JPH11129937A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JPH11129937A
JPH11129937A JP9298490A JP29849097A JPH11129937A JP H11129937 A JPH11129937 A JP H11129937A JP 9298490 A JP9298490 A JP 9298490A JP 29849097 A JP29849097 A JP 29849097A JP H11129937 A JPH11129937 A JP H11129937A
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stiffener
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一彦 丸山
Seishi Okubo
征志 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤサスペンションのコイルスプリングの上
端をサイドフレームの内部に収納して車両の低床化を図
りながら、該サイドフレームの剛性を確保する。 【解決手段】 底壁2および側壁3,4を有する溝形断
面のサイドフレーム1に、その上面開口を閉塞する第1
スチフナ9と、その底壁2に重ね合わされる第2スチフ
ナ10とを溶接して補強する。底壁2および第2スチフ
ナ10に形成した開口21 ,103 にカップ状のスプリ
ングベース11を下方から嵌合させて溶接し、このスプ
リングベース11の内部にコイルスプリング19の上端
を収納する。開口21 によって強度の低下したサイドフ
レーム1を、第1、第2スチフナ9,10で補強して剛
性を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前後方向に延
びるサイドフレームにリヤサスペンションのコイルスプ
リングの上端を収納するスプリング収納凹部を設けてな
る車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リヤサスペンションにコイルスプリング
を採用した車両において、コイルスプリングの設置スペ
ースを確保すべく、サイドフレームの一部を上方に湾曲
させ、このサイドフレームの湾曲部にコイルスプリング
の上端を支持したものが、米国特許第2888271号
明細書により公知である。また車体フレームに形成した
スプリング収納凹部にコイルスプリングの上端を収納す
ることにより、前記コイルスプリングの設置スペースを
確保したものが米国特許第2334702号明細書によ
り公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記前者のも
のは、サイドフレームの一部を上方に湾曲させているた
め、そのサイドフレームの湾曲部によって車体の後部床
面のフラット化や低床化が妨げられる問題がある。また
上記後者のものは、車体フレームにスプリング収納凹部
を形成したために該車体フレームの剛性が低下する問題
がある。特に、車体フレームが上面開放の溝形部材から
構成されている場合には、その底壁にスプリング収納凹
部の開口を形成すると大幅な剛性低下を来す可能性があ
る。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、リヤサスペンションのコイルスプリングの上端をサ
イドフレームの内部に収納して車両の低床化を図りなが
ら、該サイドフレームの剛性を確保することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車体前後方向に延び
るサイドフレームにリヤサスペンションのコイルスプリ
ングの上端を収納するスプリング収納凹部を設けてなる
車両の後部車体構造において、サイドフレームは底壁と
左右の側壁とを有して上面が開放する断面溝形に形成さ
れており、スプリング収納凹部の近傍のサイドフレーム
の上面開放部は第1スチフナにより閉塞されて補強され
るとともに、スプリング収納凹部の近傍のサイドフレー
ムの底壁上面は第2スチフナが重ね合わされて補強され
ており、かつ重ね合わされたサイドフレームの底壁およ
び第2スチフナにスプリング収納凹部の開口が形成され
たことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、リヤサスペンションの
コイルスプリングの上端を収納するスプリング収納凹部
をサイドフレームに設けるべく該サイドフレームの底壁
に開口を形成すると、この開口によってサイドフレーム
の剛性が低下してしまうが、スプリング収納凹部の近傍
のサイドフレームの上面開放部を第1スチフナで閉塞し
て補強し、かつスプリング収納凹部の近傍のサイドフレ
ームの底壁上面に第2スチフナを重ね合わせて補強する
ことにより、コイルスプリングとサイドフレームとの干
渉を回避して車両の低床化を図りながらサイドフレーム
の剛性を充分に確保することができる。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、第2スチフナの前後方向寸法を第1
スチフナの前後方向寸法よりも大きく設定したことを特
徴とする。
【0008】上記構成によれば、サイドフレームの底壁
は開口の形成により強度が大きく低下するが、その底壁
に重ね合わされる第2スチフナの寸法を大きくしたこと
によりサイドフレームの補強効果を高めることができ
る。
【0009】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、下面が開放したカップ状のスプリン
グベースを前記スプリング収納凹部の開口に下方から嵌
合させ、スプリングベースの上端を第1スチフナに結合
し、スプリングベースの下端をサイドフレームの底壁に
結合したことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、スプリングベースでサ
イドフレームの底壁および第2スチフナを第1スチフナ
に連結して剛性の向上を図ることができ、またスプリン
グ収納凹部の開口からサイドフレームの内部に泥等が侵
入するのをスプリングベースによって遮ることができ
る。
【0011】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、サイドフレームの側面に該サイドフ
レームと略同一高さに配置したクロスフレームの端面を
結合し、これらサイドフレームおよびクロスフレームの
結合部の近傍に前記スプリング収納凹部を配置したこと
を特徴とする。
【0012】上記構成によれば、底壁に形成した開口に
よって剛性の低下したサイドフレームをクロスフレーム
で補強することができるだけでなく、サイドフレームお
よびクロスフレームを略同一高さに配置してクロスフレ
ームによる補強効果を一層高めることができる。
【0013】また請求項5に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、サイドフレームの側壁にリヤサスペ
ンションのアッパーアームの基端を収納する凹部を形成
したことを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、サイドフレームの側壁
に形成した凹部にリヤサスペンションのアッパーアーム
の基端を収納したので、アッパーアームとサイドフレー
ムとの干渉を回避しながらサイドフレームの高さを低く
抑えて車両の低床化を達成することができる。
【0015】また請求項6に記載された発明は、請求項
5の構成に加えて、サイドフレームの側面に設けたリヤ
ダンパー支持ブラケットにリヤダンパーの基端を接続す
るとともに、このリヤダンパーの一部をサイドフレーム
の側壁に形成した前記凹部に収納したことを特徴とす
る。
【0016】上記構成によれば、サイドフレームの側壁
に形成した凹部にリヤダンパーの一部を収納したので、
リヤダンパーとサイドフレームとの干渉を回避しながら
サイドフレームの高さを低く抑えて車両の低床化を達成
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0018】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は車両の左後部のフレーム構造を示す斜視図、
図2は図1の2方向矢視平面図、図3は図2の3方向矢
視側面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図
2の5−5線拡大断面図、図6は車両の左後部のフレー
ムの分解斜視図、図7はサイドフレームに対する第2ス
チフナの取付関係を示す図、図8はサイドフレームに対
する第1スチフナおよびクロスフレームの取付関係を示
す図である。
【0019】車体の両側部に前後方向に配置された左右
一対のサイドフレームのうち、車体後部左側のサイドフ
レームが符号1で示される。このサイドフレーム1は、
底壁2と該底壁2の左右両側縁から立ち上がる左右の側
壁3,4とを備えた上面開放の溝形部材であって、左右
の側壁3,4の上端には図示せぬフロアパネルの下面に
結合されるフランジ31 ,41 が一体に形成される。サ
イドフレーム1の底壁2は前後方向中央部において左右
方向の幅が広がっており、その部分に円形の開口2
1 (図4および図6参照)が形成される。サイドフレー
ム1の車体外側の側壁3には、前記開口21 の斜め前方
に位置するように凹部32 (図2、図5および図6参
照)が一体に形成される。
【0020】左右のサイドフレーム1を連結するクロス
フレームは中央部分と左右両端部分とに3分割されてお
り、その左端部分のクロスフレーム5が前記左側のサイ
ドフレーム1の右側面に結合される。このクロスフレー
ム5は底壁6および前後の側壁7,8を備えた上面開放
の溝形部材であって、それら側壁7,8の上端にはフロ
アパネル(図示せず)の下面に結合されるフランジ
1 ,81 が一体に形成される。クロスフレーム5の前
後のフランジ71 ,81 はサイドフレーム1の右側のフ
ランジ41 の下面に重ね合わされて溶接され、クロスフ
レーム5の底壁6の左端はサイドフレーム1の底壁2の
前記開口21 の外周部分の下面に重ね合わされて溶接さ
れる(図2および図4参照)。第2スチフナ10の前後
方向寸法は、第1スチフナ9の前後方向寸法よりも大き
くなっている(図3参照)。
【0021】図4から明らかなように、サイドフレーム
1およびクロスフレーム5は同じ高さに配置されて相互
に結合されており、また車体前部においても図示せぬ他
のクロスフレームの両端が左右のサイドフレーム1に同
じ高さで結合されている。このように左右のサイドフレ
ーム1と前後のクロスフレーム5とを同一平面上で枠状
に結合することにより、車体フレームの捩じれに対する
剛性を高めることができ、しかも車両の低床化に寄与す
ることができる。
【0022】底壁2に開口21 が形成されたことにより
剛性が低下したサイドフレーム1を補強すべく、第1ス
チフナ9および第2スチフナ10がサイドフレーム1に
溶接される。第1スチフナ9は左右両側縁から上向きに
立ち上がるフランジ91 ,9 2 を備えた概略板状の部材
であって、サイドフレーム1の上面開口部に上方から嵌
合した状態で、そのフランジ91 ,92 がサイドフレー
ム1の側壁3,4の内面に溶接される(図4参照)。第
2スチフナ10は第1スチフナ9と略同形に形成された
概略板状の部材であって、サイドフレーム1の上面開口
部に上方から嵌合して該サイドフレーム1の底壁2上に
重ね合わされた状態で、そのフランジ101 ,102
サイドフレーム1の側壁3,4の内面に溶接される。第
2スチフナ10には、サイドフレーム1の底壁2の開口
1 に重なる同一寸法の開口10 3 が形成される(図4
および図6参照)。
【0023】底壁111 、側壁112 およびフランジ1
3 を一体に成形した概略カップ状のスプリングベース
11がサイドフレーム1および第2スチフナ10の開口
1,103 に下方から嵌合し、スプリングベース11
のフランジ113 の上面が、サイドフレーム1の底壁2
の下面に重ね合わされて溶接されるとともに、スプリン
グベース11の底壁111 の上面が第1スチフナ9の下
面に重ね合わされて溶接される(図4参照)。スプリン
グベース11の底壁111 下面に概略カップ状のストッ
パ支持ブラケット12が溶接されており、このストッパ
支持ブラケット12の下面にラバー製のストッパ13が
固定される。
【0024】リヤサスペンションはアッパーアーム14
およびロアアーム15を備えており、両アーム14,1
5の先端に左後輪Wの図示せぬナックルが支持される。
ロッド状のアッパーアーム14の基端は、サイドフレー
ム1の凹部32 の内面に溶接したアッパーアーム支持ブ
ラケット16に上下揺動自在に枢支される。クロスフレ
ーム5の底壁6下面にロアアーム支持ブラケット17が
溶接されており、このロアアーム支持ブラケット17に
概略板状のロアアーム15の基端が上下揺動自在に枢支
される。クロスフレーム5の底壁6とロアアーム支持ブ
ラケット17との溶接部は、クロスフレーム5の底壁6
上面に溶接した補強部材18によって補強される。
【0025】ロアアーム15の上面には短円柱状のスト
ッパ当接部151 が突設されており、このストッパ当接
部151 の外周に下端を支持されたコイルスプリング1
9の上端が、ストッパ13およびストッパ支持ブラケッ
ト12の外周に遊嵌してスプリングベース11の底壁1
1 下面に支持される。この状態で、ロアアーム15の
上面のストッパ当接部151 は、ストッパ13の下面に
所定の隙間を存して対向している。サイドフレーム1の
内部に形成されたスプリング収納凹部23(図4参照)
の上壁がスプリングベース11の底壁111 により構成
され、またスプリング収納凹部23の側壁がスプリング
ベース11の側壁112 により構成される。
【0026】而して、左後輪Wの上下動がナックルを介
して伝達されたアッパーアーム14およびロアアーム1
5が上下に揺動したとき、ロアアーム15とスプリング
ベース11との間に配置されたコイルスプリング19が
伸縮して左後輪Wの上下動を緩衝する。またロアアーム
15が大きく上方に揺動したとき、その上面に形成した
ストッパ当接部151 がストッパ13の下面に当接し、
ロアアーム15の上方への揺動限界を規制する。
【0027】サイドフレーム1の左側の側壁3に形成さ
れた凹部32 の外側に、ダンパー支持ブラケット20が
溶接される。凹部32 の存在により、ダンパー支持ブラ
ケット20をサイドフレーム1の左側の側壁3に直接溶
接することができないため、その左側の側壁3の上部に
連なるフランジ31 を利用してダンパー支持ブラケット
20が溶接される(図2および図5参照)。ダンパー支
持ブラケット20に基端を支持されたダンパー21のロ
ッド22は、L字状に屈曲して図示せぬナックルに接続
される。従って、左後輪Wと共にナックルが上下動する
と、ダンパー21が伸縮して左後輪Wの上下動を減衰さ
せることができる。
【0028】このように、サイドフレーム1の側壁3に
形成した凹部32 を利用してアッパーアーム14の基端
およびリヤダンパー21の基端を収納したので、サイド
フレーム1の下面にアッパーアーム14やリヤダンパー
21の基端を支持する場合に比べて、サイドフレーム1
の位置を低くして車両を低床化することができる。
【0029】而して、サイドフレーム1の内部に形成し
たスプリング収納凹部23にリヤサスペンションのコイ
ルスプリング19の上端部を収納したので、サイドフレ
ーム1を側面視でストレートな形状にしても、コイルス
プリング19の長さを充分に確保して緩衝性能を高める
ことができる。しかもサイドフレーム1の上面に支持さ
れるフロアパネルの高さを低くし、かつフラットにする
ことができるので、車両の使い勝手を高めることができ
る。
【0030】コイルスプリング19をスプリング収納凹
部23内に導入する開口21 がサイドフレーム1の底壁
2に形成されるので、この開口21 によってサイドフレ
ーム1の剛性が低下する。しかしながら、スプリング収
納凹部23の近傍においてサイドフレーム1が第1スチ
フナ9、第2スチフナ10およびクロスフレーム5によ
って補強されるので、全体としてサイドフレーム1の剛
性を充分に確保することができる。
【0031】サイドフレーム1の強度低下は主として底
壁2の開口21 により発生するが、その開口21 の周縁
を補強する第2スチフナ10の前後方向寸法が第1スチ
フナ9の前後方向寸法よりも大きく形成されているの
で、サイドフレーム1を効果的に補強することができ
る。またカップ状のスプリングベース11がサイドフレ
ーム1の底壁2および第2スチフナ10の開口21 ,1
3 に嵌合するので、このスプリングベース11によっ
てサイドフレーム1の内部に泥等が侵入するのを防止す
ることができるだけでなく、スプリングベース11によ
ってサイドフレーム1の底壁2および第1スチフナ9が
一体化されるので、開口21 によって剛性が低下したサ
イドフレーム1を一層効果的に補強することが可能とな
る。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、リヤサスペンションのコイルスプリングの上
端を収納するスプリング収納凹部をサイドフレームに設
けるべく該サイドフレームの底壁に開口を形成すると、
この開口によってサイドフレームの剛性が低下してしま
うが、スプリング収納凹部の近傍のサイドフレームの上
面開放部を第1スチフナで閉塞して補強し、かつスプリ
ング収納凹部の近傍のサイドフレームの底壁上面に第2
スチフナを重ね合わせて補強することにより、コイルス
プリングとサイドフレームとの干渉を回避して車両の低
床化を図りながらサイドフレームの剛性を充分に確保す
ることができる。
【0034】また請求項2に記載された発明によれば、
サイドフレームの底壁は開口の形成により強度が大きく
低下するが、その底壁に重ね合わされる第2スチフナの
寸法を大きくしたことによりサイドフレームの補強効果
を高めることができる。
【0035】また請求項3に記載された発明によれば、
スプリングベースでサイドフレームの底壁および第2ス
チフナを第1スチフナに連結して剛性の向上を図ること
ができ、またスプリング収納凹部の開口からサイドフレ
ームの内部に泥等が侵入するのをスプリングベースによ
って遮ることができる。
【0036】また請求項4に記載された発明によれば、
底壁に形成した開口によって剛性の低下したサイドフレ
ームをクロスフレームで補強することができるだけでな
く、サイドフレームおよびクロスフレームを略同一高さ
に配置してクロスフレームによる補強効果を一層高める
ことができる。
【0037】また請求項5に記載された発明によれば、
サイドフレームの側壁に形成した凹部にリヤサスペンシ
ョンのアッパーアームの基端を収納したので、アッパー
アームとサイドフレームとの干渉を回避しながらサイド
フレームの高さを低く抑えて車両の低床化を達成するこ
とができる。
【0038】また請求項6に記載された発明によれば、
サイドフレームの側壁に形成した凹部にリヤダンパーの
一部を収納したので、リヤダンパーとサイドフレームと
の干渉を回避しながらサイドフレームの高さを低く抑え
て車両の低床化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の左後部のフレーム構造を示す斜視図
【図2】図1の2方向矢視平面図
【図3】図2の3方向矢視側面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】図2の5−5線拡大断面図
【図6】車両の左後部のフレームの分解斜視図
【図7】サイドフレームに対する第2スチフナの取付関
係を示す斜視図
【図8】サイドフレームに対する第1スチフナおよびク
ロスフレームの取付関係を示す斜視図
【符号の説明】
1 サイドフレーム 2 底壁 21 開口 3 側壁 32 凹部 4 側壁 5 クロスフレーム 9 第1スチフナ 10 第2スチフナ 103 開口 11 スプリングベース 14 アッパーアーム 19 コイルスプリング 20 リヤダンパー支持ブラケット 21 リヤダンパー 23 スプリング収納凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延びるサイドフレーム
    (1)にリヤサスペンションのコイルスプリング(1
    9)の上端を収納するスプリング収納凹部(23)を設
    けてなる車両の後部車体構造において、 サイドフレーム(1)は底壁(2)と左右の側壁(3,
    4)とを有して上面が開放する断面溝形に形成されてお
    り、スプリング収納凹部(23)の近傍のサイドフレー
    ム(1)の上面開放部は第1スチフナ(9)により閉塞
    されて補強されるとともに、スプリング収納凹部(2
    3)の近傍のサイドフレーム(1)の底壁(2)上面は
    第2スチフナ(10)が重ね合わされて補強されてお
    り、かつ重ね合わされたサイドフレーム(1)の底壁
    (2)および第2スチフナ(10)にスプリング収納凹
    部(23)の開口(21 ,103 )が形成されたことを
    特徴とする車両の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 第2スチフナ(10)の前後方向寸法を
    第1スチフナ(9)の前後方向寸法よりも大きく設定し
    たことを特徴とする、請求項1に記載の車両の後部車体
    構造。
  3. 【請求項3】 下面が開放したカップ状のスプリングベ
    ース(11)を前記スプリング収納凹部(23)の開口
    (21 ,103 )に下方から嵌合させ、スプリングベー
    ス(11)の上端を第1スチフナ(9)に結合し、スプ
    リングベース(11)の下端をサイドフレーム(1)の
    底壁(2)に結合したことを特徴とする、請求項1に記
    載の車両の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 サイドフレーム(1)の側面に該サイド
    フレーム(1)と略同一高さに配置したクロスフレーム
    (5)の端面を結合し、これらサイドフレーム(1)お
    よびクロスフレーム(5)の結合部の近傍に前記スプリ
    ング収納凹部(23)を配置したことを特徴とする、請
    求項1に記載の車両の後部車体構造。
  5. 【請求項5】 サイドフレーム(1)の側壁(3)にリ
    ヤサスペンションのアッパーアーム(14)の基端を収
    納する凹部(32 )を形成したことを特徴とする、請求
    項1に記載の車両の後部車体構造。
  6. 【請求項6】 サイドフレーム(1)の側面に設けたリ
    ヤダンパー支持ブラケット(20)にリヤダンパー(2
    1)の基端を接続するとともに、このリヤダンパー(2
    1)の一部をサイドフレーム(1)の側壁(3)に形成
    した前記凹部(32 )に収納したことを特徴とする、請
    求項5に記載の車両の後部車体構造。
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