JP2000213428A - エアクリ―ナの支持構造 - Google Patents
エアクリ―ナの支持構造Info
- Publication number
- JP2000213428A JP2000213428A JP11014211A JP1421199A JP2000213428A JP 2000213428 A JP2000213428 A JP 2000213428A JP 11014211 A JP11014211 A JP 11014211A JP 1421199 A JP1421199 A JP 1421199A JP 2000213428 A JP2000213428 A JP 2000213428A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- bush
- pin boss
- fitted
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/0201—Housings; Casings; Frame constructions; Lids; Manufacturing or assembling thereof
- F02M35/0202—Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings
- F02M35/0203—Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings by using clamps, catches, locks or the like, e.g. for disposable plug-in filter cartridges
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/04—Air cleaners specially arranged with respect to engine, to intake system or specially adapted to vehicle; Mounting thereon ; Combinations with other devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K13/00—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
- B60K13/02—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning intake
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車のエンジンの補機であるエアクリ
ーナの支持構造を改良する。 【解決手段】 ケーシング２３を車体に対して３個所で
支持するエアクリーナ２２の支持構造において、３個所
のうちの２個所は、ピンボス２８または取付ブラケット
２９とブッシュ３１，３５とが、差込み部の突出方向を
相互に交差する方向にして差込まれ、他の１個所は取付
ブラケット３８へのボルト３６による締結で行った。取
付作業ならびに取外し作業が容易になり、また、エンジ
ンからの振動伝達も減少する。
ーナの支持構造を改良する。 【解決手段】 ケーシング２３を車体に対して３個所で
支持するエアクリーナ２２の支持構造において、３個所
のうちの２個所は、ピンボス２８または取付ブラケット
２９とブッシュ３１，３５とが、差込み部の突出方向を
相互に交差する方向にして差込まれ、他の１個所は取付
ブラケット３８へのボルト３６による締結で行った。取
付作業ならびに取外し作業が容易になり、また、エンジ
ンからの振動伝達も減少する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
の吸気系に用いられるエアクリーナの支持構造に関する
ものである。
の吸気系に用いられるエアクリーナの支持構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のエンジンの吸気系には、吸入し
た空気を清浄化するためのエアクリーナが設けられる。
このエアクリーナは、エンジンのインテークマニホール
ドの近傍に取付けられる。従来の取付構造の一例を説明
すると、図４に示す横置きエンジンの自動車の場合、エ
ンジンルーム１にはエンジン２が横向きに搭載され、そ
の側方にエアクリーナ３が配設されて、エンジン２とエ
アクリーナホース４で接続されている。５は前輪、６は
ヘッドランプ、７は車体のアッパクロスメンバで、図の
下方が自動車の前部になる。
た空気を清浄化するためのエアクリーナが設けられる。
このエアクリーナは、エンジンのインテークマニホール
ドの近傍に取付けられる。従来の取付構造の一例を説明
すると、図４に示す横置きエンジンの自動車の場合、エ
ンジンルーム１にはエンジン２が横向きに搭載され、そ
の側方にエアクリーナ３が配設されて、エンジン２とエ
アクリーナホース４で接続されている。５は前輪、６は
ヘッドランプ、７は車体のアッパクロスメンバで、図の
下方が自動車の前部になる。
【０００３】図５は、図４に示したものの具体的な構造
で、車体８にエアクリーナ３を取付けるところを示して
いる。車体８のこの部分は、サイドエプロン９、アッパ
クロスメンバ７、水平パネル１０およびランプサポート
メンバ１１等で構成される。１２はヘッドランプ取付用
の孔、１３はストラットマウントである。
で、車体８にエアクリーナ３を取付けるところを示して
いる。車体８のこの部分は、サイドエプロン９、アッパ
クロスメンバ７、水平パネル１０およびランプサポート
メンバ１１等で構成される。１２はヘッドランプ取付用
の孔、１３はストラットマウントである。
【０００４】図中に仮想線で示すように、この車体８に
上方からエアクリーナ３を取付けるとき、エアクリーナ
３の３個所に設けられたブラケット１４，１５，１６に
上方からボルト１７，１８，１９を降下させて貫通さ
せ、ボルト１７は水平パネル１０に設けられたねじ孔１
０ａに螺合させる。またボルト１８はアッパクロスメン
バ７に設けられたブラケット２０のねじ孔２０ａに、ボ
ルト１９はサイドエプロン９に設けられたブラケット２
１のねじ孔２１ａにそれぞれ螺合させる。これにより、
エアクリーナ３は車体８に取付けられる。
上方からエアクリーナ３を取付けるとき、エアクリーナ
３の３個所に設けられたブラケット１４，１５，１６に
上方からボルト１７，１８，１９を降下させて貫通さ
せ、ボルト１７は水平パネル１０に設けられたねじ孔１
０ａに螺合させる。またボルト１８はアッパクロスメン
バ７に設けられたブラケット２０のねじ孔２０ａに、ボ
ルト１９はサイドエプロン９に設けられたブラケット２
１のねじ孔２１ａにそれぞれ螺合させる。これにより、
エアクリーナ３は車体８に取付けられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような構造である
と、車体８にエアクリーナ３を取付けるのに、３本のボ
ルト１７，１８，１９が必要になり、これを締め付ける
作業が煩雑となる。また、ボルト固定のため、エンジン
からエアクリーナホース４を伝わってくる振動がそのま
ま車体側に伝達してしまうという問題もある。
と、車体８にエアクリーナ３を取付けるのに、３本のボ
ルト１７，１８，１９が必要になり、これを締め付ける
作業が煩雑となる。また、ボルト固定のため、エンジン
からエアクリーナホース４を伝わってくる振動がそのま
ま車体側に伝達してしまうという問題もある。
【０００６】この振動伝達を低減するために、従来では
エアクリーナホース４に蛇腹ホースを使用し、その部分
で振動を吸収するようにしていた。この場合、蛇腹の長
さを長くとると、それだけ振動低減効果が増すことにな
るが、レイアウトの関係上、制約が多くエンジン振動を
完全に遮断できる程の長さの蛇腹を設けることは困難で
ある。また、エアクリーナ取付用の支持部配置をエアク
リーナケースに対して均等に分散した単純な配置とする
ことが可能な、十分な積載スペースを確保することも難
しい。
エアクリーナホース４に蛇腹ホースを使用し、その部分
で振動を吸収するようにしていた。この場合、蛇腹の長
さを長くとると、それだけ振動低減効果が増すことにな
るが、レイアウトの関係上、制約が多くエンジン振動を
完全に遮断できる程の長さの蛇腹を設けることは困難で
ある。また、エアクリーナ取付用の支持部配置をエアク
リーナケースに対して均等に分散した単純な配置とする
ことが可能な、十分な積載スペースを確保することも難
しい。
【０００７】エアクリーナの取付構造に関する先行技術
としては多々あるが、そのうちの一つである実用新案登
録第２５４７３６７号のものは、エアクリーナとスロッ
トルボディとの結合部分に改良を加えたものであって、
ピンを、可撓性パイプにおける一端面の真下の部位又は
一端面の真下に近接する部位に配設する一方、このピン
の付け根部における受け座面のうちピンの軸線より可撓
性パイプと反対側の部分を、部分的に切除することを特
徴とする。また実公平７−４６７６９号公報のものはエ
アクリーナの振動を防止するようにしたものであるが、
エアクリーナをボルトのみで固定している点において本
発明が解決しようとする課題に適合するものではない。
としては多々あるが、そのうちの一つである実用新案登
録第２５４７３６７号のものは、エアクリーナとスロッ
トルボディとの結合部分に改良を加えたものであって、
ピンを、可撓性パイプにおける一端面の真下の部位又は
一端面の真下に近接する部位に配設する一方、このピン
の付け根部における受け座面のうちピンの軸線より可撓
性パイプと反対側の部分を、部分的に切除することを特
徴とする。また実公平７−４６７６９号公報のものはエ
アクリーナの振動を防止するようにしたものであるが、
エアクリーナをボルトのみで固定している点において本
発明が解決しようとする課題に適合するものではない。
【０００８】さらに、実用新案登録第２５３４５５５号
のものは、エアクリーナをゴムブッシュを介して支持す
ることにより、防振効果を高めたものであるが、エアク
リーナ自体はボルトにより固定されたものであり、本発
明の解決課題を解消するものではない。
のものは、エアクリーナをゴムブッシュを介して支持す
ることにより、防振効果を高めたものであるが、エアク
リーナ自体はボルトにより固定されたものであり、本発
明の解決課題を解消するものではない。
【０００９】本発明は、上記各先行技術のものとは異な
る構造によって、エアクリーナを支持する構造を提供す
るものであり、エアクリーナホースを長くとらなくても
エンジンからの振動を効率良く吸収するエアクリーナの
支持構造を提供しようとするものである。
る構造によって、エアクリーナを支持する構造を提供す
るものであり、エアクリーナホースを長くとらなくても
エンジンからの振動を効率良く吸収するエアクリーナの
支持構造を提供しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項１に記載された発明
は、ケーシングを車体に対して３個所で弾性支持するエ
アクリーナの支持構造において、前記３個所のうちの２
個所は、ピンボスまたは取付ブラケットとブッシュと
が、差込み部の突出方向を相互に交差する方向にして差
込まれ、他の１個所は、取付ブラケットにボルト締めさ
れることを特徴とする。
決するための手段として、請求項１に記載された発明
は、ケーシングを車体に対して３個所で弾性支持するエ
アクリーナの支持構造において、前記３個所のうちの２
個所は、ピンボスまたは取付ブラケットとブッシュと
が、差込み部の突出方向を相互に交差する方向にして差
込まれ、他の１個所は、取付ブラケットにボルト締めさ
れることを特徴とする。
【００１１】また、請求項２に記載された発明は、請求
項１に記載されたものにおいて、前記ブッシュの差込み
部構造の一つは、ケーシングの底部から下方に向けてピ
ンボスを突出させ、該ピンボスを車体側に支持した円筒
状のブッシュに嵌合させる構造とし、他の一つは、車体
側から水平に突出させたピンボスに、中央に環状に溝を
設けたブッシュを嵌挿し、該ブッシュの前記溝に、ケー
シングに設けた一部に開口部を有する取付ブラケットの
前記開口部を嵌合させる構造としたことを特徴とする。
項１に記載されたものにおいて、前記ブッシュの差込み
部構造の一つは、ケーシングの底部から下方に向けてピ
ンボスを突出させ、該ピンボスを車体側に支持した円筒
状のブッシュに嵌合させる構造とし、他の一つは、車体
側から水平に突出させたピンボスに、中央に環状に溝を
設けたブッシュを嵌挿し、該ブッシュの前記溝に、ケー
シングに設けた一部に開口部を有する取付ブラケットの
前記開口部を嵌合させる構造としたことを特徴とする。
【００１２】さらに、請求項３に記載された発明は、請
求項１に記載されたものにおいて、前記ブッシュの差込
み部構造の一つは、車体から上方に向けてピンボスを突
出させ、該ピンボスをケーシング側に支持した円筒状の
ブッシュに嵌合させる構造とし、他の一つは、車体側か
ら水平に突出させたピンボスに、中央に環状に溝を設け
たブッシュを嵌挿し、該ブッシュの前記溝に、ケーシン
グに設けた一部に開口部を有する取付ブラケットの前記
開口部を嵌合させる構造としたことを特徴とする。
求項１に記載されたものにおいて、前記ブッシュの差込
み部構造の一つは、車体から上方に向けてピンボスを突
出させ、該ピンボスをケーシング側に支持した円筒状の
ブッシュに嵌合させる構造とし、他の一つは、車体側か
ら水平に突出させたピンボスに、中央に環状に溝を設け
たブッシュを嵌挿し、該ブッシュの前記溝に、ケーシン
グに設けた一部に開口部を有する取付ブラケットの前記
開口部を嵌合させる構造としたことを特徴とする。
【００１３】このような構成とすれば、エアクリーナを
車体に取付けるとき、エアクリーナを上方から降下さ
せ、ピンボスまたは取付ブラケットとブッシュを嵌合さ
せるだけで３個所のうちの２個所は位置決めされる。そ
こで残りの１個所をボルトで固定することにより、取付
けが完了する。
車体に取付けるとき、エアクリーナを上方から降下さ
せ、ピンボスまたは取付ブラケットとブッシュを嵌合さ
せるだけで３個所のうちの２個所は位置決めされる。そ
こで残りの１個所をボルトで固定することにより、取付
けが完了する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、エ
アクリーナ２２の外形の正面を示す図１と、分解状態を
斜視図で示した図２を用いて説明する。エアクリーナ２
２のケーシング２３は、ロアケース２３ａとアッパケー
ス２３ｂからなっており、これらは金具２４で結合した
状態に保持されるようになっている。ロアケース２３ａ
には空気吸入口２５が設けられ、アッパケース２３ｂに
は空気出口２６が設けられている。空気出口２６には蛇
腹式のエアクリーナホース２７が取付けられてエンジン
に接続されている。
アクリーナ２２の外形の正面を示す図１と、分解状態を
斜視図で示した図２を用いて説明する。エアクリーナ２
２のケーシング２３は、ロアケース２３ａとアッパケー
ス２３ｂからなっており、これらは金具２４で結合した
状態に保持されるようになっている。ロアケース２３ａ
には空気吸入口２５が設けられ、アッパケース２３ｂに
は空気出口２６が設けられている。空気出口２６には蛇
腹式のエアクリーナホース２７が取付けられてエンジン
に接続されている。
【００１５】ロアケース２３ａには、底部に円柱状のピ
ンボス２８が突出して設けられている。また、側部に
は、板状で開口部２９ａを有する取付ブラケット２９が
突出して設けられている。さらに側部の取付ブラケット
２９とは異なった位置には、切欠き３０ａを有するフラ
ンジ３０が設けられている。そしてピンボス２８は、図
示しない車体の水平パネル（図５の水平パネル１０を参
照）から上方に向けて突出させたゴム製で筒状のブッシ
ュ３１に嵌合する。
ンボス２８が突出して設けられている。また、側部に
は、板状で開口部２９ａを有する取付ブラケット２９が
突出して設けられている。さらに側部の取付ブラケット
２９とは異なった位置には、切欠き３０ａを有するフラ
ンジ３０が設けられている。そしてピンボス２８は、図
示しない車体の水平パネル（図５の水平パネル１０を参
照）から上方に向けて突出させたゴム製で筒状のブッシ
ュ３１に嵌合する。
【００１６】また、取付ブラケット２９は、ストラット
マウント３２にボルト３３で取付けられるブラケット３
４の一部をなすピンボス３４ａに嵌合するゴム製で筒状
のブッシュ３５の溝３５ａに、開口部２９ａの部分が嵌
合する。さらに、フランジ３０の切欠き３０ａの部分に
はボルト３６が挿通され、図示しない車体のサイドエプ
ロン（図５のサイドエプロン９を参照）にボルト３７で
取付けられたブラケット３８のねじ孔３８ａに締結す
る。
マウント３２にボルト３３で取付けられるブラケット３
４の一部をなすピンボス３４ａに嵌合するゴム製で筒状
のブッシュ３５の溝３５ａに、開口部２９ａの部分が嵌
合する。さらに、フランジ３０の切欠き３０ａの部分に
はボルト３６が挿通され、図示しない車体のサイドエプ
ロン（図５のサイドエプロン９を参照）にボルト３７で
取付けられたブラケット３８のねじ孔３８ａに締結す
る。
【００１７】このように、ケーシング２３を車体に対し
て３個所で支持するエアクリーナの支持を、３個所のう
ちの２個所は、ピンボス２８または取付ブラケット２９
をブッシュ３１，３５に差込む構造で行い、他の１個所
はブラケット３８へのボルト３７による締結で行うこと
になる。そして、ピンボス２８はブッシュ３１に上下方
向に差込むものであり、取付ブラケット２９の開口部２
９が嵌合するブッシュ３５は、ブッシュ３１に対して相
互に、たとえば垂直方向に交差する方向となっている。
これにより、エアクリーナ２２に作用する上下方向と水
平方向（とりわけ車体の前後方向）の振動が、効率よく
吸収されることになる。
て３個所で支持するエアクリーナの支持を、３個所のう
ちの２個所は、ピンボス２８または取付ブラケット２９
をブッシュ３１，３５に差込む構造で行い、他の１個所
はブラケット３８へのボルト３７による締結で行うこと
になる。そして、ピンボス２８はブッシュ３１に上下方
向に差込むものであり、取付ブラケット２９の開口部２
９が嵌合するブッシュ３５は、ブッシュ３１に対して相
互に、たとえば垂直方向に交差する方向となっている。
これにより、エアクリーナ２２に作用する上下方向と水
平方向（とりわけ車体の前後方向）の振動が、効率よく
吸収されることになる。
【００１８】図３は、エアクリーナ２２の内部構造の一
例を示すものであり、ケーシング２３の内部にレゾネー
タ室を設けたものである。前述のように、ケーシング２
３は、ロアケース２３ａとアッパケース２３ｂからなっ
ており、ロアケース２３ａには空気吸入口２５が設けら
れ、アッパケース２３ｂには空気出口２６が設けられて
いる。そして、フィルタエレメント３９はロアケース２
３ａの最上部に設けられている。空気吸入口２５の直下
部には仕切板４０が設けられて、上部のエアクリーナ室
４１と下部のレゾネータ室４２に形成されている。な
お、仕切板４０にはパイプ４３が設けられ、エアクリー
ナ室４１とレゾネータ室４２とを連通させてある。この
構造によって、エンジンの吸気中に発生するエアクリー
ナ２２の吸気音が減少することになる。
例を示すものであり、ケーシング２３の内部にレゾネー
タ室を設けたものである。前述のように、ケーシング２
３は、ロアケース２３ａとアッパケース２３ｂからなっ
ており、ロアケース２３ａには空気吸入口２５が設けら
れ、アッパケース２３ｂには空気出口２６が設けられて
いる。そして、フィルタエレメント３９はロアケース２
３ａの最上部に設けられている。空気吸入口２５の直下
部には仕切板４０が設けられて、上部のエアクリーナ室
４１と下部のレゾネータ室４２に形成されている。な
お、仕切板４０にはパイプ４３が設けられ、エアクリー
ナ室４１とレゾネータ室４２とを連通させてある。この
構造によって、エンジンの吸気中に発生するエアクリー
ナ２２の吸気音が減少することになる。
【００１９】上記取付構造からなる本発明のエアクリー
ナ２２は、３個所の取付部のうちの２個所がピンボス２
８または取付ブラケット２９をブッシュ３１，３５に差
込む構造であり、他の１個所はブラケット３８へのボル
ト３７による締結で行うことになるので、単にエアクリ
ーナ２２を上方から降下させ、ブッシュ３１，３５とピ
ンボス２８、取付ブラケット２９を互いに差し込んで嵌
合させ、ブッシュ３１側で車両上下方向の軸上に位置決
めしつつ、ブッシュ３５側でその軸周りの位置決めを
し、残る１個所をボルト３６で締めれば取付けが完了す
る。
ナ２２は、３個所の取付部のうちの２個所がピンボス２
８または取付ブラケット２９をブッシュ３１，３５に差
込む構造であり、他の１個所はブラケット３８へのボル
ト３７による締結で行うことになるので、単にエアクリ
ーナ２２を上方から降下させ、ブッシュ３１，３５とピ
ンボス２８、取付ブラケット２９を互いに差し込んで嵌
合させ、ブッシュ３１側で車両上下方向の軸上に位置決
めしつつ、ブッシュ３５側でその軸周りの位置決めを
し、残る１個所をボルト３６で締めれば取付けが完了す
る。
【００２０】以上説明した実施の形態は、ロアケース２
３ａの底部から円柱状のピンボス２８を下方に向けて突
出して設け、これを、車体の水平パネルから上方に向け
て突出させたゴム製で筒状のブッシュ３１に嵌合するも
のであったが、このようにせず、車体から上方に向けて
ピンボスを突出させ、このピンボスをケーシング側に支
持した円筒状のブッシュに嵌合させる構造とすることも
でき、そのような構造としたときにも、まったく同様の
作業手順でエアクリーナ２２を取付けることができる。
３ａの底部から円柱状のピンボス２８を下方に向けて突
出して設け、これを、車体の水平パネルから上方に向け
て突出させたゴム製で筒状のブッシュ３１に嵌合するも
のであったが、このようにせず、車体から上方に向けて
ピンボスを突出させ、このピンボスをケーシング側に支
持した円筒状のブッシュに嵌合させる構造とすることも
でき、そのような構造としたときにも、まったく同様の
作業手順でエアクリーナ２２を取付けることができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエアクリーナの支持構造であるから、請求項１ないし
３に記載された発明によれば、エアクリーナの取付けお
よび取外しが容易になる。したがって製造時の作業工数
が低下する上に、エアクリーナを取外して行うヘッドラ
ンプの交換作業等が容易になる。３個所のうちの２個所
がブッシュによることにより、エンジンの振動を車体に
伝達しにくくするので、車室内の騒音が減少する。
たエアクリーナの支持構造であるから、請求項１ないし
３に記載された発明によれば、エアクリーナの取付けお
よび取外しが容易になる。したがって製造時の作業工数
が低下する上に、エアクリーナを取外して行うヘッドラ
ンプの交換作業等が容易になる。３個所のうちの２個所
がブッシュによることにより、エンジンの振動を車体に
伝達しにくくするので、車室内の騒音が減少する。
【００２２】また、ブッシュを用いた２個所の差込み部
の突出方向が、相互に直角方向に交差する方向であるた
め、異なる方向の車体振動に対して効果的に作用するこ
とになる。
の突出方向が、相互に直角方向に交差する方向であるた
め、異なる方向の車体振動に対して効果的に作用するこ
とになる。
【図１】本発明のエアクリーナの外形を示す正面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施の形態を分解状態で示した斜視図
である。
である。
【図３】エアクリーナの内部構造を示す断面図である。
【図４】本発明を適用する自動車のレイアウトを略図的
に示した説明図である。
に示した説明図である。
【図５】エアクリーナの取付構造の従来例を示す斜視図
である。
である。
２２ エアクリーナ ２３ ケーシング ２８ ピンボス ２９ 取付ブラケット ２９ａ 開口部 ３１ ブッシュ ３４ａ ピンボス ３５ ブッシュ ３５ａ 溝 ３６ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 ケーシングを車体に対して３個所で弾性
支持するエアクリーナの支持構造において、前記３個所
のうちの２個所は、ピンボスまたは取付ブラケットとブ
ッシュとが、差込み部の突出方向を相互に交差する方向
にして差込まれ、他の１個所は、取付ブラケットにボル
ト締めされることを特徴とするエアクリーナの支持構
造。 - 【請求項２】 前記ブッシュの差込み部構造の一つは、
ケーシングの底部から下方に向けてピンボスを突出さ
せ、該ピンボスを車体側に支持した円筒状のブッシュに
嵌合させる構造とし、他の一つは、車体側から水平に突
出させたピンボスに、中央に環状に溝を設けたブッシュ
を嵌挿し、該ブッシュの前記溝に、ケーシングに設けた
一部に開口部を有する取付ブラケットの前記開口部を嵌
合させる構造としたことを特徴とする請求項１に記載の
エアクリーナの支持構造。 - 【請求項３】 前記ブッシュの差込み部構造の一つは、
車体から上方に向けてピンボスを突出させ、該ピンボス
をケーシング側に支持した円筒状のブッシュに嵌合させ
る構造とし、他の一つは、車体側から水平に突出させた
ピンボスに、中央に環状に溝を設けたブッシュを嵌挿
し、該ブッシュの前記溝に、ケーシングに設けた一部に
開口部を有する取付ブラケットの前記開口部を嵌合させ
る構造としたことを特徴とする請求項１に記載のエアク
リーナの支持構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014211A JP2000213428A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | エアクリ―ナの支持構造 |
| DE2000102343 DE10002343B4 (de) | 1999-01-22 | 2000-01-20 | Abstützungs- bzw. Lagerungsstruktur für Luftfilter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014211A JP2000213428A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | エアクリ―ナの支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213428A true JP2000213428A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11854777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11014211A Pending JP2000213428A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | エアクリ―ナの支持構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213428A (ja) |
| DE (1) | DE10002343B4 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100387821C (zh) * | 2003-09-10 | 2008-05-14 | 本田技研工业株式会社 | V型发动机的空气滤清器支承构造 |
| JP2014034966A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のエアクリーナ装置 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2848612B1 (fr) * | 2002-12-16 | 2006-11-17 | Renault Sa | Filtre a air pour moteur a combustion interne, et moteur equipe dudit filtre |
| FR2925611A3 (fr) * | 2007-12-20 | 2009-06-26 | Renault Sas | Resonateur acoustique de filtre a air de vehicule automobile |
| US8105409B2 (en) | 2009-01-30 | 2012-01-31 | General Electric Company | Filter retention system |
| US8048186B2 (en) | 2009-04-02 | 2011-11-01 | General Electric Company | Filter retention systems and devices |
| DE102011117638A1 (de) | 2011-11-04 | 2013-05-08 | Audi Ag | Luftfiltergehäuse für eine Brennkraftmaschine |
| US10722990B2 (en) | 2016-09-15 | 2020-07-28 | General Electric Company | Method for installing and removing modularized silencer baffles |
| US10119469B2 (en) | 2016-09-15 | 2018-11-06 | General Electric Company | Method and apparatus for modularized inlet silencer baffles |
| CN108278158B (zh) | 2017-01-06 | 2022-05-13 | 通用电气公司 | 用于改进的入口消音挡板的系统和方法 |
| CN108278157B (zh) | 2017-01-06 | 2022-08-02 | 通用电气公司 | 用于改进的入口消音挡板的系统和方法 |
| CN111156117A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-05-15 | 汉腾汽车有限公司 | 一种汽车空气滤清器安装结构 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0746769Y2 (ja) * | 1990-02-19 | 1995-10-25 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用内燃機関におけるエアクリーナの取付装置 |
| JP2534555Y2 (ja) * | 1991-05-29 | 1997-04-30 | ダイハツ工業株式会社 | エアクリーナの支持構造 |
| JP3528430B2 (ja) * | 1996-04-30 | 2004-05-17 | スズキ株式会社 | 車両用エアクリーナの支持構造 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014211A patent/JP2000213428A/ja active Pending
-
2000
- 2000-01-20 DE DE2000102343 patent/DE10002343B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100387821C (zh) * | 2003-09-10 | 2008-05-14 | 本田技研工业株式会社 | V型发动机的空气滤清器支承构造 |
| JP2014034966A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のエアクリーナ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE10002343A1 (de) | 2000-07-27 |
| DE10002343B4 (de) | 2008-01-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3427188B2 (ja) | 自動車用エンジンマウント | |
| JP2000213428A (ja) | エアクリ―ナの支持構造 | |
| JP2001071756A (ja) | 車両用冷却装置 | |
| JPH02136517A (ja) | 発動発電機 | |
| JP2000025466A (ja) | ラジエータ及びエアコン用のコンデンサの取付構造 | |
| JPH06221237A (ja) | 自動車用エンジンのマウント装置 | |
| JPH1047157A (ja) | エンジンのマウント装置 | |
| JP2001099026A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
| JP3985452B2 (ja) | エアクリーナの取付構造及び取付方法 | |
| JP2708543B2 (ja) | ラジエータ取付装置 | |
| JP3591003B2 (ja) | エンジンの吸気構造 | |
| JP3591563B2 (ja) | エンジンの吸気系構造 | |
| JPH03213472A (ja) | 自動車の前部車体構造及びその組立方法 | |
| JP2001099023A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
| JPH0752743Y2 (ja) | エアクリーナの支持構造 | |
| JPH0849535A (ja) | エンジンのマフラ装置 | |
| JPH09264218A (ja) | エアクリーナの取付構造 | |
| JPH081131Y2 (ja) | ラジエータ取付構造 | |
| JPH0249047Y2 (ja) | ||
| JP3714038B2 (ja) | 車両用マウント装置 | |
| JPH0746769Y2 (ja) | 車両用内燃機関におけるエアクリーナの取付装置 | |
| JP2002264667A (ja) | 排気パイプの支持構造 | |
| JPWO2004003361A1 (ja) | 内燃機関駆動作業機 | |
| JPH0528090Y2 (ja) | ||
| JP2522619Y2 (ja) | 車両用エンジンの防振装置 |