JP2678648B2 - 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造 - Google Patents

自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造

Info

Publication number
JP2678648B2
JP2678648B2 JP2149089A JP2149089A JP2678648B2 JP 2678648 B2 JP2678648 B2 JP 2678648B2 JP 2149089 A JP2149089 A JP 2149089A JP 2149089 A JP2149089 A JP 2149089A JP 2678648 B2 JP2678648 B2 JP 2678648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear arm
arm bracket
body frame
pivot shaft
head pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2149089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02200590A (ja
Inventor
邦彦 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2149089A priority Critical patent/JP2678648B2/ja
Publication of JPH02200590A publication Critical patent/JPH02200590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2678648B2 publication Critical patent/JP2678648B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車用車体フレームのリヤアーム
ブラケット構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車用車体フレームには、例えば、特願昭60−
74497号の明細書および図面で示されるものがある。こ
れによれば、車体フレームはその前部にヘッドパイプを
有し、このヘッドパイプから後下がり状に主フレームが
延設されている。また、この主フレームの後端から下方
に向ってリヤアームブラケットが突設され、このリヤア
ームブラケットはこれ全体として一体成形されている。
そして、上記ヘッドパイプには前輪を支承するフロン
トフォークが操向自在に支承され、一方、上記リヤアー
ムブラケットの上下中途部に、枢支軸によりリヤアーム
が上下揺動自在に枢支され、同上リヤアームブラケット
の下端側は他の車体構成部品を支持するようになってい
る。
上記構成において、自動二輪車が走行する場合には、
走行路面からの衝撃が前、後輪を介して車体フレームに
伝えられる。そして、この際、特に、車体フレームのう
ち上記前、後輪間に支えられているヘッドパイプから枢
支軸に至る部分、即ち、ヘッドパイプ、主フレーム、お
よび枢支軸よりも上方におけるリヤアームブラケットの
部分(以下、これを単にリヤアームブラケットの上部と
いい、これよりも下方の部分をリヤアームブラケットの
下部という)に大きな負荷が与えられる。また、同上ヘ
ッドパイプから枢支軸に至るまでの部分には、側面視で
ヘッドパイプと枢支軸とを結ぶ仮想線回りに大きなねじ
りが与えられることにもなる。このため、上記したヘッ
ドパイプ、主フレーム、およびリヤアームブラケットの
上部は、これらが十分に大きい強度を有するように形成
される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記リヤアームブラケットはこれ全体が一
体成形されて、これの上、下部の構造は同じものとされ
ている。このため、前記したようにリヤアームブラケッ
トの上部の強度を十分大きくすると、これに伴って同上
リヤアームブラケットの下部も大きい強度を有すること
となるが、これはエンジン等を支持するだけのリヤアー
ムブラケットの下部にとっては過大な強度になるおそれ
があり、この場合には、リヤアームブラケットが無駄に
重くなるという不都合を生じる。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、リヤアームブラケットにおいて、このリヤアーム
ブラケットの上部に十分に大きな強度を確保すると共
に、このリヤアームブラケットが全体として重くならな
いようにしかもし、しかも、このようにした場合でも、
リヤアームブラケットの見栄えが低下しないようにする
ことを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、リヤアームブラケットの上部を断面箱状に形成す
る一方、同上リヤアームブラケットの下部を板状に形成
した点にある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
車体フレーム2では、前、後輪12,16間に支えられる
ヘッドパイプ3から枢支軸14に至るまでの部分、即ち、
ヘッドパイプ3、主フレーム4、およびリヤアームブラ
ケット6の上部37には大きい強度を有することが要求さ
れる。そこで、上記リヤアームブラケット6において
は、その上部37を断面箱状に形成したのであり、このた
め、このリヤアームブラケット6の上部37には十分に大
きい強度が確保されることとなる。
一方、同上リヤアームブラケット6の下部38はリヤア
ーム15からの負荷は直接的には与えられないため、この
部分の強度は上部37に比べて少なくて足りる。そこで、
このリヤアームブラケット6の下部38の強度が過大とな
ることを防止するため、この下部38を板状に形成したの
であり、このことから、リヤアームブラケット6の下部
までも断面箱状にすることに比べて、この下部38の重さ
を軽くすることができる。また、板状としたことからこ
の部分の成形も容易にできることとなる。
更に、上記したようにリヤアームブラケット6の上部
37を断面箱状とする一方、下部38を板状としたため、リ
ヤアームブラケット6の上、下部37,38の各外側面は共
にほぼ平坦な外観にすることができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図から第3図において、図中1は自動二輪車、2
はその車体フレームである。この車体フレーム2はその
前部にヘッドパイプ3を有し、このヘッドパイプ3から
後下方に向って左右一対の主フレーム4,4が延び、この
各主フレーム4の後端からそれぞれ下方に向ってリヤア
ームブラケット6が延びている。また、これら左右リヤ
アームブラケット6,6同士は断面が矩形でパイプ形状の
上、下クロスメンバ7,7′により互いに強固に連結され
ている。
更に、上記主フレーム4の後端から後上方に向って左
右一対のシートレール8,8が延びている。この左右シー
トレール8,8は互いに強固に連結され、かつ、このシー
トレール8,8を補強するバックステー9が設けられる。
そして、上記シートレール8が前後に並ぶシート10とタ
ンデムシート10aとを支持している。
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク11が操向自
在に支承される。このフロントフォーク11の下端には前
輪12が支承され、同上フロントフォーク11の上端にはハ
ンドル13が取り付けられている。一方、上記左右リヤア
ームブラケット6,6には枢支軸14によりリヤアーム15が
上下揺動自在に枢支され、このリヤアーム15の揺動端に
後輪16が支承されている。
上記上クロスメンバ7の左右中途部には上ブラケット
18が突設され、これに前記したバックステー9の前端が
ボルト19によりねじ止めされている。一方、上記リヤア
ーム15の前後中途部と、下クロスメンバ7′の左右中途
部から突設された下ブラケット20との間にはリンク機構
21が枢支軸22により架設され、このリンク機構21と、上
記上ブラケット18との間に緩衝器24が枢支軸25により架
設されている。
27は、後輪16を駆動させるための2サイクル並列2気
筒エンジンで、このエンジン27は前記主フレーム4や
上、下クロスメンバ7,7′にそれぞれ突設されたブラケ
ケット28に対し、ボルト29によりねじ止めされている。
また、30は気化器、31はこの気化器30に燃料を送り込む
燃料タンク31、32は吸気管、33はエアクリーナ、34は排
気管、35はラジエータである。
そして、エンジン27の動力が後輪16に伝えられれば、
自動二輪車1の走行が可能となりこの走行時には、緩衝
器24が伸縮動作し、走行面から後輪16やリヤアーム15を
通して車体フレーム2側に伝わろうとする衝撃を緩衝す
る。また、この走行中に、後輪16が凹凸のある走行面か
ら衝撃を受けてリヤアーム15が上方回動する際には、上
記後輪16をこの凹凸のある走行面に追従させるように、
リンク機構21が緩衝器24の縮小量を非線形に増大させ
る。
第1図、および第3図から第5図において、前記リヤ
アームブラケット6,6につき、より詳しく説明する。各
リヤアームブラケット6はそれぞれアルミ鋳造製で一体
成形されており、その上端は主フレーム4の後端に強固
に溶接されている。この各リヤアームブラケット6の上
下中途部に、前記枢支軸14の対応する各端部を枢支する
ための枢支孔36が形成されている。
上記各リヤアームブラケット6の上部37は断面箱状と
され、これにより、この上部37に十分大きい強度が与え
られている。また、この上部37の内側面には嵌合筒体37
aが一体成形され、この嵌合筒体37aに前記上クロスメン
バ7の端部が嵌め込まれて、強固に溶接されている。
一方、同上リヤアームブラケット6の下部38は上記上
部37の下端に一体的に連なる板状とされている。この下
部38の内側面の前後縁には前、後リブ38a,38bが一定成
形されており、また、同上内側面の前後中途部には中間
リブ38cが一定成形され、これによって、この下部38に
所定の強度が確保されている。また、この下部38の下部
内側面にも嵌合筒体38dが一体成形され、この嵌合筒体3
8dに前記下クロスメンバ7′の端部が嵌め込まれて、強
固に溶接されている。
上記の場合、リヤアームブラケット6の上部37と下部
38の各外側面は、ゆるい交差角度で交わることにより平
滑な連続面を形成しており、このため、上記したように
上部37を断面箱状にし、下部38を板状にして両者の構造
を互いに相違させた場合でも、このリヤアームブラケッ
ト6には外観上の一体感が保たれており、即ち、良好な
見栄えが保たれている。
(発明の効果) この発明によれば、次の効果がある。即ち、車体フレ
ームでは、前、後輪間に支えられるヘッドパイプから枢
支軸に至る部分、即ち、ヘッドパイプ、主フレーム、お
よびリヤアームブラケットの上部には大きい強度を有す
ることが要求される。そこで、上記リヤアームブラケッ
トにおいては、その上部を断面箱状に形成したのであ
り、このため、このリヤアームブラケットの上部には十
分に大きい強度が確保されることとなる。
一方、同上リヤアームブラケットの下部はリヤアーム
からの負荷は直接的には与えられないため、この部分の
強度は上部に比べて少なくて足りる。そこで、このリヤ
アームブラケットの下部の強度が過大となることを防止
するため、この下部を板状に形成したのであり、このこ
とから、リヤアームブラケットの下部までも断面箱状に
することに比べて、この下部の重さを軽くすることがで
きる。また、板状としたことからこの部分の成形も容易
にできることとなる。
更に、上記したようにリヤアームブラケットの上部を
断面箱状とする一方、下部を板状としたため、リヤアー
ムブラケットの上、下部の各外側面は共にほぼ平坦な外
観にすることができる。
よって、このようにすれば、リヤアームブラケット全
体としての外観上の一体感が損なわれることはなく、こ
の結果、このリヤアームブラケットの見栄えは良好に保
たれる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第3図のI−I
線矢視部分断面図、第2図は自動二輪車の全体側面図、
第3図は第2図の部分拡大図、第4図は第3図のIV−IV
線矢視断面図、第5図は同上第3図のV−V線矢視断面
図である。 1……自動二輪車、2……車体フレーム、3……ヘッド
パイプ、4……主フレーム、6……リヤアームブラケッ
ト、11……フロントフォーク、14……枢支軸、15……リ
ヤアーム、16……後輪、37……上部、38……下部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントフォークを支承するヘッドパイプ
    から後下がり状に主フレームを延設すると共に、この主
    フレームの後端から下方に向ってリヤアームブラケット
    を突設し、このリヤアームブラケットの上下中途部に、
    枢支軸によりリヤアームを上下揺動自在に枢支した自動
    二輪車用車体フレームにおいて、上記リヤアームブラケ
    ットのうち枢支軸よりも上方の部分を断面箱状に形成す
    る一方、同上枢支軸よりも下方の部分を板状に形成した
    自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構
    造。
JP2149089A 1989-01-31 1989-01-31 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造 Expired - Lifetime JP2678648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2149089A JP2678648B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2149089A JP2678648B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02200590A JPH02200590A (ja) 1990-08-08
JP2678648B2 true JP2678648B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=12056416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2149089A Expired - Lifetime JP2678648B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2678648B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5550922B2 (ja) * 2010-01-22 2014-07-16 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02200590A (ja) 1990-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2999209B2 (ja) 自動二輪車
JP3328348B2 (ja) 自動二輪車のフレーム構造
US4712638A (en) Suspension system for motorcycles
JP3503989B2 (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JP3836225B2 (ja) 鞍乗り型車両のフレーム構造
JP3548173B2 (ja) 自動二輪車におけるフレーム構造
JP2678648B2 (ja) 自動二輪車用車体フレームのリヤアームブラケット構造
JP2657661B2 (ja) 自動二輪車の車体下部構造
JPH03193584A (ja) 自動二輪車
JPH03253483A (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPH05105159A (ja) 鞍乗型車両のフレーム構造
JPS6244877Y2 (ja)
JPS5933743Y2 (ja) 自動二輪車の後輪懸架装置
JPH0428875Y2 (ja)
JP3905012B2 (ja) 自動二輪車のリヤフォーク構造
JPH07285483A (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JP2999210B2 (ja) 自動二輪車
JPS5827899Y2 (ja) 自動2輪車の後輪懸架装置
JP4240592B2 (ja) 自動二輪車のリヤサスペンション構造
JP4341931B2 (ja) 小型車両の車体フレーム構造
JPH0716552Y2 (ja) 自動二輪車のラジエータリザーブタンクおよびオイルタンクの取付構造
JP3606495B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム構造
JPH0443432Y2 (ja)
JP2920298B2 (ja) スクータ型自動二輪車
JPH0347232B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 12