JPH0619373Y2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents
自動車用ドアトリムInfo
- Publication number
- JPH0619373Y2 JPH0619373Y2 JP6922589U JP6922589U JPH0619373Y2 JP H0619373 Y2 JPH0619373 Y2 JP H0619373Y2 JP 6922589 U JP6922589 U JP 6922589U JP 6922589 U JP6922589 U JP 6922589U JP H0619373 Y2 JPH0619373 Y2 JP H0619373Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door trim
- present
- opening
- inner panel
- cushioning material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は樹脂成形体からなる自動車用ドアトリムに関
するもので、特に、車外から室内への風洩れを確実に防
止した自動車用ドアトリムに関する。
するもので、特に、車外から室内への風洩れを確実に防
止した自動車用ドアトリムに関する。
《従来の技術》 周知のように、自動車のドアインナーパネルにはドアト
リムが内装されているが、最近では、複雑な曲面形状に
容易に対応できるように、射出成形による樹脂成形体を
ベースとした自動車用ドアトリムが多用されている。
リムが内装されているが、最近では、複雑な曲面形状に
容易に対応できるように、射出成形による樹脂成形体を
ベースとした自動車用ドアトリムが多用されている。
第５図は樹脂成形体をベースとした自動車用ドアトリム
を示すもので、この自動車用ドアトリム１は、アームレ
スト部２ならびにドアポケット部３を車室内側に膨出成
形してなり、インサイドハンドル用開口４ならびにレギ
ュレータハンドル用開口５がそれぞれ適宜位置に開設さ
れている。
を示すもので、この自動車用ドアトリム１は、アームレ
スト部２ならびにドアポケット部３を車室内側に膨出成
形してなり、インサイドハンドル用開口４ならびにレギ
ュレータハンドル用開口５がそれぞれ適宜位置に開設さ
れている。
さらに、これら開口４，５を通じて外部から車室内にエ
アが入り込むのを防止するために、開口４，５の周囲裏
面側にポリウレタンフォームやフェルト等のスペーサ６
が第６図ならびに第７図に示すように設置されている。
アが入り込むのを防止するために、開口４，５の周囲裏
面側にポリウレタンフォームやフェルト等のスペーサ６
が第６図ならびに第７図に示すように設置されている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このように開口４，５の周囲裏面側にス
ペーサ６を設置する従来の構造のものでは、スペーサ６
を多く使用するため、コストアップを招来するという欠
点が指摘されている。
ペーサ６を設置する従来の構造のものでは、スペーサ６
を多く使用するため、コストアップを招来するという欠
点が指摘されている。
さらに、ポリウレタンフォームやフェルト等は経年変化
により劣化し、所望のスペーサ機能を維持することがで
きず、耐久性に劣るという不具合もあり、また、インサ
イドハンドルやレギュレータハンドルを操作する際、従
来のスペーサとしてのポリウレタンフォームやフェルト
等では剛性が不足するため、円滑な操作が望めないとい
う不具合も同時に指摘されている。
により劣化し、所望のスペーサ機能を維持することがで
きず、耐久性に劣るという不具合もあり、また、インサ
イドハンドルやレギュレータハンドルを操作する際、従
来のスペーサとしてのポリウレタンフォームやフェルト
等では剛性が不足するため、円滑な操作が望めないとい
う不具合も同時に指摘されている。
この考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案
の目的とするところは、樹脂成形体からなる自動車用ド
アトリムにおいて、インサイドハンドル用開口やレギュ
レータハンドル用開口を通じて、外部から車室内にエア
が侵入するのを確実に防止することができ、しかもこれ
ら開口近傍の剛性を強化した自動車用ドアトリムを提供
することにある。
の目的とするところは、樹脂成形体からなる自動車用ド
アトリムにおいて、インサイドハンドル用開口やレギュ
レータハンドル用開口を通じて、外部から車室内にエア
が侵入するのを確実に防止することができ、しかもこれ
ら開口近傍の剛性を強化した自動車用ドアトリムを提供
することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は所要形状に成形さ
れた樹脂成形体からなり、インサイドハンドル用開口、
レギュレータハンドル用開口等を開設してなり、ドアイ
ンナーパネルに装着される自動車用ドアトリムにおい
て、 前記開口の周囲の裏面側にリブが立設され、上記リブ先
端が緩衝材を介してドアインナーパネルに当接している
ことを特徴とする。
れた樹脂成形体からなり、インサイドハンドル用開口、
レギュレータハンドル用開口等を開設してなり、ドアイ
ンナーパネルに装着される自動車用ドアトリムにおい
て、 前記開口の周囲の裏面側にリブが立設され、上記リブ先
端が緩衝材を介してドアインナーパネルに当接している
ことを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案によればインサ
イドハンドル用開口並びにレギュレータハンドル用開口
の周囲裏面側にリブを立設形成するとともに、このリブ
の先端を緩衝材を介してドアインナーパネルに当接する
ようにしたから、従来のスペーサに比べ、わずかな緩衝
材だけで済む。
イドハンドル用開口並びにレギュレータハンドル用開口
の周囲裏面側にリブを立設形成するとともに、このリブ
の先端を緩衝材を介してドアインナーパネルに当接する
ようにしたから、従来のスペーサに比べ、わずかな緩衝
材だけで済む。
さらにリブにより剛性が強化されるため、インサイドハ
ンドル並びにレギュレータハンドルの良好な操作性が期
待できる。
ンドル並びにレギュレータハンドルの良好な操作性が期
待できる。
《実施例》 以下、本考案による自動車用ドアトリムの一実施例につ
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第１図は本考案による自動車用ドアトリムを示す斜視
図、第２図ならびに第３図は同ドアトリムにおける要部
断面図、第４図は本考案による別実施例を示す要部断面
図である。
図、第２図ならびに第３図は同ドアトリムにおける要部
断面図、第４図は本考案による別実施例を示す要部断面
図である。
第１図において、本考案による自動車用ドアトリム１０
は、合成樹脂を射出成形することにより所要形状に成形
した樹脂成形体からなり、アームレスト部１１ならびに
ドアポケット部１２を車室内側に膨出成形した曲面形状
に成形されている。
は、合成樹脂を射出成形することにより所要形状に成形
した樹脂成形体からなり、アームレスト部１１ならびに
ドアポケット部１２を車室内側に膨出成形した曲面形状
に成形されている。
さらに、インサイドハンドル用開口１３ならびにレギュ
レータハンドル用開口１４がそれぞれ適宜位置に開設さ
れており、本考案による自動車用ドアトリム１０におい
ては、これら開口１３，１４の周囲裏面側にリブ１５が
周設されており、かつ、このリブ１５の先端１５ａには
ウレタンテープ，不織布テープ等の緩衝材１６が被着さ
れており、これら緩衝材１６を介してリブ１５の先端１
５ａがドアインナーパネル１７に当接するように構成さ
れている（第２図，第３図参照）。
レータハンドル用開口１４がそれぞれ適宜位置に開設さ
れており、本考案による自動車用ドアトリム１０におい
ては、これら開口１３，１４の周囲裏面側にリブ１５が
周設されており、かつ、このリブ１５の先端１５ａには
ウレタンテープ，不織布テープ等の緩衝材１６が被着さ
れており、これら緩衝材１６を介してリブ１５の先端１
５ａがドアインナーパネル１７に当接するように構成さ
れている（第２図，第３図参照）。
本考案は以上のように構成されており、ドアトリム１０
とドアインナーパネル１７との間隙が大きくても、樹脂
成形体と一体にリブ１５が成形されているため、緩衝材
１６が少なくて済み、従来のポリウレタンフォームやフ
ェルト等のスペーサに比べスペーサ材料を大幅に節約で
き、著しいコストダウンが期待できる。
とドアインナーパネル１７との間隙が大きくても、樹脂
成形体と一体にリブ１５が成形されているため、緩衝材
１６が少なくて済み、従来のポリウレタンフォームやフ
ェルト等のスペーサに比べスペーサ材料を大幅に節約で
き、著しいコストダウンが期待できる。
また、この緩衝材１６により、低級音が発生することな
く、また、リブ１５により剛性が強化されているため、
インサイドハンドルならびにレギュレータハンドルを操
作する際、ドアトリム１０がガタツクことがなく、良好
な操作性が期待できる。
く、また、リブ１５により剛性が強化されているため、
インサイドハンドルならびにレギュレータハンドルを操
作する際、ドアトリム１０がガタツクことがなく、良好
な操作性が期待できる。
次に第４図は本考案による自動車用ドアトリムの別実施
例を示すもので、リブ１５の先端を折曲してフランジ１
８を形成し、このフランジ１８面に緩衝材１６を接着し
た構成であり、上述実施例と同様の作用効果を有する。
例を示すもので、リブ１５の先端を折曲してフランジ１
８を形成し、このフランジ１８面に緩衝材１６を接着し
た構成であり、上述実施例と同様の作用効果を有する。
《効果》 以上の記載から明らかなように、本考案による自動車用
ドアトリムによれば以下の格別の作用効果を有する。
ドアトリムによれば以下の格別の作用効果を有する。
本考案による自動車用ドアトリムによれば、インサイ
ドハンドル用ならびにレギュレータハンドル用の開口の
周囲裏面側に立設したリブ先端に緩衝材を被着し、この
緩衝材を介してリブ先端をドアインナーパネルに当接す
るようにしたから、従来のポリウレタンフォーム，フェ
ルト等のスペーサに比べ弾性材料が少なくて済み、大幅
なコストダウンが期待できるという効果を有する。
ドハンドル用ならびにレギュレータハンドル用の開口の
周囲裏面側に立設したリブ先端に緩衝材を被着し、この
緩衝材を介してリブ先端をドアインナーパネルに当接す
るようにしたから、従来のポリウレタンフォーム，フェ
ルト等のスペーサに比べ弾性材料が少なくて済み、大幅
なコストダウンが期待できるという効果を有する。
本考案による自動車用ドアトリムによれば、開口周囲
裏面側にリブを一体に立設し、このリブの先端を緩衝材
を介してドアインナーパネルに当接するようにしたか
ら、リブの剛性により、これら開口近傍の剛性が著しく
強化され、インサイドハンドル並びにレギュレータハン
ドル等の操作性が良好なものになるとともに、変形対策
にも寄与する等の効果を有する。
裏面側にリブを一体に立設し、このリブの先端を緩衝材
を介してドアインナーパネルに当接するようにしたか
ら、リブの剛性により、これら開口近傍の剛性が著しく
強化され、インサイドハンドル並びにレギュレータハン
ドル等の操作性が良好なものになるとともに、変形対策
にも寄与する等の効果を有する。
第１図は本考案による自動車用ドアトリムを示す斜視
図、第２図は第１図中II−II線断面図、第３図は第１図
中III−III線断面図、第４図は本考案による自動車用ド
アトリムの別実施例を示す要部断面図、第５図は従来の
自動車用ドアトリムを示す斜視図、第６図は第５図中VI
−VI線断面図、第７図は第５図中VII−VII線断面図であ
る。 １０……自動車用ドアトリム １１……アームレスト部 １２……ドアポケット部 １３……インサイドハンドル用開口 １４……レギュレータハンドル用開口 １５……リブ １６……緩衝材 １７……ドアインナーパネル
図、第２図は第１図中II−II線断面図、第３図は第１図
中III−III線断面図、第４図は本考案による自動車用ド
アトリムの別実施例を示す要部断面図、第５図は従来の
自動車用ドアトリムを示す斜視図、第６図は第５図中VI
−VI線断面図、第７図は第５図中VII−VII線断面図であ
る。 １０……自動車用ドアトリム １１……アームレスト部 １２……ドアポケット部 １３……インサイドハンドル用開口 １４……レギュレータハンドル用開口 １５……リブ １６……緩衝材 １７……ドアインナーパネル
Claims (1)
- 【請求項１】所要形状に成形された樹脂成形体からな
り、インサイドハンドル用開口（１３）、レギュレータ
ハンドル用開口（１４）等を開設してなり、ドアインナ
ーパネル（１７）に装着される自動車用ドアトリムにお
いて、 前記開口（１３），（１４）の周囲の裏面側にリブ（１
５）が立設され、上記リブ（１５）先端が緩衝材（１
６）を介してドアインナーパネル（１７）に当接してい
ることを特徴とする自動車用ドアトリム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6922589U JPH0619373Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車用ドアトリム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6922589U JPH0619373Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車用ドアトリム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH038920U JPH038920U (ja) | 1991-01-28 |
| JPH0619373Y2 true JPH0619373Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31604343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6922589U Expired - Lifetime JPH0619373Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車用ドアトリム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619373Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4984860B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2012-07-25 | 日産自動車株式会社 | 内装構造および内装部材組付方法 |
| JP5315177B2 (ja) * | 2009-09-03 | 2013-10-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ドア |
| JP5423507B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2014-02-19 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用内装材 |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP6922589U patent/JPH0619373Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH038920U (ja) | 1991-01-28 |
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