JPH0545527Y2 - - Google Patents

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JPH0545527Y2
JPH0545527Y2 JP17558087U JP17558087U JPH0545527Y2 JP H0545527 Y2 JPH0545527 Y2 JP H0545527Y2 JP 17558087 U JP17558087 U JP 17558087U JP 17558087 U JP17558087 U JP 17558087U JP H0545527 Y2 JPH0545527 Y2 JP H0545527Y2
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JP
Japan
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cross member
floor panel
cross
width direction
fuel tank
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JP17558087U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のフユエルタンク取付構造に係
り、詳しくは車幅方向中央部に上方に凹陥した凹
陥部が形成されたクロスメンバーを有する車体に
採用される自動車のフユエルタンク取付構造に関
する。
(従来の技術) 自動車の燃料タンク支持構造としては、例えば
実開昭58−192112号公報にも見られるように、バ
ンドを介してフロアパネルの下部に燃料タンクを
取付けるようにしたものが多い。これは、バンド
の端を固定するブラケツトを、フロアパネル下面
に車幅方向の閉断面を形成するように接合された
クロスメンバーに接合させている。また、実開昭
61−143920号公報には、燃料タンクを懸吊するバ
ンドの少なくとも一端が固定されるブラケツト
を、フロアパネルとこのフロアパネルの下面に接
合されたクロスメンバーとに跨設させるようにし
たものが記載されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、居住性の向上等の観点からフロア上
面を平坦に形成する場合、クロスメンバーの車幅
方向における中央位置では、その下方にプロペラ
シヤフトや排気管等を配置するためのスペースが
必要とされるので、クロスメンバーはその中央位
置で下面が上方に凹陥した形状に形成され、その
結果、この凹陥部により剛性低下部分ができるこ
とが多い。このような場合、前記したような従来
の燃料タンク支持構造では、このような剛性低下
部分を補強することができず、比較的重量の大き
い燃料タンクを安定強固に支持することは難し
い。
本考案はこのような事情を考慮してなされたも
ので、フロアパネルの下面に接合されるクロスメ
ンバーの車幅方向中央部に上方に凹陥形成される
凹陥部の剛性を有効に補強することができる自動
車のフユエルタンク取付構造を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、略平坦状のフロアパネルの下面に該フロアパ
ネルとで車幅方向に延びる閉断面を形成するよう
に接合され、かつ車幅方向中央部に該車幅方向中
央部下面が上方に凹陥形成されてなる凹陥部を有
する車幅方向に延びる断面逆ハツト形状のクロス
メンバーと、少なくとも一端部が上記クロスメン
バーに取付け固定され、フユエルタンクを上記ク
ロスメンバーを介してフロアパネルの下方に支持
する支持部材と、上記クロスメンバーの閉断面内
における上記支持部材の取付部に対応位置して設
けられ、かつ一端部が少なくとも上記凹陥部まで
延長されているレインフオースメントとを備えて
なるものとする。
(作用) これにより、本考案では、フロアパネルに対
し、車幅方向の中央部にその下面が上方に凹陥形
成されてなる凹陥部を有するクロスメンバーが上
記フロアパネルとで車幅方向に延びる閉断面を形
成するように接合されているので、フロアパネル
の横方向の強度と剛性が補強される。そして、フ
ユエルタンクが支持部材によつてクロスメンバー
を介してフロアパネルの下方に支持され、このク
ロスメンバー内における上記支持部材の取付部が
その部分に設けられるレインフオースメントによ
つて補強されるとともに、このレインフオースメ
ントが上記クロスメンバーの凹陥部まで延長され
ているので、クロスメンバーにおいて強度・剛性
が低下している凹陥部も補強される。
(考案の効果) 本考案の自動車のフユエルタンク取付構造は、
略平坦状のフロアパネルの下面に該フロアパネル
とで車幅方向に延びる閉断面を形成するように接
合され、かつ車幅方向中央部に該車幅方向中央部
下面が上方に凹陥形成されてなる凹陥部を有する
車幅方向に延びる断面逆ハツト形状のクロスメン
バーと、少なくとも一端部が上記クロスメンバー
に取付け固定され、フユエルタンクを上記クロス
メンバーを介してフロアパネルの下方に支持する
支持部材と、上記クロスメンバーの閉断面内にお
ける上記支持部材の取付部に対応位置して設けら
れ、かつ一端部が少なくとも上記凹陥部まで延長
されているレインフオースメントとを備えてなる
ので、プロペラシヤフトを縦通させる空間を確保
するために形成される上記クロスメンバーの凹陥
部をフユエルタンク支持部材の取付部の補強部材
であるレインフオースメントによつて効果的に補
強することができる。
(実施例) 以下に本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
本例に示す自動車のフユエルタンク取付構造
は、フロア上面が平坦に形成される車体構造に適
用され、クロスメンバーの中央位置における凹陥
部の剛性を補強するようにしたもので、以下のよ
うに構成される。
第1図乃至第3図に示すように、略平坦状に形
成されたフロアパネル1の下面に逆ハツト断面を
なすクロスメンバー2が車幅方向に接合されて車
幅方向に延びる閉断面3を形成している。このク
ロスメンバー2の車幅方向中央部には、その下面
を上方に凹陥せしめた凹陥部4が形成されてい
る。そして、フユエルタンク5がクロスメンバー
2を介して支持部材6によつてフロアパネル1の
下方に懸吊・支持される。クロスメンバー2の閉
断面3内における上記支持部材6の取付部7に
は、コ字状断面のレインフオースメント8が対応
位置して設けられ、このレインフオースメント8
はクロスメンバー2の凹陥部4を跨ぐように延長
されている。
フロアパネル1の下面両側縁には、車体前後方
向に延びるサイドフレーム9が接合されて閉断面
10を形成しており、フロアパネル1の縦強度と
剛性を補強している。そして、この両サイドフレ
ーム9間に配置されるクロスメンバー2のフラン
ジ部2aがフロアパネル1下面にスポツト溶接に
より接合されて、フロアパネル1の横強度と剛性
が補強されている。このクロスメンバー2の車幅
方向における中央位置下方にはプロペラシヤフト
11や図示しない排気管等が配置されることか
ら、クロスメンバー2の車幅方向中央部はその下
面が上方に凹陥状となる略円弧状の曲面に形成さ
れ、上記したような凹陥部4となつている。
フユエルタンク5を懸吊・支持する支持部材6
はバンド状に形成され、その一端6aがサイドフ
レーム9の下面にボルトとナツトにより締着固定
され、他端6bには、ブラケツト12が一体に取
付けられている。このブラケツト12はクロスメ
ンバー2の凹陥部4近傍のやや弯曲した下面にボ
ルト13とナツト14により締着固定されてい
る。クロスメンバー2の閉断面3内における支持
部材6の取付部7にあつては、第4図に示すよう
に、予めコ字状断面を有するレインフオースメン
ト8がクロスメンバー2の内面に重合するように
一体に接合固定されており、上記ブラケツト12
はボルト13とナツト14によつて、この補強さ
れたクロスメンバー2部分に締着固定されてい
る。そして、このレインフオースメント8は、上
述したように、クロスメンバー2内に重合されて
中央部の凹陥部4を跨ぐように延長されている。
このように構成された自動車のフユエルタンク
取付構造にあつては、クロスメンバー2内におけ
る支持部材6の取付部7がレインフオースメント
8によつて補強されるので、フユエルタンク5の
支持剛性が向上する。そして、このレインフオー
スメント8が、クロスメンバー2の凹陥部4を跨
ぐように延長されて配置されるので、この凹陥部
4の剛性が効果的に補強され、フロアパネル1も
充分補強される。このように、剛性の低下が懸念
されるクロスメンバー2の凹陥部4を別部材を用
いることなく、フユエルタンク5の取付補強部材
であるレインフオースメント8を用いて効果的に
補強することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車のフユエルタンク取付
構造における要部正面図、第2図は第1図におけ
る−線断面図、第3図は第1図における−
線断面図、第4図は第1図における−線断
面図である。 1……フロアパネル、2……クロスメンバー、
3……閉断面、4……凹陥部、5……フユエルタ
ンク、6……支持部材、7……取付部、8……レ
インフオースメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略平坦状のフロアパネルの下面に該フロアパネ
    ルとで車幅方向に延びる閉断面を形成するように
    接合され、かつ車幅方向中央部に該車幅方向中央
    部下面が上方に凹陥形成されてなる凹陥部を有す
    る車幅方向に延びる断面逆ハツト形状のクロスメ
    ンバーと、 少なくとも一端部が上記クロスメンバーに取付
    け固定され、フユエルタンクを上記クロスメンバ
    ーを介してフロアパネルの下方に支持する支持部
    材と、 上記クロスメンバーの閉断面内における上記支
    持部材の取付部に対応位置して設けられ、かつ一
    端部が少なくとも上記凹陥部まで延長されている
    レインフオースメントと を備えてなることを特徴とする自動車のフユエル
    タンク取付構造。
JP17558087U 1987-11-16 1987-11-16 Expired - Lifetime JPH0545527Y2 (ja)

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JP17558087U JPH0545527Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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JPH0181117U JPH0181117U (ja) 1989-05-31
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JP4882435B2 (ja) * 2006-03-14 2012-02-22 マツダ株式会社 自動車の下部車体構造
JP6430180B2 (ja) * 2014-08-28 2018-11-28 ダイハツ工業株式会社 自動車の荷箱補強構造

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