JPH0537845Y2 - - Google Patents

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JPH0537845Y2
JPH0537845Y2 JP1985164996U JP16499685U JPH0537845Y2 JP H0537845 Y2 JPH0537845 Y2 JP H0537845Y2 JP 1985164996 U JP1985164996 U JP 1985164996U JP 16499685 U JP16499685 U JP 16499685U JP H0537845 Y2 JPH0537845 Y2 JP H0537845Y2
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bracket
pieces
piece
suspension arm
suspension
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサスペンシヨンアーム支持用ブラケツ
トに関し、特に、サスペンシヨンメンバを備える
車両において、その前後方向に配置される部材に
設けられ、サスペンシヨンアームを支持するブラ
ケツトに関する。
(従来技術) サスペンシヨンメンバは、車体の両側部でそれ
ぞれ前後方向へ配置される一対の部材と、車体の
幅方向へ配置され、前記両部材に結合される横部
材とを備える。サスペンシヨンがダブルウイシユ
ボーン式である場合、アツパアームとロアアーム
が車体の各側部の部材に取り付けられる。すなわ
ち、第3図に示すように、サスペンシヨンメンバ
10の前後方向に配置される部材12に、上方向
へ突出するブラケツト14と下方向へ突出するブ
ラケツト16とが設けられ、アツパアーム18が
ブラケツト14に、ロアアーム20がブラケツト
16にそれぞれ枢着される。
(考案が解決しようとする問題点) タイヤ22からそれぞれのアームを経て大きな
力が加わるブラケツトは、剛性が大きくなるよう
に形成される必要がある。しかし、特に上のブラ
ケツト14は、その車体の幅方向の外方に、ロア
アーム20から車体(図示せず)に伸びるシヨツ
クアブソーバ24およびコイルばね26が配置さ
れ、ブラケツトの車体の幅方向の内方に、車体の
サイドメンバ28があることから、断面を大きく
することができず、剛性を上げることが難しい。
ブラケツト14の断面を大きくできない場合、
ブラケツト14を構成する板材の板厚を大きくす
ることにより、剛性を大きくし得るが、このブラ
ケツト14は前後左右に配置される4つの片部に
よつて、いわゆる箱形に形成され、比較的大きな
形状であるので、板厚を大きくすると、重量増と
なる。
本考案の目的は、特に上側のブラケツトのよう
に、設置空間が限られる場合に適し、実質的に重
量増とならないブラケツトを提供することにあ
る。
(問題を解決するための手段) 本考案は、サスペンシヨンメンバの、車体の前
後方向へ配置される部材に設けられ、サスペンシ
ヨンアームを支持するブラケツトであつて、前後
に間隔をおいて配置され、上下に伸びる一対の片
部と、これら一対の片部との共同で水平断面が四
辺形を形成するように左右に間隔をおいて配置さ
れ、上下に伸びる一対の片部と、相隣接する片部
がなす少なくとも1つのコーナ部分に配置された
補強材とを含む。
(作用および効果) 補強材が、相隣接する片部がなす少なくとも1
つのコーナ部分に配置されているので、ブラケツ
ト全体の剛性を高めることができる。その結果、
ブラケツトの変形を抑えて、操縦安定性等の性能
を向上できる。
ブラケツト全体の重量に比して小さな重量の補
強材を加えれば良いことから、ブラケツトの重量
は実質的に変らず、また補強材を備えることによ
るコストへの影響はわずかである。
補強材は、4つの片部で囲まれたブラケツトの
内部に配置されているので、補強材がその他の部
品と干渉することはなく、ブラケツトの設置が他
部品との関係で制約を受ける場合であつても、支
障はない。
(実施例) 第1図および第2図に示すブラケツト30は、
第3図に示したサスペンシヨンメンバ10の、車
体の前後方向へ配置される部材12から上方向へ
突出して設けられたものである。ブラケツト30
は後述するように、サスペンシヨンアーム32を
支持する。
ブラケツト30は、前後に間隔をおいて配置さ
れ、上下に伸びる一対の片部34,36と、車両
の進行方向の左右に間隔をおいて配置され、上下
に伸びる一対の片部38,40とを含む。左右の
一対の片部38,40は、前後に配置された一対
の片部34,36との共同で、水平断面が四辺形
を呈する箱形に形成される。
図示の例では、1つのシート状の薄板を平面形
状がコの字形を呈するように折り曲げて、前方の
片部34、右方の片部40および後方の片部36
が形成されている。他方、1つのシート状の薄板
を平面形状がほぼコの字状を呈するように折り曲
げて、左方の片部38および一対の挿入部35,
37が形成され、挿入部35,37が片部34と
片部36との間に挿入される。両薄板はそれぞれ
の下方端で部材12に溶接される。
前方の片部34と左方の片部38、後方の片部
36と左方の片部38とは、上下方向へ伸びる接
合線42に沿つて溶接される。左右の片部38,
40は前後の片部34,36より、上下方向の長
さが長く形成され、その長い部分が折り曲げら
れ、前後の片部34,36と左右の片部38,4
0とは、湾曲した接合線43に沿つて溶接され
る。また、左方の片部38と右方の片部40と
は、水平方向へ伸びる接合線44に沿つて接合さ
れる。かくて、頂部が密閉した箱形のブラケツト
30が形成される。左方の片部38に、片部38
のコイルばね26との干渉を避けるための凹所3
9が設けられている。
ブラケツト30に、チユーブ46が設けられ
る。このチユーブ46に、サスペンシヨンアーム
32からの入力が直接伝えられる。チユーブ46
は、図示の例では、前方の片部34から前方へ突
出した部位、および後方の片部36から後方へ突
出した部位にそれぞれ溶接された一対の連結プレ
ート48を有し、各連結プレート48を対向する
片部に溶接して、ブラケツト30に固着されてい
る。
ブラケツト30は、相隣接する片部がなす少な
くとも1つのコーナ部に配置される補強材50を
備える。図示の例では、補強材50は前方の片部
34と右方の片部40とがなすコーナ部で、チユ
ーブ46の下方に配置された平面形状が三角形を
呈する板材からなり、両片部34,40に溶接さ
れている。
図示の例のように、前方および後方の片部3
4,36と左方の片部38とが、上下方向の接合
線42に沿つてすみ肉溶接された構造では、サス
ペンシヨンアーム32から加わる左右方向の力
は、溶接部に対してせん断方向に働くので、強度
的に有利である。しかし、サスペンシヨンアーム
32から加わる前後方向の力は、溶接部に対して
これを剥離させる方向に働くので、好ましくな
い。この場合、補強材50を図示のように、前方
の片部34と右方の片部40とにわたるように設
けることにより、サスペンシヨンアーム32から
加わる前後方向の力を、補強材50を介して右方
の片部40に分散し、溶接部に作用する剥離力を
小さくできる。
サスペンシヨンアーム32は、図示の例では、
ダブルウイシユボーン式サスペンシヨンのアツパ
アームであり、外方から内方へ向けて二又状に伸
びている。内方の2つの端部52がチユーブ46
の前後に配置され、一方の端部52からチユーブ
46に差し込まれたピン54が他方の端部52に
固定される。かくて、サスペンシヨンアーム32
はブラケツト30に枢着され、タイヤ22を揺動
可能に支える。
前記例では、補強材50は相隣接する片部3
4,40のなすコーナ部に設けられている。これ
に代え、またはこれと共に、1また複数の補強材
を相隣接するコーナ部に設け得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はサスペシヨンアームを支持したブラケ
ツトの水平断面図、第2図はブラケツトの斜視
図、第3図はサスペンシヨンの背面図である。 30……ブラケツト、32……サスペンシヨン
アーム、34,36,38,40……片部、50
……補強材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サスペンシヨンメンバの、車体の前後方向へ配
    置される部材に設けられ、サスペンシヨンアーム
    を支持するブラケツトであつて、前後に間隔をお
    いて配置され、上下に伸びる一対の片部と、これ
    ら一対の片部との共同で水平断面が四辺形を形成
    するように左右に間隔をおいて配置され、上下に
    伸びる一対の片部と、相隣接する片部がなす少な
    くとも1つのコーナ部分に配置された補強材とを
    含む、サスペンシヨンアーム支持用ブラケツト。
JP1985164996U 1985-10-29 1985-10-29 Expired - Lifetime JPH0537845Y2 (ja)

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JPS6272805U JPS6272805U (ja) 1987-05-09
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JPS58618U (ja) * 1981-06-26 1983-01-05 井上エムテ−ピ−株式会社 ケ−ブル防護管
JPS6029707B2 (ja) * 1981-04-23 1985-07-12 四国化成工業株式会社 新規イミダゾ−ル化合物,該化合物の合成法および該化合物を用いる銀金属の防錆方法

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