JPH09220917A - 車体構造 - Google Patents
車体構造Info
- Publication number
- JPH09220917A JPH09220917A JP3167496A JP3167496A JPH09220917A JP H09220917 A JPH09220917 A JP H09220917A JP 3167496 A JP3167496 A JP 3167496A JP 3167496 A JP3167496 A JP 3167496A JP H09220917 A JPH09220917 A JP H09220917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting bracket
- vehicle body
- shock absorber
- side member
- rear side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/128—Damper mount on vehicle body or chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/43—Fittings, brackets or knuckles
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体構造において、車体自体の機能に支障を
きたすことなく車体剛性を向上する。 【解決手段】 車体の両側部に車体前後方向に沿った略
コ字状断面をなすリヤサイドメンバ12をフロア11の
下面に固定することで閉断面を構成し、このリヤサイド
メンバ12の下面に挿通孔14を形成すると共にリヤサ
イドメンバ12内に挿通孔14に対応して取付ブラケッ
ト15,16を固着し、サスペンション装置の一部を構
成するショックアブソーバ17の上端部を挿通孔14を
通してリヤサイドメンバ12内に侵入させて取付ブラケ
ット15,16によって支持する。
きたすことなく車体剛性を向上する。 【解決手段】 車体の両側部に車体前後方向に沿った略
コ字状断面をなすリヤサイドメンバ12をフロア11の
下面に固定することで閉断面を構成し、このリヤサイド
メンバ12の下面に挿通孔14を形成すると共にリヤサ
イドメンバ12内に挿通孔14に対応して取付ブラケッ
ト15,16を固着し、サスペンション装置の一部を構
成するショックアブソーバ17の上端部を挿通孔14を
通してリヤサイドメンバ12内に侵入させて取付ブラケ
ット15,16によって支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サスペンション装
置の一部を構成するショックアブソーバの車体への取付
のための車体構造に関する。
置の一部を構成するショックアブソーバの車体への取付
のための車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のサスペンション取付構造として
は、実開平3−88904号公報に開示されたものがあ
る。図5にこの実開平3−88904号公報に開示され
た従来の車両のサスペンション取付構造を表す概略を示
す。
は、実開平3−88904号公報に開示されたものがあ
る。図5にこの実開平3−88904号公報に開示され
た従来の車両のサスペンション取付構造を表す概略を示
す。
【0003】図5に示すように、車体のリヤフロア10
1の下面には左右一対のリヤフレーム102が車体前後
方向に沿って固定されており、この一対のリヤフレーム
102にはクロスメンバ103が掛け渡されている。こ
のクロスメンバ103には上下一対のサスペンションア
ーム104を介して支持部材105が取付けられてお
り、この支持部材105には後輪106が回転自在に装
着されている。そして、リヤフロア101のの左右両側
には後輪106を覆うようにホイールハウス107が取
付けられている。
1の下面には左右一対のリヤフレーム102が車体前後
方向に沿って固定されており、この一対のリヤフレーム
102にはクロスメンバ103が掛け渡されている。こ
のクロスメンバ103には上下一対のサスペンションア
ーム104を介して支持部材105が取付けられてお
り、この支持部材105には後輪106が回転自在に装
着されている。そして、リヤフロア101のの左右両側
には後輪106を覆うようにホイールハウス107が取
付けられている。
【0004】また、クロスメンバ103と支持部材10
5との間にはサスペンション装置の一部を構成するショ
ックアブソーバ108が配設され、このショックアブソ
ーバ108の上部はリヤフロア101及びリヤフレーム
102に固定された支持ブラケット109に支持され、
下部は支持部材105に支持されている。更に、このシ
ョックアブソーバ108と支持ブラケット109との間
には圧縮ばね110が介装されている。
5との間にはサスペンション装置の一部を構成するショ
ックアブソーバ108が配設され、このショックアブソ
ーバ108の上部はリヤフロア101及びリヤフレーム
102に固定された支持ブラケット109に支持され、
下部は支持部材105に支持されている。更に、このシ
ョックアブソーバ108と支持ブラケット109との間
には圧縮ばね110が介装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の車両のサスペンション取付構造において、リヤフレ
ーム102やクロスメンバ103は車体全体の剛性をあ
る程度確保して変形を防止するためのものであり、閉断
面構造となっている。一方、後輪106からの突き上げ
荷重がサスペンション装置を介して車体に作用するよう
になっている。従来の車両のサスペンション取付構造の
場合、リヤフレーム102に対してサスペンション装置
(ショックアブソーバ108、圧縮ばね110)は車体
幅方向で長さLだけずれた位置に取付けられている。そ
のため、車体強度が不十分となってサスペンション装置
から車体に作用する突き上げ荷重により、リヤフロア1
01から車室内に振動や異音等が伝達され易いという問
題がある。
来の車両のサスペンション取付構造において、リヤフレ
ーム102やクロスメンバ103は車体全体の剛性をあ
る程度確保して変形を防止するためのものであり、閉断
面構造となっている。一方、後輪106からの突き上げ
荷重がサスペンション装置を介して車体に作用するよう
になっている。従来の車両のサスペンション取付構造の
場合、リヤフレーム102に対してサスペンション装置
(ショックアブソーバ108、圧縮ばね110)は車体
幅方向で長さLだけずれた位置に取付けられている。そ
のため、車体強度が不十分となってサスペンション装置
から車体に作用する突き上げ荷重により、リヤフロア1
01から車室内に振動や異音等が伝達され易いという問
題がある。
【0006】そこで、リヤフレーム102の幅を広くし
てこのリヤフレーム102の下面にサスペンション装置
(ショックアブソーバ108、圧縮ばね110)を装着
することが考えられるが、この場合、圧縮ばね110の
長さが短くなって所定の機能を発揮できない虞がある。
また、リヤフロア101の位置を上方に移動すると共に
リヤフレーム102の幅を広くしてこのリヤフレーム1
02の下面にサスペンション装置を装着することも考え
られるが、この場合、リヤフロア101の上方の車室が
狭くなってしまうという問題がある。
てこのリヤフレーム102の下面にサスペンション装置
(ショックアブソーバ108、圧縮ばね110)を装着
することが考えられるが、この場合、圧縮ばね110の
長さが短くなって所定の機能を発揮できない虞がある。
また、リヤフロア101の位置を上方に移動すると共に
リヤフレーム102の幅を広くしてこのリヤフレーム1
02の下面にサスペンション装置を装着することも考え
られるが、この場合、リヤフロア101の上方の車室が
狭くなってしまうという問題がある。
【0007】また、前述したように、従来の車両のサス
ペンション取付構造にあっては、リヤフレーム102と
ショックアブソーバ108が車体幅方向でずれた位置に
取付けられているために車体強度が不十分であり、走行
中に車輪から伝達される異音(ロードノイズ)が発生し
てしまい、対策として遮音シートを貼着したり、素材に
制振板を使用していたが、コストが増加してしまうとい
う問題がある。更に、走行中の振動も車体に伝達される
こととなり、板厚を厚くしたり、スポット溶接箇所を増
やしていたが、これによってもコストが増加してしまう
という問題がある。
ペンション取付構造にあっては、リヤフレーム102と
ショックアブソーバ108が車体幅方向でずれた位置に
取付けられているために車体強度が不十分であり、走行
中に車輪から伝達される異音(ロードノイズ)が発生し
てしまい、対策として遮音シートを貼着したり、素材に
制振板を使用していたが、コストが増加してしまうとい
う問題がある。更に、走行中の振動も車体に伝達される
こととなり、板厚を厚くしたり、スポット溶接箇所を増
やしていたが、これによってもコストが増加してしまう
という問題がある。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、車体自体の機能に支障をきたすことなく車体
剛性を向上することのできる車体構造を提供することを
目的とする。
であって、車体自体の機能に支障をきたすことなく車体
剛性を向上することのできる車体構造を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の車体構造は、車体の両側部に車体前後方向
に沿った略コ字状断面をなすサイドフレームが該車体の
フロア下面に固定されることで閉断面を構成し、該サイ
ドフレームの下面に挿通孔を形成すると共に、該サイド
フレーム内に該挿通孔に対応して略コ字状断面をなす取
付ブラケットが固着され、サスペンション装置の一部を
構成するショックアブソーバの上端部が前記挿通孔を通
って前記サイドフレーム内に侵入し、前記取付ブラケッ
トによって支持されたことを特徴とするものである。
めの本発明の車体構造は、車体の両側部に車体前後方向
に沿った略コ字状断面をなすサイドフレームが該車体の
フロア下面に固定されることで閉断面を構成し、該サイ
ドフレームの下面に挿通孔を形成すると共に、該サイド
フレーム内に該挿通孔に対応して略コ字状断面をなす取
付ブラケットが固着され、サスペンション装置の一部を
構成するショックアブソーバの上端部が前記挿通孔を通
って前記サイドフレーム内に侵入し、前記取付ブラケッ
トによって支持されたことを特徴とするものである。
【0010】従って、閉断面を構成するサイドフレーム
とサスペンション装置の一部を構成するショックアブソ
ーバとが車幅方向にてほぼ同位置に位置することで、サ
スペンション装置のショックアブソーバから車体に突き
上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取付ブラケ
ットを介してサイドフレームに作用することとなり、閉
断面構造で剛性の高いサイドフレームは変形することな
く、確実に受け止めることとなる。
とサスペンション装置の一部を構成するショックアブソ
ーバとが車幅方向にてほぼ同位置に位置することで、サ
スペンション装置のショックアブソーバから車体に突き
上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取付ブラケ
ットを介してサイドフレームに作用することとなり、閉
断面構造で剛性の高いサイドフレームは変形することな
く、確実に受け止めることとなる。
【0011】また、本発明の車体構造において、取付ブ
ラケットにショックアブソーバの上端部を支持する支持
部を絞り加工によって形成することで、走行中にショッ
クアブソーバから取付ブラケットに入力される突き上げ
荷重やねじり荷重などに対してこの取付ブラケットの支
持部が変形を阻止してサイドフレームにて確実に前記荷
重を受け止めることができる。
ラケットにショックアブソーバの上端部を支持する支持
部を絞り加工によって形成することで、走行中にショッ
クアブソーバから取付ブラケットに入力される突き上げ
荷重やねじり荷重などに対してこの取付ブラケットの支
持部が変形を阻止してサイドフレームにて確実に前記荷
重を受け止めることができる。
【0012】また、本発明の車体構造において、取付ブ
ラケットの左右の鉛直面部をサイドフレームの縦壁部に
密着して接合することで、走行中にショックアブソーバ
から取付ブラケットに入力される突き上げ荷重はこの取
付ブラケットからサイドフレームに伝達されるが、この
とき、突き上げ荷重は取付ブラケットとサイドフレーム
との接合部にせん断応力として効率的に受け止めること
となり、取付ブラケットやサイドフレームの変形を阻止
して確実に前記突き上げ荷重を受け止めることができ
る。
ラケットの左右の鉛直面部をサイドフレームの縦壁部に
密着して接合することで、走行中にショックアブソーバ
から取付ブラケットに入力される突き上げ荷重はこの取
付ブラケットからサイドフレームに伝達されるが、この
とき、突き上げ荷重は取付ブラケットとサイドフレーム
との接合部にせん断応力として効率的に受け止めること
となり、取付ブラケットやサイドフレームの変形を阻止
して確実に前記突き上げ荷重を受け止めることができ
る。
【0013】また、本発明の車体構造において、取付ブ
ラケットをフロア下面と所定の隙間をもって配設するこ
とで、走行中にショックアブソーバから取付ブラケット
に入力される突き上げ荷重は直接フロアに伝達されるこ
とはなく、振動や異音が車室内に伝わるのを抑制するこ
とができる。
ラケットをフロア下面と所定の隙間をもって配設するこ
とで、走行中にショックアブソーバから取付ブラケット
に入力される突き上げ荷重は直接フロアに伝達されるこ
とはなく、振動や異音が車室内に伝わるのを抑制するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0015】本発明の車体構造において、車体の両側部
には前後方向に沿って略コ字状断面をなす左右一対のサ
イドフレームが配設されており、このサイドフレームは
ほぼ水平に取付けられたフロアの下面に固定されること
で、閉断面を構成している。また、サイドフレームの下
面には挿通孔が形成されると共に、このサイドフレーム
内には挿通孔に対応した位置に略コ字状断面をなす取付
ブラケットが固着されている。そして、サスペンション
装置の一部を構成するショックアブソーバの上端部が下
方からこの挿通孔を通ってサイドフレーム内に侵入し、
取付ブラケットによって支持されている。
には前後方向に沿って略コ字状断面をなす左右一対のサ
イドフレームが配設されており、このサイドフレームは
ほぼ水平に取付けられたフロアの下面に固定されること
で、閉断面を構成している。また、サイドフレームの下
面には挿通孔が形成されると共に、このサイドフレーム
内には挿通孔に対応した位置に略コ字状断面をなす取付
ブラケットが固着されている。そして、サスペンション
装置の一部を構成するショックアブソーバの上端部が下
方からこの挿通孔を通ってサイドフレーム内に侵入し、
取付ブラケットによって支持されている。
【0016】従って、閉断面を構成するサイドフレーム
とショックアブソーバとが車幅方向にてほぼ同位置に配
設されたことで、このショックアブソーバから車体に突
き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取付ブラ
ケットを介してサイドフレームに作用することとなり、
閉断面構造で剛性の高いサイドフレームは変形すること
なく、確実に受け止めることとなる。そのため、特別な
補強対策などをせずに容易に車体剛性を向上でき、組立
作業の簡素化やコストの低減に寄与できる。
とショックアブソーバとが車幅方向にてほぼ同位置に配
設されたことで、このショックアブソーバから車体に突
き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取付ブラ
ケットを介してサイドフレームに作用することとなり、
閉断面構造で剛性の高いサイドフレームは変形すること
なく、確実に受け止めることとなる。そのため、特別な
補強対策などをせずに容易に車体剛性を向上でき、組立
作業の簡素化やコストの低減に寄与できる。
【0017】また、本発明の車体構造において、ショッ
クアブソーバの上端部を支持する取付ブラケットの支持
部を絞り加工によって形成している。
クアブソーバの上端部を支持する取付ブラケットの支持
部を絞り加工によって形成している。
【0018】従って、走行中にショックアブソーバから
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重に対して、こ
の取付ブラケットの支持部が変形を阻止する機能を発揮
することができるので、サイドフレームにて確実に前記
突き上げ荷重を受け止めることができる。
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重に対して、こ
の取付ブラケットの支持部が変形を阻止する機能を発揮
することができるので、サイドフレームにて確実に前記
突き上げ荷重を受け止めることができる。
【0019】また、本発明の車体構造において、取付ブ
ラケットに左右の鉛直面部を形成すると共に、サイドフ
レームの挿入孔の両側に縦壁部を形成し、取付ブラケッ
トの各鉛直面部とサイドフレームの各縦壁部とを互いに
密着して接合している。
ラケットに左右の鉛直面部を形成すると共に、サイドフ
レームの挿入孔の両側に縦壁部を形成し、取付ブラケッ
トの各鉛直面部とサイドフレームの各縦壁部とを互いに
密着して接合している。
【0020】従って、走行中にショックアブソーバから
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重はこの取付ブ
ラケットからサイドフレームに伝達されるが、このと
き、突き上げ荷重は取付ブラケットとサイドフレームと
の接合部にせん断応力として作用することとなり、この
突き上げ荷重を効率的に受け止め、取付ブラケットやサ
イドフレームの変形を阻止して確実に前記突き上げ荷重
を受け止めることができる。
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重はこの取付ブ
ラケットからサイドフレームに伝達されるが、このと
き、突き上げ荷重は取付ブラケットとサイドフレームと
の接合部にせん断応力として作用することとなり、この
突き上げ荷重を効率的に受け止め、取付ブラケットやサ
イドフレームの変形を阻止して確実に前記突き上げ荷重
を受け止めることができる。
【0021】また、本発明の車体構造において、フロア
とサイドフレームとで構成した閉断面の内部に位置した
取付ブラケットはこのフロア下面と所定の隙間をもって
配設されている。
とサイドフレームとで構成した閉断面の内部に位置した
取付ブラケットはこのフロア下面と所定の隙間をもって
配設されている。
【0022】従って、走行中にショックアブソーバから
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重は直接フロア
に伝達されることはなく、振動や異音が車室内に伝わる
のを抑制できる。
取付ブラケットに入力される突き上げ荷重は直接フロア
に伝達されることはなく、振動や異音が車室内に伝わる
のを抑制できる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0024】<第1実施例>図1に本発明の第1実施例
に係る車体構造を表すリヤサスペンションの取付部の断
面、図2にリヤサスペンションの取付部を構成する各部
材の分解斜視の概略を示す。
に係る車体構造を表すリヤサスペンションの取付部の断
面、図2にリヤサスペンションの取付部を構成する各部
材の分解斜視の概略を示す。
【0025】本実施例の車体構造において、図1及び図
2に示すように、車体の後部にはほぼ水平になしてリヤ
フロア11が装着されており、このリヤフロア11の両
側部には前後方向に沿ってサイドフレームとしてのリヤ
サイドメンバ12が取付けられている。このリヤサイド
メンバ12は平面部12aと左右の側壁部12bと左右
のフランジ部12cとからなり、上部が開放された略コ
字状断面をなしており、左右のフランジ部12cがリヤ
フロア11の下面にスポット溶接Wされることで、閉断
面を形成している。そして、リヤサイドメンバ12の一
方の側壁部12bがホイールハウス13の端部にスポッ
ト溶接Wされている。
2に示すように、車体の後部にはほぼ水平になしてリヤ
フロア11が装着されており、このリヤフロア11の両
側部には前後方向に沿ってサイドフレームとしてのリヤ
サイドメンバ12が取付けられている。このリヤサイド
メンバ12は平面部12aと左右の側壁部12bと左右
のフランジ部12cとからなり、上部が開放された略コ
字状断面をなしており、左右のフランジ部12cがリヤ
フロア11の下面にスポット溶接Wされることで、閉断
面を形成している。そして、リヤサイドメンバ12の一
方の側壁部12bがホイールハウス13の端部にスポッ
ト溶接Wされている。
【0026】このリヤサイドメンバ12の平面部12a
には所定の位置に挿入孔14が形成されると共に、この
挿入孔14の外周部には縦壁部14aが形成されてい
る。また、リヤサイドメンバ12一方の側壁部12bに
は挿入孔14に隣接して貫通孔12dが形成されてい
る。そして、このリヤサイドメンバ12内には挿通孔1
4に対応した位置に2つの取付ブラケット15,16を
介して図示しないサスペンション装置の一部を構成する
ショックアブソーバ17の上端部が支持されている。
には所定の位置に挿入孔14が形成されると共に、この
挿入孔14の外周部には縦壁部14aが形成されてい
る。また、リヤサイドメンバ12一方の側壁部12bに
は挿入孔14に隣接して貫通孔12dが形成されてい
る。そして、このリヤサイドメンバ12内には挿通孔1
4に対応した位置に2つの取付ブラケット15,16を
介して図示しないサスペンション装置の一部を構成する
ショックアブソーバ17の上端部が支持されている。
【0027】即ち、第1取付ブラケット15はプレスに
よる曲げ加工によって形成されるものであって、平面部
15aと左右の側壁部15bとによって略コ字状断面を
なしており、平面部15aにリヤサイドメンバ12の縦
壁部14aが貫入する開口部15cが形成されると共
に、開口部15cに隣接して貫通孔15dが形成されて
いる。一方、第2取付ブラケット16はプレスによる絞
り加工によって形成されるものであって、平面部16a
と左右の側壁部16b及びフランジ部16cによって略
コ字状断面をなしており、平面部16aには上方に突出
した凸部16dが形成され、この凸部16dには支持孔
16eが形成されている。
よる曲げ加工によって形成されるものであって、平面部
15aと左右の側壁部15bとによって略コ字状断面を
なしており、平面部15aにリヤサイドメンバ12の縦
壁部14aが貫入する開口部15cが形成されると共
に、開口部15cに隣接して貫通孔15dが形成されて
いる。一方、第2取付ブラケット16はプレスによる絞
り加工によって形成されるものであって、平面部16a
と左右の側壁部16b及びフランジ部16cによって略
コ字状断面をなしており、平面部16aには上方に突出
した凸部16dが形成され、この凸部16dには支持孔
16eが形成されている。
【0028】従って、リヤサイドメンバ12内には挿通
孔14に対応して第1取付ブラケット15が位置し、そ
の開口部15cに縦壁部14aが貫入して平面部12
a,15a同士、側壁部12b,15b同士が密着した
状態で所定の位置がスポット溶接Wされている。そし
て、第1取付ブラケット16もリヤサイドメンバ12内
には挿通孔14に対応して位置し、フランジ部16cが
平面部15aに密着した状態で所定の位置がスポット溶
接Wされている。このようにリヤサイドメンバ12に2
つの取付ブラケット15,16が接合された状態で、シ
ョックアブソーバ17の上端部を下方から挿通孔14及
び開口部15cを通ってリヤサイドメンバ12内に侵入
させる。そして、車室内側から貫通孔12d,15dに
よって支持ボルト18を第2取付ブラケット16の支持
孔16e及びショックアブソーバ17の上端部を貫通
し、予め第2取付ブラケット16に溶着されていたナッ
ト19に螺合し、図示しない工具によって締結すること
でショックアブソーバ17の上端部が第2取付ブラケッ
ト16に支持されることとなる。なお、20はショック
アブソーバ17の上端部に嵌合したカラーである。
孔14に対応して第1取付ブラケット15が位置し、そ
の開口部15cに縦壁部14aが貫入して平面部12
a,15a同士、側壁部12b,15b同士が密着した
状態で所定の位置がスポット溶接Wされている。そし
て、第1取付ブラケット16もリヤサイドメンバ12内
には挿通孔14に対応して位置し、フランジ部16cが
平面部15aに密着した状態で所定の位置がスポット溶
接Wされている。このようにリヤサイドメンバ12に2
つの取付ブラケット15,16が接合された状態で、シ
ョックアブソーバ17の上端部を下方から挿通孔14及
び開口部15cを通ってリヤサイドメンバ12内に侵入
させる。そして、車室内側から貫通孔12d,15dに
よって支持ボルト18を第2取付ブラケット16の支持
孔16e及びショックアブソーバ17の上端部を貫通
し、予め第2取付ブラケット16に溶着されていたナッ
ト19に螺合し、図示しない工具によって締結すること
でショックアブソーバ17の上端部が第2取付ブラケッ
ト16に支持されることとなる。なお、20はショック
アブソーバ17の上端部に嵌合したカラーである。
【0029】このように本実施例の車体構造にあって
は、リヤフロア11とリヤサイドメンバ12とで閉断面
を形成してこのリヤサイドメンバ12内に2つの取付ブ
ラケット15,16を固定し、この取付ブラケット1
5,16によってショックアブソーバ17の上端部を支
持したことで、閉断面を構成するリヤサイドメンバ12
とショックアブソーバ17とが車幅方向にてほぼ同位置
に配設されるので、このショックアブソーバ17から車
体に突き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取
付ブラケット15,16を介してリヤサイドメンバ12
に伝達され、リヤフロア11に作用することとなる。従
って、閉断面構造で剛性の高いリヤサイドメンバ12は
変形することなく、荷重を確実に受け止めることができ
る。
は、リヤフロア11とリヤサイドメンバ12とで閉断面
を形成してこのリヤサイドメンバ12内に2つの取付ブ
ラケット15,16を固定し、この取付ブラケット1
5,16によってショックアブソーバ17の上端部を支
持したことで、閉断面を構成するリヤサイドメンバ12
とショックアブソーバ17とが車幅方向にてほぼ同位置
に配設されるので、このショックアブソーバ17から車
体に突き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取
付ブラケット15,16を介してリヤサイドメンバ12
に伝達され、リヤフロア11に作用することとなる。従
って、閉断面構造で剛性の高いリヤサイドメンバ12は
変形することなく、荷重を確実に受け止めることができ
る。
【0030】また、第2取付ブラケット16はショック
アブソーバ17の上端部を支持する凸部16dが絞り加
工によって形成されたことで、走行中にショックアブソ
ーバ17からこの第2取付ブラケット16に入力される
突き上げ荷重やねじり荷重に対して、この凸部16dが
変形を阻止してこの荷重を確実に受け止めることができ
る。
アブソーバ17の上端部を支持する凸部16dが絞り加
工によって形成されたことで、走行中にショックアブソ
ーバ17からこの第2取付ブラケット16に入力される
突き上げ荷重やねじり荷重に対して、この凸部16dが
変形を阻止してこの荷重を確実に受け止めることができ
る。
【0031】更に、上述した車体構造において、リヤサ
イドメンバ12に固定された第2取付ブラケット16
は、凸部16dがリヤフロア11と所定の隙間Sをもっ
と位置していることで、走行中にショックアブソーバ1
7から第2取付ブラケット16に入力された突き上げ荷
重は直接リヤフロア11に伝達されることはなく、走行
中のロードノイズの発生を抑制できると共に、車体への
振動の伝達も抑制できる。
イドメンバ12に固定された第2取付ブラケット16
は、凸部16dがリヤフロア11と所定の隙間Sをもっ
と位置していることで、走行中にショックアブソーバ1
7から第2取付ブラケット16に入力された突き上げ荷
重は直接リヤフロア11に伝達されることはなく、走行
中のロードノイズの発生を抑制できると共に、車体への
振動の伝達も抑制できる。
【0032】<第2実施例>図3に本発明の第2実施例
に係る車体構造を表すリヤサスペンションの取付部の断
面、図4にリヤサスペンションの取付部を構成する各部
材の分解斜視の概略を示す。なお、第1実施例で説明し
たものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付し
て重複する説明は省略する。
に係る車体構造を表すリヤサスペンションの取付部の断
面、図4にリヤサスペンションの取付部を構成する各部
材の分解斜視の概略を示す。なお、第1実施例で説明し
たものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0033】本実施例の車体構造において、図3及び図
4に示すように、車体の後部の両側にはリヤフロア11
にリヤサイドメンバ12がスポット溶接Wされることで
閉断面を形成している。そして、このリヤサイドメンバ
12内には挿通孔14に対応した位置に取付ブラケット
21を介して図示しないサスペンション装置の一部を構
成するショックアブソーバ17の上端部が支持されてい
る。この取付ブラケット21はプレスによる曲げ絞り加
工によって形成されるものであって、平面部21aと左
右の側壁部21bとによって略コ字状断面をなしてい
る。そして、左右の側壁部21bの中央部には支持部2
1cが形成されており、この支持部21cには支持孔2
1dが形成され、且つ、この支持部21cの周囲には斜
面部21eが形成されている。
4に示すように、車体の後部の両側にはリヤフロア11
にリヤサイドメンバ12がスポット溶接Wされることで
閉断面を形成している。そして、このリヤサイドメンバ
12内には挿通孔14に対応した位置に取付ブラケット
21を介して図示しないサスペンション装置の一部を構
成するショックアブソーバ17の上端部が支持されてい
る。この取付ブラケット21はプレスによる曲げ絞り加
工によって形成されるものであって、平面部21aと左
右の側壁部21bとによって略コ字状断面をなしてい
る。そして、左右の側壁部21bの中央部には支持部2
1cが形成されており、この支持部21cには支持孔2
1dが形成され、且つ、この支持部21cの周囲には斜
面部21eが形成されている。
【0034】従って、リヤサイドメンバ12内には挿通
孔14に対応して取付ブラケット21が位置し、側壁部
21bの下部が側壁部12bに密着した状態で、取付ブ
ラケット21の側壁部21bの外周辺が複数位置でスポ
ット溶接Wされている。このようにリヤサイドメンバ1
2に取付ブラケット21が接合された状態で、ショック
アブソーバ17の上端部を下方から挿通孔14を通って
リヤサイドメンバ12内に侵入させる。そして、車室外
側から貫通孔12e,13aによって支持ボルト18を
取付ブラケット21の支持孔21d及びショックアブソ
ーバ17の上端部を貫通し、予め取付ブラケット21に
溶着されていたナット19に螺合し、図示しない工具に
よって締結することでショックアブソーバ17の上端部
が取付ブラケット21に支持されることとなる。
孔14に対応して取付ブラケット21が位置し、側壁部
21bの下部が側壁部12bに密着した状態で、取付ブ
ラケット21の側壁部21bの外周辺が複数位置でスポ
ット溶接Wされている。このようにリヤサイドメンバ1
2に取付ブラケット21が接合された状態で、ショック
アブソーバ17の上端部を下方から挿通孔14を通って
リヤサイドメンバ12内に侵入させる。そして、車室外
側から貫通孔12e,13aによって支持ボルト18を
取付ブラケット21の支持孔21d及びショックアブソ
ーバ17の上端部を貫通し、予め取付ブラケット21に
溶着されていたナット19に螺合し、図示しない工具に
よって締結することでショックアブソーバ17の上端部
が取付ブラケット21に支持されることとなる。
【0035】このように本実施例の車体構造にあって
は、リヤフロア11とリヤサイドメンバ12とで閉断面
を形成してこのリヤサイドメンバ12内に取付ブラケッ
ト21を固定し、この取付ブラケット21によってショ
ックアブソーバ17の上端部を支持したことで、閉断面
を構成するリヤサイドメンバ12とショックアブソーバ
17とが車幅方向にてほぼ同位置に配設されるので、こ
のショックアブソーバ17から車体に突き上げ荷重が入
力しても、この突き上げ荷重は一つの取付ブラケット2
1を介してリヤサイドメンバ12に伝達され、リヤフロ
ア11に作用することとなる。従って、閉断面構造で剛
性の高いリヤサイドメンバ12は変形することなく、簡
単な構造の取付ブラケット21のみによって荷重を確実
に受け止めることができる。
は、リヤフロア11とリヤサイドメンバ12とで閉断面
を形成してこのリヤサイドメンバ12内に取付ブラケッ
ト21を固定し、この取付ブラケット21によってショ
ックアブソーバ17の上端部を支持したことで、閉断面
を構成するリヤサイドメンバ12とショックアブソーバ
17とが車幅方向にてほぼ同位置に配設されるので、こ
のショックアブソーバ17から車体に突き上げ荷重が入
力しても、この突き上げ荷重は一つの取付ブラケット2
1を介してリヤサイドメンバ12に伝達され、リヤフロ
ア11に作用することとなる。従って、閉断面構造で剛
性の高いリヤサイドメンバ12は変形することなく、簡
単な構造の取付ブラケット21のみによって荷重を確実
に受け止めることができる。
【0036】また、取付ブラケット21の左右の側壁面
部21bをリヤサイドメンバ12の挿入孔14の両側の
側壁部12bに密着して接合されており、走行中にショ
ックアブソーバ17から取付ブラケット21に入力され
る突き上げ荷重はこの取付ブラケット21を介してリヤ
サイドメンバ12に伝達されるが、このとき、突き上げ
荷重は取付ブラケット21とリヤサイドメンバ12との
接合部にせん断応力として作用することとなり、この突
き上げ荷重を効率的に受け止め、取付ブラケット21や
リヤサイドメンバ12の変形を阻止できる。
部21bをリヤサイドメンバ12の挿入孔14の両側の
側壁部12bに密着して接合されており、走行中にショ
ックアブソーバ17から取付ブラケット21に入力され
る突き上げ荷重はこの取付ブラケット21を介してリヤ
サイドメンバ12に伝達されるが、このとき、突き上げ
荷重は取付ブラケット21とリヤサイドメンバ12との
接合部にせん断応力として作用することとなり、この突
き上げ荷重を効率的に受け止め、取付ブラケット21や
リヤサイドメンバ12の変形を阻止できる。
【0037】更に、取付ブラケット21には支持部21
cの周囲に斜面部21eが形成されており、走行中にシ
ョックアブソーバ17からこの取付ブラケット21に入
力される突き上げ荷重やねじり荷重に対して、この斜面
部21eが変形を阻止してこの荷重を確実に受け止める
ことができる。
cの周囲に斜面部21eが形成されており、走行中にシ
ョックアブソーバ17からこの取付ブラケット21に入
力される突き上げ荷重やねじり荷重に対して、この斜面
部21eが変形を阻止してこの荷重を確実に受け止める
ことができる。
【0038】なお、上述の第1実施例では、リヤサイド
メンバ12内に2つの取付ブラケットを15,16を用
い、また、第2実施例では、リヤサイドメンバ12内に
1つの取付ブラケットを21を用いてショックアブソー
バ17の上端部の支持部を形成したが、どちらでもほぼ
同様の作用効果を奏することができる。加えて第1実施
例では、取付ブラケットを15,16の構造を簡素化す
ることができ、第2実施例では、部品点数を減少するこ
とができる。
メンバ12内に2つの取付ブラケットを15,16を用
い、また、第2実施例では、リヤサイドメンバ12内に
1つの取付ブラケットを21を用いてショックアブソー
バ17の上端部の支持部を形成したが、どちらでもほぼ
同様の作用効果を奏することができる。加えて第1実施
例では、取付ブラケットを15,16の構造を簡素化す
ることができ、第2実施例では、部品点数を減少するこ
とができる。
【0039】また、上述の各実施例において、取付ブラ
ケット16,21にショックアブソーバ17の上端部を
取付ける取付ボルト18を、第1実施例では、車室内側
から、また、第2実施例では、車室外側から締結するよ
うにしたが、周囲にある他の構成部材に合わせて適宜選
択すればよいものである。更に、取付ブラケット16,
21をリヤサイドメンバ12に接合するスポット溶接W
の位置も各部材の形状に合わせて適宜選択すればよい。
ケット16,21にショックアブソーバ17の上端部を
取付ける取付ボルト18を、第1実施例では、車室内側
から、また、第2実施例では、車室外側から締結するよ
うにしたが、周囲にある他の構成部材に合わせて適宜選
択すればよいものである。更に、取付ブラケット16,
21をリヤサイドメンバ12に接合するスポット溶接W
の位置も各部材の形状に合わせて適宜選択すればよい。
【0040】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の車体構造によれば、車体の両側部に車体前
後方向に沿った略コ字状断面をなすサイドフレームをフ
ロア下面に固定することで閉断面を構成し、このサイド
フレームの下面に挿通孔を形成すると共にサイドフレー
ム内にこの挿通孔に対応して略コ字状断面をなす取付ブ
ラケットを固着し、サスペンション装置の一部を構成す
るショックアブソーバの上端部を挿通孔を通ってサイド
フレーム内に侵入させてこの取付ブラケットによって支
持するようにしたので、閉断面を構成するサイドフレー
ムとショックアブソーバとが車幅方向にてほぼ同位置に
配設されることとなり、このショックアブソーバから車
体に突き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取
付ブラケットを介してサイドフレームに作用し、閉断面
構造で剛性の高いサイドフレームは変形することなく、
確実に受け止めることができると共に、振動や異音が車
室内に伝わるのを抑制することができ、その結果、特別
な補強対策などをせずに容易に車体剛性を向上して組立
作業の簡素化やコストの低減を図ることができる。
うに本発明の車体構造によれば、車体の両側部に車体前
後方向に沿った略コ字状断面をなすサイドフレームをフ
ロア下面に固定することで閉断面を構成し、このサイド
フレームの下面に挿通孔を形成すると共にサイドフレー
ム内にこの挿通孔に対応して略コ字状断面をなす取付ブ
ラケットを固着し、サスペンション装置の一部を構成す
るショックアブソーバの上端部を挿通孔を通ってサイド
フレーム内に侵入させてこの取付ブラケットによって支
持するようにしたので、閉断面を構成するサイドフレー
ムとショックアブソーバとが車幅方向にてほぼ同位置に
配設されることとなり、このショックアブソーバから車
体に突き上げ荷重が入力しても、この突き上げ荷重は取
付ブラケットを介してサイドフレームに作用し、閉断面
構造で剛性の高いサイドフレームは変形することなく、
確実に受け止めることができると共に、振動や異音が車
室内に伝わるのを抑制することができ、その結果、特別
な補強対策などをせずに容易に車体剛性を向上して組立
作業の簡素化やコストの低減を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る車体構造を表すリヤ
サスペンションの取付部の断面図である。
サスペンションの取付部の断面図である。
【図2】リヤサスペンションの取付部を構成する各部材
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る車体構造を表すリヤ
サスペンションの取付部の断面図である。
サスペンションの取付部の断面図である。
【図4】リヤサスペンションの取付部を構成する各部材
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図5】従来の車両のサスペンション取付構造を表す概
略図である。
略図である。
11 リヤフロア 12 リヤサイドメンバ(サイドフレーム) 12b 側壁部 13 ホイールハウス 14 挿入孔 15 第1ブラケット 16 第2ブラケット 16d 凸部(支持部) 17 ショックアブソーバ 18 取付ボルト 21 取付ブラケット 21b 側壁部(鉛直面部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 誠 岡山県総社市中央2−7−26−305
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の両側部に車体前後方向に沿った略
コ字状断面をなすサイドフレームが該車体のフロア下面
に固定されることで閉断面を構成し、該サイドフレーム
の下面に挿通孔を形成すると共に、該サイドフレーム内
に該挿通孔に対応して略コ字状断面をなす取付ブラケッ
トが固着され、サスペンション装置の一部を構成するシ
ョックアブソーバの上端部が前記挿通孔を通って前記サ
イドフレーム内に侵入し、前記取付ブラケットによって
支持されたことを特徴とする車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167496A JPH09220917A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167496A JPH09220917A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09220917A true JPH09220917A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12337676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3167496A Pending JPH09220917A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09220917A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11129937A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Honda Motor Co Ltd | 車両の後部車体構造 |
JP2008002594A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 液圧緩衝器,該液圧緩衝器を用いた補強装置及び制振装置 |
KR100862423B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2008-10-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 현가장치 |
KR100925959B1 (ko) * | 2008-08-06 | 2009-11-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 리어 차체구조 |
JP2010132026A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車両の下部車体構造 |
FR2980760A1 (fr) * | 2011-09-30 | 2013-04-05 | Renault Sa | Plancher en creux et methode d'installation |
CN106515342A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-03-22 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 减振器固定结构及方法 |
US20230227107A1 (en) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle front portion structure |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP3167496A patent/JPH09220917A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11129937A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Honda Motor Co Ltd | 車両の後部車体構造 |
JP2008002594A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 液圧緩衝器,該液圧緩衝器を用いた補強装置及び制振装置 |
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US7926869B2 (en) | 2008-08-06 | 2011-04-19 | Hyundai Motor Company | Rear body structure of vehicle |
JP2010132026A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車両の下部車体構造 |
FR2980760A1 (fr) * | 2011-09-30 | 2013-04-05 | Renault Sa | Plancher en creux et methode d'installation |
WO2013057403A1 (fr) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Renault S.A.S. | Plancher de véhicule en creux et methode d'installation en relation avec les amortisseurs |
CN106515342A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-03-22 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 减振器固定结构及方法 |
US20230227107A1 (en) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle front portion structure |
US12012147B2 (en) * | 2022-01-14 | 2024-06-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle front portion structure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000222 |