JPH0563962U - 車両のシート構造 - Google Patents

車両のシート構造

Info

Publication number
JPH0563962U
JPH0563962U JP1301092U JP1301092U JPH0563962U JP H0563962 U JPH0563962 U JP H0563962U JP 1301092 U JP1301092 U JP 1301092U JP 1301092 U JP1301092 U JP 1301092U JP H0563962 U JPH0563962 U JP H0563962U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
door
vehicle
fixed
seat side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1301092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2579428Y2 (ja
Inventor
良幸 因田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP1992013010U priority Critical patent/JP2579428Y2/ja
Publication of JPH0563962U publication Critical patent/JPH0563962U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579428Y2 publication Critical patent/JP2579428Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の側方からの衝突に対する安全性を高
め、しかも車内への乗降性を損なうことがないようにす
る。 【構成】 シートは、車体のフロアパネルに固定したシ
ート本体1と、ドアに固定されてドアの閉鎖時にシート
本体と一体化するシートサイド2とからなる。ドアを開
放すると、シート本体1からシートサイド2が離れるた
め、ボリュームがあるシートサイド2に妨げられること
なく乗降でき、ドアを閉鎖すると、シートサイドがシー
ト本体と一体化し、乗員の側部を保護する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車室内にドアの側方に位置して配置されるシートの構造に 関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、自動車においては、乗員の安全性が重要視されており、種々の安全対 策が設けられている。例えば、車両側面方向からの衝突に対する安全対策の一つ としては、いわゆるバケットタイプのシートを用いる方法がある。このシートは 、図7に示すように、座部91から背部92に亘って、衝撃吸収部材としての比 較的大きなシートサイド93を設けたものである。万一、車両側面方向からの衝 突が起こった場合であっても、乗員の腰部は、このシートサイド93によって保 護される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両のシート構造においては、シートサイドのボリュー ムのため、乗降の際にシートサイドが邪魔になるという欠点がある。
【0004】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、車両側面方向からの衝突に対する安全 性と乗降性とを兼ね備えた、車両のシート構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のシート構造は、車体のフロアパネルに固定されるシート本体と、ドア に固定されてドアの閉鎖時に上記シート本体と一体化するシートサイドとから構 成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
シートサイドがドアに固定されているから、車内への乗り込みのためにドアを 開放すると、シートサイドがシート本体から離れ、シートサイドに妨げられるこ となく車内に乗り込むことができる。乗り込み後、シートサイドがシート本体に 一体化し、乗員の側部はシートサイドによって、保護された状態になる。従って 、万一、車両側面方向から衝突があっても、シートサイドによって衝撃が吸収さ れて、乗員に過大な衝撃が加わることがなくなる。
【0007】 一方、降車のためにドアを開放すると、シートサイドが再びシート本体から離 れ、シートサイドに妨げられることなく降車できる。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、車両側面方向からの衝突に対する安全性と乗降性とを兼ね備 えた、車両のシート構造を提供することができる。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例にかかる車両のシート構造につき、図1〜図6を用いて説明す る。
【0010】 本例においては、図1及び図2に示すように、シートは車体のフロアパネル3 (図3参照)に固定されるシート本体1と、ドアDのインナーパネル4に固定さ れてドアDの閉鎖時にシート本体1と一体化するシートサイド2とからなる。
【0011】 以下、詳述する。 シート本体1は、座部11と、背部12と、座部11から背部12に亘って助 手席側に設けた左シートサイド13とからなる。シート本体1の内部には、図6 に示すように、シートクッションを固定するためのシートフレーム10の他、こ れを補強するための補強フレーム14が設けられている。補強フレーム14は鋼 パイプを略コ字状に屈曲して形成してあり、コ字形の開放端がドアD側に向かう ように組み付けてある。シートフレームは固定金具15を介して車体のフロアパ ネル3に固定される。
【0012】 一方、ドアDのインナーパネル4には、プラスチック製のドアトリム16を固 定してあり、このドアトリム16の下部には車内側に大きく膨出するシートサイ ド基部17がシート本体1に沿う形状で一体に形成されている。シートサイド基 部17の上にはクッション体18が固定されており、両者によって前記シートサ イド2が構成されている。このシートサイド2は、シート本体1の座部11及び 背部12よりも盛り上がった形状であって、シート本体1と一体化することによ り、バケットタイプのシートが構成されるようになっている。
【0013】 また、シートサイド基部17内には鋼パイプを略コ字形に屈曲形成したサイド フレーム19が組み込まれており、そのコ字形の開放端がシート本体1側に向か い、反対側がインナーパネル4に接している。ドアDを閉鎖した状態では、図3 に示すようにサイドフレーム19端部がシート本体1の補強フレーム14の端部 に相対面する。
【0014】 本例のシート構造は、上記のように構成されているので、次の作用効果を呈す る。 即ち、ドアDを閉鎖したとき、図2に示すように、フロアパネルに固定したシ ート本体1と、ドアDに固定したシートサイド2とが一体化する。また、図3〜 図6に示すように、シート本体1に内蔵したシートフレーム10の端面と、ドア トリム16のシートサイド基部17に内蔵したサイドフレーム19の端面とが、 相対面する。ドアD閉鎖時には、乗員のドアD側の側部は、シートサイド2によ って保護された状態にある。
【0015】 この状態において、万一、車両側面方向から衝突があった時には、まずドアD が変形する。ドアDで吸収できなかった衝撃力は、サイドフレーム19に伝達さ れる。このサイドフレーム19の端面は、シートフレーム10の端面と相対面し ているため、衝撃力は更にサイドフレーム19から補強フレーム14へと伝達さ れて受け止められ、ドアDの過剰な変形が阻止され、衝突によって変形したとし ても、シートサイド2のクッション体18によって緩衝されるから、乗員に過剰 な衝撃が加わることを防止できる。
【0016】 一方、ドアDを開放したときには、シート本体1とシートサイド2とが離れる 。そのため、シートサイド2が緩衝機能を高めるために崇高に形成されていても 、乗員の乗降の妨げにはならない。
【0017】 このように、本例によれば、車両側面方向からの衝突に対する安全性と乗降性 とを両立させることができる。
【0018】 また、側面からの衝突に対する安全性を高めるにはドアD内により強固なイン パクトビームを配置する構成も考えられるが、これではドアDの重量増大のため にドアヒンジ部の補強が必要になり、総じて車両重量が増大する。この点、本実 施例の構造によれば、インパクトビームの高剛性化による安全対策よりも軽量で 安全性を高めることができる。しかも、インパクトビームと本実施例の構造とを 併用することができ、この場合には更に安全性が高まる。更には、ドアDとシー トとの間に隙間ができないから、ドアDとシートとを意匠的に一体化することが でき、デザインの自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる車両のシート構造の展開斜視図
【図2】実施例のシート構造の説明図であって、ドアを
閉鎖した状態における斜視図
【図3】図2におけるA−A線矢視断面図
【図4】図2におけるB−B線矢視断面図
【図5】図2におけるC−C線矢視断面図
【図6】実施例のフレーム構造を示す斜視図
【図7】従来のシート構造の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1…シート本体 2…シートサイド 3…フロアパネル 16…ドアトリム D…ドア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内にドアの側方に位置して配置され
    るシートの構造であって、前記シートは車体のフロアパ
    ネルに固定されるシート本体と、前記ドアに固定されて
    ドアの閉鎖時に上記シート本体と一体化するシートサイ
    ドとからなることを特徴とする車両のシート構造。
JP1992013010U 1992-02-05 1992-02-05 車両のシート構造 Expired - Fee Related JP2579428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013010U JP2579428Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両のシート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013010U JP2579428Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両のシート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0563962U true JPH0563962U (ja) 1993-08-24
JP2579428Y2 JP2579428Y2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=11821204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992013010U Expired - Fee Related JP2579428Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両のシート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579428Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11217034A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Mazda Motor Corp 車両用シート構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125821U (ja) * 1989-03-28 1990-10-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125821U (ja) * 1989-03-28 1990-10-17

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11217034A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Mazda Motor Corp 車両用シート構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2579428Y2 (ja) 1998-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3981826B2 (ja) 乗員保護装置
JP3653807B2 (ja) 自動車用サイドシル補強構造
JP3972937B2 (ja) 自動車の衝撃吸収パッド取付構造
JP4300937B2 (ja) 自動車の側突対応構造
KR100337830B1 (ko) 트렁크룸의 수화물침입 방지구조
JPH0319493Y2 (ja)
JPH0563962U (ja) 車両のシート構造
JPH09123940A (ja) 自動車の車体上部構造
JP3580526B2 (ja) 車両用シート
JPH10278845A (ja) キャブの衝突安全装置
JP3653844B2 (ja) 自動車の衝撃吸収パッド取付構造
JPS633328Y2 (ja)
JPH06171551A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0593999U (ja) 自動車用グローブボックス
JPH0872642A (ja) 車室内の衝撃エネルギ吸収構造
JP3457890B2 (ja) 車両用ドアの衝撃吸収構造
JPH1095231A (ja) 車体側部構造
JP3443261B2 (ja) 車両のシート取付部構造
JP2578435Y2 (ja) 車両用内装部品
JP3195127B2 (ja) 自動車の乗員保護装置
JP4228737B2 (ja) 車両用サイドドア
JPH0750254Y2 (ja) ドア・パネル構造
JPH0550889A (ja) 自動車のニープロテクター構造
JPH0826144A (ja) 自動車のリヤフロア部側面衝突対策構造
JP4000445B2 (ja) 車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371