JPH08175179A - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH08175179A
JPH08175179A JP6339236A JP33923694A JPH08175179A JP H08175179 A JPH08175179 A JP H08175179A JP 6339236 A JP6339236 A JP 6339236A JP 33923694 A JP33923694 A JP 33923694A JP H08175179 A JPH08175179 A JP H08175179A
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JP
Japan
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door
cushioning member
vehicle
cushioning
automobile
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JP6339236A
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Inventor
Shinji Kajimoto
進士 梶本
Yuko Hosokawa
祐子 細川
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】緩衝部材の非乗員当接部位に、側突荷重により
該緩衝部材を車室内側へ押出すための強化フレームを付
設することで、緩衝部材を予圧縮することなく車室内側
に良好に進入させて、充分な進入量を確保し、乗員保護
効果の向上を図る 【構成】ドアアウタパネル1とドアトリム4との間に、
側突時においてドアアウタパネル1がドアインナパネル
2に対して底付き変形する前に該ドアウアタパネル1で
押圧されて車室内側に進入し、乗員に当接する緩衝部材
15,16を備えた自動車のドア構造であって、上記緩
衝部材15,16の乗員当接位置以外の部位に強化フレ
ーム18が付設されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアアウタパネルと
ドアトリムとの間に、側突時においてドアアウタパネル
がドアインナパネルに対して底付き変形(ドアアウタパ
ネルとドアインナパネルとが最も近接する状態のこと)
する前に該ドアアウタパネルで押圧されて車室内側に進
入し、例えば乗員の胸部に当接する緩衝部材を備えたよ
うな自動車のドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の自動車のドア構造として
は、例えば、実開平3−34925号公報に記載の構造
がある。すなわち、図9に示すように、ドアアウタパネ
ル91と、適宜大きさの開口部としての穴92を有する
ドアインナパネル93との中間に配置された該パネル9
3より低剛性の中間パネル94と、この中間パネル94
と上述のドアインナパネル93とを連結し中間パネル9
4がドアアウタパネル91の変形により押圧される時、
上述のドアインナパネル93が変形する前に座屈するよ
うな強度に設定されたステー95と、上述のドアインナ
パネル93の穴92に臨設されて中間パネル94に取付
けられた緩衝部材96とを備え、車両の側突時において
ドアアウタパネル91が変形して、このドアアウタパネ
ル91が中パネル94に当接した時、上述のステー95
を座屈して、ドアアウタパネル91の進入荷重により上
述の中間パネル94を介して緩衝部材96を車室内側へ
進入させて、例えば乗員の胸部を保護すべく構成した自
動車のドア構造である。なお、図9において97はドア
トリム、98はサイドガラス、99はインパクトバーで
ある。
【0003】上述の緩衝部材96は金属または樹脂から
なるチャンネル状板材、樹脂発泡材あるいはダンパ機能
を有する構造体で構成されるが、この緩衝部材96が柔
らかすぎる場合には、上述の進入荷重の入力時にこの緩
衝部材96が予圧縮されるので、該緩衝部材96の充分
な車室内側への進入量が得られなくなるので、該緩衝部
材96の強度設定が複雑化する問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、緩衝部材の非乗員当接部位に、側突荷重に
より該緩衝部材を車室内側へ押出すための強化フレーム
を付設することで、緩衝部材を予圧縮することなく車室
内側に良好に進入させて、充分な進入量を確保し、乗員
保護効果の向上を図ることができる自動車のドア構造の
提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、車体前後方向に延設
された緩衝部材の車体前後両端面部に強化フレームを付
設することで、緩衝部材の進入効果および乗員保護効果
をより一層助長することができる自動車のドア構造の提
供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の緩衝部材をサ
イドガラス昇降軌跡を隔てた両側に設けることで、サイ
ドガラス昇降軌跡のレイアウト性を阻害することなく、
両側に位置する2つの緩衝部材の車室内側への進入動を
より一層充分かつ確実なものとすることができて、乗員
保護性能をさらに向上させることができる自動車のドア
構造の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、サイドガラス昇降軌
跡の車外側に位置する緩衝部材用の強化フレームを、前
端面部と後端面部とこれらを連結する側面部とで構成す
ることにより、平面視略コ字状の該強化フレームで緩衝
部材の予圧縮を確実に防止すると共に、進入荷重の入力
時に緩衝部材を充分かつ確実に車室内側に進入させるこ
とができる自動車のドア構造の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、緩衝部材の進入荷重
(詳しくは一次衝突荷重)によりドアトリムをドアイン
ナパネルから外すように構成することで、この緩衝部材
のより一層良好な進入動を確保して、乗員保護効果をよ
り一層助長することができる自動車のドア構造の提供目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、ドアアウタパネルとドアトリムとの間に、側
突時においてドアアウタパネルがドアインナパネルに対
して底付き変形する前に該ドアウアタパネルで押圧され
て車室内側に進入し、乗員に当接する緩衝部材を備えた
自動車のドア構造であって、上記緩衝部材の乗員当接位
置以外の部位に強化フレームが付設された自動車のドア
構造であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記緩衝部材は車体
前後方向に延設され、上記強化フレームも該緩衝部材の
車体前後両端面部にそれぞれ付設された自動車のドア構
造であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記緩衝部材はサイ
ドガラスの昇降軌跡を挟んで両側に配設された自動車の
ドア構造であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記昇降軌跡の車外
側に配設される緩衝部材の強化フレームは、該緩衝部材
の車体前後両端面部とこれらを連結する側面部とを備え
て平面視略コ字状に形成された自動車の車体構造である
ことを特徴とする。
【0013】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ドアトリムは上
記緩衝部材の車室内側への進入を許容すべく進入荷重に
よりドアインナパネルからの取付けが外れるように取付
解除許容部材を介して上記ドアインナパネルに取付けら
れた自動車のドア構造であることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車両の側突時においてドアアウタパネルがド
アインナパネルに対して底付き変形(ドアアウタパネル
とドアインナパネルとが最も近接する如き変形)する前
に、上述の緩衝部材はドアアウタパネルで押圧されて車
室内側に進入し、乗員の例えば胸部に当接して、該乗員
を保護する。
【0015】しかも、上述の緩衝部材における乗員当接
位置以外の部位(非乗員当接部位)には強化フレームを
付設したので、側突時にこの強化フレームにより衝突部
材の予圧縮を防止しつつ該緩衝部材を車室内側へ押し出
すので、緩衝部材の車室内側への充分な進入量が確保で
きて、乗員保護効果の向上を図ることができる効果があ
る。つまり、上述の緩衝部材は強化フレームの存在にお
いて潰れない状態(縮まない状態)で車室内側へ移動す
るので、乗員に当接した後のエネルギ吸収率が高くな
り、乗員保護性能を高めることができる。
【0016】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車体前後方向
に延設された緩衝部材に対してその車体前後両端面部に
強化フレームを付設したので、この強化フレームにより
緩衝部材の予圧縮を確実に防止しつつ、該緩衝部材を車
室内側へ良好に押出すので、緩衝部材の進入効果および
乗員保護効果をより一層助長することができる効果があ
る。
【0017】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の緩衝部
材をサイドガラスの昇降軌跡を挟む両側に配設したの
で、該緩衝部材によりサイドガラス昇降軌跡のレイアウ
ト性を何等阻害することなく、両側に位置する2つの緩
衝部材の車室内側への進入動をより一層充分かつ確実な
ものとすることができ、乗員保護性能をさらに向上させ
ることができる効果がある。
【0018】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、サイドガラス
昇降軌跡の車外側(アウタ側)に位置する緩衝部材用の
強化フレームは、前端面部と後端面部とこれらをアウタ
側にて連結する側面部とを備えているので、この平面視
略コ字状の強化フレームで緩衝部材の予圧縮を確実に防
止することができると共に、進入荷重の入力時に上述の
緩衝部材を充分かつ確実に車室内側に進入させることが
できる効果がある。
【0019】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の進入荷
重がドアトリムに付勢された時、このドアトリムは取付
解除許容部材を介してドアインナパネルからの取付けが
外れる。この結果、上述の緩衝部材のより一層良好な進
入動が得られ、乗員保護効果をより一層助長することが
できる効果がある。
【0020】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動車のドア構造を示し、図1、図2に
おいて、ドアアウタパネル1とドアインナパネル2とを
備えたドア3を設け、このドア3のドアインナパネル2
の車室側にはドアトリム4を配設している。
【0021】上述のドアトリム4は図3、図4に示す如
くチップなどからなる基材5、発泡層6、表皮7を有
し、これら三者5,6,7が一体化されたドアトリム4
は複数の取付解除許容部材としての樹脂クリップ8…を
介して上述のドアインナパネル2に対して取付けられて
いる。
【0022】すなわち、上述のドアトリム4の背面(ド
アインナパネル2側の面)に断面ハット状の金属製もし
くは樹脂製のブラケット9を取付け、このブラケット9
にその基部8aを固定した樹脂クリップ8のヘッド部8
bを、ドアインナパネル2のクリップ貫通孔(図示せ
ず)に貫通させた時、該ヘッド部8bの変位によりこの
ヘッド部8bでクリップ貫通孔の孔縁を係止して、ドア
トリム4をドアインナパネル2にワンタッチで取付ける
一方、車両の側突時における進入荷重の入力時に図3に
示す状態から図4に示すようにドアトリム4がドアイン
ナパネル2から外れるように構成している。
【0023】一方、図2に示すようにドアアウタパネル
1の内面には取付部材10に取付けられて車体前後方向
に延びるバリア侵入防止用の金属パイプ製のインパクト
バー11,11を取付けている。そして、このインパク
トバー11の下方真近位置で、かつ乗員の腰部と対向す
る部分には、サイドガラスの昇降軌跡αを挟んでその両
側に緩衝部材としての緩衝パッド12,13を対向配設
している。
【0024】ここで、2つの緩衝パッド12,13のう
ちの一方の緩衝パッド12はドアアウタパネル1の内面
に接着固定され、他方の緩衝パッド13はドアトリム4
の背面に接着固定されると共に、ドアインナパネル2に
形成された開口部14からドア3の内部空間内に臨設さ
れている。
【0025】一方、上述のインパクトバー11よりも上
方位置で、かつ乗員の胸部と対向する部分には、サイド
ガラスの昇降軌跡αを挟んで、その両側に緩衝部材とし
ての緩衝パッド15,16を対向配設している。ここ
で、2つの緩衝パッド15,16のうちの一方の緩衝パ
ッド15はドアアウタパネル1の内面側に固定され、他
方の緩衝パッド16はドアトリム4の背面に接着固定さ
れると共に、ドアインナパネル2に形成された開口部1
7からドア3の内部空間内に臨設されている。
【0026】また上述の2つの緩衝パッド15,16は
ドアアウタパネル1がドアインナパネル2に対して底付
き変形(図8の状態が底付き変形にほぼ相当)する前に
上述のドアアウタパネル1の押圧されて車室内側に進入
し、乗員の胸部に当接して該乗員を保護するための緩衝
手段であって、これらの各緩衝パッド16は例えばウレ
タン、発泡ウレタンもしくは発泡ポリプロピレン(所謂
発泡PP)などの材料を用いて構成される。
【0027】しかも、上述の2つの緩衝パッド15,1
6は共に車体前後方向に延設され、これら各緩衝パッド
15,16における乗員当接位置以外の部位(非乗員当
接部位)にはそれぞれ強化フレーム18,19が付設さ
れるが、その具体的構造は図5、図6に示す通りであ
る。すなわち、上述サイドガラス昇降軌跡αを隔てた車
外側(アウタ側)の緩衝パッド15に対して付設される
強化フレーム18は、図5に示すように該緩衝パッド1
5の車体前後方向のフロント側面に位置する前端面部1
8aと、リヤ側面に位置する後端面部18bと、これら
両端面部18a,18bをアウタ側にて連結する側面部
18bとを備えて、平面から見て略コ字状に形成され、
このコ字状の強化フレーム18で上述の緩衝パッド15
を抱込み状に保持している。
【0028】また上述のサイドガラス昇降軌跡αの隔て
た車内側(インナ側)の緩衝パッド16に対して付設さ
れる強化フレーム19は、図6に示すように該緩衝パッ
ド16の車体前後方向のフロント側面に位置する前端面
部19aと、リヤ側面に位置する後端面部19bとを備
えている。さらにアウタ側の強化フレーム18における
前端面部18aとインナ側の強化フレーム19における
前端面部19aとは車幅方向において対向配置され、同
様に、アウタ側の強化フレーム18における後端面部1
8bとインナ側の強化フレーム19における後端面部1
9bとは車幅方向において対向配置されている。
【0029】ここで、上述の各強化フレーム18,19
は鉄板、硬質樹脂などの硬質材料から構成されるが、こ
の実施例においては軽量化を図るために硬質樹脂を用い
ている。なお、図7に示すようにインナ側の強化フレー
ム19における前端面部19a、後端面部19bのドア
トリム4側の面を緩衝パッド16で覆う構成にしてもよ
い。また図2において20はウエザストリップ、21は
サイドシルアウタ22とサイドシルインナ23とを接合
して車体前後方向に延びる閉断面24を備えたサイドシ
ルである。
【0030】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。車両の側突時においてドア3
が図2に示す状態から図8に示す如くドアアウタパネル
1がドアインナパネル2に対して底付き変形(ドアアウ
タパネル1とドアインナパネル2とが最も近接する如き
変形)する前に、強化フレーム18の側面部18cがド
アアウタパネル1で押圧され、アウタ側の緩衝パッド1
5を平面略コ字状に保持する強化フレーム18の両端面
部18a,18bがインナ側の緩衝パッド16を保持す
る強化フレーム19の両端面部19a,19bに当接し
て、これら両緩衝パッド15,16を予圧縮させない状
態を保ちつつ、これら両緩衝パッド15,16を車室内
方側へ進入させ、この時の進入荷重によりドアトリム4
をドアインナパネル2から外し、このドアトリム4を介
して上述の緩衝パッド15,16(主としてインナ側の
緩衝パッド16)が乗員の胸部に当接して、該乗員を保
護する。
【0031】このように、上述の緩衝パッド15,16
における乗員当接位置以外の部位(非乗員当接部位)に
は強化フレーム18,19を付設したので、側突時にこ
の強化フレーム18,19により衝突パッド15,16
の予圧縮を防止しつつ該緩衝パッド15,16を車室内
側へ押し出すので、緩衝パッド15,16の車室内側へ
の充分な進入量が確保できて、乗員保護効果の向上を図
ることができる効果がある。
【0032】また、車体前後方向に延設されたインナ側
の緩衝パッド16に対してその車体前後両端面部に強化
フレーム19を付設したので、この強化フレーム19に
より緩衝パッド16の予圧縮を確実に防止しつつ、該緩
衝パッド16を車室内側へ良好に押出すので、緩衝パッ
ド16の進入効果および乗員保護効果をより一層助長す
ることができる効果がある。
【0033】さらに、上述の緩衝パッド15,16をサ
イドガラスの昇降軌跡αを挟む両側に配設したので、こ
れら各緩衝パッド15,16によりサイドガラス昇降軌
跡αのレイアウト性を何等阻害することなく、両側に位
置する2つの緩衝パッド15,16の車室内側への進入
動をより一層充分かつ確実なものとすることができ、乗
員保護性能をさらに向上させることができる効果があ
る。
【0034】加えて、サイドガラス昇降軌跡αの車外側
(アウタ側)に位置する緩衝パッド15用の強化フレー
ム18は、前端面部18aと後端面部18bとこれらを
アウタ側にて連結する側面部18cとを備えているの
で、この平面視略コ字状の強化フレーム18で緩衝パッ
ド15の予圧縮を確実に防止することができると共に、
進入荷重の入力時に上述の緩衝パッド15を充分かつ確
実に車室内側に進入させることができる効果がある。
【0035】また、上述の進入荷重がドアトリム4に付
勢された時、このドアトリム4は取付解除許容部材とし
ての樹脂クリップ8を介して図3の状態から図4に示す
如くドアインナパネル2からの取付けが外れる。この結
果、上述の緩衝パッド15,16のより一層良好な進入
動が得られ、乗員保護効果をより一層助長することがで
きる効果がある。
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の緩衝部材は、実施例の乗員の胸部
と対向して設けられた緩衝パッド15.16に対応し、
以下同様に、取付解除許容部材は、樹脂クリップ8に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0037】例えば、上記実施例においては緩衝パッド
および強化フレームの構造を乗員の胸部に対向するもの
を例示して説明したが、この構造は乗員の腰部に対向す
る緩衝パッドに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のドア構造を車室内から見た状
態を示す説明図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】ドアトリムのドアインナパネルに対する取付け
構造を示す部分拡大図。
【図4】進入荷重の入力時におけるドアトリムの離脱状
態を示す断面図。
【図5】アウタ側の緩衝パッドおよび強化フレームの斜
視図。
【図6】インナ側の緩衝パッドおよび強化フレームの斜
視図。
【図7】インナ側の緩衝パッドおよび強化フレームの他
の実施例を示す斜視図。
【図8】側突時におけるドアの底付き変形に略相当する
状態の断面図。
【図9】従来の自動車のドア構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…ドアアウタパネル 2…ドアインナパネル 3…ドア 4…ドアトリム 8…樹脂クリップ 15,16…緩衝パッド 18,19…強化フレーム 18a…前端面部 18b…後端面部 18c…側面部 α…サイドガラス昇降軌跡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアアウタパネルとドアトリムとの間に、
    側突時においてドアアウタパネルがドアインナパネルに
    対して底付き変形する前に該ドアウアタパネルで押圧さ
    れて車室内側に進入し、乗員に当接する緩衝部材を備え
    た自動車のドア構造であって、上記緩衝部材の乗員当接
    位置以外の部位に強化フレームが付設された自動車のド
    ア構造。
  2. 【請求項2】上記緩衝部材は車体前後方向に延設され、
    上記強化フレームは該緩衝部材の車体前後両端面部にそ
    れぞれ付設された請求項1記載の自動車のドア構造。
  3. 【請求項3】上記緩衝部材はサイドガラスの昇降軌跡を
    挟んで両側に配設された請求項1記載の自動車のドア構
    造。
  4. 【請求項4】上記昇降軌跡の車外側に配設される緩衝部
    材の強化フレームは、該緩衝部材の車体前後両端面部と
    これらを連結する側面部とを備えて平面視略コ字状に形
    成された請求項3記載の自動車の車体構造。
  5. 【請求項5】上記ドアトリムは上記緩衝部材の車室内側
    への進入を許容すべく進入荷重によりドアインナパネル
    からの取付けが外れるように取付解除許容部材を介して
    上記ドアインナパネルに取付けられた請求項1記載の自
    動車のドア構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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