JP3137881B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D21/00—Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
- B62D21/07—Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted wide-hipped frame type, i.e. a wide box-shaped mid portion with narrower sections extending from said mid portion in both fore and aft directions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/02—Side panels
- B62D25/025—Side sills thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/20—Floors or bottom sub-units
- B62D25/2009—Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits
- B62D25/2018—Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits the subunits being front structures
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62D25/2036—Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits the subunits being side panels, sills or pillars
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】図８（ａ）及び（ｂ）は従来の自動車の
車体構造の説明図であり、（ａ）は車体前部の平面図、
（ｂ）は車体前部の斜視図であり下方視の構成を示す。
一般に、自動車の車体１００は車幅中心から側方へ２つ
のフロアフレーム１０１，１０２、及びサイドシル１０
３の順に並設し、上記２つのフロアフレーム１０１，１
０２の前部及びサイドシル１０３の前部からサイドアウ
トリガー１０４を介してフロントサイドフレーム１０５
の後部に連結し、このフロントサイドフレーム１０５の
前端にバンパビーム１０６を取付けた構成である。更
に、車体１００は（ｂ）に示すように、左右のサイドシ
ル１０３，１０３間にフロアパネル１０７を張り、この
フロアパネル１０７をフロアフレーム１０１，１０２で
補強したものである。なお、１０８はフロアパネル１０
７の車幅中心に形成されたフロアトンネルフレームであ
る。
車体構造の説明図であり、（ａ）は車体前部の平面図、
（ｂ）は車体前部の斜視図であり下方視の構成を示す。
一般に、自動車の車体１００は車幅中心から側方へ２つ
のフロアフレーム１０１，１０２、及びサイドシル１０
３の順に並設し、上記２つのフロアフレーム１０１，１
０２の前部及びサイドシル１０３の前部からサイドアウ
トリガー１０４を介してフロントサイドフレーム１０５
の後部に連結し、このフロントサイドフレーム１０５の
前端にバンパビーム１０６を取付けた構成である。更
に、車体１００は（ｂ）に示すように、左右のサイドシ
ル１０３，１０３間にフロアパネル１０７を張り、この
フロアパネル１０７をフロアフレーム１０１，１０２で
補強したものである。なお、１０８はフロアパネル１０
７の車幅中心に形成されたフロアトンネルフレームであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】バンパビーム１０６に
作用した衝突エネルギーは、フロントサイドフレーム１
０５が塑性変形することにより所定量吸収され、残りが
車体前部（フロアフレーム１０１，１０２、及びサイド
シル１０３等）で吸収される。このため、車体前部は一
定の剛性を維持しつつ衝突エネルギーを効率良く吸収で
きることが要求される。
作用した衝突エネルギーは、フロントサイドフレーム１
０５が塑性変形することにより所定量吸収され、残りが
車体前部（フロアフレーム１０１，１０２、及びサイド
シル１０３等）で吸収される。このため、車体前部は一
定の剛性を維持しつつ衝突エネルギーを効率良く吸収で
きることが要求される。
【０００４】本発明の目的は、車体前部が一定の剛性を
維持しつつ衝突エネルギーを効率良く吸収できることに
ある。
維持しつつ衝突エネルギーを効率良く吸収できることに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の発明は、車幅中心から側方へフロアフ
レーム、補助フレーム及びサイドシルの順に並設し、上
記フロアフレームの前部及びサイドシルの前部から略Ｙ
字形状のサイドアウトリガーを介してフロントサイドフ
レームの後部に連結した自動車の車体構造であって、上
記補助フレームの前端を上記サイドアウトリガーから所
定距離後退させたことを特徴とする。このため、補助フ
レームの前端を境にして、車体前部の剛性が後部よりも
小さく設定される。従って、フロントサイドフレームに
作用した衝突エネルギーは、サイドアウトリガーを介し
てフロアフレーム及びサイドシルに作用し、フロアフレ
ーム及びサイドシルが変形することで効率良く吸収でき
る。そして、サイドアウトリガーが所定距離後退した際
にサイドアウトリガーが補助フレームの前端に当たるの
で、車体前部は一定の剛性を維持される。
に請求項１記載の発明は、車幅中心から側方へフロアフ
レーム、補助フレーム及びサイドシルの順に並設し、上
記フロアフレームの前部及びサイドシルの前部から略Ｙ
字形状のサイドアウトリガーを介してフロントサイドフ
レームの後部に連結した自動車の車体構造であって、上
記補助フレームの前端を上記サイドアウトリガーから所
定距離後退させたことを特徴とする。このため、補助フ
レームの前端を境にして、車体前部の剛性が後部よりも
小さく設定される。従って、フロントサイドフレームに
作用した衝突エネルギーは、サイドアウトリガーを介し
てフロアフレーム及びサイドシルに作用し、フロアフレ
ーム及びサイドシルが変形することで効率良く吸収でき
る。そして、サイドアウトリガーが所定距離後退した際
にサイドアウトリガーが補助フレームの前端に当たるの
で、車体前部は一定の剛性を維持される。
【０００６】請求項２記載の発明は、上記サイドシルを
箱状体で構成し、この箱状体の内部にサイドシルを補強
するための補強部材を通し、この補強部材の前端を上記
補助フレームの前端と概ね一致させたことを特徴とす
る。このため、補助フレームの前端を境にして、後部の
剛性を一層大きく設定できる。
箱状体で構成し、この箱状体の内部にサイドシルを補強
するための補強部材を通し、この補強部材の前端を上記
補助フレームの前端と概ね一致させたことを特徴とす
る。このため、補助フレームの前端を境にして、後部の
剛性を一層大きく設定できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図面に基づ
いて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、
「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、
Ｆｒは前側、Ｒｒは後側、Ｌは左側、Ｒは右側を示す。
また、図面は符号の向きに見るものとする。先ず、第１
実施例を図１〜図４に基づき説明する。図１は本発明に
係る自動車の車体構造（第１実施例）の平面図であり、
フロアパネルを外した状態を示す。但し、便宜的にフロ
アパネルのうち、フロアトンネルフレームだけを示す。
いて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、
「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、
Ｆｒは前側、Ｒｒは後側、Ｌは左側、Ｒは右側を示す。
また、図面は符号の向きに見るものとする。先ず、第１
実施例を図１〜図４に基づき説明する。図１は本発明に
係る自動車の車体構造（第１実施例）の平面図であり、
フロアパネルを外した状態を示す。但し、便宜的にフロ
アパネルのうち、フロアトンネルフレームだけを示す。
【０００８】車体１は前部両側に前後方向に延したフロ
ントサイドフレーム２，２と、このフロントサイドフレ
ーム２，２の後部に接合したサイドアウトリガー３，３
と、このサイドアウトリガー３，３の後部に接合したサ
イドシル４，４と、このサイドシル４，４の後部に接合
したサイドシルエクステンション５，５と、このサイド
シルエクステンション５，５の後部に連結部材６，６を
介して接合したリアサイドフレーム７，７を主要構成と
する。
ントサイドフレーム２，２と、このフロントサイドフレ
ーム２，２の後部に接合したサイドアウトリガー３，３
と、このサイドアウトリガー３，３の後部に接合したサ
イドシル４，４と、このサイドシル４，４の後部に接合
したサイドシルエクステンション５，５と、このサイド
シルエクステンション５，５の後部に連結部材６，６を
介して接合したリアサイドフレーム７，７を主要構成と
する。
【０００９】そして、車体１は車幅中心から側方へフロ
アフレーム１１ｂ，１１ｂ、補助フレーム１２，１２及
び上記サイドシル４，４の順に並設し、フロアフレーム
１１ｂ，１１ｂの前部及びサイドシル４，４の前部から
略Ｙ字形状の上記サイドアウトリガー３，３を介してフ
ロントサイドフレーム２，２の後部に連結し、更に、上
記補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａをサイ
ドアウトリガー３，３の後端部３ａ，３ａ（例えば、図
示しないダッシュボードの下部の位置に相当）から所定
距離Ｌ1後退させたたものである。なお、１４はフロン
トサイドフレーム２，２の前端に取付けられたバンパビ
ーム、１５はミドルクロスメンバ、１６はリアクロスメ
ンバである。また、フロアフレーム１１ｂ，１１ｂの後
部はミドルクロスメンバ１５に接合される。
アフレーム１１ｂ，１１ｂ、補助フレーム１２，１２及
び上記サイドシル４，４の順に並設し、フロアフレーム
１１ｂ，１１ｂの前部及びサイドシル４，４の前部から
略Ｙ字形状の上記サイドアウトリガー３，３を介してフ
ロントサイドフレーム２，２の後部に連結し、更に、上
記補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａをサイ
ドアウトリガー３，３の後端部３ａ，３ａ（例えば、図
示しないダッシュボードの下部の位置に相当）から所定
距離Ｌ1後退させたたものである。なお、１４はフロン
トサイドフレーム２，２の前端に取付けられたバンパビ
ーム、１５はミドルクロスメンバ、１６はリアクロスメ
ンバである。また、フロアフレーム１１ｂ，１１ｂの後
部はミドルクロスメンバ１５に接合される。
【００１０】図２は図１の２−２線拡大断面図であり、
車体１は左右のサイドシル４，４間にフロアパネル２１
を張り、このフロアパネル２１の車幅中心にフロアトン
ネルフレーム２２を一体に形成し、このフロアトンネル
フレーム２２の裏側をフロアセンターフレーム１１で補
強した構成である。サイドシル４は、サイドシルインナ
４ａとサイドシルアウタ４ｂとからなる箱状体である。
フロアセンターフレーム１１は、フロアトンネルフレー
ム２２の裏側に沿って延びる下向きチャンネル状断面の
センターフレーム１１ａと、このセンターフレーム１１
ａの左右両端に連なる上向きチャンネル状断面のフロア
フレーム１１ｂ，１１ｂとを一体に形成したものであ
り、全体の断面形状が概ねハット状を呈する。左右のフ
ロアフレーム１１ｂ，１１ｂは、フロアパネル２１の下
面を補強するものである。
車体１は左右のサイドシル４，４間にフロアパネル２１
を張り、このフロアパネル２１の車幅中心にフロアトン
ネルフレーム２２を一体に形成し、このフロアトンネル
フレーム２２の裏側をフロアセンターフレーム１１で補
強した構成である。サイドシル４は、サイドシルインナ
４ａとサイドシルアウタ４ｂとからなる箱状体である。
フロアセンターフレーム１１は、フロアトンネルフレー
ム２２の裏側に沿って延びる下向きチャンネル状断面の
センターフレーム１１ａと、このセンターフレーム１１
ａの左右両端に連なる上向きチャンネル状断面のフロア
フレーム１１ｂ，１１ｂとを一体に形成したものであ
り、全体の断面形状が概ねハット状を呈する。左右のフ
ロアフレーム１１ｂ，１１ｂは、フロアパネル２１の下
面を補強するものである。
【００１１】図３は図１の３−３線拡大断面図であり、
フロアパネル２１は、このフロアパネル２１を補強する
ために、下面に上向きチャンネル状断面のフロアフレー
ム１１ｂ，１１ｂ、及び、上向きハット状断面の補助フ
レーム１２，１２を備えた。サイドシル４，４の内部に
は、このサイドシル４，４を補強するための補強部材２
４を通してある。すなわち、略Ｌ字状断面の補強部材２
４は、箱状体の上部コーナのうち、車幅中心寄りのコー
ナに接合したものである。
フロアパネル２１は、このフロアパネル２１を補強する
ために、下面に上向きチャンネル状断面のフロアフレー
ム１１ｂ，１１ｂ、及び、上向きハット状断面の補助フ
レーム１２，１２を備えた。サイドシル４，４の内部に
は、このサイドシル４，４を補強するための補強部材２
４を通してある。すなわち、略Ｌ字状断面の補強部材２
４は、箱状体の上部コーナのうち、車幅中心寄りのコー
ナに接合したものである。
【００１２】再び図１に戻って説明すると、この図では
便宜的にフロアパネル２１を省略して、フロアトンネル
フレーム２２だけを示す。フロアトンネルフレーム２２
と左右のサイドシル４，４間には、フロアパネル２１
（図２参照）の上面を補強するためにフロアクロスフレ
ーム２７，２７を掛け渡してある。一方、上記補助フレ
ーム１２，１２の後端は、車体１の前後方向略中央に配
置されたフロアクロスフレーム２７，２７の位置まで延
びている。上記補強部材２４は、それの前端が補助フレ
ーム１２の前端１２ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ
2延びることで、後端が図示しないセンタピラーの近傍
にある。
便宜的にフロアパネル２１を省略して、フロアトンネル
フレーム２２だけを示す。フロアトンネルフレーム２２
と左右のサイドシル４，４間には、フロアパネル２１
（図２参照）の上面を補強するためにフロアクロスフレ
ーム２７，２７を掛け渡してある。一方、上記補助フレ
ーム１２，１２の後端は、車体１の前後方向略中央に配
置されたフロアクロスフレーム２７，２７の位置まで延
びている。上記補強部材２４は、それの前端が補助フレ
ーム１２の前端１２ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ
2延びることで、後端が図示しないセンタピラーの近傍
にある。
【００１３】図４は本発明に係る自動車の車体構造（第
１実施例）の前部の斜視図であり、下方視の構成を示
す。補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａは閉
塞端であり、サイドアウトリガー３，３から分離し且つ
所定距離後退させた構成である。なお、前端１２ａ，１
２ａは閉塞端面を斜面にすれば加工性が良い。
１実施例）の前部の斜視図であり、下方視の構成を示
す。補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａは閉
塞端であり、サイドアウトリガー３，３から分離し且つ
所定距離後退させた構成である。なお、前端１２ａ，１
２ａは閉塞端面を斜面にすれば加工性が良い。
【００１４】次に、上記構成の自動車の車体構造の作用
を図１に基づき説明する。補助フレーム１２，１２の前
端１２ａ，１２ａをサイドアウトリガー３，３から所定
距離Ｌ1後退したことにより、車体１の剛性は前端１２
ａ，１２ａを境にして、前部が後部よりも小さい。バン
パビーム１４に作用した衝突エネルギーは、バンパビー
ム１４及びフロントサイドフレーム２，２が塑性変形す
ることにより所定量吸収される。そして、残りの衝突エ
ネルギーは、サイドアウトリガー３，３を介してサイド
シル４，４及びフロアフレーム１１ｂ，１１ｂに作用
し、サイドアウトリガー３，３、サイドシル４，４及び
フロアフレーム１１ｂ，１１ｂが塑性変形することで効
率良く吸収される。
を図１に基づき説明する。補助フレーム１２，１２の前
端１２ａ，１２ａをサイドアウトリガー３，３から所定
距離Ｌ1後退したことにより、車体１の剛性は前端１２
ａ，１２ａを境にして、前部が後部よりも小さい。バン
パビーム１４に作用した衝突エネルギーは、バンパビー
ム１４及びフロントサイドフレーム２，２が塑性変形す
ることにより所定量吸収される。そして、残りの衝突エ
ネルギーは、サイドアウトリガー３，３を介してサイド
シル４，４及びフロアフレーム１１ｂ，１１ｂに作用
し、サイドアウトリガー３，３、サイドシル４，４及び
フロアフレーム１１ｂ，１１ｂが塑性変形することで効
率良く吸収される。
【００１５】サイドアウトリガー３，３が所定距離Ｌ1
後退した場合には、サイドアウトリガー３，３の後端部
３ａ，３ａが補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１
２ａに当たるので、残りの衝突エネルギーはサイドアウ
トリガー３，３、サイドシル４，４、フロアフレーム１
１ｂ，１１ｂ及び補助フレーム１２，１２で受けること
になる。このため、衝突エネルギーは車体１の全体で効
率良く吸収される。
後退した場合には、サイドアウトリガー３，３の後端部
３ａ，３ａが補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１
２ａに当たるので、残りの衝突エネルギーはサイドアウ
トリガー３，３、サイドシル４，４、フロアフレーム１
１ｂ，１１ｂ及び補助フレーム１２，１２で受けること
になる。このため、衝突エネルギーは車体１の全体で効
率良く吸収される。
【００１６】また、補強部材２４，２４の前端は補助フ
レーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａと概ね一致して
おり、前端１２ａ，１２を境にして、車体１の後部の剛
性を一層大きくできる。
レーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａと概ね一致して
おり、前端１２ａ，１２を境にして、車体１の後部の剛
性を一層大きくできる。
【００１７】次に、第２実施例を図５〜図７に基づき説
明する。図５は本発明に係る自動車の車体構造（第２実
施例）の平面図、図６は図５の６−６線拡大断面図、図
７は図５の７−７線拡大断面図である。第２実施例は図
７に示すように、サイドシル４，４を更に補強するとと
もに、フロアフレーム１１ｂ，１１ｂを補強したことを
特徴とする。
明する。図５は本発明に係る自動車の車体構造（第２実
施例）の平面図、図６は図５の６−６線拡大断面図、図
７は図５の７−７線拡大断面図である。第２実施例は図
７に示すように、サイドシル４，４を更に補強するとと
もに、フロアフレーム１１ｂ，１１ｂを補強したことを
特徴とする。
【００１８】サイドシル４，４の内部には、このサイド
シル４，４を更に補強するための補強部材２５を通して
ある。すなわち、略Ｌ字状断面の補強部材２５は、箱状
体の上部コーナのうち、外寄りのコーナに接合したもの
である。フロアフレーム１１ｂ，１１ｂの内部には、こ
のフロアフレーム１１ｂ，１１ｂを補強するための補強
部材２６を通してある。すなわち、略上向きチャンネル
状断面の補強部材２６は、フロアフレーム１１ｂ，１１
ｂの内底面に接合したものである。
シル４，４を更に補強するための補強部材２５を通して
ある。すなわち、略Ｌ字状断面の補強部材２５は、箱状
体の上部コーナのうち、外寄りのコーナに接合したもの
である。フロアフレーム１１ｂ，１１ｂの内部には、こ
のフロアフレーム１１ｂ，１１ｂを補強するための補強
部材２６を通してある。すなわち、略上向きチャンネル
状断面の補強部材２６は、フロアフレーム１１ｂ，１１
ｂの内底面に接合したものである。
【００１９】図５に示すように補強部材２５は、上記補
強部材２４と同様に前端が補助フレーム１２の前端１２
ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ2延びている。ま
た、補強部材２６は、それの前端が補助フレーム１２の
前端１２ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ3（補助フ
レーム１２とほぼ同一長さ）延びている。このような構
成の第２実施例によれば、補強部材２５並びに補強部材
２６の前端は補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１
２ａと概ね一致しており、前端１２ａ，１２を境にし
て、車体１の後部の剛性をより一層大きくできる。
強部材２４と同様に前端が補助フレーム１２の前端１２
ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ2延びている。ま
た、補強部材２６は、それの前端が補助フレーム１２の
前端１２ａと概ね一致し、後方へ所定長さＬ3（補助フ
レーム１２とほぼ同一長さ）延びている。このような構
成の第２実施例によれば、補強部材２５並びに補強部材
２６の前端は補助フレーム１２，１２の前端１２ａ，１
２ａと概ね一致しており、前端１２ａ，１２を境にし
て、車体１の後部の剛性をより一層大きくできる。
【００２０】なお、上記実施例において、補助フレーム
１２，１２はそれの前端１２ａ，１２ａをサイドアウト
リガー３，３から所定距離Ｌ1後退させ、この構成によ
り、前端１２ａ，１２ａを境にして、車体１の前部の剛
性を後部よりも小さく設定したものであり、補助フレー
ム１２，１２の構造やその長さを問わない。例えば、補
助フレーム１２，１２は壁面にビードを形成して高剛性
にしたり、又は孔を明けて低剛性にすることもできる。
１２，１２はそれの前端１２ａ，１２ａをサイドアウト
リガー３，３から所定距離Ｌ1後退させ、この構成によ
り、前端１２ａ，１２ａを境にして、車体１の前部の剛
性を後部よりも小さく設定したものであり、補助フレー
ム１２，１２の構造やその長さを問わない。例えば、補
助フレーム１２，１２は壁面にビードを形成して高剛性
にしたり、又は孔を明けて低剛性にすることもできる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１記載の発明は、車幅中心から側方へフロ
アフレーム、補助フレーム及びサイドシルの順に並設
し、フロアフレームの前部及びサイドシルの前部から略
Ｙ字形状のサイドアウトリガーを介してフロントサイド
フレームの後部に連結した自動車の車体構造であって、
補助フレームの前端をサイドアウトリガーから所定距離
後退させたことにより、補助フレームの前端を境にし
て、車体前部の剛性が後部よりも小さく設定される。こ
のため、フロントサイドフレームに作用した衝突エネル
ギーは、サイドアウトリガーを介してフロアフレーム及
びサイドシルに作用し、フロアフレーム及びサイドシル
が変形することで効率良く吸収できる。そして、サイド
アウトリガーが所定距離後退した際にサイドアウトリガ
ーが補助フレームの前端に当たるので、車体前部は一定
の剛性を維持される。このように請求項１記載の発明
は、一定の剛性を維持しつつ衝突エネルギーを効率良く
吸収可能な自動車の車体構造を提供できる。
する。請求項１記載の発明は、車幅中心から側方へフロ
アフレーム、補助フレーム及びサイドシルの順に並設
し、フロアフレームの前部及びサイドシルの前部から略
Ｙ字形状のサイドアウトリガーを介してフロントサイド
フレームの後部に連結した自動車の車体構造であって、
補助フレームの前端をサイドアウトリガーから所定距離
後退させたことにより、補助フレームの前端を境にし
て、車体前部の剛性が後部よりも小さく設定される。こ
のため、フロントサイドフレームに作用した衝突エネル
ギーは、サイドアウトリガーを介してフロアフレーム及
びサイドシルに作用し、フロアフレーム及びサイドシル
が変形することで効率良く吸収できる。そして、サイド
アウトリガーが所定距離後退した際にサイドアウトリガ
ーが補助フレームの前端に当たるので、車体前部は一定
の剛性を維持される。このように請求項１記載の発明
は、一定の剛性を維持しつつ衝突エネルギーを効率良く
吸収可能な自動車の車体構造を提供できる。
【００２２】請求項２記載の発明は、サイドシルを箱状
体で構成し、この箱状体の内部にサイドシルを補強する
ための補強部材を通し、この補強部材の前端を補助フレ
ームの前端と概ね一致させたことにより、補助フレーム
の前端を境にして、後部の剛性を一層大きく設定でき
る。
体で構成し、この箱状体の内部にサイドシルを補強する
ための補強部材を通し、この補強部材の前端を補助フレ
ームの前端と概ね一致させたことにより、補助フレーム
の前端を境にして、後部の剛性を一層大きく設定でき
る。
【図１】本発明に係る自動車の車体構造（第１実施例）
の平面図
の平面図
【図２】図１の２−２線拡大断面図
【図３】図１の３−３線拡大断面図
【図４】本発明に係る自動車の車体構造（第１実施例）
の前部の斜視図
の前部の斜視図
【図５】本発明に係る自動車の車体構造（第２実施例）
の平面図
の平面図
【図６】図５の６−６線拡大断面図
【図７】図５の７−７線拡大断面図
【図８】従来の自動車の車体構造の説明図
１…車体、２…フロントサイドフレーム、３…サイドア
ウトリガー、４…サイドシル、１１ｂ…フロアフレー
ム、１２…補助フレーム、１２ａ…前端、２１…フロア
パネル、２２…フロアトンネルフレーム、２４，２５，
２６…補強部材。
ウトリガー、４…サイドシル、１１ｂ…フロアフレー
ム、１２…補助フレーム、１２ａ…前端、２１…フロア
パネル、２２…フロアトンネルフレーム、２４，２５，
２６…補強部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−269787（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−247174（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−47977（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−13868（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−139083（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−138779（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−51183（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−101076（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−117666（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−187778（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 25/20
Claims (2)
- 【請求項１】 車幅中心から側方へフロアフレーム、補
助フレーム及びサイドシルの順に並設し、上記フロアフ
レームの前部及びサイドシルの前部から略Ｙ字形状のサ
イドアウトリガーを介してフロントサイドフレームの後
部に連結した自動車の車体構造であって、上記補助フレ
ームの前端を上記サイドアウトリガーから所定距離後退
させたことを特徴とする自動車の車体構造。 - 【請求項２】 上記サイドシルを箱状体で構成し、この
箱状体の内部にサイドシルを補強するための補強部材を
通し、この補強部材の前端を上記補助フレームの前端と
概ね一致させたことを特徴とする請求項１記載の自動車
の車体構造。
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