JPH0728975Y2 - 自動車用エアダクトの結合構造 - Google Patents

自動車用エアダクトの結合構造

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JPH0728975Y2
JPH0728975Y2 JP3355287U JP3355287U JPH0728975Y2 JP H0728975 Y2 JPH0728975 Y2 JP H0728975Y2 JP 3355287 U JP3355287 U JP 3355287U JP 3355287 U JP3355287 U JP 3355287U JP H0728975 Y2 JPH0728975 Y2 JP H0728975Y2
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JP
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air duct
mounting hole
ornament
vehicle
vehicle body
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JP3355287U
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徳根 二宮
耕 持田
悠 土屋
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車の室内換気用のエアアウトレットある
いは、エアクリーナへの空気導入用のエアインテークに
係わるエアダクトの結合構造に関する。
〔従来技術〕
一般に自動車の室内換気は走行中乗員の吸うタバコの煙
などをエアダクトを介して排出するように構成されてお
り、また、自動車の走行時にダストの浮遊する大気を濾
過して清浄な空気をエンジンへ供給し、ダストによるエ
ンジン摩耗を防止する必要上空気をエアダクトを介して
エアクリーナへ吸入するように構成されている。従来第
6図に示すようにキャブオバー型自動車においては運転
室1の後部側壁の車体パネル2に通気用の開口を覆うオ
ーナメント14の取付孔3が開設されている。そして、該
取付孔3には例えば、第7図および第8図に示すように
クリップ固定あるいはビス固定等の手段によりオーナメ
ント14が取付けられている。一方、前記エアダクトは車
体側に別個の手段によって支持固定されていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記オーナメント14はエアダクトとは別個に前
記取付孔3に直接取付ける構成のために下記の如き問題
点があった。
先ず、前者のクリップ固定式の場合には、オーナメント
14の打込み時に車体パネル2の塗装面に傷が付き易く、
クリップ7の打込み時に打込み孔まわりに錆が発生し易
く、打込み不足によるオーナメント14の建付け不良が生
じ易い。次に、後者のビス固定式の場合にはスクリュウ
グロメット8の空転によるビス9の締付け不良に起因す
るガタの発生および、パッキン10の反力によるオーナメ
ント14の浮き発生に起因するシール不良を来たす恐れが
ある他、ビス9頭部が見えるために見映えが悪い。
この考案は前記の問題点に鑑み、オーナメントの嵌合に
よりエアダクトとオーナメントとが車体パネルの取付孔
周縁にワンタッチで同時に固定することができる自動車
用エアダクトの結合構造を提供することを課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
一端が車体パネルに設けられた取付孔に挿入されて車外
に連通し、かつこの車外側開口縁に該開口を覆うスリッ
ト付オーナメントが装着される自動車用エアダクトにお
いて、前記エアダクトの車外側開口縁に前記車体パネル
の取付孔周縁に当接係止する外向きフランジを形成する
とともに、前記エアダクトは全体を軟質材料により形成
し、一方、前記オーナメントには、前記エアダクトの車
外側開口に嵌合する筒状部、および該筒状部の先端に位
置し、前記エアダクトを介在せしめて前記車体パネルの
取付孔周縁に部分的に係止する複数の係止部を一体に形
成して、前記エアダクトの車外側開口への前記オーナメ
ントの嵌合によりエアダクトとオーナメントとが車体パ
ネルの取付孔周縁に同時に固定される構成とした。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面に基づき説明する。2は自動車
の運転室1の後部側壁の外側面を構成する車体パネル
で、該車体パネル2にはオーナメント4を面一に取り付
けるために階段状の段部21を形成した取付孔3が開設さ
れている。該取付孔3は第1図に示すように方形あるい
は円形等適宜の形状に開設され、前記段部21はその先端
が取付孔3の内方に向く取付孔周縁22を形成している。
第2図に示すオーナメント4は合成樹脂材料よりなり、
この本体正面に下向き傾斜の数条の通気自在なスリット
41と、該本体裏面には前記取付孔3の段部21の取付孔周
縁22に係止される係止部43(第4図参照)は少なくとも
2個対向して突設した筒状部42が一体に形成されてい
る。さらに前記筒状部42は係止部43の突設部を除き全周
端縁は、傾斜面44(第3図参照)を付して挿入先端部で
薄く、基端部で厚く形成されている。5はエアダクト
で、ゴム等の弾性シール材あるいは合成樹脂材により、
全体を筒形断面に形成され、その筒状の車体側開口縁51
には外方に向けてL字状にフランジ52を有する。
なお、この実施例におけるエアダクト5は、該筒状の正
面形状を取付け前の自由状態において、第1図(A)で
示すようにコーナ部を除き中央部位を僅かに内側に弧状
に浮かせて形成されている。なお第1図(B)はエアダ
クト5が前記オーナメント4と同時に固定された最終結
合状態を示す。第3図および第4図はエアダクト5をゴ
ム等の軟質材料によって全体を厚肉に形成された実施例
を示し、エアクリーナのエアインテーク用として防音、
防振を必要とするエアダクト等に用いる場合に適合する
ものであって、ゴム等の軟質材料で形成されているので
自己シール性を有し、取付孔3の段部21の取付孔周縁22
とオーナメント4の筒状部42との結合挾着間隙部に特別
シール用パッキンを必要としない効果を有する。第5図
はエアダクト5を軟質塩化ビニル合成樹脂材によって全
体を薄肉に形成された実施例を示すもので、取付孔3の
段部21の取付孔周縁22とオーナメント4の筒状部42との
結合挾着間隙部にシール用パッキン6の介在によりシー
ル性を図る必要があるが、その反面、製作コストの安い
ブロー成形によって製作することができ、極めて軽量の
ため車体重量の軽減に大きく寄与し室内換気用のエアダ
クト等に使用するのに効果を有する。
以上の構成により、エアダクト5を取付孔3の開設部に
接続するにはエアダクト5の車外側開口縁51を取付孔3
の段部21の取付孔周縁22の内側に挿入し、その先端部の
外向きフランジ52の内面を前記取付孔3の段部21の取付
孔周縁22の外側面に押し当てて、オーナメント4を取付
孔3の外側よりダクト5の車外側開口縁51の内側にその
筒状部42を挿入し、エアダクト5の車外側開口縁51を前
記取付孔周縁22との間隙に挾着し筒状部42に突設せる係
止部43を車外側開口部51を介在させて取付孔周縁22に係
止する。オーナメント4の筒状部42の挿入は、筒状部42
の全周端縁に付した傾斜面44によってエアダクト5の車
外側開口縁51に対し円滑に挿入することができる。そし
て挿入後は厚い基端部によってエアダクト5の車外側開
口縁51は挿入間隙内に弾発的に挾着されシール性を確実
なものとする。さらに、エアダクト5の外向きフランジ
52がオーナメント4をその筒状部42に設けた係止部43で
係止されることによって、オーナメント4の本体裏面と
取付孔3の取付孔周縁22との間隙に押圧され、オーナメ
ント4の取付けガタを吸収するとともに、オーナメント
4と車体パネル2の塗装面間のパッキンとして機能し、
塗装面の傷付き防止となる。なお、この実施例のように
エアダクト5の車外側開口縁51をコーナ部を除き中央部
を内側に浮かせて形成することによって、エアダクト5
の取付孔3の取付孔周縁22への挿入を一層容易にする。
〔考案の効果〕
この考案の自動車用エアダクトの結合構造は、一端が車
体パネルに設けられた取付孔に挿入されて車外に連通
し、かつこの車外側開口縁に該開口を覆うスリット付オ
ーナメントが装着される自動車用エアダクトにおいて、
前記エアダクトの車外側開口縁に前記車体パネルの取付
孔周縁に当接係止する外向きフランジを形成するととも
に、前記エアダクトは全体を軟質材料により形成し、一
方、前記オーナメントには、前記エアダクトの車外側開
口に嵌合する筒状部、および該筒状部の先端に位置し、
前記エアダクトを介在せしめて前記車体パネルの取付孔
周縁に部分的に係止する複数の係止部を一体に形成し
て、前記エアダクトの車外側開口への前記オーナメント
の嵌合によりエアダクトとオーナメントとが車体パネル
の取付孔周縁に同時に固定される構成としたので、エア
ダクトの嵌合によりエアダクトとオーナメントとが車体
パネルの取付孔周縁に同時にワンタッチで固定すること
ができ、作業性が極めて容易である。シール面方向を従
来より90度変えて、オーナメントが面外方向にパッキン
の反力により浮くのを防止し、シール性が極めて向上す
る。エアダクトの外向きのフランジが防錆用パッキンを
兼ねて、ガタ防止とともにオーナメント取付時の塗装面
への傷付防止に効果を発揮する等々の実益が多いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を示す一部省略の正面図、第2図は第
1図のII-II線における断面図、第3図は第2図に示すI
II部の拡大図、第4図は第1図のIV-IV線における拡大
断面図、第5図は他の実施例における第2図に示すIII
部の拡大図、第6図はこの考案を実施したキャブオーバ
型自動車の側面図、第7図および第8図は従来の構造を
示す第2図のIII部相当断面図である。 2……車体パネル,21……段部,22……取付孔周縁,3……
取付孔,4……オーナメント,42……筒状部,43……係止
部,5……エアダクト,51……車外側開口縁,52……外向き
フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が車体パネルに設けられた取付孔に挿
    入されて車外に連通し、かつこの車外側開口縁に該開口
    を覆うスリット付オーナメントが装着される自動車用エ
    アダクトにおいて、前記エアダクトの車外側開口縁に前
    記車体パネルの取付孔周縁に当接係止する外向きフラン
    ジを形成するとともに、前記エアダクトは全体を軟質材
    料により形成し、一方、前記オーナメントには、前記エ
    アダクトの車外側開口に嵌合する筒状部、および該筒状
    部の先端に位置し、前記エアダクトを介在せしめて前記
    車体パネルの取付孔周縁に部分的に係止する複数の係止
    部を一体に形成して、前記エアダクトの車外側開口への
    前記オーナメントの嵌合によりエアダクトとオーナメン
    トとが車体パネルの取付孔周縁に同時に固定される構成
    としたことを特徴とする自動車用エアダクトの結合構
    造。
JP3355287U 1987-03-06 1987-03-06 自動車用エアダクトの結合構造 Expired - Lifetime JPH0728975Y2 (ja)

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JPS63139112U JPS63139112U (ja) 1988-09-13
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JPS63139112U (ja) 1988-09-13

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