JPH0565045A - 自動車用ドアパツド - Google Patents

自動車用ドアパツド

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Publication number
JPH0565045A
JPH0565045A JP3229938A JP22993891A JPH0565045A JP H0565045 A JPH0565045 A JP H0565045A JP 3229938 A JP3229938 A JP 3229938A JP 22993891 A JP22993891 A JP 22993891A JP H0565045 A JPH0565045 A JP H0565045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
pad
trim
base material
door trim
Prior art date
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Pending
Application number
JP3229938A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyasu Yamada
信泰 山田
Kazuhiko Miyadera
和彦 宮寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3229938A priority Critical patent/JPH0565045A/ja
Publication of JPH0565045A publication Critical patent/JPH0565045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ドアパッドの生産性を向上すると共
に汎用性を向上する。 【構成】 ドアトリム10は車室内側部を構成するドア
トリムインナ26と車室外側部を構成するドアトリムア
ウタ11とを備えている。ドアトリムアウタ11は車室
内側部を構成する表皮24と車室内側部を構成するトリ
ム基材25の二層構造となっている。ドアトリムインナ
26の垂直部26Dの車室内側には、自動車用ドアパッ
ド27が配置されている。自動車用ドアパッド27の車
体外側部は、硬質パッド28で構成されており、車体内
側部は軟質パッド30で構成されていて、硬質パッド2
8と軟質パッド30は接着されている。また、軟質パッ
ド30はトリム基材25の裏面25Aの形状に従って、
変形するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドアトリムの基材の裏面
側に配置される自動車用ドアパッドに関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車のドアトリムの裏面側には、
乗員がドアトリムと当接した場合に、そのエネルギーを
吸収するための緩衝材としてのドアパッドが配置されて
いる。このドアパッドの一例としては、実開平1−14
4112号公報のものが知られている。
【0003】図4に示される如く、このドアパッドが適
用されたサイドドア70においては、ドアトリム72は
芯板74と、この芯板74の表面に配置したクッション
性を備えた被覆部材76とから成っている。また、被覆
部材76に対向した位置に配置されたシート78の前後
動限界位置前後範囲内でしかもシート78のシートバッ
ク80の側部80Aの上下略中央の位置に対向した、芯
板74の位置には、室内側に膨出した凹部82が形成さ
れており、この凹部82に緩衝材としてのドアパッド8
4が充填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このド
アパッド84には、サイドドア70と乗員とが当接した
場合のエネルギーを充分に吸収するために、所定の硬度
を持つ硬質パッドが使用され、且つ凹部82内に隙間な
く充填されている。一方、一般的に、ドアトリム72の
芯板74の凹部82の内側面は、平面でなく湾曲したり
凹凸が存在する。従って、ドアパッド84を芯板74の
凹部82に隙間無く、確実に充填するためには、ドアパ
ッド84の凹部82との接着面84Aを、凹部82の内
側面の形状に合わせて加工する必要がある。このため、
ドアパッド84の生産性が低下すると共に、ドアパッド
84の汎用性が低下するという難点がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、生産性を向上
することができると共に、汎用性を向上することができ
る自動車用ドアパッドを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ドアトリムの基材の裏面側に配置される自動車用ド
アパッドであって、前記基材と離間した位置に配置され
る硬質パッドと、この硬質パッドと前記基材との間に配
置され前記基材の裏面の形状に従って変形し前記基材の
裏面に密着する軟質パッドと、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、軟質パッドが
ドアトリムの基材の裏面側の形状に沿って変形するた
め、ドアパッドの軟質パッドをドアトリムの基材の裏面
側に接着した状態では、軟質パッドがドアトリムの基材
の裏面に密着し、硬質パッドとドアトリムの基材の裏面
との間の隙間が軟質パッドで埋められる。また、軟質パ
ッドと基材の裏面との接着力を、軟質パッドの反発弾性
力より大きく設定すると、基材の裏面に湾曲、凹凸があ
る場合にも、軟質パッドは基材の裏面の形状に従って変
形し、基材の裏面に密着する。
【0008】従って、ドアパッドをドアトリムの基材の
裏面の形状に合わせて加工する必要がなく、ドアパッド
の生産性を向上するこができる。また、このドアパッド
は基材の裏面側の形状が異なるドアトリムにも取付ける
ことが可能であり、ドアパッドの汎用性を向上すること
ができる。
【0009】
【実施例】本発明に係る自動車用ドアパッドの第1実施
例を図1(A)、図1(B)及び図2に従って説明す
る。
【0010】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0011】図2に示される如く、本発明に係る自動車
用ドアパッドが適用されたドアトリム10は、図示しな
い閉止状態とされたフロントドアのインナパネルの車室
内側(フロントシート34側)に取付けられている。
【0012】ドアトリム10の車体上下方向中間部には
車室内側に膨出されて形成されたアームレスト12が設
けられている。アームレスト12の車体下方側にはドア
ポケット14が設けられ、アームレスト12の車体上方
側にはセンタオーナメント16が設けられている。ま
た、アームレスト12の車体前方側にはパワーウインド
ウスイッチ等の操作部18が配設されており、その下方
にはスピーカグリル20が配設されている。さらに、操
作部18の車体上方側にはウインドシールドガラス内面
に付着した露を温風を供給することにより蒸発させたり
するデフロスタ22が配設されている。
【0013】図1(A)に示される如く、ドアトリム1
0は車室外側部を構成するドアトリムアウタ11と車室
内側部を構成するドアトリムインナ26とを備えてい
る。ドアトリムアウタ11は表皮24とトリム基材25
との二層構造となっている。ドアトリムインナ26の車
体上下方向略中央部には、車体幅方向に沿った断面がコ
字状となるように車室内側へ向けて膨出された膨出部2
6Aが形成されており、アームレスト12の芯部とされ
ている。また、ドアトリムインナ26の車体上方側端部
には、車体幅方向に沿った断面が円弧状に屈曲された円
弧部26Bが車室外側へ向けて形成されている。膨出部
26Aと円弧部26Bとの略中央部には、車室内側へ向
けて若干突出した屈曲部26Cが形成されている。
【0014】ドアトリムインナ26の屈曲部26Cと円
弧部26Bとの間の部分は、車体上下方向に沿って起立
する垂直部26Dとされており、この垂直部26Dとド
アトリムアウタ11との間には、自動車用ドアパッド2
7が配置されている。
【0015】図1(B)に示される如く、この自動車用
ドアパッド27の車体外側部は、略矩形平板状の硬質パ
ッド28で構成されており、車体内側部は、略矩形平板
状の軟質パッド30で構成されていて、硬質パッド28
と軟質パッド30は接着されている。
【0016】また、自動車用ドアパッド27の軟質パッ
ド30の厚さM1は、トリム基材25の裏面25Aの突
起32の厚さより厚くされており、且つ、軟質パッド3
0とトリム基材25の裏面25Aとの接着力は、軟質パ
ッド30の反発弾性力より大きく設定されている。この
ため、軟質パッド30は剥がれることなく、トリム基材
25の裏面25Aに密着している。
【0017】また、この自動車用ドアパッド27は、フ
ロントシート34のシートクッションに着座した乗員の
肩部と対向している。
【0018】以下に、本実施例の作用を説明する。図1
(B)に示される如く、ドアパッド27の硬質パッド2
8と軟質パッド30とは、予め接着されており、軟質パ
ッド30をドアトリムアウタ11のトリム基材25の裏
面25Aに接着した後、ドアトリムアウタ11とドアト
リムインナ26とを組付けドアトリム10を組み立て
る。
【0019】この場合、自動車用ドアパッド27の軟質
パッド30の厚さM1は、トリム基材25の裏面25A
の突起32の厚さより厚くされており、且つ、軟質パッ
ド30のトリム基材25の裏面25Aとの接着力は、軟
質パッド30の反発弾性力より大きく設定されている。
このため、軟質パッド30がトリム基材25の裏面25
Aの形状に沿って圧縮変形し、トリム基材25の裏面2
5Aに密着する。
【0020】なお、操作部18、スピーカグリル20等
の組付けについては本発明と直接関係ないため説明を省
略する。その後、ドアトリム10は、フロントドアのイ
ンナパネルの車室内側に組付けられる。
【0021】従って、ドアパッド27をドアトリムアウ
タ11のトリム基材25の裏面25Aの形状に合わせて
加工する必要がなく、ドアパッドの生産性を向上するこ
ができる。また、このドアパッド27は、裏面側の形状
が異なる他のドアトリムにも取付けることが可能であり
ドアパッドの汎用性を向上することができる。
【0022】また、本実施例では、通常の車体走行状態
において、乗員の肩部がドアトリム10に比較的弱く当
接した場合、このときのエネルギーは軟質パッド30に
よって吸収される。また、フロントドアに他の車体等が
比較的強く接触し、その際乗員がドアトリム10に比較
的強く当接した場合、このときのエネルギーは軟質パッ
ド30でも若干吸収されるが、大部分は硬質パッド28
によって確実に吸収される。
【0023】さらに、軟質パッド30の厚さM1をドア
トリム10内に取付けた状態での軟質パッド30の厚さ
M2より厚くすることによって、軟質パッド30でのエ
ネルギー吸収量を増加することができる。
【0024】本発明に係る自動車用ドアパッドの第2実
施例を図3(A)及び図3(B)に従って説明する。
【0025】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0026】図3(B)に示される如く、本実施例のド
アパッド27は、軟質パッド30が、硬質パッド28の
側面28Aとともに、上面28Bと下面28Cとを覆っ
て接着されている。
【0027】従って、図3(A)に示される如く、トリ
ム基材25の裏面25Aに突起32が突出している場合
に、軟質パッド30が圧縮変形して、トリム基材25の
裏面25Aに密着すると共に、トリム基材25の上面2
5B又は傾斜面25Cに突起32が突出している場合に
も、軟質パッド30が圧縮変形して、ドアパッド27を
トリム基材25の上面25B又は傾斜面25Cに密着さ
せることができる。このため、ドアパッド27をトリム
基材25の上面25B又は傾斜面25Cの形状に合わせ
て加工する必要がなく、ドアパッドの生産性を向上する
こができる。また、このドアパッド27は、上面又は傾
斜面を含む裏面側の形状が異なる他のドアトリムにも取
付けることが可能でありドアパッドの汎用性を向上する
ことができる。
【0028】なお、上記各実施例では、硬質パッド28
及び軟質パッド30をドアトリムインナ26の垂直部2
6D、すなわちフロントシート34のシートクッション
に着座する乗員の肩部と対向する付近に配設している
が、これに限らず、乗員の腰部と対向させてもよく、ド
アトリムインナ26のほぼ全域に配設してもよい。
【0029】また、上記各実施例では、本発明に係る自
動車用ドアパッドをドアトリム10に適用したが、これ
に限らず、2ドア車に配設するクォータトリムに本発明
を適用してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、自動車用
ドアパッドの生産性を向上することができると共に、汎
用性を向上することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例の自動車用ドアパ
ッドが適用されたドアトリムを示す図2の1−1線断面
図であり、(B)本発明の第1実施例の自動車用ドアパ
ッドを示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の自動車用ドアパッドが適
用されたドアトリムを示す斜視図である。
【図3】(A)は本発明の第2実施例の自動車用ドアパ
ッドが適用されたドアトリムを示す図1(A)に対応す
る断面図であり、(B)本発明の第2実施例の自動車用
ドアパッドを示す断面図である。
【図4】従来例の自動車用ドアパッドが適用されたドア
トリムを示す車体前方から見た断面図である。
【符号の説明】
10 ドアトリム 11 ドアトリムアウタ 25 トリム基材 25A 裏面 26 ドアトリムインナ 27 自動車用ドアパッド 28 硬質パッド 30 軟質パッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリムの基材の裏面側に配置される
    自動車用ドアパッドであって、前記基材と離間した位置
    に配置される硬質パッドと、この硬質パッドと前記基材
    との間に配置され前記基材の裏面の形状に従って変形し
    前記基材の裏面に密着する軟質パッドと、を備えたこと
    を特徴とする自動車用ドアパッド。
JP3229938A 1991-09-10 1991-09-10 自動車用ドアパツド Pending JPH0565045A (ja)

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JP3229938A JPH0565045A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 自動車用ドアパツド

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JP3229938A JPH0565045A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 自動車用ドアパツド

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JPH0565045A true JPH0565045A (ja) 1993-03-19

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ID=16900077

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JP3229938A Pending JPH0565045A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 自動車用ドアパツド

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JP (1) JPH0565045A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5749600A (en) * 1994-08-31 1998-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Door trim energy absorbing structure
JP2009061804A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Honda Motor Co Ltd ルーフ衝撃吸収構造
JP2010137681A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Mazda Motor Corp 車両用ドア構造
JP2013121746A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Toyota Boshoku Corp 衝撃吸収体、及び衝撃吸収体を備えた車両用ドアトリム

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