JP3506998B2 - 騎乗型四輪不整地走行車のフロントガード - Google Patents

騎乗型四輪不整地走行車のフロントガード

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JP3506998B2 JP2000078348A JP2000078348A JP3506998B2 JP 3506998 B2 JP3506998 B2 JP 3506998B2 JP 2000078348 A JP2000078348 A JP 2000078348A JP 2000078348 A JP2000078348 A JP 2000078348A JP 3506998 B2 JP3506998 B2 JP 3506998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体フレームの
上方において前方から荷物を搭載可能なフロントキャリ
アと、前輪を操舵するバー式ハンドルと、該バー式ハン
ドルの後方に運転者が跨がって騎乗するシートと、該シ
ートの後方にリアキャリアとがそれぞれ設けられるとと
もに、前記フロントキャリアの下方に前輪を覆うフロン
トフェンダが設けられ、その前方で前記車体フレームの
前端に、主としてパイプ部材で構成されるフロントガー
ドを備えた騎乗型四輪不整地走行車に関し、詳しくは、
車体の前面に装着されるフロントガードに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のフロントガードは、上記不整地
走行車が不整地を走行する関係から、岩石や木の枝など
の障害物が当たっても耐えられるように、口径の太いパ
イプ材から一体に形成され、頑丈な構造を備えていると
いうのが一般的である。
【0003】従来、フロントガード51は、例えば図6
に示すように、全体に亙り同一径からなるところの外径
の太いパイプ材で形成された一体構造からなり、車体フ
レーム55の前端部に連結されている。図6(b)は図
6(a)のフロントガード51を車体フレーム55の前
端から分離した状態を示すが、上方部分に車幅方向に拡
がった枠体52を備えている。図7はフロントグリル6
2と一体になったフロントガード61を示すが、グリル
部分62を中央部にして両側枠63および車幅方向に拡
がった枠体64がそれぞれ太いパイプ部材で形成され、
しかもそれらのパイプ部材は一体的に溶接で連結された
構造からなる。
【0004】その他の先行技術として、特開平5−58
365号公報および特開平3−14780号公報に記載
のフロントガードがある。いずれも全体に亙り同一径の
太いパイプ部材を溶接して形成される一体構造からな
り、車体フレームの前端部にボルト等を用いて連結され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のフロントガードの構造では、次のような不都合
な面がある。すなわち、 車体フレームに連結して強度部材として使用される
箇所(部分)は、太いパイプ部材を用いた一体構造とす
べきであるが、例えばフロントフェンダーの正面やヘッ
ドライト周りを保護するための箇所まで、太いパイプ部
材を用いた一体構造にすると、フロントガード全体の重
量が重くなり、車体重量の軽減を図るうえで妨げとな
る。
【0006】 フロントフェンダーの正面やヘッドラ
イト周りを保護する箇所については、枠体状に形成する
など通常はガードの形状が複雑になるので、太いパイプ
部材を用いると、製作が困難になり、製造コストが高く
なる。
【0007】 フロントガードがパイプ部材の一体構
造からなると、その着脱作業が難しくて時間がかかるう
えに、製作精度を向上しなければならず、コストアップ
となる。
【0008】この発明は上述のような従来のフロントガ
ードの不都合な面を改良するためになされたもので、強
度部材とそれ以外の部材とでパイプ径を変えて形成する
ことにより、全体重量を軽減するとともに製作を容易に
することができ、またコストダウンが図られ、これらに
よって車体重量を軽減することができる騎乗型四輪不整
地走行車のフロントガードを提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に係る発明は、前後方向に延びる左右一対
のサイドフレーム2aを車幅方向に配置した複数のクロ
スメンバー2bで連結した構造からなる車体フレーム2
の上方において前方から荷物を搭載可能なフロントキャ
リア21と、前輪3を操舵するバー式ハンドル11と、
該バー式ハンドル11の後方に運転者が跨がって騎乗す
るシート15と、該シート15の後方にリアキャリア2
2とがそれぞれ設けられるとともに、前記フロントキャ
リア21の下方に前輪3を覆うフロントフェンダ16が
設けられ、その前方で前記車体フレーム2の前端に、主
としてパイプ部材で構成されるフロントガード25を備
えた騎乗型四輪不整地走行車において、前記フロントガ
ード25を上方部分25aと下方部分25bとに二分割
し、前記下方部分25bは、アッパーフレーム2dとロ
アーフレーム2eとを備えた前記サイドフレーム2aの
前記ロアーフレーム2eの前端から前方上向きに延びて
側面視C状に湾曲した一対のサイドメンバー26とこれ
らの各サイドメンバー26の上部から後方上向きに延び
た連結メンバー28とを備えるとともに、各連結メンバ
ー28の上部後端を前記各アッパーフレーム2d前端部
に、また前記各サイドメンバー26の下端を前記各ロア
ーフレーム2e前端部にそれぞれボルトで連結し、前記
上方部分25aは、前記下方部分25bの前端部上端か
ら上向きに延ばされて前記フロントフェンダー16の前
面16cの前方に設けられ、前記下方部分25bよりも
小径のパイプ部材で形成するとともに、前記上方部分2
5aの下端部を前記フロントガード25の下方部分25
bの上端部に、前記上方部分25aの上端部を前記フロ
ントキャリア21の下部にそれぞれボルトにより連結し
ことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、大形のフロ
ントガードを上下に二分割し、その下方部分を車体フレ
ームのアッパーフレームとロアーフレームに連結してフ
ロントガードとして必要な強度を確保するとともに、大
きな強度が要求されない上方部分は小径パイプ部材で形
成したので、重量が軽減されるとともに製作が容易にな
り、材料および製作の両面でコストダウンが図られる。
また、アッパーフレームおよびロアーフレームに対する
取付(連結)を、フロントガードの下方部分を上方部分
から分割した状態で下方部分だけで行うことができるか
ら、取付作業が容易になる。さらに、フロントガードの
上下を分割できるので、フロントガードの内側の部品の
メンテナンスも容易になる。さらにまた、フロントガー
ドが車体フレームと一体的になることによって、フロン
トガードとしての強度が容易に確保でき、また車体フレ
ームの前部強度も十分に確保できる。
【0011】
【0012】また上記の発明の構成によって、フロント
ガードの上方部分を容易に組み付けることができる。そ
して、車体の前面上部に簡単な構成で配設され、前方に
露出するランプやフェンダー等を、フロントガードの特
に上方部分が有効に保護するとともに、キャリアの支持
部材としても機能できる構成となる。
【0013】請求項2に記載のように、前記フロントガ
ード25の上方部分25aを、前記フロントキャリア2
1の前端に連結することができる。
【0014】請求項3に記載のように、前記フロントガ
ード25の上方部分25aは、前記フロントフェンダー
16の前面16cの前方を取り囲むとともに、フロント
フェンダー16の前面16cの両側に設けられたヘッド
ランプ40の外周を取り囲むように設けることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る騎乗型四輪不
整地走行車のフロントガードの実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は本発明を適用した騎乗型四輪不整地
走行車(いわゆるATV「四輪バギー」)の一実施例を
示す左側面図、図2は図1の騎乗型四輪不整地走行車を
示す平面図、図3は車体フレームの前端から中央部付近
までを拡大して示す平面図である。
【0017】図1・図2に示すように、騎乗型四輪不整
地走行車1は、主としてパイプ部材による溶接組立体で
構成される車体フレーム2を有し、この車体フレーム2
内の中央部にエンジン5が搭載されている。車体フレー
ム2の前部左右に超低圧タイヤ(バルーンタイヤ)を装
着した前輪3が懸架され、車体フレーム2の後部に超低
圧タイヤ(バルーンタイヤ)を装着した後輪4が懸架さ
れている。左右の後輪4は、車体フレーム2の後部下端
に上下方向に揺動自在に軸支され且つ懸架装置7を介し
て支承されたスイングアーム6の後端に装着されてい
る。前輪3は、車体フレーム2の前部下端に対し、それ
ぞれ独立して上下方向に揺動自在に軸支され且つ緩衝器
9を介して支承された左右のリンク機構9a(図5)に
装着されている。また、車体フレーム2の前部にステア
リングシャフト10が後方へ傾斜して上下方向に軸支さ
れ、ステアリングシャフト10の下端は左右の前輪3に
タイロッド(不図示)を介して連結され、ステアリング
シャフト10の上端に固定されたバーハンドル(バー式
ハンドル)11により前輪3が操舵される。
【0018】図1に示すように、前輪3および後輪4
は、車体フレーム2に搭載されたエンジン5にドライブ
シャフト(不図示)などの伝動機構およびデファレンシ
ャルギヤ12・13を介してそれぞれ駆動される。車体
フレーム2の上部において、前部から荷物を積載するフ
ロントキャリア21、上記バーハンドル11、燃料タン
ク14並びに運転者(ドライバー)が跨がって乗れる騎
乗型シート15が前方から後方にかけてこの順番に配設
されている。さらに騎乗型シート15の後方に、リヤキ
ャリア22などが配設されている。
【0019】図2に示すように、左右の前輪3はフロン
トフェンダー16で覆われているが、フロントフェンダ
ー16は両側フェンダー部分16aに跨がる略水平な中
央フェンダー部分16bを備え、このフェンダー16は
平面視において前方へ向け幅が漸次狭くなるように形成
され、フェンダー16の前面16cは中央部に格子状に
開口したグリル部分16dと、このグリル部分16dの
両側に連続するヘッドランプ装着口16eとから形成さ
れている。左右の後輪4はリヤフェンダー17で覆われ
ているが、リヤフェンダー17も両側フェンダー部分1
7aに跨がり騎乗型シート15の周りを覆う中央フェン
ダー部分17bを有する。フロントフェンダー16とリ
ヤフェンダー17の間には、上部において燃料タンク1
4などの周りを覆うカバー18が設けられ、また下部に
おいては両側のステップボード19によって接続されて
いる。
【0020】図1に示すように、ステアリングシャフト
10とバーハンドル11の固定部付近は、前後に二分割
したハンドルカバー20で挟むように覆われ、図1・図
2のようにフロントフェンダー16の中央フェンダー部
分16bの一部がハンドルカバー20の下端まで隆起し
ている。フロントフェンダー16上にはフロントキャリ
ヤ21が、リヤフェンダー17上にはリヤキャリヤ22
がそれぞれ配設されている。
【0021】そのほか、図1に示すように、エンジン5
はシリンダが側方より見てV形に配置されたV形水冷エ
ンジンで、各シリンダの排気口から排気管23aがそれ
ぞれ後方に延び、マフラー23に接続されている。また
車体フレーム2内の前部で、後述するフロントガード2
5の後方にラジエータ24が配設されている。
【0022】車体フレーム2は、図1および図3に示す
ように主として断面円形パイプ部材の溶接組立体からな
り、前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム2aを
車幅方向に配置した複数のクロスメンバー2bで連結し
た構造で、本実施例の場合はクロスメンバー2bはパイ
プ状フレームのほか、幅広のプレート状フレーム2c等
から構成されている。左右のサイドフレーム2aは、上
部のアッパーフレーム2dと下部のロアーフレーム2e
とから形成され、やや傾斜して上下方向に配置された複
数のクロスメンバー2fで連結されている。アッパーフ
レーム2dの前端とロアーフレーム2eの前端には、連
結部材2g、2hがそれぞれ溶接により固定されてい
る。各連結用部材2g・2hは、それぞれネジ孔2iを
設けた連結部を備えている。また、図3のようにロアー
フレーム2eの前後方向の中間位置には、ステップボー
ド19(図2)の下面を支持する支持フレーム2jが側
方に張り出して固設されている。
【0023】車体フレーム2の前端には、本発明の特徴
部分を構成するフロントガード25が図1のように装着
されている。フロントガード25は、図4に示すように
上方部分25aと下方部分25bとに分割されている。
下方部分25bは車体フレーム2(図3)の一部(前端
部分)を兼ねることから、比較的太いパイプ部材から形
成されており、側面視C状に湾曲した一対のサイドメン
バー26と両側のサイドメンバー26の下部間を連結す
るクロスメンバー27と、各サイドメンバー26の上部
から後方上向きに斜めに延びた直線状の連結メンバー2
8とからなり、各連結メンバー28の下端はサイドメン
バー26の裏面上部に溶接およびブラケット28aを介
して連結されている。
【0024】各サイドメンバー26の上端には、短寸の
円柱を半割した形状でネジ孔26eを設けた連結部26
dを備えた連結部材26aが固着され、下端には、略T
字形でネジ孔26gを設けた連結部26fを備えた連結
部材26bが固着されている。さらに、各連結メンバー
28の上端にも、略T字形でネジ孔28eを設けた連結
部28dを備えた連結部材28bが固着され、長さ方向
の中間位置にはヘッドランプ40(図5)の支持用のス
テー28cが溶接されている。なお、ラジエータ24の
保護用プレート29が、両側のサイドメンバー26の上
部間に跨がって溶接により一体に固定されている。ヘッ
ドランプ40は、フロントフェンダー16の前面16c
に設けられた装着口16eに装着され、ステー28cに
より下から支持されている。
【0025】一方、上方部分25aは、図5に示すよう
にフロントフェンダー16の前面16cの前方を取り囲
むように、本実施例の場合は特に両側のヘッドランプ4
0を保護するためにヘッドランプ40の外周を取り囲む
ように設けられ、下方部分25bに比べて強度を要しな
いことから、下方部分26bの部材より外径の小さいパ
イプ状フレームで主に形成されている。すなわち、図4
のように、フロントフェンダー16の前面16cの外形
に沿った逆向きの台形状枠体がパイプ状フレーム30で
形成され、各ヘッドランプ40の内側に沿って上下方向
にプレート状フレーム31が連結されている。また、プ
レート状フレーム31の左右方向の位置においてパイプ
状フレーム30の上部裏面に、プレート状ステー32の
基端がほぼ直角に溶接されている。これらのステー32
の先端には、ネジ孔32aが開口されている。さらに、
プレート状フレーム31の位置においてパイプ状フレー
ム30の下部表面に、短寸の円柱を半割した形状でネジ
挿通孔33aを設けた連結部33がほぼ直角に溶接され
ているが、この連結部33は上記フロントガード25の
下方部分25bが前部上端に形成され、連結部材26a
の連結部26dに対応し、ネジ(ボルト)34をネジ挿
通孔33aに通してネジ孔26eに螺合させて締め付け
ることにより円柱状に一体に連結される。
【0026】下方部分25bは、サイドメンバー26の
下端に設けられる連結部材26bが車体フレーム2のロ
アー(サイド)フレーム2eの先端に設けられる上記連
結部材2h(図3)に対しネジ(ボルト)36により、
また上方の連結メンバー28の連結部材28bが車体フ
レーム2のアッパー(サイド)フレーム2dの先端に設
けられる上記連結部材2gに対しネジ(ボルト)35に
より、それぞれ締め付けることにより一体に連結され
る。上記したように、上方部分25aは、連結部33の
挿通孔33aにネジ(ボルト)34を通して下方部分2
5bの上端の連結部材26aの連結部26dのネジ孔2
6eに螺合させて締め付けることにより、下方部分25
bに一体に連結される。さらに、上方部分25aのプレ
ート状ステー32の先端のネジ孔32aにネジ(不図
示)を通してフロントキャリア21の先端部に設けられ
たネジ孔(不図示)に螺合させ、締め付けることによ
り、フロントキャリア21にも連結される。
【0027】このようにして、フロントガード25が車
体フレーム2およびフロントキャリア21に連結される
が、この状態で、クロスメンバー27上にウインチ37
が搭載され、ウインチ37の前方でサイドメンバー26
間にウインチロープのガイドローラ装置38が装着され
ている。また、クロスメンバー27を挟んでその下面側
にロアーカバー39が、サイドメンバー26の長手方向
に亙ってネジ等で止着されている。
【0028】他の実施例 上記した実施例のほか、本発明は下記のように実施する
ことができる。
【0029】 図4に示すフロントガード25の上方
部分25aと下方部分25bとを、異なる金属製パイプ
で、たとえば上方部分25aはアルミ合金で形成し、下
方部分25bは鉄製パイプで形成することができる。
【0030】
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る騎乗型四輪不整地走行車のフロントガード
には、次のような優れた効果がある。
【0032】(1) 請求項1記載の発明では、大形のフロ
ントガードを二分割し、下方部分を車体フレームのアッ
パーフレームとロアーフレームに連結してフロントガー
ドとして必要な強度を確保するとともに、大きな強度が
要求されない上方部分は小径パイプ部材で形成するの
で、重量が軽減されるとともに製作が容易になり、材料
および製作の両面でコストダウンが図られる。また、ア
ッパーフレームおよびロアーフレームに対する取付(連
結)作業を、フロントガードの下方部分を上方部分から
分割した状態で下方部分だけで行うことができるから、
取付作業が容易になる。さらに、フロントガードの上下
を分割できるので、フロントガードの内側の部品のメン
テナンスも容易になる。さらにまた、フロントガードが
車体フレームと一体的になることによって、フロントガ
ードとしての強度が容易に確保でき、また車体フレーム
の前部強度も十分に確保できる。
【0033】(2) また、フロントガードの上方部分を容
易に組み付けることができ、また車体の前面上部に簡単
な構成で配設され、前方に露出するランプやフェンダー
などを、フロントガードの特に上方部分が有効に保護
し、しかもキャリアの支持部材としても機能する。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した騎乗型四輪不整地走行車(い
わゆるATV)の一実施例を示す左側面図である。
【図2】図1の騎乗型四輪不整地走行車を示す平面図で
ある。
【図3】車体フレームの前端から中央部付近までを拡大
して示す底面図である。
【図4】本発明に係るフロントガードの実施例を示す、
上方部分と下方部分を分離した状態の斜視図である。
【図5】図1の騎乗型四輪不整地走行車を示す正面図で
ある。
【図6】従来の一般的なフロントガードを備えた騎乗型
四輪不整地走行車の前部を示すもので、図6(a)は左
側面、図6(b)はフロントガードを取り外した状態の
斜視図である。
【図7】従来の一般的なフロントガードを備えた騎乗型
四輪不整地走行車の他の例を示すもので、斜め前方より
見た斜視図である。
【符号の説明】
1 騎乗型四輪不整地走行車 2 車体フレーム 3 前輪 4 後輪 5 エンジン 10 ステアリングシャフト 11 バーハンドル 20 ハンドルカバー 24 ラジエータ 25 フロントガード 25a 上方部分 25b 下方部分 26 サイドメンバー 27 クロスメンバー 28 連結メンバー 29 ラジエータ保護用プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/52 B62J 23/00 B62K 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる左右一対のサイドフレ
    ーム(2a)を車幅方向に配置した複数のクロスメンバ
    ー(2b)で連結した構造からなる車体フレーム(2)
    の上方において前方から荷物を搭載可能なフロントキャ
    リア(21)と、前輪(3)を操舵するバー式ハンドル
    (11)と、該バー式ハンドル(11)の後方に運転者
    が跨がって騎乗するシート(15)と、該シート(1
    5)の後方にリアキャリア(22)とがそれぞれ設けら
    れるとともに、前記フロントキャリア(21)の下方に
    前輪(3)を覆うフロントフェンダ(16)が設けら
    れ、その前方で前記車体フレーム(2)の前端に、主と
    してパイプ部材で構成されるフロントガード(25)を
    備えた騎乗型四輪不整地走行車において、前記フロント
    ガード(25)を上方部分(25a)と下方部分(25
    b)とに二分割し、 前記下方部分(25b)は、アッパーフレーム(2d)
    とロアーフレーム(2e)とを備えた前記サイドフレー
    ム(2a)の前記ロアーフレーム(2e)の前端から前
    方上向きに延びて側面視C状に湾曲した一対のサイドメ
    ンバー(26)とこれらの各サイドメンバー(26)の
    上部から後方上向きに延びた連結メンバー(28)とを
    備えるとともに、各連結メンバー(28)の上部後端を
    前記各アッパーフレーム(2d)前端部に、また前記各
    サイドメンバー(26)の下端を前記各ロアーフレーム
    (2e)前端部にそれぞれボルトで連結し、 前記上方部分(25a)は、前記下方部分(25b)の
    前端部上端から上向きに延ばされて前記フロントフェン
    ダー(16)の前面(16c)の前方に設けられ、前記
    下方部分(25b)よりも小径のパイプ部材で形成する
    とともに、 前記上方部分(25a)の下端部を前記フロントガード
    (25)の下方部分(25b)の上端部に、前記上方部
    分(25a)の上端部を前記フロントキャリア(21)
    の下部にそれぞれボルトにより連結したこと を特徴とす
    る騎乗用四輪不整地走行車のフロントガード。
  2. 【請求項2】 前記フロントガード(25)の上方部分
    (25a)が、前記フロントキャリア(21)の前端に
    連結されていることを特徴とする請求項1に記載の騎乗
    用四輪不整地走行車のフロンドガード。
  3. 【請求項3】 前記フロントガード(25)の上方部分
    (25a)は、前記フロントフェンダー(16)の前面
    (16c)の前方を取り囲むとともに、フロントフェン
    ダー(16)の前面(16c)の両側に設けられたヘッ
    ドランプ(40)の外周を取り囲むように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の騎乗用四輪
    不整地走行車のフロンドガード。
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