JP2000072031A - 車両用サブフレーム - Google Patents

車両用サブフレーム

Info

Publication number
JP2000072031A
JP2000072031A JP10248367A JP24836798A JP2000072031A JP 2000072031 A JP2000072031 A JP 2000072031A JP 10248367 A JP10248367 A JP 10248367A JP 24836798 A JP24836798 A JP 24836798A JP 2000072031 A JP2000072031 A JP 2000072031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
bracket
pipe
frame
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10248367A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kawamoto
康雄 川本
Tatsuhisa Yamane
達久 山根
Haruhiko Fujiwara
東彦 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP10248367A priority Critical patent/JP2000072031A/ja
Publication of JP2000072031A publication Critical patent/JP2000072031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/15Mounting of subframes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/012Hollow or tubular elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/60Subframe construction

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の軽量化を図りながら、クロスパイプの
両端部に作用する車体上下,前後方向の強度,剛性を向
上できる車両用ザブフレームを提供する。 【解決手段】 車体フレームにより支持される車両用サ
ブフレームにおいて、該サブフレーム10を、車幅方向
に延びる鋼管製の第1,第2クロスパイプ11,12
と、該クロスパイプ11,12の両端部11a,12a
同士を接続するように配設された左, 右のサスペンショ
ンブラケット14,14とから構成し、該サスペンショ
ンブラケット14をアッパブラケット15とロアブラケ
ット16とを最中状に接合したものとし、該ロアブラケ
ット16とアッパブラケット15との間に上記クロスパ
イプ11,12の両端部11a,12aを挟み込んで接
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレームによ
り支持される車両用サブフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、エンジン,サスペン
ション,あるいはステアリング等をサブフレームを介し
て車体フレームにより支持する場合がある。このような
サブフレームとして、例えば、図11に示すように、車
幅方向に延びるサスペンションメンバ80に、車体前後
方向に延びるセンタメンバ81の後端部81aを弾性部
材82,82を介してボルト83,83により固定した
構造のものがある。
【0003】上記サブフレームは、センタメンバ81の
前端部81bが車体フレームの前端に弾性支持され、上
記サスペンションブラケット80の左, 右側部に形成さ
れた取付け孔86,及び板金製の取付けブラケット85
を介して車体フレームに結合される。また上記センタメ
ンバ81には円筒ブッシュ84,84を介してエンジン
(不図示)が搭載されており、上記サスペンションメン
バ80の左, 右前端部にはサスペンションアーム(不図
示)が取付けられる板金製のアーム取付けブラケット8
7,87が接合されている。
【0004】上記サスペンションメンバ80は、従来、
板金製のロアメンバ80aとアッパメンバ80bとを最
中状に接合して閉断面を形成した構造が一般的である。
ところで、この種のサスペンションメンバ80では、サ
スペンション系等からの荷重や横方向からの入力に対す
る強度を確保するために補強部材を追加したり,板厚を
大きくしたりする必要があり、このため全体としての重
量が大きくなるという問題がある。
【0005】一方、サスペンションメンバの軽量化を図
るために、鋼管製のクロスパイプを採用する場合があ
る。例えば、特開平5−193520号公報には、鋳造
品からなる左, 右の骨組みフレームにクロスパイプの両
端面をボルト締め結合した構造が提案されている。また
実用新案登録第2502655号には、クロスパイプの
端面にプレートを溶接し、該プレートにサスペンション
アームブラケットを溶接した構造が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来公報のように骨組みフレームにクロスパイプの端面を
ボルト締め固定したり、クロスパイプの端面にプレート
を溶接したりする構造では、車体上下,前後方向の入力
に対するクロスパイプの両端部の強度,剛性を充分に確
保しにくいという懸念がある。
【0007】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、車体重量の軽量化を図りながら、クロスパイ
プの両端部の強度,剛性を向上できる車両用ザブフレー
ムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
フレームにより支持される車両用サブフレームにおい
て、該サブフレームを、車幅方向に延びる鋼管製のクロ
スパイプと、該クロスパイプの両端部に配設された左,
右のサスペンションブラケットとから構成し、該サスペ
ンションブラケットをアッパブラケットとロアブラケッ
トとを最中状に接合したものとし、該ロアブラケットと
アッパブラケットとの間に上記クロスパイプを挟み込ん
で接合したことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、上
記クロスパイプの両端部に軸直角方向に貫通孔を形成
し、該貫通孔に車体取付けパイプの基部を固着し、該車
体取付けパイプの他端部を上記車体フレームに結合した
ことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記クロスパイプの両先端部にサスペンションアー
ムを支持するアーム取付けブラケットが結合されている
ことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1の発明に係るサブフレーム
によれば、アッパブラケットとロアブラケットとを最中
状に接合してなるサスペンションブラケットの、該ロア
ブラケットとアッパブラケットとの間にクロスパイプの
両端部を挟み込んで接合したので、クロスパイプの両端
部は閉断面を形成するサスペンションブラケットにより
挟持されることから、車両上下,前後方向からの入力に
対するクロスパイプの両端部の強度,剛性を向上できる
効果がある。
【0012】またクロスパイプの両端部をロアブラケッ
トとアッパブラケットとで挟み込んだで接合したので、
該クロスパイプの両端部の形状上の自由度を向上できる
効果がある。即ち、サスペンションブラケットにクロス
パイプの端部を挿入する構造とした場合には、クロスパ
イプの両端部を直線状にする必要があり、両端部の形状
が制約されるという問題がある。本発明ではこのような
制約がなく、クロスパイプの両端部を斜めに屈曲した
り,あるいは両端部をそれぞれ異なる形状にしたりする
ことが可能となる。
【0013】また、サブフレームに鋼管製のクロスパイ
プを採用したので、従来の最中状のサスペンションメン
バのように板厚を大きくしたり,補強部材を追加したり
することなく車幅方向の荷重に対する剛性を確保でき、
従来のものに比べて重量を低減できる効果がある。
【0014】請求項2の発明では、上記クロスパイプの
両端部に貫通孔を形成し、該貫通孔に鋼管製の車体取付
けパイプを固着したので、車幅方向横力に対する剛性の
高いクロスパイプに車体取付けパイプを一体に結合で
き、横力に対する剛性,及び車体着力点に対する剛性の
両方を向上でき、ひいては操縦安定性を向上できるとと
もに、車体フレームから生じる騒音を低減できる効果が
ある。
【0015】請求項3の発明では、上記クロスパイプの
両先端部にサスペンションアーム取付けブラケットを結
合したので、サスペンションアームからの入力を剛性の
高いクロスパイプで直接受けることができ、サスペンシ
ョンアームの支持剛性を向上できるとともに、補強部材
を不要にできる分だけ軽量化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図10は、本発明
の一実施形態による自動車のサブフレームを説明するた
めの図であり、図1は自動車の車体フレームの側方から
見た概略図、図2〜図4はそれぞれサブフレームの分解
斜視図,側面図、図5はサブフレームの車体取付けパイ
プ部分の断面図、図6はセンタメンバのフロントクロス
メンバ結合部の断面図、図7はセンタメンバのクロスパ
イプ結合部の断面図、図8〜図10はそれぞれセンタメ
ンバの斜視図,断面平面図,断面正面図である。
【0017】図において、1は自動車の車体前部を構成
する車体フレームであり、該車体フレーム1の前方には
車幅方向に延びるフロントバンパ1aが配設され、該フ
ロントバンパ1aの上側の左, 右側部にはヘッドライト
1aが配設されている。また上記車体フレーム1の左,
右側方には前輪1cが配設され、上方にはエンジンルー
ムを開閉するフード1dが配設されている。
【0018】上記車体フレーム1は、車体前後方向に延
びる左, 右のサイドメンバ2,2の前端間に車幅方向に
延びるフロントクロスメンバ3を接合するとともに、後
端部間に車幅方向に延びるリヤクロスメンバ4を結合し
た概略構造を有している。上記サイドメンバ2,フロン
トクロスメンバ3は矩形の閉断面形状に形成されてい
る。
【0019】上記左, 右のサイドメンバ2は略直線状に
延びる直線部2aの後端から斜め下方に延び、傾斜部2
bの下端に続いて後方に略直線状に延びており、該傾斜
部2bの下端部に上記リヤクロスメンバ4が接合されて
いる。また上記サイドメンバ2の直線部2aの後端には
斜め上方に延びるリヤメンバ6が結合され、該リヤメン
バ6はフロントピラー(不図示)に結合されている。
【0020】上記車体フレーム1の下方にはサブフレー
ム10が配設されている。このサブフレーム10は、上
記左, 右のサイドメンバ2,2の直線部2aの後端部間
に配設され車幅方向に延びる第1,第2クロスパイプ1
1,12と、該第1,第2クロスパイプ11,12と上
記フロントクロスメンバ3との間に配設され車体前後方
向に延びるセンタメンバ13とから構成されている。上
記第1,第2クロスパイプ11,12は略真円状の横断
面形状を有する鋼管製のものである。
【0021】上記第2クロスパイプ12は、第1クロス
パイプ11より少し大径のもので、車体後方から見て略
直線状に延びる中央部12bと、この中央部12bの両
端に続いて少し下方に傾斜するよう屈曲した後,該中央
部12bと略平行に延びる直線部12a,12aとから
構成されている。
【0022】上記第1クロスパイプ11は、第2クロス
パイプ12の前方に所定の隙間をあけて配置され、平面
視で上記中央部12bと平行に延びる中央部11bと、
該中央部11bの両端から前方斜め外側に拡開して延び
る傾斜部11a,11aとからなる大略弓形状をなして
いる。
【0023】上記第1,第2クロスパイプ11,12の
両端部には左, 右対称のサスペンションブラケット1
4,14が配設されている。このサスペンションブラケ
ット14は、板金製のアッパブラケット15とロアブラ
ケット16とを両者の周縁に屈曲形成されたフランジ1
5a,16a同士を溶接することにより接合した構造の
ものであり、これによりサスペンションブラケット14
は最中状の閉断面形状となっている。また上記アッパ,
ロアブラケット15,16には外周に沿って延びる補強
ビード15b,16bが形成されている。
【0024】上記サスペンションブラケット14の後端
部は、該後端部に形成された車体取付け孔14aに挿入
されたボルト17を介して上記リヤクロスメンバ4に結
合されている。また上記サスペンションブラケット14
の外側部にはアーム取付け孔14bが形成されており、
該アーム取付け孔14bには前輪1cを支持するサスペ
ンションアーム(不図示)の後側アーム部がボルトを介
して取付けられている。
【0025】また上記左, 右サスペンションブラケット
14の前端にはアーム取付けブラケット18が設けら
れ、該取付けブラケット18は上記第1クロスパイプ1
1の先端部に溶接接合されている。これにより左, 右の
アーム取付けブラケット18は第1クロスパイプ11に
より一体に結合されている。またこのアーム取付けブラ
ケット18には上記サスペンションアームの前側アーム
部が不図示の弾性ブッシュを介して取付けられている。
【0026】上記サスペンションブラケット14の後部
には第2クロスパイプ12の直線部12aが挿入されて
おり、該直線部12aは溶接孔15d,16d等を介し
てサスペンションブラケット14に溶接されている。こ
のサスペンションブラケット14のアッパブラケット1
5及びロアブラケット16には半円状の凹部15c,1
6cが凹設されており、該凹部15c,16cにより形
成された円形孔内に上記直線部12aが挿入挟持され、
かつ溶接接合されている。
【0027】上記サスペンションブラケット14の前端
部には第1クロスパイプ11の傾斜部11aが挿入され
ており、該傾斜部11aは溶接孔15g等を介して溶接
されている。上記アッパブラケット15の前端部には傾
斜部11aの上面部分に沿う切欠き部15eが形成さ
れ、該切欠き部15eの前端部には上記傾斜部11aの
先端部を覆う膨出部15fが形成されている。この切欠
き部15e,膨出部15fとロアブラケット16との間
に傾斜部11aが挿入挟持され、かつ溶接接合されてい
る。
【0028】上記第1クロスパイプ11の両傾斜部11
aにはこれを軸直角方向に貫通する貫通孔11cが形成
されており、該両傾斜部11aの貫通孔11cの周辺部
は少し上方に膨出するよう形成されている。また上記ロ
アブラケット16の上記貫通孔11cに臨む部分には同
様の貫通孔16eが形成されている。
【0029】上記各貫通孔11c,16eには鋼管製の
車体取付けパイプ20の下端基部20aが挿入されてお
り、該基部20aは傾斜部11a,及びロアブラケット
16に一体に溶接接合されている。この取付けパイプ2
0の車体外側に湾曲して上方に延びる外端部20bには
円筒状の取付け部材21が軸線を上下方向に向けて溶接
されており、この取付け部材21は左, 右のサイドメン
バ2の底壁2aにゴム部材22を介在させてボルト締め
固定されている(図5参照)。
【0030】上記センタメンバ13は、横断面四角形の
筒状のセンタメンバ本体25の後部に略垂直に立設され
たエンジンサポートブラケット26を接続し、該センタ
メンバ本体25の後端に車幅方向に延びる支持ブラケッ
ト27を接続した構成となっている。
【0031】上記センタメンバ本体25は、前後方向に
略直線状に延びる直線部25aの前端に前上がりに起立
する傾斜部25bを屈曲形成し、該傾斜部25bの前端
に正面視で略台形をなすマウント部25cを形成すると
ともに、該マウント部25cの下端縁に車幅方向に突出
するフランジ部25dを一体形成した構造となってい
る。この左, 右フランジ部25dには嵌装孔25eが形
成されている。なお、図示していないが、上記センタメ
ンバ本体25のマウント部25c部分は、平面から見て
直線部25aの軸線より若干車幅方向にオフセットして
いる。
【0032】上記マウント部25cの上面には円筒ブッ
シュ28が接続されている。この円筒ブッシュ28は外
筒28aの軸心にゴム部材28bを介在させて内筒28
cを挿入し焼け付け固定した構造のものであり、該外筒
28aがマウント部25cに溶接されている。
【0033】上記エンジンサポートブラケット26は前
方に開口する横断面コ字状のもので、該サポートブラケ
ット26の下端部26aはセンタメンバ本体25の左,
右側壁に溶接されている。このサポートブラケット26
の上端部26bには上記同様の構造からなる円筒ブッシ
ュ29が配置され、該円筒ブッシュ29の内筒29cが
ボルト30により締め付け固定されている。
【0034】上記センタメンバ13の前側,後側円筒ブ
ッシュ28,29を介してエンジン(不図示)が弾性支
持されている。また該エンジンはサイドメンバ2の後端
部にブラケット35を介して支持された円筒ブッシュ3
6を介して弾性支持されている。このようにしてエンジ
ンはセンタメンバ13の両円筒ブッシュ28,29によ
り重心支持され、サイドメンバ2の円筒ブッシュ36に
より慣性支持されている。なお、上記エンジンはクラン
ク軸32を車幅方向に向けて搭載された横置きエンジン
である(図1参照)。
【0035】上記支持ブラケット27は横断面で見て下
向きのコ字状をなしており、これの中央部がセンタメン
バ本体25の上壁,左右側壁に溶接接合されている。こ
の支持ブラケット27の両端部には嵌装孔27a,27
aが形成されている。
【0036】上記第1,第2クロスパイプ11,12の
間には厚板の支持プレート38が架設され、該支持プレ
ート38の前縁,後縁はそれぞれ第1クロスパイプ11
の後壁部,第2クロスパイプ12の前壁部に溶接接合さ
れている。この支持プレート38の両端部にはボルト孔
38a,38aが形成されている。
【0037】また上記支持プレート38の左, 右側方の
第1,第2クロスパイプ11,12の間にはステアリン
グギヤボックス支持ブラケット39,39が架け渡して
溶接接合されている。この支持ブラケット39は板金製
箱形のもので、これの前面取付け座39aに車幅方向に
延びる不図示のステアリングギヤボックスがクランプ部
材を介してボルト締め固定される。
【0038】上記センタメンバ13の前端の左, 右のフ
ランジ部25dはフロントクロスメンバ3の上面に弾性
支持されている。詳細には、各フランジ部25dの嵌装
孔25eにゴムブッシュ40を嵌挿し、該ゴムブッシュ
40の軸心にワッシャ42を介してボルト41を挿入す
るとともに、該ボルト41を上記フロントクロスメンバ
3の上壁に締め付け固定することにより弾性結合されて
いる。
【0039】そして上記支持プレート38の下面にセン
タメンバ13の支持ブラケット27が弾性支持されてい
る。詳細には、上記同様に、支持ブラケット27の嵌装
孔27aに嵌挿されたゴムブッシュ40をボルト41を
介して上記支持プレート38に締結固定することに弾性
結合されている。
【0040】上記センタメンバ本体25は、長方形状の
平板を長手方向に沿う両縁部が対向するよう横断面ロ字
状に折り曲げて該対向する縁部を重ね合せて形成された
角筒体であり、この重合部がスポット溶接されている。
そして上記重合部にはこれの長手方向に所定ピッチで凹
部45aと凸部45bとが波形をなすよう交互にかつ互
いに対向するように形成されており、この左, 右の凹部
45a,45a同士によりセンタメンバ本体25内に臨
む開口46が形成されている。
【0041】そして上記左, 右の凸部45b同士が上記
開口46から挿入されたスポットガンによりスポット溶
接されている。また上記凸部45bのピッチPは、前面
衝突時にセンタメンバ本体25に軸方向の圧縮変形を誘
発させるように設定されている。
【0042】また上記センタメンバ本体25の上壁には
間隔をあけて肉抜き孔47が形成されており、該肉抜き
孔47はセンタメンバ本体25の軽量化を図るととも
に、前面衝突時の圧縮変形を誘発させる機能を有してい
る。
【0043】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態では、サブフレーム10を、車幅方向に
延びる鋼管製の第1,第2クロスパイプ11,12と、
第1,第2クロスパイプ11,12の両端部に接続され
たサスペンションブラケット14とから構成したので、
該第1,第2クロスパイプ11,12により、従来の最
中状のサスペンションメンバのように板厚を厚くした
り,補強部材を追加したりすることなく車幅方向の荷重
に対する剛性を向上でき、従来のものに比べて重量を軽
減できる。
【0044】上記サスペンションブラケット14を、ア
ッパブラケット15とロアブラケット16とを閉断面を
なすように最中状に溶接したものとし、該アッパブラケ
ット15とロアブラケット16との間に上記第1クロス
パイプ11の傾斜部11a,及び第2クロスパイプ12
の直線部12aを挟み込んで溶接したので、該直線部1
2a,傾斜部11aは閉断面をなすサスペンションブラ
ケット14全体で挟持されることとなり、車両上下方
向,前後方向からの荷重に対する強度,剛性を向上でき
る。
【0045】上記各クロスパイプ11,12の両端部を
アッパブラケット15,ロアブラケット16の間で挟み
込んだので、各クロスパイプ11,12の端部の形状上
の自由度を向上できる。これにより第1クロスパイプ1
1の両端部を前方外側に屈曲させた場合にも第1,第2
クロスパイプ11,12を容易に組み付けることができ
る。ちなみに、サスペンションブラケットに各クロスパ
イプを後付けで挿入する構造では、両端部を直線状に形
成する必要があり、形状上の自由度が制約される。
【0046】またサブフレーム10を第1,第2クロス
パイプ11,12と、左右のサスペンションブラケット
14,14とからなる構造としたので、上記第1,第2
クロスパイプ11,12の中央部11b,12bを、例
えば駆動方式の異なる2WD車,4WD車に対応した形
状にすることにより、サスペンションブラケット14を
2WD車,4WD車で共通化でき、部品コストを低減で
きる。
【0047】本実施形態では、上記第1クロスパイプ1
1の両先端部にサスペンションアーム取付けブラケット
18を溶接したので、サスペンションアームからの入力
を剛性の高いクロスパイプ11で直接受けることがで
き、サスペンションアームの支持剛性を向上できるとと
もに、補強部材を不要にできる分だけ軽量化を図ること
ができる。
【0048】また本実施形態では、第1クロスパイプ1
1の傾斜部11aに軸直角方向に延びる貫通孔11cを
形成し、該貫通孔11cに鋼管製の車体取付けパイプ2
0の基部20aを挿入固定し、該取付けパイプ20の外
端部20bをサイドメンバ2に結合したので、車幅方向
横力に対する剛性の高いクロスパイプ11に車体取付け
パイプ20を一体に結合でき、横力に対する剛性,及び
車体着力点に対する剛性の両方を向上でき、ひいては操
縦安定性を向上できるとともに、車体フレームから発生
する騒音を低減できる。
【0049】上記車体取付けパイプ20の基部20aを
第1クロスパイプ11に溶接するとともに、ロアブラケ
ット16に溶接したので、上記横力に対する剛性、及び
車体着力点の剛性をさらに高めることができる。
【0050】本実施形態によれば、上記第1,第2クロ
スメンバ11,12の間に支持プレート38を架設する
とともに溶接接合し、該支持プレート38にセンタメン
バ13の後端支持ブラケット27をゴムブッシュ40を
介して弾性結合し、センタメンバ13の前端フランジ部
25dをゴムブッシュ40を介してフロントクロスメン
バ3に弾性結合したので、剛性の高い第1,第2クロス
パイプ11,12で支持プレート38を支持でき、それ
だけセンタメンバ13の支持剛性を向上できる。その結
果、従来のように剛性を確保するためのカラーやリイン
ホースメントを不要にでき、部品点数を削減できるとと
もに、重量を低減できる。
【0051】また上記第1,第2クロスパイプ11,1
2間の空きスペースを有効利用して支持プレート38を
配置でき、狭いスペースの効率を高めることができる。
【0052】なお、上記実施形態では、第1,第2クロ
スパイプ11,12に支持プレート38を架設した場合
を説明したが、本発明では、該支持プレート38の両端
部にステアリングギヤボックスの取付け座を一体形成し
てもよい。この場合には、剛性の高い第1,第2クロス
パイプ11,12によりステアリングギヤボックスの支
持剛性を向上できるとともに、ギヤボックス取付けブラ
ケットを不要にできる分だけ部品点数を低減できる。
【0053】本実施形態では、上記センタメンバ13の
センタメンバ本体25を、平板を折り曲げてなる角筒体
とし、該角筒体の重合部の軸方向に延びる両縁部に波形
状の凹部45aと凸部45bとを交互に形成し、該凸部
45bの重ね合わせ部をスポット溶接するようにしたの
で、凹部45a同士により形成された開口46を利用し
てスポットガンを挿入することにより凸部45bをスポ
ット溶接することができ、従来のセンタメンバ全長に渡
ってアーク溶接を行う場合に比べてコストを低減でき
る。また上記開口46を利用して塗装工程での電着液を
排出することができる。
【0054】また上記平板を折り曲げて閉断面をなす角
筒体を形成したので、センタメンバ本体25全体の剛性
を確保しながら従来のリインホースメントを不要にで
き、この点からもコストを低減できる。
【0055】さらに上記凸部45bのピッチPを適宜設
定することにより、前面衝突時にセンタメンバ13に軸
方向の圧縮変形を誘発させるクラッシュモードを付与す
ることができ、衝突エネルギーの吸収機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車の側方から見
た車体フレームの概略図である。
【図2】上記車体フレームに支持されたサブフレームの
分解斜視図である。
【図3】上記サブフレームのサスペンションブラケット
周りの分解斜視図である。
【図4】上記サブフレームの側面図である。
【図5】上記サブフレームの車体取付けパイプ部分の断
面図である。
【図6】上記サブフレームのセンタメンバの前端結合部
の断面図である。
【図7】上記センタメンバの後端結合部分の断面図であ
る。
【図8】上記センタメンバの斜視図である。
【図9】上記センタメンバの断面平面図である。
【図10】上記センタメンバの横断面図である(図9の
X−X線断面図)。
【図11】従来の一般的なサブフレームの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 車体フレーム 10 サブフレーム 11 第1クロスパイプ 11a 傾斜部(端部) 11c 貫通孔 12 第2クロスパイプ 12a 直線部(端部) 14 サスペンションブラケット 15 アッパブラケット 16 ロアブラケット 18 サスペンションアーム取付けブラケ
ット 20 車体取付けパイプ 20a 基部 20b 上外端部(他端部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにより支持される車両用サ
    ブフレームにおいて、該サブフレームを、車幅方向に延
    びる鋼管製のクロスパイプと、該クロスパイプの両端部
    に配設された左, 右のサスペンションブラケットとから
    構成し、該サスペンションブラケットをアッパブラケッ
    トとロアブラケットとを最中状に接合してなるものと
    し、該ロアブラケットとアッパブラケットとの間に上記
    クロスパイプの端部を挟み込んで接合したことを特徴と
    する車両用サブフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記クロスパイプの
    両端部に軸直角方向に貫通孔を形成し、該貫通孔に鋼管
    製の車体取付けパイプの基部を固着し、該車体取付けパ
    イプの他端部を上記車体フレームに結合したことを特徴
    とする車両用サブフレーム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記クロスパ
    イプの両先端部にサスペンションアームを支持するアー
    ム取付けブラケットが結合されていることを特徴とする
    車両用サブフレーム。
JP10248367A 1998-09-02 1998-09-02 車両用サブフレーム Pending JP2000072031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10248367A JP2000072031A (ja) 1998-09-02 1998-09-02 車両用サブフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10248367A JP2000072031A (ja) 1998-09-02 1998-09-02 車両用サブフレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000072031A true JP2000072031A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17177055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10248367A Pending JP2000072031A (ja) 1998-09-02 1998-09-02 車両用サブフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000072031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052684A1 (ja) * 2009-10-28 2011-05-05 フタバ産業株式会社 サスペンションメンバ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052684A1 (ja) * 2009-10-28 2011-05-05 フタバ産業株式会社 サスペンションメンバ
JP2011093385A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Futaba Industrial Co Ltd サスペンションメンバ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5539523B2 (ja) エンジンマウント支持構造
JP3226896B2 (ja) 自動車の前部車体構造
EP3887205B1 (en) Vehicle trunk lid
JP2000072029A (ja) 車両用サブフレーム
JP2005138652A (ja) 車両用サスペンションメンバの補強構造
JP2000072032A (ja) 車両用フロントメンバ
JP3713703B2 (ja) 自動車のサブフレーム
JP3403969B2 (ja) 車両用エンジンのマウント構造
JP2893611B2 (ja) 自動車のサスペンション取付部構造
JP2000072031A (ja) 車両用サブフレーム
JPH09220917A (ja) 車体構造
KR20080016091A (ko) 자동차의 서브프레임구조
KR100280940B1 (ko) 자동차의 차체 하부 보강구조
JPH10338159A (ja) 車体フレーム構造
JPH085896Y2 (ja) 自動車のステアリング装置
JPH0443172A (ja) 自動車のエンジンマウント取付部構造
KR100478043B1 (ko) 자동차의 카울 크로스 바 결합구조
JP3436097B2 (ja) 車体構造
JP2997166B2 (ja) ステアリング装置の支持構造
JPH07267135A (ja) 車体の補強構造
KR100489262B1 (ko) 자동차용 엔진 마운팅 브래킷의 체결구조
WO2023181248A1 (ja) 車両のフレーム構造
JPH0327909Y2 (ja)
JPH0316883A (ja) 自動車のサスペンションロッド取付構造
JP2536903Y2 (ja) 車両の排気管取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030902