JPH11310150A - サブフレームの取付構造 - Google Patents

サブフレームの取付構造

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JPH11310150A
JPH11310150A JP11947898A JP11947898A JPH11310150A JP H11310150 A JPH11310150 A JP H11310150A JP 11947898 A JP11947898 A JP 11947898A JP 11947898 A JP11947898 A JP 11947898A JP H11310150 A JPH11310150 A JP H11310150A
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JP
Japan
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side member
front side
sub
frame
connecting cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11947898A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kawamoto
康雄 川本
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン搭載用のサブフレームをフロントサ
イドメンバーに取付けるためのサブフレームの取付構造
において、フロントサイドメンバーの衝突時のエネルギ
ー吸収効率が高く、かつ簡単で軽量な構成を実現する。 【解決手段】 フロントサイドメンバー1の前部を前端
に向けて略真っ直ぐに延設し、このフロントサイドメン
バー1の前端部に対向するサブフレーム2の少なくとも
前端部両側に、下向きに開口する有底円筒状の連結筒体
5をサブフレーム2の上方に突出するように設け、連結
筒体5aの上端壁5aとフロントサイドメンバー1の下
面壁1aとを連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車におけるエ
ンジン搭載用のサブフレームをフロントサイドメンバー
に取付けるためのサブフレームの取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車におけるエンジンの搭
載方法として、図4に示すように、エンジン搭載用の略
方形枠状のサブフレーム21を用い、このサブフレーム
21の四隅部を車体前部両側に車体前端に向けて延設さ
れたフロントサイドメンバー22の先端部と基端部に取
付けるようにしたものが知られている。
【0003】サブフレーム21は、ラジエータの配置高
さなどによってフロントサイドメンバー22からかなり
の距離下方の位置に配設する必要があり、そのためサブ
フレーム21の前端部とフロントサイドメンバー22の
前端部の取付部においては、図5に示すように、サブフ
レーム21の前端部を上方に屈曲させるとともに、フロ
ントサイドメンバー22の前端部を下方に向けて屈曲さ
せることによって互いに当接又は近接させて接合してい
る。
【0004】一方、特開平8−40313号公報には、
フロントサイドメンバーの前端部を略真っ直ぐ前方に延
設し、このフロントサイドメンバーの前端部の下面にサ
ブフレームの取付ブラケットを垂設し、タイダウンフッ
クの上部を1点でフロントサイドメンバーに結合し、下
部を取付ブラケットに上部の結合点よりも前方位置で結
合したものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4、図5
の構成においては、フロントサイドメンバー22の前端
部を下方に屈曲させているので、衝突時にフロントサイ
ドメンバー22が簡単に屈折してしまって軸方向のクラ
ッシュによってエネルギーを吸収する機能が十分に発揮
されず、エネルギー吸収効率が非常に悪いという問題が
あった。また、屈折防止のために補強部材を多用したも
のもあるが、クラッシュの安定性を確保するのが困難で
かつ重量が増加するという問題があった。
【0006】また、上記公報に開示されたものは、フロ
ントサイドメンバーの前端部が略真っ直ぐ前方に延設さ
れているため、衝突時のエネルギー吸収効率は高いが、
その下面に、筐状の本体とその底壁との間にカラーを介
して取付けたスティフナと蓋板とから成る複雑で大きな
構造の取付ブラケットを垂設する必要があり、重量が増
加するという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、フロ
ントサイドメンバーの衝突時のエネルギー吸収効率が高
く、かつ簡単で軽量な構成のサブフレームの取付構造及
びそのサブフレームを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサブフレームの
取付構造は、自動車のエンジン搭載用のサブフレームを
フロントサイドメンバーに取付けるためのサブフレーム
の取付構造において、フロントサイドメンバーを前端に
向けて略真っ直ぐに延設し、少なくともフロントサイド
メンバーの前端部に対向するサブフレームの前端部両側
に、下向きに開口する有底円筒状の連結筒体をサブフレ
ームの上方に突出するように設け、連結筒体の上端壁と
フロントサイドメンバーの下面壁とを連結したしたもの
であり、フロントサイドメンバーの前部が略真っ直ぐに
延びているので、衝突時のエネルギー吸収効率が高く、
かつサブフレームに上方に突出する連結筒体を設けるだ
けであるので簡単な構成にて軽量化することができ、ま
た連結筒体の上端壁とフロントサイドメンバーの下面壁
とを連結筒体の下方開口を通して連結することにより作
業性良く連結することができる。
【0009】また、フロントサイドメンバーの下面壁に
ねじ穴を設け、連結筒体の上端壁に形成した連結穴を貫
通するスリーブを設け、連結筒体内と連結筒体上でそれ
ぞれスリーブに外嵌する弾性体を設け、連結筒体内から
スリーブを貫通させたボルトをフロントサイドメンバー
のねじ穴に螺合して締結すると、サブフレームを弾性体
を介して防振支持できるとともに、連結筒体の下方から
ボルトを螺合締結するだけで作業性良く連結することが
できる。
【0010】また、本発明のサブフレームは、少なくと
も先端部両側に下向きに開口するとともに上方に突出
し、かつ上端壁が下向き椀状に形成された有底円筒状の
連結筒体を設け、連結筒体の上端に椀状受皿を固着し、
連結筒体の上端壁及び椀状受皿の軸芯位置に連結穴を形
成したものであり、連結筒体にてフロントサイドメンバ
ーに取付けることにより上記作用効果が得られるととも
に、連結筒体の上端壁が下向き椀状でその上に椀状受皿
を設けているのでそれぞれに弾性体を当接配置すること
によりサブフレームの振動荷重に伴う圧縮力によって弾
性体の過大な変形を生じることなく円滑に振動エネルギ
ーを吸収しながら荷重を相手側部材に伝達でき、簡単な
構成にて効果的に防振機能を発揮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサブフレームの取
付構造の一実施形態について、図1〜図3を参照して説
明する。
【0012】図1において、1は自動車車体の前部両側
に配設された車体フレームのフロントサイドメンバーで
あり、車体の前端に向けて略水平に真っ直ぐに延設され
ている。2は、図3に全体概略形状を示すように、平面
形状が略方形枠状のエンジン搭載用のサブフレームであ
り、前端の両側に設けられた取付部3と後端の両側に設
けられた取付部4がフロントサイドメンバー1に連結さ
れ、その中央部にエンジン(図示せず)が搭載される。
【0013】サブフレーム2の前端部両側の取付部3
は、図1、図2に示すように、下向きに開口する有底円
筒状の連結筒体5にて構成され、その下端はサブフレー
ム2の下面とほぼ同一又は若干突出し、上部はサブフレ
ーム2の上面より上方に所要長さだけ突出されている。
この連結筒体5は、図2に詳細に示すように、上端壁5
aが下向きの椀状に形成され、かつ連結筒体5の上端に
椀状受皿6が固着されている。また、連結筒体5の上端
壁5a及び椀状受皿6の軸芯位置に連結穴7が形成され
ている。
【0014】そして、図1に示すように、連結穴7を貫
通可能なスリーブ8の下部に合成ゴム等から成る弾性体
9aを嵌着固定し、このスリーブ8を連結筒体5内にそ
の下端開口から挿入して連結穴7に挿通し、弾性体9a
を上端壁5a内面に当接させ、椀状受皿6上に突出した
スリーブ8に弾性体9bを外嵌させることにより、これ
らスリーブ8及び弾性体9a、9bを連結筒体5の上端
部に装着している。弾性体9a、9bの形状としては、
椀状の上端壁5aや椀状受皿6に対応させてこま形のも
のが望ましい。
【0015】また、フロントサイドメンバー1の下面壁
1aの上面には、ねじ穴を構成するナット10が溶接に
て固着されている。
【0016】以上の構成において、フロントサイドメン
バー1にサブフレーム2を取付ける際には、サブフレー
ム2をフロントサイドメンバー1の下方に配置してナッ
ト10とスリーブ8が対向するようにサブフレーム2を
位置決めしながら持ち上げ、弾性体9bをフロントサイ
ドメンバー1の下面壁1aの下面に当接又は近接させ、
座金11とボルト12を連結筒体5内に下方から挿入
し、ボルト12をスリーブ8を貫通してナット10に螺
合させて締結することによって、連結筒体5の上端壁5
aとフロントサイドメンバー1の下面壁1aが弾性体9
a、9bを圧縮させて介装した状態で連結され、サブフ
レーム2の取付けが完了する。
【0017】本実施形態によれば、フロントサイドメン
バー1の前部が略真っ直ぐに延びているので、衝突時に
このフロントサイドメンバー1の前部が軸方向に適切に
クラッシュすることによって高いエネルギー吸収効率が
得られる。しかも、取付部3の構成として、サブフレー
ム2に上方に突出する連結筒体5を設けているだけであ
るので、簡単な構成で軽量化を図ることができる。ま
た、サブフレーム2は弾性体9a、9bを介して弾性支
持されているので、効果的に防振支持することができ、
かつ連結筒体5の下方からボルト12を螺合締結するだ
けでよいので、作業性良くサブフレーム2を取付けるこ
とができる。さらに、連結筒体5の上端壁5aが下向き
椀状でその上に椀状受皿6を設けてそれぞれに弾性体9
a、9bを当接配置しているので、サブフレーム2の振
動に伴う圧縮力によって弾性体9a、9bの過大な変形
を生じることなく円滑に振動エネルギーを吸収しながら
荷重を相手側部材に伝達でき、簡単な構成にて効果的に
防振機能を発揮することができる。
【0018】以上の説明では、サブフレーム2の前端部
両側の取付部3についてのみ説明したが、本実施形態で
は後端部両側の取付部4についても同様の構成が採用さ
れている。しかし、サブフレーム2の後端部両側の取付
部4については他の構成を採用することもできる。
【0019】また、上記実施形態ではスリーブ8と座金
11が別体の例を示したが、両者を一体化したフランジ
付きスリーブを用いてもよく、またフロントサイドメン
バー1の下面壁1aにナット10を固着してねじ穴を構
成した例を示したが、その他の手段でねじ穴を構成して
もよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のサブフレームの取付構造によれ
ば、以上のようにフロントサイドメンバーが前端に向け
て略真っ直ぐに延びているので、衝突時のエネルギー吸
収効率が高く、しかも少なくともフロントサイドメンバ
ーの前端部に対向するサブフレームの前端部両側に、下
向きに開口する有底円筒状の連結筒体をサブフレームの
上方に突出するように設けてフロントサイドメンバーの
下面壁と連結したので、簡単な構造で取付けることがで
きて軽量化することができ、また連結筒体の下方開口を
通して連結筒体の上端壁とフロントサイドメンバーの下
面壁とを連結することにより作業性良く連結することが
できる。
【0021】また、フロントサイドメンバーの下面壁に
ねじ穴を設け、連結筒体の上端壁に形成した連結穴を貫
通するスリーブを設け、連結筒体内と連結筒体上でそれ
ぞれスリーブに外嵌する弾性体を設け、連結筒体内から
スリーブを貫通させたボルトをフロントサイドメンバー
のねじ穴に螺合して締結すると、サブフレームを弾性体
を介して防振支持できるとともに、連結筒体の下方から
ボルトを螺合締結するだけで作業性良く連結することが
できる。
【0022】また、本発明のサブフレームによれば、少
なくとも先端部両側に下向きに開口するとともに上方に
突出し、かつ上端壁が下向き椀状に形成された有底円筒
状の連結筒体を設け、連結筒体の上端に椀状受皿を固着
し、連結筒体の上端壁及び椀状受皿の軸芯位置に連結穴
を形成したので、連結筒体にてフロントサイドメンバー
に取付けることにより上記作用効果が得られるととも
に、連結筒体の上端壁が下向き椀状でその上に椀状受皿
を設けているのでそれぞれに弾性体を当接配置すること
によりサブフレームの振動荷重に伴う圧縮力によって弾
性体の過大な変形を生じることなく円滑に振動エネルギ
ーを吸収しながら荷重を相手側部材に伝達でき、簡単な
構成にて効果的に防振機能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサブフレームの取付構造における一実
施形態の要部の部分断面側面図である。
【図2】同実施形態のサブフレームにおける連結筒体部
分の断面図である。
【図3】同実施形態のサブフレームの全体斜視図であ
る。
【図4】従来例のサブフレームの取付構造の斜視図であ
る。
【図5】同従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバー 1a 下面壁 2 サブフレーム 3 取付部 5 連結筒部 5a 上端壁 6 椀状受皿 7 連結穴 8 スリーブ 9a、9b 弾性体 10 ナット(ねじ穴) 12 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジン搭載用のサブフレーム
    をフロントサイドメンバーに取付けるためのサブフレー
    ムの取付構造であって、フロントサイドメンバーを前端
    に向けて略真っ直ぐに延設し、少なくともフロントサイ
    ドメンバーの前端部に対向するサブフレームの前端部両
    側に、下向きに開口する有底円筒状の連結筒体をサブフ
    レームの上方に突出するように設け、連結筒体の上端壁
    とフロントサイドメンバーの下面壁とを連結したことを
    特徴とするサブフレームの取付構造。
  2. 【請求項2】 フロントサイドメンバーの下面壁にねじ
    穴を設け、連結筒体の上端壁に形成した連結穴を貫通す
    るスリーブを設け、連結筒体内と連結筒体上でそれぞれ
    スリーブに外嵌する弾性体を設け、連結筒体内からスリ
    ーブを貫通させたボルトをフロントサイドメンバーのね
    じ穴に螺合して締結したことを特徴とする請求項1記載
    のサブフレームの取付構造。
  3. 【請求項3】 少なくとも先端部両側に下向きに開口す
    るとともに上方に突出し、かつ上端壁が下向きの椀状に
    形成された有底円筒状の連結筒体を設け、連結筒体の上
    端に弾性体の椀状受皿を固着し、連結筒体の上端壁及び
    椀状受皿の軸芯位置に連結穴を形成したことを特徴とす
    るサブフレーム。
JP11947898A 1998-04-28 1998-04-28 サブフレームの取付構造 Pending JPH11310150A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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