JP2514735B2 - 自動車のサスペンション取付部構造 - Google Patents

自動車のサスペンション取付部構造

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JP2514735B2
JP2514735B2 JP2033234A JP3323490A JP2514735B2 JP 2514735 B2 JP2514735 B2 JP 2514735B2 JP 2033234 A JP2033234 A JP 2033234A JP 3323490 A JP3323490 A JP 3323490A JP 2514735 B2 JP2514735 B2 JP 2514735B2
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JP
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plate
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浩二 浅野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のサスペンション取付部構造に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来の自動車のサスペンション取付部構造として例え
ば第4図および第5図に示すようなものがある(実開昭
62−4476号公報等参照)。
すなわち、これら図において、1は車体側部で車両長
手方向に延びる垂直断面コ字形の車体強度部材であるサ
イドメンバーで、左右一対配設されている。2はこれら
サイドメンバー1の側部開口を閉じるよう該サイドメン
バー1に接合したクロージングプレート、3は前記サイ
ドメンバー1より垂下するように該サイドメンバー1に
スポット溶接により取り付けた逆ハット形のサスペンシ
ョンマウントブラケット、4はこのサスペンションマウ
ントブラケット3の底部に取り付けたサスペンション構
成部品を支持するためのサスペンションボルトで、図示
例では鎖線で示すようにサブフレーム5に取り付けられ
たブッシュ6が嵌合している。
クロージングプレート2はサスペンションマウントブ
ラケット3を取り付けた後、サイドメンバー1に接合し
ている。なお、15はホイールハウス、FRは車両前方を示
す。
ところで、このような構造にあっては、サイドメンバ
ー1に対してサスペンションマウントブラケット3をス
ポット溶接する場合、丸Xで囲んだ部分でスポット溶接
打点が打てない。これはサスペンションマウントブラケ
ット3が閉構造であるため、スポット溶接ガンが所望の
位置に進入できないからである。したがってやむなくス
ポット溶接打点をサイドメンバー1の端部開口からスポ
ット溶接ガンが届く範囲内に設定しているが、スポット
打点が打てない接合部分で発錆しまた接触音による騒音
の原因となる。このため、接合部分に切欠部8を形成し
この原因を取り除いている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来例にあっても、なお切欠
部8を設けているため、サイドメンバー1の軸力が小さ
くなり、このため前方からの入力に対して弱く前面衝突
性能が悪く、またサブフレーム5からの主入力(通常1t
近くある)によって鎖線で示すように車両左右方向に変
形し易くサスペンションマウント部の支持剛性が低い。
したがってロードノイズや加速時騒音を悪化させるとい
う課題がある。
そこで、実開昭61−75384号公報に示されるように、
サスペンションボルトをレインフォース及びサスペンシ
ョンマウントブラケットにより二段支持することが考え
られるが、このように構成しただけでは、前部懸架のよ
うにエンジンなどが邪魔になってクロスメンバを設ける
ことが困難な部位においては、サイドメンバが車両左右
方向に変形しやすいという問題点を根本的に解決するこ
とはできない。
本発明はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、自動車の前面衝突性能の向上を図り、ロードノイ
ズおよび加速時騒音の低減を図るとともに、操安性およ
び品質の向上を図った自動車のサスペンション取付部構
造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本発明は断面コ字形のサ
イドメンバー(1)と、これの側部開口部を閉じるよう
にサイドメンバー(1)に接合した平板状のクロージン
グプレート(2)と、V字状のセンタープレート(3
a)、これの両側面側にそれぞれ配置されたアウターサ
イドプレート(3b)及びインナーサイドプレート(3c)
を有し前記サイドメンバー(1)より下垂して取り付け
られた逆ハット形のサスペンションマウントブラケット
(3)と、該サスペンションマウントブラケット(3)
の上部開口部に接合された断面コ字形のレインフォース
(9)と、サスペンション構成部品を支持するサスペン
ションボルト(4)と、を有し、該サスペンションボル
ト(4)を前記サスペンションマウントブラケット
(3)と前記レインフォース(9)とにより二段支持す
るようにした自動車のサスペンション取付部構造におい
て、 前記レインフォース(9)は、前記サイドメンバー
(1)の底壁(1a)の長手方向に沿って延長されるとと
もに、該レインフォース(9)の断面コ字形における中
間部の底壁(9d)の成す平面とサイドメンバー(1)の
断面コ字形における中間部の縦壁(1d)の成す平面とが
互いに直交するように配置され、該レインフォース
(9)の両フランジ(9a及び9b)は、前記サイドメンバ
ー(1)の前記サスペンションマウントブラケット
(3)が取り付けられた部位における底壁(1a)近傍部
であって前記サスペンションマウントブラケット(3)
のアウターサイドプレート(3b)及びインナーサイドプ
レート(3c)にそれぞれ接合して設けられており、 前記サスペンションマウントブラケット(3)のアウ
ターサイドプレート(3b)及びインナーサイドプレート
(3c)は、それぞれ前記サイドメンバー(1)の縦壁
(1d)部及び前記クロージングプレート(2)に接合さ
れていること、 を特徴としている。
〔作 用〕
サイドメンバーの稜線が前方から後方に向かって略連
続するようにレインフォースを構成したので、該サイド
メンバーの軸力が高くなる。
また、前記サイドメンバーの軸力の増加により、サス
ペンションボルトがレインフォースとサスペンションマ
ウントブラケットの底部との二個所で支持されているの
と相俟ってサスペンションマウント部の支持剛性が高ま
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を従来例と同一
の部品に同一符号を付して説明する。
第1図ないし第3図において、1は車体側部で車両長
手方向に延びる垂直断面コ字形の車体強度部材であるサ
イドメンバーで、左右一対配設されている。2はこれら
サイドメンバー1の側部開口を閉じるよう該サイドメン
バー1に接合したクロージングプレート、3は前記サイ
ドメンバー1より垂下するように該サイドメンバー1に
スポット溶接により取り付けた逆ハット形のサスペンシ
ョンマウントブラケットで、前記サイドメンバー1のこ
のサスペンションマウントブラケット3が取り付けられ
た部位における底壁1aには従来と同様切欠部8が形成さ
れている。
前記サスペンションマウントブラケット3はV字状の
センタープレート3aと、アウターサイドプレート3bと、
インナーサイドプレート3cと、底部の補強用ボトムプレ
ート3dとより成り、前記センタープレート3aおよびボト
ムプレート3dには透孔3a1,3d1が穿設されている。
前記サイドメンバー1の前記サスペンションマウント
ブラケット3が取り付けられた部位における底壁1a近傍
部には該底壁1aの長手方向に沿って延びる断面コ字形の
レインフォース9が設けられている。すなわち、レイン
フォース9は、これの断面コ字形における中間部の底壁
9dの成す平面とサイドメンバー1の断面コ字形における
中間部の縦壁1dの成す平面とが互いに直交するように配
置されている。このレインフォース9の内,外フランジ
9a,9bは夫々前記サスペンションマウントブラケット3
のインナーサイドプレート3cおよびアウターサイドプレ
ート3bに夫々スポット溶接により接合されている。
前記レインフォース9の底壁9dには透孔9cが穿設され
ている。
前記透孔9a,3d1,3a1にはサスペンション構成部品(図
示せず)を支持するためのサスペンションボルト4が貫
通して設置されている。このサスペンションボルト4の
上端部はレインフォース9の透孔9cにカシメ又は頭部4a
を剛直なドーナッツ状プレート11を介してレインフォー
ス9の透孔9c周囲に溶接により接合支持され、かつ中途
は透孔3d1,3a1に単純に貫通支持されている。
なお、12は前記サスペンションボルト4の前記サスペ
ンションマウントブラケット3内における部位に嵌合し
た筒体である。
前記サスペンションマウントブラケット3内の前記レ
インフォース9に仕切られ形成された箱状の空間Sは別
設したキャニスター13とドレーンホース14を介して連通
されている。
このようなサスペンション取付部構造においてその組
立手順は次の通りである。
すなわち、先ずサスペンションマウントブラケット3
の各部品をスポット溶接により組立て、これに予めサス
ペンションボルト4を取り付けたレインフォース9を同
じくスポット溶接により一体とし、次にこのアセンブリ
をサイドメンバー1に同じくスポット溶接により取り付
け、最後にクロージングプレート2をサイドメンバー1
に同じくスポット溶接により取り付ける。
FRは車両前方を示す。
かかる構成につき、レインフォース9によりサイドメ
ンバー1の稜線(コーナー部)が前方から後方に向かっ
て略連続し、サイドメンバー1の軸力が高くなるため、
前方からの大入力を確実に後部に伝えることができ衝突
性能が向上する。
また、前記サイドメンバー1の軸力の増加により、サ
スペンションボルト4がレインフォース9とサスペンシ
ョンマウントブラケット3の底部との二個所で支持され
ているのと相俟ってサスペンションマウント部の支持剛
性が高まり、したがってロードノイズや加速時騒音の低
減が図れるものである。
さらに、サスペンションボルト4の支持力も高まるた
め、操安性の向上が図れ、また耐久性、強度アップによ
る品質の向上も図れる訳である。
さらに、サスペンションマウントブラケット3内の空
間Sをキャニスター13から導入したドレーン蒸気の溜ま
り場所として利用することができる。
〔効 果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、断面コ字
形のサイドメンバー(1)と、これの側部開口部を閉じ
るようにサイドメンバー(1)に接合した平板状のクロ
ージングプレート(2)と、V字状のセンタープレート
(3a)、これの両側面側にそれぞれ配置されたアウター
サイドプレート(3b)及びインナーサイドプレート(3
c)を有し前記サイドメンバー(1)より下垂して取り
付けられた逆ハット形のサスペンションマウントブラケ
ット(3)と、該サスペンションマウントブラケット
(3)の上部開口部に接合された断面コ字形のレインフ
ォース(9)と、サスペンション構成部品を支持するサ
スペンションボルト(4)と、を有し、該サスペンショ
ンボルト(4)を前記サスペンションマウントブラケッ
ト(3)と前記レインフォース(9)とにより二段支持
するようにした自動車のサスペンション取付部構造にお
いて、前記レインフォース(9)は、前記サイドメンバ
ー(1)の底壁(1a)の長手方向に沿って延長されると
ともに、該レインフォース(9)の断面コ字形における
中間部の底壁(9d)の成す平面とサイドメンバー(1)
の断面コ字形における中間部の縦壁(1d)の成す平面と
が互いに直交するように配置され、該レインフォース
(9)の両フランジ(9a及び9b)は、前記サイドメンバ
ー(1)の前記サスペンションマウントブラケット
(3)が取り付けられた部位における底壁(1a)近傍部
であって前記サスペンションマウントブラケット(3)
のアウターサイドプレート(3b)及びインナーサイドプ
レート(3c)にそれぞれ接合して設けられており、前記
サスペンションマウントブラケット(3)のアウターサ
イドプレート(3b)及びインナーサイドプレート(3c)
は、それぞれ前記サイドメンバー(1)の縦壁(1d)部
及び前記クロージングプレート(2)に接合されている
ようにしたので、自動車の前面衝突性能が向上し、また
ロードノイズや加速時騒音の低減、操安性や品質の向上
も図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI−I線断面図、第2図は本発明の一
実施例を示す一部切欠概略斜視図、第3図はサスペンシ
ョンマウントブラケット部の分解斜視図、第4図は従来
例を示す概略斜視図、第5図は第4図のV−V線断面図
である。 1……サイドメンバー、1a……底壁、1d……縦壁、2…
…クロージングプレート、3……サスペンションマウン
トブラケット、3a……センタープレート、3b……アウタ
ーサイドプレート、3c……インナーサイドプレート、4
……サスペンションボルト、9……レインフォース、9d
……底壁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面コ字形のサイドメンバー(1)と、こ
    れの側部開口部を閉じるようにサイドメンバー(1)に
    接合した平板状のクロージングプレート(2)と、V字
    状のセンタープレート(3a)、これの両側面側にそれぞ
    れ配置されたアウターサイドプレート(3b)及びインナ
    ーサイドプレート(3c)を有し前記サイドメンバー
    (1)より下垂して取り付けられた逆ハット形のサスペ
    ンションマウントブラケット(3)と、該サスペンショ
    ンマウントブラケット(3)の上部開口部に接合された
    断面コ字形のレインフォース(9)と、サスペンション
    構成部品を支持するサスペンションボルト(4)と、を
    有し、該サスペンションボルト(4)を前記サスペンシ
    ョンマウントブラケット(3)と前記レインフォース
    (9)とにより二段支持するようにした自動車のサスペ
    ンション取付部構造において、 前記レインフォース(9)は、前記サイドメンバー
    (1)の底壁(1a)の長手方向に沿って延長されるとと
    もに、該レインフォース(9)の断面コ字形における中
    間部の底壁(9d)の成す平面とサイドメンバー(1)の
    断面コ字形における中間部の縦壁(1d)の成す平面とが
    互いに直交するように配置され、該レインフォース
    (9)の両フランジ(9a及び9b)は、前記サイドメンバ
    ー(1)の前記サスペンションマウントブラケット
    (3)が取り付けられた部位における底壁(1a)近傍部
    であって前記サスペンションマウントブラケット(3)
    のアウターサイドプレート(3b)及びインナーサイドプ
    レート(3c)にそれぞれ接合して設けられており、 前記サスペンションマウントブラケット(3)のアウタ
    ーサイドプレート(3b)及びインナーサイドプレート
    (3c)は、それぞれ前記サイドメンバー(1)の縦壁
    (1d)部及び前記クロージングプレート(2)に接合さ
    れていること、 を特徴とする自動車のサスペンション取付部構造。
JP2033234A 1990-02-13 1990-02-13 自動車のサスペンション取付部構造 Expired - Lifetime JP2514735B2 (ja)

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