JP3346043B2 - 車両用吸気ダクト取付装置 - Google Patents
車両用吸気ダクト取付装置Info
- Publication number
- JP3346043B2 JP3346043B2 JP20908694A JP20908694A JP3346043B2 JP 3346043 B2 JP3346043 B2 JP 3346043B2 JP 20908694 A JP20908694 A JP 20908694A JP 20908694 A JP20908694 A JP 20908694A JP 3346043 B2 JP3346043 B2 JP 3346043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection
- hole
- intake pipe
- intake duct
- partition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用吸気ダクト取付
装置に係り、特に吸気ダクトと吸気管とレゾネータとを
接続するジョイントホースを設けるとともに、このジョ
イントホースに隔壁の強度低下を最小限とする機能と位
置決め機能とを付加した車両用吸気ダクト取付装置に関
する。
装置に係り、特に吸気ダクトと吸気管とレゾネータとを
接続するジョイントホースを設けるとともに、このジョ
イントホースに隔壁の強度低下を最小限とする機能と位
置決め機能とを付加した車両用吸気ダクト取付装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、フェンダ内部空間とエ
ンジンルームとを隔壁によって区画している。そして、
フェンダ内部空間内に吸気ダクトを配設するとともに、
エンジンルーム内に吸気管を配設し、吸気ダクトと吸気
管とを前記隔壁に穿設した孔部によって連絡している。
ンジンルームとを隔壁によって区画している。そして、
フェンダ内部空間内に吸気ダクトを配設するとともに、
エンジンルーム内に吸気管を配設し、吸気ダクトと吸気
管とを前記隔壁に穿設した孔部によって連絡している。
【0003】前記車両用吸気ダクト取付装置としては、
実開昭59−67329号公報に開示されるものがあ
る。この公報に開示される吸気ダクト取付装置は、レゾ
ネータが連結された吸気ダクトをエアクリーナに接続し
て取付ける吸気ダクト取付装置のレゾネータはフロント
フェンダ内に取付けられ、吸気ダクトはエンジンルーム
内でエアクリーナに接続して取付けられ、レゾネータか
らフェンダエプロンを貫通して延びるコネクタパイプに
吸気ダクトから分岐して摺動自在に接続されている。
実開昭59−67329号公報に開示されるものがあ
る。この公報に開示される吸気ダクト取付装置は、レゾ
ネータが連結された吸気ダクトをエアクリーナに接続し
て取付ける吸気ダクト取付装置のレゾネータはフロント
フェンダ内に取付けられ、吸気ダクトはエンジンルーム
内でエアクリーナに接続して取付けられ、レゾネータか
らフェンダエプロンを貫通して延びるコネクタパイプに
吸気ダクトから分岐して摺動自在に接続されている。
【0004】また、実開昭60−3117号公報に開示
されるものがある。この公報に開示されるエアークリー
ナの取付構造は、車両前部のエンジンルーム内に架設さ
れるサイドフレーム外側とボデー側板内側との間に形成
される空間内に、エアークリーナ及びこのエアークリー
ナに付設されるレゾネータを前後に振分けて配設してい
る。
されるものがある。この公報に開示されるエアークリー
ナの取付構造は、車両前部のエンジンルーム内に架設さ
れるサイドフレーム外側とボデー側板内側との間に形成
される空間内に、エアークリーナ及びこのエアークリー
ナに付設されるレゾネータを前後に振分けて配設してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用吸気ダクト取付装置において、フェンダ内部空間とエ
ンジンルームとを区画する隔壁と吸気管との接触を防止
するために、図3に示す如く、吸気管112の外径DK
に対してこの吸気管112の外径DK よりも大なる内径
dH を有する孔部114を隔壁108に穿設している。
用吸気ダクト取付装置において、フェンダ内部空間とエ
ンジンルームとを区画する隔壁と吸気管との接触を防止
するために、図3に示す如く、吸気管112の外径DK
に対してこの吸気管112の外径DK よりも大なる内径
dH を有する孔部114を隔壁108に穿設している。
【0006】また、図3に示す如く、隔壁108に孔部
114を形成した後に、図4に示す如く、隔壁108の
孔部114と吸気管外周間に緩衝材130を介設し、こ
の緩衝材130によって吸気管112から隔壁108へ
の振動の伝播を防止している。前記緩衝材130として
は、グロメットやスポンジ等が使用される。
114を形成した後に、図4に示す如く、隔壁108の
孔部114と吸気管外周間に緩衝材130を介設し、こ
の緩衝材130によって吸気管112から隔壁108へ
の振動の伝播を防止している。前記緩衝材130として
は、グロメットやスポンジ等が使用される。
【0007】しかし、前記吸気管がフェンダ内部空間と
エンジンルームとを区画する隔壁を通過することによ
り、吸気管と隔壁との直接的な接触を防止する必要があ
り、グロメットやスポンジ等からなる緩衝材が必要とな
って構成が複雑化し、製作が困難であるとともに、部品
点数が増加し、コストが大となって経済的に不利である
という不都合がある。
エンジンルームとを区画する隔壁を通過することによ
り、吸気管と隔壁との直接的な接触を防止する必要があ
り、グロメットやスポンジ等からなる緩衝材が必要とな
って構成が複雑化し、製作が困難であるとともに、部品
点数が増加し、コストが大となって経済的に不利である
という不都合がある。
【0008】また、前記隔壁に、吸気管の外径よりも大
なる内径を有する孔部を穿設する必要があることによ
り、大なる内径の孔部によって車体の強度が低下し、実
用上不利であるという不都合がある。
なる内径を有する孔部を穿設する必要があることによ
り、大なる内径の孔部によって車体の強度が低下し、実
用上不利であるという不都合がある。
【0009】更に、前記隔壁の孔部と吸気管と位置決め
が不確実であることにより、吸気管に接続される吸気ダ
クトやレゾネータの位置決めにもバラツキが生ずること
となり、接続作業性が悪化するという不都合がある。
が不確実であることにより、吸気管に接続される吸気ダ
クトやレゾネータの位置決めにもバラツキが生ずること
となり、接続作業性が悪化するという不都合がある。
【0010】更にまた、従来は、走行中に前記吸気ダク
トが振動して車体側に接触するのを防止すべく、吸気ダ
クトに緩衝機能を有するスポンジを捲回しており、部品
点数が増加するとともに、吸気ダクトの取付作業が困難
であり、経済的及び実用上不利であるという不都合があ
る。
トが振動して車体側に接触するのを防止すべく、吸気ダ
クトに緩衝機能を有するスポンジを捲回しており、部品
点数が増加するとともに、吸気ダクトの取付作業が困難
であり、経済的及び実用上不利であるという不都合があ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、隔壁によってフェンダ内部
空間とエンジンルームとに区画するとともにフェンダ内
部空間内の吸気ダクトとエンジンルーム内の吸気管とを
前記隔壁に穿設した孔部を介して連絡する車両用吸気ダ
クト取付装置において、前記フェンダ内部空間内にレゾ
ネータを配設するとともに前記隔壁に吸気管の接続側開
口部の外径と略同一の内径を有する孔部を形成し、前記
吸気ダクトを内挿する第1接続部と前記レゾネータを内
挿する第2接続部と前記孔部の内径よりも大なる外径を
有すべく形成し前記吸気管の接続側開口部を内挿する第
3接続部とを有し、各接続部の接続作業性を向上させる
とともに前記隔壁の孔部を通過させた後に前記第3接続
部に吸気管の接続側開口部を内挿すべく少なくとも各接
続部を弾性部材により形成したジョイントホースを設け
たことを特徴とする。
述不都合を除去するために、隔壁によってフェンダ内部
空間とエンジンルームとに区画するとともにフェンダ内
部空間内の吸気ダクトとエンジンルーム内の吸気管とを
前記隔壁に穿設した孔部を介して連絡する車両用吸気ダ
クト取付装置において、前記フェンダ内部空間内にレゾ
ネータを配設するとともに前記隔壁に吸気管の接続側開
口部の外径と略同一の内径を有する孔部を形成し、前記
吸気ダクトを内挿する第1接続部と前記レゾネータを内
挿する第2接続部と前記孔部の内径よりも大なる外径を
有すべく形成し前記吸気管の接続側開口部を内挿する第
3接続部とを有し、各接続部の接続作業性を向上させる
とともに前記隔壁の孔部を通過させた後に前記第3接続
部に吸気管の接続側開口部を内挿すべく少なくとも各接
続部を弾性部材により形成したジョイントホースを設け
たことを特徴とする。
【0012】
【作用】上述の如く発明したことにより、ジョイントホ
ースを装着する際には、ジョイントホースの第3接続部
を、フェンダ内部空間からエンジンルームへ隔壁の孔部
を介して挿通させ、第1接続部に吸気ダクト内挿させる
とともに、第2接続部にレゾネータを内挿させ、隔壁の
孔部を通過させた後のジョイントホースの第3接続部に
吸気管の接続側開口部を内挿させ、孔部の内径を最小限
として隔壁の強度への影響を最小限とするとともに、吸
気ダクトと吸気管とレゾネータとの位置決めを果してい
る。
ースを装着する際には、ジョイントホースの第3接続部
を、フェンダ内部空間からエンジンルームへ隔壁の孔部
を介して挿通させ、第1接続部に吸気ダクト内挿させる
とともに、第2接続部にレゾネータを内挿させ、隔壁の
孔部を通過させた後のジョイントホースの第3接続部に
吸気管の接続側開口部を内挿させ、孔部の内径を最小限
として隔壁の強度への影響を最小限とするとともに、吸
気ダクトと吸気管とレゾネータとの位置決めを果してい
る。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1、図2はこの発明の実施例を示すもの
である。図1において、2は図示しない車両の吸気ダク
ト取付装置、4はフェンダ内部空間、6はエンジンルー
ム、8は隔壁である。
である。図1において、2は図示しない車両の吸気ダク
ト取付装置、4はフェンダ内部空間、6はエンジンルー
ム、8は隔壁である。
【0015】前記車両は、隔壁8によってフェンダ内部
空間4とエンジンルーム6とに区画されている。そし
て、フェンダ内部空間4内に吸気ダクト10を配設する
とともに、エンジンルーム6内に吸気管12を配設し、
前記隔壁8に孔部14を穿設し、この孔部14を介して
前記吸気ダクト10と吸気管12とを連絡して設ける。
空間4とエンジンルーム6とに区画されている。そし
て、フェンダ内部空間4内に吸気ダクト10を配設する
とともに、エンジンルーム6内に吸気管12を配設し、
前記隔壁8に孔部14を穿設し、この孔部14を介して
前記吸気ダクト10と吸気管12とを連絡して設ける。
【0016】前記フェンダ内部空間4内にレゾネータ1
6を配設するとともに、前記隔壁8に吸気管12の接続
側開口部12aの外径DK と略同一の内径dH を有する
前記孔部14を形成する。
6を配設するとともに、前記隔壁8に吸気管12の接続
側開口部12aの外径DK と略同一の内径dH を有する
前記孔部14を形成する。
【0017】また、前記吸気ダクト10の接続側開口部
10aを内挿する第1接続部18−1と、前記レゾネー
タ16の接続側開口部16aを内挿する第2接続部18
−2と、前記孔部14の内径よりも大なる外径を有すべ
く形成するとともに前記吸気管12の接続側開口部12
aを内挿する第3接続部18−3とを有するジョイント
ホース18を設ける。
10aを内挿する第1接続部18−1と、前記レゾネー
タ16の接続側開口部16aを内挿する第2接続部18
−2と、前記孔部14の内径よりも大なる外径を有すべ
く形成するとともに前記吸気管12の接続側開口部12
aを内挿する第3接続部18−3とを有するジョイント
ホース18を設ける。
【0018】そして、このジョイントホース18は、各
第1〜第3接続部18−1、18−2、18−3の接続
作業性を向上させるとともに、前記隔壁8の孔部14を
通過させた後に前記第3接続部18−3に吸気管12の
接続側開口部12aを内挿すべく少なくとも各第1〜第
3接続部18−1、18−2、18−3を弾性部材によ
り形成した構成を有する。
第1〜第3接続部18−1、18−2、18−3の接続
作業性を向上させるとともに、前記隔壁8の孔部14を
通過させた後に前記第3接続部18−3に吸気管12の
接続側開口部12aを内挿すべく少なくとも各第1〜第
3接続部18−1、18−2、18−3を弾性部材によ
り形成した構成を有する。
【0019】詳述すれば、前記ジョイントホース18の
第1〜第3接続部18−1、18−2、18−3はホー
ス本体20により夫々連絡されており、ジョイントホー
ス18を一体成形、すなわち第1〜第3接続部18−
1、18−2、18−3及びホース本体20をゴム等の
同一の弾性部材により一体成形する。
第1〜第3接続部18−1、18−2、18−3はホー
ス本体20により夫々連絡されており、ジョイントホー
ス18を一体成形、すなわち第1〜第3接続部18−
1、18−2、18−3及びホース本体20をゴム等の
同一の弾性部材により一体成形する。
【0020】また、前記孔部14は、図1に示す如く、
例えば真円状態には形成されておらず、少許変形させて
第3接続部18−3の通過を容易としている。
例えば真円状態には形成されておらず、少許変形させて
第3接続部18−3の通過を容易としている。
【0021】前記第3接続部18−3を、図2に示す如
く、前記孔部14の内径dH よりも大なる外径DJ3を有
すべく形成し、そして前記隔壁8の孔部14を介してフ
ェンダ内部空間4側からエンジンルーム6側へ第3接続
部18−3を通過させた後に、エンジンルーム6側にお
いて第3接続部18−3に吸気管12の接続側開口部1
2aを内挿させ、隔壁8まで吸気管12の接続側開口部
12aが到達しないように第3接続部18−3が介設さ
れるものである。
く、前記孔部14の内径dH よりも大なる外径DJ3を有
すべく形成し、そして前記隔壁8の孔部14を介してフ
ェンダ内部空間4側からエンジンルーム6側へ第3接続
部18−3を通過させた後に、エンジンルーム6側にお
いて第3接続部18−3に吸気管12の接続側開口部1
2aを内挿させ、隔壁8まで吸気管12の接続側開口部
12aが到達しないように第3接続部18−3が介設さ
れるものである。
【0022】なお符号22は、図示しない車両の車体、
24は前記吸気ダクト10を図示しない車両の車体22
に固定する第1固定具、26は前記吸気管12を車体2
2に固定する第2固定具である。
24は前記吸気ダクト10を図示しない車両の車体22
に固定する第1固定具、26は前記吸気管12を車体2
2に固定する第2固定具である。
【0023】次に作用につ24説明する。
【0024】前記ジョイントホース18を装着する際に
は、先ず、ジョイントホース18の第3接続部18−3
を、フェンダ内部空間4からエンジンルーム6へ隔壁8
の孔部14を介して挿通させる。
は、先ず、ジョイントホース18の第3接続部18−3
を、フェンダ内部空間4からエンジンルーム6へ隔壁8
の孔部14を介して挿通させる。
【0025】そして、第1接続部18−1に吸気ダクト
10の接続側開口部10aを内挿させ、第1固定具24
により図示しない車両の車体22に固定するとともに、
第2接続部18−2にレゾネータ16の接続側開口部1
6aを内挿させる。
10の接続側開口部10aを内挿させ、第1固定具24
により図示しない車両の車体22に固定するとともに、
第2接続部18−2にレゾネータ16の接続側開口部1
6aを内挿させる。
【0026】また、前記隔壁8の孔部14を通過させた
後のジョイントホース18の第3接続部18−3には、
図1及び図2に示す如く、吸気管12の接続側開口部1
2aを内挿させ、第2固定具26により図示しない車両
の車体22に固定する。
後のジョイントホース18の第3接続部18−3には、
図1及び図2に示す如く、吸気管12の接続側開口部1
2aを内挿させ、第2固定具26により図示しない車両
の車体22に固定する。
【0027】これにより、前記孔部14の内径dH を吸
気管12の接続側開口部12aの外径DK と略同一に形
成することができ、孔部14の内径dH を最小限とし得
て、隔壁8の強度への影響を最小限とすることができ、
不必要な車体の強度低下を防止し得て、実用上有利であ
る。
気管12の接続側開口部12aの外径DK と略同一に形
成することができ、孔部14の内径dH を最小限とし得
て、隔壁8の強度への影響を最小限とすることができ、
不必要な車体の強度低下を防止し得て、実用上有利であ
る。
【0028】また、第1〜第3接続部18−1、18−
2、18−3の各接続部位において、接続時にバンド等
の補助固定部品が不要となり、接続作業性を向上し得る
とともに、部品点数を削減でき、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であり、しかも十分なシール効果を発
揮し得て、実用上有利である。
2、18−3の各接続部位において、接続時にバンド等
の補助固定部品が不要となり、接続作業性を向上し得る
とともに、部品点数を削減でき、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であり、しかも十分なシール効果を発
揮し得て、実用上有利である。
【0029】更に、前記ジョイントホース18によって
接続するのみで、前記吸気ダクト10と吸気管12とレ
ゾネータ16との位置決めを行うことができることによ
り、他の位置決め部材が不要であるとともに、ジョイン
トホース18が吸気ダクト10や吸気管12、レゾネー
タ16の保持機能をも有しており、各部品の形状を簡略
化することができるものである。
接続するのみで、前記吸気ダクト10と吸気管12とレ
ゾネータ16との位置決めを行うことができることによ
り、他の位置決め部材が不要であるとともに、ジョイン
トホース18が吸気ダクト10や吸気管12、レゾネー
タ16の保持機能をも有しており、各部品の形状を簡略
化することができるものである。
【0030】更にまた、前記ジョイントホース18の第
3接続部18−3を弾性部材によって形成したことによ
り、この第3接続部18−3によって隔壁8への吸気振
動の伝播を確実に防止することができ、騒音の発生を回
避し得る。
3接続部18−3を弾性部材によって形成したことによ
り、この第3接続部18−3によって隔壁8への吸気振
動の伝播を確実に防止することができ、騒音の発生を回
避し得る。
【0031】また、前記ジョイントホース18を一体成
形、つまり第1〜第3接続部18−1、18−2、18
−3及びホース本体20を弾性部材によって一体成形す
ることにより、ジョイントホース18の製作が容易とな
り、コストを低廉とし得て、経済的に有利である。
形、つまり第1〜第3接続部18−1、18−2、18
−3及びホース本体20を弾性部材によって一体成形す
ることにより、ジョイントホース18の製作が容易とな
り、コストを低廉とし得て、経済的に有利である。
【0032】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0033】例えば、この発明の実施例においては、前
記ジョイントホースを一体成形、つまり第1〜第3接続
部及びホース本体を弾性部材によって一体成形する構成
としたが、第1〜第3接続部のみを弾性部材によって形
成し、ホース本体を塩化ビニルや金属等の他の材料によ
り形成することも可能である。
記ジョイントホースを一体成形、つまり第1〜第3接続
部及びホース本体を弾性部材によって一体成形する構成
としたが、第1〜第3接続部のみを弾性部材によって形
成し、ホース本体を塩化ビニルや金属等の他の材料によ
り形成することも可能である。
【0034】また、この発明の実施例においては、前記
孔部を真円状態に形成せずに、少許変形させて形成した
が、ジョイントホースの第3接続部の弾性変形の度合に
応じて孔部を真円状態に形成することもできる。
孔部を真円状態に形成せずに、少許変形させて形成した
が、ジョイントホースの第3接続部の弾性変形の度合に
応じて孔部を真円状態に形成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、隔壁によって区画されるフェンダ内部空間内にレゾ
ネータを配設するとともに、隔壁に吸気管の接続側開口
部の外径と略同一の内径を有する孔部を形成し、吸気ダ
クトを内挿する第1接続部とレゾネータを内挿する第2
接続部と孔部の内径よりも大なる外径を有すべく形成し
吸気管の接続側開口部を内挿する第3接続部とを有し、
各接続部の接続作業性を向上させるとともに隔壁の孔部
を通過させた後に第3接続部に吸気管の接続側開口部を
内挿すべく少なくとも各接続部を弾性部材により形成し
たジョイントホースを設けたので、孔部の内径を吸気管
の接続側開口部の外径と略同一に形成することができ、
孔部の内径を最小限とし得て、隔壁の強度への影響を最
小限とすることができ、不必要な車体の強度低下を防止
し得て、実用上有利である。また、第1〜第3接続部の
各接続部位において、接続時にバンド等の補助固定部品
が不要となり、接続作業性を向上し得るとともに、部品
点数を削減でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利
であり、しかも十分なシール効果を発揮し得る。更に、
前記ジョイントホースによって接続するのみで、吸気ダ
クトと吸気管とレゾネータとの位置決めを行うことがで
きることにより、他の位置決め部材が不要であるととも
に、ジョイントホースが吸気ダクトや吸気管、レゾネー
タの保持機能をも有しており、各部品の形状を簡略化す
ることができるものである。更にまた、前記ジョイント
ホースの第3接続部を弾性部材によって形成したことに
より、この第3接続部によって隔壁への吸気振動の伝播
を確実に防止することができ、騒音の発生を回避し得
る。また、前記ジョイントホースを一体成形、つまり第
1〜第3接続部及びこれら第1〜第3接続部を接続する
ホース本体を弾性部材によって一体成形すれば、ジョイ
ントホースの製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利である。
ば、隔壁によって区画されるフェンダ内部空間内にレゾ
ネータを配設するとともに、隔壁に吸気管の接続側開口
部の外径と略同一の内径を有する孔部を形成し、吸気ダ
クトを内挿する第1接続部とレゾネータを内挿する第2
接続部と孔部の内径よりも大なる外径を有すべく形成し
吸気管の接続側開口部を内挿する第3接続部とを有し、
各接続部の接続作業性を向上させるとともに隔壁の孔部
を通過させた後に第3接続部に吸気管の接続側開口部を
内挿すべく少なくとも各接続部を弾性部材により形成し
たジョイントホースを設けたので、孔部の内径を吸気管
の接続側開口部の外径と略同一に形成することができ、
孔部の内径を最小限とし得て、隔壁の強度への影響を最
小限とすることができ、不必要な車体の強度低下を防止
し得て、実用上有利である。また、第1〜第3接続部の
各接続部位において、接続時にバンド等の補助固定部品
が不要となり、接続作業性を向上し得るとともに、部品
点数を削減でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利
であり、しかも十分なシール効果を発揮し得る。更に、
前記ジョイントホースによって接続するのみで、吸気ダ
クトと吸気管とレゾネータとの位置決めを行うことがで
きることにより、他の位置決め部材が不要であるととも
に、ジョイントホースが吸気ダクトや吸気管、レゾネー
タの保持機能をも有しており、各部品の形状を簡略化す
ることができるものである。更にまた、前記ジョイント
ホースの第3接続部を弾性部材によって形成したことに
より、この第3接続部によって隔壁への吸気振動の伝播
を確実に防止することができ、騒音の発生を回避し得
る。また、前記ジョイントホースを一体成形、つまり第
1〜第3接続部及びこれら第1〜第3接続部を接続する
ホース本体を弾性部材によって一体成形すれば、ジョイ
ントホースの製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利である。
【図1】この発明の実施例を示す車両用吸気ダクト取付
装置の取付状態の概略斜視図である。
装置の取付状態の概略斜視図である。
【図2】ジョイントホースの第3接続部の接続状態を示
す概略拡大断面図である。
す概略拡大断面図である。
【図3】この発明の従来技術の吸気管と孔部との関係を
示す隔壁の概略正面図である。
示す隔壁の概略正面図である。
【図4】吸気管と孔部と緩衝材との関係を示す隔壁の概
略正面図である。
略正面図である。
2 吸気ダクト取付装置 4 フェンダ内部空間 6 エンジンルーム 8 隔壁 10 吸気ダクト 10a 接続側開口部 12 吸気管 12a 接続側開口部 DK 外径 14 孔部 dH 内径 16 レゾネータ 16a 接続側開口部 18 ジョイントホース 18−1 第1接続部 18−2 第2接続部 18−3 第3接続部 DJ3 外径 20 ホース本体 22 車体 24 第1固定具 26 第2固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 F02M 35/16 B60K 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】 隔壁によってフェンダ内部空間とエンジ
ンルームとに区画するとともにフェンダ内部空間内の吸
気ダクトとエンジンルーム内の吸気管とを前記隔壁に穿
設した孔部を介して連絡する車両用吸気ダクト取付装置
において、前記フェンダ内部空間内にレゾネータを配設
するとともに前記隔壁に吸気管の接続側開口部の外径と
略同一の内径を有する孔部を形成し、前記吸気ダクトを
内挿する第1接続部と前記レゾネータを内挿する第2接
続部と前記孔部の内径よりも大なる外径を有すべく形成
し前記吸気管の接続側開口部を内挿する第3接続部とを
有し、各接続部の接続作業性を向上させるとともに前記
隔壁の孔部を通過させた後に前記第3接続部に吸気管の
接続側開口部を内挿すべく少なくとも各接続部を弾性部
材により形成したジョイントホースを設けたことを特徴
とする車両用吸気ダクト取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20908694A JP3346043B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 車両用吸気ダクト取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20908694A JP3346043B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 車両用吸気ダクト取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861170A JPH0861170A (ja) | 1996-03-05 |
JP3346043B2 true JP3346043B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16567048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20908694A Expired - Fee Related JP3346043B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 車両用吸気ダクト取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346043B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007046218A1 (de) | 2007-09-27 | 2009-04-09 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Luftfiltersystem für ein Fahrzeug und Montageverfahren desselben |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP20908694A patent/JP3346043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0861170A (ja) | 1996-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2895407B2 (ja) | 吸気消音装置 | |
JP3346043B2 (ja) | 車両用吸気ダクト取付装置 | |
US6155225A (en) | Vehicle engine intake muffler | |
JP2000213428A (ja) | エアクリ―ナの支持構造 | |
JPH06221237A (ja) | 自動車用エンジンのマウント装置 | |
JP3357510B2 (ja) | クリップ | |
JP3622369B2 (ja) | 車両のフェンダ内遮音構造 | |
CN206319974U (zh) | 汽车及空气滤清器进气管 | |
JPH0411854Y2 (ja) | ||
JPH10311259A (ja) | 車両の吸気構造 | |
JPS59979Y2 (ja) | ク−ルエアインテ−ク構造 | |
JP3324361B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP3085190B2 (ja) | グロメット | |
JPS6342021Y2 (ja) | ||
JPH0623011B2 (ja) | エンジン用外気導入ダクトとレゾネ−タとの接続構造 | |
JPH0921366A (ja) | レゾネータの取付構造 | |
JPH11351086A (ja) | エンジン吸気系の配設構造 | |
JPS643812Y2 (ja) | ||
JPH0814036A (ja) | セカンドエアクリーナ用吸気ホースの取付構造 | |
JP3974977B2 (ja) | 車両用吸気消音装置 | |
JP2526800Y2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JP3110938B2 (ja) | 車両用内燃機関におけるエアクリーナノーズ管の取付け装置 | |
JP3139059B2 (ja) | 車両用吸気レゾネータ | |
JPH0728975Y2 (ja) | 自動車用エアダクトの結合構造 | |
JPH02262426A (ja) | レゾネータの取付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |