JP2004155324A - パワープラントマウント装置 - Google Patents

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Shigeteru Matsuda
栄輝 松田
Junji Komatsu
順二 小松
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

【課題】車両のサイドメンバによりパワープラントを弾力的に支持する場合に、所要スペースを小さくし、かつ、パワープラントに作用するロール入力を確実に支持させる。
【解決手段】車両のサイドメンバ2にパワープラント1を支持させるマウント部材30は、支持部材33の端部31がパワープラント1に固定されて他端の軸部32が外筒34内に配置され、軸部32と外筒34との間にインシュレータ35が設けられて、外筒34に取り付けられた平板状のブラケット36がサイドメンバ2の内側面37にボルト止めされ、軸部32及び外筒34の軸中心が車幅方向となるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のサイドメンバによってパワープラントを弾性支持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両における従来のパワープラントマウント装置は、図4〜図6に例示されているように、エンジン及びトランスミッションが一体的に結合されて横置きとされたパワープラント1の上部と車両前後方向に延びて閉断面構造である左サイドメンバ2との間に設置されたマウント部材3、パワープラント1の上部と車両前後方向に延びて閉断面構造である右サイドメンバ4との間に設置されたマウント部材5、及び、パワープラント1の下部と車幅方向に延びるシャシクロスメンバ6との間に跨がって設置されたロールロッドマウント部材7により構成され、マウント部材3とマウント部材5とロールロッドマウント部材7との上下3個所でパワープラント1を車体に支持させるようにしている。
【0003】
マウント部材3は、断面略コ字状で底部が左サイドメンバ2の内側面に固定され両先端が車幅方向内側へ突出するマウントブラケット10と、間にゴム状弾性体からなるインシュレータ11が設置された内筒12及び外筒13と、内筒12内を挿通して車両前後方向に配置された状態でマウントブラケット10の先端に両端部がそれぞれ係止されたボルト14とから構成され、外筒13のアーム15がパワープラント1の上部にボルト止めされている。
【0004】
マウント部材5は、間にゴム状弾性体からなるインシュレータが設置された図示しない内筒及び外筒16と、その内筒内を挿通して上下方向に配置されアーム17を介してパワープラント1の上部に固定された図示しないボルトとから構成され、外筒16が右サイドメンバ4の上面にボルト止めされている。
【0005】
ロールロッドマウント部材7は、シャシクロスメンバ6に固定されて車両前方に両先端が突出する二股状のマウントブラケット18と、パワープラント1の下部に一端が連結されて他端に外筒19が一体的に形成されたロッド20と、図示しない内筒及び外筒19間に設置されたゴム状弾性体からなるインシュレータ21と、その内筒内を挿通して車幅方向に配置され両端部がマウントブラケット18の両先端にそれぞれ係止されたボルト22とから構成されて、パワープラント1がマウント部材3とマウント部材5とロールロッドマウント部材7とにより車体に上下3点で3軸支持されている。
【0006】
しかしながら、この場合には、車両の急加速時に車輪の反力としてパワープラント1には図6における矢印Aのようにロール入力が作用することとなるが、パワープラント1の上部に設置されたマウント部材3に対しては剛性の低い軸方向(車両後方)に荷重がかかるので、マウント部材3に上記ロール入力を確実に支持させることが難しいという不具合があり、また、上記ロール入力等によりインシュレータ11の弾性変形に伴ってマウント部材3の外筒13が車両前後方向に傾斜したとき、外筒13がマウントブラケット10の先端とメタル接触することを避けるため、マウント部材3にはゴム状弾性体からなるストッパ25、25をわざわざ設ける必要があった。
さらに、車両の急減速時には、図6における矢印Aと逆方向のロール入力がパワープラント1に作用して、上記の場合と同様な不具合が生じるという問題があった。
【0007】
なお、車両におけるパワープラントマウント装置として、下記特許文献1及び特許文献2に記載されたものが従来から知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−120770号公報
【特許文献2】
特開平9−240291号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、車両のサイドメンバによりパワープラントを弾性支持する場合に、所要スペースを少なくし、かつ、パワープラントに作用するロール入力を確実に支持させようとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるパワープラントマウント装置は、車両前後方向に延びるサイドメンバとパワープラントとの間に設けられ軸部と外筒と上記軸部及び上記外筒間に環状に配置された弾性体とをそなえたマウント部材を有し、上記軸部及び上記外筒の少なくとも一部が上記サイドメンバ内に配置されていると共に、上記軸部及上記外筒の軸中心がそれぞれ略車幅方向となるように構成されている。
【0011】
すなわち、マウント部材の軸部及び外筒の少なくとも一部がサイドメンバ内に配置されているため、サイドメンバの外方にマウント部材が設置されている場合と比較すると、マウント部材の設置に必要なスペースを容易に縮小することができて、マウント部材の設定場所に関する自由度を容易に大きくすることが可能となり、また、マウント部材における軸部及び外筒の軸中心がそれぞれ略車幅方向となるように構成されているので、パワープラントに作用するロール入力によってマウント部材に車両前後方向の荷重がかかっても、その支持剛性を容易に高く保持して、マウント部材に上記ロール入力を確実に支持させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
【0013】
図1〜図3において、車両用パワープラントマウント装置は、エンジン及びトランスミッションが一体的に結合されて横置きとされたパワープラント1の上部と車両前後方向に延びて閉断面構造である左サイドメンバ2との間に設置されたマウント部材30、パワープラント1の上部と車両前後方向に延びて閉断面構造である右サイドメンバ4との間に設置されたマウント部材5、及び、パワープラント1の下部とパワープラント1の車両後方で車幅方向に延びるシャシクロスメンバ6との間に跨がって設置されたロールロッドマウント部材7により構成され、マウント部材30とマウント部材5とロールロッドマウント部材7との上下3個所でパワープラント1を車体に支持させるようにしている。
【0014】
マウント部材30は、フランジ31と車幅方向の軸部32とをそなえた支持部材33、軸部32の外周を囲む外筒34、軸部32と外筒34との間に環状に配置されゴム状弾性体からなるインシュレータ35、及び、外筒34が圧入、溶接等の手段で固定された略平板状のブラケット36により構成され、支持部材33のフランジ31がパワープラント1の上部へボルト止めされると共に、ブラケット36が左サイドメンバ2の内側面37へスタッドボルト38及びナット39により固定されており、このとき、支持部材33の軸部32及び外筒34がそれぞれ略車幅方向の軸心をもち、かつ、軸部32、外筒34及びインシュレータ35の大部分が左サイドメンバ2内に配置されている。
なお、2´は左サイドメンバ2の内面に取り付けられたリンホースである。
【0015】
マウント部材5及びロールロッドマウント部材7は前記従来装置の場合ととくに変わるところがないので、説明を省略する。
【0016】
このパワープラントマウント装置においては、マウント部材30の支持部材軸部32、外筒34及びインシュレータ35の大部分が左サイドメンバ2内に配置されているため、左サイドメンバ2の内側方にマウント部材3が設置されている上記従来装置の場合と比較すると、パワープラント1と左サイドメンバ2との車幅方向距離、すなわち、両者間の所要スペースを容易に縮小させることができるので、マウント部材30の設定場所に関する自由度を大きくすることが可能となって、振動、騒音等に関して一層有利なエンジンルーム内の位置にマウント部材30を配置しやすくなり、かつ、従来使用されていなかった左サイドメンバ2内の空間をマウント部材30の配置に利用することにより、エンジンルーム内のスペースをそれだけ有効に活用できることとなるという利点がある。
【0017】
また、マウント部材30における支持部材33の軸部32及び外筒34の軸中心が車幅方向であって、軸部32及び外筒34間に環状にインシュレータ35が設けられているので、上記従来装置の場合と同様に、パワープラント1の下部がロールロッドマウント7によりシャシクロスメンバ6に対して車両前後方向に十分な強度で連結されているため、車両の急加速時に車輪の反力としてパワープラント1に大きなロール入力が作用するとき、軸部32には図3の矢印Bのように車両後方へ荷重がかかることとなるが、この荷重はマウント部材30により確実に支持することができ、従って、パワープラントマウント装置によってパワープラント1を常に安定的に支持させることが可能となる。
【0018】
さらに、上記ロール入力の作用によりマウント部材30の軸部32に車両後方への荷重がかかったとき、軸部32と外筒34との間に環状に配置されたインシュレータ35が軸部32及び外筒34の干渉を制止するストッパ機能を果たすことができるので、上記従来装置の場合におけるストッパ25、25を別個に設ける必要がなく、この面から、マウント部材30の所要コストを低減させることができる長所がある。
【0019】
なお、マウント部材におけるインシュレータとしては、ゴム状弾性体の外に、液体を封入した既知の弾性体等を適用できることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】
本発明にかかるパワープラントマウント装置にあっては、マウント部材の軸部及び外筒の少なくとも一部がサイドメンバ内に配置されていて、パワープラントとサイドメンバとの間でマウント部材の設置に必要なスペースを比較的小さくすることができるため、マウント部材の設定場所に関する自由度を容易に大きくして、好適な場所にマウント部材を設置しやすくなり、また、マウント部材における軸部及び外筒の軸中心がそれぞれ略車幅方向となるように構成されていて、パワープラントに作用するロール入力によってマウント部材にかかる車両前後方向の荷重をマウント部材が確実に支持できるので、パワープラントを常に安定的に支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略配置図。
【図2】図1のII−II縦断面拡大図。
【図3】図2の III−III 矢視図。
【図4】従来装置における概略配置図。
【図5】図4のV矢視拡大図。
【図6】図5のVI−VI縦断面矢視図。
【符号の説明】
1 パワープラント
2 左サイドメンバ
4 右サイドメンバ
5 マウント部材
6 シャシクロスメンバ
7 ロールロッドマウント部材
30 マウント部材
32 軸部
33 支持部材
34 外筒
35 インシュレータ
36 ブラケット
38 スタッドボルト
39 ナット

Claims (6)

  1. 車両前後方向に延びるサイドメンバとパワープラントとの間に設けられ軸部と外筒と上記軸部及び上記外筒間に環状に配置された弾性体とをそなえたマウント部材を有し、上記軸部及び上記外筒の少なくとも一部が上記サイドメンバ内に配置されていると共に、上記軸部及び上記外筒の軸中心がそれぞれ略車幅方向となるように構成されたパワープラントマウント装置。
  2. 請求項1において、上記サイドメンバが閉断面を形成したパワープラントマウント装置。
  3. 請求項1または請求項2において、上記マウント部材が上記パワープラントの上部に連結されたパワープラントマウント装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、上記軸部が上記パワープラントに固定され、上記外筒が上記サイドメンバに固定されたパワープラントマウント装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、上記パワープラントを第2のマウント部材により他方のサイドメンバに弾性支持させると共に、上記パワープラントの車両後方に位置するシャシクロスメンバに対してロールロッドマウント部材により弾性支持させるように構成されたパワープラントマウント装置。
  6. 請求項5において、上記各マウント部材がそれぞれ上記パワープラントの上部に連結され、上記ロールロッドマウント部材が上記パワープラントの下部に連結されたパワープラントマウント装置。
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