JPH11351086A - エンジン吸気系の配設構造 - Google Patents

エンジン吸気系の配設構造

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JPH11351086A
JPH11351086A JP15871998A JP15871998A JPH11351086A JP H11351086 A JPH11351086 A JP H11351086A JP 15871998 A JP15871998 A JP 15871998A JP 15871998 A JP15871998 A JP 15871998A JP H11351086 A JPH11351086 A JP H11351086A
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intake
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールハウスの前方位置で、シュラウドパ
ネルの下端縁と、フロントフェンダの下端縁と、フロン
トサイドフレームとに囲まれた下側開口からの水の侵入
を防止することによって、吸気ダクトへの水の侵入を確
実に防止し、加えて、吸気レゾネータのより大容積化を
実現して吸気騒音の十分な低減化を図る。 【解決手段】 吸気ダクト1に対し第1〜第3吸気レゾ
ネータ21〜23をそれぞれ配設する。第3吸気レゾネ
ータをシュラウドパネル53の膨出部53aに沿うよう
な形状に形成し、吸気ダクトと第3吸気レゾネータとに
より、マッドフラップ57前縁と、シュラウドパネルの
下端縁と、フロントフェンダ56下端縁と、フロントサ
イドフレーム51下端縁とにより形成された下側開口R
を閉止しつつ、空間Sを有効利用して、大容積の第3吸
気レゾネータを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン吸気系の
配設構造において、特に吸気レゾネータを備えた吸気ダ
クトの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のエンジン吸気系の配
設構造として、車体右前部のホイールハウスの前側位置
にエアクリーナと連通した吸気ダクトを配置したものが
知られている(例えば、特開平5−1634号公報参
照)。このものでは、ホイールハウスの前側位置におい
て、U字状に形成された吸気ダクトを配設しており、こ
の吸気ダクト下部の車体外方側から前側にかけてL字状
に形成された共鳴形消音器としての第1吸気レゾネータ
と、上記吸気ダクト上部の車体内方側に第2吸気レゾネ
ータとを備えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホイールハ
ウスの前方位置であって、シュラウドパネルの下端縁
と、フロントフェンダの下端縁と、フロントサイドフレ
ームの下端縁とに囲まれた部分は、下側に開口するよう
になっているため、この下側開口から雨水若しくは路面
の水が上記フロントフェンダとフロントサイドフレーム
との間の空間、及び、エンジンルーム内に跳ね上がるお
それがある。そして、このような跳ね上がりが過度であ
ると吸気ダクト内に水が侵入してしまうおそれがある。
【0004】また、従来の吸気ダクトにおいても、吸気
騒音を低減するために第1及び第2吸気レゾネータが備
えられているが、このような吸気レゾネータは、この吸
気レゾネータの容積と、上記吸気ダクトと各吸気レゾネ
ータを連通させる連通管の断面積及び長さとによって消
音可能な吸気騒音の周波数が設定されるようになってい
る。そして、低周波域の吸気騒音を低減させるには、比
較的大容積の吸気レゾネータにする必要があるが、上記
フロントフェンダとフロントサイドフレームとの間の空
間、若しくは、エンジンルーム内にそのような大容積の
吸気レゾネータを配設することが困難な場合がある。こ
のため、吸気騒音の低減を十分に図り得ないという不都
合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ホイールハウ
スの前方で、シュラウドパネルの下端縁との間の上記の
如き下側開口からの水の侵入を確実に防止することによ
って吸気ダクトへの水の侵入を確実に防止することにあ
り、加えて、吸気レゾネータのより大容積化を実現して
吸気騒音の十分な低減化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、エンジン吸気系の吸気ダク
トを、前輪のホイールハウス前方位置で、シュラウドパ
ネルの下端縁と、フロントフェンダ下端縁と、フロント
サイドフレームとにより形成された下側に開口する下側
開口を閉止するように配設する構成とするものである。
【0007】上記の構成の場合、前輪のホイールハウス
前方位置で、シュラウドパネルの下端縁と、フロントフ
ェンダ下端縁と、フロントサイドフレームとにより形成
された下側開口が吸気ダクトにより閉止されるため、水
が上記フロントフェンダとフロントサイドフレームとの
間の空間、若しくは、エンジンルーム内に跳ね上がるこ
と等を防止することが確実に可能になり、その結果、上
記吸気ダクト内に水が侵入することを防止することが確
実に可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、吸気ダクトを、ホイールハウス内に配設さ
れたマッドフラップ前側壁と、シュラウドパネルと、フ
ロントフェンダとに囲まれた空間を埋めるように配設す
る構成とするものである。
【0009】上記の構成の場合、マッドフラップ前側壁
と、シュラウドパネルと、フロントフェンダとに囲まれ
た空間を吸気ダクトが埋めるように配設されることで、
この空間の下側開口を閉止することが可能になる上に、
車体の前部において未利用空間として残された上記空間
の有効利用が図られる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、吸気ダクトを、この吸気ダ
クトに対し連通管によって連通された消音手段を複数個
備えたものとし、上記複数個の消音手段の内、最大容積
を有する消音手段を上記吸気ダクトの前側に配設し、か
つ、シュラウドパネルに対し支持固定する構成とするも
のである。
【0011】上記の構成の場合、最大容積を有する消音
手段が、前輪のホイールハウス前方位置で、シュラウド
パネルの下端縁と、フロントフェンダ下端縁と、フロン
トサイドフレームとにより形成された下側開口を効果的
に閉止するため、水が上記フロントフェンダとフロント
サイドフレームとの間の空間、若しくは、エンジンルー
ム内に侵入することを防止して吸気ダクト内に水が侵入
することをより一層確実に防止することが可能になる。
また、上記消音手段がシュラウドパネルに支持固定され
ることにより、上記吸気ダクトの支持剛性を向上させる
ことが可能になる。これに伴い、上記吸気ダクト自体の
振動の低減化が図られて上記吸気ダクトの振動に基づく
騒音の低減化を図ることが可能になる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、最大容積を有する消音手段を、マッドフラ
ップ前側壁と、シュラウドパネルと、フロントフェンダ
とに囲まれた空間を埋めるような形状に形成する構成と
するものである。
【0013】上記の構成の場合、マッドフラップ前側壁
と、シュラウドパネルと、フロントフェンダとに囲まれ
た空間を有効利用して、消音手段として比較的大容積の
ものを配設することが可能になる。しかも、上記消音手
段によりホイールハウスの前方位置で、シュラウドパネ
ルの下端縁と、フロントフェンダ下端縁と、フロントサ
イドフレームとにより形成された下側開口を効果的に閉
止することが可能になり、吸気ダクト内への水の侵入を
確実に防止することが可能になる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、シュラウドパネルの下部を、車体前後方向
の前方に膨出するように形成し、最大容積を有する消音
手段を、上記シュラウドパネルの背後位置にそのシュラ
ウドパネルの膨出形状に沿うように配設する構成とする
ものである。上記の「膨出」は、その膨出によりそのシ
ュラウドパネルの上部に形成される凹部に対し例えばヘ
ッドランプを埋め込むようにするために膨出されるもの
である。
【0015】上記の構成の場合、シュラウドパネルの膨
出部上側にヘッドランプが配設されるシュラウドパネル
の形状となり、上記膨出部の下側にデッドスペースが生
じることになる。そして、消音手段を上記デッドスペー
スの形状に沿うように形成して、このデッドスペース内
に配設することにより、上記消音手段として比較的大容
積のものを配設することが可能になる。このため、上記
大容積の消音手段により低周波域の音を低減させること
が可能になる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項3〜請求項
5記載のいずれかの発明において、吸気ダクトを、U字
状に湾曲して形成し、消音手段を、上記吸気ダクトの湾
曲部分の上側位置と、上記吸気ダクト下側位置と、上記
吸気ダクトの前側及び後側の内の少なくとも一側位置と
にそれぞれ配設する構成とするものである。この構成の
場合、吸気ダクト及び消音手段の具体的な構造が特定さ
れる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項3記載の発
明において、複数の消音手段を、消音させる音の周波数
がそれぞれ異なるようにその容積と、連通管の断面積及
び長さとを設定する構成とするものである。
【0018】上記の構成の場合、複数個の消音手段によ
って、それぞれ異なる周波域の吸気騒音を低減させるこ
とが可能になり、吸気騒音の消音を効果的に行うことが
可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0020】図1は、本発明の実施形態に係る車両の前
部を示し、エンジン吸気系の吸気ダクト1は、上記車両
の左前部位置に配設されるようになっている。同図にお
いて、1はエンジン4に供給する空気(吸気)を取り入
れる吸気ダクト、3は吸気に含まれるダスト等を除去す
るエアクリーナである。そして、図1または図2におい
て、51は車体前後方向に延びるフロントサイドフレー
ム、52は前輪のホイールハウス、53は上記フロント
サイドフレーム51の前端において車幅方向に延びるシ
ュラウドパネル、57は上記ホイールハウス52よりも
車体外方側であって上記ホイールハウス52の円弧形状
に沿って配設されたマッドフラップである。上記吸気ダ
クト1は、エアクリーナ3に対し連通されており、この
エアクリーナ3は上記エンジン4の吸気マニホールド
(図示省略)に接続されるようになっている(図1参
照)。なお、図2において、紙面の左奥側を車体内方
側、右手前側を車体外方側とする。
【0021】上記吸気ダクト1が配設される車両の左前
部は、次のように構成されている。すなわち、図2〜図
5に示すように、車幅方向に延びるシュラウドパネル5
3から車両の後方に向かって延びるフロントサイドフレ
ーム51が配設され、このフロントサイドフレーム51
の車体外方側にホイールハウス52が形成されている。
そして、上記ホイールハウス52は、フロントフェンダ
エプロン55と一体化して形成されている。このフロン
トフェンダエプロン55は、上下方向に拡がる壁材によ
り車体前後方向に延びるように配設され、その下部は車
体内方側に屈曲して上記フロントサイドフレーム51の
車体外方側縁に接するようになっている。そして、マッ
ドフラップ57が上記ホイールハウス52の車体外方側
に配設されており、その車体外方側縁部に形成された取
付部により、フロントフェンダ56に対して取り付けら
れるようになっている。これにより、上記マッドフラッ
プ57は、ホイールハウス52(フロントフェンダエプ
ロン55)とフロントフェンダ56との間をふさぐよう
になり、前輪により跳ね上げられる石や泥が上記マッド
フラップ57に受け止められるようになっている。
【0022】また、図2または図4に示すように、シュ
ラウドパネル53の車体外方端部は、ヘッドランプ54
が配設されるように(図3または図4の一点鎖線参
照)、上部位置から下方に向けて前方に膨出する膨出部
53aとなっている。
【0023】そして、上記マッドフラップ57の前縁
と、シュラウドパネル53の下端縁と、フロントフェン
ダ56下端縁と、フロントサイドフレーム51下端縁と
により下側開口Rが形成されるようになっており(図3
または図4参照)、また、上記マッドフラップ57前側
壁と、シュラウドパネル53の膨出部53aと、フロン
トフェンダ56と、フロントサイドフレーム51とによ
り空間Sが形成されるようになっている(図2〜図5参
照)。
【0024】上記吸気ダクト1は、図6または図7に示
すように、U字状に形成されており、その車体外方側上
端は車体内方側に向けて開口している吸入口11となっ
ている一方、車体内方側上端の開口はエアクリーナ3に
連通したエアクリーナホース31が接続される吐出口1
2となっている(図1参照)。そして、上記吸気ダクト
1には、図6〜図9に示すように、中空の箱状に形成さ
れ、その内部の空気の共鳴によって吸気騒音を低減させ
る消音手段としての第1〜第3吸気レゾネータ21〜2
3が一体成形されており、上記第1吸気レゾネータ21
は上記吸気ダクト1の湾曲部分の上側位置に配設されて
上記吸気ダクト1の車体内方側部分の周面において連通
管21aにより上記吸気ダクト1と連通するようになっ
ている(図7参照)。また、上記第2吸気レゾネータ2
2は、上記吸気ダクト1の下側位置に配設されて上記吸
気ダクト1の下側の周面において連通管22aにより上
記吸気ダクト1と連通するようになっている(図7また
は図8参照)。そして、上記第3吸気レゾネータ23
は、上記吸気ダクト1の前側位置に配設されており、こ
の第3吸気レゾネータ23は、平面視で略L字状に形成
され(図9参照)、側面視で上記シュラウドパネル53
の膨出部53aに沿うような形状に形成されている(図
4または図8参照)。そして、上記第3吸気レゾネータ
23は、上記吸気ダクト1の車体内方側から前側にかけ
て配設されるようになっている。また、上記第3吸気レ
ゾネータ23は、連通管23aによってその上面と上記
吸気ダクト1の車体内方側部分の周面とが互いに連通さ
れるようになっている(図8または図9参照)。上記第
1〜第3吸気レゾネータ21,22,23は、それぞれ
その容積、連通管の径、及び、連通管の長さによって、
低減可能な騒音周波数が異なるように設定されている。
【0025】また、上記吸気ダクト1の車体外方側の後
側には第1取付部13が形成され、上記第3吸気レゾネ
ータ23の車体内方側の側面及び前側の側面には第2及
び第3取付部14,15がそれぞれ形成されている。
【0026】そして、上記吸気ダクト1は、上記第1取
付部13によって上記フロントフェンダエプロン55と
フロントフェンダ56とをつなぐ連結部材55aに対
し、上記第2取付部14によってフロントサイドフレー
ム51の車体外方側壁面に対し、上記第3取付部15に
よってシュラウドパネル53に対しそれぞれ固定される
ようになっている(図3〜図5参照)。
【0027】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0028】吸気ダクト1と第3吸気レゾネータ23と
により、マッドフラップ57前縁と、シュラウドパネル
53の下端縁と、フロントフェンダ56下端縁と、フロ
ントサイドフレーム51下端縁とにより形成された下側
開口Rを効果的に閉止することができるようになる(図
3または図4参照)。このため、水が上記フロントサイ
ドフレーム51とフロントフェンダ56との間の空間内
に跳ね上がること等を確実に防止して、上記吸気ダクト
1内に上記水が侵入することを確実に防止することがで
きるようになる。
【0029】また、第3吸気レゾネータ23をシュラウ
ドパネル53の膨出部53aの形状に沿うように形成し
て、上記マッドフラップ57前側壁と、シュラウドパネ
ル53の膨出部53aと、フロントフェンダ56と、フ
ロントサイドフレーム51とにより形成された空間S内
に配設することにより、上記比較的大容積を有する第3
吸気レゾネータ23を配設することができる。このた
め、上記空間Sの有効利用を図ることができるようにな
ると共に、上記第3吸気レゾネータ23により、低周波
域の吸気騒音を低減させることができるようになる。
【0030】さらに、上記第3吸気レゾネータ23がシ
ュラウドパネル53に支持固定されることにより、上記
吸気ダクト1自体の支持剛性を向上させることができる
ようになり、上記吸気ダクト1の振動を低減化が図られ
てこの吸気ダクト1の振動に基づく騒音の低減化を図る
ことができるようになる。
【0031】加えて、第1〜第3吸気レゾネータ21〜
23によって、異なる周波数域の吸気騒音をそれぞれ低
減させることができるようになり、上記吸気騒音の低減
を効果的に行うことができるようになる。
【0032】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
消音手段として第1〜第3吸気レゾネータ21〜23の
3つを用いているが、これに限らず、例えば上記吸気レ
ゾネータは3つ以上であってもよい。
【0033】上記実施形態では、マッドフラップ57前
縁と、シュラウドパネル53の下端縁と、フロントフェ
ンダ56下端縁と、フロントサイドフレーム51下端縁
とにより下側開口Rが形成されるような構造の車両に対
し吸気ダクト1及び第1〜第3吸気レゾネータ21〜2
3を配設するようにしているが、これに限らず、例えば
図10に示すように、フロントサイドフレーム51′が
断面略矩形状を有するように形成され、フロントサイド
エプロン55′が、上記フロントサイドフレーム51′
の車体外方側縁に接する部分から屈曲して下方に延びる
ように形成されており、上記下側開口R′及び空間S′
の車体内方側が上記フロントサイドエプロン55′の下
端縁により構成されているものについて吸気ダクト1を
配設するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるエンジン吸気系の配設構造によれば、前輪の
ホイールハウス前方位置で、シュラウドパネルの下端縁
と、フロントフェンダ下端縁と、フロントサイドフレー
ムとにより形成された下側開口が吸気ダクトにより閉止
されるため、水が上記フロントフェンダとフロントサイ
ドフレームとの間の空間、若しくは、エンジンルーム内
に跳ね上がること等を確実に防止することができ、その
結果、上記吸気ダクト内に水が侵入することを確実に防
止することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、マッドフラップ前側
壁と、シュラウドパネルと、フロントフェンダとに囲ま
れた空間を吸気ダクトが埋めるように配設されること
で、この空間の下側開口を閉止することができる上に、
車体の前部において未利用空間として残された上記空間
の有効利用を図ることができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、最大
容積を有する消音手段が、前輪のホイールハウス前方位
置で、シュラウドパネルの下端縁と、フロントフェンダ
下端縁と、フロントサイドフレームとにより形成された
下側開口を効果的に閉止するため、水が上記フロントフ
ェンダとフロントサイドフレームとの間の空間、若しく
は、エンジンルーム内に侵入することを防止して、吸気
ダクト内に上記水が侵入することをより一層確実に防止
することができる。また、上記消音手段がシュラウドパ
ネルに支持固定されることにより、上記吸気ダクトの支
持剛性を向上させることができる。これに伴い、上記吸
気ダクト自体の振動の低減化を図ることができ、上記吸
気ダクトの振動に基づく騒音の低減化を図ることができ
る。
【0037】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明による効果に加えて、消音手段により、マ
ッドフラップ前側壁と、シュラウドパネルと、フロント
フェンダとに囲まれた空間を有効利用しつつ、ホイール
ハウスの前方位置で、シュラウドパネルの下端縁と、フ
ロントフェンダ下端縁と、フロントサイドフレームとに
より形成された下側開口を効果的に閉止して吸気ダクト
内への水の侵入を確実に防止することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明による効果に加えて、シュラウドパネルの
膨出部上側にヘッドランプが配設されるシュラウドパネ
ルの形状となり上記膨出部により生じるデッドスペース
を利用して、消音手段として比較的大容積のものを配設
することができる。このため、上記大容積の消音手段に
より低周波域の音を低減させることができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
3〜請求項5記載のいずれかの発明による効果に加え
て、吸気ダクト及び消音手段の具体的な構造を特定する
ことができる。
【0040】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明による効果に加えて、複数の消音手段によ
って、それぞれ異なる周波数の音を低減させることがで
き、吸気騒音の消音を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の前部を示す一部を省略した平面説明図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係る吸気ダクトの配設構造
を示す斜視図である。
【図3】吸気ダクトの配設構造を示す正面図である。
【図4】吸気ダクトの配設構造を示す左側面図である。
【図5】吸気ダクトの配設構造を示す平面図である。
【図6】吸気ダクトを示す斜視図である。
【図7】吸気ダクトを示す正面図である。
【図8】吸気ダクトを示す左側面図である。
【図9】吸気ダクトを示す平面図である。
【図10】他の実施形態に係る吸気ダクトの配設構造を
示す図3対応図である。
【符号の説明】
1 吸気ダクト 21〜23 第1〜第3吸気レゾネータ(消音手
段) 51 フロントサイドフレーム 52 ホイールハウス 53 シュラウドパネル 56 フロントフェンダ 57 マッドフラップ 21a〜23a 連通管 R 下側開口 S 空間
フロントページの続き (72)発明者 藤田 典昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン吸気系の吸気ダクトが、前輪の
    ホイールハウスの前方位置で、シュラウドパネルの下端
    縁と、フロントフェンダ下端縁と、フロントサイドフレ
    ームとにより形成された下側に開口する下側開口を閉止
    するように配設されていることを特徴とするエンジン吸
    気系の配設構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 吸気ダクトが、ホイールハウス内に配設されたマッドフ
    ラップ前側壁と、シュラウドパネルと、フロントフェン
    ダとに囲まれた空間を埋めるように配設されていること
    を特徴とするエンジン吸気系の配設構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 吸気ダクトは、この吸気ダクトに対し連通管によって連
    通された消音手段を複数個備え、 上記複数個の消音手段の内、最大容積を有する消音手段
    が上記吸気ダクトの前側に配設され、かつ、シュラウド
    パネルに対し支持固定されていることを特徴とするエン
    ジン吸気系の配設構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 最大容積を有する消音手段が、マッドフラップ前側壁
    と、シュラウドパネルと、フロントフェンダとに囲まれ
    た空間を埋めるような形状に形成されていることを特徴
    とするエンジン吸気系の配設構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 シュラウドパネルの下部が、車体前後方向の前方に膨出
    するように形成され、 最大容積を有する消音手段が、上記シュラウドパネルの
    背後位置にそのシュラウドパネルの膨出形状に沿うよう
    に配設されていることを特徴とするエンジン吸気系の配
    設構造。
  6. 【請求項6】 請求項3〜請求項5のいずれかにおい
    て、 吸気ダクトは、U字状に湾曲して形成され、 消音手段は、上記吸気ダクトの湾曲部分の上側位置と、
    上記吸気ダクト下側位置と、上記吸気ダクトの前側及び
    後側の内の少なくとも一側位置とにそれぞれ配設されて
    いることを特徴とするエンジン吸気系の配設構造。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 複数の消音手段は、消音させる音の周波数がそれぞれ異
    なるようにその容積と、連通管の断面積及び長さとが設
    定されていることを特徴とするエンジン吸気系の配設構
    造。
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EP1895148A1 (en) 2006-09-04 2008-03-05 Honda Motor Co., Ltd. Intake device of motorcycle
CN100416077C (zh) * 2004-08-05 2008-09-03 铃木株式会社 一种引擎的进气系统结构
JP2010132122A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
DE10307979B4 (de) * 2002-02-26 2014-02-13 Siemens Vdo Automotive Inc. Kotflügel mit integriertem Luftzuführungssystem

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