JP2003118630A - 車両の下部車体構造 - Google Patents
車両の下部車体構造Info
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Abstract
でき、サブフレームに対するトランスバースメンバの仮
止め機能が得られて、組付け性が向上し、またサブフレ
ームおよびトランスバースメンバの車体への取付け強度
を確保することができる車両の下部車体構造の提供。 【解決手段】フロントサスペンション5を支持するサブ
フレーム4を設け、該サブフレーム4を車体へ取付ける
車両の下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフ
レーム4の後部両端を接続するトランスバースメンバ1
4を設け、上記サブフレーム4とトランスバースメンバ
14とを複数箇所23,24で接続し、上記複数箇所2
3,24のうち少なくとも1つ23を車体と共締めし、
上記複数箇所23,24のうち少なくとも1つ24をサ
ブフレーム4とのみ接続すると共に、トランスバースメ
ンバ14の所定箇所25を単独で車体と固定したことを
特徴とする。
Description
ンションを支持するサブフレームを車体に取付けるよう
な車両の下部車体構造に関する。
視略U字状のサブフレームを設けた場合、上記フロント
サスペンションに横力が作用した時、このサブフレーム
によるサスペンション支持剛性の向上を図る必要があ
る。
向に接続するトランスバースメンバを設けることが考え
られるが、この場合、サブフレームとトランスバースメ
ンバとを車体に対して強固に取付けることと、これら両
者(サブフレームおよびトランスバースメンバ)の組付け
性の向上を図ることとが要請されると共に、車両の衝突
時にあっては衝撃吸収性を確保する構造と成すことが要
求される。
ンメンバの取付構造としては、例えば特開平5−162
655号公報に記載の構造がある。すなわち、左右一対
のロアブラケットに対して上方へ隆起して、車幅方向に
延びるようなサスペンションメンバ(サブフレーム)を設
け、上述のロアブラケットの後端を、フロアパネル下部
の補強パネルに対してボルト、ナットで結合し、上述の
サスペンションメンバの左右両上部を、サイドメンバ
(フロントサイドフレーム)に対して遊嵌孔または長孔を
介して接続したものである。
遊嵌孔または長孔によってサスペンションメンバ(サブ
フレーム)とサイドメンバ(フロントサイドフレーム)と
の結合を解除し、該サイドメンバがダッシュパネル側に
移動するのを阻止することができるが、同公報に記載の
ものには、上述のトランスベースメンバについては何等
の記載も示唆もない。
U字状のサブフレームの後部両端を接続するトランスバ
ースメンバを設け、サブフレームとトランスバースメン
バとを複数箇所で接続して、少なくとも1つを車体と共
締めし、少なくとも1つをサブフレームとのみ接続する
と共に、トランスバースメンバの所定箇所を単独で車体
と固定することで、サブフレームとトランスバースメン
バとの両者を複数箇所で接続する構造により、サスペン
ションの支持剛性向上を図ることができ、少なくとも1
つをサブフレームとのみ接続する構造により、サブフレ
ームに対するトランスバースメンバの仮止め機能が得ら
れて、組付け性が向上し、また車体と共締めする構造、
並びにトランスバースメンバを単独で車体と固定する構
造により、サブフレームおよびトランスバースメンバの
車体への取付け強度を確保することができる車両の下部
車体構造の提供を目的とする。
部車体構造は、フロントサスペンションを支持するサブ
フレームを設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両
の下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレー
ムの後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、
上記サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所
で接続し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と
共締めし、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフ
レームとのみ接続すると共に、トランスバースメンバの
所定箇所を単独で車体と固定したものである。
スバースメンバとの両者を複数箇所で接続したので、サ
スペンションの支持剛性向上を図ることができる。また
複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレームとのみ接
続する構造と成したので、サブフレームに対してトラン
スバースメンバを仮止めすることができ、この結果、組
付け性が向上する。
体と共締めする構造、並びにトランスバースメンバの所
定箇所を単独で単体と固定する構造により、サブフレー
ムおよびトランスバースメンバの車体に対する取付け強
度を確保することができる。
体との共締め箇所には衝突時にサブフレームの後退を許
容する後退許容部が設けられたものである。上記構成に
よれば、車両の衝突時に後退許容部にてサブフレームの
後退を許容するので、衝突吸収性を向上させることがで
きる。
退許容部は長孔スライド部に設定されたものである。上
記構成によれば、簡単な構成により後退許容部を形成す
ることができる。
た、フロントサスペンションを支持するサブフレームを
設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両の下部車体
構造であって、平面視略U字状のサブフレームの後部両
端を接続するトランスバースメンバを設け、上記トラン
スバースメンバの取付け部の一部に脆弱部を設けたもの
である。上記構成の脆弱部は、切欠き部に設定してもよ
い。
端を接続するトランスバースメンバを設けたので、サス
ペンションの支持剛性向上を図ることができる。しか
も、上述のトランスバースメンバの取付け部の一部には
脆弱部を設けたので、衝突時(正突、オフセット衝突の
双方)の衝撃吸収性能を確保することができる。
ブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で接続
し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締め
し、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレーム
とのみ接続すると共に、トランスバースメンバの所定箇
所を単独で車体と固定したものである。
スバースメンバとの両者を複数箇所で接続したので、サ
スペンションの支持剛性をさらに向上させることができ
る。また、複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレー
ムとのみ接続したので、サブフレームに対するトランス
バースメンバの仮止め機能が得られて、組付け性が向上
する。
車体と共締めする構造、並びにトランスバースメンバの
所定箇所を単独で車体と固定する構造により、サブフレ
ームおよびトランスバースメンバの車体への取付け強度
を確保することができる。
ランスバースメンバの車体との取付け部には、前後方向
または前後斜め方向からの荷重によりトランスバースメ
ンバと車体との間の取付けが離脱される方向の切欠き部
が設けられたものである。
切欠き部によってトランスバースメンバが車体から外れ
るので、衝突時における車体の変形を防止することがで
き、特にオフセット衝突時に効果的である。
述する。図面は車両の下部車体構造を示し、図1、図2
において、車両前部において車両の前後方向に延びる左
右一対のフロントサイドフレーム1,1を設け、これら
一対のフロントサイドフレーム1の前部相互間にはシュ
ラウド2を取付けると共に、フロントサイドフレーム
1,1の前端相互間にはエネルギ吸収部材(いわゆるク
ラッシュ管)を介して車幅方向に延びるバンパレインフ
ォースメント(図示せず)を取付けている。
幅方向に所定の間隔を隔てて互に平行に延びる車体剛性
部材であって、これら左右のフロントサイドフレーム
1,1の前端から後方へ所定距離離間した位置には、車
幅方向に延びて左右のフロントサイドフレーム1,1相
互間を接続するフロントクロスメンバ3が張架されてい
る。
の下部にはサブフレーム4が取付けられている。上述の
サブフレーム4は左右の各フロントサスペンション5,
5を車体に支持するものであり、このフロントサスペン
ション5としては、例えばAアーム構造のロアアーム6
と、Aアーム構造のアッパアーム7と、ダンパ部材8と
を備えたダブルウイッシュボーン型のサスペンションを
採用している。
9を介して左右の前輪10,10を独立懸架するもので
ある。上述のサブフレーム4は図4、図5、図6に示す
ように構成している。
aと、この主体部4aの前部左右から上方に立ち上がる
縦辺部4b,4bと、縦片部4b,4bの上部に設けら
れて取付け座4c,4dを有する取付け部4e,4eと
が一体的に形成され、その全体形状は平面から見て後方
が開放するような略U字状に構成されている。
は、フロントサスペンション5におけるアッパアーム7
の車体側支持部としてのアッパアームブッシュ11,1
1を取付けるブラケット12,12が一体的に設けられ
ている。
ロントサスペンション5におけるロアアーム6の前部の
車体側支持部としてのロアアームブッシュ(図示せず)を
取付ける取付け部13に設定されている。
ーム4の後部両端つまり主体部4aの後部相互間に車幅
方向に接続するトランスバースメンバ14を設けてい
る。このトランスバースメンバ14は図7に平面図で、
図8に側面図で、図9に平面図でそれぞれ示すように、
その車幅方向の中間部14aに対して車幅方向の左右の
端部14b,14bを幅広状に形成した下方が開放する
断面門形状のものである。
の取付け孔15,16と、脆弱部としての1つの切欠き
部17とが、平面から見て略三角形のコーナ部に位置す
るように形成されている。
方向または車両前後斜め方向からの荷重(衝突荷重)によ
り、後述するトランスバースメンバ14と車体との間の
取付けが離脱されるように、車幅方向外方が開放し、か
つリヤ内方からフロント外方に向けて傾斜する傾斜部1
7aを有するものである。
部4aの後部双方(図4参照)には、トランスバースメン
バ14の2つの取付け孔15,16と対応するように、
2つの取付け孔18,19が形成されているが、これら
2つの取付け孔18,19のうちの車幅方向外方の1つ
の取付け孔18は車両衝突時にサブフレーム4の後退を
許容する後退許容部として、前後方向に長い長孔スライ
ド部に設定されている。
フレーム4およびトランスバースメンバ14の車体への
取付け構造について説明する。車体側においては、図
2、図3に示す如くフロアパネル20を設け、このフロ
アパネル20の前端はダッシュロアパネルの下部に対し
て一体化されるように傾斜した傾斜部20aが設けられ
ており、この傾斜部20aの前部つまりエンジンルーム
側には車幅方向に延びるダッシュロアクロスメンバ21
が接合され、同方向に延びる閉断面22が形成されてい
る。
ンバ14とは複数箇所で接続されるが、この複数箇所の
うちの片側1箇所は比較的長尺のボルト23を用いて車
体としてのダッシュロアクロスメンバ21に共締めさ
れ、複数箇所のうち片側1箇所はボルト24を用いてサ
ブフレーム4とのみ接続され、トランスバースメンバ1
4の端部14bはボルト25を用いて単独で単体として
のフロアパネル20と固定されている。
と対応するように、ダッシュロアクロスメンバ21、サ
ブフレーム4の底部内側、フロアパネル20には予めナ
ット26,27,28がそれぞれ溶接固定されており、
何れのボルト23,24,25も下方からの操作で締付
けることができるように構成している。なお、サブフレ
ーム4の前部においては取付け座4c,4dが図2に示
すように、ボルト、ナット等の取付け部材によりフロン
トサイドフレーム1,1の下面に取付けられる。
8,19間の中間部前位にはラバーブッシュ取付け孔2
9が設けられており、このラバーブッシュ取付け孔29
を用いて、サブフレーム4の内部には図3に示す如く、
ラバーブッシュ30を取付け、図1に示すようにフロン
トサスペンション5のロアアーム6における後部の車体
側支持部を該ラバーブッシュ30に支持させている。な
お、図中、符号Fは車両の前方方向を示すものである。
て、以下作用を説明する。まず、図4〜図6で示したサ
ブフレーム4と、図7〜図9で示したトランスバースメ
ンバ14との両者がボルト24により仮止め所謂サブア
センブリされる。
ランスバースメンバ14とが仮止め一体化された状態
で、これら両者4,14を車体の所定部に当接し、サブ
フレーム4の前部においては取付け部4eの取付け座4
c,4dが下方から操作されるボルトにより、フロント
サイドフレーム1の下部に接続固定され、サブフレーム
4およびトランスバースメンバ14の後部にあっては、
ボルト25を用いてトランスバースメンバ14の端部1
4bがフロアパネル20に独立して接続固定されると共
に、長尺のボルト23を用いてサブフレーム4とトラン
スバースメンバ14との両者がダッシュロアクロスメン
バ21の下部水平部に共締め固定されて、図1、図2に
示す如く成る。
は前後斜め方向(オフセット衝突)からの衝突時には、ボ
ルト23、ナット26の締付け力よりもその衝突荷重が
大きい時には、サブフレーム4が長孔状の取付け孔18
の範囲内において後退し、衝突荷重がさらに大きい場合
にはボルト25が切欠き部17の傾斜部17aに沿って
相対的にすべるように、トランスバースメンバ14と車
体としてのフロアパネル20との間の取付けが離脱する
方向に、該トランスバースメンバ14が移動して、この
トランスバースメンバ14がフロアパネル20から外れ
るので、ダッシュロアパネルおよびフロアパネル20の
変形を防止することができる。
両の下部車体構造は、フロントサスペンション5を支持
するサブフレーム4を設け、該サブフレーム4を車体へ
取付ける車両の下部車体構造であって、平面視略U字状
のサブフレーム4の後部両端を接続するトランスバース
メンバ14を設け、上記サブフレーム4とトランスバー
スメンバ14とを複数箇所(ボルト23,24参照)で接
続し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締
めし(ボルト23参照)、上記複数箇所のうち少なくとも
1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)する
と共に、トランスバースメンバ14の所定箇所を単独で
車体と固定(ボルト25参照)したものである。
ンスバースメンバ14との両者を複数箇所で接続したの
で、トランスバースメンバ14により、サスペンション
5の支持剛性向上を図ることができる。また複数箇所の
うち少なくとも1つをサブフレーム4とのみ接続(ボル
ト24参照)する構造と成したので、サブフレーム4に
対してトランスバースメンバ14を仮止めすることがで
き、この結果、組付け性が向上する。
体と共締(ボルト23参照)めする構造、並びにトランス
バースメンバ14の所定箇所を単独で単体と固定(ボル
ト25参照)する構造により、サブフレーム4およびト
ランスバースメンバ14の車体に対する取付け強度を確
保することができる。ここで、図1で示したように3本
のボルト23,24,25を平面から見てトライアング
ル状に配置すると、その取付け強度をさらに向上させる
ことができる。
3による締付け箇所参照)には衝突時にサブフレーム4
の後退を許容する後退許容部(長孔状の取付け孔18参
照)が設けられたものである。この構成によれば、車両
の衝突時に後退許容部(取付け孔18参照)にてサブフレ
ーム4の後退を許容するので、衝突吸収性を向上させる
ことができる。
(取付け孔18参照)に設定されたものである。この構成
によれば、簡単な構成により後退許容部を形成すること
ができる。
は、フロントサスペンション5を支持するサブフレーム
4を設け、該サブフレーム4を車体へ取付ける車両の下
部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレーム4
の後部両端を接続するトランスバースメンバ14を設
け、上記トランスバースメンバ14の取付け部の一部に
脆弱部(切欠き部17参照)を設けたものである。
両端を接続するトランスバースメンバ14を設けたの
で、サスペンション5の支持剛性向上を図ることができ
る。しかも、上述のトランスバースメンバ14の取付け
部の一部には脆弱部(切欠き部17参照)を設けたので、
衝突時(正突、オフセット衝突の双方)の衝撃吸収性能を
確保することができる。
スメンバ14とを複数箇所で接続し(ボルト23,24
参照)、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共
締めし(ボルト23参照)、上記複数箇所のうち少なくと
も1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)す
ると共に、トランスバースメンバ14の所定箇所を単独
で車体と固定(ボルト25参照)したものである。
ンスバースメンバ14との両者を複数箇所(ボルト2
3,24参照)で接続したので、トランスバースメンバ
14によりサスペンション5の支持剛性をさらに向上さ
せることができる。また、複数箇所のうち少なくとも1
つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)したの
で、サブフレーム4に対するトランスバースメンバ14
の仮止め機能が得られて、組付け性が向上する。
車体と共締めする構造(ボルト23参照)、並びにトラン
スバースメンバ14の所定箇所を単独で車体と固定する
構造(ボルト25参照)により、サブフレーム4およびト
ランスバースメンバ14の車体への取付け強度を確保す
ることができる。
車体との取付け部には、前後方向または前後斜め方向か
らの荷重(衝突荷重)に切欠き部17が設けられたもので
ある。
切欠き部17によってトランスバースメンバ14が車体
から外れるので、衝突時における車体の変形を防止する
ことができ、特にオフセット衝突時に効果的である。
を示し、ボルト23を用いてサブフレーム4とトランス
バースメンバ14とをダッシュロアクロスメンバ21に
共締め固定する部分の取付け孔31を、車両の前後方向
に長い長孔形状と切欠き部17とほぼ同一の形状とを組
合わせたような平面視略L字状の取付け孔に設定したも
のである。
ト26の締付け力よりも衝突荷重が大きい時には、サブ
フレーム4が取付け孔31の長孔状部の範囲内において
後退し、衝突荷重がさらに大きい場合にはトランスバー
スメンバ14およびサブフレーム4の両者がフロアパネ
ル20およびダッシュロアクロスメンバ21の双方から
外れて、ダッシュロアパネルおよびフロアパネル20の
変形をより一層良好に防止することができる。
も、その他の構成、作用、効果については先の実施例と
ほぼ同様であるから、図10において前図と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
において、この発明の車体との共締め箇所は、実施例の
ボルト23の箇所に対応し、以下同様に、サブフレーム
とのみ接続する箇所は、ボルト24の箇所に対応し、ト
ランスバースメンバを単独で車体と固定する箇所は、ボ
ルト25箇所に対応し、後退許容部および長孔スライド
部は、取付け孔18または31に対応し、脆弱部は、切
欠き部17に対応するも、この発明は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。
下方開放部に平板を接合して、車幅方向に延びる閉断面
を該メンバ14に形成すると共に、該平板のボルト2
3,24,25と対応する部分のみに、これらの頭部よ
り大きい操作孔を設ける構造を採用してもよい。
ブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバ
を設け、サブフレームとトランスバースメンバとを複数
箇所で接続して、少なくとも1つを車体と共締めし、少
なくとも1つをサブフレームとのみ接続すると共に、ト
ランスバースメンバの所定箇所を単独で車体と固定した
ので、上記サブフレームとトランスバースメンバとの両
者を複数箇所で接続する構造により、サスペンションの
支持剛性向上を図ることができ、少なくとも1つをサブ
フレームとのみ接続する構造により、サブフレームに対
するトランスバースメンバの仮止め機能が得られて、組
付け性が向上し、また車体と共締めする構造、並びにト
ランスバースメンバを単独で車体と固定する構造によ
り、サブフレームおよびトランスバースメンバの車体へ
の取付け強度を確保することができる効果がある。
を示す平面図。
Claims (6)
- 【請求項1】フロントサスペンションを支持するサブフ
レームを設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両の
下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレーム
の後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、上
記サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で
接続し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共
締めし、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレ
ームとのみ接続すると共に、トランスバースメンバの所
定箇所を単独で車体と固定した車両の下部車体構造。 - 【請求項2】上記車体との共締め箇所には衝突時にサブ
フレームの後退を許容する後退許容部が設けられた請求
項1記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項3】上記後退許容部は長孔スライド部に設定さ
れた請求項2記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項4】フロントサスペンションを支持するサブフ
レームを設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両の
下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレーム
の後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、上
記トランスバースメンバの取付け部の一部に脆弱部を設
けた車両の下部車体構造。 - 【請求項5】上記サブフレームとトランスバースメンバ
とを複数箇所で接続し、上記複数箇所のうち少なくとも
1つを車体と共締めし、上記複数箇所のうち少なくとも
1つをサブフレームとのみ接続すると共に、トランスバ
ースメンバの所定箇所を単独で車体と固定した請求項4
記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項6】上記トランスバースメンバの車体との取付
け部には、前後方向または前後斜め方向からの荷重によ
りトランスバースメンバと車体との間の取付けが離脱さ
れる方向の切欠き部が設けられた請求項4記載の車両の
下部車体構造。
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