JPH09207849A - 自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構造 - Google Patents

自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構造

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JPH09207849A
JPH09207849A JP8015776A JP1577696A JPH09207849A JP H09207849 A JPH09207849 A JP H09207849A JP 8015776 A JP8015776 A JP 8015776A JP 1577696 A JP1577696 A JP 1577696A JP H09207849 A JPH09207849 A JP H09207849A
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JP
Japan
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air cleaner
battery
motorcycle
tube
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP8015776A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Fukuya
晋祐 福家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 エアクリーナとチェーンとが干渉しないようにするとと
もに空気流れをスムーズにし、かつ部品点数の削減がで
きる自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構
造を提供すること。 【解決手段】 自動二輪車のバッテリーおよびエアクリ
ーナ取付構造1は、車体フレーム4の構成部材であるピ
ボットフレーム10pを起点として、そこから車輛斜め
上、前・後に交叉状に延びるボディチューブ10bとサ
イドチューブ10sとによってできる空間部Sに配置さ
れ、ボルト止めまたは溶接によって前記ピボットフレー
ム、ボディチューブまたは/およびサイドチューブに固
定されるチェーンガード11を、バッテリー13を載置
する載置台として、またエアクリーナ14の固定ブラケ
ットとして兼用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のバッテ
リーおよびエアクリーナ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の後輪のアクスルストローク
の増大は、チェーンの上下の揺動量を増大させて車体フ
レームに取り付けられている車体構成部品と干渉する虞
れがある。
【0003】そこで、例えば実公昭62−36718号
公報に開示されているように、車体構成部品の一つであ
るエアクリーナの下面の一部をチェーンの配置方向に沿
って延びる凹部とし、当該凹部内にプロテクタを配置し
て前記凹部をチェーンガードとし、この凹部内にチェー
ンの一部を配置することで、万一チェーンがあたっても
エアクリーナの凹部形成箇所をチェーンの干渉から保護
するようにしている。
【0004】ところで、エアクリーナに前記凹部を形成
するとエアクリーナ形状がいびつとなるため、空気の流
れがスムーズでなくなる。また、エアクリーナの前記凹
部にプロテクタを取り付ける分だけ部品数が増えるた
め、コストアップの原因ともなる。
【0005】一方、車体構成部品の他の一つとしてバッ
テリーが挙げられる。そして、このバッテリーとエアク
リーナとはこれまで別々の取付けブラケットを介して車
体フレームに取り付けるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、エアクリーナとチェーンとが干渉しないように
するとともに空気流れをスムーズにし、かつ部品点数の
削減ができる自動二輪車のバッテリーおよびエアクリー
ナ取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために次の手段を講じた。すなわち、本発明自
動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構造は、
車体フレームの構成部材であるピボットフレームを起点
として、そこから車輛斜め上、前・後に交叉状に延びる
ボディチューブとサイドチューブによってできる空間部
に配置され、ボルト止めまたは溶接によって前記ピボッ
トフレーム、ボディチューブまたは/およびサイドチュ
ーブに固定されるチェーンガードを、バッテリーを載置
する載置台として、またエアクリーナの固定ブラケット
として兼用するようにした。
【0008】したがって、本発明自動二輪車のバッテリ
ーおよびエアクリーナ取付構造によれば、チェーンガー
ドによってエアクリーナとチェーンとが干渉しないよう
にできるのはもちろん、チェーンガードをエアクリーナ
と別個に設けてあるので、エアクリーナの下面の一部に
従来技術で述べたところの凹部を設ける必要がなくな
る。したがって、エアクリーナの形状がいびつになるこ
とがないので、空気流れをスムーズにすることができ
る。
【0009】また、チェーンガードがあってもこれをバ
ッテリーを載置する載置台として、またエアクリーナの
固定ブラケットとして兼用するようにしたので、バッテ
リー、およびエアクリーナのそれぞれに、バッテリーを
載置する載置台を備え、およびエアクリーナの固定ブラ
ケットを備える場合に比べて総合的に部品点数の削減が
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明自
動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構造を図
示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明に係る自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ
の取付構造1の採用された自動二輪車2の左側面図、図
2は図1の要部拡大図、図3は図2のIII−III線断面
図、図4は変形例を示す図である。
【0011】自動二輪車2は、前後に延びる車体フレー
ム4を骨格とする。車体フレーム4は、その内部にエン
ジン6およびキャブレター8等を包囲できるようにその
構成部材は車体中心に対して左右対称形状をしている。
【0012】詳しくは、車体フレーム4は、ヘッドパイ
プ9の上部から左右に斜め下後方へ延ばされたアッパー
チューブ10u・10uと、アッパーチューブ10u・
10uの後部から下方へ延びるボディチューブ10b・
10bと、ボディチューブ10b・10bの下端に接続
されたピボットフレーム10p・10pと、ピボットフ
レーム10p・10pから車輛斜め上後方へ延びるサイ
ドチューブ10s・10sと、ボディチューブ10b・
10bとサイドチューブ10s・10sとを補強するよ
うに両者間に橋渡し状にされた補強チューブ10r・1
0rと、ヘッドパイプ9の下部から車輛斜め下方に延び
るダウンチューブ10d・10dとから基本構成されて
いる。なお、車体フレーム4の上記構成部材のうち単一
のヘッドパイプ9を除く他の部品は、既述のように左右
対称でるので、特に断らない限り車輛左側のもののみ図
示する。
【0013】また、ボディチューブ10bと、ピボット
フレーム10pと、サイドチューブ10sとの関係は、
図1および図2からわかるように次のようにもいえる。
すなわち、ボディチューブ10bと、サイドチューブ1
0sとは、ピボットフレーム10pを起点として、そこ
から車輛斜め上、前・後に交叉状に延びているといえ
る。これらボディチューブ10bと、ピボットフレーム
10pと、サイドチューブ10sと、補強チューブ10
rとから囲まれて、ほぼ逆三角形状の空間領域Sができ
る。
【0014】空間領域Sの中には、ボルト止めまたは溶
接によってピボットフレーム10p、ボディチューブ1
0bまたは/およびサイドチューブ10sに固定される
とともに内部をチェーン11aが通り、かつ車体構成部
材をチェーン11aの揺動から保護する金属製のチェー
ンガード11が、空間領域Sの頂点部分、すなわちボデ
ィチューブ10bとサイドチューブ10sとのピボット
フレーム10pにおける交叉部分上部に配置されてい
る。なお、この実施の形態では、チェーンガード11
は、ボルト12によってピボットフレーム10pにボル
ト止めされている(図2および図3参照)。なお、空間
領域Sは、ここにチェーンガード11が少なくとも配置
されるスペースを確保できれば十分であるので、空間領
域Sは、ピボットフレーム10pを起点として、そこか
ら車輛斜め上、前・後に交叉状に延びるボディチューブ
10bと、サイドチューブ10sによって少なくとも形
成されるといえる。
【0015】そして、このチェーンガード11をバッテ
リー13を載置する載置台として、またエアクリーナ1
4の固定ブラケットとして兼用するようになっている。
すなわち、図2および図3からわかるように、ほぼ逆U
字形で車輛内部側の片腕11cが短めをしたチェーンガ
ード11の基面11b上に矩形のバッテリー13がトレ
イ13bを介して載置されており、また、エアクリーナ
14が、その主面(バッテリー13の側面)14mが、
バッテリー13の主面(車輛内部側面)13mに面接触
した状態で、かつチェーンガード11の片腕11cおよ
び車輛右側の補強チューブ10rにボルト14aによっ
てボルト止めされた状態で配置されている。
【0016】なお、エアクリーナ14の主面14mおよ
び天井面14cには、エアクリーナ14を既述のように
チェーンガード11および車輛右側の補強チューブ10
rにボルト止めするためのネジ穴の空けられたボス14
1〜14b5が形成されている。ボス14b1〜14b5
のうちボス14b1〜14b3(ボス14b1および14
2のみ図3に示す。)はエアクリーナ14の主面14
mに、またボス14b4および14b5(ボス14b4
み図3に示す。)は、エアクリーナ14の天井面14c
に形成されたものである。
【0017】そして、ボス14b1〜14b3は14b3
を頂点とした逆三角形に配置されており、そのうちのボ
ス14b3は、チェーンガード11に対応するように主
面14mの下部に単独で位置する。また、ボス14b1
と14b2は、バッテリー13をチェーンガード11上
で動かないようにするためのホルダー15をこれとエア
クリーナ14の主面14mとの間にバッテリー13を挟
んだ状態で固定するためのものであって、主面14mの
上部に車輛前後方向に離間して対になって位置する。な
お、符号15aが示すものは、ホルダー15の補助板で
ある。
【0018】また、ボス14b4および14b5は、エア
クリーナ14の天井面14cの両端に前後してかつ離間
した状態で位置しており、補強チューブ10rから出た
取り付けフランジ14f(図3参照)をボルト14aと
の間で挟持した状態で固定し、これによって、エアクリ
ーナ14の補強チューブ10rへの取り付けを行う。
【0019】なお、符号16が示すものは、フレームカ
バーであって、図3からわかるようにチェーンガード1
1は恰もフレームカバー16の一部であるごときにフレ
ームカバー16とほぼ面一に配置されている。また、こ
のことと、チェーンガード11が、空間領域Sの頂点部
分、すなわちボディチューブ10bとサイドチューブ1
0sとのピボットフレーム10pにおける交叉部分上部
に配置されていることとが相俟って、フレームカバー1
6または/およびピボットフレーム10pの一部分であ
るかのように見えるので、フレームカバー16または/
およびピボットフレーム10pの大型化を抑え、コスト
ダウンを図ることができる。
【0020】また、図4に示すように、トレイ11をエ
アクリーナ14の主面14mに車輛左側へ突出するよう
に一体形成すればそれだけ部品点数の削減になる。
【0021】以上の構造を自動二輪車のバッテリーおよ
びエアクリーナ取付構造1ということにする。
【0022】なお、その他に図面に示されている関連部
材について述べれば、ピボット17は、ピボットフレー
ム10pのほぼ中央寄り部分に設けられたものであっ
て、次に述べるリアスイングアームの回動中心となる部
分である。
【0023】リアスイングアーム18は、その後端部に
後輪20を伴っており、自動二輪車2が路面からショッ
クを受けるとピボット17を回動中心として車体フレー
ム4に対して上下に揺動する。
【0024】ショックアブソーバー22は、サイドチュ
ーブ10sの中央部とリアスイングアーム18の後部と
の間に架け渡されたものであって、リアスイングアーム
18の揺動を抑制し、リアスイングアーム18に軸着さ
れる後輪20を路面に追従させるものである。
【0025】しかして、自動二輪車のバッテリーおよび
エアクリーナ取付構造1によれば、チェーンガード11
によってエアクリーナ14とチェーン11aとが干渉し
ないようにできるのはもちろん、チェーンガード11を
エアクリーナ14とは別個に設けてあるので、エアクリ
ーナ14の下面の一部に従来技術で述べたところの干渉
防止用の凹部を設ける必要がなくなる。したがって、エ
アクリーナ14の形状がいびつになることがない(エア
クリーナ14の形状をシンプルにできる。)ので、空気
流れをスムーズにすることができる。
【0026】また、チェーンガード11があっても、こ
れをバッテリー13を載置する載置台とエアクリーナ1
4の固定ブラケットとして兼用するようにしたので、バ
ッテリー13とエアクリーナ14のそれぞれに載置台と
固定ブラケットとを備えていた従来技術と比べ、総合的
に部品点数の削減ができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、エアクリーナとチェー
ンとが干渉しないようにできるとともに、空気流れをス
ムーズにし、かつ部品点数の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のバッテリーおよびエ
アクリーナ取付構造の採用された自動二輪車の左側面図
である
【図2】図1の要部拡大図である
【図3】図2のIII−III線断面図である
【図4】変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取
付構造 4 車体フレーム 10p ピボットフレーム 10b ボディチューブ 10s サイドチューブ 11 チェーンガード 13 バッテリー 14 エアクリーナ S 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの構成部材であるピボット
    フレームを起点として、そこから車輛斜め上、前・後に
    交叉状に延びるボディチューブとサイドチューブによっ
    てできる空間部に配置され、ボルト止めまたは溶接によ
    って前記ピボットフレーム、ボディチューブまたは/お
    よびサイドチューブに固定されるチェーンガードを、バ
    ッテリーを載置する載置台として、またエアクリーナの
    固定ブラケットとして兼用するようにした自動二輪車の
    バッテリーおよびエアクリーナ取付構造。
JP8015776A 1996-01-31 1996-01-31 自動二輪車のバッテリーおよびエアクリーナ取付構造 Pending JPH09207849A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143910A (ja) * 2010-03-11 2011-07-28 Honda Motor Co Ltd 車両
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US20210301772A1 (en) * 2020-03-27 2021-09-30 Suzuki Motor Corporation Straddle-type vehicle

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