JP2595288Y2 - 自動車のシート構造 - Google Patents

自動車のシート構造

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JP2595288Y2
JP2595288Y2 JP1992038909U JP3890992U JP2595288Y2 JP 2595288 Y2 JP2595288 Y2 JP 2595288Y2 JP 1992038909 U JP1992038909 U JP 1992038909U JP 3890992 U JP3890992 U JP 3890992U JP 2595288 Y2 JP2595288 Y2 JP 2595288Y2
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seat structure
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正昭 山縣
力 松岡
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Namba Press Works Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Namba Press Works Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のシート構造に係
り、特にフロントシート背面側に位置する後部乗員の安
全確保を図ったシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のフロントシートの構
造は、例えば図3に示すごとく着座部として機能するシ
ートクッション部1と、脊もたれ部として機能するシー
トバック部2をリクライニング機構3を介して連結して
構成され、そして前記シートバック部2はパイプフレー
ム若しくはロールフレーム等のバックフレーム11内に
スプリングアッセンブリ(不図示)を配設した後、表面
を表皮材で被覆形成したバックパッド13を包被して形
成される。そして更に前記バックフレーム11の上面側
にはヘッドレスト5のステー15を挿入固定するため
に、金属筒からなるステーインサート部17が溶着され
ている。
【0003】しかしながら前記インサート部17に挿入
されるステー15は高さ調節が可能なように所定の長さ
を持って垂設されているために、インサート部17より
先端部がナイフエッジ状に切り欠かれている場合が多
く、而もインサート部17の挿入の容易化を図るため
に、該ステー15先端部が突起状に突設しており、一方
前記ステー15やインサート部17は後部座席に着座し
ている後部乗員と直接対面する事になる為に、急ブレー
キや前方の車両と衝突した場合に強い力で前記突設して
いるインサート部17やステー15に衝突し、膝部や胸
部損傷等の各種障害事故が発生する恐れがあった。
【0004】この為、従来装置においては、前記インサ
ート部17の後面側、言い換えれば後部乗員と対面する
側に前記フレームの両側間に平板状のパネル板19を架
設溶着して後部乗員が前記インサート部17と直接衝突
しないような防御機能をもたせていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記の様
なパネル板19はフレーム加工の後、溶着せねばなら
ず、而も溶着工程に加えてかす取り及び防錆処理工程も
必要とし、結果として製造工程が煩雑化しコストアップ
につながるのみならず、重量負担も増大する。
【0006】本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、製
造コストの煩雑化とコストアップ更には重量負担がその
他の不利益が生じる事なく、前記インサート部に対する
防御機能を持たせ得る自動車のフロントシート構造を提
供する事を目的とする
【0007】
【課題を解決する為の手段】本考案は、ヘッドレストの
ステーインサート部を上面側に固設したバックフレーム
に、バックパッドを包被してシートバックを形成し、前
記インサート部にヘッドレストステーが摺動自在に保持
されてなる自動車のシート構造において、前記インサー
ト部より下方に突設されたステー突端と対面するバック
パッドの所定部位に、少なくとも前記バックパッドを形
成する基層、中層若しくは上層のいずれのパッド材より
硬質な板状硬質部材を接着若しくは該バックパッドと一
体的に成形するとともに、ヘッドレストの可動により変
動する、ヘッドレストステーインサート部下端開口より
露出しているステー突設部の長さに対応する領域が、前
記板状硬質部材でほぼカバーされるように、該板状硬質
部材の幅域を設定した事を特徴とする。
【0008】さて、前記パッド材には一般ウレタンフォ
ームやラテックスフォームを用いるが、パッドの成形性
や型くずれ防止、更には人体との接触部分における感触
性の向上を図る為に、前記パッド材を単層で形成せず
に、基層、中層、更には上層の三層から形成する場合が
あり、この様な場合には前記基層、中層若しくは上層の
いずれのパッド材より硬質な材料で前記板状部材で形成
する必要がある。
【0009】又前記板状部材の材質は前記パット材より
硬質であれば特に限定されないが、好ましくは前記ステ
ーとの衝接にも破損されずに、且つある程度のシートの
変形に対応して変形も可能な可撓性を有する事が好まし
く、例えば金属メッシュやファイバメッシュ入り樹脂板
若しくはボード更には木製板を用いるのがよく、又最近
普及しているポリカーボネート板を用いてもよい。又硬
質ウレタン材を用いる事によりパッド材と同質材で形成
でき、一体成形する上で好ましい。更にアルミ板も軽量
で好ましいが、パッド材樹脂との間の接着性若しくは一
体成形する場合に剥離しやすく問題があるかも知れな
い。尚、鉄材は重量負担の面で好ましくない。
【0010】
【作用】前記平板状部材はパット側に一体成形若しくは
接着するものである為に、フレーム加工後の溶着工程を
完全に省略する事が出来、この結果製造工程の煩雑化と
製造コストの上昇が阻止され、コスト低減に大きく役立
つ。又本考案は前記板状体をバックパッド側に接着性若
しくは一体成形させる事はする該板状体を樹脂や木製板
等の軽量材で形成する事が可能であり、重量負担が大幅
に軽減する。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
(A)、(B)は本考案の実施例に係るバックシートを
示し、フレーム台20上に立設するバックフレーム11
内に不図示のスプリングアッセンブリを配設した後、表
面を表皮材で被覆形成したバックパッド13を包被して
形成され、そして前記バックフレーム11の上面側には
ヘッドレスト5のステー15を挿入固定するために、金
属筒からなるステーインサート部17が溶着されてい
る。そして本実施例においては特に前記インサート部1
7のほぼ中央位置より該インサート部17より下側に突
設するステー15突端をまでを背面側より隠蔽するごと
く方形の樹脂板21が、ウレタンフォームからなるバッ
クパッド13の内壁面側に接着させるか若しくは前記パ
ッド13と一体的に成形している。
【0012】そして更に本実施例は前記樹脂板21取付
け部の下方を方形に大きく開口23し、該開口下側角隅
部とバックパッド13角隅部間に切れ目25を入れ、該
バックパッド13を前記バックフレーム11周囲に包被
装着させる為の容易化を図っている。そして前記樹脂板
21は前記バックパッド13を形成する材料であるウレ
タンフォームより硬質であれば特に限定されないが、バ
ックパッド13と同質の材料である硬質ウレタン材を用
いれば一体成形も容易で且つ剥離も阻止でき、好まし
い。又例えば金属メッシュやファイバメッシュ入り樹脂
板やポリカーボネート板を用いてもよく、これらの材料
は前記ステー15と衝接しても破損が生じる事なく好ま
しい。
【0013】又前記樹脂板は図2(A)に示すようにス
テー15突端と対面するバックパッド13の内壁面側表
面に直接接着若しくは一体成形してもよく又(B)に示
すようにバックパッド13内にサンドイッチ状に内挿挟
持してもよい。そして図2(A)、(B)に示すように
前記ヘッドレスト5の可動により変動する、ヘッドレス
トステーインサート部17下端開口より露出しているス
テー突設部15aの長さに対応する領域Bが、前記板状
硬質部材21でほぼカバーされるように、該板状硬質部
材21の幅域Wを設定する。
【0014】
【効果】以上記載した如く本考案によれば、製造コスト
の煩雑化とコストアップ更には重量負担その他の不利益
が生じる事なく、前記インサート部に対する防御機能を
持たせ得る自動車のフロントシート構造を提供できる。
等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例に係るバックシートを示
し、(A)は背面図、(B)は背面側よりみた一部切欠
き斜視図である。
【図2】(A)及び(B)は樹脂板とパッド若しくはス
テーの配置関係を示す要部断面図である。
【図3】従来装置に係るフロントシート構造である。
【符号の説明】
11 バックフレーム 13 バックパッド 5 ヘッドレスト 15 ステー 17 ステーインサート部 21 硬質な板状部材
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−118450(JP,U) 実開 昭63−77549(JP,U) 実開 昭62−102447(JP,U) 実開 平2−120247(JP,U) 実開 平2−149545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストのステーインサート部を上
    面側に固設したバックフレームに、バックパッドを包被
    してシートバックを形成し、前記インサート部にヘッド
    レストステーが摺動自在に保持されてなる自動車のシー
    ト構造において、 前記インサート部より下方に突設されたステー突端と対
    面するバックパッドの所定部位に、少なくとも前記バッ
    クパッドを形成する基層、中層若しくは上層のいずれの
    パッド材より硬質な板状硬質部材を接着若しくは該バッ
    クパッドと一体的に成形するとともに、 ヘッドレストステーインサート部下端開口より露出して
    いるステー突設部の長さに対応する領域が、前記板状硬
    質部材でほぼカバーされるように、該板状硬質部材の幅
    域を設定 した事を特徴とする自動車のシート構造。
JP1992038909U 1992-05-15 1992-05-15 自動車のシート構造 Expired - Fee Related JP2595288Y2 (ja)

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JPH0610036U JPH0610036U (ja) 1994-02-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2006110166A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd シート用バックパッド

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JPS62102447U (ja) * 1985-12-18 1987-06-30
JPS6377549U (ja) * 1986-11-08 1988-05-23
JPH0545562Y2 (ja) * 1989-03-15 1993-11-22
JPH0646364Y2 (ja) * 1989-05-23 1994-11-30 池田物産株式会社 シートバックフレーム

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