JP3013913B2 - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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JP3013913B2
JP3013913B2 JP5153219A JP15321993A JP3013913B2 JP 3013913 B2 JP3013913 B2 JP 3013913B2 JP 5153219 A JP5153219 A JP 5153219A JP 15321993 A JP15321993 A JP 15321993A JP 3013913 B2 JP3013913 B2 JP 3013913B2
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Inventor
義文 坪根
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西川化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアの改良に
関し、特にドアインナーパネルとドアトリムとの間に介
装された衝撃吸収体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のドアには、車体側方か
らの衝撃を吸収するためにドアインナーパネルとドアト
リムとの間に発泡ポリウレタン等からなる衝撃吸収体が
介装されている(例えば特開平4−345551号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
衝撃吸収体は、通常、ドアインナーパネルとドアトリム
との間に複数個介装されている。
【0004】しかし、ドアトリムの形状は平面的ではな
く三次元的な形状を呈していて、ドアトリムとドアイン
ナーパネルとの間の空間形状が介装箇所毎に異なること
から、上記衝撃吸収体をドアトリムもしくはドアインナ
ーパネルに取り付けようとすれば、その形状を介装箇所
の取付部の形状に合わせて成形しなければならず、その
ためには成形型を形状の異なる衝撃吸収体毎に用意する
必要があり、コストアップになるという問題があった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、衝撃吸収体を変形容易
な構造にすることにより、ドアのどの介装箇所であって
も衝撃吸収体を自在に変形させて介装箇所に適正にフィ
ットさせて取り付け得るようにし、同一形状の衝撃吸収
体で全ての介装箇所に適用できる衝撃吸収体を備えた自
動車のドアを提供せんとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ドアインナーパネルとドアトリムとの間
に衝撃吸収体が介装された自動車のドアを対象とし、次
のような解決手段を講じた。
【0007】すなわち、本発明の解決手段は、上記衝撃
吸収体を切込みにより複数個に分割された分割ブロック
を一方の面に有する発泡体と、該発泡体の他方の面に設
けられたシート材とで構成する。そして、該シート材を
上記ドアインナーパネルおよびドアトリムのいずれか一
方に貼着したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、本発明の解決手段では、衝
撃吸収体をドアインナーパネルとドアトリムとの間に介
装する際、シート材をドアインナーパネルおよびドアト
リムのいずれか一方に添わせて貼着する。
【0009】この際、発泡体が貼着しようとするドアイ
ンナーパネルもしくはドアトリムの形状に応じて変形
し、つまり発泡体を構成する複数個の分割ブロックが切
込みを境に互いに拘束されることなくそれぞれ自在に変
位し、衝撃吸収体が介装箇所の貼着面の形状に添って確
実にフィットする。
【0010】このように、衝撃吸収体が自在に変形する
ことから、介装箇所の空間形状が異なる場合であって
も、介装箇所毎に形状の異なった衝撃吸収体を用意する
必要がなくなって同一形状の衝撃吸収体で足り、よって
成形型が1つでよく、コストが低減する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1および図2は自動車のドア1を示す。
図1および図2において、3はドアインナーパネル、5
は該ドアインナーパネル3に対し車室内側に組み付けら
れるドアトリムであって、該ドアトリム5は表皮材7の
裏面に硬質発泡層9が一体に成形されて構成されている
(図3および図4に表われる)。
【0013】上記ドアインナーパネル3とドアトリム5
との間には、本発明の特徴としての衝撃吸収体11が3
つ上下方向に所定間隔をあけて介装されている。
【0014】上記各衝撃吸収体11は、例えば発泡ポリ
ウレタン、発泡ポリスチレンおよび発泡ポリプロピレン
等からなる発泡体13を備えてなり、図5および図6に
も示すように、該発泡体13は、一方の面が切込み1
5,15,…により碁盤目状に切り込まれて分割され、
これらの切込み15,15,…により複数個の分割ブロ
ック17,17,…が形成されている。そして、この各
分割ブロック17は相隣る分割ブロック17との間に所
定の間隔をあけて配置され、その間隔の底つまり上記各
切込み15の底は発泡体13の他方の面近くまで達して
いる。
【0015】また、上記発泡体13の他方の面には、両
面に接着剤層(図示せず)が設けられた両面テープから
なるシート材19の一方の面が貼着されている。そし
て、このシート材19の他方の面は上記ドアトリム5の
裏面側の上下3箇所に貼着され、これにより、図2に示
すように、上下の衝撃吸収体11,11はドアインナー
パネル3との間に僅かな隙間をあけ、それぞれドアトリ
ム5の裏面に離脱しないように取り付けられている。
【0016】そして、上記上側の衝撃吸収体11は、図
3に拡大詳示するように、ドアトリム5側(車室内側)
に弓なりに反った状態で、つまり相隣る分割ブロック1
7,17先端を互いに接近させて切込み15幅を狭める
ように変形した状態でドアインナーパネル3とドアトリ
ム5との間に介装されている。また、真中の衝撃吸収体
11は、図4に拡大詳示するように、上記上側の衝撃吸
収体11とは逆にドアインナーパネル3側(車体外側)
に弓なりになった状態で、つまり相隣る分割ブロック1
7,17先端を互いに離して各切込み15幅を拡げるよ
うに変形した状態でドアインナーパネル3とドアトリム
5との間に介装されている。そして、この状態で各切込
み15には幅拡張動作によって亀裂15aが入ってい
る。さらに、下側の衝撃吸収体11は、図2に示すよう
に、成形時のままで変形しないでドアインナーパネル3
とドアトリム5との間に介装されている。
【0017】なお、図1および図2中、21はウインド
ガラスをガイドするサッシ、23はウインドガラスとド
ア1との隙間を隠すウェザーストリップ、25はベゼ
ル,27はプルハンドル、29は表装材、31はリッド
33を有する小物入れである。
【0018】このように、本実施例では、衝撃吸収体1
1を構成する発泡体13の一方の面に切込み15,1
5,…により複数個に分割された分割ブロック17,1
7,…を形成していることから、上記衝撃吸収体11を
ドアインナーパネル3とドアトリム5との間に介装する
場合において、他方の面に貼着したシート材19をドア
トリム5裏面に添わせて貼着した際、上記発泡体13の
分割ブロック17,17,…を切込み15,15,…を
境にドアトリム5の裏面形状に応じて互いに拘束される
ことなく自在に変形させることができ、上記衝撃吸収体
11を介装箇所の貼着面に添って確実にフィットさせる
ことができる。
【0019】したがって、上述の如く衝撃吸収体11を
自在に変形させることができることから、介装箇所の空
間形状が異なる場合であっても、介装箇所毎に形状の異
なった衝撃吸収体11を用意せずに済むので同一形状の
衝撃吸収体11で足り、成形型を複数用意しなくてよい
のでその分コストを低減することができる。
【0020】なお、上記実施例では、衝撃吸収体11と
して、相隣る分割ブロック17,17の間に所定幅の切
込み15を設けたが、図7に示すように、切込み15を
単にカッターで切っただけの線状に形成し、相隣る分割
ブロック17,17を互いに接近ないし接触させて両者
の間に隙間がないようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例では、切込み15を発泡
体13の他方の面に達しないようにしたが、図7に示す
ように、切込み15を発泡体13の他方の面にまで達す
るようにして各分割ブロック17を完全に独立するよう
にしてもよい。
【0022】さらに、上記実施例では、衝撃吸収体11
をドアトリム5の裏面に貼着したが、これとは逆に衝撃
吸収体11をドアインナーパネル3の裏面に貼着するよ
うにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドアインナーパネルとドアトリムとの間に介装される衝
撃吸収体を発泡体とシート材との積層体に構成し、上記
発泡体に分割ブロックを切込みによって複数個形成した
ので、上記衝撃吸収体をドアインナーパネルもしくはド
アトリムのいずれかに一方に貼着する際、上記各分割ブ
ロックを貼着面の形状に応じて切込みを境に自在に変位
させ、衝撃吸収体を介装箇所の貼着面の形状に添って確
実にフィットさせることができる。したがって、介装箇
所の空間形状が異なる場合であっても、1つの成形型で
十分に対応することができ、コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリム側から見たドアの斜視図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】上側に介装した衝撃吸収体部分を拡大して示す
縦断側面図である。
【図4】真中に介装した衝撃吸収体部分を拡大して示す
縦断側面図である。
【図5】衝撃吸収体の縦断側面図である。
【図6】衝撃吸収体の斜視図である。
【図7】衝撃吸収体の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア 3 ドアインナーパネル 5 ドアトリム 11 衝撃吸収体 13 発泡体 15 切込み 17 分割ブロック 19 シート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−345551(JP,A) 特開 昭50−55024(JP,A) 特開 平3−45421(JP,A) 実開 昭56−22118(JP,U) 実開 昭53−126209(JP,U) 実開 平4−76558(JP,U) 実開 平2−64422(JP,U) 実開 平1−144112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60R 21/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナーパネルとドアトリムとの間
    に衝撃吸収体が介装された自動車のドアであって、上記
    衝撃吸収体は、切込みにより複数個に分割された分割ブ
    ロックを一方の面に有する発泡体と、該発泡体の他方の
    面に設けられ、上記ドアインナーパネルおよびドアトリ
    ムのいずれか一方に貼着されるシート材とで構成されて
    いることを特徴とする自動車のドア。
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