JP3330703B2 - 自動車の側部車体構造 - Google Patents
自動車の側部車体構造Info
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- JP3330703B2 JP3330703B2 JP29855393A JP29855393A JP3330703B2 JP 3330703 B2 JP3330703 B2 JP 3330703B2 JP 29855393 A JP29855393 A JP 29855393A JP 29855393 A JP29855393 A JP 29855393A JP 3330703 B2 JP3330703 B2 JP 3330703B2
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- Japan
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- center pillar
- reinforcement panel
- section
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車の側部車体構
造に関するものである。
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近の自動車の車体構造では、特に側突
に対する強度向上を意図した技術の開発が種々なされて
いる。中でも、特にハッチバック車やスポーツカーなど
の２ドアタイプの自動車の場合、リアクオータウインド
部の前部に位置するセンターピラーが、ちょうどリアシ
ート部の側方に位置することになるので、該センターピ
ラー部の剛性が高いほどリアシート部の乗員に対する保
護性能が向上することになる。
に対する強度向上を意図した技術の開発が種々なされて
いる。中でも、特にハッチバック車やスポーツカーなど
の２ドアタイプの自動車の場合、リアクオータウインド
部の前部に位置するセンターピラーが、ちょうどリアシ
ート部の側方に位置することになるので、該センターピ
ラー部の剛性が高いほどリアシート部の乗員に対する保
護性能が向上することになる。
【０００３】その点を考慮した車体構造の一例として、
従来例えば実開平１−１０３４８３号公報に示されるも
のがある。該公報に示されるものは、例えば同２ドアタ
イプの自動車の車体において、車体前後方向に延びリア
側ホイールハウスとリアクオータウインド部前部のセン
ターピラーとに亘って前後両端を結合されているととも
にリアサイドアウタパネル(リアフェンダーパネル)の内
側に位置して配置されたハニカム構造のサイドビーム
と、このサイドビームの内側に結合され、かつ上記サイ
ドアウタパネルとサイドインナーパネルとの間に配置さ
れた中空閉断面形状のサイドパネルスペーサと、このサ
イドパネルスペーサの内側に車幅方向に延びて配置され
たリアラテラルビームとからリア側の側部車体を構成
し、該部分への側突エネルギーをサイドインナーパネル
側リアラテラルビームに対しサイドパネルスペーサを介
して連結支承された上記ハニカム構造のサイドビームに
よって受け止めるようにすることにより、車室側リアシ
ート部の乗員への影響を可及的に小さく抑制するように
している。
従来例えば実開平１−１０３４８３号公報に示されるも
のがある。該公報に示されるものは、例えば同２ドアタ
イプの自動車の車体において、車体前後方向に延びリア
側ホイールハウスとリアクオータウインド部前部のセン
ターピラーとに亘って前後両端を結合されているととも
にリアサイドアウタパネル(リアフェンダーパネル)の内
側に位置して配置されたハニカム構造のサイドビーム
と、このサイドビームの内側に結合され、かつ上記サイ
ドアウタパネルとサイドインナーパネルとの間に配置さ
れた中空閉断面形状のサイドパネルスペーサと、このサ
イドパネルスペーサの内側に車幅方向に延びて配置され
たリアラテラルビームとからリア側の側部車体を構成
し、該部分への側突エネルギーをサイドインナーパネル
側リアラテラルビームに対しサイドパネルスペーサを介
して連結支承された上記ハニカム構造のサイドビームに
よって受け止めるようにすることにより、車室側リアシ
ート部の乗員への影響を可及的に小さく抑制するように
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該構成では、
リア側車体側部(リアクオータ部)の剛性が向上するとし
ても、それはリアクオータウインド部のベルトラインよ
りも遥かに下部のヒップシート部付近の剛性が向上する
だけのものであり、センターピラー部全体の剛性アップ
には必ずしも有効に寄与してはいない問題がある。従っ
て、車両側突時のピラー剛性のアップ対策としては不十
分である。
リア側車体側部(リアクオータ部)の剛性が向上するとし
ても、それはリアクオータウインド部のベルトラインよ
りも遥かに下部のヒップシート部付近の剛性が向上する
だけのものであり、センターピラー部全体の剛性アップ
には必ずしも有効に寄与してはいない問題がある。従っ
て、車両側突時のピラー剛性のアップ対策としては不十
分である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記従来の
問題を解決することを目的としてなされたものであっ
て、次のように構成されている。
問題を解決することを目的としてなされたものであっ
て、次のように構成されている。
【０００６】この発明の自動車の側部車体構造は、２ド
アタイプの自動車の車体において、そのセンターピラー
部に、上部側ルーフ部と下部側サイドシル部とをインナ
パネルとともに該インナパネルの外側で上下方向に中空
閉断面を形成する状態で相互に連結するピラーレインフ
ォースメントパネルと、上記ピラーレインフォースメン
トパネルの外側に連結接合されたアウタパネルとを設
け、該ピラーレインフォースメントパネルをリアクオー
タウインド部のベルトライン付近で上下に分割するとと
もに、当該分割端部同士をベルトラインの上下に亘って
所定幅重合させた状態で且つ該重合部の表裏両面側各々
において上記インナパネルとアウタパネルとの間で中空
閉断面が形成されるように接合一体化して構成されてい
る。
アタイプの自動車の車体において、そのセンターピラー
部に、上部側ルーフ部と下部側サイドシル部とをインナ
パネルとともに該インナパネルの外側で上下方向に中空
閉断面を形成する状態で相互に連結するピラーレインフ
ォースメントパネルと、上記ピラーレインフォースメン
トパネルの外側に連結接合されたアウタパネルとを設
け、該ピラーレインフォースメントパネルをリアクオー
タウインド部のベルトライン付近で上下に分割するとと
もに、当該分割端部同士をベルトラインの上下に亘って
所定幅重合させた状態で且つ該重合部の表裏両面側各々
において上記インナパネルとアウタパネルとの間で中空
閉断面が形成されるように接合一体化して構成されてい
る。
【０００７】
【作用】本願発明の自動車の側部車体構造は、以上のよ
うに構成されている結果、当該構成に対応して次のよう
な作用を奏する。
うに構成されている結果、当該構成に対応して次のよう
な作用を奏する。
【０００８】すなわち、この発明の自動車の側部車体構
造では、上述のように、２ドアタイプの自動車の車体に
おいて、そのセンターピラー部に、上部側ルーフ部と下
部側サイドシル部とをインナパネルとともに該インナパ
ネルの外側で上下方向に中空閉断面を形成する状態で相
互に連結するピラーレインフォースメントパネルと、上
記ピラーレインフォースメントパネルの外側に連結接合
されたアウタパネルとを設け、該ピラーレインフォース
メントパネルをリアクオータウインド部のベルトライン
付近で上下に分割するとともに、当該分割端部同士をベ
ルトラインの上下に亘って所定幅重合させた状態で且つ
該重合部の表裏両面側各々において上記インナパネルと
アウタパネルとの間で中空閉断面が形成されるように接
合一体化している。
造では、上述のように、２ドアタイプの自動車の車体に
おいて、そのセンターピラー部に、上部側ルーフ部と下
部側サイドシル部とをインナパネルとともに該インナパ
ネルの外側で上下方向に中空閉断面を形成する状態で相
互に連結するピラーレインフォースメントパネルと、上
記ピラーレインフォースメントパネルの外側に連結接合
されたアウタパネルとを設け、該ピラーレインフォース
メントパネルをリアクオータウインド部のベルトライン
付近で上下に分割するとともに、当該分割端部同士をベ
ルトラインの上下に亘って所定幅重合させた状態で且つ
該重合部の表裏両面側各々において上記インナパネルと
アウタパネルとの間で中空閉断面が形成されるように接
合一体化している。
【０００９】したがって、該構成では、上部側ルーフ部
と下部側サイドシル部とに跨って剛性の高い中空閉断面
構造のピラーレインフォースメントパネルが配設される
ことになり、それ自体によってリアクオータウインド部
前部のセンターピラー部全体の剛性が相当に大きく向上
する一方、さらに上記ピラーレインフォースメントパネ
ルは上下２つのレインフォースメントパネル部材に分割
されていて、それらの分割端部同士を上記リアクオータ
ウインド部のベルトライン部の上下に亘って所定幅重合
補強するとともに該重合部で当該ベルトライン部と接合
しているので、その上下方向中間部自体の剛性並びに連
結部での支持剛性も大きく向上する。さらに、レインフ
ォースメントパネルとインナパネルとアウタパネルとに
より、レインフォースメントパネルの表裏両面側におい
てベルトラインの上下に亘って中空閉断面を形成するこ
とにより、センターピラー部の剛性が更に大きく向上す
る。
と下部側サイドシル部とに跨って剛性の高い中空閉断面
構造のピラーレインフォースメントパネルが配設される
ことになり、それ自体によってリアクオータウインド部
前部のセンターピラー部全体の剛性が相当に大きく向上
する一方、さらに上記ピラーレインフォースメントパネ
ルは上下２つのレインフォースメントパネル部材に分割
されていて、それらの分割端部同士を上記リアクオータ
ウインド部のベルトライン部の上下に亘って所定幅重合
補強するとともに該重合部で当該ベルトライン部と接合
しているので、その上下方向中間部自体の剛性並びに連
結部での支持剛性も大きく向上する。さらに、レインフ
ォースメントパネルとインナパネルとアウタパネルとに
より、レインフォースメントパネルの表裏両面側におい
てベルトラインの上下に亘って中空閉断面を形成するこ
とにより、センターピラー部の剛性が更に大きく向上す
る。
【００１０】その結果、センターピラー部の幅、大きさ
などを拡大させることなく、十分な対側突剛性の増大化
が可能となり、車室内から車室外への視認性を低下させ
ることもない。
などを拡大させることなく、十分な対側突剛性の増大化
が可能となり、車室内から車室外への視認性を低下させ
ることもない。
【００１１】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の自動車の側部車
体構造によると、リアクオータウインド部前部のセンタ
ーピラー部が車室側から外部への視認性を低下させるこ
となく、その全体の十分な対側突剛性の向上が可能とな
り、リアシート側乗員の乗車時の快適性(解放感)を失う
ことなく、側突時の安全性を確保することができるよう
になる。
体構造によると、リアクオータウインド部前部のセンタ
ーピラー部が車室側から外部への視認性を低下させるこ
となく、その全体の十分な対側突剛性の向上が可能とな
り、リアシート側乗員の乗車時の快適性(解放感)を失う
ことなく、側突時の安全性を確保することができるよう
になる。
【００１２】
【実施例】図１〜図８は、本願発明の実施例に係る２ド
アタイプの自動車Ａのリアクオータ部における側部車体
構造を示している。
アタイプの自動車Ａのリアクオータ部における側部車体
構造を示している。
【００１３】先ず図１および図２は、同側部車体構造の
全体的な構成を示し、図中符号１は車体上部に位置する
ルーフパネル、２は車体下部に位置して前後方向に延び
るサイドシルインナパネル、２aは上記サイドシルイン
ナパネル２に対して中空閉断面を形成する状態で接合一
体化されたサイドシルレインフォースメントパネル、８
は上部側にリアクオータウインド部９の下縁部を形成す
るベルトライン６を有するとともに下部側にホイールハ
ウス７を有する特許請求の範囲でいうところのインナパ
ネルとしてのリアクオータパネル(リアフェンダー部イ
ンナー)、５はリアクオータウインド部９の前部に位置
して上下方向に延び、その前後両端部を上記インナパネ
ルとしてのリアクオータパネル８に接合されるセンター
ピラーレインフォースメントパネル、１０は上記リアク
オータウインド部９に設けられたウインドガラスであ
る。
全体的な構成を示し、図中符号１は車体上部に位置する
ルーフパネル、２は車体下部に位置して前後方向に延び
るサイドシルインナパネル、２aは上記サイドシルイン
ナパネル２に対して中空閉断面を形成する状態で接合一
体化されたサイドシルレインフォースメントパネル、８
は上部側にリアクオータウインド部９の下縁部を形成す
るベルトライン６を有するとともに下部側にホイールハ
ウス７を有する特許請求の範囲でいうところのインナパ
ネルとしてのリアクオータパネル(リアフェンダー部イ
ンナー)、５はリアクオータウインド部９の前部に位置
して上下方向に延び、その前後両端部を上記インナパネ
ルとしてのリアクオータパネル８に接合されるセンター
ピラーレインフォースメントパネル、１０は上記リアク
オータウインド部９に設けられたウインドガラスであ
る。
【００１４】上記センターピラーレインフォースメント
パネル５は、図８に示すように上端３a側Ｔ形部を上記
ルーフパネル１、リアクオータパネル８の前端部側上片
８aの上端部、リアフェンダアウタパネル１２の前端部
側上片１２aの上端部に各々接合された上部側第１部材
３と下端４a側Ｔ形部を上記サイドシルレインフォース
メントパネル２aの外側面に対して連結された下部側第
２部材４との２つのレインフォースメントパネル部材に
分割され、それら第１、第２部材３,４の下部側および
上部側分割端部３b,４b同士を上記リアクオータパネル
８のリアクオータウインド部９下縁側ベルトライン６の
前端部６a付近で上下方向に所定幅重合させ、例えばス
ポット溶接によって一体的に接合されている。また、上
記リアクオータパネル８の前端部側下片８bは上記サイ
ドシルインナパネル２とサイドシルレインフォースメン
トパネル２aとの間に接合連結され、さらに上記リアフ
ェンダアウタパネル１２の前端部下片１２bは上記セン
ターピラーレインフォースメントパネル５の下部側第２
部材４の下端４aを介してサイドシルレインフォースメ
ントパネル２aに接合連結されている。これらの結果、
該重合溶接状態において、上記センターピラーレインフ
ォースメントパネル５の上記第１、第２部材３,４の表
裏両面側には図３〜図５および図８に示すように上記リ
アクオータパネル８の前端部側上片８aおよび下片８b、
並びにリアフェンダアウタパネル１２の前端部側上片１
２aおよび下片１２bが各々上下方向に延びる中空閉断面
を形成する状態で接合一体化された状態となる。そし
て、さらに上記リアクオータパネル８の裏面(車室面)側
ベルトライン６下部には図５に示すようにトリム部材１
１が設けられている。
パネル５は、図８に示すように上端３a側Ｔ形部を上記
ルーフパネル１、リアクオータパネル８の前端部側上片
８aの上端部、リアフェンダアウタパネル１２の前端部
側上片１２aの上端部に各々接合された上部側第１部材
３と下端４a側Ｔ形部を上記サイドシルレインフォース
メントパネル２aの外側面に対して連結された下部側第
２部材４との２つのレインフォースメントパネル部材に
分割され、それら第１、第２部材３,４の下部側および
上部側分割端部３b,４b同士を上記リアクオータパネル
８のリアクオータウインド部９下縁側ベルトライン６の
前端部６a付近で上下方向に所定幅重合させ、例えばス
ポット溶接によって一体的に接合されている。また、上
記リアクオータパネル８の前端部側下片８bは上記サイ
ドシルインナパネル２とサイドシルレインフォースメン
トパネル２aとの間に接合連結され、さらに上記リアフ
ェンダアウタパネル１２の前端部下片１２bは上記セン
ターピラーレインフォースメントパネル５の下部側第２
部材４の下端４aを介してサイドシルレインフォースメ
ントパネル２aに接合連結されている。これらの結果、
該重合溶接状態において、上記センターピラーレインフ
ォースメントパネル５の上記第１、第２部材３,４の表
裏両面側には図３〜図５および図８に示すように上記リ
アクオータパネル８の前端部側上片８aおよび下片８b、
並びにリアフェンダアウタパネル１２の前端部側上片１
２aおよび下片１２bが各々上下方向に延びる中空閉断面
を形成する状態で接合一体化された状態となる。そし
て、さらに上記リアクオータパネル８の裏面(車室面)側
ベルトライン６下部には図５に示すようにトリム部材１
１が設けられている。
【００１５】なお、図７および図８において、符号１５
はフロアパネルを示している。
はフロアパネルを示している。
【００１６】以上のように、この発明の実施例の自動車
の側部車体構造では、リアシート側方にセンターピラー
部が位置する２ドアタイプの自動車の車体において、そ
のセンターピラー部に上部側ルーフパネル１と下部側サ
イドシルレインフォースメントパネル(サイドシルイン
ナパネル２)２aとをリアクオータパネル８前端部および
リアフェンダアウタパネル１２前端部とともに上下方向
に中空閉断面を形成する状態で相互に連結するセンター
ピラーレインフォースメントパネル５を設け、該センタ
ーピラーレインフォースメントパネル５をリアクオータ
ウインド部９のベルトライン６付近で上下に分割すると
ともに当該分割端部３b,４b同士を上下方向に所定の幅
を有して重合させた状態で溶接接合して一体化してい
る。
の側部車体構造では、リアシート側方にセンターピラー
部が位置する２ドアタイプの自動車の車体において、そ
のセンターピラー部に上部側ルーフパネル１と下部側サ
イドシルレインフォースメントパネル(サイドシルイン
ナパネル２)２aとをリアクオータパネル８前端部および
リアフェンダアウタパネル１２前端部とともに上下方向
に中空閉断面を形成する状態で相互に連結するセンター
ピラーレインフォースメントパネル５を設け、該センタ
ーピラーレインフォースメントパネル５をリアクオータ
ウインド部９のベルトライン６付近で上下に分割すると
ともに当該分割端部３b,４b同士を上下方向に所定の幅
を有して重合させた状態で溶接接合して一体化してい
る。
【００１７】したがって、該構成では、上部側ルーフパ
ネル１と下部側サイドシルレインフォースメントパネル
(サイドシルインナパネル２)２aとに跨って剛性の高い
センターピラーレインフォースメントパネル５が配設さ
れることになり、それ自体によってリアクオータウイン
ド部９前端部のセンターピラー部全体の剛性が相当に大
きく向上する一方、さらに上記センターピラーレインフ
ォースメントパネル５は上下２つのレインフォースメン
トパネル部材３,４に分割されていて、それらの分割端
部３b,４b同士を上記リアクオータウインド部９のリア
クオータパネル８およびリアフェンダアウタパネル１２
によって形成されるベルトライン６部付近で上下方向に
所定幅重合させた上で接合することによって十分に補強
するとともに該重合部で当該ベルトライン６部とも４重
構造で接合しているので、その上下方向中間部自体の剛
性並びに連結部での支持剛性も大きく向上する。
ネル１と下部側サイドシルレインフォースメントパネル
(サイドシルインナパネル２)２aとに跨って剛性の高い
センターピラーレインフォースメントパネル５が配設さ
れることになり、それ自体によってリアクオータウイン
ド部９前端部のセンターピラー部全体の剛性が相当に大
きく向上する一方、さらに上記センターピラーレインフ
ォースメントパネル５は上下２つのレインフォースメン
トパネル部材３,４に分割されていて、それらの分割端
部３b,４b同士を上記リアクオータウインド部９のリア
クオータパネル８およびリアフェンダアウタパネル１２
によって形成されるベルトライン６部付近で上下方向に
所定幅重合させた上で接合することによって十分に補強
するとともに該重合部で当該ベルトライン６部とも４重
構造で接合しているので、その上下方向中間部自体の剛
性並びに連結部での支持剛性も大きく向上する。
【００１８】また、上記上下に分割されたセンターピラ
ーレインフォースメントパネル５の内、上部側第１のレ
インフォースメントパネル部材３は内側リアクオータパ
ネル８および外側リアフェンダアウタパネル１２の各延
設部上片８a,１２aとともに、また下部側第２のレイン
フォースメントパネル部材４は同リアクオータパネル８
およびリアフェンダーアウタパネル１２の各前端部下片
８b,１２bとともに各々表裏両面側で中空閉断面を形成
していることから、それら２つの中空閉断面構造によっ
て上述したセンターピラー部全体の剛性は更に大きく向
上するようになる。
ーレインフォースメントパネル５の内、上部側第１のレ
インフォースメントパネル部材３は内側リアクオータパ
ネル８および外側リアフェンダアウタパネル１２の各延
設部上片８a,１２aとともに、また下部側第２のレイン
フォースメントパネル部材４は同リアクオータパネル８
およびリアフェンダーアウタパネル１２の各前端部下片
８b,１２bとともに各々表裏両面側で中空閉断面を形成
していることから、それら２つの中空閉断面構造によっ
て上述したセンターピラー部全体の剛性は更に大きく向
上するようになる。
【００１９】これらの結果、センターピラー部の幅、大
きさなどを拡大させることなく、十分な対側突剛性(強
度)の増大強化が可能となり、車室内から車室外への視
認性を低下させることもない。
きさなどを拡大させることなく、十分な対側突剛性(強
度)の増大強化が可能となり、車室内から車室外への視
認性を低下させることもない。
【００２０】従って、本願発明実施例の自動車の側部車
体構造によると、リアクオータウインド部９前端部のセ
ンターピラー部について車室側から外部への視認性を低
下させることなく、その全体の十分な対側突剛性の向上
が可能となり、リアシート側乗員の乗車時の快適性(開
放感)を失うことなく、側突時の安全性をも十分に確保
することができるようになる。
体構造によると、リアクオータウインド部９前端部のセ
ンターピラー部について車室側から外部への視認性を低
下させることなく、その全体の十分な対側突剛性の向上
が可能となり、リアシート側乗員の乗車時の快適性(開
放感)を失うことなく、側突時の安全性をも十分に確保
することができるようになる。
【図１】図１は、本願発明の実施例に係る２ドアタイプ
の自動車の側部車体構造を示す側面図である。
の自動車の側部車体構造を示す側面図である。
【図２】図５は、同斜視図である。
【図３】図３は、図１のＡ−Ａ断面図である。
【図４】図４は、図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図５】図５は、図１のＣ−Ｃ断面図である。
【図６】図６は、図１のＤ−Ｄ断面図である。
【図７】図７は、図１のＥ−Ｅ断面図である。
【図８】図８は、図１のＦ−Ｆ断面部概略図である。
１はルーフパネル、２はサイドシルインナパネル、２a
はサイドシルレインフォースメントパネル、３はセンタ
ーピラーレインフォースメントパネル第１部材、４はセ
ンターピラーレインフォースメントパネル第２部材、５
はセンターピラーレインフォースメントパネル、６はベ
ルトライン、７はホイールハウス、８はリアクオータパ
ネル(リアフェンダー部インナー)、９はリアクオータウ
インド部、１２はリアフェンダーアウタパネルである。
はサイドシルレインフォースメントパネル、３はセンタ
ーピラーレインフォースメントパネル第１部材、４はセ
ンターピラーレインフォースメントパネル第２部材、５
はセンターピラーレインフォースメントパネル、６はベ
ルトライン、７はホイールハウス、８はリアクオータパ
ネル(リアフェンダー部インナー)、９はリアクオータウ
インド部、１２はリアフェンダーアウタパネルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平４−133982（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−110582（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−16560（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−16559（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−103483（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 25/04
Claims (1)
- 【請求項１】 ２ドアタイプの自動車の車体において、 そのセンターピラー部に、上部側ルーフ部と下部側サイ
ドシル部とをインナパネルとともに該インナパネルの外
側で上下方向に中空閉断面を形成する状態で相互に連結
するピラーレインフォースメントパネルと、 上記ピラーレインフォースメントパネルの外側に連結接
合されたアウタパネルと を設け、 該ピラーレインフォースメントパネルをリアクオータウ
インド部のベルトライン付近で上下に分割するととも
に、当該分割端部同士をベルトラインの上下に亘って所
定幅重合させた状態で且つ該重合部の表裏両面側各々に
おいて上記インナパネルとアウタパネルとの間で中空閉
断面が形成されるように接合一体化したことを特徴とす
る自動車の側部車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29855393A JP3330703B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 自動車の側部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29855393A JP3330703B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 自動車の側部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07149258A JPH07149258A (ja) | 1995-06-13 |
| JP3330703B2 true JP3330703B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=17861231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29855393A Expired - Fee Related JP3330703B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 自動車の側部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3330703B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6450530B1 (en) | 2000-10-17 | 2002-09-17 | Ford Global Technologies, Inc. | Seating system with optimum visibilty |
| US6614344B1 (en) | 2000-10-17 | 2003-09-02 | Douglas H. Frasher | Optical sensor for an adjustable vehicle seating system |
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