JPH0752743Y2 - エアクリーナの支持構造 - Google Patents
エアクリーナの支持構造Info
- Publication number
- JPH0752743Y2 JPH0752743Y2 JP5028289U JP5028289U JPH0752743Y2 JP H0752743 Y2 JPH0752743 Y2 JP H0752743Y2 JP 5028289 U JP5028289 U JP 5028289U JP 5028289 U JP5028289 U JP 5028289U JP H0752743 Y2 JPH0752743 Y2 JP H0752743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- air cleaner
- body frame
- cleaner
- mount member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動車用エンジン補機としてのエアクリーナ
の支持構造に関するものである。
の支持構造に関するものである。
（従来の技術） 自動車のエンジンルームにはエンジン本体のほか、補機
としてエアクリーナが設けられる。このエアクリーナの
従来における支持構造には、エアクリーナを車体フレー
ムに支持させたものと、エンジンに支持させたものとが
ある。これを第５図および第６図について説明する。第
５図はエアクリーナ１を車体フレーム２に支持させた場
合を示すものであり、中央部で屈曲させて段違いにした
ブラケット３を介して、エアクリーナ１を車体フレーム
２に固定したものである。４はブラケット３にエアクリ
ーナ１を固定するためのボルト、５はボルト挿通孔、６
はエアクリーナ１側の固定プレート、７は固定プレート
６側に刻設されたボルト４螺合用のねじ孔である。
としてエアクリーナが設けられる。このエアクリーナの
従来における支持構造には、エアクリーナを車体フレー
ムに支持させたものと、エンジンに支持させたものとが
ある。これを第５図および第６図について説明する。第
５図はエアクリーナ１を車体フレーム２に支持させた場
合を示すものであり、中央部で屈曲させて段違いにした
ブラケット３を介して、エアクリーナ１を車体フレーム
２に固定したものである。４はブラケット３にエアクリ
ーナ１を固定するためのボルト、５はボルト挿通孔、６
はエアクリーナ１側の固定プレート、７は固定プレート
６側に刻設されたボルト４螺合用のねじ孔である。
第６図は、エアクリーナ１をエンジン８に直接支持した
構造を示すものである。この図において９はエアクリー
ナ１を通った空気をエンジン８に供給するための供給
管、10はエンジン８を車体フレーム２に取付けるブラケ
ット、11はブラケット10の途中に介装されたマウント材
である。
構造を示すものである。この図において９はエアクリー
ナ１を通った空気をエンジン８に供給するための供給
管、10はエンジン８を車体フレーム２に取付けるブラケ
ット、11はブラケット10の途中に介装されたマウント材
である。
（考案が解決しようとする課題） 上記従来構造のうち、前者のものはエアクリーナ１を車
体フレーム２に振動緩衝機構を介在せずに固定する構造
であるので、エアクリーナ１が作動するときに発生す
る、空気吸入時の振動が車体フレーム２に伝わってしま
い、車体共鳴を起して騒音発生の原因になるという問題
がある。このため防音構造を設ける必要が生ずる。一
方、後者の場合には、レイアウトによってエンジンの幅
寸法が大きくなり、エンジン作動時の振動（破線で表
示）等を考慮した場合、他の部品との接触を避けるため
のクリアランスを大きくとる必要が生じ、エンジンルー
ムのコンパクト化という点で不利となる。
体フレーム２に振動緩衝機構を介在せずに固定する構造
であるので、エアクリーナ１が作動するときに発生す
る、空気吸入時の振動が車体フレーム２に伝わってしま
い、車体共鳴を起して騒音発生の原因になるという問題
がある。このため防音構造を設ける必要が生ずる。一
方、後者の場合には、レイアウトによってエンジンの幅
寸法が大きくなり、エンジン作動時の振動（破線で表
示）等を考慮した場合、他の部品との接触を避けるため
のクリアランスを大きくとる必要が生じ、エンジンルー
ムのコンパクト化という点で不利となる。
本考案は、従来のものがこれらの問題を有する現状に鑑
みて成されたものであり、エンジンの設置空間を縮小す
ることができ、振動伝播の防止もできる、エアクリーナ
の支持構造を提供することを目的とするものである。
みて成されたものであり、エンジンの設置空間を縮小す
ることができ、振動伝播の防止もできる、エアクリーナ
の支持構造を提供することを目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 本考案は、上記課題を解決するための手段として、エン
ジン８を取付けたエンジンマウントメンバ12を車体フレ
ーム２にフローティングマウント構造により支持すると
共に、該エンジンマウントメンバ12から上方に向けてク
リーナケースブラケット18を突出させ、該クリーナケー
スブラケット18により、前記エアクリーナ１のケースの
下部を支持した構成としたものである。
ジン８を取付けたエンジンマウントメンバ12を車体フレ
ーム２にフローティングマウント構造により支持すると
共に、該エンジンマウントメンバ12から上方に向けてク
リーナケースブラケット18を突出させ、該クリーナケー
スブラケット18により、前記エアクリーナ１のケースの
下部を支持した構成としたものである。
（作用） 上記のような構成とすれば、エアクリーナ１は供給管９
を介してのエンジン８と、クリーナケースブラケット18
を介してのエンジンマウントメンバ12の二つに支持され
ることになり、しかもエンジンマウントメンバ12も車体
フレーム２にフローティングマウント構造によって支持
されるので、防振効果が著しく向上することになる。
を介してのエンジン８と、クリーナケースブラケット18
を介してのエンジンマウントメンバ12の二つに支持され
ることになり、しかもエンジンマウントメンバ12も車体
フレーム２にフローティングマウント構造によって支持
されるので、防振効果が著しく向上することになる。
（実施例） 以下、本考案の実施例を第１図に基いて、第５図および
第６図に示したものと同一機能のものには同一の符号を
付して説明する。第１図において符号12で示すものはエ
ンジンマウントメンバであり、エンジン８を搭載する部
分を僅か凹ませた、断面形状が皿状のものである。この
エンジンマウントメンバ12は車体フレーム２の下方に配
設され、ボルト13と、エンジンマウントメンバ12を挟む
ようにその上下に設けられたフローティングゴム14,15
とワッシャ16,17とからなるフローティングマウント構
造によって、車体フレーム２に支持されるようになって
いる。
第６図に示したものと同一機能のものには同一の符号を
付して説明する。第１図において符号12で示すものはエ
ンジンマウントメンバであり、エンジン８を搭載する部
分を僅か凹ませた、断面形状が皿状のものである。この
エンジンマウントメンバ12は車体フレーム２の下方に配
設され、ボルト13と、エンジンマウントメンバ12を挟む
ようにその上下に設けられたフローティングゴム14,15
とワッシャ16,17とからなるフローティングマウント構
造によって、車体フレーム２に支持されるようになって
いる。
エンジン８は、途中にマウント材11を介装したブラケッ
ト10によってエンジンマウントメンバ12に支持される。
エンジンマウントメンバ12からは上方に向けて、クリー
ナケースブラケット18が突出させており、その上端部に
おいてエアクリーナ１のケースを支持している。これに
よりエアクリーナ１は、エアクリーナ１への供給管９を
介してのエンジン８と、クリーナケースブラケット18を
介してのエンジンマウントメンバ12の二つに支持される
ことになり、しかもエンジンマウントメンバ12も車体フ
レーム２にフローティングマウント構造によって支持さ
れるので、防振効果が著しく向上することになる。
ト10によってエンジンマウントメンバ12に支持される。
エンジンマウントメンバ12からは上方に向けて、クリー
ナケースブラケット18が突出させており、その上端部に
おいてエアクリーナ１のケースを支持している。これに
よりエアクリーナ１は、エアクリーナ１への供給管９を
介してのエンジン８と、クリーナケースブラケット18を
介してのエンジンマウントメンバ12の二つに支持される
ことになり、しかもエンジンマウントメンバ12も車体フ
レーム２にフローティングマウント構造によって支持さ
れるので、防振効果が著しく向上することになる。
第２図ないし第４図は、クリーナケースブラケット18の
概略構造を示すものである。クリーナケースブラケット
18は基台19、取付板20および取付部材21を主構成とす
る。基台19の基端部はエンジンマウントメンバ12に固定
されており、このエンジンマウントメンバ12の途中には
取付板20を固定するためのボルト挿通孔22,22が上下方
向に沿って穿設してある。取付板20は概略Ｌ字形状に形
成されており、Ｌ字形状の一端部には、ボルト挿通孔2
2,22に対応する貫通孔（図示省略）が穿設してあり、同
他端部には第４図に符号23,23で示す支持孔が穿設され
ている。この支持孔23,23は、エアクリーナ１を取付板2
0に取付けるボルトを通すためのものである。取付部材2
1はブラケット10の端部を基台19の先端部に係止させる
もので、この係止時には、ブラケット10がエンジンマウ
ントメンバ12に対し所定角度傾斜している。第３図に破
線部で示す24は、取付部材17と基台19とをねじ止めする
ためのねじ孔である。
概略構造を示すものである。クリーナケースブラケット
18は基台19、取付板20および取付部材21を主構成とす
る。基台19の基端部はエンジンマウントメンバ12に固定
されており、このエンジンマウントメンバ12の途中には
取付板20を固定するためのボルト挿通孔22,22が上下方
向に沿って穿設してある。取付板20は概略Ｌ字形状に形
成されており、Ｌ字形状の一端部には、ボルト挿通孔2
2,22に対応する貫通孔（図示省略）が穿設してあり、同
他端部には第４図に符号23,23で示す支持孔が穿設され
ている。この支持孔23,23は、エアクリーナ１を取付板2
0に取付けるボルトを通すためのものである。取付部材2
1はブラケット10の端部を基台19の先端部に係止させる
もので、この係止時には、ブラケット10がエンジンマウ
ントメンバ12に対し所定角度傾斜している。第３図に破
線部で示す24は、取付部材17と基台19とをねじ止めする
ためのねじ孔である。
上記構成に係る本考案のエアクリーナ１は、クリーナケ
ースブラケット18によって支持されているので、エアク
リーナ１がエンジン８の動作時に揺動することを防止す
ることができる。これにより、エアクリーナ１の設置空
間に余裕を持たせる必要はない。他方、エンジンマウン
トメンバ12は車体フレーム２フローティングマウントさ
れているため、空気の吸入時にクリーナケースブラケッ
ト18を経て伝導されるエアクリーナ１の振動と、上記揺
動に起因する振動を吸収することができる。なお、本考
案に係るエアクリーナ１の支持構造は、従来のエンジン
８に直接支持されたエアクリーナ１の配置と同様なの
で、新たにクリーナケースブラケット18を追加するだけ
で、本考案の実施は可能になる。
ースブラケット18によって支持されているので、エアク
リーナ１がエンジン８の動作時に揺動することを防止す
ることができる。これにより、エアクリーナ１の設置空
間に余裕を持たせる必要はない。他方、エンジンマウン
トメンバ12は車体フレーム２フローティングマウントさ
れているため、空気の吸入時にクリーナケースブラケッ
ト18を経て伝導されるエアクリーナ１の振動と、上記揺
動に起因する振動を吸収することができる。なお、本考
案に係るエアクリーナ１の支持構造は、従来のエンジン
８に直接支持されたエアクリーナ１の配置と同様なの
で、新たにクリーナケースブラケット18を追加するだけ
で、本考案の実施は可能になる。
（考案の効果） 本考案は以上説明したように構成したものであるから、
エアクリーナの吸入に起因して車体フレームから生じる
騒音の発生を、車体フレームにフローティングマウント
されたエンジンマウントメンバによって防止することが
できる。また、クリーナケースブラケットはエンジン動
作時に、エンジンクリーナの揺動を防止することから、
エンジンルームの容積を縮小することができ、このため
エンジン周辺の設計制限が緩和され、かつエンジンルー
ムを有効に活用することができる。
エアクリーナの吸入に起因して車体フレームから生じる
騒音の発生を、車体フレームにフローティングマウント
されたエンジンマウントメンバによって防止することが
できる。また、クリーナケースブラケットはエンジン動
作時に、エンジンクリーナの揺動を防止することから、
エンジンルームの容積を縮小することができ、このため
エンジン周辺の設計制限が緩和され、かつエンジンルー
ムを有効に活用することができる。
第１図は本考案の一実施例の正面図、第２図は第１図に
示したクリーナケースブラケットの拡大図、第３図は第
２図に示したものの側面図、第４図は第２図に示したも
のの平面図、第５図は従来例の斜視図、第６図は第５図
とは異なる従来例の正面図である。 １……エアクリーナ ２……車体フレーム ８……エンジン 12……エンジンマウントメンバ 18……クリーナケースブラケット
示したクリーナケースブラケットの拡大図、第３図は第
２図に示したものの側面図、第４図は第２図に示したも
のの平面図、第５図は従来例の斜視図、第６図は第５図
とは異なる従来例の正面図である。 １……エアクリーナ ２……車体フレーム ８……エンジン 12……エンジンマウントメンバ 18……クリーナケースブラケット
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンを取付けたエンジンマウントメン
バを車体フレームにフローティングマウント構造により
支持すると共に、該エンジンマウントメンバから上方に
向けてクリーナケースブラケットを突出させ、該クリー
ナケースブラケットにより、前記エアクリーナケースの
下部を支持したことを特徴とするエアクリーナの支持構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028289U JPH0752743Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エアクリーナの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028289U JPH0752743Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エアクリーナの支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02142317U JPH02142317U (ja) | 1990-12-03 |
| JPH0752743Y2 true JPH0752743Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31568692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5028289U Expired - Fee Related JPH0752743Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エアクリーナの支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752743Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP5028289U patent/JPH0752743Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02142317U (ja) | 1990-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |