JP2000233786A - 車両における左右車輪への駆動力伝達構造 - Google Patents

車両における左右車輪への駆動力伝達構造

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JP2000233786A JP11039281A JP3928199A JP2000233786A JP 2000233786 A JP2000233786 A JP 2000233786A JP 11039281 A JP11039281 A JP 11039281A JP 3928199 A JP3928199 A JP 3928199A JP 2000233786 A JP2000233786 A JP 2000233786A
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vehicle
vehicle body
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Minoru Seto
穣 瀬戸
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/089Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears all of the meshing gears being supported by a pair of parallel shafts, one being the input shaft and the other the output shaft, there being no countershaft involved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/22Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行時に、この車両に与えられようと
する衝撃力を効果的に緩和させるようにし、車輪に対し
駆動源からの駆動力を等速継手を介して伝達させる際
に、高トルクの伝達ができるようにし、かつ、車両の幅
寸法が過大にならないようにする。 【解決手段】 車輪6,6を駆動させる駆動装置20が
車体2に支持されるケーシング71と、このケーシング
71に支承されて駆動源からの駆動力を車輪6,6に伝
達する左右等速継手83,83とを備える。これら各等
速継手83,83が車体2の幅方向に延びる軸心72回
りに回転自在となるよう上記ケーシング71に支承され
るほぼ円筒形状の外輪86と、この外輪86に内嵌され
てこの外輪86と共に回転する内輪87と、この内輪8
7の外側方で車体2の幅方向に長く延びて上記内輪87
と車輪6とを互いに連動連結させる駆動軸90とを備え
る。上記左右外輪86,86同士を互いに一体成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車体にサスペンシ
ョンを介して懸架された車輪に対し、駆動装置の駆動源
から出力された駆動力を伝達する車両における左右車輪
への駆動力伝達構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記車両には、従来、特開平10‐44
730号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車両の車体には
それぞれサスペンションを介して左右車輪が懸架され、
これらサスペンションと各車輪により、上記車体が走行
面上に支持されている。また、上記各車輪を駆動させる
駆動装置が設けられている。
【0004】上記駆動装置はその駆動源となる内燃機関
と、この内燃機関に連動連結される減速装置と、この減
速装置の固定側部材であるケーシングに支承されて上記
駆動源からの駆動力を上記左右車輪に伝達する左右等速
継手とを備えている。
【0005】通常、上記各等速継手は、車体の幅方向に
延びる軸心回りに回転自在となるよう上記固定側部材に
支承されるほぼ円筒形状の外輪と、この外輪に内嵌され
てこの外輪と共に回転する内輪と、この内輪の外側方で
車体の幅方向に長く延びて上記内輪と車輪とを互いに連
動連結させる駆動軸とを備えている。
【0006】そして、上記内燃機関から出力される駆動
力は、上記減速装置と各等速継手とを順次介して各車輪
に伝達され、車両が荒地などの走行面を走行可能とされ
ている。
【0007】上記走行の際、走行面から車輪に対し衝撃
力が与えられるとき、上記サスペンションが作動し、つ
まり、このサスペンションが車体に対する車輪の上下変
動(以下、これを単に「上下変動」という)を上下方向
の所定の変動可能幅の範囲内で許容すると共に、この変
動の際、上記サスペンションのショックアブソーバが衝
撃力を緩和し、もって、車両への乗り心地が向上させら
れるようになっている。
【0008】ここで、上記したように車輪が「上下変
動」するとき、これに伴い上記等速継手における駆動軸
も、上記外輪に対する内輪の嵌合部をほぼ中心として上
下に揺動し、この際、上記外輪の軸心と、駆動軸の軸心
とがなす交角(以下、これを単に「交角」という)の値
も変動する。
【0009】そして、車両の走行中は、上記した状態
で、上記内燃機関側からの駆動力が上記等速継手を介し
て車輪に伝達され、車両の走行が続けられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記車輪の
「上下変動」の変動可能幅をより大きくさせれば、これ
に伴いサスペンションによる衝撃力の緩和がより効果的
となって、車両への乗り心地が向上すると考えられる。
しかし、変動可能幅を単に大きくさせると、上記「交
角」の値も大きくなって、等速継手における機械的損失
が大きくなり、この結果、等速継手の強度上、車輪への
高トルクの駆動力の伝達がし難くなるおそれを生じる。
【0011】そこで、上記「交角」の値が大きくならな
いようにしたままで、上記等速継手の駆動軸をより長く
させ、もって、車輪の「上下変動」の変動可能幅を大き
くさせるようにすることが考えられる。
【0012】しかし、駆動軸は車体の幅方向に長く延び
るものであるため、上記したように駆動軸の長さを単に
長くさせると、これに伴い車両の幅寸法が過大になっ
て、所定のコンパクトな外形が得られなくなるおそれを
生じる。
【0013】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車両の走行時に、この車両に与えられよ
うとする衝撃力を効果的に緩和させるようにし、かつ、
このようにした場合でも、車輪に対し駆動源からの駆動
力を等速継手を介して伝達させる際に、高トルクの伝達
ができるようにし、かつ、車両の幅寸法が過大にならな
いようにすることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の車両における左右車輪への駆動力伝達構造
は、次の如くである。
【0015】請求項1の発明は、車体2にそれぞれサス
ペンション5を介して左右車輪6,6を懸架させると共
に、これら車輪6,6を駆動させる駆動装置20を設
け、この駆動装置20が上記車体2に支持されるケーシ
ング(固定側部材)71と、このケーシング(固定側部
材)71に支承されて駆動源からの駆動力を上記左右車
輪6,6に伝達する左右等速継手83,83とを備え、
これら各等速継手83,83が車体2の幅方向に延びる
軸心72回りに回転自在となるよう上記ケーシング(固
定側部材)71に支承されるほぼ円筒形状の外輪86
と、この外輪86に内嵌されてこの外輪86と共に回転
する内輪87と、この内輪87の外側方で車体2の幅方
向に長く延びて上記内輪87と車輪6とを互いに連動連
結させる駆動軸90とを備えた車両において、
【0016】上記左右外輪86,86同士を互いに一体
成形したものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記左右外輪86,86の各内部空間94,94を
互いに隔離させると共に、上記外輪86,86に一体成
形される隔壁95を設けたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記左右外輪86,86の各内部空間94,94を
互いに連通させたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0020】図中符号1は、鞍乗型かつオフロード用の
4輪車両で、矢印Frはその前方を示し、下記する左右
とは、上記前方に向っての車両1の車体2の幅方向をい
うものとする。
【0021】上記車体2は、その主体として車体フレー
ム3を備えている。この車体フレーム3の前部にそれぞ
れサスペンションを介して左右一対の前側の車輪4,4
が懸架され、上記車体フレーム3の後部にそれぞれ他の
サスペンション5を介して左右一対の後側の車輪6,6
が懸架されている。そして、上記各サスペンション5と
各車輪4,6とにより、走行面7上に上記車体2の車体
フレーム3が支持されている。
【0022】上記車体2の車体フレーム3の前部にはそ
の上方に向って突出するハンドル10が操向自在に支承
され、ライダーが鞍乗式に着座可能なシート11が上記
ハンドル10の後方の車体フレーム3の上面側に支持さ
れている。上記ハンドル10とシート11とは、車体2
の平面視でこの車体2の幅方向ほぼ中央を通る車体中心
12上に配設されている。
【0023】上記車体2は、上記シート11の前部の各
外側下方、かつ、車体フレーム3の下端部の各外側方に
配設されて上記車体フレーム3に支持されるフートステ
ップ14を備えている。このフートステップ14上に上
記シート11上のライダーの足が載置可能とされ、か
つ、このライダーによって、上記ハンドル10の操向操
作が可能とされる。
【0024】また、上記車体2は、前側の各車輪4をそ
の上方から覆うフロントフェンダ15と、後側の各車輪
6をその上方から覆うリヤフェンダ16と、平面視で上
記シート11の前端縁および左右フロントフェンダ1
5,15の車体中心12側の各内端縁とで囲まれた空間
をその上方から覆うカバー体17とを備え、これら15
〜17もそれぞれ上記車体フレーム3に支持されてい
る。
【0025】上記後側の車輪6,6を駆動させて車両1
を走行可能とさせる駆動装置20が設けられている。ま
た、この駆動装置20に連動連結されて車両1の前後進
を切換可能とする切換操作手段21が設けられている。
更に、上記車輪6,6を制動させて車両1の走行を制動
可能とさせる走行制動装置22と、上記車両1のパーキ
ング時の制動を可能とする駐車制動装置23とが設けら
れている。
【0026】図1〜3において、前記車体フレーム3
は、金属製パイプ材で枠組み成形されたもので、この車
体フレーム3の上部を構成して前後に長く延びる左右一
対の上部フレーム26,26と、上記車体フレーム3の
下部を構成して前後に長く延びる左右一対の下部フレー
ム27,27と、上下に延びてこれら上部フレーム26
と下部フレーム27を互いに結合させる縦結合フレーム
28と、車体2の幅方向に延びて左右フレーム26〜2
8同士を互いに結合させる横結合フレーム29とを備え
ている。
【0027】図1〜4において、前記各サスペンション
5は、左右独立懸架式であってウィッシュボン式といわ
れるもので、上記車体フレーム3の後端部の外側方に配
設されてその車体中心12側の端部が枢支具32により
上記車体フレーム3の後端部の側部に枢支されるアッパ
アーム33とロアアーム34とを備え、これらアッパア
ーム33とロアアーム34の各外側端部が上記各枢支具
32を中心として上下に揺動自在とされている。
【0028】また、上記各サスペンション5は、上記ア
ッパアーム33とロアアーム34の各揺動端部にそれぞ
れ他の枢支具35により枢支されるハブ36を備え、こ
のハブ36には車体2の幅方向に延びる軸心38回りに
回転自在となるよう車軸39が支承され、この車軸39
と共に回転するようこの車軸39に上記車輪6が支持さ
れている。上記アッパアーム33とロアアーム34がそ
れぞれ枢支具32を中心として上下に揺動するとき、こ
れに伴い上記ハブ36、車軸39、および車輪6は上下
にほぼ平行移動するよう揺動する。
【0029】また、上記サスペンション5は、上記車体
フレーム3の後端部の上部と、上記ロアアーム34の揺
動端部との間に架設されて伸長方向に付勢されているシ
ョックアブソーバ40を備えている。
【0030】車両1の走行時に、上記走行面7から車輪
6に対し衝撃力が与えられるとき、上記サスペンション
5が作動し、つまり、そのアッパアーム33とロアアー
ム34の上下揺動により、車体2に対する車輪6の「上
下変動」を上下方向の所定の変動可能幅の範囲内で許容
すると共に、この「上下変動」に伴い上記ショックアブ
ソーバ40が伸縮動作することにより、上記衝撃力を緩
和することとされている。
【0031】図1〜3において、前記駆動装置20は、
上記車体フレーム3に支持され駆動源となる内燃機関4
3と、この内燃機関43の後側に連設される動力伝達装
置44と、これら内燃機関43と動力伝達装置44とは
別体に設けられて上記車体フレーム3の後端部の枠内に
配設されこの車体フレーム3に支持手段45により支持
される歯車式減速装置46と、上記動力伝達装置44に
減速装置46を連動連結させるチェーン巻掛手段47
と、上記減速装置46に上記各車輪6を連動連結させる
左右一対の連動手段49,49とを備えている。
【0032】上記内燃機関43はガソリンを燃料とする
4サイクルエンジンである内燃機関本体53を備え、こ
の内燃機関本体53は、上記シート11の前端部の下方
かつ上記車体フレーム3の前後方向の中途部の枠内に配
設されており、上記前、後車輪4,6の間で車体フレー
ム3に支持されるクランクケース54と、このクランク
ケース54の上面から前上方に向って突出するシリンダ
55とを備えている。また、上記内燃機関43は、上記
シリンダ55の後上面に連結されてこの後上面から上方
に延出する吸気管56と、この吸気管56の延出端に連
結される気化器57と、この気化器57に連結されるエ
アクリーナ58と、上記気化器57を通しシリンダ55
に供給される燃料を溜める燃料タンク59を備えてい
る。
【0033】上記の場合、車体フレーム3の枠内におい
て、シリンダ55の上方近傍に吸気管56と気化器57
とが配設され、上記カバー体17の下方、上記シリンダ
55の突出端部の上方、および、上記気化器57の前方
で、これら17,55,57で囲まれた空間60に上記
エアクリーナ58のほぼ全体であるその前部が配設され
ている。また、車体フレーム3の枠内において、上記ク
ランクケース54の上方、および上記気化器57の後方
近傍で、これら54,57で囲まれた空間61に上記燃
料タンク59が配設されている。
【0034】また、前記シート11は、その前後方向の
中途部62の上面がライダーの主たる着座面とされてお
り、上記シート11の前端部63の上面は、上記中途部
62側から前上がりとなる傾斜面とされ、つまり、上記
車両1がオフロードである荒地を走行する場合に、上記
中途部62上のライダーがそれ以上に無意的に前方移動
することは上記前端部63により阻止されて、上記シー
ト11に対し安定した着座姿勢が確保されるようになっ
ている。
【0035】そして、上記したように前上がりとされた
シート11の前端部63の内部によって、上記空間6
0,61が上方に拡張されており、上記前端部63の内
部に上記気化器57の少なくとも一部である上部と、エ
アクリーナ58の少なくとも一部である後部と、燃料タ
ンク59の少なくとも一部である上部とが収納させられ
ている。つまり、オフロード車である車両1のシート1
1の前端部63の内部が利用されて、上記気化器57、
エアクリーナ58、および燃料タンク59がコンパクト
に配設されている。
【0036】また、上記内燃機関43は、上記シリンダ
55の前下面から車体2の後部に向けて延出する排気管
64を備え、この排気管64は、上記シリンダ55から
延出した小径の排気管本体65と、この排気管本体65
の延出端から更に後方に延出した大径のマフラ66とを
備えている。上記排気管本体65は上記シリンダ55の
前下面から一旦前下方に延出した後、上記車体フレーム
3とシリンダ55の各外側方(右側方)近傍を通って後
方に延出するよう折り返され、この排気管本体65の延
出端側と上記マフラ66とは車体フレーム3の後上部の
枠内に配設され、かつ、平面視で、車体中心12上に配
設されている。
【0037】図1,2において、前記動力伝達装置44
は上記クランクケース54に結合されるミッションケー
ス69と、このミッションケース69に支承されて上記
内燃機関本体53から入力された駆動力を出力する出力
軸70とを備えている。
【0038】全図において、前記減速装置46は、その
外殻を構成して車体フレーム3の後端部の枠内に配設さ
れ前記支持手段45により車体フレーム3に支持される
剛性のある金属製ケーシング71と、このケーシング7
1の内部に収納されると共にこのケーシング71にそれ
ぞれ車体2の幅方向に水平に延びる軸心72回りに回転
自在に支承される入力軸73、中間軸74、出力軸7
5、および逆転軸76と、これら各軸73〜76に支承
されて互いに連動連結可能とされる歯車組77とを備え
ている。また、上記各軸73〜76は、その各軸心72
が互いに平行となるよう並設されている。
【0039】上記の場合、ケーシング71は駆動装置2
0の一部を構成するものであって、車体2に支持される
固定側部材に相当するものである。また、上記ケーシン
グ71は左右に分割されて互いに着脱自在に固着された
上部ケーシング71a,71aで構成される上部と、こ
の上部に対し着脱自在に固着された下部ケーシング71
bとで構成されている。なお、上記ケーシング71は全
体的に左右に分割されて互いに着脱自在に固着される左
右ケーシングで構成してもよい。
【0040】前記チェーン巻掛手段47は、上記動力伝
達装置44の出力軸70に取り付けられて上記動力伝達
装置44に回転自在に支承される駆動鎖車79と、上記
減速装置46のケーシング71の一側部(左側部)の外
側方で上記入力軸73の一端部に取り付けられて上記減
速装置46に回転自在に支承される従動鎖車80と、上
記車体フレーム3の一側部(左側部)の外側方近傍で、
上記駆動鎖車79と従動鎖車80とに巻き掛けられる無
端チェーン81とを備えている。
【0041】図3〜7において、前記各連動手段49
は、上記減速装置46の出力軸75に連動連結される等
速継手83と、この等速継手83に連動連結される一
方、上記車軸39を連動連結させる他の等速継手84と
を備えている。上記等速継手83は、上記出力軸75の
軸心72上でこの出力軸75に一体成形されるほぼ円筒
形状の外輪86と、この外輪86に内嵌される内輪87
と、上記外輪86と内輪87に形成された各係合溝に跨
るように嵌入されて上記外輪86と共に内輪87を上記
軸心72回りに回転させるボール88と、このボール8
8を上記外輪86と内輪87の所定位置に保持するケー
ジ89と、上記内輪87の外側方で車体2の幅方向に長
く延びてその内輪87側の一端部がこの内輪87に連結
される駆動軸90とを備えている。
【0042】また、上記他の等速継手84は、図中符号
では示していないが、上記車軸39の軸心38上でこの
車軸39に連結されるほぼ円筒形状の外輪86と、この
外輪86に内嵌される内輪87と、上記内輪87と内輪
87に形成された各係合溝に跨るように嵌入されて上記
内輪87と共に外輪86を上記軸心38回りに回転させ
るボール88と、このボール88を上記外輪86と内輪
87の所定位置に保持するケージ89と、上記内輪87
の車体中心12側の内側方で車体2の幅方向に長く延び
てその内輪87側の一端部がこの内輪87に連結される
図中符号で示す駆動軸91とを備えている。
【0043】上記両駆動軸90,91は互いに共通の軸
心92上に位置して互いに一体成形され、この駆動軸9
0,91は各外輪86、内輪87、および車軸39等を
介して上記減速装置46の出力軸75と、各車輪6とを
互いに連動連結させている。
【0044】そして、前記サスペンション5の作動と共
に、上記各等速継手83の外輪86に対する内輪87の
嵌合部を中心として上記外輪86に対し上記駆動軸9
0,91が上下に揺動し、この状態で、上記各外輪86
からボール88やケージ89を介して駆動軸90,91
に内燃機関本体53からの駆動力が伝達され、更に、こ
の駆動力は、上記等速継手83と同様の作用をする等速
継手84を介して各車輪6に伝達されて、これら各車輪
6が走行駆動するよう回転させられる。
【0045】上記の場合、左右等速継手83の左右各外
輪86,86同士は上記軸心72上で互いに一体成形さ
れて、全体として、ほぼ円筒形状とされている。また、
上記左右外輪86,86の各内部空間94を互いに隔離
させると共に、上記各外輪86に一体成形される円板形
状の隔壁95が設けられている。更に、上記各内部空間
94にはそれぞれ外輪86、内輪87、ボール88、お
よびケージ89の互いの潤滑のためにグリースが充填さ
れている。また、この場合、上記各外輪86の外側端部
と、これを貫通する駆動軸90との間の開口は、弾性で
ゴム製の不図示のブーツによって閉じられており、上記
内部空間94からのグリースの洩出が防止されている。
【0046】図5〜7において、前記切換操作手段21
は、上記減速装置46のケーシング71の内部に収容さ
れると共にこのケーシング71に回転自在に支承される
操作軸97と、この操作軸97にカム係合する一方、上
記歯車組77に係合する係合子98と、上記ケーシング
71の外部で上記操作軸97に突設される回動アーム9
9と、一端部が前記ハンドル10の近傍に配設されてラ
イダーにより操作可能とされ他端部が上記回動アーム9
9に連結される操作手段本体である連動ケーブル100
とを備えている。
【0047】上記ライダーの操作により、上記連動ケー
ブル100、回動アーム99、および操作軸97を介し
て上記係合子98を上記歯車組77の一部に係合させれ
ば(図6中矢印A)、前記内燃機関43からチェーン巻
掛手段47を介し上記減速装置46の入力軸73に入力
された駆動力は、上記車両1を前進させるよう上記中間
軸74、出力軸75、歯車組77、各等速継手83,8
4、および各車軸39を介し上記各車輪6に伝達され、
これら各車輪6が正転させられる。
【0048】一方、上記ライダーの操作により、上記し
た連動ケーブル100等を介して上記係合子98を上記
歯車組77の他部に係合させれば(図6中矢印B)、上
記内燃機関43からチェーン巻掛手段47を介し上記減
速装置46の入力軸73に入力された動力は、上記車両
1を後進させるよう上記逆転軸76、中間軸74、出力
軸75、歯車組77、各等速継手83,84、および各
車軸39を介し上記各車輪6に伝達され、これら各車輪
6が逆転させられる。
【0049】全図において、前記支持手段45につき説
明する。
【0050】上記支持手段45は、前記したように減速
装置46を車体フレーム3に支持させるものであるが、
上記チェーン巻掛手段47のチェーン81を所望の引張
状態にさせるテークアップ装置を兼ねている。
【0051】上記チェーン巻掛手段47における従動鎖
車80の軸心102は、上記減速装置46の入力軸73
の軸心72と同軸上とされて後車輪6の軸心38の上方
に位置させられている。また、上記減速装置46のケー
シング71の前下端部は、軸心が車体2の幅方向に延び
る枢支具103によって上記車体フレーム3の下部フレ
ーム27に枢支され、上記枢支具103を中心として上
記ケーシング71の上部が前後に揺動自在(図4中矢印
C)されている。上記減速装置46のケーシング71の
揺動端部である上部に上記従動鎖車80が支承させられ
ており、この従動鎖車80は上記ケーシング71の上部
と共に枢支具103を中心として前後に揺動自在とされ
ている。
【0052】上記支持手段45は、上記ケーシング71
の上部の任意揺動位置で、このケーシング71を上記車
体フレーム3の横結合フレーム29に固着させる固着手
段105を備えている。この固着手段105は、上記減
速装置46のケーシング71の前方で一端部が上記車体
フレーム3の横結合フレーム29に枢支により連結さ
れ、他端部が上記ケーシング71の回動端部である上部
に枢支により連結される棒形状のターンバックルで構成
され、上記固着手段105は、これに対する外部からの
捻回操作でその長手方向に伸縮自在とされている。ま
た、上記固着手段105は前後方向に長く延びるよう配
設されている。
【0053】上記固着手段105を収縮させれば(図4
中二点鎖線)、上記ケーシング71の上部が従動鎖車8
0と共に前方に揺動し、チェーン81が緩められ、これ
とは逆に、上記固着手段105を伸長させれば(図4中
実線)、上記ケーシング71の上部が従動鎖車80と共
に後方に揺動し、チェーン81がより強く引張させられ
る。
【0054】上記固着手段105は、上記車体中心12
に対し車体2の一側部(左側部)に偏位して設けられ、
このため、上記固着手段105に対する車体2の一側部
の外側方からの操作が容易にできることとなっている。
【0055】また、上記したチェーン巻掛手段47の駆
動鎖車79、従動鎖車80、およびチェーン81も、車
体2の上記一側部に偏位して配設されており、この場
合、車体2の側面視(図4)で、上記固着手段105は
そのほぼ全体が駆動鎖車79、従動鎖車80、およびこ
れらに巻き掛けられたチェーン81の内部空間に配設さ
れている。このため、上記固着手段105に対する操作
が上記チェーン81等に邪魔されずに円滑にできること
とされている。
【0056】図4,5,7において、上記支持手段45
は他の固着手段107を備えている。この固着手段10
7は車体フレーム3の最後端部を構成する左右縦結合フ
レーム28,28に突設された支持片108,108
と、これら各支持片108に上記枢支具103周りに延
びるよう形成される長孔109と、上記ケーシング71
の上端部と上記各長孔109とを貫通して、上記ケーシ
ング71の任意揺動位置で、このケーシング71を上記
車体フレーム3に着脱自在に締結させる締結具110と
を備えている。
【0057】そして、上記減速装置46は、上記枢支具
103と各固着手段105,107によって車体フレー
ム3に強固に支持されている。
【0058】図6において、前記走行制動装置22は、
上記減速装置46のケーシング71の他側部(右側部)
の外側方で、上記後車輪6と連動連結される動力伝達系
である上記入力軸73の他端部に取り付けられるブレー
キディスク113と、上記車体フレーム3に支持されて
上記ブレーキディスク113と摩擦接合可能とされる油
圧式のキャリパ114とを備え、車体2の幅方向で、上
記減速装置46のケーシング71を基準として、上記従
動鎖車80とは反対側に上記回動アーム99や、ブレー
キディスク113およびキャリパ114が配設されてい
る。
【0059】図5,6において、前記駐車制動装置23
は、上記減速装置46のケーシング71の内部に配設さ
れてこの減速装置46の動力伝達系の一部である中間軸
74に支持されるブレーキ歯車116と、上記ケーシン
グ71の内部に配設されてこのロックアーム117に揺
動自在に支承されるロックアーム117と、このロック
アーム117の揺動端部を上記ブレーキ歯車116に係
合させるよう付勢するばね118とを備え、上記ロック
アーム117の他の揺動端部は前記操作軸97に係合さ
せられている。
【0060】車両1の前、後進時など、走行中における
上記切換操作手段21の操作時には、上記操作軸97に
対するロックアーム117の係合で、このロックアーム
117は上記ブレーキ歯車116からばね118に抗し
て離脱させられ、上記減速装置46における動力伝達が
許容されるようになっている。
【0061】上記車両1の駐車時に、上記切換操作手段
21の操作により、駐車制動を選択すれば、上記操作軸
97に対するロックアーム117の係合が解除され、ば
ね118の付勢力によって、上記ロックアーム117が
ブレーキ歯車116に係合し、もって、上記減速装置4
6における動力伝達が阻止されることにより車輪6が制
動され、車両1が駐車状態に保持されるようになってい
る。
【0062】前記構成によれば、左右等速継手83,8
3の各外輪86,86同士が互いに一体成形されている
ため、左右等速継手の各外輪を互いに個別に設けていた
従来の技術に比べて、上記左右外輪86,86の車体2
の幅方向における全体的な幅寸法を小さくできると共
に、これら外輪86,86に内嵌された左右内輪87,
87を車体2の幅方向で互いにより接近させることがで
き、その分、駆動軸90,91の長さをより長くさせる
ことができる。
【0063】よって、上記外輪86の軸心72と、駆動
軸90,91の軸心92とがなす交角θ(「交角」)の
値を小さく抑えたままで、上記したように各駆動軸90
の長さをより長くさせることにより、各車輪6の「上下
変動」の変動可能幅をより大きくさせて、走行中の車両
1に与えられる衝撃力を効果的に緩和させることができ
る。
【0064】そして、上記車両1の走行中、上記駆動装
置20の駆動源から上記車輪6に対し等速継手83を介
して駆動力が伝達される際、上記したように「交角」の
値が小さく抑えられることから、動力伝達時の各等速継
手83,84における機械的損失は小さく抑えられる。
よって、上記等速継手83,84によれば、車輪6に対
し高トルクの伝達が可能となる。
【0065】また、上記の場合、各駆動軸90を長くは
させているが、両外輪86,86の全体的な幅寸法は小
さくできるため、各等速継手83の車体2の幅方向にお
ける全体的な幅寸法は小さいままに維持できるのであ
り、よって、車両1の幅寸法が過大になることは抑制さ
れる。
【0066】更に、上記構成によれば、減速装置46の
出力軸75と、各等速継手83の外輪86とが共用され
ているため、その分、駆動装置20の構成が簡単にな
る。
【0067】また、前記したように、左右外輪86,8
6の各内部空間94,94を互いに隔離させると共に、
上記外輪86,86に一体成形される隔壁95が設けら
れている。
【0068】このため、上記左右外輪86,86はこれ
らに共通の隔壁95によりそれぞれ補強されることとな
り、つまり、簡単な構成によって、上記各外輪86が補
強され、所定の動力伝達が確保される。
【0069】しかも、上記各外輪86の内部空間94に
はそれぞれ内輪87やボール88等との互いの潤滑のた
めにグリースが充填されるが、このグリースがいずれか
の外輪86の内部空間94に量的に偏って充填された
り、操向時等の慣性力で、いずれかの外輪86の内部空
間94に偏るように移動するということが防止され、よ
って、所望の潤滑が達成される。
【0070】なお、図6中一点鎖線で示すように、上記
隔壁95を設けないで、左右外輪86,86の各内部空
間94,94を互いに連通させ、両内部空間94,94
を全体的にほぼ円筒形状とし、かつ、その内径寸法が軸
方向各部でほぼ一定なものとしてもよい。
【0071】上記のようにすれば、前記のような隔壁9
5が存在しない分、左右外輪86,86の幅寸法をより
小さくできて、これら外輪86,86に内嵌された左右
内輪87,87を車体2の幅方向で互いにより接近させ
ることができる。
【0072】よって、前記構成に基づく効果がより顕著
となる。
【0073】なお、前記車両1は、自動車であってもよ
く、前一輪で後二輪駆動の三輪車であってもよい。ま
た、内燃機関本体53は2サイクルエンジンであっても
よい。
【0074】また、従動鎖車80を各等速継手83の外
輪86に直接形成し、もしくは、外輪86に取り付ける
ようにし、その従動鎖車80と、駆動鎖車79とにチェ
ーン81を巻き掛けて、減速装置46の歯車組77を介
さずに、内燃機関本体53によって車輪6をより直接的
に駆動させるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0076】請求項1の発明は、車体にそれぞれサスペ
ンションを介して左右車輪を懸架させると共に、これら
車輪を駆動させる駆動装置を設け、この駆動装置が上記
車体に支持される固定側部材と、この固定側部材に支承
されて駆動源からの駆動力を上記左右車輪に伝達する左
右等速継手とを備え、これら各等速継手が車体の幅方向
に延びる軸心回りに回転自在となるよう上記固定側部材
に支承されるほぼ円筒形状の外輪と、この外輪に内嵌さ
れてこの外輪と共に回転する内輪と、この内輪の外側方
で車体の幅方向に長く延びて上記内輪と車輪とを互いに
連動連結させる駆動軸とを備えた車両において、
【0077】上記左右外輪同士を互いに一体成形してあ
る。
【0078】このため、左右等速継手の各外輪を互いに
個別に設けていた従来の技術に比べて、上記左右外輪の
車体の幅方向における全体的な幅寸法を小さくできると
共に、これら外輪に内嵌された左右内輪を車体の幅方向
で互いにより接近させることができ、その分、駆動軸の
長さをより長くさせることができる。
【0079】よって、上記外輪の軸心と、駆動軸の軸心
とがなす「交角」の値を小さく抑えたままで、上記した
ように各駆動軸の長さをより長くさせることにより、各
車輪の「上下変動」の変動可能幅をより大きくさせて、
走行中の車両に与えられる衝撃力を効果的に緩和させる
ことができる。
【0080】そして、上記車両の走行中、上記駆動装置
の駆動源から上記車輪に対し等速継手を介して駆動力が
伝達される際、上記したように「交角」の値が小さく抑
えられることから、動力伝達時の各等速継手における機
械的損失は小さく抑えられる。よって、上記等速継手に
よれば、車輪に対し高トルクの伝達が可能となる。
【0081】また、上記の場合、各駆動軸を長くはさせ
ているが、両外輪の全体的な幅寸法は小さくできるた
め、各等速継手の車体の幅方向における全体的な幅寸法
は小さいままに維持できるのであり、よって、車両の幅
寸法が過大になることは抑制される。
【0082】請求項2の発明は、上記左右外輪の各内部
空間を互いに隔離させると共に、上記外輪に一体成形さ
れる隔壁を設けてある。
【0083】このため、上記左右外輪はこれらに共通の
隔壁によりそれぞれ補強されることとなり、つまり、簡
単な構成によって、上記各外輪が補強され、所定の動力
伝達が確保される。
【0084】しかも、上記各外輪の内部空間にはそれぞ
れ内輪との互いの潤滑のためにグリースが充填される
が、このグリースがいずれかの外輪の内部空間に量的に
偏って充填されたり、操向時等の慣性力で、いずれかの
外輪の内部空間に偏るように移動するということが防止
され、よって、所望の潤滑が確保される。
【0085】請求項3の発明は、上記左右外輪の各内部
空間を互いに連通させてある。
【0086】このため、上記したような隔壁が存在しな
い分、左右外輪の幅寸法をより小さくできて、これら外
輪に内嵌された左右内輪を車体の幅方向で互いにより接
近させることができる。
【0087】よって、前記請求項1の構成に基づく効果
がより顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の全体側面図である。
【図2】車両の全体平面図である。
【図3】車両の部分背面図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図4の部分拡大部分断面図である。
【図6】図5の6‐6線矢視断面図である。
【図7】図5の7‐7線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 車体 3 車体フレーム 4 車輪 5 サスペンション 6 車輪 20 駆動装置 71 ケーシング(固定側部材) 72 軸心 83 等速継手 86 外輪 87 内輪 88 ボール 90 駆動軸 92 軸心 94 内部空間 95 隔壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体にそれぞれサスペンションを介して
    左右車輪を懸架させると共に、これら車輪を駆動させる
    駆動装置を設け、この駆動装置が上記車体に支持される
    固定側部材と、この固定側部材に支承されて駆動源から
    の駆動力を上記左右車輪に伝達する左右等速継手とを備
    え、これら各等速継手が車体の幅方向に延びる軸心回り
    に回転自在となるよう上記固定側部材に支承されるほぼ
    円筒形状の外輪と、この外輪に内嵌されてこの外輪と共
    に回転する内輪と、この内輪の外側方で車体の幅方向に
    長く延びて上記内輪と車輪とを互いに連動連結させる駆
    動軸とを備えた車両において、 上記左右外輪同士を互いに一体成形した車両における左
    右車輪への駆動力伝達構造。
  2. 【請求項2】 上記左右外輪の各内部空間を互いに隔離
    させると共に、上記外輪に一体成形される隔壁を設けた
    請求項1に記載の車両における左右車輪への駆動力伝達
    構造。
  3. 【請求項3】 上記左右外輪の各内部空間を互いに連通
    させた請求項1に記載の車両における左右車輪への駆動
    力伝達構造。
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