JPH0327909Y2 - - Google Patents

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JPH0327909Y2
JPH0327909Y2 JP2962585U JP2962585U JPH0327909Y2 JP H0327909 Y2 JPH0327909 Y2 JP H0327909Y2 JP 2962585 U JP2962585 U JP 2962585U JP 2962585 U JP2962585 U JP 2962585U JP H0327909 Y2 JPH0327909 Y2 JP H0327909Y2
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cross member
bolt
subframe
reinforcement
section
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車体前部構造に関し、より
詳しくは、エンジンルーム内に前後方向に延びる
サブフレームを設け、該サブフレームにエンジン
を塔載するようにした自動車の車体前部構造に関
するものである。
(従来技術) 自動車の車体前部構造のうち、実開昭58−
121772号公報に見られるように、エンジンルーム
と車室とを区画するダツシユパネルロアの下部前
面に、車体の左右方向に延びるクロスメンバを接
合し、該クロスメンバの底部下面に、エンジンル
ーム内を前後方向に延びるサブフレームの後端を
対面させて、該サブフレームを前記クロスメンバ
にボルト部材によつて締結し、このようにして組
付けた前記サブフレームにエンジンを塔載するよ
うにしたものがある。
この種の車体前部構造は、追突事故の際、エン
ジンが下方に落下する、つまりエンジンの車内侵
入を防止し得るため、近時注目され、多用されて
いる。
しかしながら、エンジンを支持するサブフレー
ムとクロスメンバとを締結するボルト部材の緩み
が生じ易く、これに対する何らかの解決手段の出
現が望まれているものである。
(考案の解決しようとする問題点) 上記ボルト部材の緩みについて詳述すれば、こ
のサブフレームとクロスメンバとを締結するボル
ト部材は、サブフレームから伝わるエンジンから
の振動の影響を受けて、常に、揺ぶられた状態に
ある。また、エンジンからの前後、上下、左右へ
の荷重変動によつてサブフレームとクロスメンバ
とは相対変位し、この影響を受けて、ボルト部材
は揺動(倒れ)を繰り返えす状態に置かれてい
る。このように、ボルト部材にとつては、常に、
緩みが生じ易い条件となつているが、特に、ボル
ト部材の揺動(倒れ)がボルト部材の緩みに大き
な影響を及ぼすものである。
本考案は、上記事情を勘案してなされたもの
で、エンジンを支持するサブフレームとクロスメ
ンバとを締結するボルト部材の緩み、特に、サブ
フレームとクロスメンバとの相対変位に起因する
ボルト部材の緩みを極力防止するようにした自動
車の車体前部構造の提供を技術的課題とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案はエンジンルームと車室とを区画するダ
ツシユパネルロアと、該ダツシユパネルロアの下
部前面に接合され、車体の左右方向に延びるクロ
スメンバと、エンジンルーム内を前後方向に延び
てエンジンを支持するサブフレームと、前記クロ
スメンバの底部下面と対面する前記サブフレーム
の後端を、前記クロスメンバに締結するボルト部
材とを有する自動車の車体前部構造を前提とし
て、前記クロスメンバの上端部及び下端部を前記
ダツシユパネルロアに接合されて、第一の閉断面
を形成し、該第一の閉断面内に、第二の閉断面を
形成するレインフオースメントを、前記クロスメ
ンバの底部上面から離間させて配設し、該レイン
フオースメントにボルト挿通孔を設けて、該ボル
ト挿通孔に前記ボルト部材の上部を挿通するよう
に構成したものである。
このような構成とすることによつて、エンジン
を支持するサブフレームと、ダツシユパネルに接
合されたクロスメンバとを締結するボルト部材
は、その上部がレインフオースメントによつて支
えられ、サブフレームとクロスメンバとの相対変
位による揺動(倒れ)が、レインフオースメント
によつて抑えられることとなる。
(実施例) 第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図において、1はダツシユパネルロア
で、ダツシユパネルロア1の下端は、フロアパネ
ル2と接合され、ダツシユパネルロア1の上端は
ダツシユパネルアパ(図示省略)と接合され、ダ
ツシユパネルロア1の左右両端はサイドシエル
(図示省略)に接合されて、エンジンルーム3と
車室4が区画される。第1図中、5はフロアフレ
ーム、6はフロントフレームを示す。
ダツシユパネルロア1の下部は、車室4側に向
けて折り曲げられて斜行部1aが形成され、その
斜行部1aの前面(エンジンルーム3側)に車体
の左右方向に延びるクロスメンバ8が接合されて
いる。
クロスメンバ8は、縦断面略L字状の形状を有
し、クロスメンバ8の左右両端部には、窪み8a
が設けられ、窪み8aの底部8bはほぼ水平面と
されている。底部8bには、二つの孔が穿設され
ており、各孔を臨む底部8bの上面にはナツト1
0,10が溶接されて、このナツト10と螺合す
るボルト11を利用して、後述するサブフレーム
9が組付けられるようになつている。クロスメン
バ8は上端部、下端部がダツシユパネルロア1に
溶接され、ダツシユパネルロア1とで第一の閉断
面Aが形成されて、第一の閉断面A内に、レイン
フオースメント12が配設されている。
第2図、第3図はクロスメンバ8と、クロスメ
ンバ8に接合されたレインフオースメント12を
示すものである。レインフオースメント12は、
車体の左右方向に延び、クロスメンバ8のほぼ全
域に渡つて設けられ、クロスメンバ8の左右両端
部には取付部12aが形成されている。この取付
部12aをクロスメンバ8に当てがい、ボルト1
3によつてクロスメンバ8に固定する他に、レイ
ンフオースメント12の前部はクロスメンバ8に
面合せされて、スポツト溶接により接合されてい
る。第2図は、X部は溶接箇所を示す。一方、レ
インフオースメント12の後端部12cはクロス
メンバ8とダツシユパネルロア1との間に挟着、
溶接されて、第一の閉断面A内に第二の閉断面B
を形成している。クロスメンバ8とダツシユパネ
ルロア1との間に渡つて延びるレインフオースメ
ント12の水平部12bはクロスメンバ8の窪み
8aを覆い、底部8bから離間して配設されてい
る。この窪み8aを臨む、水平部12bには、底
部8bに設けられたナツト10の軸線と整合する
ボルト挿通孔14が穿設されており、このボルト
挿通孔14に、前述したボルト11の上部が挿通
される。
エンジンがマウントされるサブフレーム9は、
エンジンルーム6内を前後方向に延び、その後端
9aの上面がクロスメンバ8の底部8b下面と対
面した状態で、ボルト11によつてクロスメンバ
8に取付けられる。ボルト11には、その上部に
鍔15が設けられている。
サブフレーム9の組付けに際しては、先ず、ボ
ルト11を、レインフオースメント12のボルト
挿通孔13に、その上方から差し入れて、クロス
メンバ8の底部8bの上面に溶接されたナツト1
0(ここではダブルナツトとされている。)に螺
着させ、鍔15をレインフオースメント12に着
座させた状態とした後に、サブフレーム9をクロ
スメンバ8の底部8bに当てがい、ナツト16を
締付けることによつて、サブフレーム9の組付け
が行なわれる。第1図中、17,18はワツシヤ
を示す。
このようにして、サブフレーム9を組付けた後
にあつては、ボルト11の上部は、第二の閉断面
Bを貫通し、レインフオースメント12のボルト
挿通孔14に挿通された状態となる。
このことから、サブフレーム9とクロスメンバ
8との相対変位、つまり、エンジンの前後、左右
等の荷重変動に対して、ボルト11の上部はレイ
ンフオース12によつて支えられ、その揺動、つ
まりボルト11の倒れが抑えられることとなる。
また、この実施例では鍔15がレインフオース
メント12の上面に着座しているため、ボルト1
1の上下の動きが、レインフオースメント12に
よつて受止され、抑制されることとなり、ボルト
11及びナツト10,16で構成されるボルト部
材の緩みが一層防止されることとなる。
更に、ダツシユパネルロア1とクロスメンバ8
とで形成される閉断面A内に、レインフオースメ
ント12によつて第二の閉断面Bが形成されてい
るため、このレインフオースメント12は、ダツ
シユパネルロア1の補強部材としての作用をなす
こととなる。
尚、この実施例では、サブフレーム9とクロス
メンバ8との間にゴムブツシユを介装しない構成
となつているが、勿論、ゴムブツシユを設けるも
のであつてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、特に、ボルト部材の揺動(倒れ)がレインフ
オースメントによつて抑制されるため、ボルト部
材の緩みが防止され、サブフレームの取付け強度
を長期にわたつて強固に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の要部を示す縦断面であり、第
2図はクロスメンバを車室側から見た正面図、第
3図はクロスメンバの上視図である。 1:ダツシユパネル、3:エンジンルーム、
4:車室、8:クロスメンバ、8b:クロスメン
バの底部、9:サブフレーム、9a:サブフレー
ムの後端、{10:ナツト、11:ボルト、1
6:ナツト}(ボルト部材)、12:レインフオー
スメント、14:ボルト挿通孔、15:鍔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンルームと車室とを区画するダツシユ
    パネルロアと、 該ダツシユパネルロアの下部前面に接合さ
    れ、車体の左右方向に延びるクロスメンバと、 エンジンルーム内を前後方向に延びてエンジ
    ンを支持するサブフレームと、 前記クロスメンバの底部下面に対面された前
    記サブフレームの後端を、前記クロスメンバに
    締結するボルト部材とを有する自動車の車体前
    部構造において、 前記クロスメンバの上端部及び下端部が前記
    ダツシユパネルロアに接合されて、第一の閉断
    面が形成され、 該第一の閉断面内に、前記クロスメンバの底
    部上面から離間して配設されて、第二の閉断面
    を形成するレインフオースメントが設けられ、 該レインフオースメントにはボルト挿通孔が
    設けられて、該ボルト挿通孔に前記ボルト部材
    の上部が挿通されている、 ことを特徴とする自動車の車体前部構造。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載のもの
    において、 前記ボルト部材には、前記ボルト挿通孔の上
    側開口周縁と当接する、鍔が設けられているも
    の。
JP2962585U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0327909Y2 (ja)

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JPS61145081U JPS61145081U (ja) 1986-09-06
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JPH0733986Y2 (ja) * 1989-05-17 1995-08-02 ダイハツ工業株式会社 車両のボディ構造

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JPS61145081U (ja) 1986-09-06

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