JPH0230325Y2 - - Google Patents

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JPH0230325Y2
JPH0230325Y2 JP1984131464U JP13146484U JPH0230325Y2 JP H0230325 Y2 JPH0230325 Y2 JP H0230325Y2 JP 1984131464 U JP1984131464 U JP 1984131464U JP 13146484 U JP13146484 U JP 13146484U JP H0230325 Y2 JPH0230325 Y2 JP H0230325Y2
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JP
Japan
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duct
inner panel
air outlet
opening
panel
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JP1984131464U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車室内の換気を行うための自動車のエ
アアウトレツトダクトの取付構造の改良に関する
ものである。
(従来技術) 自動車のエアアウトレツトダクトの取付構造に
は、実開昭55−23955号公報に示すように、ピラ
ーのインナパネルの内面に凹所を形成し、該凹所
にエアアウトレツトダクトを配設したものがあ
る。しかし、この構造においては、インナパネル
の成形が難しく、しかも、エアアウトレツトダク
トの内側に、それを覆うカバー部材(ピラートリ
ム)がさらに必要となる。
このため、上記問題点を解消すべく、実開昭53
−113549号公報に示すように、インナパネルとア
ウタパネルとの間にエアアウトレツトダクトを介
装して、このエアアウトレツトダクトを介して、
インナパネルに形成されて車室内に開口する空気
口(空気取入口)とインナパネルに形成されて車
室外に開口する空気口(空気送出口)とを接続、
連通させるようにしたものが提案されている。
このような構造においては、エアアウトレツト
ダクトを、インナパネルとアウタパネルとの間に
組付、固定するには、一般に、インナパネルとア
ウタパネルとによつて囲まれた空間の底に相当す
る部分に形成した作業穴を通して、エアアウトレ
ツトダクトを該インナパネルとアウタパネルとの
間に挿入し、この挿入されたエアアウトレツトダ
クトを上記作業穴を通して支持しつつ、ビス等を
利用してその両側部をインナパネルあるいはアウ
タパネルに固定している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記エアアウトレツトダクトの取付構
造にあつては、エアアウトレツトダクトを全体的
に支持しつつ、その固定作業を行わなければなら
ない上、このエアアウトレツトダクトの支持をビ
ス等による固定部分から遠く離れた前記作業穴を
通して行わなければならず、しかも、エアアウト
レツトダクトの固定は、インナパネルとアウタパ
ネルの両方から行わなければならないので、エア
アウトレツトダクトの組付作業性が極めて悪いも
のとなつている。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、
その目的は、インナパネルとアウタパネルとの間
に、該インナパネルに形成されて車室内に開口す
る空気口と該アウタパネルに形成されて車室外に
開口する空気口とを接続するエアアウトレツトダ
クトが介装された自動車のエアアウトレツトダク
トの取付構造において、エアアウトレツトダクト
の組付、固定作業を容易に行えるようにすること
にある。
(問題点を解決するための手段、作用) かかる目的を達成するために本考案において
は、インナパネルとアウタパネルとの間に、該イ
ンナパネルに形成されて車室内に開口する空気口
と該アウタパネルに形成されて車室外に開口する
空気口とを接続するエアアウトレツトダクトが介
装された自動車のエアアウトレツトダクトの取付
構造において、 前記インナパネルに開口部が形成され、 前記インナパネル内面側に、前記開口部を施蓋
するようにしてカバー部材が固定され、 前記エアアウトレツトダクトが二本の構成ダク
トで構成され、 前記二本の構成ダクトのうちの一方のダクト
は、その一端側が前記インナパネル又は前記アウ
タパネルの一方のパネルの空気口にその他端側を
前記開口部近傍に位置するようにして保持され、 前記二本の構成ダクトのうちの他方のダクト
は、前記一方のダクトの他端側に嵌合されると共
に前記カバー部材に一体化されている、構成とし
てある。
上述の構成により、組付、固定作業として、一
方のダクトを一方のパネルの空気口に保持する一
方、カバー部材に一体化された他方のダクトをイ
ンナパネルの開口部を利用してインナパネルとア
ウタパネルとの間に挿入し、その後、その他方の
ダクトを一方のダクトの他端側に開口部近傍にお
いて嵌合し、しかる後、カバー部材をインナパネ
ルに該インナパネルの内面側から固定することが
可能となり、このような一連の容易な作業によ
り、エアアウトレツトダクトをカバー部材を介し
てインナパネルに固定できることになる。このた
め、全体として、エアアウトレツトダクトの組
付、固定作業を容易にすることができることにな
る。
しかも、この場合、一方のダクトと他方のダク
トとを嵌合させる構成であるから、インナパネ
ル、アウタパネルの空気口の位置が多少の誤差を
もつていても、一方のダクトと他方のダクトとの
嵌合度合いを多少変えることにより各ダクトの端
面を各空気口に容易に臨ませることができ、組
付、固定作業を確実にすることができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
第1図において、1は自動車のリアピラーで、
これは、インナパネル2とアウタパネル3とによ
り閉断面状に構成されている。このインナパネル
3には、車室内に開口する空気口としての空気取
入口4が形成される一方、アウタパネル3には、
空気取入口4の下方において空気口としての空気
送出口5が形成され、該両者4と5とは、インナ
パネル2とアウタパネル3との間に介装されたエ
アアウトレツトダクト6により接続、連通されて
いる。
上記エアアウトレツトダクト6は、本実施例で
は、それぞれ合成樹脂による成形品からなる上ダ
クト7と中間ダクト8と下ダクト9との3分割構
成とされており、下ダクト9が一方のダクトを構
成し、上ダクト7と中間ダクト8とが他方のダク
トを構成している。すなわち、上ダクト7の上端
部(上端開口部)7aが、空気取入口4に対して
インナパネル2の内面側より連通される一方、下
ダクト9の下端部9aが、空気送出口5よりアウ
タパネル3外面側に解放された状態で、上ダクト
7の下端部7b内に中間ダクト8の上端部8aが
がたつきなく嵌挿、接続され、かつ下ダクト9の
上端部9b内に中間ダクト8の下端部8bががた
つきなく嵌挿、接続されている。これにより、車
室内と車室外とがエアアウトレツトダクト6によ
り連通されて、換気が行われることになる。そし
て、下ダクト9は、その上端部9b側より、空気
送出口5を通してアウタパネル3の外面側からこ
の内部へ挿入されて、所定の組付状態では、その
下端部9aに形成されたフランジ部9cがアウタ
パネル3外面に着座、係止(保持)されるように
なつている。また、下ダクト9の上端部9bのう
ち、インナパネル2に面した部分が、所定長さだ
け切欠かれた切欠部9dとされている(第4図参
照)。
インナパネル2には、中間ダクト8が存在する
部分において、該中間ダクト8よりも幅広でかつ
若干長さの短い開口部10が形成され、この開口
部10は、中間ダクト8と一体成形したカバー部
材11により施蓋されている。このカバー部材1
1は、インナパネル2内面側に位置して、その周
縁部において、ビス12を利用して該インナパネ
ル2に固定されている。
以上のような構成において、エアアウトレツト
ダクト6を所定位置に組付、固定するには、例え
ば次のような手順で行えばよい。
先ず、下ダクト9を、空気送出口5を利用し
て、第2図に示すようにインナパネル2とアウタ
パネル3との間に挿入する。
次いで、あらかじめ互に嵌合、一体化した上ダ
クト7と中間ダクト8との組立体を、上ダクト7
側より、開口部10を通してインナパネル2とア
ウタパネル3との間に挿入し、その後、この組立
体を若干押下げて、中間ダクト8と下ダクト9と
を嵌合、接続させる。すなわち、上記組立体を、
上ダクト7が上側を向いた状態で第2図矢印Xに
示すように操作する。このとき、下ダクト9の上
端部9bに設けた切欠部9dにより、上記組立体
をインナパネル2とアウタパネル3との間に挿入
する作業から下ダクト9へ嵌合させるべく押し下
げるまでの間での、当該組立体と下ダクト9との
干渉が防止される。なお、上ダクト7と中間ダク
ト8とは接着剤あるいはビス等の固定具を利用し
てあらかじめ強固に一体化しておくとよく、ま
た、例えば中間ダクト8の下端部8bにあらかじ
め接着剤を塗布しておく等により、中間ダクト8
と下ダクト9とを強固に一体化するのが望まし
い。
このようにして、3つの分割された各ダクト
7,8,9は、インナパネル2に固定されたカバ
ー部材11に対して組付、固定されて、その所定
位置からの位置ずれが防止される。なお、上ダク
ト7の上端部7aおよび下ダクト9の下端部9b
は、ビス等を利用してインナパネル2あるいはア
ウタパネル3に固定するようにしてもよいが、こ
の固定作業は、カバー部材11を介して上下のダ
クト7,9がインナパネル2に所定位置で保持さ
れた状態で行うことができるので、換言すればエ
アアウトレツトダクト6を何等支持することなく
行えるので、その固定作業を容易に行える。
なお、第3図一点鎖線で示すように、リアピラ
ー1内に、例えばインナパネル2内面に接合され
たレインフオースメント13を有する場合は、こ
のレインフオースメント13の板面に下ダクト9
の貫通用の孔を開口させておけばよい。
以上実施例では、上ダクト7と中間ダクト8と
を別体としたが、該両者7と8とを一体成形する
ようにしてもよい。また、実施例とは逆に、中間
ダクト8と下ダクト9とをあらかじめ嵌合一体化
あるいは一体成形品として、この一体化物を開口
部10を通してインナパネル2とアウタパネル3
との間に挿通した後、該一体化物を押し上げるこ
とにより上ダクト7と嵌合、接続させるようにし
てもよい。勿論、このときは、例えば上ダクト7
の上端部にフランジ部を形成して、このフランジ
部を空気取入口4に係止させるようにしておくと
よい。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、
インナパネルとアウタパネルとの間に、該インナ
パネルに形成されて車室内に開口する空気口を該
アウタパネルに形成されて車室外に開口する空気
口とを接続するエアアウトレツトダクトが介装さ
れた自動車のエアアウトレツトダクトの取付構造
において、エアアウトレツトダクトの組付、固定
作業を容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエアアウトレツトダクトを備えたリア
ピラーを車室内側から見た斜視図。第2図は本考
案の詳細を示す断面図。第3図は第2図の−
線断面図。第4図は中間ダクトと下ダクトとの接
続部分を示す斜視図。 2:インナパネル、3:アウタパネル、4:空
気取入口、5:空気送出口、6:エアアウトレツ
トダクト、7:上ダクト、8:中間ダクト、9:
下ダクト、10:開口部、11:カバー部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナパネルとアウタパネルとの間に、該イン
    ナパネルに形成されて車室内に開口する空気口と
    該アウタパネルに形成されて車室外に開口する空
    気口とを接続するエアアウトレツトダクトが介装
    された自動車のエアアウトレツトダクトの取付構
    造において、 前記インナパネルに開口部が形成され、 前記インナパネル内面側に、前記開口部を施蓋
    するようにしてカバー部材が固定され、 前記エアアウトレツトダクトが二本の構成ダク
    トで構成され、 前記二本の構成ダクトのうちの一方のダクト
    は、その一端側が前記インナパネル又は前記アウ
    タパネルの一方のパネルの空気口にその他端側を
    前記開口部近傍に位置するようにして保持され、 前記二本の構成ダクトのうちの他方のダクト
    は、前記一方のダクトの他端側に嵌合されると共
    に前記カバー部材に一体化されている、 ことを特徴とする自動車のエアアウトレツトダク
    トの取付構造。
JP13146484U 1984-08-31 1984-08-31 自動車のエアアウトレツトダクトの取付構造 Granted JPS6146214U (ja)

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JPS6146214U JPS6146214U (ja) 1986-03-27
JPH0230325Y2 true JPH0230325Y2 (ja) 1990-08-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523955B2 (ja) * 1973-08-23 1980-06-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724564Y2 (ja) * 1978-08-04 1982-05-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523955B2 (ja) * 1973-08-23 1980-06-26

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JPS6146214U (ja) 1986-03-27

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