JPS6134892Y2 - - Google Patents

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JPS6134892Y2
JPS6134892Y2 JP1981135290U JP13529081U JPS6134892Y2 JP S6134892 Y2 JPS6134892 Y2 JP S6134892Y2 JP 1981135290 U JP1981135290 U JP 1981135290U JP 13529081 U JP13529081 U JP 13529081U JP S6134892 Y2 JPS6134892 Y2 JP S6134892Y2
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JP
Japan
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ventilation
valve
seat member
pillar
valve seat
Prior art date
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Application number
JP1981135290U
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English (en)
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JPS5840406U (ja
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Priority to JP13529081U priority Critical patent/JPS5840406U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の通風弁装置に関するもので
ある。
走行にともなつて発生する負圧を利用して車室
内の空気を換気し、あるいは、ヒータ及びベンチ
レータの作動にともなう室内圧力の上昇を防止す
るために、例えば第1図に示すように自動車のリ
ヤクオータピラーAに通風口を設け、この通風口
に逆止弁を装着することがある。Bは通風口を覆
うグリルである。
ここに、従来では例えば第2図及び第3図に示
すように、ピラーAの内部空間と車室とをピラー
Aの内板Cに設けた開口Dを介して連通させると
共に、前記空間と車外とをピラーAの外板Eに設
けた通風口Fを介して連通させたうえで、フラツ
プバルブGを装着した弁座部材としてのダクトH
を前記通風口FからピラーA内に挿入して通風口
FをグリルBで覆つていた。
このように、逆止弁機構をピラーの内部に組み
込むためには、通風口を通風に必要な以上に大き
くしなければならないので外板の強度が低下し、
延いてはピラーの強度が低下するおそれがあつ
た。
さて、この種通風弁装置では、実公昭56−
26977号公報に示されているように、フラツプバ
ルブをステツプル等の止着具で遮蔽板に取り付け
る必要があり、部品点数及び工数が多い。又、遮
蔽板とグリルとが別物としてピラーに取り付けら
れていたために、前記部品点数及び工数の増加と
相俟つて通風弁装置の組立作業性が悪いという問
題点があつた。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたもの
で、換気性能を損なうことなくピラーの外板に設
けられる通風口を可及的に小さくして強度の低下
を防止しつつ、逆流防止作用をするフラツプバル
ブの支持構造を改善して通風弁装置の製造コスト
を低下させることを目的としている。
斯る目的を達成するために本考案では、ピラー
の外板に設けた通風口を覆う弁座部材を前記外板
の外面に配設すると共に、該弁座部材の外面を覆
うグリルを設けている。そして、前記弁座部材の
外面にフラツプバルブを重合させたうえで、この
フラツプバルブの基部を前記グリルの内面に設け
た突起の先端で前記弁座部材の外面に押圧固定し
た構成としている。
このような構成とすることにより、通風弁装置
の逆止弁部分を構成する弁座部材及びフラツプバ
ルブをピラーの外板の外側に位置させて通風口の
有効開口面積が減少することを防止し、これによ
り通風口を必要以上に大きくすることによる強度
の低下を防止しつつ、グリルをフラツプバルブの
支持部材としても機能させて部品点数及び組立工
数を削減し、以つて、通風弁装置の製造コストを
低減させるようにしている。
以下に本考案の一実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第4図及び第5図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、ピラー1の内板2には該ピラー1の
内部と車室とを連通させる開口3を設けると共
に、ピラー1の外板4にはピラー1の内部を介し
て車室と外気とを連通する通風口5を設けてい
る。
又、前記外板4の外側には、通風口5を覆うよ
うに弁座部材6を配設し、この弁座部材6の外面
にフラツプバルブ7を重合させている。そして、
前記外板4の外面に装着したグリル8で前記フラ
ツプバルブ7及び弁座部材6を被覆すると共に、
グリル8の内面に設けた突起9の先端と弁座部材
6の外面との間にフラツプバルブ7の基部を挾み
込み固定することにより、弁座部材6及びフラツ
プバルブ7で構成された逆止弁機構をグリル8を
介してピラー1の外板4に保持させている。
上記の構成において、ヒータ又はベンチレータ
等の作動により外気が車室内に導入されて車室の
圧力が上昇し、あるいは、走行にともなつてピラ
ー1の側部に負圧が発生すると、第5図に二点鎖
線で示すようにフラツプバルブ7が撓曲して通風
口5が開くので、車室の空気がピラー1の内部を
経て流出する。
又、外気が導入されない時及び、負圧が弱い時
は、第5図に実線で示すようにフラツプバルブ7
が弁座部材6の外面に密着して通風口5を閉じる
ため、通風口5から車室に向かう空気の逆流が防
止される。
上記のような通風性能は、車内と車外との圧力
差が一定であれば通風口5の大きさに左右される
が、本考案では逆止弁機構をピラー外板4の外部
に装着しているので従来のようにダクトによつて
通風口5の開口面積が減少しない。このために、
同一の通風性能を得ようとすれば通風口5を小さ
くでき、外板4の強度低下を小さくできるのでピ
ラー1の強度を向上できる。
又、グリル8と弁座部材6とでフラツプバルブ
7の基部を挾み込み固定しているので部品点数を
削減できると共に、弁座部材6及びフラツプバル
ブ7を予めグリル8に組み付けた後にこれをピラ
ー1の外板4に装着できる。このために、前記し
た部品点数の削減と相俟つて組立作業性をも向上
できるのでこの種通風弁装置の製造コストを低減
できる。
尚、実施例ではフラツプバルブのリフトを小さ
くするために該バルブを複数枚に分割している
が、ピラー側の取付座を充分に深くできる場合及
び、グリルを大きく突出させても良い場合はフラ
ツプバルブの分割数を少なくしても良い。
以上説明したように本考案によれば、通風弁装
置の逆止弁部分を構成する弁座部材及びフラツプ
バルブをピラーの外板の外側に装着しているので
外板に設ける通風口を小さくでき、ピラーの強度
を向上できる。又、従来は装飾を目的として使用
されていたグリルをフラツプバルブの支持(固
定)部材として有効利用した構成であるために、
フラツプバルブを支持することのみを目的とする
独立した部品を使用する必要性がなく、従来に対
比して部品点数を削減できると共に組立作業性を
向上でき、この種通風弁装置を安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は通風弁装置を備えた自動車の通風経路
図、第2図は従来例の横断面図、第3図は第2図
のX−X断面図、第4図は本考案の一実施例の横
断面図、第5図は第4図のY−Y断面図である。 1……ピラー、2……内板、4……外板、5…
…通風口、6……弁座部材、7……フラツプバル
ブ、8……グリル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部が車室に連通されたピラーの外板に通風口
    を設け、該通風口を覆う弁座部材を前記外板の外
    面に配設し、該弁座部材の外面を覆うグリルを設
    けると共に、前記弁座部材の外面に重合させたフ
    ラツプバルブの基部を前記グリルの内面に設けた
    突起の先端で前記弁座部材の外面に押圧固定した
    ことを特徴とする自動車の通風弁装置。
JP13529081U 1981-09-11 1981-09-11 自動車の通風弁装置 Granted JPS5840406U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13529081U JPS5840406U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 自動車の通風弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13529081U JPS5840406U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 自動車の通風弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS5840406U JPS5840406U (ja) 1983-03-17
JPS6134892Y2 true JPS6134892Y2 (ja) 1986-10-11

Family

ID=29928663

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JP13529081U Granted JPS5840406U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 自動車の通風弁装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548263B2 (ja) * 1973-12-03 1979-04-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575207Y2 (ja) * 1977-06-20 1982-02-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548263B2 (ja) * 1973-12-03 1979-04-13

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Publication number Publication date
JPS5840406U (ja) 1983-03-17

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