JP2007191104A - 不整地走行車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却あるいは吸気系まわりで空気流通経路を好適に配置構成し、車両の性能向上等を有効に実現する不整地走行車両を提供する。
【解決手段】燃料タンク19の側方と上方の一部とをタンクカバー38で覆い、タンクカバー38と燃料タンク19およびシート18とで囲まれる空間により空気導入路F1を形成する。エアクリーナ24とシート18との間の空間により空気通路F2を形成し、空気導入路F1および空気通路F2を燃料タンク19とエアクリーナ24との間で連絡させると共に、空気通路F2の途中にエアクリーナ24上面に設けた吸入口を臨ませる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バギー車等と呼ばれている鞍乗型不整地走行車(ATV;All Terrain Vehicle)、特に冷却あるいは吸気系まわりにおける走行風の空気流通構造に関するものである。
この種の車両はオンロードは勿論のこと、特にオフロードあるいは水辺等における過酷な走行条件でも優れた走行性能を有し、高い機動性を発揮する。その基本構成はたとえば、車体フレームの前後に4つの車輪を有し、前輪相互間に操舵装置を装備すると共に車体フレームにエンジンを搭載し、その上部に燃料タンクやシート等を載置するというものである。
ATV車では車体フレーム上の限定されたスペース内にエンジンユニットをはじめとしてエアクリーナ等を含む複数の機能部品を装備し、特殊かつ過酷な使用条件下でもそれらの円滑作動を確保する必要から、種々の工夫が施されている。排気系まわりの冷却あるいは吸気システム等は車両性能とも深く関係し、その性能向上を図るべく、たとえば排気管やエアクリーナ等を効果的に配置構成し、それらの間に如何に効率よく走行風を流通させるかは極めて重要な問題とされる。
具体的な例として、たとえば特許文献1には燃料タンクとシート部との間に凹部を形成して、この凹部内にエアクリーナの吸気ダクトを開口させたものが開示されている。また、特許文献2には燃料タンク下面の中央部を下方に突出させることで、走行風の気液分離を行い、燃料タンク後部に設けた凹部内へ空気を導くと共にその空気を吸気管から吸入するものが開示されている。
さらに、特許文献3には燃料タンクとシート前部との間に凹部を形成して、この凹部内にエアクリーナの吸気ダクトを開口させる。この場合、さらに燃料タンクを覆う燃料タンクカバー後端に設けた円弧状部を凹部内に配置して、走行風に含まれる雨水が外気導入管から直接吸い込まれるのを防ぐようにしたものが開示されている。
特許第3068136号 特開2004−100460号公報 特許第2991827号
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいて、走行風の流れ方向上流側に向けて吸気ダクトが開口しているため、この吸気ダクトから雨水を吸い込んでしまうという問題がある。また、特許文献2に記載のものにおいて、吸気管が走行風の流れ方向上流側に向けて吸気ダクトが開口しているため、気液分離し切れない雨水をも吸い込んでしまう虞がある。
さらに、特許文献3に記載のものにおいて、外気導入管が走行風の流れ方向上流側に向けて吸気ダクトが開口しているため、燃料タンクと燃料タンクカバーとの間を通る走行風に含まれる雨水が外気導入管から吸い込まれる虞がある。
本発明はかかる実情に鑑み、特に冷却あるいは吸気系まわりで空気流通経路を好適に配置構成し、車両の性能向上等を有効に実現する不整地走行車両を提供することを目的とする。
本発明による不整地走行車両は、エンジンと、このエンジンの上方に配置した燃料タンクと、この燃料タンク後部およびエアクリーナの上方に配置されるシートとを有する不整地走行車両であって、少なくとも前記燃料タンクの側方と上方の一部とをタンクカバーで覆い、このタンクカバーと前記燃料タンクおよび前記シートとで囲まれる空間により空気導入路を形成する一方、前記エアクリーナと前記シートとの間の空間により空気通路を形成し、前記空気導入路および前記空気通路を前記燃料タンクと前記エアクリーナとの間で連絡させると共に、前記空気通路の途中に前記エアクリーナ上面に設けた吸入口を臨ませたことを特徴とする。
また、本発明の不整地走行車両において、前記エアクリーナの上面から上方に突出させてガイド壁を形成し、このガイド壁により前記空気通路内で上方に開口する前記吸入口を構成したことを特徴とする。
また、本発明の不整地走行車両において、前記シートの底板下面に上方に向けて凹む凹部を形成し、この凹部を前記エアクリーナの前記吸入口に対向させたことを特徴とする。
また、本発明の不整地走行車両において、前記空気導入路の中心線と前記エアクリーナ前面とが交差するように構成したことを特徴とする。
また、本発明の不整地走行車両において、前記空気通路の後端を前記エアクリーナ後面の延長線上に配置すると共に、前記空気通路の後端より後方にマフラを配置し、前記シートと前記マフラとの間に前記空気通路の後端から排出される走行風を導いたことを特徴とする。
本発明によれば、走行風は主に導入口から導入されて空気導入路を流通する。空気導入路は燃料タンクとエアクリーナとの間で空気通路と連絡され、一旦エアクリーナの前面に衝突することで、走行風の空気に含まれる水分はエアクリーナの前面に沿って落下する。これにより空気導入路内の空気に混入している水分が、そのまま空気通路に浸入するのを防止することができる。また、空気導入路の内壁に付着した水分を、空気通路に沿って燃料タンクおよびエアクリーナの隙間空間から下方へ落下排除することができる。
また、空気通路において、エアクリーナの吸入口はその上面に開設され、すなわち空気の流れ方向と直交する向きに吸入口が形成されている。これにより水分が吸入口から直接吸い込まれるのを防止することができる。この場合、エアクリーナの上面よりも上方位置で吸入口が開口しており、エアクリーナの上面に付着した水分を吸入口から吸い込むのを防ぐことができる。さらに、エアクリーナの吸入口に対向するシートの下面部位に、上方に向けて凹む凹部を形成し、この凹部に吸入口を臨ませることで、水分の吸入をさらに防止することができる。
以下、図面に基づき、本発明による不整地走行車両の好適な実施の形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の実施形態における不整地走行車両を示し、この実施形態ではたとえば鞍乗型4輪車10の例とする。図1〜図3において、本実施形態に係る鞍乗型4輪車10の全体構成を説明する。なお、図中、矢印Frは前方を、また矢印Rrは後方をそれぞれ表している。また、右方および左方をそれぞれ矢印Rおよび矢印Lで表わす。鞍乗型4輪車10は基本骨格を構成する鋼管製の車体フレームを備え、基本構成において車体フレームの前部および後部に前輪11および後輪12を配設し、前輪11相互間に操舵装置13を装備すると共に、前輪11および後輪12との間の車体フレームにエンジンユニット14を搭載する。
ここで、車体フレームは図4および図5等に示されるように上部フレーム15A、下部フレーム15Bおよび前部フレーム15C等を含むメインフレーム15とボディフレーム16とシートフレーム17とからなる。そして、車幅方向にそれぞれ左右一対配設されるこれらのフレーム部材がクロスメンバ等によって相互に連結され、車両の基本骨格を構成している。車体フレーム、特にメインフレーム15とボディフレーム16の内側には一定の空間が画成され、この空間にエンジンユニット14等が収容支持される。
前輪11および後輪12の間に位置するように車体フレームに搭載されるエンジンユニット14は、たとえば水冷式4サイクル単気筒のエンジンを含み、その出力は、エンジンケース14Aに一体に組み込まれたトランスミッションを経てドライブスプロケットに伝達される。この実施形態ではエンジンユニット14は、ドライサンプ式にエンジン潤滑を行なうようになっており、エンジンユニット14とは別体に後述するオイルタンクを装備する。なお、詳細については省略するが、ドライブスプロケットはチェーンを介して、後輪12のドリブンスプロケットと結合し、これにより後輪12が回転駆動される。
シートフレーム17上にはシート底板18A(図5)を介して鞍乗型のシート18が設置され、その前方に燃料タンク19が設置され、さらにその前方には前輪11を操向するためのステアリングハンドル20およびこれを支持するステアリングシャフト21が設けられている。燃料タンク19は、後述する燃料タンクカバーによって覆われている。ステアリングシャフト21は、その下端部が車両中央部における前輪11の車軸付近に位置する軸受部で回転可能に軸支されており、また、図1に示されるようにエンジン側すなわち後上方に傾斜配置される。
車体前部には前輪11および車体フレームの前部上方を覆うフロントフェンダ22が設けられ、また後輪12および車体フレームの後部上方を覆うリヤフェンダ23が設けられる。これらのフロントフェンダ22およびリヤフェンダ23は、合成樹脂材料により成形される。
つぎに、図4および図5をさらに参照して、ボディフレーム16の後方には、空気の吸入口24aを有するエアクリーナ24が搭載され、このエアクリーナ24の前部から延出するインテークパイプ25がスロットルボディ26と接続される。スロットルボディ26はエンジンユニット14のエンジンのインテークポートに接続される。燃料タンク19に接続された燃料ポンプ27からは、スロットルボディ26に装着されたインジェクタ28に燃料が供給され、インジェクタ28より所定のタイミングで燃料が噴射されるようになっている。なお、エンジンユニット14のシリンダ14Bをやや前傾させることで、可能な限りエンジン高さを低く抑えている。
一方、エンジンの前方には排気管29が取り付けられる。図5のようにシリンダ14Bのシリンダヘッド14Cに接続された排気管29は、前方に突出してその後、エンジンの車両幅方向の一側方を通って車両後方へ向けて延設する。この例では排気管29を、図2あるいは図4のようにエンジンの右側へ平面視で略U字状に湾曲させ、エアクリーナ24の後方に配置されたマフラ30まで延出させてこれに接続する。なお、マフラ30は図3(a)に示されるように車両の左右方向中央に配置される。
上記の場合、図5に示されるようにボディフレーム16に設けたピボット軸31にスイングアーム32が揺動可能に支持され、該スイングアーム32の後端部に後輪12の車軸が支持されるようになっている。スイングアーム32は、クッションリンク33を介してリヤクッションユニット34と連結し、したがって後輪12はこの緩衝機構を介して車体フレームに支持される。なお、前輪11についても緩衝機構を備えている。
ステアリングシャフト21は前輪1とエンジンユニット14との間に配置されるが、ステアリングシャフト21の後方にラジエータ35を近接配置する。そして車両側面視で、このラジエータ35とエンジンユニット14との間にオイルタンク36とブリーザ装置のオイルキャッチタンク37とが配置される。
さて、本発明において、図1および図2に示されるように走行風Fを車両内に取り入れて、矢印で示すような空気導入路F1および空気通路F2,F3が形成される。この場合、少なくとも燃料タンク19の側方と上方の一部とをタンクカバー38で覆い、このタンクカバー38と燃料タンク19およびシート18とで囲まれる空間により空気導入路F1を形成する一方、エアクリーナ24とシート18との間の空間により空気通路F2を形成する。そして、空気導入路F1および空気通路F2を燃料タンク19とエアクリーナ24との間で連絡させる。
この実施形態における具体的構成において、燃料タンク19は図6に示したように前後長手方向として実質的に左右対称形とし、燃料注入口19aを頂点とする山形状(図6(c))の容器である。燃料タンク19の後部寄りの両側面上部まわりには凹陥部19b(図6において、略一点鎖線により示した部位は陥没している)が設けられ、主にこの凹陥部19bによりタンクカバー38との間で空隙が形成される。
一方、タンクカバー38は図7に示すように、概ね燃料タンク19の外形をすっぽりと覆うように形成されるが、前縁部38aが後方へ抉り込まれており、この部位にてタンクカバー38との間に形成される空隙により、空気導入路F1の導入口が形成される。また、タンクカバー38の後縁部38bは後斜め下方へ傾斜しており、この部分に前斜め上方に傾斜するシート18の前部18aが重合するようになっている。
シート18は図8にも示したように、下面全体にシート底板18Aが敷設されており、その前部18aが上述のようにタンクカバー38の後縁部38bの上に重合する。シート18を支持するシートフレーム17は図10に示されるように、メインフレーム15の上部フレーム15Aの後端付近から左右対をなして後方へ延設された上フレーム17aと、図10(b)のように側面視で上フレーム17aに対して略V字状に結合する下フレーム17bとを含んでいる。下フレーム17bは、その前端がボディフレーム16の中央部後端付近に取り付けられる。シート18の前部18aを除くその主要部18bは、シートフレーム17の上フレーム17a上に支持固定される。シート底板18Aは、左右両側縁に対してそれらの内側が上方に凹む凹状に形成され、このように凹状に形成されることでタンクカバー38の後縁部38bとシート18の前部18aにおけるシート底板18Aの間に空隙が形成される。
ここで、図11を参照して、図11(a)および(b)のように燃料タンク19の凹陥部19bとタンクカバー38の間に形成される空隙と、図11(c)のようにシート18(前部18a)とタンクカバー38の後縁部38bの間に形成される空隙とにより、前述の空気導入路F1が形成される。なお、空気導入路F1の導入口前方には、図3(b)に示されるようにフロントフェンダ22において走行風取入口39が開設されている。
つぎに、エアクリーナ24は図9に示すように変形箱型を呈し、その前面24cにインテークパイプ25が接続される。また、エアクリーナ24はシートフレーム17により、シート18の主要部18bの下側で、その前方寄りに取付支持される。エアクリーナ24の上面24bは略平坦状に形成され、この上面24bとシート18(主要部18b)におけるシート底板18Aの間に空隙が形成される。エアクリーナ24の前面24cもまた、略平坦状に形成される。
ここでまた、図11(d)に示されるようにエアクリーナ24の上面24bとシート18(シート底板18A)の間に形成される空隙により空気通路F2が形成される。なお、エアクリーナ24の左右両側を覆うように、シート18の側面下端付近からサイドカバー40が付設されている。この場合さらに、空気通路F2の後端をエアクリーナ24後面の延長線上に配置すると共に、空気通路F2の後端より後方にマフラ30を配置し、シート18とマフラ30との間に空気通路F2の後端から排出される走行風Fを導くようになっている(図11(e))。
さらに本発明において、空気通路F2の途中にエアクリーナ24の上面24bに設けた空気の吸入口24aを臨ませる。この場合、図12等に示したようにエアクリーナ24の上面24bから上方に突出させてガイド壁41を形成し、このガイド壁41により空気通路F2内で上方に開口する吸入口24aを構成する。一方、シート18のシート底板18A下面には上方に向けて凹む凹部42を形成し、この凹部42をエアクリーナ24の吸入口24aに対向させている。
上述のように形成される空気導入路F1と空気通路F2は、燃料タンク19とエアクリーナ24との間で連絡し、これにより車両内に一連の走行風路が形成される。この場合、図12に示されるように空気導入路F1の中心線43とエアクリーナ24の前面24cとが交差するように構成される。
上記構成において、鞍乗型4輪車10が走行すると車両前部の走行風取入口39から走行風が取り入れられ、その走行風は主に導入口から導入されて空気導入路F1を流通する。空気導入路F1は燃料タンク19とエアクリーナ24との間で空気通路F2と連絡されるが、空気導入路F1を通過した空気は図12(a)のように一旦エアクリーナ24の前面24cに衝突する。これにより空気導入路F1を流通した走行風は、そのまま全てが直接空気通路F2を流通することがなくなる。そのため、空気導入路F1を通過した空気がエアクリーナ24の前面24cに衝突する際、走行風の空気に含まれる水分はエアクリーナ24の前面24cに沿って落下し、これにより空気導入路F1内の空気に混入している水分が、そのまま空気通路F2に浸入するのを防止することができる。また、空気導入路F1の内壁に付着した水分を、空気通路F3に沿って燃料タンク19およびエアクリーナ24の隙間空間から下方へ落下排除することができる。
相当程度水分を除去された走行風はその後、空気通路F2内を流通する。この空気通路F2において、エアクリーナ24の吸入口24aはその上面24bに開設され、すなわち空気の流れ方向と直交する向きに吸入口24aが形成されている。これにより水分が吸入口24aから吸い込まれるのを防止することができる。この場合、エアクリーナ24の上面24bよりも上方位置で吸入口24aが開口しており、エアクリーナ24の上面24bに付着した水分を吸入口24aから吸い込むのを防ぐことができる。
さらに、エアクリーナ24の吸入口24aに対向するシート18の下面部位に、上方に向けて凹む凹部42を形成し、この凹部42に吸入口24aを臨ませ、これにより水分の吸入をさらに防止することができる。
上記のように空気導入路F1を通過した空気がエアクリーナ24の前面24cに衝突することで、その空気に含まれる水分をエアクリーナ24の前面24cに沿って落下させることができる。そして、空気通路F2を通過する際、エアクリーナ24の吸入口24aに吸入されなかった余剰分の空気は、エアクリーナ24後方のマフラ30上面に向けて流れることでセンタ配置のマフラ30に対する高い冷却効果が得られる。
ここで、図12(b)に示すようにエアクリーナ24の前面24cの上縁部に燃料タンク19とシート18との間に向けてルーバ44を延設してもよい。このルーバ44には複数のスリット44aが開設される。ルーバ44を設けることで、主に空気導入路F1から流通する空気は気液分離され、後方にあるエアクリーナ24に吸入される水分量をさらに減少することができる。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
たとえば、エアクリーナ24の前面24cの上縁部に燃料タンク19とシート18との間に向けて延設されるルーバ44の代わりに、走行風の流通性に影響しない程度の適度な粗さのメッシュ等を張架し、これにより走行風に混入している水分を除去することも可能である。また、エアクリーナ24の吸入口24aをシート18の下面部位に形成した凹部42内に位置するように、すなわち、車両側面視において吸入口24aがシート底板18Aの下縁よりも上方に位置するようにすることも可能である。
本発明の実施形態に係る不整地走行車両の例を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両の例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両の例を示す後面図および正面図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両のフレームまわりを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両のエンジンユニットまわりを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両の燃料タンクの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両の燃料タンクカバーの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両のシートの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両のエアクリーナの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る不整地走行車両のシートフレームの構成例を示す図である。 図1のA−A線〜E−E線に沿うそれぞれ断面図である。 本発明の実施形態に係る走行風の流通作用の例を示す図およびルーバの設置例を示す図である。
符号の説明
10 鞍乗型4輪車、11 前輪、12 後輪、14 エンジンユニット、15 メインフレーム、16 ボディフレーム、17 シートフレーム、18 シート、19 燃料タンク、20 ステアリングハンドル、21 ステアリングシャフト、22 フロントフェンダ、23 リヤフェンダ、24 エアクリーナ、25 インテークパイプ、26 スロットルボディ、29 排気管、30 マフラ、31 ピポッド軸、32 スイングアーム、34 リヤクッションユニット、35 ラジエータ、36 オイルタンク、37 オイルキャッチタンク、38 タンクカバー、39 走行風取入口、40 サイドカバー、41 ガイド壁、42 凹部。

Claims (5)

  1. エンジンと、このエンジンの上方に配置した燃料タンクと、この燃料タンク後部およびエアクリーナの上方に配置されるシートとを有する不整地走行車両であって、
    少なくとも前記燃料タンクの側方と上方の一部とをタンクカバーで覆い、このタンクカバーと前記燃料タンクおよび前記シートとで囲まれる空間により空気導入路を形成する一方、前記エアクリーナと前記シートとの間の空間により空気通路を形成し、
    前記空気導入路および前記空気通路を前記燃料タンクと前記エアクリーナとの間で連絡させると共に、前記空気通路の途中に前記エアクリーナ上面に設けた吸入口を臨ませたことを特徴とする不整地走行車両。
  2. 前記エアクリーナの上面から上方に突出させてガイド壁を形成し、このガイド壁により前記空気通路内で上方に開口する前記吸入口を構成したことを特徴とする請求項1に記載の不整地走行車両。
  3. 前記シートの底板下面に上方に向けて凹む凹部を形成し、この凹部を前記エアクリーナの前記吸入口に対向させたことを特徴とする請求項2に記載の不整地走行車両。
  4. 前記空気導入路の中心線と前記エアクリーナ前面とが交差するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の不整地走行車両。
  5. 前記空気通路の後端を前記エアクリーナ後面の延長線上に配置すると共に、前記空気通路の後端より後方にマフラを配置し、前記シートと前記マフラとの間に前記空気通路の後端から排出される走行風を導いたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不整地走行車両。
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