JPH1199827A - 車両のドアトリム構造 - Google Patents

車両のドアトリム構造

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Publication number
JPH1199827A
JPH1199827A JP9263355A JP26335597A JPH1199827A JP H1199827 A JPH1199827 A JP H1199827A JP 9263355 A JP9263355 A JP 9263355A JP 26335597 A JP26335597 A JP 26335597A JP H1199827 A JPH1199827 A JP H1199827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
door trim
core material
absorbing member
surface portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP9263355A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Fujii
英樹 藤井
Hideki Nishitake
秀樹 西竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH1199827A publication Critical patent/JPH1199827A/ja
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  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームレストの肘荷重支持機能と衝撃吸収機
能とを効果的に両立させる。 【構成】 ドアトリム本体1の乗員側に向って突出成形
されるアームレスト部2内に衝撃吸収部材としての発泡
パッド材10が配設されてなるドアトリム構造であり、
発泡パッド材10はアームレスト部2の上面部位3aか
ら該アームレスト部2の下面部位3b間に亘って延設さ
れ、上記アームレスト部2の上面部位3aを介しての上
方からの荷重が上記発泡パッド材10並びにアームレス
ト部2の下面部位3bを介して支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアトリム部に衝
撃吸収部材が配設されてなる車両のドアトリム構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−270676号
公報に開示されるように、ドアトリムのアームレスト芯
材に、車両側突時等、側方からの比較的大きな衝撃が加
わった際に切離される切離部を設けて衝撃荷重を有効に
吸収するようにしたものが公知である。
【0003】また、特開平6−270683号公報に
は、同様な目的からドアトリムのアームレスト芯材部分
にスリットを形成すると共に、該スリット裏側にアーム
レスト部の上下面部位から夫々離間させて衝撃吸収部材
を設けた構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記両従来技術共に、
衝撃荷重を有効に吸収するためにアームレスト芯材部分
に切離部またはスリットを設けた構造であるので、当該
部分の強度、剛性がその分低下してしまい、アームレス
ト部に上方から作用する肘荷重を十分に支持することが
困難となり、衝撃吸収作用と肘荷重支持作用とを有効に
両立させることが困難なものである。
【0005】また、上記後者の従来技術のようにアーム
レスト芯材にスリットを形成すると、当該部分の表皮材
を介しての触感が他部分と異なり違和感を与えてしまう
虞も考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本案は上述の課題を解決
するために、衝撃吸収部材をアームレスト部の上面部位
から該アームレスト部の下面部位間に亘って延設し、上
記アームレスト部の上面部位を介しての上方からの荷重
が上記衝撃吸収部材並びにアームレスト部の下面部位を
介して支持されるようにしたことを特徴としている。
【0007】なお、好ましくは、上記アームレスト部の
上面部位の剛性は、アームレスト部の他部分に比して小
さく設定されていることを特徴としている。又、好まし
くは、上記アームレスト部は圧縮成形により形成される
芯材を備え、該アームレスト部の上面部位における上記
芯材の板厚がアームレスト部の他部分における上記芯材
の板厚よりも大きく設定されることにより、アームレス
ト部の上面部位における上記芯材の密度がアームレスト
部の他部分における上記芯材の密度より低く設定されて
いることを特徴としている。更に、好ましくは、上記衝
撃吸収部材には略上下方向に沿って溝部が形成されてい
ることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例につき、添
付の図面を参照して詳細に説明する。図1は4ドアセダ
ン用の前席右側のドアトリムを車室内側から見た状態の
図面であり、図2は図1のA−A線拡大断面図である。
図1に示されるように、ドアトリム本体1にはその上下
方向の略中央部に該ドアトリム本体1の後端部から前方
に向けて、ドアトリム本体1のベース面1aから乗員側
に突出成形されてなるアームレスト部2を備えている。
【0009】また、ドアトリム本体1は図2に示される
ようにウッドチップ材等の圧縮成形材の金型による圧縮
成形により形成された芯材3と、この芯材3の表面側に
設けられた表皮4とから基本的に構成されている。な
お、上記表皮4は詳細には図示していないがフォーム層
とこの表面側に積層される樹脂表皮層とから構成され
る。 また、アームレスト部2より上側の部分は上記表
皮4の上に更にクロス層5が積層されており意匠性が向
上されている。
【0010】上記アームレスト部2の前方側上面部には
パワーウィンドウ用のスイッチが設けられるスイッチ配
設部6、さらに該スイッチ配設部6の前方側にはこれに
連続するようにアシストグリップ7が形成されている。
なお、8はインナーハンドル部、9はドアポケットであ
る。
【0011】そして、図2に示されるように後方側、即
ち着座した乗員の胴部に対応する位置のアームレスト部
2の内側部には、該アームレスト部2の芯材3の上面部
位3aと下面部位3bとの間に亘って、両部位3aと3
bとを連結する衝撃吸収部材としての発泡パッド材10
が設けられている。該発泡パッド材10は例えばポリプ
ロピレンからなる発泡部材である。上記発泡パッド材1
0の上記両部位3aと3bへの接合はホットメルト接着
剤11を介して行われている。
【0012】また、上記発泡パッド材10の車外側の側
面には略上下方向に沿って溝部10aが形成されてお
り、該溝部10aによって発泡パッド材10の上下方向
に対する剛性は確保しつつ、衝撃荷重入力方向、即ち側
方方向に対する剛性は有効に低下されている。
【0013】一方、アームレスト部2の上面部位3aの
図1のBの範囲における芯材3の板厚は、他部のアーム
レスト部2を含めた芯材部分より大きく設定されてい
る。つまり、芯材をウッドチップ材等の圧縮成形材の金
型による圧縮成形により形成する際、上記図1のBの範
囲における金型部のみ当該部分のキャビティー厚さを他
部分に比して大きく設定しておくことにより、当該部分
のみ圧縮成形材の成形圧縮率が小さくされることから、
当該部分の圧縮成形材密度が他部分に比して低く設定さ
れている。このことにより、当該部分の強度、剛性が他
部分に比して低下されている。
【0014】本案実施例は上記のように構成されている
ものであるから、車両側突時等において乗員から図1に
おけるBの範囲のアームレスト部2に衝撃荷重が入力さ
れても、当該部分には上述したような発泡パッド材10
が配設されているので、該発泡パッド材10により衝撃
荷重を効果的に吸収することが出来る。
【0015】なお、従来において、上記衝撃吸収の際、
アームレスト部2の芯材3の内、アームレストとしての
機能を与えるために、略水平な面として形成される上面
部位3aにおける上記Bの範囲の部分が存在するため
に、芯材3の当該部分は側方から衝撃荷重が入力された
場合に変形しにくく、衝撃吸収性を高める上で課題とな
っていたが、本案においては上記課題も有効に解決され
るものである。
【0016】即ち、本案においては上記芯材3の上記部
分の強度、剛性が、上述の通り板厚、即ち材料の設定に
より他部分に比して低下されているので、上記衝撃吸収
時における変形を阻害せず、衝撃吸収性能を効果的に向
上させることが出来る。
【0017】一方、上記芯材3の上面部位3aにおける
上記Bの範囲の部分に肘荷重が上方から作用した場合
は、発泡パッド材10を介して肘荷重が芯材3の下面部
分3bに伝達、分散されるため、肘荷重の支持性も低下
することもなく、結果、衝撃吸収作用と肘荷重支持作用
とを両立させることが出来る。
【0018】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。例えば、本実施例では、4ドアセダン用の前席側の
ドアトリムに適用したものを挙げたが、これに限定され
ることなく例えば4ドアセダン用の後席側のドアトリ
ム、或いは2ドア車のドアトリム等へも適用するように
しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の車両の
ドアトリム構造に係わる請求項1に記載の発明によれ
ば、ドアトリムの乗員側に向って突出成形されるアーム
レスト内に衝撃吸収部材が配設されてなるドアトリム構
造において、上記衝撃吸収部材はアームレスト部の上面
部位から該アームレスト部の下面部位間に亘って延設さ
れ、上記アームレスト部の上面部位を介しての上方から
の荷重が上記衝撃吸収部材並びにアームレスト部の下面
部位を介して支持されるようになっているので、アーム
レストの肘荷重支持機能を衝撃吸収部材に兼備させるこ
とができ、肘荷重支持機能と衝撃吸収機能とを効果的に
両立させることが出来る。
【0020】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
ームレスト部の上面部位の剛性は、アームレスト部の他
部分に比して小さく設定されているので、衝撃荷重吸収
時に上記上面部位の変形が阻害されることが防止され、
衝撃吸収機能を更に向上させることが出来る。
【0021】また、請求項3に記載の発明によれば、ア
ームレスト部の上面部位における上記芯材の板厚を他部
分に比して大きく設定することにより、当該部分の芯材
の密度、換言すれば剛性が他部分に比して低下されてな
るものであるため、簡単な構造により剛性低下させるこ
とが出来、上記請求項2による効果を更に助長させ得
る。
【0022】また、請求項4に記載の発明によれば、衝
撃吸収部材には略上下方向に沿って溝部が形成されてい
るため、衝撃吸収部材の上下方向に対する剛性は確保し
つつ、衝撃荷重入力方向、即ち側方方向に対する剛性は
有効に低下させることが出来るため、肘荷重支持機能と
衝撃吸収機能とを更に効果的に両立させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施例のドアトリムの正面図
である。
【図2】 図1のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ドアトリム本体、2…アームレスト部、3…芯材、
3a…上面部位、3b…下面部位、10…発泡パッド材
(衝撃吸収部材)、10a…溝部、11…ホットメルト
接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリムの乗員側に向って突出成形さ
    れるアームレスト内に衝撃吸収部材が配設されてなるド
    アトリム構造において、 上記衝撃吸収部材はアームレスト部の上面部位から該ア
    ームレスト部の下面部位間に亘って延設され、上記アー
    ムレスト部の上面部位を介しての上方からの荷重が上記
    衝撃吸収部材並びにアームレスト部の下面部位を介して
    支持されることを特徴とする車両のドアトリム構造。
  2. 【請求項2】 上記アームレスト部の上面部位の剛性
    は、アームレスト部の他部分に比して小さく設定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の車両のドアトリ
    ム構造。
  3. 【請求項3】 上記アームレスト部は圧縮成形により形
    成される芯材を備え、該アームレスト部の上面部位にお
    ける上記芯材の板厚がアームレスト部の他部分における
    上記芯材の板厚よりも大きく設定されることにより、ア
    ームレスト部の上面部位における上記芯材の密度がアー
    ムレスト部の他部分における上記芯材の密度より低く設
    定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の
    ドアトリム構造。
  4. 【請求項4】 上記衝撃吸収部材には略上下方向に沿っ
    て溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の車両のドアトリム構造。
JP9263355A 1997-09-29 1997-09-29 車両のドアトリム構造 Pending JPH1199827A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007137131A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Bridgestone Corp 車両のドア構造
JP2010149774A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収パッドの取り付け構造
JP2012006418A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Suzuki Motor Corp サイドドア
JP2020066259A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 トヨタ紡織株式会社 乗物用アームレスト

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