JP3879421B2 - 鞍乗型4輪車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの出力をベルト式変速装置により前後4輪に伝達するように構成された鞍乗型4輪車に係り、詳しくは上記ベルト式変速装置の内部に外部から冷却空気を送り込んでベルト式変速装置の作動に伴う摩擦熱を冷却するようにした鞍乗型4輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特許公報第2843570号や、特許公報第2963052号、特開平2000−199463号公報等の文献に示されるように、エンジンの出力をベルト式変速装置により変速して前後4輪を駆動するように構成されたバギー型の鞍乗型4輪車において、前輪および車体フレーム前部上方を覆うフロントカバーにインダクションボックス(吸気室)を固定し、このインダクションボックスから延ばしたインレットダクトをベルト式変速装置に接続し、外気を冷却空気としてベルト式変速装置に送気することにより、ベルト式変速装置の作動に伴う摩擦熱を冷却してベルトの材質劣化を防止するように構成されたものがある。
【0003】
上記の如くフロントカバーに設けたインダクションボックスにインレットダクトを接続すれば、水、泥砂、塵埃等の異物がインレットダクト内に混入することを効果的に抑制するとともに、インレットダクトに流入する気流を整えて吸気抵抗を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インダクションボックスが設けられるフロントカバーは、走行振動や衝撃等を受けて車体フレームに対しその相対位置が変化するため、車体フレームに設けられたベルト式変速装置とインダクションボックスとの間に大きな相対位置変化が起こる可能性があり、不整地走行等で車体が激しく揺れた拍子にインレットダクトがインダクションボックスやベルト式変速装置から抜脱したり、インレットダクトが破損するといった欠点が指摘される。ベルト式変速装置に送気された冷却空気を排出するアウトレットダクトについても同様な懸念がある。
【0005】
本発明に係る鞍乗型4輪車は、特に上記問題点を解決するために発明されたものであり、ベルト式変速装置に接続されるインレットダクトおよびアウトレットダクトの抜脱や破損を抑制するとともに、水、泥砂、塵埃等の異物がインレットダクトに吸入されるのを阻止してベルト式変速装置の耐久性を向上させ、かつ吸気抵抗低減と構造簡素化とインレットダクトのレイアウト性向上等を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項1に記載したように、車体フレームの前後に左右一対の前輪と後輪が設けられ、エンジンとベルト式変速装置とを一体に備えたエンジンユニットが前後輪の間に位置するように車体フレームに搭載され、前輪および車体フレーム前部上方を覆うフロントカバーが設けられた鞍乗型4輪車において、上記車体フレームの前部を前輪車軸の略上方まで延設し、その前上部と上記フロントカバーとの間にインダクションボックスを設け、このインダクションボックスを車体フレーム側に固定してその上面に設けた冷却空気吸入口をフロントカバーの下面近くに開口させるとともに、インダクションボックスの下面に設けたダクト連結口と上記ベルト式変速装置に設けた吸気口との間をインレットダクトで接続し、このインレットダクトを、上記車体フレームの最前部付近に設けた上記エンジンユニットの熱交換器とその後方に離間して設けた上記エンジンユニット冷却用の冷却ファンとの間、かつ上記冷却ファンの下方を通して後方に延ばし、上記ベルト式変速装置の吸気口に接続したことを特徴とする。
【0007】
上記構成とすれば、インレットダクトがインダクションボックスやベルト式変速装置から抜脱または破損することが抑制されるとともに、鞍乗型4輪車の走行時にフロントカバー内で前輪が巻き上げる水、泥砂、塵埃等の異物がインレットダクトに吸入されにくくなり、しかもインレットダクトの固定に関する構造が簡素化される。しかも、インレットダクトの曲りを最小限に抑えて吸気抵抗を低減すると同時に、インレットダクトのレイアウト性を向上することができる。
【0008】
また、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項2に記載したように、前記インレットダクトの中間部に、この部分を車体フレームの前部を構成する構造部材に対し位置決めする位置決め手段を一体に形成した。これにより、インレットダクトがインダクションボックスやベルト式変速装置から抜脱または破損することを一層効果的に防止することができる。
【0009】
さらに、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項3に記載したように、前記位置決め手段を、車体フレームの前部を構成する縦パイプの外径面に密に嵌合する嵌合フックとするとともに、この嵌合フックの下面を上記縦パイプに接合される横パイプの上に載置した。これにより、車体フレームに対するインレットダクトの動きが規制されてインレットダクトの抜脱や破損が一層確実に防止される。なお、嵌合フックは非常に簡素に構成することができる。
【0010】
そして、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項4に記載したように、前記ベルト式変速装置に冷却空気を排出する排気口を設け、この排気口にアウトレットダクトを接続し、このアウトレットダクトの最下流端に開設した冷却空気排出口を前記インダクションボックスの冷却空気吸入口よりも低位置に配置するとともに、この冷却空気排出口をアウトレットダクト全体の最高部よりも低位置であって、かつアウトレットダクトの前面側に配置した。これにより、例えば比較的急角度な姿勢で深水路(川等)に進入あるいは脱出する時に、インダクションボックスの冷却空気吸入口やアウトレットダクトの冷却空気排出口から水が浸入しにくくなる。
【0011】
また、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項5に記載したように、前記アウトレットダクトの略中間部に、この部分を車体構造部材に対し位置決めする位置決め手段を一体に形成した。これにより、車体フレームに対するアウトレットダクトの動きが規制されてアウトレットダクトの抜脱や破損が確実に防止される。
【0012】
さらに、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項6に記載したように、前記位置決め手段を、車体フレームの後部を構成する車幅方向に延びる部材の上に載置されて密に嵌合する嵌合フックと、この嵌合フックの近傍に位置し、車体フレームの後部を構成する部材の側面に当接する当接部と、前記着座シートの下方に設置される物品収納箱の側面および底面がなす角部に係合する係合部とを備えて構成した。嵌合フックと当接部と係合部は簡素な形状にできるので、アウトレットダクトの構造を簡素に保ちつつ、アウトレットダクトを確実に位置決めしてその抜脱や破損を抑制することができる。
【0013】
そして、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項7に記載したように、前記車体フレームの最前部上部に車体側面視で前下がり部を形成し、この前下がり部の上に前記インダクションボックスを設置し、インダクションボックスの下面前部に上記前下がり部の外形に略整合する形で下方に突出するチャンバー部分を形成し、このチャンバー部分の最深部に水排出孔を設けた。これにより、インダクションボックスの容量を大きく確保して吸気抵抗を低減するとともに、インダクションボックス内に浸入した水分を効果的に抜くことができる。
【0014】
また、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項8に記載したように、前記インレットダクトの最上流部を前記ダクト連結口から前記インダクションボックスの内部に突入させ、このインレットダクトの最上流部をインダクションボックス内で前記冷却空気吸入口から離反する方向に湾曲させ、その開口部をインダクションボックスの下面よりも高位置に配置した。こうすれば、冷却空気吸入口からインダクションボックス内に水が浸入しても、この水がインレットダクトに吸入されにくくなる。
【0015】
さらに、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項9に記載したように、前記インダクションボックスの冷却空気吸入口の外側周囲を囲むように遮蔽板を立設する一方、前記フロントカバーに上方に膨出する形状のエアインテークを設け、このエアインテークに略前方に開口する冷却空気取入口を形成し、上記遮蔽板の先端を上記エアインテークの膨出形状の内側に突入させた。これにより、走行時にフロントカバー内で前輪が巻き上げる水、泥砂、塵埃等の異物が遮蔽板に遮られてインダクションボックスの冷却空気吸入口に直接入りにくくなる。
【0016】
そして、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項10に記載したように、前記インダクションボックスの下面を傾斜させ、この傾斜の最低部の上方に前記冷却空気吸入口を位置付けるとともに、冷却空気吸入口の周囲を囲むガイド筒体をインダクションボックスの内部に設け、このガイド筒体をインダクションボックス下面の最低部に向かって延ばした。このようにすれば、冷却空気吸入口から吸入された空気が一旦インダクションボックスの底部に流れてから上方に開口するインレットダクトに流入するため、吸入空気に含まれる異物(特に水分)が気流から分離されてインレットダクトに吸入されにくくなる。
【0017】
また、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項11に記載したように、前記遮蔽板のうち、冷却空気吸入口の前縁に位置する遮蔽板を多孔板状にした。これにより、冷却空気吸入口への異物の混入を防止しつつ吸気抵抗を低減することができる。
【0018】
さらに、本発明に係る鞍乗型4輪車は、請求項12に記載したように、前記遮蔽板の先端と前記エアインテークとの間に空隙を設けた。こうすれば、走行時に遮蔽板とエアインテークが触れ合うことがないので異音の発生や破損を防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された鞍乗型4輪車の一例を示す右側面透視図であり、図2は同平面透視図である。
【0020】
この鞍乗型4輪車1は、例えば鋼管製の車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、左右一対のフロントアッパーパイプ3およびフロントロアーパイプ4と、同じく左右一対のリヤアッパーパイプ5およびリヤロアーパイプ6と、前部でフロントアッパーパイプ3およびフロントロアーパイプ4の間を縦方向に連結する左右一対の縦パイプ7と、この縦パイプ7とフロントアッパーパイプ3の前部との間を前後方向に連結する左右一対の横パイプ8と、上記左右一対の各部材3〜8の間を車幅方向に連結する複数のブリッジ部材10〜22等を備えて略ケージ状に構成されている。
【0021】
そして、車体フレーム2の前後に図示しないサスペンション機構を介して左右一対の前輪25と後輪26が設けられ、この前後輪25,26の間に位置するようにエンジンユニット27が車体フレーム2に搭載されている。エンジンユニット27は、例えば4サイクル単気筒のエンジン28と、ベルト式変速装置29とが一体に構成されたものであり、エンジン28の出力がベルト式変速装置29により無段階に変速されてプロペラシャフト機構30,31を介して前後輪25,26に伝達される。
【0022】
車体フレーム2のリヤアッパーパイプ5上には鞍乗型の着座シート33が設置され、その前方に燃料タンク34が設置され、さらにその前方に前輪25を操向するためのステアリングハンドル35が設けられている。また、車体フレーム2の前部は前輪25の車軸略上方まで延設され、その最前部付近にエンジンユニット27の熱交換器(オイルクーラーやラジエーター等)36が設置され、その後方にエンジンユニット27の冷却用の冷却ファン37が設置されている。
【0023】
そして、車体前部には前輪25および車体フレーム2の前部上方を覆うフロントカバー38が設けられ、車体後部には後輪26および車体フレーム2の後部上方を覆うリヤカバー39が設けられている。これらのカバー38,39は合成樹脂成型品である。
【0024】
さらに、図3にも示すように車体フレーム2の前上部とフロントカバー38との間に合成樹脂成型品のインダクションボックス41が設けられ、このインダクションボックス41と、ベルト式変速装置29の前部に開口する吸気口42との間がゴム製のコネクターパイプ43を介してインレットダクト44で接続される一方、図4にも示すようにベルト式変速装置29の後部に開口する排気口45にゴム製のコネクターパイプ46を介してアウトレットダクト47が接続されている。インレットダクト44とアウトレットダクト47は共に合成樹脂成型品であり、インレットダクト44はアッパーダクト44aとメインダクト44bからなる2ピース構造で、アウトレットダクト47は1ピース構造である。
【0025】
図5、図6にも示すように、インダクションボックス41は合成樹脂成型されたアッパーボックス41aとロアーボックス41bとが嵌合されて気密的な箱状をなしており、ロアーボックス41bの左側後部および右側前部に設けられた固定片50,51が車体フレーム2前頭部の固定ナット52,53(図2参照)にボルト54(図3参照)で固定されるとともに、ロアーボックス41bの左側前部に設けられた嵌合片55が車体フレーム2の左側のフロントアッパーパイプ3の外周面に係着され、これらによりインダクションボックス41全体が車体フレーム2の前頭部に位置決めされて固定されている。
【0026】
インダクションボックス41(アッパーボックス41a)の上面前部には、フロントカバー38の下面に近接して開口するように冷却空気吸入口56が設けられている。図7、図8に示すように、この冷却空気吸入口56は横長に形成され、その外側周囲を囲むように遮蔽板57a,57bが立設されている。遮蔽板57aは冷却空気吸入口56の後縁と左右両側縁に位置するようにアッパーボックス41aに一体形成される一方、遮蔽板57bは冷却空気吸入口56の前縁に位置するように2本のビス58でアッパーボックス41aに締着され、多孔板状に形成されている。
【0027】
ところで、車体側面視(図3参照)で車体フレーム2の最前部上部には、例えばフロントアッパーパイプ3を湾曲させて丸みを持たせることにより前下がり部3aが形成されており、この前下がり部3aの上にインダクションボックス41が設置されている。そして、インダクションボックス41(ロアーボックス41b)の下面前部には前下がり部3aの外形に略整合する形で下方に突出するチャンバー部分41cが形成されている(図5も参照)。
【0028】
したがって、インダクションボックス41(ロアーボックス41b)の下面は略前下がりに傾斜している。そして、この傾斜の最低部となるチャンバー部分41cの上方に冷却空気吸入口56が位置付けられ、チャンバー部分41cの最深部(最前部)に水排出孔59が設けられている。また、アッパーボックス41aの内側には、冷却空気吸入口56の周囲を囲むようにガイド筒体60が一体に形成されている。このガイド筒体60はインダクションボックス41下面の最低部であるチャンバー部分41cに向かって延びている。
【0029】
一方、図1、図2、図5に示すように、フロントカバー38には上方に膨出する形状のエアインテーク62が設けられ、このエアインテーク62には略前方に開口する冷却空気取入口63が形成されている。そして、インダクションボックス41の冷却空気吸入口56を囲む遮蔽板57a,57bの先端がエアインテーク62の膨出形状の内側に突入し、遮蔽板57a,57bの先端とエアインテーク62との間に若干の空隙64が設けられている。なお、エアインテーク62はフロントカバー38に対し別体の部品であり、その後縁に設けられた嵌合用のフランジ62aが下方に延びて遮蔽板57a,57bの後方に位置している。
【0030】
インダクションボックス41(ロアーボックス41b)の下面後部にはダクト連結口66(図5、図6参照)が開設されており、ここにインレットダクト44の最上流部をなすアッパーダクト44aが気密的に嵌合され、アッパーダクト44aの大部分がインダクションボックス41の内部に突入している。アッパーダクト44aはインダクションボックス41の内部で後方に湾曲しており、その開口部67がインダクションボックス41内で冷却空気吸入口56から離反するように開いている。本実施形態において開口部67は車両進行方向とは反対側、即ち後方に向けて開口している。また、開口部67はインダクションボックス41の下面(底面)よりも高位置に配置されている。
【0031】
インレットダクト44のメインダクト44b両端は、それぞれアッパーダクト44aの内周とコネクターパイプ43の内周に嵌合されて固定バンド69,70で固定され、コネクターパイプ43はベルト式変速装置29の吸気口42の外周に嵌合されて固定バンド71で固定される。そして、インレットダクト44の略中間部には、この部分を車体フレーム2の前部を構成する構造部材に対し位置決めする位置決め手段が一体に形成されている。
【0032】
この位置決め手段の一例として、図9および図10にも示すように、メインダクト44bの略中間部に嵌合フック72が一体成型されている。この嵌合フック72は例えば車体フレーム2の前部右側の縦パイプ7の外径面に前方から密に嵌合されるとともに、その下面72aが右側の横パイプ8の上に載置(図3参照)されるようになっている。
【0033】
また、図1に示すように、インレットダクト44は熱交換器36と冷却ファン37との間を通り、かつ冷却ファン37の下方を通って後方に延びてベルト式変速装置29の吸気口42(コネクターパイプ43)に接続されるようにレイアウトされている。
【0034】
一方、アウトレットダクト47は、図4および図11、図12に示すように、ベルト式変速装置29の排気口45(コネクターパイプ46)から後斜め上方に延びた後、後輪26の車軸の上方付近にて急角度に上方へ向きを変え、さらに着座シート33後端の直下付近で車体左側に向きを変え、その最下流端(最左端部)に外部に開放される冷却空気排出口75が前方に向かって開口するように開設されている。
【0035】
冷却空気排出口75の高さはアウトレットダクト47全体の最高部47aよりも低い位置とされ、この冷却空気排出口75よりもインダクションボックス41の冷却空気吸入口56の方が高い位置に配置されている。なお、アウトレットダクト47の上流端はコネクターパイプ46の内周に嵌合されて固定バンド76で固定され、コネクターパイプ46はベルト式変速装置29の排気口45の外周に嵌合されて固定バンド77で固定される。
【0036】
また、アウトレットダクト47の略中間部には、この部分を車体構造部材に対して位置決めする位置決め手段が一体に形成されている。この位置決め手段の一例として、図11および図13に示すように、アウトレットダクト47の略中間部に嵌合フック79と当接部80と係合部81が一体成型されている。
【0037】
嵌合フック79は、例えば車体フレーム2の後部で車幅方向に延びるブリッジ部材17の外径面の上に載置されて密に嵌合する形状をなし、アウトレットダクト47の前後方向および下方への動きを規制する。一方、当接部80は嵌合フック79の右側後部近傍に位置し、車体フレーム2の右側のリヤロアーパイプ6の内面に当接してアウトレットダクト47の右方への動きを規制する。また、係合部81は、当接部80の反対側に位置し、着座シート33の下方に設置された物品収納箱82の側面および底面がなす角部に係合してアウトレットダクト47の上方および左方への動きを規制する。ここで、物品収納箱82としてはバッテリーボックス等が挙げられるが、その他ツールボックス等の箱状のものであれば何でもよく、また物品収納箱82が蓋体を有するか否かは問われない。
【0038】
エンジンユニット27が作動すると、ベルト式変速装置29の内部のドライブプーリーに回転一体に設けられた送風ファン84(図3参照)が回転してインレットダクト44側に負圧を掛けるため、外気が冷却空気としてフロントカバー38のエアインテーク62(冷却空気取入口63)とインダクションボックス41の冷却空気吸入口56を経てインダクションボックス41内に吸入され、この冷却空気がインレットダクト44とコネクターパイプ43を経てベルト式変速装置29の内部に吸入される。
【0039】
冷却空気はベルト式変速装置29の内部でドライブプーリー、ドリブンプーリー、ベルト等の各部材を冷却した後、コネクターパイプ46とアウトレットダクト47を通り、冷却空気排出口75から外部に排出される。なお、鞍乗型4輪車1の前進走行時には前方から吹く走行風がエアインテーク62(インダクションボックス41)内に押し込まれるため、ベルト式変速装置29に供給される冷却空気の量が増加して冷却効率が向上する。
【0040】
インダクションボックス41は、従来のようにフロントカバー38側にではなく車体フレーム2側に固定されているため、同じく車体フレーム2に固定されたエンジンユニット27のベルト式変速装置29との間に走行振動や衝撃等に起因する相対位置変化が起きない。このことと、インレットダクト44の略中間部が位置決め手段(嵌合フック72)により車体フレーム2(7,8)に位置決めされたことにより、インレットダクト44がインダクションボックス41やベルト式変速装置29から抜脱したり、破損したりすることを効果的に抑制することができる。
【0041】
しかも、上記位置決め手段となる嵌合フック72はインレットダクト44に一体に成型されており、車体フレーム2の縦パイプ7に嵌合し、かつ横パイプ8の上に載置されることによりインレットダクト44の動きを規制するので、ボルトやナット等を一切用いずにインレットダクト44を確実に位置決めできる。このため、インレットダクト44の固定に関する構造を簡素化することができる。
【0042】
また、インダクションボックス41の上面前部に設けた冷却空気吸入口56がフロントカバー38の下面付近に開口しているので、走行時に前輪25が巻き上げる水、泥砂、塵埃等の異物が冷却空気吸入口56(インレットダクト44)に吸入されるのを防止できる。
【0043】
さらに、冷却空気吸入口56の外側周囲を囲むように立設された遮蔽板57a,57bの先端が、フロントカバー38に設けられたエアインテーク62の膨出形状の内側に突入していることと、エアインテーク62の後縁にフランジ62aが形成されたことにより、前輪25が巻き上げる水、泥砂、塵埃等の異物が遮蔽板57a,57bやフランジ62aに遮られてインダクションボックス41の冷却空気吸入口56に直接入りにくくなる。特にフロントカバー38の内面沿いに前方へ流れる水や泥等はフランジ62aに阻止されて冷却空気吸入口56に侵入できない。
【0044】
なお、冷却空気吸入口56の前縁に位置する遮蔽板57bを多孔板状に形成したことから、冷却空気吸入口56への異物の混入を防止しつつ吸気抵抗を大幅に低減することができる。また、各遮蔽板57a,57bの先端とエアインテーク62との間に空隙64が設けられているため、走行時に遮蔽板57a,57bとエアインテーク62が触れ合うことを防止して異音の発生や破損を防止することができる。
【0045】
インダクションボックス41は、車体側面視で車体フレーム2の最前部上部に形成された前下がり部3aの上に設置され、前下がり部3aの外形に略整合する形で下方に突出するチャンバー部分41cがインダクションボックス41の下面前部に形成され、このチャンバー部分41cの最深部(最前部)に水排出孔59が設けられているため、フロントカバー38の上面高さを引き上げることなくインダクションボックス41の容量を大きく確保して吸気抵抗を低減するとともに、インダクションボックス41内に浸入した水分を効果的に排出することができる。
【0046】
また、インダクションボックス41の下面が略前下がりに傾斜し、この傾斜の最低部をなすチャンバー部分41cの上方に冷却空気吸入口56が位置付けられ、この冷却空気吸入口56の内側周囲を囲むとともにチャンバー部分41cに向かって延びるガイド筒体60が形成される一方、インレットダクト44の最上流部であるアッパーダクト44aがダクト連結口66からインダクションボックス41の内部に突入し、このアッパーダクト44aがインダクションボックス41内で冷却空気吸入口56から離反するように後方に湾曲し、その開口部67がインダクションボックス41の下面よりも高位置に配置されていることから、冷却空気吸入口56から吸入された空気が、一旦インダクションボックス41の底部(チャンバー部分41c)に向かって流れた後、遠回りをして上方に開口するインレットダクト44に向かって流入する。
【0047】
このため、吸入空気中に含まれる異物(特に水分)がインダクションボックス41内で気流から分離されやすく、分離された異物はチャンバー部分41cの最深部に残留する。このうち、水分はチャンバー部分41cの最深部に設けられた水排出孔59から即座に外部に排出される。チャンバー部分41cに残留した固形状の異物や排出され残った水分は、インダクションボックス41の下面よりも高い位置で後向きに開口しているアッパーダクト44aの開口部67には吸入されない。したがって、冷却空気吸入口56からインダクションボックス41内に異物が入っても、この異物がインレットダクト44を経てベルト式変速装置29に達する確率は非常に低く、これによりベルト式変速装置29の耐久性を目覚ましく向上させることができる。
【0048】
ところで、インレットダクト44は車体フレーム2の最前部付近に設けられた熱交換器36とその後方に設けられた冷却ファン37との間を通り、かつ冷却ファン37の下方を通って後方に延び、ベルト式変速装置29の吸気口42に接続されるように配設されているため、インレットダクト44の曲りを最小限に抑えて吸気抵抗を低減させると同時に、インレットダクト44のレイアウト性を向上させることができる。
【0049】
また、インダクションボックス41の冷却空気吸入口56がアウトレットダクト47の冷却空気排出口75よりも高位置に配置されるとともに、アウトレットダクト47全体の最高部47aよりも低い位置に冷却空気排出口75が開設されているため、例えば鞍乗型4輪車1が比較的急角度で深水路(川等)へ進入する時等に、インダクションボックス41の冷却空気吸入口56から水が浸入しにくくなると同時に、万一冷却空気排出口75から水が浸入しても、この水がアウトレットダクト47の内部に流れ込みにくくなる。
【0050】
なお、深水路内での平地走行時において、アウトレットダクト47の冷却空気排出口75は後輪26の車軸上方に位置するために水面から最も遠い位置にあるが、深水路からの脱出時には車両の姿勢が前上がりとなるために冷却空気排出口75が水面に近接する。そこで、冷却空気排出口75を車体前方へ向けて開口させ、かつ冷却空気排出口75をアウトレットダクト47の最高部47aから少し低い位置に設けることにより、アウトレットダクト47内に水が浸入することを防止してベルト式変速装置29の耐久性を向上させることができる。
【0051】
さらに、アウトレットダクト47の略中間部に、この部分を車体構造部材に対して位置決めする位置決め手段を一体に形成し、この位置決め手段を、車体フレーム2のブリッジ部材17の外径面の上に載置される嵌合フック79と、車体フレーム2の右側のリヤロアーパイプ6の内面に当接する当接部80と、着座シート33下方の物品収納箱82の角部に係合する係合部81とを備えて構成したことにより、アウトレットダクト47の構造を簡素に保ちつつ、アウトレットダクト47を確実に位置決めして車体フレーム2に対するアウトレットダクト47の動きを規制し、アウトレットダクト47の破損やベルト式変速装置29からの抜脱を確実に防止することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る鞍乗型4輪車によれば、ベルト式変速装置に接続されるインレットダクトおよびアウトレットダクトの抜脱や破損を抑制するとともに、水、泥砂、塵埃等の異物がインレットダクトに吸入されるのを阻止してベルト式変速装置の耐久性を向上させ、かつ吸気抵抗低減と構造簡素化とインレットダクトのレイアウト性向上等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された鞍乗型4輪車の一例を示す右側面透視図。
【図2】本発明が適用された鞍乗型4輪車の一例を示す平面透視図。
【図3】本発明の一実施形態を示す車体フレーム前半部とベルト式変速装置とインダクションボックスとインレットダクトの右側面図。
【図4】車体フレーム後半部とベルト式変速装置とアウトレットダクトの右側面図。
【図5】インダクションボックスとアッパーダクトとエアインテークを示す縦断面図。
【図6】図5のVI−VI矢視によるロアーボックスの平面図。
【図7】図5のVII矢視図。
【図8】図7のVIII矢視図。
【図9】図3のIX矢視図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】図4のXI矢視によるアウトレットパイプの平面図。
【図12】図11のXII矢視図。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿うアウトレットパイプの断面図。
【符号の説明】
1 鞍乗型4輪車
2 車体フレーム
3a 前下がり部
6 車体構成部材であるリヤロアーパイプ
7 車体フレームの前部を構成する構造部材である縦パイプ
8 車体フレームの前部を構成する構造部材である縦パイプ横パイプ
17 車体構造部材であるブリッジ部材
25 前輪
26 後輪
27 エンジンユニット
28 エンジン
29 ベルト式変速装置
33 着座シート
35 ステアリングハンドル
36 熱交換器
37 冷却ファン
38 フロントカバー
39 リヤカバー
41 インダクションボックス
41c チャンバー部分
42 吸気口
44 インレットダクト
45 排気口
47 アウトレットダクト
47a アウトレットダクト全体の最高部
56 冷却空気吸入口
57a,57b 遮蔽板
59 水排出孔
60 ガイド筒体
62 エアインテーク
63 冷却空気取入口
64 空隙
66 ダクト連結口
67 開口部
72 位置決め手段としての嵌合フック
75 冷却空気排出口
79 位置決め手段としての嵌合フック
80 位置決め手段としての当接部
81 位置決め手段としての係合部
82 車体構成部材である物品収納箱

Claims (12)

  1. 車体フレームの前後に左右一対の前輪と後輪が設けられ、エンジンとベルト式変速装置とを一体に備えたエンジンユニットが前後輪の間に位置するように車体フレームに搭載され、前輪および車体フレーム前部上方を覆うフロントカバーが設けられた鞍乗型4輪車において、上記車体フレームの前部を前輪車軸の略上方まで延設し、その前上部と上記フロントカバーとの間にインダクションボックスを設け、このインダクションボックスを車体フレーム側に固定してその上面に設けた冷却空気吸入口をフロントカバーの下面近くに開口させるとともに、インダクションボックスの下面に設けたダクト連結口と上記ベルト式変速装置に設けた吸気口との間をインレットダクトで接続し、このインレットダクトを、上記車体フレームの最前部付近に設けた上記エンジンユニットの熱交換器とその後方に離間して設けた上記エンジンユニット冷却用の冷却ファンとの間、かつ上記冷却ファンの下方を通して後方に延ばし、上記ベルト式変速装置の吸気口に接続したことを特徴とする鞍乗型4輪車。
  2. 前記インレットダクトの中間部に、この部分を車体フレームの前部を構成する構造部材に対し位置決めする位置決め手段を一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型4輪車。
  3. 前記位置決め手段を、車体フレームの前部を構成する縦パイプの外径面に密に嵌合する嵌合フックとするとともに、この嵌合フックの下面を上記縦パイプに接合される横パイプの上に載置した請求項2に記載の鞍乗型4輪車。
  4. 前記ベルト式変速装置に冷却空気を排出する排気口を設け、この排気口にアウトレットダクトを接続し、このアウトレットダクトの最下流端に開設した冷却空気排出口を前記インダクションボックスの冷却空気吸入口よりも低位置に配置するとともに、この冷却空気排出口をアウトレットダクト全体の最高部よりも低位置であって、かつアウトレットダクトの前面側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型4輪車。
  5. 前記アウトレットダクトの略中間部に、この部分を車体構造部材に対し位置決めする位置決め手段を一体に形成した請求項に記載の鞍乗型4輪車。
  6. 前記位置決め手段を、車体フレームの後部を構成する車幅方向に延びる部材の上に載置されて密に嵌合する嵌合フックと、この嵌合フックの近傍に位置し、車体フレームの後部を構成する部材の側面に当接する当接部と、前記着座シートの下方に設置される物品収納箱の側面および底面がなす角部に係合する係合部とを備えて構成した請求項5に記載の鞍乗型4輪車。
  7. 前記車体フレームの最前部上部に車体側面視で前下がり部を形成し、この前下がり部の上に前記インダクションボックスを設置し、インダクションボックスの下面前部に上記前下がり部の外形に略整合する形で下方に突出するチャンバー部分を形成し、このチャンバー部分の最深部に水排出孔を設けた請求項1に記載の鞍乗型4輪車。
  8. 前記インレットダクトの最上流部を前記ダクト連結口から前記インダクションボックスの内部に突入させ、このインレットダクトの最上流部をインダクションボックス内で前記冷却空気吸入口から離反する方向に湾曲させ、その開口部をインダクションボックスの下面よりも高位置に配置した請求項1、7のいずれかに記載の鞍乗型4輪車。
  9. 前記インダクションボックスの冷却空気吸入口の外側周囲を囲むように遮蔽板を立設する一方、前記フロントカバーに上方に膨出する形状のエアインテークを設け、このエアインテークに略前方に開口する冷却空気取入口を形成し、上記遮蔽板の先端を上記エアインテークの膨出形状の内側に突入させた請求項1、7、8のいずれかに記載の鞍乗型4輪車。
  10. 前記インダクションボックスの下面を傾斜させ、この傾斜の最低部の上方に前記冷却空気吸入口を位置付けるとともに、冷却空気吸入口の周囲を囲むガイド筒体をインダクションボックスの内部に設け、このガイド筒体をインダクションボックス下面の最低部に向かって延ばした請求項1、7、8、9のいずれかに記載の鞍乗型4輪車。
  11. 前記遮蔽板のうち、冷却空気吸入口の前縁に位置する遮蔽板を多孔板状にした請求項9、10のいずれかに記載の鞍乗型4輪車。
  12. 前記遮蔽板の先端と前記エアインテークとの間に空隙を設けた請求項9、10、11のいずれかに記載の鞍乗型4輪車。
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