JP3270918B2 - 4輪車用フロントキャリーバー - Google Patents

4輪車用フロントキャリーバー

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JP3270918B2
JP3270918B2 JP12208794A JP12208794A JP3270918B2 JP 3270918 B2 JP3270918 B2 JP 3270918B2 JP 12208794 A JP12208794 A JP 12208794A JP 12208794 A JP12208794 A JP 12208794A JP 3270918 B2 JP3270918 B2 JP 3270918B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/01Motorcycles with four or more wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K17/00Cycles not otherwise provided for

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフロードを走行する
4輪車に取付けられる4輪車用フロントキャリーバーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばバギー車等のオフロード用
4輪車は、幅広なバルーンタイヤが装着されている関係
から、フェンダーがこの車輪の上方で左右方向に延ばさ
れて大きく張り出すように形成されたものが多い。そし
て、この種のオフロード用4輪車に用いられるフロント
キャリーバーは、キャリーバー本体がフロント用フェン
ダーの前方で車体左右方向に延在されており、このキャ
リーバー本体の左右方向中央部に設けられた後方延在部
が後端において車体フレームに固定されていた。すなわ
ち、フロントフェンダーの上部における左右方向延在部
と、フロントキャリーバーのキャリーバー本体とが略平
行になるように構成されていた。
【0003】一方、従来のオフロード用4輪車では、上
述したようにフェンダーが車輪の上方で大きく張り出す
ように形成されているので、このフェンダーの上方にキ
ャリアを配置して荷物を積載することができるようにな
っていた。フロントフェンダーの上方に配置されるキャ
リアは、荷物積載部がフロントフェンダーにおける左右
一方の張り出し部分から他方の張り出し部分にわたって
延在されて幅広に形成され、この荷物積載部から下方へ
延びる脚部がフロントフェンダーを貫通してその下方の
車体フレームに固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、フロントキ
ャリーバーを上述したように構成すると、車体に前上方
あるいは前下方から障害物等が当たった場合には、フロ
ントフェンダーを必ずしも確実に保護することはできな
いという問題があった。すなわち、障害部等がキャリー
バー本体をかわして前上方あるいは前下方からフロント
フェンダーに当たってしまう。
【0005】また、フロントフェンダーの上方にキャリ
アを配置する構成を採る場合、キャリアの脚部を貫通さ
せるための穴をフロントフェンダーに穿設しなければな
らないので、フロントフェンダーの製造工数が多くなる
と共に、キャリアを外したときには前記脚部用の穴によ
って外観が損なわれてしまうという問題もあった。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、フロントフェンダーを確実に保護で
きるフロントキャリーバーを得ることを目的とする。ま
た、フロントフェンダーの上方にキャリアを配置する構
成を採るに当たり、フロントフェンダーにキャリアの脚
部用の穴を開けずに済むようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る4輪車用フ
ロントキャリーバーは、左右の前輪を一体的に覆うフロ
ントフェンダーを備えた4輪車に取付けられる4輪車用
フロントキャリーバーにおいて、車体フレームの前部
に、上下方向に延びる上下方向延在部と、この上下方向
延在部の上端から車体の後方へ延びる後方延在部とを設
け、キャリーバー本体を左右一対の管体によって形成
し、前記フロントフェンダーの前方で上下に延在すると
共にこのフロントフェンダーの上方で後方へ延在し、か
つフロントフェンダーの前端と対向する部分で車体左側
のキャリーバー本体と車体右側のキャリーバー本体との
間隔が最大になり、この最大幅部分からキャリーバー本
体の両端側へ向かうにしたがって前記間隔が次第に狭く
なる構造とし、このキャリーバー本体におけるフロント
フェンダーの前方で上下に延在する部分の下端を前記車
体フレームの上下方向延在部に固定するとともに、この
キャリーバー本体におけるフロントフェンダーの上方で
後方へ延びる部分の後部をフロントフェンダーに貫通さ
せてフロントフェンダーの内方に臨ませ、後端を車体フ
レームの前記後方延在部に固定したものである。
【0008】請求項2に記載した発明に係る4輪車用フ
ロントキャリーバーは、請求項1に記載した発明に係る
4輪車用キャリーバーにおいて、キャリーバー本体にお
けるフロントフェンダーの上方で後方へ延在する部分
に、左右のキャリーバー本体間に架けわたされる構造の
キャリアを取付けたものである。
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、フロントフェンダーは前上方
から前下方へわたってキャリーバー本体によって囲まれ
るから、このフロントフェンダーに対して前上方あるい
は前下方から接近した障害物等は、キャリーバー本体に
当たることになる。また、キャリーバー本体は両端部が
車体フレームに固定されることになってフロントキャリ
ーバーが強固に車体フレームに取付けられる。このた
め、障害物がキャリーバー本体に前方、上方、下方、斜
め上前方、斜め下前方などから衝突したときに、キャリ
ーバー本体に加えられた荷重がキャリーバーの両端か
ら、延在方向の異なる車体フレームの上下方向延在部と
後方延在部とにそれぞれ分散するようになる。
【0011】請求項2に記載した発明によれば、キャリ
ーバー本体が実質的にキャリアを車体フレームに固定す
るための脚部になるので、フロントフェンダーにはキャ
リア専用の穴が不要になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るフロントキ
ャリーバーを装着したオフロード用4輪車の側面図、図
2は要部を拡大して示す側面図、図3は同じく平面図
で、図3においては、中心線Cより車体右側がフロント
フェンダーおよびキャリアを装着させた状態を示し、車
体左側がフロントフェンダーおよびキャリアを外した状
態を示す。図4はフロントキャリーバー、フロントフェ
ンダーおよび車体フレームを車体前方から見た状態を示
す正面図である。
【0013】これらの図において、符号1はオフロード
用4輪車で、左右一対の前輪2および後輪3が車体フレ
ーム4の前後に配設されている。この前輪2および後輪
3は幅広な低圧バルーンタイヤによって構成されてい
る。前記車体フレーム4は、所定形状の曲げ加工された
断面円形の管材を溶接して組立てられ、側面視略山形状
に形成されたメインパイプ5と、このメインパイプ5の
上側後部に連結されて後方へ延びるシートレール6と、
前記メインパイプ5の前後の下端部に連結されて後方へ
延びると共に後端が前記シートレール6に下方から連結
された下部パイプ7等から構成されている。前記メイン
パイプ5は、図1および図2に示すように、前端部と後
端部がそれぞれ上下方向に延びて上方に向けて凸になる
側面視略山形状に形成されている。詳述すると、メイン
パイプ5は、前端部の上下方向延在部5aと、この上下
方向延在部5aの上端から車体の後方へ延びる後方延在
部5bと、この後方延在部5bの後端から下方へ延びる
後側上下方向延在部5cとから形成されている。
【0014】なお、これらのメインパイプ5、シートレ
ール6および下部パイプ7はそれぞれ左右一対とされ、
左右一対のものどうしは、これらの間に横架されたクロ
スメンバを介して互いに連結されている。車体フレーム
前部のクロスメンバを図2中に符号4a〜4dで示す。
また、メインパイプ5のクロスメンバ4aと下部パイプ
7のクロスメンバ4dとは、左右方向中央に位置するダ
ウンチューブ8によって連結されている。さらに、メイ
ンパイプ5の前下がりに延びる最前部と前記ダウンチュ
ーブ8とは、平面視略U字状の補助パイプ9によって連
結されている。
【0015】そして、前輪2は、上述したように構成さ
れた車体フレーム4の前部に不図示の前輪懸架装置を介
して懸架されている。この前輪懸架装置は、図1中に符
号10で示すフロントクッションユニットを備え、ステ
アリングハンドル11を操舵することによって前輪2が
左右に回動する従来周知の構造のものが採用されてい
る。なお、ステアリングハンドル11はステアリングコ
ラム11aを介して前輪懸架装置に連結されている。
【0016】一方、後輪3は、車体フレーム4にピボッ
ト軸12を介して上下揺動自在に連結されたリヤアーム
13に回転自在に取付けられている。なお、14はこの
リヤアーム13と車体フレーム4との間に介装されたリ
ヤクッションユニットである。また、リヤアーム13
は、前後輪間に位置して車体フレーム4に搭載されたエ
ンジン15の動力を後輪3に伝えるシャフトドライブ装
置のハウジングとして構成されている。
【0017】エンジン15は空冷4サイクル単気筒型の
もので、シリンダ15aの前部に排気管16が接続され
ると共に、シリンダ15aの後部に気化器17が接続さ
れている。排気管16はシリンダ15aから左前方へ向
けて前下がりに延ばされ、前部が平面視において略U字
状となるように屈曲形成されており、シリンダ15aの
右側を通って車体後部に延設されている。なお、この排
気管16における平面視略U字状となる前部は、車体フ
レーム4のダウンチューブ8および補助パイプ9がその
内方を通るように構成されている。
【0018】18は燃料タンク、19はシート、20は
フロントフェンダー、21はリヤフェンダーである。フ
ロントフェンダー20およびリヤフェンダー21は、合
成樹脂によってそれぞれ一体に形成され、左右両側部に
前輪2あるいは後輪3の上方に張り出してこれを覆う側
面視略へ字状の泥除け部22,23が設けられており、
それぞれ車体フレーム4に支持固定されている。フロン
トフェンダー20の前部は、図1および図2に示すよう
に、メインパイプ5の前部上面に溶接されたフロントブ
ラケット24にボルト止めされている。
【0019】前記フロントフェンダー20の近傍に設け
られた符号25で示すものは本発明に係るフロントキャ
リーバーである。このフロントキャリーバー25は、所
定形状に曲げ加工された断面円形の管材を溶接して組立
てられており、前記泥除け部22の前方で上下に延在す
ると共に泥除け部22の上方で後方へ延在するように屈
曲形成された左右一対のキャリーバー本体25aと、こ
れら左右のキャリーバー本体25aどうしを連結する上
下2本のクロスパイプ25b,25cと、上側のクロス
パイプ25bから後方へ向けて延びる左右一対の補強パ
イプ25dとから構成されている。
【0020】そして、このフロントキャリーバー25
は、キャリーバー本体25aの下端(フロントフェンダ
ー20の前方で上下に延在する部分の下端)および補強
パイプ25dの後端をメインパイプ5の前側の上下方向
延在部5aにボルト止めするとともに、キャリーバー本
体25aの後端をメインパイプ5の前記後方延在部5b
にボルト止めすることによって、車体フレーム4に支持
固定されている。すなわち、このフロントキャリーバー
25は車体フレーム4に対して6箇所で固定されること
になる。前記キャリーバー本体25aの後端とメインパ
イプ5の後方延在部5bとの連結部は、キャリーバー本
体25aの後部をフロントフェンダー20に貫通させて
フロントフェンダー20の内方に臨ませ、後端を前記フ
ロントブラケット24にボルト止めする構造になってい
る。なお、フロントフェンダー20におけるキャリーバ
ー本体25aが貫通する部分には、図3および図4に示
すように丸穴20aが開口されている。
【0021】また、前記左右一対のキャリーバー本体2
5aは、図4に示すように、両者の間隔が下端部から前
記泥除け部22の前端22aと対応する部分へ向かうに
したがって次第に拡がり、泥除け部22の前端22aよ
り上方へ僅かに延びた部分から上方へ向かうにしたがっ
て次第に狭まるように形成されている。詳述すると、図
3および図4に示すように、キャリーバー本体25a
は、フロントフェンダー20の前端(泥除け部22の前
端22aと対向する部分で車体左側のキャリーバー本体
25aと車体右側のキャリーバー本体25aとの間隔が
最大になり、この最大幅部分からキャリーバー本体25
aの両端側へ向かうにしたがって前記間隔が次第に狭く
なるように形成している。そして、左右のキャリーバー
本体25aどうしの間隔が最も広くなる部位にヘッドラ
イト26が配置されている。なお、キャリーバー本体2
5aの最前部はヘッドライト26より車体前方に突出す
るように形成されている。
【0022】前記ヘッドライト26は左右に2個設けら
れ、左右の補強パイプ25d間に横架されたブラケット
27にそれぞれ支持固定されている。ヘッドライト26
の支持部は、ブラケット27の上面に断面上向きコ字状
に形成されたヘッドライト連結部材27aを固着させ、
このヘッドライト連結部材27aにヘッドライト26を
ボルト止めする構造になっている。
【0023】さらに、前記ヘッドライト26の下方には
オイルクーラ28が配置されている。このオイルクーラ
28は、図4に示すように正面視において上下のクロス
パイプ25b,25cの間となる位置に位置づけられ、
上部が前記ブラケット27にボルト止めされると共に、
下部が下側のクロスパイプ25cにオイルクーラブラケ
ット29を介して支持固定されている。このようにオイ
ルクーラ28をフロントキャリーバー25の前部であっ
て車体前方に露出する部位に配置すると、通風性が高く
なってオイルを効率よく冷却することが可能である。な
お、オイルクーラ28の前方には、小石等がオイルクー
ラ28に前方から衝突するのを防ぐためのグリル28a
が配置されている。このグリル28aは、図2および図
4に示すように、フロントキャリーバー25の上下のク
ロスパイプ25b,25cの間に位置づけられてこれら
に取付けられている。
【0024】このオイルクーラ28とエンジン15とを
連通するオイルホース28b,28cは、オイルクーラ
28の左右両側の下部から図2に示すように後方へ延在
され、排気管16の平面視略U字状に形成された前部の
内方を通ってエンジン15のクランクケース15bに接
続されている。なお、これらのオイルホース28b,2
8cは排気管16の前記U字状部分の内方にて交差さ
れ、この交差部分でクランプ30によって束ねられてい
る。
【0025】すなわち、オイルクーラ28を通風性のよ
い車体前部に位置づけると、このオイルクーラ28とエ
ンジン15とを連通するオイルホースが長くなるが、本
実施例で示したようにオイルホース28b,28cを排
気管16のU字状部分の内方に通すことによって、これ
らのオイルホース28b,28cを直線的に延在させる
ことができ、全長を可及的に短くすることができる。オ
イルホース28b,28cが短くて済むと、圧力損失を
少なくでき、オイルポンプの吐出量を抑えることが可能
になってエンジン15でのロス馬力が小さくなる。その
上、重量が軽くなると共に、コスト低減を図ることがで
きる。
【0026】図2および図3においてフロントキャリー
バー25の上方に位置する符号31で示すものは荷物を
積載するためのキャリアである。このキャリア31は、
フロントフェンダー20の前部の左右方向一側から他側
にわたって延設されて左右の泥除け部分22,22の上
面を略覆うように形成された荷物積載部32と、前記キ
ャリーバー本体25aの丁度真上となる部位において荷
物積載部32から下方へ延設された前後左右計4個の支
持部33とから形成されている。また、これらの支持部
33は、荷物積載部32から下方へ延びる管材の下端
に、キャリーバー本体25aが嵌入可能な断面略下向き
U字状のクランプ33aを溶接して形成されている。な
お、このクランプ33aは、下部の互いに対向する板状
部分に貫通された緊縛用ボルト33bを締め込むことに
よって開口幅を狭めることができるように構成されてい
る。
【0027】すなわち、クランプ33aからボルト33
bを引き抜いた状態でこのクランプ33aをキャリーバ
ー本体25aに上方から嵌合させ、その後、ボルト33
bによってクランプ33aの開口幅を狭めることによっ
て、支持部33がキャリーバー本体25aに固定されて
キャリア31がフロントキャリーバー25を介して車体
フレーム4に支持されるようになる。なお、キャリア3
1を車体から取外すときには、ボルト33bをクランプ
33aから引き抜いた状態で上方へ持ち上げればよい。
【0028】また、このキャリア31の最前部は、図3
に示すように前記ヘッドライト26より前方へ突出する
ように構成されている。このように構成すると、ヘッド
ライト26はフロントキャリーバー25およびキャリア
31によって左右両側方および上下両方が囲まれること
になる。すなわち、キャリア31もヘッドライト26を
保護する部材として機能することになる。
【0029】上述したように構成されたフロントキャリ
ーバー25では、キャリーバー本体25aがフロントフ
ェンダー20の前方で上下に延びると共にこのフロント
フェンダー20の上方に延在されているから、フロント
フェンダー20は前上方から前下方へわたってキャリー
バー本体25aによって囲まれるようになる。
【0030】したがって、このフロントフェンダー20
に対して前上方あるいは前下方から接近した障害物等
は、キャリーバー本体25aに当たることになる。ま
た、キャリーバー本体25aにおけるフロントフェンダ
ー20の前方で上下に延在する部分の下端を、メインパ
イプ5の前側の上下方向延在部5aに固定し、キャリー
バー本体25aの後端を、メインパイプ5の後方延在部
5bに固定しているから、障害物等がキャリーバー本体
25aに前方、上方、下方、斜め上前方、斜め下前方な
どから衝突したときに、キャリーバー本体25aに加え
られた荷重がキャリーバー25aの両端から、延在方向
の異なるメインパイプ5の上下方向延在部5aと後方延
在部5bとにそれぞれ分散するようになる。このため、
車体フレーム4のメインパイプ5で前記荷重を強固に支
えることができる。
【0031】さらに、キャリーバー本体25aにキャリ
ア31を取付ける構成を採ると、キャリーバー本体25
aが実質的にキャリア31を車体フレーム4に固定する
ための脚部になるので、フロントフェンダー20にはキ
ャリア専用の穴が不要になる。このため、フロントフェ
ンダー20に開ける穴としてはキャリーバー本体25a
が貫通する丸穴20aのみとなるので、フロントフェン
ダー20の製造が容易になる。しかも、キャリア21を
外したとしても外観が損なわれることもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る4輪車
用フロントキャリーバーは、左右の前輪を一体的に覆う
フロントフェンダーを備えた4輪車に取付けられる4輪
車用フロントキャリーバーにおいて、車体フレームの前
部に、上下方向に延びる上下方向延在部と、この上下方
向延在部の上端から車体の後方へ延びる後方延在部とを
設け、キャリーバー本体を左右一対の管体によって形成
し、前記フロントフェンダーの前方で上下に延在すると
共にこのフロントフェンダーの上方で後方へ延在し、か
つフロントフェンダーの前端と対向する部分で車体左側
のキャリーバー本体と車体右側のキャリーバー本体との
間隔が最大になり、この最大幅部分からキャリーバー本
体の両端側へ向かうにしたがって前記間隔が次第に狭く
なる構造とし、このキャリーバー本体におけるフロント
フェンダーの前方で上下に延在する部分の下端を前記車
体フレームの上下方向延在部に固定するとともに、この
キャリーバー本体におけるフロントフェンダーの上方で
後方へ延びる部分の後部をフロントフェンダーに貫通さ
せてフロントフェンダーの内方に臨ませ、後端を車体フ
レームの前記後方延在部に固定したため、フロントフェ
ンダーは前上方から前下方へわたってキャリーバー本体
によって囲まれることになる。
【0033】したがって、このフロントフェンダーに対
して前上方あるいは前下方から接近した障害物等は、キ
ャリーバー本体に当たることになるから、フロントフェ
ンダーを確実に保護することができるようになる。ま
た、障害物等がキャリーバー本体に前方、上方、下方、
斜め上前方、斜め下前方などから衝突したときに、キャ
リーバー本体に加えられた荷重がキャリーバーの両端か
ら、延在方向の異なる車体フレームの上下方向延在部と
後方延在部とにそれぞれ分散するようになる。このた
め、車体フレームで前記荷重を強固に支えることができ
るから、より一層確実にフロントフェンダーを保護する
ことができる。
【0034】
【0035】
【0036】請求項2記載の発明に係る4輪車用フロン
トキャリーバーは、請求項1記載の発明に係る4輪車用
フロントキャリーバーにおいて、キャリーバー本体にお
けるフロントフェンダーの上方で後方へ延在する部分
に、左右のキャリーバー本体間に架けわたされる構造の
キャリアを取付けたため、キャリーバー本体が実質的に
キャリアを車体フレームに固定するための脚部になるの
で、フロントフェンダーにはキャリア専用の穴が不要に
なる。
【0037】このため、フロントフェンダーの製造が容
易になってコストダウンを図ることができる。しかも、
キャリアを外したとしても、キャリア専用の穴がない関
係から外観が損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフロントキャリーバーを装着し
たオフロード用4輪車の側面図である。
【図2】 要部を拡大して示す側面図である。
【図3】 要部を拡大して示す平面図である。
【図4】 フロントキャリーバー、フロントフェンダー
および車体フレームを車体前方から見た状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
2…前輪、4…車体フレーム、5…メインパイプ、20
…フロントフェンダー、22…泥除け部、25…フロン
トキャリーバー、25a…キャリーバー本体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の前輪を一体的に覆うフロントフェ
    ンダーを備えた4輪車に取付けられる4輪車用フロント
    キャリーバーにおいて、車体フレームの前部に、上下方
    向に延びる上下方向延在部と、この上下方向延在部の上
    端から車体の後方へ延びる後方延在部とを設け、キャリ
    ーバー本体を左右一対の管体によって形成し、前記フロ
    ントフェンダーの前方で上下に延在すると共にこのフロ
    ントフェンダーの上方で後方へ延在し、かつフロントフ
    ェンダーの前端と対向する部分で車体左側のキャリーバ
    ー本体と車体右側のキャリーバー本体との間隔が最大に
    なり、この最大幅部分からキャリーバー本体の両端側へ
    向かうにしたがって前記間隔が次第に狭くなる構造と
    し、このキャリーバー本体におけるフロントフェンダー
    の前方で上下に延在する部分の下端を前記車体フレーム
    の上下方向延在部に固定するとともに、このキャリーバ
    ー本体におけるフロントフェンダーの上方で後方へ延び
    る部分の後部をフロントフェンダーに貫通させてフロン
    トフェンダーの内方に臨ませ、後端を車体フレームの前
    記後方延在部に固定したことを特徴とする4輪車用フロ
    ントキャリーバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の4輪車用フロントキャリ
    ーバーにおいて、キャリーバー本体におけるフロントフ
    ェンダーの上方で後方へ延在する部分に、左右のキャリ
    ーバー本体間に架けわたされる構造のキャリアを取付け
    たことを特徴とする4輪車用フロントキャリーバー。
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