JP2004050994A - 車両のスタビライザ取付構造 - Google Patents

車両のスタビライザ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車体振動の影響を低減しつつスタビライザの取付剛性を確保することのできる車両のスタビライザ取付構造を提供する。
【解決手段】サブフレーム1の取付部15は、第1、第2のブラケット30、31によって作られており、この取付部15にサスペンション機構のアッパアーム7の2つの基端が支持される。取付部15にはブラケット56を介して、その前方に位置するスタビライザ50が固定される。スタビライザ用ブラケット56は横断面コ字状の形状を有し、このブラケット56は補強プレート58を有する。補強プレート58はアッパアーム7を取り付けるためのボルトBの座を構成している。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両のスタビライザ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のロール剛性を高めるためにスタビライザを車体に取り付けることは周知である。スタビライザは、車体部材に取り付けるのが一般的であるが、特開平9−226631号は、車体サイドフレームの前端とサブサイドフレームの前端とに連結されたブラケットを用意し、このブラケットにスタビライザを取り付けと共に、スタビライザの端をサスペンション機構のロアアームに結合することを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような取付構造によれば、スタビライザ用ブラケットを車体サイドフレームに連結していることから、スタビライザの支持剛性又は取付剛性は確保できると考えられるが、車体サイドフレームは、いわゆる片持ち構造であることから、車体サイドフレームの前端は、振動により振幅が最も大きな箇所であり、車体サイドフレームの振動により、スタビライザが発揮する特性又はサスペンション特性に影響を及ぼし易いという欠点が考えられる。
【0004】
このような影響を緩和するのに、スタビライザとして大きな直径のロッドを採用することも可能であるが、このような解決策は、車体の軽量化などの要請に反することになりかねない。
【0005】
本発明の目的は、車体振動の影響を低減しつつスタビライザの取付剛性を確保することのできる車両のスタビライザ取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明によれば、
車体に取り付けられ且つサスペンション機構を支持するためのサブフレームと、
車幅方向に延び且つ前記サブフレームの前方に配置される中央部分と、該中央部分の両端から後方に延びる端部分とを備えたスタビライザとを有し、
前記サブフレームが、前記サスペンション機構のロアアームを支持する左右のサイドメンバと、車幅方向に延び且つ前記左右のサイドメンバを連結するクロスメンバと、各サイドメンバから上方に延びて車体に連結される鉛直メンバとを有し、
該鉛直メンバは、前記スタビライザの中央部分の端を固定するためのスタビライザ用取付部を有し、
前記スタビライザの端部分がコントロールリンクを介して前記ロアアームに連結されていることを特徴とする車両のスタビライザ取付構造を提供することにより達成される。
【0007】
すなわち、本発明によれば、サスペンション機構を支持するための強度部材であるサブフレームにスタビライザを固定し、このスタビライザを固定する鉛直メンバの上端が車体に連結されることから、車体振動の影響を低減しつつスタビライザの支持剛性を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態では、サブフレームの鉛直メンバが、その上端に、車体に連結可能な前後方向に張り出した取付部を有し、
この取付部は、前端壁と、後端壁と、これらの間に間隔を隔てて配置された2つの仕切壁とを有し、
取付部の前端壁とこれに隣接する仕切壁とで、前記サスペンション機構のアッパアームの前側基端を挟み込んだ状態で上下方向に揺動可能に支持し、また、取付部の後端壁とこれに隣接する仕切壁とで、サスペンション機構のアッパアームの後側基端を挟み込んだ状態で上下方向に揺動可能に支持し、取付部の前端壁に前記スタビライザ用取付部が設けるのがよい。
【0009】
これによれば、サブフレームの取付部が、サスペンション機構のアッパアームの支持部と、スタビライザの取付部とを兼用することになり、部品点数を削減することができるだけでなく、剛性を要求されるアッパアーム支持部を用いてスタビライザを固定することから、スタビライザの取付剛性を確保するのが容易である。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態では、
鉛直メンバの取付部が、2つの大きさの異なる第1、第2のブラケットを重ね合わせることで形成され、
比較的大きな第1ブラケットが、天井壁と底壁と前端壁と後端壁と車体内方壁とを備えて車幅方向外方に向けて開口した形状を有し、
比較的小さな第2ブラケットが、天井壁と底壁と前端壁と後端壁と車体内方壁とを備えて車幅方向外方に向けて開口した形状を有し、
第2ブラケットが、その内方壁を第1ブラケットの内方壁から離間した状態で且つ天井壁と底壁とを第1ブラケットの天井壁と底壁とに当接させた状態で、第1ブラケットの前後方向中央部分に配置され、
第2ブラケットの内方壁が前記第1ブラケットの内方壁から離間して位置することにより形成された、第1ブラケットの内方壁と第2ブラケットの内方壁とで挟まれた空間に、第1ブラケットの天井壁と底壁との間に亘って延びる、前後に離置した2つのスペーサが配置されて、該スペーサの中を貫通する締結具を介して前記取付部が車体に固定される。
【0011】
この好ましい実施の形態によれば、取付部が第1、第2のボックス状のブラケットを互いに重ね合わせることで構成され、また、上下に延びる2本のスペーサと、このスペーサを貫通する締結具を介して車体に連結されることから、サブフレームの取付部の車体に対する取付剛性を十分に確保することができ、これにより、スタビライザの取付剛性を向上することができる。
【0012】
本発明の好ましい実施の形態では、スタビライザは、鉛直メンバの上端に位置する取付部に対してブラケットを介して固定される。このスタビライザ取付用ブラケットは、横断面コ字状を有するのがよく、更に好ましくは、補強プレートを付加して、この補強プレートをサブフレームの取付部に添設するようにするのがよい。
【0013】
このようにすることにより、補強プレートによりスタビライザの支持剛性を向上できるだけでなく、サブフレームの取付部の剛性を補強プレートにより向上することができる。
【0014】
更に好ましい実施の形態によれば、サスペンション機構のアッパアームの前側基端をサブフレームの取付部に取り付けるためのボルトを挿入するためのボルト挿入孔を含むその回りまで上記補強プレートを配置するようにするのが好ましい。
【0015】
本発明の上記目的及び他の目的並びに作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説明から明らかになるであろう。
【0016】
【実施例】
添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を以下に詳しく説明する。なお、図面において、左右に位置する対の部材には、この対の部材を総称する参照番号に、左側の部材には「L」を付記し、右側の部材には「R」を付記してある。
【0017】
図1、図2は、車両の前部における下部車体構造を示す。これらの図面において、参照符号1は左右一対のフロントサイドフレームを示し、左右のフロントサイドフレーム1Lと1Rとの間には、その前端に、車幅方向に延びるシュラウド2及びバンパレインフォースメント(図示せず)が取り付けられ、また、長手方向つまり車体前後方向の中間部分に、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ3が連結される。
【0018】
フロントサイドフレーム1の下方にはサブフレーム4が配置され、このサブフレーム4にフロントサスペンション機構5が取り付けられる。フロントサスペンション機構5はダブルウイッシュボーン形式のサスペンションであり、この実施例では、A形ロアアーム6とA形アッパアーム7とを備えたのものであるが、マルチリンク形式のものであってもよい。なお、図1の参照符号8はダンパーである。ロアアーム6及びアッパアーム7の先端はナックル9に連結され、このナックル9を介して車輪10が着脱可能に取り付けられる。
【0019】
サブフレーム4は、車体前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ12と、各サイドメンバ12の前端同士を互いに連結するクロスメンバ13とを含み、左右のサイドメンバ12Lと12Rとの間にエンジン(図示せず)が搭載される。
【0020】
サブフレーム4は、各サイドメンバ12の前端部分から上方に延びる平面視略矩形の鉛直メンバ14を更に含み、この鉛直メンバ14の上端に、鉛直メンバ14の前方及び後方に張り出した車体前後方向に延びる取付部15が設けられている。この取付部15には、後に説明するように、A形アッパアーム7の2つの基端が揺動自在に取り付けられる。
【0021】
各取付部15は、その上面に、前後方向に離間した前方取付孔16、後方取付孔17を有する。また、サイドメンバ12の後端には、鉛直方向の上方に向けて突出する位置決めピン19が設けられている。サブフレーム4の左右のサイドメンバ12の後端には、任意であるが、車幅方向に延びるトランスバースメンバ20が取り付けられる。
【0022】
図2を参照して、サブフレーム4は、取付部15の上面を各フロントサイドフレーム1の下面に当接させた状態で、前方取付孔16、後方取付孔17を用いてフロントサイドフレーム1にボルト止めされる。また、サブフレーム4は、左右のサイドメンバ12の後端部をダッシュロアクロスメンバ21にボルト止めされ、また、トランスバースメンバ20の後端部がフロアパネル22にボルト止めされる。
【0023】
サブフレーム4を車体に取り付ける際に、取付部15の前方取付孔16及び後方取付孔17と、サイドメンバ12の後端の位置決めピン19を用いてサブフレーム4の位置決めが行われる。
【0024】
サスペンション機構5のA形ロアアーム6は、その2つの基端が、サブフレーム4のサイドメンバ12にボルトBを用いて揺動可能に取り付けられる(図3参照)。
【0025】
サブフレーム4の鉛直メンバ14は、図7から最も良く理解できるように、車幅方向外方に向けて開放した断面コ字状の第1部材24と、好ましくは、この第1部材24の幅よりも幅狭の第2部材25とを有し、この第2部材25は、第1部材24とは逆に車幅方向内方に向けて開放した断面コ字状を有する。第2部材25は、図6から分かるように、その上端に車幅方向外方に向けて延びるフランジ25aを有するのがよい。鉛直メンバ14は、第2部材25を含むことにより、第1部材24の開放口から第2部材25を受け入れ、これらを溶接することにより閉断面構造を備えることができる。
【0026】
鉛直メンバ14の上端に位置し、鉛直メンバ14の前方及び後方に張り出した取付部15は、車幅方向外方から見たときに矩形の大きさの異なる2つのボックス状の部材である第1、第2のブラケット30、31を重ね合わせた状態で互いに溶接により結合され、鉛直メンバ14の第1部材24が取付部15の中に進入して、その上端が、後に説明する第1ブラケット30の天井壁33に溶接されていると共に、側面が、後に説明する第1ブラケットの底壁34及び車体内方壁37に溶接されている(図4参照)。このように第1部材24を取付部の中まで進入させることにより、鉛直メンバ14と取付部15との一体性を確保することができる。
【0027】
すなわち、取付部15を構成する、比較的大きく車体前後方向に延びる第1ブラケット30は、天井壁33と底壁34と前端壁35と後端壁36と車体内方壁37とを有し、車幅方向外方に向けて開口している。この第1ブラケット30は天井壁33を別体の部品から作ってもよい。また、第2ブラケット31は、天井壁40と底壁41と前端壁42と後端壁43と車体内方壁44とを有し、第1ブラケット30と同様に車幅方向外方に向けて開口している。
【0028】
上述した鉛直メンバ14の第2部材25の上端フランジ25aは、第1ブラケット30の底壁34の一部を構成し(図6)、この上端フランジ25aは、第2ブラケット31の底壁41に溶接されている。これにより、鉛直メンバ14とその上端の取付部15との一体性を確保することができる
【0029】
この第2ブラケット31は、その天井壁40と底壁41とを第1ブラケット30の天井壁33と底壁34とに当接させた状態で、第1ブラケット30の前後方向中央部分に配置され、この比較的大きなボックス状の第1ブラケット30の中に、比較的小さなボックス状の第2ブラケットの前端壁42と後端壁43とで2つの仕切壁が構成されている。
【0030】
すなわち、第1ブラケットの前端壁35と、これに隣接した仕切壁である第2ブラケットの前端壁42とでA形アッパアーム7の前側基端を挟み込んだ状態でボルトBによって上下方向に揺動可能に支持している。また、第1ブラケットの前端壁36と、これに隣接した仕切壁である第2ブラケットの後端壁43とでA形アッパアーム7の後側基端を挟み込んだ状態でボルトBによって上下方向に揺動可能に支持している。このようにアッパアーム7の2つの基端の各々を挟み込んだ状態でアッパアーム7を支持することより、水平面内でのアッパアーム7の回転を効果的に抑えることができる。
【0031】
第2ブラケット31は、また、その車体内方壁44が第1ブラケット30の車体内方壁37から離間して配置され、この両者の壁44、37で挟まれた空間に、上下方向に延びる2本のスペーサ45、46が配置されている(図6)。この2本のスペーサ45、46は車体前後方向に離間して配置され、各スペーサ45、46は、共に、第1ブラケット30の天井壁33と底壁34との間に亘って延びている。
【0032】
前方スペーサ45は、上述した前方取付孔16に一致して配置され、また、後方スペーサ46は、上述した後方取付孔17に一致して配置されている。これに対応して、第1ブラケット30の底壁34には、前方スペーサ45及び後方スペーサ46に一致して貫通孔47、48が形成されている(図6、図8)。
【0033】
上述した鉛直メンバ14の上端の取付部15によるアッパアーム7の支持構造は、車体後部に配置されるサブフレームに対して適用することが可能である。
【0034】
図8を参照して、サブフレーム4は、鉛直メンバ14の上端の取付部15を上下に貫通するボルト49を用いて車体つまりフロントサイドフレーム1に固定される。すなわちボルト49は、スペーサ45、46を貫通して配置されるが、前方スペーサ45及び後方スペーサ46は共にボルト49の直径よりも大きな径を備えて、スペーサ45、46とボルト49との間に隙間を設けるのがよい。
【0035】
好ましくは、後方スペーサ46は、その上端部が一定の長さを有する小径部46aで構成するのがよく、この小径部46aの直径はボルト49と実質的に同一の径の基準径を有するのがよい。
【0036】
これによれば、上述したように、サブフレーム4の取付部15をフロントサイドフレーム1に取り付ける際に、後方取付孔17つまり後方スペーサ46の小径部46aで実質的に位置決めすることができる。このことにより、サスペンション機構5を取り付けるときに、左右の回転方向の動きに伴う取付性の悪化を防止することができる。
【0037】
また、サブフレーム4を車体に取り付けるときに、前方取付孔16と後方取付孔17とその後方の位置決めピン19とを用いて位置決めが行うことができるが、位置決めピン19を受け入れる車体側の位置決め孔(図示せず)を位置決めピン19よりも多少大径に形成しておくことで、これら三者の中央に位置する後方取付孔17つまり後方スペーサ46の小径部46aで実質的な位置決めを行うことができ、これにより、製造誤差を吸収するのが容易になる。
【0038】
図3、図4において、参照符号50はスタビライザを示し、このスタビライザ50はサブフレーム4の前方に配置されている。より具体的には、スタビライザ50は、サブフレーム4の取付部15の前方に配置されている。
【0039】
この点について詳しく説明すると、スタビライザ50は、車幅方向に延びる中央部分51と、この中央部分51の各端から後方に延びる左右一対の端部52とを有する。
【0040】
スタビライザ50の端は、その下方に位置するA形ロアアーム6とコントロールリンク55を介して連結され、このコントロールリンク55は上下方向に延びている(図3)。すなわち、コントロールリンク55は、その下端がA形ロアアーム6に連結され、上端がスタビライザ50の端に連結されている。
【0041】
スタビライザ50は、その中央部分51の各端がブラケット56を介して、サブフレーム4の取付部15の前部分に固定されている。スタビライザ用ブラケット56は、図4から最も良く理解できるように、横断面コ字状の形状を有し、車幅方向に広がりを備え且つスタビライザ50と対面する取付ベース部分56aと、この取付ベース部分56aの車幅方向外方端から後方に延びる外側脚部分56bと、取付ベース部分56aの車幅方向内方端から後方に延びる内側脚部分56cとを有し、取付ベース部分56aにスタビライザ50が固定されている。
【0042】
ブラケット56は、補強プレート58を有していてもよく、この補強プレート58は、取付部15の前面(第1ブラケット30の前端壁35)に沿って延びる第1部分58aと、車体内方面(第1ブラケット30の車体内方壁37)に沿って延びる第2部分58bとを含むのがよい。このような補強プレート58は、取付部15つまり第1ブラケット30に溶接により接合するのがよい。なお、補強プレート58を省いてもよいことは勿論である。
【0043】
補強プレート58は、最も好ましくは、その第1部分58aが、サスペンション機構のアッパアーム7を取り付けるためのボルト孔の周囲を覆う大きさを有するのがよく、この第1部分58aでボルトBの座を構成するのが好ましい。ブラケット56の各脚部分56b、56cの端は補強プレート58に溶接により連結される。
【0044】
以上の実施例において、サブフレーム4は、サスペンション機構(A形ロアアーム6及びアッパアーム7)が取り付けられる、強度部材であるサブフレーム4にスタビライザ50を取り付けるようにしたことから、スタビライザ50の取付剛性及び支持剛性を十分に確保することは容易であり且つスタビライザ50に不用意な振動を与えることもない。
【0045】
このような取付剛性及び支持剛性の確保により、スタビライザ50の本来の機能を発揮させることが容易であり、したがって、十分な車体ロール剛性を得るために、不必要に太いロッドをスタビライザ50として選択する必要はない。
【0046】
また、スタビライザ用ブラケット56に補強プレート58を付加し、この補強プレート58をサブフレーム4の一部に添設するようにしたことから、補強プレート58によってスタビライザ用ブラケット56の取付剛性を向上できるだけでなく、サブフレーム4の剛性を向上することができる。
【0047】
より具体的に説明すると、補強プレート58がアッパサイドメンバ5の前面及び車体内方面に沿って延びる形状を有し、この前面に沿って延びる第1部分58aがサスペンション機構を締結するためのボルトBの座を構成していることから、単にサブフレーム4の剛性を高めることができるだけでなく、サスペンション機構の取付剛性も併せて向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に関連した車体下部構造の概要を示す平面図である。
【図2】実施例に関連した車体下部構造の概要を示す側面図である。
【図3】車体前部に設けられるサブフレーム及びスタビライザを横方向から見た側面図である。
【図4】車体前部に設けられるサブフレーム及びスタビライザの一部を前方から見た部分斜視図である。
【図5】サブフレームの鉛直メンバ及びその上端の取付部の側面図である。
【図6】サブフレームの取付部を拡大して示す部分斜視図である。
【図7】鉛直メンバの閉断面構造を説明するために図5のVII−VII線に沿って切断した断面図である。
【図8】鉛直メンバの上端の取付部に設けられた前方及び後方スペーサと、これを貫通して延びるボルトを用いて取付部を車体に固定した状態を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1  サブフレーム
5  フロントサスペンション機構
6  ロアアーム
7  アッパアーム
14  鉛直メンバ
15  取付部
30  第1ブラケット
31  第2ブラケット
45  前方スペーサ
46  後方スペーサ
50  スタビライザ
56  スタビライザ用ブラケット
58  補強プレート

Claims (3)

  1. 車体に取り付けられ且つサスペンション機構を支持するためのサブフレームと、
    車幅方向に延び且つ前記サブフレームの前方に配置される中央部分と、該中央部分の両端から後方に延びる端部分とを備えたスタビライザとを有し、
    前記サブフレームが、前記サスペンション機構のロアアームを支持する左右のサイドメンバと、車幅方向に延び且つ前記左右のサイドメンバを連結するクロスメンバと、各サイドメンバから上方に延びて車体に連結される鉛直メンバとを有し、
    該鉛直メンバは、前記スタビライザの中央部分の端を固定するためのスタビライザ用取付部を有し、
    前記スタビライザの端部分がコントロールリンクを介して前記ロアアームに連結されていることを特徴とする車両のスタビライザ取付構造。
  2. 前記鉛直メンバが、その上端に、車体に連結可能な前後方向に張り出した取付部を有し、
    該取付部は、前端壁と、後端壁と、これらの間に間隔を隔てて配置された2つの仕切壁とを有し、
    前記取付部の前端壁とこれに隣接する仕切壁とで、前記サスペンション機構のアッパアームの前側基端を挟み込んだ状態で上下方向に揺動可能に支持し、
    前記取付部の後端壁とこれに隣接する仕切壁とで、前記サスペンション機構のアッパアームの後側基端を挟み込んだ状態で上下方向に揺動可能に支持し、
    前記取付部の前端壁に前記スタビライザ用取付部が設けられている、請求項1に記載の車両のスタビライザ取付構造。
  3. 前記取付部が、2つの大きさの異なる第1、第2のブラケットを重ね合わせることで形成され、
    比較的大きな前記第1ブラケットが、天井壁と底壁と前端壁と後端壁と車体内方壁とを備えて車幅方向外方に向けて開口した形状を有し、
    比較的小さな前記第2ブラケットが、天井壁と底壁と前端壁と後端壁と車体内方壁とを備えて車幅方向外方に向けて開口した形状を有し、
    該第2ブラケットが、その内方壁を前記第1ブラケットの内方壁から離間した状態で且つ天井壁と底壁とを第1ブラケットの天井壁と底壁とに当接させた状態で、第1ブラケットの前後方向中央部分に配置され、
    前記第2ブラケットの内方壁が前記第1ブラケットの内方壁から離間して位置することにより形成された、前記第1ブラケットの内方壁と第2ブラケットの内方壁とで挟まれた空間に、前記第1ブラケットの天井壁と底壁との間に亘って延びる、前後に離置した2つのスペーサが配置されて、該スペーサの中を貫通する締結具を介して前記取付部が車体に固定される、請求項2に記載の車両のスタビライザ取付構造。
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