JP2522146Y2 - パワーユッニトの支持装置 - Google Patents

パワーユッニトの支持装置

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JP2522146Y2
JP2522146Y2 JP1988066948U JP6694888U JP2522146Y2 JP 2522146 Y2 JP2522146 Y2 JP 2522146Y2 JP 1988066948 U JP1988066948 U JP 1988066948U JP 6694888 U JP6694888 U JP 6694888U JP 2522146 Y2 JP2522146 Y2 JP 2522146Y2
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JP
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power unit
mounting
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vibration
side bracket
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浩 橋野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、振動低下手段を備え、エンジン等のパワー
ユニットを車体に取り付けるのに供されるパワーユニッ
トの支持装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、車両におけるエンジン等のパワーユニットは、
緩衝機能を有するマウント部材を介して車体に取り付け
られている。この種の構造としては、例えば実開昭58−
124321号公報に開示されているように、パワーユニット
から車体側に伝わる振動を低減する振動低下手段として
のダイナミックダンパを備えたものが知られている。即
ち、上記の構造では、パワーユニットに固定されたパワ
ーユニットマウントブラケットと、車体に固定されたサ
ポートブラケットとの間にマウント部材としてのパワー
ユニットマウントインシュレータが設けられ、上記のサ
ポートブラケットにダイナミックダンパが固定されたも
のとなっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構造では、パワーユニットから
車体側に伝わる振動を十分に低減させることができない
という欠点を有している。これは、振動の低減を一般に
振動源であるパワーユニット側で行うのが効果的である
とされているのに対し、上記の構造では、ダイナミック
ダンパが車体側のサポートブラケットに設けられてお
り、パワーユニットの振動がパワーユニットマウントイ
ンシュレータを介してサポートブラケットに伝ったとき
に、ダイナミックダンパにて振動を低減するものとなっ
ていることによる。
そこで、ダイナミックダンパを振動源であるパワーユ
ニット側に設けることが考えられる。しかしながら、例
えばパワーユニットとしてのエンジンの周りには、多数
の補器類が設けられており、ダイナミックダンパの取り
付けスペースを確保することが困難である。従って、ダ
イナミックダンパをパワーユニット側に取り付けるため
の適切な構造の開発が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のパワーユニットの支持装置は、上記の課題を
解決するために、パワーユニットが緩衝機能を有するマ
ウント部材を介して車体に支持されたパワーユニットの
支持装置において、上記マウント部材に設けられたパワ
ーユニット取り付け面部と、このパワーユニット取り付
け面部に形成されたボルト挿通孔と、上記パワーユニッ
トに固定されたパワーユニット側ブラケットと、このパ
ワーユニット側ブラケットに設けられた取り付け座面
と、この取り付け座面に設けられた車体上方に延びる取
り付けボルトとを備え、この取り付けボルトは、上記パ
ワーユニット側ブラケットの取り付け座面の上方にパワ
ーユニット取り付け面部を合わせてマウント部材が配さ
れた状態で、上記ボルト挿通孔から上方に延設される延
長部を有し、この延長部に振動低下手段、例えばダイナ
ミックダンパーが着脱可能に挿通固定されている構成で
ある。
〔作用〕
上記の構成によれば、パワーユニットの回りに新たに
取り付けスペースを設けることなく、振動低下手段をパ
ワーユニット側に取り付けることができる。従って、例
えば多数の補器類が回りに配されているエンジンに対し
ても、適切に振動低下手段を取り付けることができる。
また、マウント部材を車体上方からパワーユニット側ブ
ラケットに対して設置することができるので、サービス
性および組み付け性を向上することができる。また、パ
ワーユニット側ブラケットの取り付け座面に設けられた
取り付けボルトが上方への延長部を有しているので、マ
ウント部材にこの延長部を挿通させることにより、組み
付け時におけるマウント部材の位置が安定し、マウント
部材の組み付けが容易となる。また、上記取り付けボル
トの延長部に振動低下手段が着脱自在に取り付けられる
ので、振動低下手段の取り付け部材が別途必要なく、組
み付け性のみならず、コストおよび重量の低減を図るこ
とができる。また、上記取り付けボルトに振動低下手段
が設けられるので、上記ボルトを介して伝達される振動
を車体に伝達される前に確実に低減することができ、効
率の良い振動低減が可能である。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて以
下に説明する。
自動車には、第1図に示すように、車体1の前部に形
成されたエンジンルーム2内にパワーユニットとしての
エンジン3が設けられている。このエンジン3は車体1
に取り付けられた支持メンバ4上に配されており、エン
ジン3の下端部における前部と後部は、エンジンブラケ
ット5・7およびマウント部材6・8を介して支持メン
バ4と連結されている。
エンジン3の上部における一側部には、第2図にも示
すように、パワーユニット側ブラケットとしての支持ア
ーム10が3個のボルト9…によって取り付けられてい
る。上記の支持アーム10は車幅方向の外側上方へ延びて
おり、先端部に前後方向へ延びる連結部11を有してい
る。この連結部11の上面は取り付け座面としての平坦面
11aとなっている。連結部11には、第3図に示すよう
に、前後方向の位置に2個のねじ穴11b・11cが形成され
ている。これらねじ穴11b・11cにはそれぞれスタッドボ
ルト17および取り付けボルトとしてのスタッドボルト18
が立設されている。
上記の支持アーム10における平坦面11a上にはマウン
ト部材12が設けられている。このマウント部材12は、上
記の平坦面11a上に配される突出状のパワーユニット取
り付け面部である連結板16を備えた外筒13と、車体1の
前後方向を軸方向とする内筒14と、外筒13と内筒14との
間に設けられた円形ラバー15とからなる。外筒12の連結
板16にはボルト挿通孔が形成され、このボルト挿通孔を
上記のスタッドボルト17・18が貫通している。このスタ
ッドボルト17・18における連結板16から上方へ延びてい
る部分は延長部となっている。上記の連結板16は支持ア
ーム10の平坦面11aと対応した形状となっており、エン
ジン3との連結側とは反対側の前端部に、上方かつ前方
に延びる連結段部16aが形成されている。また、外筒13
の連結板16から突出している前後のスタッドボルト17・
18には、それぞれ下方細りのテーパ面を有するテーパナ
ット24・25が締着されている。これによって支持アーム
10とマウント部材12とが連結されている。
上記の外筒13における連結板16上には、ダンパブラケ
ット19、ラバー部材20および重り21からなる振動低下手
段としてのダイナミックダンパ22が配されている。上記
のダンパブラケット19は、前後方向における中央部側に
上方突出部19aを有するハット型に形成され、前部が六
角ボルト23にて上記の連結板16の連結段部16aと締結さ
れている。ダンパブラケット19の後部は後側のスタッド
ボルト18の延長部を貫通させた状態でテーパナット25上
に配され、六角ナット26にて締結されている。また、ダ
ンパブラケット19の後部における両側部には上方に立ち
上がった補強部19b・19bが形成されている。そして、上
記の上方突出部19aの下方は前側のスタッドボルト17の
配設部となり、上方突出部19a上にはラバー部材20が設
けられ、このラバー部材20上には重りが設けられてい
る。以上の構成により、ダイナミックダンパ22がテーパ
ナット25およびマウント部材12の連結板16を介して支持
アーム10と連結されている。
一方、マウント部材12は、第4図にも示すように、内
筒14に挿通された六角ボルト27とナット28とにより車体
1に設けられた車体側ブラケット29と連結されている。
この車体側ブラケット29はサイドフレーム30にて補強さ
れたホイールエプロン1aに配されている。
上記の構成において、エンジン3の運転中におけるエ
ンジン3の振動は、支持アーム10、マウント部材12の外
筒13、円形ラバー15、内筒14および車体側ブラケット29
を介して車体1に伝達される。このとき、エンジン3か
ら支持アーム10に伝達される振動は、ダイナミックダン
パ22によって予め低減されるので、車体1には伝わり難
くなる。
また、上記のように、ダイナミックダンパ22が、エン
ジン3側の支持アーム10とマウント部材12との締結部を
利用し、支持アーム10およびマウント部材12と共締めさ
れているので、エンジン3の回りに余分なスペースを取
らずにダイナミックダンパ22の取り付けが可能となって
いる。
尚、本実施例においては、振動低下手段として、重り
21とラバー部材20とにより車体1方向に伝わる振動を打
ち消すように作用するダイナミックダンパ22を設けた構
成について説明しているが、これに限定されることな
く、伝達された振動によって振動する重りを備え、この
重りによって振動周波数をずらすことにより、気になる
周波数の振動を低減するチューニングマスを振動低下手
段として設けたものであっても構わない。
〔考案の効果〕
本考案のパワーユニットの支持装置は、以上のよう
に、パワーユニットが緩衝機能を有するマウント部材を
介して車体に支持されたパワーユニットの支持装置にお
いて、上記マウント部材に設けられたパワーユニット取
り付け面部と、このパワーユニット取り付け面部に形成
されたボルト挿通孔と、上記パワーユニットに固定され
たパワーユニット側ブラケットと、このパワーユニット
側ブラケットに設けられた取り付け座面と、この取り付
け座面に設けられた車体上方に延びる取り付けボルトと
を備え、この取り付けボルトは、上記パワーユニット側
ブラケットの取り付け座面の上方にパワーユニット取り
付け面部を合わせてマウント部材が配された状態で、上
記ボルト挿通孔から上方に延設される延長部を有し、こ
の延長部に振動低下手段が着脱可能に挿通固定されてい
る構成である。
それゆえ、パワーユニットの回りに新たに取り付けス
ペースを設けることなく、振動低下手段をパワーユニッ
ト側に取り付けることができる。従って、例えば多数の
補器類が回りに配されているエンジンに対しても、適切
に振動低下手段を取り付けることができる。また、マウ
ント部材を車体上方からパワーユニット側ブラケットに
対して設置することができるので、サービス性および組
み付け性を向上することができる。また、パワーユニッ
ト側ブラケットの取り付け座面に設けられた取り付けボ
ルトが上方への延長部を有しているので、マウント部材
にこの延長部を挿通させることにより、組み付け時にお
けるマウント部材の位置が安定し、マウント部材の組み
付けが容易となる。また、上記取り付けボルトの延長部
に振動低下手段が着脱自在に取り付けられるので、振動
低下手段の取り付け部材が別途必要なく、組み付け性の
みならず、コストおよび重量の低減を図ることができ
る。また、上記取り付けボルトに振動低下手段が設けら
れるので、上記ボルトを介して伝達される振動を車体に
伝達される前に確実に低減することができ、効率の良い
振動低減が可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図はパワーユニットの支持装置の配設状態を
示す平面図、第2図は第1図に示したパワーユニットの
支持装置を示す拡大正面図、第3図は第1図における拡
大A−A矢視断面図、第4図はパワーユニットの支持装
置を示す拡大平面図である。 1は車体、3はエンジン(パワーユニット)、10は支持
アーム(パワーユニット側ブラケット)、11aは平坦面
(取り付け座面)、12はマウント部材、13は外筒、14は
内筒、15は円形ラバー、16は連結板、17・18はスタッド
ボルト(取り付けボルト)、19はダンパブラケット、20
はラバー部材、21は重り、22はダイナミックダンパ(振
動低下手段)、23は六角ボルト、24・25はテーパナッ
ト、26は六角ナット、29は車体側ブラケットである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーユニットが緩衝機能を有するマウン
    ト部材を介して車体に支持されたパワーユニットの支持
    装置において、 上記マウント部材に設けられたパワーユニット取り付け
    面部と、 このパワーユニット取り付け面部に形成されたボルト挿
    通孔と、 上記パワーユニットに固定されたパワーユニット側ブラ
    ケットと、 このパワーユニット側ブラケットに設けられた取り付け
    座面と、 この取り付け座面に設けられた車体上方に延びる取り付
    けボルトとを備え、 この取り付けボルトは、上記パワーユニット側ブラケッ
    トの取り付け座面の上方にパワーユニット取り付け面部
    を合わせてマウント部材が配された状態で、上記ボルト
    挿通孔から上方に延設される延長部を有し、この延長部
    に振動低下手段が着脱可能に挿通固定されていることを
    特徴とするパワーユニットの支持装置。
JP1988066948U 1988-05-20 1988-05-20 パワーユッニトの支持装置 Expired - Lifetime JP2522146Y2 (ja)

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JPH01169436U JPH01169436U (ja) 1989-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59158739U (ja) * 1983-03-14 1984-10-24 マツダ株式会社 自動車の振動減衰装置

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