JP4164223B2 - 内装材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に搭載されている内装材、特にダッシュインシュレータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の「内装材」の一例である自動車に搭載されているダッシュインシュレータ1は、図3及び図4に示すように、エンジンルーム2とパッセンジャルーム3とを仕切るダッシュパネル4のパッセンジャルーム3側に配されてなる。即ち、前記ダッシュインシュレータ1は、吸音効果の高いポリエステル繊維製のインシュレータ部1aと、ゴム製の表皮1bとより構成されてなり、前記インシュレータ部1aは、前記ダッシュパネル4側に配されている。該ダッシュインシュレータ1のインシュレータ部1aと、前記ダッシュパネル4との間には、発泡ウレタンフォーム製のパッド5が介在して積層されていて、該ダッシュインシュレータ1のインシュレータ部1aにホットメルトで接着されている(類似技術として、実開平6−81848号公報参照)。
【0003】
符号6は、前記ダッシュインシュレータ1の表皮1bの上面に配されるカーペットである。また、符号7は、ダッシュパネル4に連続するフロアパネルであり、該フロアパネル7の上には、フロア吸音材8が配されている。前記カーペット6は、該フロア吸音材8の上にも一様に積層されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかるダッシュインシュレータ1は、形状がはっきり出ない為、パッド5の位置出しが困難で、貼り付け用の治具が必要という課題と、インシュレータ部1aがポリエステル繊維で成形しているので、そこに発泡ウレタンフォームよりなるパッド5を接着しても、接着性が良くないという課題とを有する。また、前記ダッシュパネル4に凹凸が成形されている場合は、パッド5を該凹凸に追従させる必要があり、パッド5の成形用の金型の加工に手間がかかり、原価高騰の一原因になるなど、解決すべき課題がある。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、パッドの位置出しが安定していることと、パッドとの接着性が良いことと、パッド形状をフラットに形成できる内装材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ダッシュパネルのパッセンジャルーム側にダッシュインシュレータが配されてなる内装材であって、前記ダッシュインシュレータは、前記ダッシュパネル側に配されてなり且つ前記ダッシュパネルの凹凸に追従できるインシュレータ部と、パッセンジャルーム側に配されてなる表皮とより構成されてなり、該ダッシュインシュレータの表皮に形成した凹部内に、パッドを収まるように積層して固持してなることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、前記ダッシュインシュレータの表皮に凹部を形成したことにより、凹部内に収めるパッドのセットすべき位置が明確になり、位置出しが安定する。また、ダッシュインシュレータの表皮側にパッドを接着することで、接着し易くなる。更に、インシュレータ部がダッシュパネルの凹凸に追従できるので、表皮の凹部の形状に影響を受けず、結果パッドの形状が、ダッシュパネルの凹凸の影響を受けないので、金型が安価になり、製造原価が低減できる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内装材であって、前記ダッシュインシュレータの表皮と、該表皮の凹部内に収まるように固持された前記パッドとのパッセンジャルーム側には、カーペットが積層されてなることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、前記カーペットにより、表皮とパッドとを覆うので、パッドが表皮の凹部内に収納されていても見えず、室内の豪華さを損なうものではない。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の内装材であって、前記パッドは、打ち抜き部材よりなることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、パッドが打ち抜き部材よりなるので、成形型が不要となり安価になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1を用いて、本発明の第1実施形態の構成を説明する。従来例と同一の部材は同一符号を用いて、重複する説明を省略する。
【0013】
符号10は、「内装材」の一例であるダッシュインシュレータで、該ダッシュインシュレータ10は、吸音効果の高いポリエステル繊維製のインシュレータ部10aと、ゴム製の表皮10bとより構成されてなり、前記インシュレータ部10aは、前記ダッシュパネル4側に配されている。表皮10bは、ゴム製のため、エンジンルーム2からの騒音が、該表皮10bの重量による制振作用によって減少できる。
【0014】
前記ダッシュインシュレータ10の表皮10bと、該表皮10bの凹部11内に固持されたパッド12とのパッセンジャルーム3側には、カーペット6が積層されてなる。該パッド12は、前記凹部11内に収まるように形成されていて、ホットメルトなどの接着剤により表皮10bにパッド12が固持されている。
【0015】
前記ダッシュインシュレータ10のインシュレータ部10aは、ポリエステル繊維製のため、ダッシュパネル4に成形された凹凸によく追従できるので、ダッシュパネル4とインシュレータ部10aとの間に隙間は発生せず、吸音効果は維持される。
【0016】
このような実施形態では、前記ダッシュインシュレータ10の表皮10bに凹部11を形成したことにより、パッド12をセットすべき位置が明確になり、位置出しが安定する。また、ダッシュインシュレータ10の表皮10b側にパッド12をホットメルトにより接着することで、接着し易くなる。更に、パッド12の形状が、ダッシュパネル4の凹凸の影響を受けないので、金型が安価になり、製造原価が低減できる。
【0017】
また、前記カーペット6により、表皮10bとパッド12とを覆うので、パッド12が表皮10bの凹部11内に収納されていても見えず、室内の豪華さを損なうものではない。
【0018】
図2は、本発明の第2実施形態を示す。この実施形態では、パッドが打ち抜きの部材よりなる点が、第1実施形態と異なる。第1実施形態と同一部材は、同一符号を用いて説明する。
【0019】
符号15は、打ち抜き部材よりなるパッドで、前記ダッシュインシュレータ10の表皮10bに形成された凹部11内に収納されていて、ホットメルトなどの接着剤により表皮10bに固持されている。この場合、凹部11の斜面11aとの間に隙間16が形成されるが、これは少ない方が良いことは勿論であるが、該隙間16が形成されていても、前記ダッシュインシュレータ10の表皮10bと該表皮10bの凹部11内に固持されたパッド15とのパッセンジャルーム3側に積層されているカーペット6により該隙間16が見えない状態になっている。
【0020】
このような実施形態では、パッド15が打ち抜き部材よりなるので、成形型が不要となり安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の内装材の断面図。
【図2】本発明の第2実施形態の内装材の断面図。
【図3】従来例の内装材の正面図。
【図4】図3のSA−SA線に沿った断面図。
【符号の説明】
1、10 「内装材」としてのダッシュインシュレータ
1a、10a ダッシュインシュレータのインシュレータ部
1b、10b ダッシュインシュレータの表皮
2 エンジンルーム
3 パッセンジャルーム
4 ダッシュパネル
5、12,15 パッド
6 カーペット
11 凹部
Claims (3)
- ダッシュパネルのパッセンジャルーム側にダッシュインシュレータが配されてなる内装材であって、
前記ダッシュインシュレータは、前記ダッシュパネル側に配されてなり且つ前記ダッシュパネルの凹凸に追従できるインシュレータ部と、パッセンジャルーム側に配されてなる表皮とより構成されてなり、
該ダッシュインシュレータの表皮に形成した凹部内に、パッドを収まるように積層して固持してなることを特徴とする内装材。 - 請求項1に記載の内装材であって、
前記ダッシュインシュレータの表皮と、該表皮の凹部内に収まるように固持された前記パッドとのパッセンジャルーム側には、カーペットが積層されてなることを特徴とする内装材。 - 請求項1又は請求項2に記載の内装材であって、
前記パッドは、打ち抜き部材よりなることを特徴とする内装材。
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