JPH0620656Y2 - 自動車用ドアトリムの取付構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムの取付構造

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JPH0620656Y2
JPH0620656Y2 JP1989001977U JP197789U JPH0620656Y2 JP H0620656 Y2 JPH0620656 Y2 JP H0620656Y2 JP 1989001977 U JP1989001977 U JP 1989001977U JP 197789 U JP197789 U JP 197789U JP H0620656 Y2 JPH0620656 Y2 JP H0620656Y2
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JP
Japan
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flange
door trim
inner panel
door
door inner
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JP1989001977U
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JPH0293118U (ja
Inventor
省三 藪下
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車用ドアトリムをドアインナーパネルに取
り付ける取付構造にかかり、特に、ガタツキを防止した
堅固な取付を廉価に行なう自動車用ドアトリムの取付構
造に関する。
《従来の技術》 例えば、従来の自動車用ドアトリムの取付構造は、第3
図に示すように、ドアトリム1上部を構成するガーニッ
シュ2の先端縁を下方に折曲して、フランジ3を形成
し、このフランジ3をドアインナーパネル4の上端縁5
に係止するとともに、ドアトリム1に予め装着されてい
るクリップ(図示せず)をドアインナーパネル4に形成
されている取付孔に圧入嵌合して取り付けるようにして
いる。
そして、ドアトリム1のフランジ3には、昇降式ウイン
ドをシールするウエザーストリップ6が固着されてお
り、更に、ガーニッシュ2の内面側には、ウレタンフォ
ーム等のスペーサ7が貼着されており、第3図中、F方
向に力が加わったとき、このスペーサ7により、ドアト
リム1のガタつきを防止して、ウエザーストリップ6の
ウインドに対する円滑な摺動を得るようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、このような構成のドアトリム1では、外力が加
わった場合のガタつきを吸収するスペーサ7が必要とな
り、材料費がかさむとともに、取付工数も多くかかり、
コストアップを招来するという欠点が指摘されている。
更に、ドアインナーパネル4にドアトリム1のフランジ
3を精度良く合わせなければならず、ドアトリム1のガ
ーニッシュ2の形状出しが困難であるという問題点も同
時に指摘されている。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、こ
の考案の目的は、ドアインナーパネルに対してドアトリ
ムをガタつくことなく堅固に、かつ、簡単、廉価に固定
できるようにした自動車用ドアトリムの取付構造を提供
することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案にかかる自動車用ド
アトリムの取付構造は、自動車用ドアトリムの上部を構
成するガーニッシュ部の先端縁を下方に折曲するととも
に、第1フランジ、並びに、第2フランジを千鳥状に設
け、外側の第1フランジの外面にウエザーストリップを
固着するとともに、第1フランジと第2フランジとの間
にドアインナーパネルの上端縁を挟着固定した構成であ
る。
《作用》 以上の構成から明らかなように、ドアトリムにドアイン
ナーパネル側への外力が加わっても、ウエザーストリッ
プを固着する第1フランジは、第2フランジとともにド
アインナーパネルに固定されるため、ガタつかず、結果
的に、ウエザーストリップと昇降式ウインドガラスとの
間の距離は常に一定に維持される。
更に、第1フランジと、第2フランジとでドアインナー
パネルを挟着固定するため、ドアインナーパネルとの間
に隙間が生じることなく、精度のよい取付が可能とな
る。
《実施例》 以下、本考案の一実施例について、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図は本考案に使用するドアトリムのガーニッシュ部
を裏面側から見た部分斜視図、第2図は同ドアトリムを
ドアインナーパネルに取り付けた状態を示す断面図であ
る。
第1図において、本例に使用するドアトリム10は、そ
の上部を構成するガーニッシュ部11の先端縁に第1フ
ランジ12と第2フランジ13とが、千鳥状に形成され
ている。
そして、この第1フランジ12の外面にウエザーストリ
ップ14がタッカー止め等の手段により固着されている
とともに、第1フランジ12と第2フランジ13との間
でドアインナーパネル15の上端縁16を挟着固定する
という構成である。
上記ドアトリム10のガーニッシュ部11は、ポリプロ
ピレン樹脂,フィラー入りポリプロピレン樹脂,ABS
樹脂等の合成樹脂を射出成形してなり、第1フランジ1
2と第2フランジ13とが一体形成されており、また、
ガーニッシュ部11の表面にはウレタンフォーム等のパ
ッド材17、PVCシート等の表皮材18が被覆されて
いる。
上記構成の自動車用ドアトリム10をドアインナーパネ
ル15に取り付けるには、ドアインナーパネル15の上
端縁16をガーニッシュ部11の第1フランジ12と第
2フランジ13とで挟着させて、ドアトリム10の上部
を取り付けるとともに、ドアトリム10の中央部ならび
に下部に装着したクリップ(図示せず)をドアインナー
パネル15の取付孔に圧入嵌合させればよい。
従って、自動車用ドアトリム10をドアインナーパネル
15に取り付けた状態では、第2図に示すように、第1
フランジ12と第2フランジ13とによりガーニッシュ
部11がドアインナーパネル15の上端縁16に堅固に
固定されているため、自動車用ドアトリム10に対して
外力がかかっても、ガーニッシュ部11のフランジ1
2,13はガタつくことがなく、ガーニッシュ部11の
剛性が強化されるとともに、フランジ12,13の位置
ずれも生じない。よって、第1フランジ12の外面に固
着されるウエザーストリップ14についても、初期の設
定位置を長期にわたり維持でき、昇降式ウインドガラス
19に対する摺動抵抗がほぼ一定であるため、昇降式ウ
インドガラス19の円滑な摺動操作が期待できる。
また、このように第1フランジ12と第2フランジ13
とにより、ドアインナーパネル15の上端縁16を挟着
する構成であるため、ドアインナーパネル15に対する
組み付け精度が向上し、ガーニッシュ部11とドアイン
ナーパネル15との間に間隙が生じないので、走行時の
振動等により、ガタツキ音が発生することもない。
《考案の効果》 以上説明してきたように、本考案による自動車用ドアト
リムの取付構造によれば、ガーニッシュ部の折曲フラン
ジとして、第1フランジと第2フランジとを千鳥状に形
成して、このフランジ間でドアインナーパネルの上端縁
を挟着するというものであるから、ガーニッシュ部の先
端縁はドアインナーパネルに支持されており、剛性が強
化されているとともに、ドアトリムに外力がかかって
も、第1フランジに固着されているウエザーストリップ
は初期の設定位置を維持できるため、昇降式ウインドの
良好な操作生が期待できる利点がある。
更に、本考案では、従来必要であったスペーサを不要と
したため、部品点数、並びに取付工数を削減でき、大幅
なコストダウンをもたらす効果がある。
加えて、ガーニッシュ部の先端縁とドアインナーパネル
との確実な組付けが期待でき、従来のようにガーニッシ
ュ部とドアインナーパネルとの間に生じる間隙により、
走行時の振動でガタツキ音が発生することがなく、静粛
な走行が期待できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に使用するドアトリムのガーニッシュ部
を裏面側からみた部分斜視図、第2図は同ドアトリムを
ドアインナーパネルに取り付けた状態を示す断面図、第
3図は従来のドアトリムをドアインナーパネル1に取り
付けた状態を示す断面図。 10……自動車用ドアトリム. 11……ガーニッシュ部. 12……第1フランジ. 13……第2フランジ. 14……ウエザーストリップ. 15……ドアインナーパネル. 19……昇降式ウインドガラス.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ドアトリムの上部を構成するガー
    ニッシュ部の先端縁を下方に折曲するとともに、第1フ
    ランジ、並びに、第2フランジを千鳥状に設け、外側の
    第1フランジの外面にウエザーストリップを固着すると
    ともに、第1フランジと第2フランジとの間にドアイン
    ナーパネルの上端縁を挟着固定したことを特徴とする自
    動車用ドアトリムの取付構造
JP1989001977U 1989-01-11 1989-01-11 自動車用ドアトリムの取付構造 Expired - Lifetime JPH0620656Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0293118U JPH0293118U (ja) 1990-07-24
JPH0620656Y2 true JPH0620656Y2 (ja) 1994-06-01

Family

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536039B2 (ja) * 1973-03-09 1980-09-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536039U (ja) * 1978-08-31 1980-03-07

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JPS5536039B2 (ja) * 1973-03-09 1980-09-18

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