JP2579428Y2 - 車両のシート構造 - Google Patents

車両のシート構造

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JP2579428Y2 JP1992013010U JP1301092U JP2579428Y2 JP 2579428 Y2 JP2579428 Y2 JP 2579428Y2 JP 1992013010 U JP1992013010 U JP 1992013010U JP 1301092 U JP1301092 U JP 1301092U JP 2579428 Y2 JP2579428 Y2 JP 2579428Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車室内にドア
の側方に位置して配置されるシートの構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、自動車においては、乗員の安全性
が重要視されており、種々の安全対策が設けられてい
る。例えば、車両側面方向からの衝突に対する安全対策
の一つとしては、いわゆるバケットタイプのシートを用
いる方法がある。このシートは、図7に示すように、座
部91から背部92に亘って、衝撃吸収部材としての比
較的大きなシートサイド93を設けたものである。万
一、車両側面方向からの衝突が起こった場合であって
も、乗員の腰部は、このシートサイド93によって保護
される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両のシート構造においては、シートサイドのボリュー
ムのため、乗降の際にシートサイドが邪魔になるという
欠点がある。
【0004】本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、車
両側面方向からの衝突に対する安全性と乗降性とを兼ね
備えた、車両のシート構造を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のシート構造は、
車体のフロアパネルに固定されるシート本体と、ドアに
固定されてドアの閉鎖時に上記シート本体と一体化する
シートサイドとから構成し、前記シート本体は、シート
フレームにシートクッションを取り付けると共にそのシ
ートフレームにこれを補強する補強フレームを設けてな
り、前記シートサイド内には補強用のサイドフレームが
前記ドアの閉鎖時に前記補強フレームの側方に対応する
ように設けたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】シートサイドがドアに固定されているから、車
内への乗り込みのためにドアを開放すると、シートサイ
ドがシート本体から離れ、シートサイドに妨げられるこ
となく車内に乗り込むことができる。乗り込み後、シー
トサイドがシート本体に一体化し、乗員の側部はシート
サイドによって、保護された状態になる。従って、万
一、車両側面方向から衝突があっても、シートサイドに
よって衝撃が吸収されて、乗員に過大な衝撃が加わるこ
とがなくなる。
【0007】一方、降車のためにドアを開放すると、シ
ートサイドが再びシート本体から離れ、シートサイドに
妨げられることなく降車できる。しかも、シートサイド
内には、補強用のサイドフレームがドアの閉鎖時にシー
ト本体側の補強フレームの側方に対応するように設けら
れているから、万一、車両の側面から衝撃が作用して
も、シートサイドのサイドフレームがシート本体の補強
フレームに受け止められられることでドアの過剰な変形
が防止され、一層安全性が高くなる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、車両側面方向からの衝
突に対する安全性と乗降性とを兼ね備えた、車両のシー
ト構造を提供することができる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例にかかる車両のシート構造に
つき、図1〜図6を用いて説明する。
【0010】本例においては、図1及び図2に示すよう
に、シートは車体のフロアパネル3(図3参照)に固定
されるシート本体1と、ドアDのインナーパネル4に固
定されてドアDの閉鎖時にシート本体1と一体化するシ
ートサイド2とからなる。
【0011】以下、詳述する。シート本体1は、座部1
1と、背部12と、座部11から背部12に亘って助手
席側に設けた左シートサイド13とからなる。シート本
体1の内部には、図6に示すように、シートクッション
を固定するためのシートフレーム10の他、これを補強
するための補強フレーム14が設けられている。補強フ
レーム14は鋼パイプを略コ字状に屈曲して形成してあ
り、コ字形の開放端がドアD側に向かうように組み付け
てある。シートフレームは固定金具15を介して車体の
フロアパネル3に固定される。
【0012】一方、ドアDのインナーパネル4には、プ
ラスチック製のドアトリム16を固定してあり、このド
アトリム16の下部には車内側に大きく膨出するシート
サイド基部17がシート本体1に沿う形状で一体に形成
されている。シートサイド基部17の上にはクッション
体18が固定されており、両者によって前記シートサイ
ド2が構成されている。このシートサイド2は、シート
本体1の座部11及び背部12よりも盛り上がった形状
であって、シート本体1と一体化することにより、バケ
ットタイプのシートが構成されるようになっている。
【0013】また、シートサイド基部17内には鋼パイ
プを略コ字形に屈曲形成したサイドフレーム19が組み
込まれており、そのコ字形の開放端がシート本体1側に
向かい、反対側がインナーパネル4に接している。ドア
Dを閉鎖した状態では、図3に示すようにサイドフレー
ム19端部がシート本体1の補強フレーム14の端部に
相対面する。
【0014】本例のシート構造は、上記のように構成さ
れているので、次の作用効果を呈する。即ち、ドアDを
閉鎖したとき、図2に示すように、フロアパネルに固定
したシート本体1と、ドアDに固定したシートサイド2
とが一体化する。また、図3〜図6に示すように、シー
ト本体1に内蔵したシートフレーム10の端面と、ドア
トリム16のシートサイド基部17に内蔵したサイドフ
レーム19の端面とが、相対面する。ドアD閉鎖時に
は、乗員のドアD側の側部は、シートサイド2によって
保護された状態にある。
【0015】この状態において、万一、車両側面方向か
ら衝突があった時には、まずドアDが変形する。ドアD
で吸収できなかった衝撃力は、サイドフレーム19に伝
達される。このサイドフレーム19の端面は、シートフ
レーム10の端面と相対面しているため、衝撃力は更に
サイドフレーム19から補強フレーム14へと伝達され
て受け止められ、ドアDの過剰な変形が阻止され、衝突
によって変形したとしても、シートサイド2のクッショ
ン体18によって緩衝されるから、乗員に過剰な衝撃が
加わることを防止できる。
【0016】一方、ドアDを開放したときには、シート
本体1とシートサイド2とが離れる。そのため、シート
サイド2が緩衝機能を高めるために崇高に形成されてい
ても、乗員の乗降の妨げにはならない。
【0017】このように、本例によれば、車両側面方向
からの衝突に対する安全性と乗降性とを両立させること
ができる。
【0018】また、側面からの衝突に対する安全性を高
めるにはドアD内により強固なインパクトビームを配置
する構成も考えられるが、これではドアDの重量増大の
ためにドアヒンジ部の補強が必要になり、総じて車両重
量が増大する。この点、本実施例の構造によれば、イン
パクトビームの高剛性化による安全対策よりも軽量で安
全性を高めることができる。しかも、インパクトビーム
と本実施例の構造とを併用することができ、この場合に
は更に安全性が高まる。更には、ドアDとシートとの間
に隙間ができないから、ドアDとシートとを意匠的に一
体化することができ、デザインの自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる車両のシート構造の展開斜視図
【図2】実施例のシート構造の説明図であって、ドアを
閉鎖した状態における斜視図
【図3】図2におけるA−A線矢視断面図
【図4】図2におけるB−B線矢視断面図
【図5】図2におけるC−C線矢視断面図
【図6】実施例のフレーム構造を示す斜視図
【図7】従来のシート構造の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1…シート本体 2…シートサイド 3…フロアパネル 16…ドアトリム D…ドア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内にドアの側方に位置して配置され
    るシートの構造であって、前記シートは車体のフロアパ
    ネルに固定されるシート本体と、前記ドアに固定されて
    ドアの閉鎖時に上記シート本体と一体化するシートサイ
    ドとからなり、 前記シート本体は、シートフレームにシートクッション
    を取り付けると共にそのシートフレームにこれを補強す
    る補強フレームを設けてなり、前記シートサイド内には
    補強用のサイドフレームが前記ドアの閉鎖時に前記補強
    フレームの側方に対応するように設けられてい ることを
    特徴とする車両のシート構造。
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