JPH0430926Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430926Y2 JPH0430926Y2 JP1986027489U JP2748986U JPH0430926Y2 JP H0430926 Y2 JPH0430926 Y2 JP H0430926Y2 JP 1986027489 U JP1986027489 U JP 1986027489U JP 2748986 U JP2748986 U JP 2748986U JP H0430926 Y2 JPH0430926 Y2 JP H0430926Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- corner
- center
- corners
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は自動車用ヘツドレストに関し、更に詳
しくは、中央部に開口を有する穴開きヘツドレス
トに関する。
しくは、中央部に開口を有する穴開きヘツドレス
トに関する。
《従来の技術》
自動車のシートには、第５図に示すように、シ
ートバツクｃの頂部に乗員の頭部ｉ（図ではリヤ
シートｂのセンターシートｈ乗員のみを示す）を
サポートするヘツドレストｄ、ｇが設けられてい
る。ここで、近来、特にフロントシートａのヘツ
ドレストｄには、後頭部の当り具合と通気性を良
くし常時搭乗する運転者の疲労感をなくするた
め、中央部に開口ｅを設けた穴開きヘツドレスト
ｄが好んで用いられている。
ートバツクｃの頂部に乗員の頭部ｉ（図ではリヤ
シートｂのセンターシートｈ乗員のみを示す）を
サポートするヘツドレストｄ、ｇが設けられてい
る。ここで、近来、特にフロントシートａのヘツ
ドレストｄには、後頭部の当り具合と通気性を良
くし常時搭乗する運転者の疲労感をなくするた
め、中央部に開口ｅを設けた穴開きヘツドレスト
ｄが好んで用いられている。
《考案が解決しようとする問題点》
ところで、衝突などによる自動車の急停止時に
は、センターシートｈ乗員は前倒されてその頭部
ｉを傾倒され、二点鎖線で示すよう頭部ｊを前方
左右何れかの穴開きヘツドレストｄ、ｄの上部内
側隅部ｆ、ｆに強く圧接せしめたれる。このよう
な場合、従来の穴開きヘツドレストｄにおいては
下記のような問題点があつた。
は、センターシートｈ乗員は前倒されてその頭部
ｉを傾倒され、二点鎖線で示すよう頭部ｊを前方
左右何れかの穴開きヘツドレストｄ、ｄの上部内
側隅部ｆ、ｆに強く圧接せしめたれる。このよう
な場合、従来の穴開きヘツドレストｄにおいては
下記のような問題点があつた。
すなわち、従来のヘツドレストは第５図、第６
図に示すように、中央部開口２の外周面に沿つて
ほぼ同一間隔を隔てフレーム３が内装され、この
フレーム３と表皮４との間にパツド４がほぼ一様
の厚みに充填されている。したがつて、ヘツドレ
スト１の各隅部１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、の肉厚
Ta′、Tb′、Tc′、Td′はほぼ同一とされ、また表
側表皮４とフレーム３との間に形成される緩衝パ
ツドの肉厚Ta、Tb、Tc、Tdもまたほぼ同一と
されている。しかしながら、乗員頭部のサポート
用として設定されているこのような緩衝パツドの
肉厚Ｔで頭部の前記衝突圧接に対して充分な緩衝
能力を持たせるには、フレームの開口部を小さく
して衝撃パツドの肉厚Ｔを大きくして乗員の安全
を確保しなければならなかつたため、意匠的にも
開口部が大きくとれないなどの制限があつた。な
お、図中の符号６はヘツドレスト１をシートバツ
クｃに取付けるステーを示す。
図に示すように、中央部開口２の外周面に沿つて
ほぼ同一間隔を隔てフレーム３が内装され、この
フレーム３と表皮４との間にパツド４がほぼ一様
の厚みに充填されている。したがつて、ヘツドレ
スト１の各隅部１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、の肉厚
Ta′、Tb′、Tc′、Td′はほぼ同一とされ、また表
側表皮４とフレーム３との間に形成される緩衝パ
ツドの肉厚Ta、Tb、Tc、Tdもまたほぼ同一と
されている。しかしながら、乗員頭部のサポート
用として設定されているこのような緩衝パツドの
肉厚Ｔで頭部の前記衝突圧接に対して充分な緩衝
能力を持たせるには、フレームの開口部を小さく
して衝撃パツドの肉厚Ｔを大きくして乗員の安全
を確保しなければならなかつたため、意匠的にも
開口部が大きくとれないなどの制限があつた。な
お、図中の符号６はヘツドレスト１をシートバツ
クｃに取付けるステーを示す。
したがつて、本考案の目的は、充分な開口部を
得るとともに、後席乗員の頭部の前記衝突圧接に
対して充分な緩衝能力を有する穴開きヘツドレス
トを提供することにある。
得るとともに、後席乗員の頭部の前記衝突圧接に
対して充分な緩衝能力を有する穴開きヘツドレス
トを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》
この目的を達成するために、本考案のヘツドレ
ストは、中央に開口を有する穴開きヘツドレスト
であつて、ヘツドレストの４隅部に設けた緩衝パ
ツドの肉厚が、上部で且つ車体幅方向中央側隅部
において他の隅部より大きく設定されている。
ストは、中央に開口を有する穴開きヘツドレスト
であつて、ヘツドレストの４隅部に設けた緩衝パ
ツドの肉厚が、上部で且つ車体幅方向中央側隅部
において他の隅部より大きく設定されている。
《作用》
穴開きヘツドレストの緩衝パツド肉厚の厚い方
の上部隅部をリヤシートのセンター乗員の頭部に
対向させて、該ヘツドレストをフロントシートに
取付けることにより、前記乗員の頭部衝突圧接に
対して充分な緩衝能力が得られ、乗員の安全が確
保される。
の上部隅部をリヤシートのセンター乗員の頭部に
対向させて、該ヘツドレストをフロントシートに
取付けることにより、前記乗員の頭部衝突圧接に
対して充分な緩衝能力が得られ、乗員の安全が確
保される。
《実施例》
以下、本考案の実施例について添付図面を参照
して説明する。第１図〜第４図は、何れも本考案
によるヘツドレストの実施例である。図中、符号
は、前述の従来例と同一部位には同一符号を付
し、該部位の説明は省略する。
して説明する。第１図〜第４図は、何れも本考案
によるヘツドレストの実施例である。図中、符号
は、前述の従来例と同一部位には同一符号を付
し、該部位の説明は省略する。
第１図においては、フロントシートに取付けら
れる穴開きヘツドレスト１，１のリヤシートセン
ター乗員の頭部に対向する側の隅部１ａ，１ａ
（すなわち、車体幅方向上部中央側隅部であり、
以降対向隅部と称する）の肉厚Ta′は、この対向
隅部１ａ，１ａに対応する中央部開口２，２部分
の形状が偏平となされ、これに沿つてフレーム３
も同じく偏平となされており、他の隅部１ｂ，１
ｃ，１ｄの肉厚Tb′、Tc′、Td′（図中表示を省略
してある）より大きく形成されている。したがつ
て、対向隅部１ａの緩衝パツド肉厚Taも他の隅
部緩衝パツド肉厚Tb、Tc、Tdに比べ充分大き
な肉厚に設定されている。
れる穴開きヘツドレスト１，１のリヤシートセン
ター乗員の頭部に対向する側の隅部１ａ，１ａ
（すなわち、車体幅方向上部中央側隅部であり、
以降対向隅部と称する）の肉厚Ta′は、この対向
隅部１ａ，１ａに対応する中央部開口２，２部分
の形状が偏平となされ、これに沿つてフレーム３
も同じく偏平となされており、他の隅部１ｂ，１
ｃ，１ｄの肉厚Tb′、Tc′、Td′（図中表示を省略
してある）より大きく形成されている。したがつ
て、対向隅部１ａの緩衝パツド肉厚Taも他の隅
部緩衝パツド肉厚Tb、Tc、Tdに比べ充分大き
な肉厚に設定されている。
第２図においては対向隅部１ａに対応する中央
部開口２部分が下向きに傾斜され、これに沿つて
フレーム３も同じく傾斜されており、対向隅部１
ａおよび隅部１ｃの緩衝パツド肉厚Ta、Tcが充
分大きな肉厚に設定されている。
部開口２部分が下向きに傾斜され、これに沿つて
フレーム３も同じく傾斜されており、対向隅部１
ａおよび隅部１ｃの緩衝パツド肉厚Ta、Tcが充
分大きな肉厚に設定されている。
第３図においては、対向隅部１ａに対応する中
央部開口２の部分の形状が鋭角状とされ、これに
沿つてフレーム３も動じく鋭角状とされており、
対向隅部１ａおよび隅部１ｄの緩衝パツド肉厚
Ta、Tdが充分大きな肉厚に設定されている。
央部開口２の部分の形状が鋭角状とされ、これに
沿つてフレーム３も動じく鋭角状とされており、
対向隅部１ａおよび隅部１ｄの緩衝パツド肉厚
Ta、Tdが充分大きな肉厚に設定されている。
なお、中央部開口の形状は上述の実施例の形状
に限られることなく、他に適宜選定できることは
勿論である。
に限られることなく、他に適宜選定できることは
勿論である。
《考案の効果》
以上説明したように本考案の穴開きヘツドレス
トは、その緩衝パツドが、上部で且つ車体幅方向
中央側隅部において他の隅部より大きく設定され
ているため、車両衝突時などに発生するリヤシー
トセンター乗員の該ヘツドレストの衝突圧接に対
して充分な緩衝能力を具備することができ、した
がつて前記乗員の安全を確保することができる。
トは、その緩衝パツドが、上部で且つ車体幅方向
中央側隅部において他の隅部より大きく設定され
ているため、車両衝突時などに発生するリヤシー
トセンター乗員の該ヘツドレストの衝突圧接に対
して充分な緩衝能力を具備することができ、した
がつて前記乗員の安全を確保することができる。
また、本考案は、緩衝パツドが、上部で且つ車
体幅方向中央側隅部において他の隅部より大きく
設定されているため、ヘツドレストの中央開口部
が大きく設定でき、リヤシート乗員の前方視界を
大きくすることができ、しかも、フロントシート
乗員、特に運転者の後方視界に関係し、車両のパ
ツド走行時に後方視界が開け、安全運転に寄与す
ることができることとなります。
体幅方向中央側隅部において他の隅部より大きく
設定されているため、ヘツドレストの中央開口部
が大きく設定でき、リヤシート乗員の前方視界を
大きくすることができ、しかも、フロントシート
乗員、特に運転者の後方視界に関係し、車両のパ
ツド走行時に後方視界が開け、安全運転に寄与す
ることができることとなります。
第１図、第２図、第３図は何れも本考案による
ヘツドレストの実施例でフロントシート後方から
見た概略背面図、第４図は、自動車のフロントシ
ートおよびリヤシートにそれぞれヘツドレストが
取付けられた状態を示す概略斜視図、第５図はヘ
ツドレストの従来例でフロントシート後方から見
た概略背面図、第６図は第５図の−線に沿つ
た拡大断面図である。 １ｄ……穴開きヘツドレスト、１ａ……リヤシ
ートセンター乗員に対向する隅部（上部で且つ車
体幅方向中央側隅部）、１ｂ，１ｃ，１ｄ……他
の隅部、２……中央部開口、３……フレーム、
Ta……隅部１ａの緩衝パツド肉厚、Ta′……隅
部１ａのヘツドレスト肉厚。
ヘツドレストの実施例でフロントシート後方から
見た概略背面図、第４図は、自動車のフロントシ
ートおよびリヤシートにそれぞれヘツドレストが
取付けられた状態を示す概略斜視図、第５図はヘ
ツドレストの従来例でフロントシート後方から見
た概略背面図、第６図は第５図の−線に沿つ
た拡大断面図である。 １ｄ……穴開きヘツドレスト、１ａ……リヤシ
ートセンター乗員に対向する隅部（上部で且つ車
体幅方向中央側隅部）、１ｂ，１ｃ，１ｄ……他
の隅部、２……中央部開口、３……フレーム、
Ta……隅部１ａの緩衝パツド肉厚、Ta′……隅
部１ａのヘツドレスト肉厚。
Claims (1)
- 中央に開口を有する穴開きヘツドレストであつ
て、ヘツドレストの４隅部に設けた緩衝パツドの
肉厚が、上部で且つ車体幅方向中央側隅部におい
て他の隅部より大きく設定されたヘツドレスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027489U JPH0430926Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027489U JPH0430926Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62139356U JPS62139356U (ja) | 1987-09-02 |
| JPH0430926Y2 true JPH0430926Y2 (ja) | 1992-07-24 |
Family
ID=30829565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986027489U Expired JPH0430926Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0430926Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61119293A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | 日本発条株式会社 | シ−ト用ヘツドレストおよびその製造方法 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP1986027489U patent/JPH0430926Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61119293A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | 日本発条株式会社 | シ−ト用ヘツドレストおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62139356U (ja) | 1987-09-02 |
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