアフェンダ12を
搭載する図示しないシートレールフレームと、このシー
トレールフレームと主フレーム8の後部となる後述する
リヤアームブラケットとの間に介在されて前記シートレ
ールフレームを支えるリアフレーム14とからなる。
【0017】主フレーム8は、フロントフォーク15を
支持するヘッドパイプ16の上部から後斜め下方に湾曲
して延ばされかつ燃料タンク19が載置されるタンクレ
ール18と、ヘッドパイプ16のうちタンクレール18
が設けられている箇所の近傍から後下方に延びる側面視
ほぼL字形状のダウンチューブ20と、ダウンチューブ
20とタンクレール18とを後部で接続するリヤアーム
ブラケット22とダウンチューブ20とタンクレール1
8とを前部で接続するリーンフォースメント21とから
なる。なお、主フレーム8を始め以下に詳述する燃料タ
ンク19、ラジエターカバー1等は、左右対称形状であ
る。このため、この実施例の説明にでてくるラジエター
カバーや燃料タンク等にあっては、それらを示す符号に
左右両側に位置する部材であることを示すものとして符
号l、rを加えて説明してあるが、図中には左側のもの
のみ示すことにする。
支持するヘッドパイプ16の上部から後斜め下方に湾曲
して延ばされかつ燃料タンク19が載置されるタンクレ
ール18と、ヘッドパイプ16のうちタンクレール18
が設けられている箇所の近傍から後下方に延びる側面視
ほぼL字形状のダウンチューブ20と、ダウンチューブ
20とタンクレール18とを後部で接続するリヤアーム
ブラケット22とダウンチューブ20とタンクレール1
8とを前部で接続するリーンフォースメント21とから
なる。なお、主フレーム8を始め以下に詳述する燃料タ
ンク19、ラジエターカバー1等は、左右対称形状であ
る。このため、この実施例の説明にでてくるラジエター
カバーや燃料タンク等にあっては、それらを示す符号に
左右両側に位置する部材であることを示すものとして符
号l、rを加えて説明してあるが、図中には左側のもの
のみ示すことにする。
【0018】燃料タンク19は、下方に開口された深い
凹み26を有して鞍状に形成され、凹み26を間に挟ん
でその左右には鉛直方向に長い左右両側面部19lおよ
び19rが形成されている。そして、凹み26にタンク
レール18をはめ込み、図示しない固定手段を介して当
該タンクレール18に取り付けることによって、燃料タ
ンク24が車体フレーム4に載置固定される。
凹み26を有して鞍状に形成され、凹み26を間に挟ん
でその左右には鉛直方向に長い左右両側面部19lおよ
び19rが形成されている。そして、凹み26にタンク
レール18をはめ込み、図示しない固定手段を介して当
該タンクレール18に取り付けることによって、燃料タ
ンク24が車体フレーム4に載置固定される。
【0019】ラジエターカバー1は、燃料タンク19の
左右両側面部19lおよび19rと、燃料タンク19の
前面側においてリーンフォースメント21やダウンチュ
ーブ20等に螺合手段等の適宜の固着手段を介して取り
付けられたラジエター27の少なくとも車両側部側とを
覆うものであって、左右のカバー体1lと1rとからな
っている。
左右両側面部19lおよび19rと、燃料タンク19の
前面側においてリーンフォースメント21やダウンチュ
ーブ20等に螺合手段等の適宜の固着手段を介して取り
付けられたラジエター27の少なくとも車両側部側とを
覆うものであって、左右のカバー体1lと1rとからな
っている。
【0020】またラジエターカバー1は、少なくともラ
ジエター27が取り付けられる車体フレーム4(ダウン
チューブ20)に対応する一部1’が、車体フレーム4
(ダウンチューブ20)側に突出形成されて脚部30・
30とされている。この脚部30・30は、図3ないし
図4で示すようにその一端が広口に開口され、他端が後
述するねじ19が入る程度のねじ孔として開口された中
空体となっている。
ジエター27が取り付けられる車体フレーム4(ダウン
チューブ20)に対応する一部1’が、車体フレーム4
(ダウンチューブ20)側に突出形成されて脚部30・
30とされている。この脚部30・30は、図3ないし
図4で示すようにその一端が広口に開口され、他端が後
述するねじ19が入る程度のねじ孔として開口された中
空体となっている。
【0021】また、脚部30・30は、その長さ寸法l
lが、ラジエター27がダウンチューブ20の取り付け
箇所から側方へ突出する量l2よりも大きくされてお
り、その中にねじ19が介在される。そして、このねじ
19をダウンチューブ20のボス32・32と螺合させ
ることによって、ラジエターカバー1が脚部30・30
を介して車体に取り付けられる.また、脚部30・30
は、それぞれラジエター27の上下端部に配設された水
タンク27uおよび27dに対応させて、その近傍に位
置に設けてある。
lが、ラジエター27がダウンチューブ20の取り付け
箇所から側方へ突出する量l2よりも大きくされてお
り、その中にねじ19が介在される。そして、このねじ
19をダウンチューブ20のボス32・32と螺合させ
ることによって、ラジエターカバー1が脚部30・30
を介して車体に取り付けられる.また、脚部30・30
は、それぞれラジエター27の上下端部に配設された水
タンク27uおよび27dに対応させて、その近傍に位
置に設けてある。
【0022】ラジエターカバー1の後部1aはタンクレ
ール18の左カバー体1lのシート10側にねじ34・
34によって取り付けられている。なお、図2に符号3
8で示すものは、図示しない冷却フィンが配設されてい
るラジエター主面である。
ール18の左カバー体1lのシート10側にねじ34・
34によって取り付けられている。なお、図2に符号3
8で示すものは、図示しない冷却フィンが配設されてい
るラジエター主面である。
【0023】しかして、自動二輪車のラジエターカバー
1によれば、脚部30・30の長さl1をラジエター2
7の車体フレーム4(ダウンチューブ20)の取り付け
箇所から側方への突出量l2よりも大きく設定したの
で、当該大きな分だけラジエター27とラジエターカバ
ー1との間に隙間36ができる。このため、自動二輪車
2が側方へ転倒してラジエターカバー1が衝撃を受けた
場合でも、そのときの衝撃が直接伝わるのは脚部30・
30を介した車体フレーム4(ダウンチューブ20)だ
けである。
1によれば、脚部30・30の長さl1をラジエター2
7の車体フレーム4(ダウンチューブ20)の取り付け
箇所から側方への突出量l2よりも大きく設定したの
で、当該大きな分だけラジエター27とラジエターカバ
ー1との間に隙間36ができる。このため、自動二輪車
2が側方へ転倒してラジエターカバー1が衝撃を受けた
場合でも、そのときの衝撃が直接伝わるのは脚部30・
30を介した車体フレーム4(ダウンチューブ20)だ
けである。
【0024】したがって、脚部30・30が補強材とし
ての役割を果たすので、ラジエター27への衝撃は、緩
和されるかあるいは伝達されないようにできる。また、
脚部30・30が従来技術におけるステーcの役割を果
たすため、部品点数およびそれに伴う組付工程の増加も
抑制することができる。
ての役割を果たすので、ラジエター27への衝撃は、緩
和されるかあるいは伝達されないようにできる。また、
脚部30・30が従来技術におけるステーcの役割を果
たすため、部品点数およびそれに伴う組付工程の増加も
抑制することができる。
【0025】また、脚部30・30は、それぞれラジエ
ター27の上下端部に配設された水タンク27uおよび
27dに対応させてその近傍に設けたので、冷却フィン
が配設されているラジエター主面38が、脚部30・3
0によって遮られることがない。したがって、ラジエタ
ー1に向かう冷却風の通りが妨げられないので、冷却効
率が低下しないようにできる。
ター27の上下端部に配設された水タンク27uおよび
27dに対応させてその近傍に設けたので、冷却フィン
が配設されているラジエター主面38が、脚部30・3
0によって遮られることがない。したがって、ラジエタ
ー1に向かう冷却風の通りが妨げられないので、冷却効
率が低下しないようにできる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明自動二輪車のラジ
エターカバーによれば、ラジエターにへの衝撃は、緩和
されるかあるいは伝達されないようにできる。また、脚
部が従来技術におけるステーの役割を果たすため、部品
点数およびそれに伴う組付工程の増加も抑制することが
できる。請求項2記載の本発明自動二輪車のラジエター
カバーによれば、ラジエターカバーを付けると否とに拘
わらず冷却効率が低下しないようにすることができる。
エターカバーによれば、ラジエターにへの衝撃は、緩和
されるかあるいは伝達されないようにできる。また、脚
部が従来技術におけるステーの役割を果たすため、部品
点数およびそれに伴う組付工程の増加も抑制することが
できる。請求項2記載の本発明自動二輪車のラジエター
カバーによれば、ラジエターカバーを付けると否とに拘
わらず冷却効率が低下しないようにすることができる。
【図1】自動二輪車にラジエターカバーを取り付けた状
態を示す全体側面図である。
態を示す全体側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の矢印II方向から見た一部切欠き図であ
る。
る。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来技術を説明するための図である。
1 自動車用ラジエターカバー 1’ 自動車用ラジエターカバーのうちラジエターが
固定される車体フレームの一部分に対応する部分 4 車体フレーム 27 ラジエター 27u 上端部の水タンク 27d 下端部の水タンク 30 脚部 l1 脚部の長さ寸法 l2 ラジエターの車体フレームから側方への突出量
固定される車体フレームの一部分に対応する部分 4 車体フレーム 27 ラジエター 27u 上端部の水タンク 27d 下端部の水タンク 30 脚部 l1 脚部の長さ寸法 l2 ラジエターの車体フレームから側方への突出量
Claims (2)
- 【請求項1】 自動二輪車用ラジエターの少なくとも車
両側部側を覆うラジエターカバーであって、このラジエ
ターカバーのうち前記ラジエターが固定される車体フレ
ームの一部に対応する部分を当該車体フレーム側に突出
形成して前記ラジエターカバーを前記車体フレームに取
り付けるための脚部とし、この脚部の長さをラジエター
の前記車体フレームから側方への突出量よりも大きく設
定した自動二輪車のラジエターカバー。 - 【請求項2】 前記脚部をラジエターの上下端部に配設
された水タンクに対応させて設けたことを特徴とする請
求項1記載の自動二輪車のラジエターカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6020788A JPH07228279A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 自動二輪車のラジエターカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6020788A JPH07228279A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 自動二輪車のラジエターカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228279A true JPH07228279A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12036838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6020788A Pending JPH07228279A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 自動二輪車のラジエターカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228279A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1785344A1 (en) * | 2005-11-14 | 2007-05-16 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
US7284632B2 (en) * | 2003-04-01 | 2007-10-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Air discharge structure for motorcycles |
US7484767B2 (en) | 2005-11-25 | 2009-02-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP6020788A patent/JPH07228279A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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