JPH09328084A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH09328084A
JPH09328084A JP14877496A JP14877496A JPH09328084A JP H09328084 A JPH09328084 A JP H09328084A JP 14877496 A JP14877496 A JP 14877496A JP 14877496 A JP14877496 A JP 14877496A JP H09328084 A JPH09328084 A JP H09328084A
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JP
Japan
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floor panel
seat belt
belt anchor
fuel tank
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP14877496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Tsuji
幸徳 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクの共振に伴うフロアパネルに伝わ
る振動を抑えることができ、かつフロアパネルの剛性を
向上し得る自動車の車体構造を提供すること。 【解決手段】 本発明は、リヤシートが設けられたフロ
アパネルの下面に燃料タンクを配設し、該燃料タンクに
対応するフロアパネルの上面にリヤシート用シートベル
トアンカーを装着した自動車の車体構造において、上記
リヤシート用のシートベルトアンカー8を取り付けるフ
ロアパネル1の下面に、シートベルトアンカー用リーン
フォースメント7を設け、このシートベルトアンカー用
リーンフォースメント7とフロアパネル1との間で閉じ
断面Sを形成し、シートベルトアンカー用リーンフォー
スメント7に上記燃料タンク4の支持ブラケット11を
装着したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアパネルの振
動を防止し、かつフロアパネルの剛性を向上し得る自動
車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、リヤシート50が配設されたリ
ヤフロアパネル51の下面に燃料タンク52を配設した
自動車の車体53を示したものである。この車体53の
リヤフロアパネル51には、燃料タンク52の上方位置
に、図7に示すように、シートベルト54用のシートベ
ルトアンカー55が固定されている。このシートベルト
アンカー55に対応するリヤフロアパネル51の下面に
は、図8に示すように、シートベルトアンカー用リーン
フォースメント56が溶接等により配設されている。シ
ートベルトアンカー55は、図示角度α内に配置される
ように、シートベルトアンカー用リーンフォースメント
56とともにボルト57およびナット58によりリヤフ
ロアパネル51に取り付けられている。燃料タンク52
は、図7および図9に示すように、リヤフロアパネル5
1の下面に溶接されたブラケット59,60に、ボルト
61,62およびナット63,64を介して固定されて
いる。
【0003】また、この燃料タンク52の後端部の固定
方法としては、図10および図11に示すように、リヤ
フロアパネル51の下面に配設されたコ字型断面のメン
バ65にタンクブラケット66を溶接し、このタンクブ
ラケット66にボルト67およびナット68を介して燃
料タンク52を螺着する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エンジンのア
イドリング時の振動等は、燃料タンク52と共振してリ
ヤフロアパネル51の振動源となっていることが解析あ
るいは過去の経験から分かっている。したがって、図7
に示した構造では、ブラケット60を介して燃料タンク
52の振動が、直接、リヤフロアパネル51に伝わり、
リヤフロアパネル51面の振動が大きくなる。また、図
10に示したメンバ65を設ける構造を採用した場合、
図12に示すように、プロペラシャフト69およびリヤ
デファレンシャルギヤ70を設けた車では、リヤデファ
レンシャルギヤ70との接触を避けるため、その部分を
大きく逃げてメンバ65を取り付ける必要がある。この
ため、車幅方向にメンバ65の断面が連続しにくく、タ
ンクブラケット66を取り付ける場合、メンバ65の剛
性に難がある。
【0005】本発明は上記課題を解決し、燃料タンクの
共振に伴うフロアパネルに伝わる振動を抑えることがで
き、かつフロアパネルの剛性を向上し得る自動車の車体
構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、リヤシートが設けられたフロアパネルの下面
に燃料タンクを配設し、該燃料タンクに対応するフロア
パネルの上面にリヤシート用シートベルトアンカーを装
着した自動車の車体構造において、上記リヤシート用の
シートベルトアンカーを取り付けるフロアパネルの下面
に、シートベルトアンカー用リーンフォースメントを設
け、このシートベルトアンカー用リーンフォースメント
とフロアパネルとの間で閉じ断面構造を形成し、該シー
トベルトリーンフォースメントに上記燃料タンクの支持
ブラケットを装着したことにある。
【0007】また、本発明は、シートベルトアンカー用
リーンフォースメントの下面側に凹部を設け、この凹部
に、シートベルトアンカーを固定するための締結具を配
設したことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1はリヤフロアパネル部分の自動車の車
体構造を示した斜視図、図2は図1のA−A線断面図、
図3は図1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断
面図である。
【0010】図1ないし図4において、1は自動車のフ
ロアパネルの後部を構成するリヤフロアパネルであり、
左右の両側下面には車体前後方向にリヤサイドメンバ2
が配設されている。このリヤフロアパネル1の上面に
は、図5に示すように、リヤシート3が配設されてお
り、このリヤシート3に対応するリヤフロアパネル1の
下面側には、燃料タンク4が設けられている。リヤフロ
アパネル1には、リヤシート3の後端部に対応する位置
に、リヤシート3の後端支持とスペアタイヤ5の前後方
向の位置決めを行う凸部6が設けられている。
【0011】7は上記凸部6の裏面側に当たるリヤフロ
アパネル1の下面側に、車体の幅方向に溶接等により配
設されたシートベルトアンカー用リーンフォースメント
である。このシートベルトアンカー用リーンフォースメ
ント7は、周囲にリヤフロアパネル1に溶接したフラン
ジ部7aを設け、中央部に、リヤフロアパネル1との間
で中空の閉じ断面Sを形成してメンバ化する突出部7b
が設けられている。シートベルトアンカー用リーンフォ
ースメント7の下面側には、シートベルトアンカー8の
取付部に対応する部分に凹部7cが形成されており、こ
の凹部7cにシートベルトアンカー8を固定するための
ボルト9を締結するナット10が配置されている。
【0012】シートベルトアンカー用リーンフォースメ
ント7の下面には、燃料タンク4の後端部を支持する支
持ブラケット11が、上端部のフランジ部11aを溶接
されて、垂下されている。この支持ブラケット11にボ
ルト12およびナット12aを介して燃料タンク4のフ
ランジ部4aが締結されている。この支持ブラケット1
1の取付部分では、リヤフロアパネル1の一部を下方に
へこませた凹部1aが形成されており、この凹部1a
に、シートベルトアンカー用リーンフォースメント7と
支持ブラケット11のフランジ部11aを重ねて互いに
接合している。
【0013】上記構成によると、リヤフロアパネル1の
下面側に、シートベルトアンカー用リーンフォースメン
ト7を配設し、このシートベルトアンカー用リーンフォ
ースメント7に、燃料タンク4の後端部を支持する支持
ブラケット11を設けたので、リヤフロアパネル1との
間で形成される閉じ断面構造によって燃料タンク4の共
振に伴う振動が遮断され、リヤフロアパネル1に伝わる
振動を抑えることができる。また、シートベルトアンカ
ー用リーンフォースメント7とリヤフロアパネル1との
間で中空の閉じ断面Sが形成されているので、リヤフロ
アパネル1の剛性を向上することができる。さらに、シ
ートベルトアンカー用リーンフォースメント7をリヤフ
ロアパネル1の凸部6の裏面側に配設したので、燃料タ
ンク4の容量に影響を与えることがない。
【0014】なお、シートベルトアンカー用リーンフォ
ースメント7の車幅方向の長さをリヤサイドメンバ2ま
で延ばして接合することによって、さらに剛性の向上を
図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の車体構造によれば、以下のような効果を奏する。
【0016】請求項1において、リヤシートが設けられ
たフロアパネルの下面に燃料タンクを配設し、該燃料タ
ンクに対応するフロアパネルの上面にリヤシート用シー
トベルトアンカーを装着した自動車の車体構造におい
て、上記リヤシート用のシートベルトアンカーを取り付
けるフロアパネルの下面に、シートベルトアンカー用リ
ーンフォースメントを設け、このシートベルトアンカー
用リーンフォースメントとフロアパネルとの間で閉じ断
面構造を形成し、シートベルトアンカー用リーンフォー
スメントに上記燃料タンクの支持ブラケットを装着した
ので、フロアパネルとの間で形成される閉じ断面構造に
よって燃料タンクの共振に伴う振動が遮断され、フロア
パネルに伝わる振動を抑えることができるとともにフロ
アパネルの剛性を向上することができる。
【0017】請求項2において、シートベルトアンカー
用リーンフォースメントの下面側に凹部を設け、この凹
部に、シートベルトアンカーを固定するための締結具を
配設したので、シートベルトアンカーの締結具によっ
て、燃料タンクに傷を付ける可能性が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の車体構造の実施の態様を
示す概念斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】リヤフロアパネルに対するリヤシート、スペア
タイヤおよび燃料タンクの位置関係を示す概念図であ
る。
【図6】従来の自動車の車体構造を示す斜視図である。
【図7】従来の燃料タンクの取付構造を示す概念図であ
る。
【図8】図7ののシートベルトアンカーの取付構造を示
す斜視図である。
【図9】図7のの燃料タンクの支持ブラケットを示す斜
視図である。
【図10】従来の燃料タンクの取付構造を示す概念図で
ある。
【図11】図10の燃料タンクの支持ブラケットを示す
斜視図である。
【図12】従来の燃料タンクの支持ブラケットとリヤデ
ファレンシャルギヤを示す概念図である。
【符号の説明】
1 リヤフロアパネル(フロアパネル) 2 リヤサイドメンバ 3 リヤシート 4 燃料タンク 5 スペアタイヤ 6 凸部 7 シートベルトアンカー用リーンフォースメント 8 シートベルトアンカー 9 ボルト 10 ナット 11 支持ブラケット 12 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートが設けられたフロアパネルの
    下面に燃料タンクを配設し、該燃料タンクに対応するフ
    ロアパネルの上面にリヤシート用シートベルトアンカー
    を装着した自動車の車体構造において、上記リヤシート
    用のシートベルトアンカーを取り付けるフロアパネルの
    下面に、シートベルトアンカー用リーンフォースメント
    を設け、このシートベルトアンカー用リーンフォースメ
    ントとフロアパネルとの間で閉じ断面構造を形成し、該
    シートベルトアンカー用リーンフォースメントに上記燃
    料タンクの支持ブラケットを装着したことを特徴とする
    自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記シートベルトアンカー用リーンフォ
    ースメントの下面側に凹部を設け、この凹部に、シート
    ベルトアンカーを固定するための締結具を配設したこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動車の車体構造。
JP14877496A 1996-06-11 1996-06-11 自動車の車体構造 Pending JPH09328084A (ja)

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Cited By (5)

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