JPH0638734Y2 - 自動車用内装部品 - Google Patents
自動車用内装部品Info
- Publication number
- JPH0638734Y2 JPH0638734Y2 JP10754589U JP10754589U JPH0638734Y2 JP H0638734 Y2 JPH0638734 Y2 JP H0638734Y2 JP 10754589 U JP10754589 U JP 10754589U JP 10754589 U JP10754589 U JP 10754589U JP H0638734 Y2 JPH0638734 Y2 JP H0638734Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin material
- spacer
- vehicle body
- body panel
- resin core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は廉価な構成で車体パネルへの取付安定性を向上
させた自動車用内装部品に関する。
させた自動車用内装部品に関する。
《従来の技術》 周知のように、自動車の車体パネルの室内側面には美観
ならびに安全性を向上させるために、各種内装部品が装
着されている。
ならびに安全性を向上させるために、各種内装部品が装
着されている。
第７図は自動車内装部品とし、このドアトリムの要部を
示すもので、合成樹脂を断面略コ字状に成形してなる樹
脂芯材１と、この樹脂芯材１の表面側にカーペット等の
表皮材２を貼着するとともに、この表皮材２の周縁端末
を樹脂芯材１の裏面側に巻き込み固定して、車体パネル
３に装着されている。
示すもので、合成樹脂を断面略コ字状に成形してなる樹
脂芯材１と、この樹脂芯材１の表面側にカーペット等の
表皮材２を貼着するとともに、この表皮材２の周縁端末
を樹脂芯材１の裏面側に巻き込み固定して、車体パネル
３に装着されている。
なお、このドアトリム４の中央部にはアームレスト５が
設置されている。
設置されている。
ところで、この種ドアトリム４は車体パネル３のエンボ
ス部3aを囲むように装着されているが、ベコツキおよび
低級音防止のために、ゴム製スペーサ６がドアトリム４
の裏面側に接着止めされている。
ス部3aを囲むように装着されているが、ベコツキおよび
低級音防止のために、ゴム製スペーサ６がドアトリム４
の裏面側に接着止めされている。
《考案が解決しようとする課題》 このように従来の自動車用内装部品においては、車体パ
ネル３に対する安定した取り付けを図るために、車体パ
ネル３との間にゴム製スペーサ６が設置されており、部
品点数がその分多くなり、スペーサ６の取付工数も付加
される等の問題点があるとともに、経時変化によりスペ
ーサ６が脱落して、スペーサ機能が低下するという欠点
が指摘されている。
ネル３に対する安定した取り付けを図るために、車体パ
ネル３との間にゴム製スペーサ６が設置されており、部
品点数がその分多くなり、スペーサ６の取付工数も付加
される等の問題点があるとともに、経時変化によりスペ
ーサ６が脱落して、スペーサ機能が低下するという欠点
が指摘されている。
この考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、本
考案の目的とするところは、車体パネルへの取付安定性
を向上させ、車体パネルに対してベコつくことがなく、
走行中の振動等によっても低級音が発生することがない
自動車用内装部品を提供することにある。
考案の目的とするところは、車体パネルへの取付安定性
を向上させ、車体パネルに対してベコつくことがなく、
走行中の振動等によっても低級音が発生することがない
自動車用内装部品を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、射出成形体から
なる樹脂芯材の表面に表皮材を貼着するとともに、この
表皮材の周縁端末を樹脂芯材の裏面側に巻き込み固着し
て構成され、車体パネルの内面全体に添装される自動車
用内装部品において、 前記樹脂芯材の周縁に沿う裏面にスペーサ用リブが突設
形成され、このスペーサ用リブを表皮材の周縁端末によ
り被着し、該表皮材を介してスペーサ用リブを車体パネ
ルに当接させたことを特徴とする。
なる樹脂芯材の表面に表皮材を貼着するとともに、この
表皮材の周縁端末を樹脂芯材の裏面側に巻き込み固着し
て構成され、車体パネルの内面全体に添装される自動車
用内装部品において、 前記樹脂芯材の周縁に沿う裏面にスペーサ用リブが突設
形成され、このスペーサ用リブを表皮材の周縁端末によ
り被着し、該表皮材を介してスペーサ用リブを車体パネ
ルに当接させたことを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案によれば、スペ
ーサ用リブが樹脂芯材の周縁に沿う裏面に一体に形成さ
れているため、従来のゴム製スペーサが不要となり、か
つ、経年変化によっても、ゴム製スペーサが脱落するこ
とがない。
ーサ用リブが樹脂芯材の周縁に沿う裏面に一体に形成さ
れているため、従来のゴム製スペーサが不要となり、か
つ、経年変化によっても、ゴム製スペーサが脱落するこ
とがない。
さらに、スペーサ用リブは表皮材を介して車体パネルと
当接しているため、この表皮材の緩衝作用により、低級
音を吸収することが可能である。
当接しているため、この表皮材の緩衝作用により、低級
音を吸収することが可能である。
《実施例》 以下、本考案による自動車用内装部品の実施例について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第１図，第２図は本考案をドアトリムに適用した実施例
を示す斜視図ならびに断面図、第３図ないし第６図は同
自動車用ドアトリムの構造を説明する各断面斜視図であ
る。
を示す斜視図ならびに断面図、第３図ないし第６図は同
自動車用ドアトリムの構造を説明する各断面斜視図であ
る。
第１図，第２図において、自動車用ドアトリム10は射出
成形体からなる樹脂芯材11と、その表面側に一体貼着さ
れているカーペット，織布等の布地シートを素材とした
表皮材12とからなり、表皮材12の周縁端末12aは樹脂芯
材11の裏面側に巻込み接着剤等により固定されている。
成形体からなる樹脂芯材11と、その表面側に一体貼着さ
れているカーペット，織布等の布地シートを素材とした
表皮材12とからなり、表皮材12の周縁端末12aは樹脂芯
材11の裏面側に巻込み接着剤等により固定されている。
そして、車体パネル13に対して図示しないクリップ等の
取付具により装着固定され、美観ならびに安全性を向上
させている。なお、このドアトリム10の中央部にはアー
ムレスト14が独立して取り付けられている。
取付具により装着固定され、美観ならびに安全性を向上
させている。なお、このドアトリム10の中央部にはアー
ムレスト14が独立して取り付けられている。
ところで、本考案の特徴部分は、車体パネル13に対して
ドアトリム10を安定して取り付ける取付構造にある。
ドアトリム10を安定して取り付ける取付構造にある。
すなわち、樹脂芯材11の端末部裏面側にスペーサ用リブ
15が突設形成されており、このスペーサ用リブ15を被着
するように表皮材12の周縁端末12aが接着止めされてい
る。
15が突設形成されており、このスペーサ用リブ15を被着
するように表皮材12の周縁端末12aが接着止めされてい
る。
従って、第２図に示すように、車体パネル13のエンボス
部13aの上面にこのスペーサ用リブ15が当接しているた
め、有効なスペーサ機能が得られ、ドアトリム10を押圧
してもベコつくことがなく、安定した取付構造が得られ
る。
部13aの上面にこのスペーサ用リブ15が当接しているた
め、有効なスペーサ機能が得られ、ドアトリム10を押圧
してもベコつくことがなく、安定した取付構造が得られ
る。
さらに、このスペーサ用リブ15は表皮材12により被着さ
れているため、車体パネル13とスペーサ用リブ15との間
には表皮材12が介在しており、走行中の振動等があって
も、表皮材12の緩衝作用によりガタツキ音が発生せず、
車室内の静粛性向上に役立つ有利さがある。
れているため、車体パネル13とスペーサ用リブ15との間
には表皮材12が介在しており、走行中の振動等があって
も、表皮材12の緩衝作用によりガタツキ音が発生せず、
車室内の静粛性向上に役立つ有利さがある。
第３図，第４図は樹脂芯材11に設けられるスペーサ用リ
ブ15ならびに表皮材12の周縁端末12aの端末処理操作を
説明するもので、スペーサ用リブ15は、第３図に示すよ
うに、二条のプレート状のリブ15a,15bとから構成さ
れ、このスペーサ用リブ15の両側端に対応する表皮材12
にはスリット16が形成されており、第４図に示すよう
に、表皮材12の周縁端末12aを巻き込み、接着剤等で固
定する際、スペーサ用リブ15を要領良く被着できるよう
に構成されている。
ブ15ならびに表皮材12の周縁端末12aの端末処理操作を
説明するもので、スペーサ用リブ15は、第３図に示すよ
うに、二条のプレート状のリブ15a,15bとから構成さ
れ、このスペーサ用リブ15の両側端に対応する表皮材12
にはスリット16が形成されており、第４図に示すよう
に、表皮材12の周縁端末12aを巻き込み、接着剤等で固
定する際、スペーサ用リブ15を要領良く被着できるよう
に構成されている。
さらに、第５図，第６図に示すようにスペーサ用リブ17
として、両側を薄肉部17aとし、中央を厚肉部17bとして
形成し、タッカー等の取付具18により表皮材12の周縁端
末12aをスペーサ用リブ17の薄肉部17aに機械止めするよ
うにしても良い。
として、両側を薄肉部17aとし、中央を厚肉部17bとして
形成し、タッカー等の取付具18により表皮材12の周縁端
末12aをスペーサ用リブ17の薄肉部17aに機械止めするよ
うにしても良い。
このように本考案によれば、車体パネル13との間でスペ
ーサ機能を果たすスペーサ用リブ15,17を樹脂芯材11の
裏面側に一体形成することにより、従来のゴム製スペー
サを廃止することができ、コストダウンが期待できると
ともに、スペーサ用リブの寿命も長期化できる利点があ
る。
ーサ機能を果たすスペーサ用リブ15,17を樹脂芯材11の
裏面側に一体形成することにより、従来のゴム製スペー
サを廃止することができ、コストダウンが期待できると
ともに、スペーサ用リブの寿命も長期化できる利点があ
る。
《効果》 以上の記載から明らかなように、本考案による自動車用
内装部品は以下に記載する格別の作用効果を有する。
内装部品は以下に記載する格別の作用効果を有する。
本考案によれば、スペーサ用リブを樹脂芯材の裏面側
に一体に形成するため、従来のゴム製スペーサが不要と
なり、かつスペーサの取付工数も省略できるため、大幅
なコストダウンを招来するという効果を有する。
に一体に形成するため、従来のゴム製スペーサが不要と
なり、かつスペーサの取付工数も省略できるため、大幅
なコストダウンを招来するという効果を有する。
本考案によれば、樹脂芯材の裏面側にスペーサ用リブ
を一体に形成する構成であるため、従来のゴム製スペー
サの脱落が確実に防止でき、長期使用によっても有効な
スペーサ機能が得られ、内装部品の取付安定性が図れる
という効果を有する。
を一体に形成する構成であるため、従来のゴム製スペー
サの脱落が確実に防止でき、長期使用によっても有効な
スペーサ機能が得られ、内装部品の取付安定性が図れる
という効果を有する。
本考案によれば、樹脂芯材裏面に一体形成されるスペ
ーサ用リブは表皮材を介して車体パネルに当接している
構造であるため、表皮材の緩衝作用により走行中の振動
等によるガタツキ音を有効に防止することができ、車室
内の静粛性に大きく貢献することができるという効果を
有する。
ーサ用リブは表皮材を介して車体パネルに当接している
構造であるため、表皮材の緩衝作用により走行中の振動
等によるガタツキ音を有効に防止することができ、車室
内の静粛性に大きく貢献することができるという効果を
有する。
第１図は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例
を示す斜視図、第２図は第１図中II-II線断面図、第３
図ないし第４図は本考案による自動車用内装部品におけ
る表皮材の端末処理構造を説明する各斜視図、第５図，
第６図は同表皮材における端末処理構造の別実施例を示
す各斜視図、第７図は従来のドアトリム示す断面図であ
る。 10……自動車用ドアトリム 11……樹脂芯材 12……表皮材 13……車体パネル 14……アームレスト 15,17……スペーサ用リブ 16……スリット
を示す斜視図、第２図は第１図中II-II線断面図、第３
図ないし第４図は本考案による自動車用内装部品におけ
る表皮材の端末処理構造を説明する各斜視図、第５図，
第６図は同表皮材における端末処理構造の別実施例を示
す各斜視図、第７図は従来のドアトリム示す断面図であ
る。 10……自動車用ドアトリム 11……樹脂芯材 12……表皮材 13……車体パネル 14……アームレスト 15,17……スペーサ用リブ 16……スリット
Claims (1)
- 【請求項１】射出成形体からなる樹脂芯材（11）の表面
に表皮材（12）を貼着するとともに、この表皮材（12）
の周縁端末（12a）を樹脂芯材（11）の裏面側に巻き込
み固着して構成され、車体パネル（13）の内面全体に添
装される自動車用内装部品において、 前記樹脂芯材（11）の周縁に沿う裏面にスペーサ用リブ
（15,17）が突設形成され、このスペーサ用リブ（15,1
7）を表皮材（12）の周縁端末（12a）により被着し、該
表皮材（12）を介してスペーサ用リブ（15,17）を車体
パネル（13）に当接させたことを特徴とする自動車用内
装部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10754589U JPH0638734Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 自動車用内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10754589U JPH0638734Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 自動車用内装部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347223U JPH0347223U (ja) | 1991-05-01 |
| JPH0638734Y2 true JPH0638734Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31656234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10754589U Expired - Lifetime JPH0638734Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 自動車用内装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638734Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP10754589U patent/JPH0638734Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347223U (ja) | 1991-05-01 |
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