JPH018415Y2 - - Google Patents

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JPH018415Y2
JPH018415Y2 JP1982147513U JP14751382U JPH018415Y2 JP H018415 Y2 JPH018415 Y2 JP H018415Y2 JP 1982147513 U JP1982147513 U JP 1982147513U JP 14751382 U JP14751382 U JP 14751382U JP H018415 Y2 JPH018415 Y2 JP H018415Y2
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JP
Japan
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intake
chamber
wheel apron
front fender
duct
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JP1982147513U
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JPS5950822U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用エンジンにおいて吸気音の低
減を図る吸気装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の吸気音低減対策を施した吸気装置
としては、例えば実開昭56−142269号公報に記載
されているようにエアクリーナ上流側に、長い吸
気ダクトを連設し、そのダクトの断面積を変化し
て消音効果を得るようにしたものがある。
しかるに、上述の従来技術では、消音効果に限
界があり、特にターボチヤージヤ付エンジンのよ
うに吸入空気量が著しく多い場合には不向きであ
り、吸気音低減用の消音チヤンバを設けることが
要望される。
ところで、この要望に応えるものとして実開昭
57−123956号公報には、吸気用エアクリーナのエ
アホーン開口部を、フロントフエンダー内側に対
向させ、該フロントフエンダー内側にエプロン、
マツドガードにより囲まれた室を形成し、該室の
エプロンに、エアホーン開口部に対向して該室に
通ずるダクトを設けて、該室を共鳴室に構成し、
消音効果を向上しようとしたものが記載されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらこの共鳴室は、フロントフエンダ
ー、マツドガードなどの部品の形状が車体のスタ
イル形状によつて決められるから、吸気音低減の
ために自由にその形状を選択することができない
うえ、これら部品が比較的平面的な形状のため剛
性が小さく、従つて吸気の圧力変動により共振を
発生し易く、そのうえその空気取入口も、フロン
トフエンダーの前側のヘツドランプ側か後側のド
ア側かにその位置が限定されてしまい、またその
大きさの選択も、部品であるフロントフエンダー
の内側に泥や水が侵入しないようにするフロント
フエンダー、マツドガードの板組の関係で自由度
が少ないなどの問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するため次に述べ
る手段を有するものである。すなわち エンジンルームを形成するホイールエプロンと
その外側に取付けられるフロントフエンダとの間
の空間に位置し、ホイールエプロン上側に設置さ
れ、断面が中空で、車体の前後方向に延びる補強
用フレームに、消音チヤンバを構成し、エアクリ
ーナの上流側を、ダクトにより上記消音チヤンバ
に連通したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体
的に説明する。ここで吸気音が問題になるのは通
常のエンジンでも排気量の大きいものであり、例
えばターボチヤージヤ付エンジンでは、吸入空気
量が著しく増加するため特に吸気音が問題にな
る。そこで、第1図と第2図によりターボチヤー
ジヤ付エンジンについての実施例で説明すると、
符号1はターボチヤージヤであり、このブロワ1
aの吸入側に、ダクト2によりエアフローメータ
3を具備するエアクリーナ4が連通し、その吐出
側が吸気管5によりエンジン本体側に連通する。
また、ターボチヤージヤ1のタービン1bには、
排気管6が連通するように配設され、排気エネル
ギによりターボチヤージヤ1を駆動して過給を行
うようになつている。
上記ターボチヤージヤ1、エアクリーナ4等
は、ホイールエプロン7により形成されたエンジ
ンルーム8内に収納されるものであり、このエン
ジンルーム8外部のホイールエプロン7外側に
は、フロントフエンダ9が弯曲して取付けられ、
これらのホイールエプロン7とフロントフエンダ
9との間の空間に位置してホイールエプロン7側
に逆コ字形断面の補強用フレーム10が水平に設
置されている。そして、該フレーム10の長手方
向の2個所を隔壁11,12で閉じてこれらによ
り筐体13を形成し、且つ補強用フレーム10前
側にその剛性を低下しない程度の大きさの吸気孔
14を穿設して、消音チヤンバ15が構成され
る。そして、この消音チヤンバ15と上記エアク
リーナ4の上流側がダクト16により連通され
る。
このようにして本考案は構成されることから、
エンジン運転時エンジンルーム8の外部のホイー
ルエプロン7とフロントフエンダ9との間の空間
から吸気孔14を介して空気が消音チヤンバ1
5、ダクト16を介してエアクリーナ4に導入さ
れることになり、このときの吸気音が消音チヤン
バ15により効果的に低減される。また、消音チ
ヤンバ15は、エンジンルーム8の外部の、車室
から遠く離れた場所に設置されることから、過給
時吸入空気量が著しく増加して消音チヤンバ15
で消音しきれない吸気音の車室への伝達も阻止さ
れる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案による
と、エアクリーナ4の上流側に消音チヤンバ15
が設けられるので、吸気音が効果的に消音され
て、特にターボチヤージヤ付エンジンに有効であ
る。また、消音チヤンバ15は、補強用フレーム
10の車両構造物を利用してその内部空間に構成
されるので、スペース、コスト等の点で有利にな
り、しかもエンジンルーム8の外部の車室から遠
く離れたところに設置されるので、吸気音が消音
チヤンバで消音しきれない場合にも、その車室へ
の影響が少ないうえ、その形状を車体のスタイル
形状に左右されることなく決定でき、しかも剛性
が大きく、従つて吸気圧力の変動により共振を発
生するようなことがなく、従つて消音を効果的に
行うことができる。
また、吸気孔14は、補強用フレーム10が外
板部品でないので、その前側、上側などその位置
を適宜に選択することができ、その大きさも補強
フレーム10の剛性を低下しない範囲内で自由に
選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の一実施例を一部断
面して示す図、第2図は第1図の−断面図で
ある。 1……ターボチヤージヤ、1a……ブロワ、1
b……タービン、2……ダクト、3……エアフロ
ーメータ、4……エアクリーナ、5……吸気管、
6……排気管、7……ホイールエプロン、8……
エンジンルーム、9……フロントフエンダ、10
……補強用フレーム、11,12……隔壁、13
……筐体、14……吸気孔、15……消音チヤン
バ、16……ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームを形成するホイールエプロンと
    その外側に取付けられるフロントフエンダとの間
    の空間に位置し、ホイールエプロン上側に設置さ
    れ、断面が中空で、車体の前後方向に延びる補強
    用フレームに、消音チヤンバを構成し、エアクリ
    ーナの上流側を、ダクトにより上記消音チヤンバ
    に連通したことを特徴とする車両用エンジンの吸
    気装置。
JP14751382U 1982-09-29 1982-09-29 車両用エンジンの吸気装置 Granted JPS5950822U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14751382U JPS5950822U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 車両用エンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14751382U JPS5950822U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 車両用エンジンの吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5950822U JPS5950822U (ja) 1984-04-04
JPH018415Y2 true JPH018415Y2 (ja) 1989-03-07

Family

ID=30328013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14751382U Granted JPS5950822U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 車両用エンジンの吸気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57123956U (ja) * 1981-01-29 1982-08-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5950822U (ja) 1984-04-04

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